5341 アサヒ衛陶 2021-10-04 16:45:00
株主による臨時株主総会の招集請求に関するお知らせ [pdf]
2021 年 10 月4日
各 位
会 社 名 アサヒ衛陶株式会社
代表者名 取締役社長 石橋孝広
(コード:5341、東証第二部)
問合せ先 取締役 企画管理部長 丹司恭一
06-7777-2067
株主による臨時株主総会の招集請求に関するお知らせ
当社は、当社株主より会社法第 297 条第 1 項の規定に基づく臨時株主総会の招集請求(以下「本請求」と
いいます。)に関する書面(令和3年9月 30 日付「臨時株主総会招集請求書」。)を 2021 年 10 月1日に受
領いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.本請求者の概要
本請求は、2020 年9月 16 日発行の第三者割当による新株式及び第4回新株予約権の割当先であるプラ
スワンホールディングス株式会社、劉巍氏によるものであり、請求者らは、あわせて総株主の議決権の 100
分の3以上の議決権を 6 か月前から引き続き保有する株主であるとのことであります。
2.本請求が行われた年月日
2021 年 10 月1日
3.本請求の内容
(1)株主総会の目的である事項
①取締役 石橋孝広の解任の件
②取締役 丹司恭一の解任の件
③取締役 上野泰志の解任の件
④監査等委員である取締役 山口宏一の解任の件
⑤監査等委員である取締役 中光弘の解任の件
⑥監査等委員である取締役 井関新吾の解任の件
⑦定款一部変更の件
⑧取締役(監査等委員である取締役を除く。)4名選任の件
⑨監査等委員である取締役3名選任の件
(2)招集の理由
別紙のとおりであります。
4.本請求への当社の対応方針
本請求に対する当社の対応方針につきましては、本請求の内容を慎重に検討のうえ、決定次第速やかに
開示いたします。
以 上
「別紙」
本請求における各議案の内容及び招集の理由は、以下のとおりです。
いずれも本請求書面記載の内容を原文のとおり表記しております。
1 本請求に至った背景・理由
貴社は、 衛生機器及び洗面機器の製造・仕入販売を主な事業としているところ、 平成27年11月期から令
和元年11月期までの5年間もの 間、 全ての事業年度において、 経常赤字に陥るという異常な状態となってお
りました。 貴社の直近 事業年度である令和2年11月期においては、 国内事業における、 事業体制のスリム化
を進めたことによる製造経費及び人件費等の経費削減効果により、営業利益、経常利益及び当期純利益を計上
したものの、 「 2020年~2022年度 中期経営 計画」( 以下 「中期経営 計画」 という。)の売上高及び営業利益と
比較して、 売上高は約83%及び営 業利益は約26%の達成率にとどまっております。 その要因は海外事業にお
いて、ベ トナム国内の建築工期の遅れに加え、アジア各国における新型コロナウィルス感染症の影響による経
済活動の制限にあるとされています。 このような状況を踏まえると、新型コロナウイルス感染症のアジア全域
その他諸外国における今後の影響 度合いは未だに読めない中 売上高を成長させるためには国内事業につい
、
ー ー
て、 事業体制のスリム化を進めるだけではなく、 「新商品の開発」、 「 住宅設備関連機器メ カ として商品ラ
インアップの拡充」、 「 安定化収益を創出する新規事業(太陽光発電事業、 不動産事業など)への参入」、 「 複数
の事業の効 率化のための持株会 社設立によるホ ールディングス化」 といった施策により、売上及び利益を伸ば
すことが急務といえます。
貴社は、 平成30年11月以降、 新商品の開発などを企図して、 行使価額固定型の新株予約権を 1回と、 既
存株主の株式価値を毀損する可能性が高い行使価額修正条項付新株予約権を2回発行しているものの、 発行
後も株価は低下の 一途を辿っており、企業価値は低迷し、調達資金について、有効に利用されているのか疑問
を抱かざるを得ません。
当社は、貴社の中期経営計画の実現に対する熱意から、 令和2年9月16日付にて、 貴社の普通株式と新株
予約権(行使価額固定型)を引き受けましたが、 特に目立った施策はされず、 貴社は、 令和3年7月15日の
「 第 2四半期業績予想と実績の差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」 と題するプレスリリ ースに
おいて、 業績の下方修正を発表しているほか、 監査法人Ks Labより、 直近四半期(令和3年11月期第2四
半期)においても、継続企業の前提に関する重要な不確実性を指摘される事態となっており、貴社の収益及び
財務状況の改善がなされておりません。
当社は、株主として現経営陣に上記施策の実施を何度も訴えかけてきましたが、現経営陣は全く動こうとは
せず、 従前の事業に固執する態 度に終始していたことから、現経営陣では、貴社の企業価値を向上させること
は不可能であると判断しました。
以上の理由から、当社は、前記第1の各議題を会議の目的とする臨時株主総会の招集請求を行ったものであ
ります。
2 株主提案の内容について
(1) 議題 1から6 :取締役石橋孝広氏、 取締役丹司恭ー 氏、 及び取締役上野泰志氏、 並びに、 監査等委員で
ある取締役山口宏 ー氏、 監査等委員である取締役中光弘氏及び監査等委員である取締役井関新吾氏