株式会社ニッカトー
2019年３月期決算説明資料
目次
１．中長期的な戦略について
２．2019年３月期業績概要
３．2020年３月期業績予想
４．事業トピックス
1
目次
１．中長期的な戦略について
２．2019年３月期業績概要
３．2020年３月期業績予想
４．事業トピックス
2
中長期的な経営戦略について
当社は得意とする特定分野のセラミックス
製品並びに計測機器と加熱装置のリーディ
ングカンパニーを目指しております。
3
中期経営計画における重点施策について
ジルコニアボール並びに構造部材及び圧電体・次世代電池向け熱
処理道具材の生産能力の増強
温室効果ガス排出量の削減等エネルギーの効率的利用と各種部材
の生産技術の向上による品質、生産効率の改善による合理化の推
進
マーケットニーズに対応したセラミックス新製品及びエンジニア
リング新商品の開発と拡販
働き方改革の実現及び中長期的な労働力の確保並びに人材教育の
推進
内部統制システムの構築に基づくガバナンス強化及びリスク管理
の強化や内部監査の充実による管理体制の整備
4
目次
１．中長期的な戦略について
２．2019年３月期業績概要
３．2020年３月期業績予想
４．事業トピックス
5
経営成績の概要
（単位：千円）
2018年3月期 2019年3月期 対前年 対通期予算
実額 売上比 実額 売上比 増減額 増減率 予算 達成率
売上高 9,716,607 10,682,834 966,226 9.9% 10,500,000 101.7%
売上原価 7,305,078 75.2% 8,085,921 75.7% 780,842 10.7% 7,790,000 103.8%
販売費及び一般管理費 1,380,014 14.2% 1,435,117 13.4% 55,102 4.0% 1,560,000 92.0%
営業利益 1,031,514 10.6% 1,161,795 10.9% 130,281 12.6% 1,150,000 101.0%
経常利益 1,074,881 11.1% 1,228,320 11.5% 153,439 14.3% 1,170,000 105.0%
当期純利益 751,964 7.7% 791,491 7.4% 39,526 5.3% 760,000 104.1%
研究開発費 216,825 2.2% 212,846 2.0% -3,979 -1.8% - -
ＥＰＳ(円) 63.00 - 66.31 - 3.31 - - -
ＲＯＡ（％） 5.3 - 5.3 - 0.0 - - -
ＲＯＥ（％） 7.4 - 7.4 - 0.0 - - -
6
売上高・営業利益推移（四半期毎）
（千円）
3,100,000 400,000
2,900,000 350,000
2,700,000 300,000
2,500,000 250,000
2,300,000 200,000
2,100,000 150,000
1,900,000 100,000
1,700,000 50,000
1,500,000 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期
売上高 営業利益
7
マーケット別構成比
セラミックス事業
情報通信
機械・ベアリ 0%
ング
8% その他
11%
全 社 自動車・重機
2%
情報通信
0% 環境・エネル
ギー
鉄鋼
4% 一般電子部品
機械・ベアリング その他 3%
11% 化学 56%
6%
9%
窯業
自動車・重機
3% バイオ
6%
2% 半導体
一般電子部品 2%
環境・エネルギー 50%
8%
エンジニアリング事業
情報通信
0%
鉄鋼 化学 機械・ベアリ
4% その他
7% ング
0% 11%
窯業
2% バイオ 半導体 自動車・
1% 一般電子部品
5% 重機
15% 30%
環境・エネル
ギー 半導体
23% 14%
鉄鋼
バイオ
7%
0%
化学 窯業
0% 0% 8
セグメント別業績
（千円）
2018年3月期 2019年3月期 増減率
金額 構成比 金額 構成比
売上高 9,716,607 - 10,682,834 - 9.9%
セラミックス事業
機能性セラミックス 399,078 4.1% 473,013 4.4% 18.5%
耐摩耗セラミックス 4,829,426 49.7% 5,216,581 48.9% 8.0%
耐熱セラミックス 1,966,427 20.2% 2,157,550 20.2% 9.7%
理化学用陶磁器他 213,623 2.2% 214,639 2.0% 0.5%
合 計 7,408,555 76.2% 8,061,784 75.5% 8.8%
エンジニアリング事業
加熱装置 699,620 7.2% 807,934 7.5% 15.5%
計測機器・同システム 1,608,431 16.6% 1,813,115 17.0% 12.7%
合 計 2,308,052 23.8% 2,621,049 24.5% 13.6%
営業利益 1,031,514 - 1,161,795 - -
セラミックス事業 1,035,993 - 1,174,654 - -
エンジニアリング事業 △4,478 - △12,858 - -
売上構成比の推移
100%
80%
60%
40%
20%
0%
15/3 16/3 17/3 18/3 19/3
セラミックス事業売上高 エンジニアリング事業売上高
9
セラミックス事業
（千円）
8,500,000 1,400,000
7,500,000 1,200,000
6,500,000
1,000,000
5,500,000
800,000
4,500,000
600,000
3,500,000
400,000
2,500,000
1,500,000 200,000
500,000 0
15/3 16/3 17/3 18/3 19/3
セラミックス事業売上高 セラミックス事業営業利益
・ＹＴＺボール及び構造部材の耐摩耗セラミックスは好調に推移。
・熱処理道具材・アルミナ管類も増加傾向。
・ＹＴＺボール新棟建設は、計画通り実施予定。
10
エンジニアリング事業
（千円）
3,500,000 80,000
3,000,000
60,000
2,500,000
40,000
2,000,000
1,500,000
20,000
1,000,000
0
500,000
0 (20,000)
15/3 16/3 17/3 18/3 19/3
エンジニアリング事業売上高 エンジニアリング事業営業利益
・厳しい競争・小口案件増加により、利益率確保に苦慮。
・組織体制を見直し建直しを図る。
11
貸借対照表
(千円）
18/3末 19/3末 増減率 18/3末 19/3末 増減率
流動資産 8,699,199 9,135,719 5.0% 流動負債 3,628,936 3,824,618 5.4%
現金預金 2,802,684 2,627,237 △ 6.3% 買掛債務 2,000,603 1,958,648 △ 2.1%
売掛債権 3,621,910 3,749,013 3.5% 短期借入金 517,352 450,696 △ 12.9%
棚卸資産 2,143,647 2,625,438 22.5% その他 1,110,981 1,415,273 27.4%
その他 130,957 134,029 2.3% 固定負債 441,432 367,406 △ 16.8%
長期借入金 57,196 6,500 △ 88.6%
固定資産 5,940,770 5,945,241 0.1% その他 384,236 360,906 △ 6.1%
有形固定資産 3,557,002 3,846,332 8.1% 純資産 10,569,600 10,888,936 3.0%
無形固定資産 53,241 56,469 6.1% 株主資本 9,940,061 10,456,484 5.2%
投資その他 2,330,526 2,042,439 △ 12.4% 評価・差額等 629,539 432,451 △ 31.3%
資産合計 14,639,969 15,080,961 3.0% 負債・純資産合計 14,639,969 15,080,961 3.0%
・流動資産 ・流動負債
現金預金 棚卸資産の増加に伴い現金預金は減 その他 設備投資に伴う営業外電子記録債務の
少 増加に伴い増加
・固定負債
その他 繰延税金負債の減少に伴い減少
・固定資産
投資その他 株価下落に伴う投資有価証券の評 ・純資産
価減に伴い減少 評価・差額等 株価下落による評価差額金の減
少により減少
※「税効果会計に係る会計基準」の一部改正（企業会計基準第28号 2018年2月16日）を当事業年度の期首から適用しており、前年度末の数値につきましては遡及修正しております。 12
キャッシュフロー計算書
(千円）
18/3末 19/3末 増減金額
営業活動によるキャッシュ・フロー 959,195 738,202 △ 220,992
・営業ＣＦ
税引前当期純利益 1,071,687 1,116,004 44,317 棚卸資産の増減額
在庫の増加
減価償却費 540,032 564,742 24,710
棚卸資産の増減額 △ 328,216 △ 481,790 △ 153,574 ・投資ＣＦ
有形固定資産の取得
その他 △ 324,308 △ 460,754 △ 136,445 セラミックス事業設備投資
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 775,269 △ 501,175 274,093
・財務ＣＦ
有形固定資産の取得 △ 865,352 △ 625,633 239,718 配当金の支払額
配当額16円→23円
その他 90,083 124,457 34,374
その他
財務活動によるキャッシュ・フロー △ 273,286 △ 392,473 △ 119,187 借入金の返済による減少
配当金の支払額 △ 191,033 △ 274,019 △ 82,985
その他 △ 82,252 △ 118,454 △ 36,202
現金等の増減額 △ 89,360 △ 155,446 △ 66,086
現金等の期末残高 2,782,684 2,627,237 △155,446
13
目次
１．中長期的な戦略について
２．2019年３月期業績概要
３．2020年３月期業績予想
４．事業トピックス
14
2020年3月期業績予想（1）
（千円）
2019年3月期(実績） 2020年3月期（予測） 実績比 2019年9月(予測）
金額 売上比 金額 売上比 増減率 金額 売上比
売上高 10,682,834 10,100,000 -5.5% 5,050,000
売上原価 8,085,921 75.7% 7,700,000 76.2% -4.8% 3,850,000 76.2%
販売費及び一般管理費 1,435,117 13.4% 1,450,000 14.4% 1.0% 700,000 13.9%
営業利益 1,161,795 10.9% 950,000 9.4% -18.2% 500,000 9.9%
経常利益 1,228,320 11.5% 980,000 9.7% -20.2% 520,000 10.3%
当期純利益 791,491 7.4% 680,000 6.7% -14.1% 360,000 7.1%
15
2019年3月期業績予想（2）
（千円）
3,100,000 400,000
2,900,000 350,000
2,700,000 300,000
2,500,000 250,000
2,300,000 200,000
2,100,000 150,000
1,900,000 100,000
1,700,000 50,000
1,500,000 0
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
売上高 営業利益
16
目標とする経営指標（1）
・ＲＯＥ（自己資本当期純利益率）
→8％以上
・ＥＰＳ（1株当たり当期純利益）
→50円以上
・配当性向
→30％～50％
17
目標とする経営指標（2）
（過年度実績）
ROE（％）
8.0
7.4 7.4
7.0
6.0
5.0 5.0
4.5
4.0
3.0 3.2
2.0
1.0
0.0
15/3 16/3 17/3 18/3 19/3
EPS(円） 配当性向（％）
70.00
66.31 50
63.00
60.00
40 41.9
50.00
34.7 35.0 33.2
30 31.7
40.00 40.02
34.56
30.00
20
23.88
20.00
10
10.00
0.00 0
15/3 16/3 17/3 18/3 19/3 15/3 16/3 17/3 18/3 19/3
18
目次
１．中長期的な戦略について
２．2019年３月期業績概要
３．2020年３月期業績予想
４．事業トピックス
19
新規取扱商品について
高機能多孔質セラミックス『CeraFlowTM』上市
ニッカトーでは創業以来、理化学用陶磁器をはじめとした熱処理道具材を幅広く世に送り出して
きました。近年ではIT関連製品の市場拡大とともに、アルミナ、ジルコニア、マグネシア等の熱処
理容器・セッターの需要が高まっております。
なかでも、自動車の自動運転や安全性向上、次世代電池などのエネルギー関連分野においては、
各ユーザーでの焼成技術も日々進化を続けており、使用される焼成道具材につきましても最新の
ユーザーニーズにマッチした商品開発が求められております。
当社におきましては、これまでに培われた優れた材料技術と、フィルター類で磨かれた孔径制御
技術を生かし、昨年『CeraFlowTM』を上市いたしました。その優れた材料特性から、全固体電池材
料の熱処理用道具材等や、省エネ性を高めた熱処理道具材として注目されております。現在、従来
品と共に今後の需要増加に備えた設備投資を進めており、熱処理道具材全体の売上高は、２０２２
年度までに２０１７年度比１．５倍の伸び率を見込んでおります。
【高機能セラミックス展（東京ビッグサイト）】 【 CeraFlowTM 外観】
20
（注）本資料に記載いたしております業績予想数値は、現時点で入
手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分にリスクや不確
実な要素を含んでおります。実際の業績は、今後様々な要因によっ
て予想数値と異なる可能性があります。
21