5337 ダントーHD 2021-04-28 16:00:00
財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ [pdf]
2021 年4月 28 日
各 位
会 社 名 ダントーホールディングス株式会社
代表者名 代表取締役社長 賣 間 正 人
(コード番号5337 東証第1部)
問合せ先 常務取締役 前 山 達 史
(TEL (06)4795-5000)
財務報告に係る内部統制の開示すべき重要な不備に関するお知らせ
当社は、金融商品取引法第 24 条の4の4第1項に基づき、2021 年4 月 28 日、近畿財務局に提
出した 2020 年 12 月期内部統制報告書において、開示すべき重要な不備があり、財務報告に係る内
部統制は有効でない旨を記載いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
記
1.開示すべき重要な不備の内容
当社グループは、下記の事項に起因して、一般に公正妥当と認められる企業会計の規準に準拠し、連結
財務諸表を作成するための決算・財務報告プロセスにかかる内部統制の整備及び運用が不十分でありまし
た。
・当社グループの決算短信の開示が期末日後 45 日を大幅に超え、2021 年 3 月 23 日となり、有価証券報
告書の提出も 2021 年 4 月 28 日となったこと。
・四半期報告書における会計処理と異なる決算修正が、期末決算において発生したこと。
決算短信及び有価証券報告書の遅延の主な原因は、2020 年7月に連結子会社化した SRE Mortgage
Alliance Inc.について、同社の拠点である米国カリフォルニア州の新型コロナウイルス感染拡大の影響
により、決算手続及び監査手続が大幅に遅れ、同社の決算確定が 2021 年3月 10 日となったためです。
これにより、当社グループの連結決算作業及び会計監査に遅れが生じ、2020 年 12 月期通期決算発表を
当初予定である 2021 年2月 12 日から3月 23 日に、定時株主総会を当社定款に定める3月の開催から4
月 28 日に、有価証券報告書の提出を当初提出期限である 2021 年3月 31 日から4月 28 日にそれぞれ延期
することになりました。
また、四半期報告書の会計処理と異なる決算修正の主な原因は、SRE Mortgage Alliance Inc. の現地
監査法人による期末決算監査において、「既存株主からの現物出資の評価額の修正」及び「オプション取
引による収益の特別利益計上」を指摘されたためです。
当該指摘内容を吟味し決算修正を行ったことにより純資産が減少し、連結決算において負ののれん発生
益 171 百万円が消滅するとともに、334 百万円ののれん(無形固定資産)を計上しました。また、受取オ
プション料 1,008 百万円を売上高から特別利益に修正しました。
これらは、第3四半期決算処理と異なった決算修正であり、連結決算数値に影響を与える結果となりま
した。
2.連結会計年度末日までに是正できなかった理由
上記の開示すべき重要な不備が当連結会計年度末日までに是正されなかった理由は、これらの事実の判
明が当連結会計年度末日後となったためです。
3.開示すべき重要な不備の是正方針
当社グループは、財務報告に係る内部統制の整備及び運用の重要性を認識しており、経理管理部門での
人材採用及び人材教育を強化することにより、有効な決算・財務報告プロセスを構築して参る所存であり
ます。
また、 2021 年4月 28 日開催の第 193 回定時株主総会にて、海外における監査対応が可能である、HLB
International のメンバーファームである「HLB Meisei 有限責任監査法人」を選任し、在外子会社との円
滑な決算・監査体制の構築に努めて参ります。
4.連結財務諸表及び財務諸表に与える影響
上記開示すべき重要な不備に起因する修正事項は、すべて連結財務諸表に反映しております。
また、SRE Mortgage Alliance Inc. の期末決算修正に関しましては、当第3四半期連結決算において
も数値の訂正が必要であり、2021 年4月 28 日に「四半期報告書の訂正報告書」を提出しております。
5.連結財務諸表及び財務諸表の監査報告における監査意見
無限定適正意見であります。
以 上