5367 ニッカトー 2021-05-07 15:00:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
2021年5月7日
上場会社名 株式会社 ニッカトー 上場取引所 東
コード番号 5367 URL https://www.nikkato.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 大西 宏司
問合せ先責任者 (役職名) 取締役経理部長 (氏名) 濱田 悦男 TEL 072-238-3641
定時株主総会開催予定日 2021年6月18日 配当支払開始予定日 2021年6月21日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月21日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満四捨五入)
1. 2021年3月期の業績(2020年4月1日∼2021年3月31日)
(1) 経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 8,655 △7.2 363 △45.5 440 △41.5 275 △37.7
2020年3月期 9,330 △12.7 666 △42.6 752 △38.7 441 △44.3
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利益
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 率
円銭 円銭 % % %
2021年3月期 23.00 ― 2.5 2.8 4.2
2020年3月期 36.95 ― 4.1 5.0 7.1
(参考) 持分法投資損益 2021年3月期 ―百万円 2020年3月期 ―百万円
(2) 財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2021年3月期 15,930 11,430 71.8 957.64
2020年3月期 15,221 10,865 71.4 910.31
(参考) 自己資本 2021年3月期 11,430百万円 2020年3月期 10,865百万円
(3) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 1,355 △774 △315 2,676
2020年3月期 776 △2,072 1,079 2,411
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 純資産配当
配当性向
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) 率
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2020年3月期 ― 11.00 ― 11.00 22.00 263 59.5 2.4
2021年3月期 ― 3.00 ― 5.00 8.00 95 34.8 0.9
2022年3月期(予想) ― 4.00 ― 6.00 10.00 36.2
3. 2022年 3月期の業績予想(2021年 4月 1日∼2022年 3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 4,650 12.4 250 95.1 260 32.8 165 23.7 13.82
通期 9,300 7.5 500 37.7 520 18.2 330 20.2 27.65
※ 注記事項
(1) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(2) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 12,135,695 株 2020年3月期 12,135,695 株
② 期末自己株式数 2021年3月期 200,119 株 2020年3月期 199,991 株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 11,935,626 株 2020年3月期 11,935,869 株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に掲載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料2ペー
ジ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………2
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………3
(5)継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………4
3.財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………5
(1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………5
(2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………8
(3)株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………9
(4)キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………11
(5)財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………12
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………12
(重要な会計上の見積り) …………………………………………………………………………12
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………13
(持分法損益等) ……………………………………………………………………………………14
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………15
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………15
1
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当事業年度における我が国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「緊急事態宣言」、それに伴う事業活動
の制約、今般のコロナウイルス感染拡大による「不確実性」の高まり、その終息時期が未だ見えぬ状況下、また米中
の通商問題等々の先行き不確かな厳しい状況下にありました。
このような状況のもとで、当社は事業全体で売上高が前年同期比7.2%減の8,654,588千円と非常に厳しい結果とな
りました。営業利益につきましては前年同期比45.5%減の363,101千円、経常利益につきましては前年同期比41.5%減
の439,799千円、当期純利益につきましては37.7%減の274,575千円となりました。
セグメント別の状況に関しましては、セラミックス事業は、テレワークの拡大や5G関連の需要増加、中国での産
業高度化に伴う設備投資の拡大など主力の電子部品業界は回復傾向にあるものの、新型コロナウイルス感染拡大によ
る事業活動の制約による影響が大きく前年同期比6.8%減の6,601,428千円となりました。市場別構成比では、電子部
品向けが57.1%と割合としては依然高く、化学・窯業・鉄鋼向け15.8%、環境・エネルギー向けが4.1%となりまし
た。一方のエンジニアリング事業におきましてもセラミックス事業同様に新型コロナウイルスによる影響が大きく前
年同期比8.7%減の2,053,159千円となりました。市場別構成比は、一般電子部品24.1%、自動車・重機23.7%、環
境・エネルギー20.4%と昨年度比率を落としていた一般電子部品向けがトップになりました。
損益面につきましては、セラミックス事業は減収及び「緊急事態宣言」に伴う工場稼働率の低下、東山工場新棟竣
工に伴う減価償却負担の増加により営業利益は前年同期比50.1%減の335,891千円となりました。一方のエンジニアリ
ング事業につきましては北関東営業所閉所及び組織改編による固定費の削減効果に加え、長年取り組んでまいりまし
た利益率の改善に一定の効果が見られたことにより営業利益は27,209千円(前年同期は6,126千円の損失)となりまし
た。
結果、当社目標数値としているROE(自己資本当期純利益率)8%以上、EPS(1株当たり当期純利益)50円
以上につきまして、当事業年度の実績はROE2.5%、EPS23円00銭となり、両目標数値を下回る結果となりまし
た。今後も資本の効率的な運用および利益率改善に取組み、引き続き目標数値を目指していくものであります。
(2)当期の財政状態の概況
当事業年度末の財政状態につきましては、総資産が前期末比4.7%増の15,930,202千円となりました。内訳といたし
ましては流動資産が前期末比1.0%増の8,424,258千円となりました。主に現金及び預金が11.0%増の2,676,471千円と
なりました。これは売上債権の回収に伴うものであります。また、固定資産が前期末比9.1%増の7,505,943千円とな
りました。主に建物が71.0%増の2,510,991千円となり、投資有価証券が26.9%増の1,960,768千円となりました。これ
らの増加要因は生産効率の改善・生産能力の増強を見据えた東山工場新棟建設に伴うもの及び世界的な株高に伴うも
のであります。
一方の負債は前期末比3.3%増の4,500,236千円となりました。内訳としましては流動負債が前期末比7.6%増の
3,108,682千円となりました。主に未払消費税及び未払法人税の大幅増加によるものであります。また、固定負債が
5.2%減の1,391,553千円となりました。主に長期借入金が14.8%減の1,004,520千円となりました。これは長期借入金
の返済によるものであります。
最後に純資産は前期末比5.2%増の11,429,965千円となりました。内訳としましては利益剰余金が1.3%増の
8,283,565千円となり、これは当事業年度の内部留保の蓄積による繰越利益剰余金の増加に伴うものであります。ま
た、評価・換算差額等が前期末比198.5%増の687,806千円となり、これは主に株価上昇に伴うその他有価証券評価差
額金の増加によるものであります。
2
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
前事業年度 当事業年度 前年同期比増減額
(千円) (千円) (千円)
営業活動によるキャッシュ・フロー 776,232 1,354,827 578,595
投資活動によるキャッシュ・フロー △2,071,626 △773,570 1,298,056
財務活動によるキャッシュ・フロー 1,078,753 △315,381 △1,394,135
現金及び現金同等物期末残高 2,410,596 2,676,471 265,875
借入金期末残高 1,799,304 1,652,912 △146,392
当事業年度末における現金及び現金同等物は前期末比265,875千円(11.0%)増加し2,676,471千円となりまし
た。
営業活動によるキャッシュ・フローは、新型コロナウイルスの影響により事業活動に制約を受けた影響により税
引前当期純利益が437,003千円と前年同期比208,761千円(32.3%)減少いたしました。一方で、近年の積極的な設
備投資の結果減価償却費は720,614千円と前年同期比71,814千円(11.1%)収入が増加いたしました。加えて、法人
税等の支払額が△85,126千円と前年同期比301,488千円(78.0%)支出が減少いたしました。結果、営業活動による
キャッシュ・フローは1,354,827千円と前年同期比578,595千円(74.5%)収入が増加いたしました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、生産合理化に向けた投資は継続して実施しているものの昨年度のような
新棟建設に関する着手金等の支出がなかったことにより有形固定資産の取得による支出が△899,710千円と前年同期
比1,128,449千円(55.6%)支出が減少いたしました。加えて投資有価証券の償還による収入が200,000千円増加い
たしました。結果、投資活動によるキャッシュ・フローは△773,570千円と前年同期比1,298,056千円(62.7%)支
出が減少いたしました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の調達を実施しなかったことにより、△315,381千円と前年同
期比1,394,135千円(前年同期は1,078,753千円の収入)支出が増加いたしました。
(4)今後の見通し
今後の見通しといたしましては、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う「緊急事態宣言」、それに伴う事業活動の
制約、今般のコロナウイルス感染拡大による「不確実性」の高まり、その終息時期が未だ見えぬ状況下、また米中の
通商問題等々の先行き不確かな厳しい状況下にあります。
この様な状況下ではありますが、当社セラミックス事業の主要先である電子部品業界は5G関連の需要増加および
中国産業高度化に伴う設備投資拡大などによる需要増加等々、また2050年のカーボンニュートラル等の環境問題や持
続可能な開発目標への取組を進める中において、コロナ禍の終息以降、急速に様々なニーズが増加するものと予測さ
れ、そのニーズに応えるべく、生産効率の改善や増産体制の確立および将来ニーズに備えた製品開発に努め、営業キ
ャッシュ・フローを意識し将来投資に備え、設備および人的資源に対する投資、その人材育成を推し進めてまいりま
す。
2022年3月期の業績につきましては、売上高93億円、営業利益5億円、経常利益5億2千万円、当期純利益3億3千
万円の2021年3月期比増収増益と予想しております。これは先に記載した新型コロナウイルス感染拡大の終息時期や
米中貿易問題等々の不確な状況下ではありますが、2022年3月期は、電子部品業界はじめとした市場環境の改善によ
り需要増加を見込んでおります。また、将来を見据え、生産効率の改善及び生産性向上に取組み、環境負荷低減に努
め、生産設備の効率的な運用や抜本的な見直しを検討してまいります。引き続き持続的な成長及び中長期的な企業価
値向上に努めてまいります。尚、配当につきまして増配の10円とさせていただきます。
(注)本資料に掲載している業績予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確
実な要素を含んでおります。実際の業績等は、今後様々な要因によって予想値と異なる可能性があります。
3
(5)継続企業の前提に関する重要事象等
該当事項はありません。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社の事業は、現在ほぼ国内に限定されており海外での事業展開がないこと及び子会社がないことから、当面は日
本基準を採用することとしておりますが、今後の外国人株主比率の推移、また同業他社のIFRS(国際財務報告基
準)採用動向を踏まえ、IFRSの検討を進める方針であります。
4
3.財務諸表及び主な注記
(1)貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,410,596 2,676,471
受取手形 653,444 492,602
電子記録債権 588,800 580,989
売掛金 1,837,695 1,882,159
商品 53,407 60,059
製品 1,188,678 1,246,648
原材料 158,020 166,503
仕掛品 1,169,647 1,111,677
貯蔵品 195,791 172,384
仮払金 2,903 2,061
未収入金 47,919 1,314
預け金 10,020 10,021
前払費用 21,675 21,315
前払金 50 50
流動資産合計 8,338,649 8,424,258
固定資産
有形固定資産
建物 4,105,475 5,278,200
減価償却累計額 △2,637,369 △2,767,208
建物(純額) 1,468,106 2,510,991
構築物 245,698 281,641
減価償却累計額 △149,781 △159,255
構築物(純額) 95,917 122,385
機械及び装置 8,043,355 8,320,305
減価償却累計額 △6,510,750 △6,828,649
機械及び装置(純額) 1,532,604 1,491,656
車両運搬具 72,768 68,680
減価償却累計額 △62,532 △62,753
車両運搬具(純額) 10,236 5,926
工具、器具及び備品 1,329,650 1,394,216
減価償却累計額 △1,159,722 △1,240,737
工具、器具及び備品(純額) 169,927 153,478
土地 943,668 944,780
建設仮勘定 806,047 12,292
リース資産 7,506 7,506
減価償却累計額 △1,383 △2,885
リース資産(純額) 6,122 4,620
有形固定資産合計 5,032,631 5,246,133
無形固定資産
ソフトウエア 35,299 116,190
ソフトウエア仮勘定 107,409 31,580
電話加入権 4,132 4,132
無形固定資産合計 146,842 151,902
5
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
投資その他の資産
投資有価証券 1,544,590 1,960,768
長期前払費用 9,169 3,979
前払年金費用 35,065 91,815
敷金及び保証金 35,387 34,706
事業保険積立金 16,135 16,636
繰延税金資産 62,369 -
破産更生債権等 0 -
投資その他の資産合計 1,702,717 2,107,907
固定資産合計 6,882,191 7,505,943
資産合計 15,220,841 15,930,202
負債の部
流動負債
電子記録債務 283,759 339,932
買掛金 1,102,031 1,078,143
短期借入金 400,000 400,000
1年内返済予定の長期借入金 220,892 248,392
営業外電子記録債務 146,128 253,360
未払金 462,896 311,215
未払法人税等 10,376 94,200
未払消費税等 - 126,629
未払費用 576 432
前受金 2,471 3,957
預り金 17,096 20,625
賞与引当金 219,400 218,200
役員賞与引当金 21,131 12,091
リース債務 1,501 1,501
流動負債合計 2,888,260 3,108,682
固定負債
長期借入金 1,178,412 1,004,520
役員退職慰労引当金 163,787 177,619
長期預り保証金 67,569 67,575
資産除去債務 42,104 42,573
繰延税金負債 - 96,145
製品補償引当金 10,921 -
リース債務 4,620 3,119
固定負債合計 1,467,415 1,391,553
負債合計 4,355,676 4,500,236
6
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
純資産の部
株主資本
資本金 1,320,740 1,320,740
資本剰余金
資本準備金 1,088,420 1,088,420
その他資本剰余金 137,017 137,017
資本剰余金合計 1,225,438 1,225,438
利益剰余金
利益準備金 205,810 205,810
その他利益剰余金
別途積立金 5,100,000 5,100,000
繰越利益剰余金 2,870,280 2,977,755
その他利益剰余金合計 7,970,280 8,077,755
利益剰余金合計 8,176,090 8,283,565
自己株式 △87,498 △87,585
株主資本合計 10,634,770 10,742,159
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 230,394 687,806
評価・換算差額等合計 230,394 687,806
純資産合計 10,865,165 11,429,965
負債純資産合計 15,220,841 15,930,202
7
(2)損益計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高
製品売上高 7,081,369 6,601,428
商品売上高 2,248,249 2,053,159
売上高合計 9,329,618 8,654,588
売上原価
製品期首たな卸高 655,815 1,188,678
商品期首たな卸高 62,162 53,407
当期製品製造原価 5,791,056 4,848,248
当期製品仕入高 184,332 542,366
当期商品仕入高 1,907,330 1,736,411
製品評価損 4,778 8,101
商品評価損 166 -
合計 8,605,641 8,377,213
製品期末たな卸高 1,188,678 1,246,648
商品期末たな卸高 53,407 60,059
他勘定振替高 59,660 48,846
売上原価合計 7,303,895 7,021,660
売上総利益 2,025,723 1,632,928
販売費及び一般管理費 1,359,294 1,269,826
営業利益 666,429 363,101
営業外収益
受取利息 1,654 1,549
有価証券利息 1,340 670
受取配当金 53,964 45,190
受取賃貸料 8,286 8,632
受取保険金 15,302 -
雇用調整助成金 - 37,071
その他 19,175 18,751
営業外収益合計 99,724 111,864
営業外費用
支払利息 8,058 10,871
コミットメントフィー 4,286 20,813
その他 1,441 3,481
営業外費用合計 13,786 35,166
経常利益 752,367 439,799
特別利益
投資有価証券売却益 11,887 -
特別利益合計 11,887 -
特別損失
固定資産廃棄損 25,773 2,796
投資有価証券評価損 85,618 -
製品補償引当金繰入額 7,097 -
特別損失合計 118,489 2,796
税引前当期純利益 645,764 437,003
法人税、住民税及び事業税 184,000 168,000
法人税等調整額 20,695 △5,571
法人税等合計 204,695 162,428
当期純利益 441,068 274,575
8
(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
資本金 その他利益剰余金
その他 資本剰余金 利益剰余金
資本準備金 利益準備金 繰越利益
資本剰余金 合計 別途積立金 合計
剰余金
当期首残高 1,320,740 1,088,420 137,017 1,225,438 205,810 5,100,000 2,691,802 7,997,612
当期変動額
剰余金の配当 △262,590 △262,590
当期純利益 441,068 441,068
自己株式の取得
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - - - - - 178,478 178,478
当期末残高 1,320,740 1,088,420 137,017 1,225,438 205,810 5,100,000 2,870,280 8,176,090
株主資本 評価・換算差額等
その他 純資産合計
評価・換算
自己株式 株主資本合計 有価証券
差額等合計
評価差額金
当期首残高 △87,306 10,456,484 432,451 432,451 10,888,936
当期変動額
剰余金の配当 △262,590 △262,590
当期純利益 441,068 441,068
自己株式の取得 △191 △191 △191
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △202,057 △202,057 △202,057
額)
当期変動額合計 △191 178,286 △202,057 △202,057 △23,771
当期末残高 △87,498 10,634,770 230,394 230,394 10,865,165
9
当事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
資本金 その他利益剰余金
その他 資本剰余金 利益剰余金
資本準備金 利益準備金 繰越利益
資本剰余金 合計 別途積立金 合計
剰余金
当期首残高 1,320,740 1,088,420 137,017 1,225,438 205,810 5,100,000 2,870,280 8,176,090
当期変動額
剰余金の配当 △167,099 △167,099
当期純利益 274,575 274,575
自己株式の取得
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - - - - - - 107,475 107,475
当期末残高 1,320,740 1,088,420 137,017 1,225,438 205,810 5,100,000 2,977,755 8,283,565
株主資本 評価・換算差額等
その他 純資産合計
評価・換算
自己株式 株主資本合計 有価証券
差額等合計
評価差額金
当期首残高 △87,498 10,634,770 230,394 230,394 10,865,165
当期変動額
剰余金の配当 △167,099 △167,099
当期純利益 274,575 274,575
自己株式の取得 △86 △86 △86
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 457,412 457,412 457,412
額)
当期変動額合計 △86 107,388 457,412 457,412 564,800
当期末残高 △87,585 10,742,159 687,806 687,806 11,429,965
10
(4)キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期純利益 645,764 437,003
減価償却費 648,800 720,614
貸倒引当金の増減額(△は減少) △700 -
受取利息及び受取配当金 △56,959 △47,409
支払利息 8,058 10,871
投資有価証券売却損益(△は益) △11,887 △2,659
前払年金費用の増減額(△は増加) 22,836 △56,750
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) 4,755 13,832
固定資産廃棄損 25,773 2,796
投資有価証券評価損益(△は益) 85,618 -
助成金収入 - △37,071
受取保険金 △15,302 -
製品補償引当金の増減額(△は減少) △66,048 △10,921
売上債権の増減額(△は増加) 669,073 124,188
たな卸資産の増減額(△は増加) △140,106 8,272
その他の資産の増減額(△は増加) 102,721 7,557
仕入債務の増減額(△は減少) △572,857 32,285
未払消費税等の増減額(△は減少) △69,225 172,117
その他の負債の増減額(△は減少) △181,132 △8,187
小計 1,099,184 1,366,539
利息及び配当金の受取額 56,959 47,409
利息の支払額 △8,599 △11,065
法人税等の支払額 △386,615 △85,126
保険金の受取額 15,302 -
助成金の受取額 - 37,071
営業活動によるキャッシュ・フロー 776,232 1,354,827
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △2,028,159 △899,710
投資有価証券の取得による支出 △2,121 △1,992
投資有価証券の売却による収入 13,566 9,972
投資有価証券の償還による収入 - 200,000
貸付金の回収による収入 77 -
無形固定資産の取得による支出 △53,225 △82,019
投資その他の資産の増減額(△は増加) △1,763 179
投資活動によるキャッシュ・フロー △2,071,626 △773,570
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入れによる収入 - 400,000
短期借入金の返済による支出 - △400,000
長期借入れによる収入 1,500,000 100,000
長期借入金の返済による支出 △157,892 △246,392
自己株式の取得による支出 △191 △86
リース債務の返済による支出 △817 △1,501
配当金の支払額 △262,345 △167,401
財務活動によるキャッシュ・フロー 1,078,753 △315,381
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △216,640 265,875
現金及び現金同等物の期首残高 2,627,237 2,410,596
現金及び現金同等物の期末残高 2,410,596 2,676,471
11
(5)財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(重要な会計上の見積り)
1. たな卸資産の評価
(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額
製品 1,246,648千円
仕掛品 1,111,677千円
(2) 当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出方法
たな卸資産は、収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により評価しており、取得原価と当事業年度末におけ
る正味売却価額のいずれか低い方の金額で評価しております。当事業年度の評価損の金額は166,064千円であり
ます。
(3) 当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出に用いた主要な仮定
当社は顧客ニーズの状況に応じてある程度の見込み生産を行うことがあり、保有期間が長期に亘るたな卸資産
は、将来の使用見込み等を鑑みて適宜廃棄処分を行っております。たな卸資産の正味売却価額は、様々な顧客
ニーズの状況や経済環境の変化の影響を受けるため、直近の販売実績等を基礎として算出しております。
(4) 翌事業年度の財務諸表に与える影響
今後の顧客ニーズの状況や経済環境の変化が生じた場合には、追加のたな卸資産の評価損が計上される可能性
があります。
2. 繰延税金資産
(1) 当事業年度の財務諸表に計上した金額
繰延税金負債 96,145千円
(注)繰延税金資産・繰延税金負債は相殺表示しております。
(2) 当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出方法
繰延税金資産は、入手可能な将来の課税所得の見積りからその回収可能性が見込めないと考えられる場合には、
評価性引当額の計上により繰延税金資産の金額を減額しております。
(3) 当事業年度の財務諸表に計上した金額の算出に用いた主要な仮定
当社は、新型コロナウイルス感染症による影響については、今後の終息時期等を正確に予測することは困難な
状況にあると考えておりますが、ワクチン接種が予定通り進むことを前提に、2022年3月期下半期に落ち着き
を取り戻すとした一定の仮定に基づく将来の課税所得の見積りに基づき、繰延税金資産を計上しております。
(4) 翌事業年度の財務諸表に与える影響
繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りを前提とした条件や仮定に
変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。
12
(セグメント情報等)
1 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離され財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配
分および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社の事業内容としてはセラミックス事業とエンジニアリング事業に大別されます。
セラミックス事業は、工業用セラミックス製品を当社、堺工場および東山工場で製造し販売するもので、当社の
製品は、ほとんどがエンドユーザーである電子部品、食品、薬品、塗料等の各メーカーにおける生産工程で使用さ
れるセラミックス製の道具類、備品、機械部分等の消耗品であります。
エンジニアリング事業は、製造工場を持たず、加熱装置や計測機器等を商品として仕入れし販売しております。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「重要な会計方針」における記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
調整額 財務諸表計上額
セラミックス エンジニア
計
事業 リング事業
売上高
外部顧客への売上高 7,081,369 2,248,249 9,329,618 - 9,329,618
セグメント間の内部
- - - - -
売上高又は振替高
計 7,081,369 2,248,249 9,329,618 - 9,329,618
セグメント利益又は損失(△) 672,555 △6,126 666,429 - 666,429
セグメント資産 10,731,845 1,605,093 12,336,938 2,883,902 15,220,841
その他の項目
減価償却費 640,007 8,792 648,800 - 648,800
有形固定資産及び
1,946,808 4,437 1,951,245 - 1,951,245
無形固定資産の増加額
(注) 1 セグメント資産の調整額2,883,902千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。
2 セグメント負債の金額は、当社の最高意思決定機関に対して定期的に提供していないため記載しておりませ
ん。
13
当事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
調整額 財務諸表計上額
セラミックス エンジニア
計
事業 リング事業
売上高
外部顧客への売上高 6,601,428 2,053,159 8,654,588 - 8,654,588
セグメント間の内部
- - - - -
売上高又は振替高
計 6,601,428 2,053,159 8,654,588 - 8,654,588
セグメント利益 335,891 27,209 363,101 - 363,101
セグメント資産 10,819,318 2,210,157 13,029,475 2,900,726 15,930,202
その他の項目
減価償却費 711,278 9,336 720,614 - 720,614
有形固定資産及び
936,563 5,409 941,972 - 941,972
無形固定資産の増加額
(注) 1 セグメント資産の調整額2,900,726千円は、各報告セグメントに配分していない全社資産であります。
2 セグメント負債の金額は、当社の最高意思決定機関に対して定期的に提供していないため記載しておりませ
ん。
(持分法損益等)
該当事項はありません。
14
(1株当たり情報)
当事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 910.31円 957.64円
1株当たり当期純利益金額 36.95円 23.00円
(注) 1.1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおり
であります。
2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
前事業年度 当事業年度
項目 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
当期純利益(千円) 441,068 274,575
普通株主に帰属しない金額(千円) ― ―
普通株式に係る当期純利益(千円) 441,068 274,575
普通株式の期中平均株式数(株) 11,935,869 11,935,626
3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
項目
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
純資産の部の合計額(千円) 10,865,165 11,429,965
普通株式に係る期末の純資産額(千円) 10,865,165 11,429,965
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普通株式
11,935,704 11,935,576
の数(株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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