5334 日特殊陶 2019-10-28 15:20:00
2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020 年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕
(連結)
2019 年 10 月 28 日
上 場 会 社 名 日本特殊陶業株式会社 上場取引所 東・名
コ ー ド 番 号 5334 URL https://www.ngkntk.co.jp
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 川合 尊
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員 経理部長 (氏名) 寺下 和良 (TEL)052(872)5918
四半期報告書提出予定日 2019 年 11 月8日 配当支払開始予定日 2019 年 11 月 29 日
四半期決算補足説明資料作成の有無 :無
四半期決算説明会開催の有無 :有(機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2020 年3月期第2四半期の連結業績(2019 年4月1日~2019 年9月 30 日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売 上 高 営業利益 経常利益
四 半 期 純 利 益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020 年3月期第2四半期 215,499 2.9 26,229 △20.2 24,704 △27.1 17,655 △27.5
2019 年3月期第2四半期 209,371 5.4 32,877 1.2 33,893 △2.5 24,338 8.5
(注)包括利益 2020 年3月期第2四半期 9,788 百万円(△58.8%) 2019 年3月期第2四半期 23,783 百万円(△21.8%)
1株当たり 潜在株式調整後
四半期純利益 1株当たり四半期純利益
円 銭 円 銭
2020 年3月期第2四半期 84.82 ―
2019 年3月期第2四半期 116.82 ―
(2)連結財政状態
総 資 産 純 資 産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020 年3月期第2四半期 653,376 403,847 61.4
2019 年3月期 629,417 401,505 63.4
(参考)自己資本 2020 年3月期第2四半期 401,433 百万円 2019 年3月期 399,074 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期 末 合 計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019 年3月期 ─ 35.00 ─ 35.00 70.00
2020 年3月期 ─ 35.00
2020 年3月期(予想) ─ 35.00 70.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 :無
3.2020 年3月期の連結業績予想(2019 年4月1日~2020 年3月 31 日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり
売 上 高 営 業 利 益 経 常 利 益
当 期 純 利 益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 433,000 1.9 54,000 △7.5 54,000 △8.9 39,000 △8.5 187.36
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(注) 詳細は、添付資料 P.10「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計
方針の変更)」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020 年3月期2Q 208,911,620 株 2019 年3月期 208,911,620 株
② 期末自己株式数 2020 年3月期2Q 754,054 株 2019 年3月期 739,357 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020 年3月期2Q 208,154,285 株 2019 年3月期2Q 208,339,010 株
(注)当社は、役員報酬 BIP 信託及び株式付与 ESOP 信託を導入しており、当該信託が保有する当社株式を期末自己
株式数及び期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めています。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的で
あると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。ま
た、実際の業績等は世界各地の政治経済環境の変化、為替レートの変動、他社との競争状況、その他の様々
な要因により大きく異なる可能性があります。
なお、業績予想に関する事項は、添付資料 P.4「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予
想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
※ 企業結合に係る暫定的な会計処理の確定について
2019 年3月期第3四半期連結会計期間に行われた企業結合について、当第2四半期連結会計期間において
暫定的な会計処理の確定を行っています。
比較情報の前連結会計年度については、これらの暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の
見直しが反映された後の金額によっています。
日本特殊陶業㈱ (5334) 2020年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ....................................................... 2
(1)経営成績に関する説明 ............................................................. 2
(2)財政状態に関する説明 ............................................................. 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ....................................... 4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ....................................................... 6
(1)四半期連結貸借対照表 ............................................................. 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ................................. 8
四半期連結損益計算書 ............................................................. 8
四半期連結包括利益計算書 ......................................................... 9
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 .............................................. 10
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 .............................................. 11
(継続企業の前提に関する注記) .................................................. 11
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ................................ 11
(会計方針の変更) .............................................................. 11
(四半期連結貸借対照表に関する注記) ............................................ 11
(セグメント情報) .............................................................. 11
(重要な後発事象) .............................................................. 12
-1-
日本特殊陶業㈱ (5334) 2020年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期における世界経済は、米国においては良好な雇用・所得環境に支えられた個人消
費は好調であるものの、外需の減速や通商政策をめぐる不確実性の高まりを受け、企業による設
備投資が低迷しています。欧州においては雇用・所得環境の改善が続くなか、底堅い個人消費が
景気の下支えとなっていますが、外需の減速や政治をめぐる不確実性の高まりが景気の重石と
なっています。中国においては貿易摩擦の影響等から外需の低迷が続いているほか、内需の回復
にも遅れが生じています。わが国経済においては外需の低迷により輸出が伸び悩んだものの、雇
用情勢や所得環境の改善が続き、景気は緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループの主要な事業基盤である自動車業界における新車販売は、米国においては安定し
た労働環境、堅調な個人消費等販売を後押しする環境はあるものの、自動車販売価格の上昇等と
いったマイナス要因が需要に影響を与えています。中国においては、景気の減速を背景に新車販
売は前年度を下回る結果となっています。
また、半導体業界においては、データセンター向け投資の減速や貿易摩擦の影響を背景とした
メモリメーカーの投資抑制により需要が低迷しています。
このような状況のもと、当社グループの当第2四半期連結累計期間における売上高は 2,154 億
99 百万円(前年同期比 2.9%増)、営業利益は 262 億 29 百万円(前年同期比 20.2%減)、経常利益
は 247 億4百万円(前年同期比 27.1%減)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は 176 億
55 百万円(前年同期比 27.5%減)となりました。
単位:億円
130円 130円 129円 125円 123円 119円
112円 113円 110円 110円 107円
109円
1,069 1,024 1,070 1,086 1,085 1,070
2019年3月期 2020年3月期
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期
連結売上高 US$ EURO ※US$及びEUROは平均対円為替レートを表しています。
17.8% 単位:億円,%
15.1%
13.5% 14.2%
190 199
161 155 10.1%
138 138 140 153 8.6% 141
106 112 108 106
101 98
94
71 78
2019年3月期 2020年3月期
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期
営業利益 経常利益
親会社株主に帰属する四半期純利益 売上高営業利益率
-2-
日本特殊陶業㈱ (5334) 2020年3月期 第2四半期決算短信
〈自動車関連〉
当事業は、当第2四半期連結会計期間では、新車組付用製品について、市場環境等の悪化はあ
るものの、前年度を上回る結果となりました。補修用製品について、一部の地域で前年度を下
回ったものの、堅調な米国及び中国市場により前年度を上回りました。しかしながら第1四半期
の売上減少により、当第2四半期連結累計期間においては前年度を下回る結果となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は 1,766 億 22 百万円(前年同期比 0.4%減)
、営
業利益は 276 億 96 百万円(前年同期比 15.9%減)となりました。
単位:億円,%
20.5%
18.4% 17.9%
16.6%
13.1% 13.4%
906 906 887 879
866 888
365 340 362 359 362 354
542 526 544 529 525 525
2019年3月期 2020年3月期
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期
プラグ関連売上高 センサ関連売上高 売上高営業利益率
〈テクニカルセラミックス関連〉
半導体関連
当事業は、前年度に引き続き製品の選択と集中及び人員削減等の合理化を推し進めており、当
第2四半期においても、第1四半期に引き続き利益を確保しています。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は85億37百万円(前年同期比3.2%減)、営業利
益は91百万円(前年同期は2億98百万円の営業損失)となりました。
単位:億円,%
40 48 46 37 41 45
1.2% 0.3%
△9.0% △2.1% 2.0%
△31.4%
2019年3月期 2020年3月期
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期
半導体関連売上高 売上高営業利益率
セラミック関連
当事業は、工作機械向け出荷は米国及び欧州において堅調に推移しましたが、半導体製造装置
用部品においては半導体業界の落ち込みの影響を受け、前年度を下回る結果となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は176億96百万円(前年同期比13.0%減)、営業
損失は2億30百万円(前年同期は21億42百万円の営業利益)となりました。
単位:億円,%
107 104
96 100 91 86
13.7%
7.0% 5.9%
0.4% 0.5%
△3.2%
2019年3月期 2020年3月期
第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 第1四半期 第2四半期
セラミック関連売上高 売上高営業利益率
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日本特殊陶業㈱ (5334) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
(資産、負債及び純資産の状況)
流 動 資 産 固 定 資 産 総 資 産 負 債 純 資 産
百万円 百万円 百万円 百万円 百万円
2020 年3月期第2四半期 321,798 331,578 653,376 249,529 403,847
2019 年3月期 311,100 318,316 629,417 227,911 401,505
当第2四半期末の総資産は、前連結会計年度末比 239 億 59 百万円増加の 6,533 億 76 百万円と
なりました。これは、主として投資有価証券の売却により減少した一方、現金及び預金並びにた
な卸資産が増加したこと、設備投資並びに「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期
連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更) 」に記載のとおり、米国を除く在外子会社にお
いて第1四半期連結会計期間の期首から IFRS 第 16 号「リース」を適用したことに伴い、有形固
定資産が増加したことによるものです。
負債は、前連結会計年度末比 216 億 18 百万円増加の 2,495 億 29 百万円となりました。これは、
主として社債の発行、及び有形固定資産の増加と同様に、米国を除く在外子会社において IFRS 第
16 号「リース」を適用したことに伴い、リース債務が増加したことによるものです。
純資産は、前連結会計年度末比 23 億 41 百万円増加の 4,038 億 47 百万円となりました。これは、
主として配当金の支払による減少があった一方で、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上に
よる利益剰余金の増加があったことによるものです。
(キャッシュ・フローの状況)
営 業 活 動 に よ る 投 資 活 動 に よ る 財 務 活 動 に よ る 現 金及 び現金 同等 物
( 累 計 期 間 )
キ ャッ シュ・ フロ ー キ ャッ シュ・ フロ ー キ ャッ シュ・ フロ ー 四 半 期 末 残 高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020 年3月期第2四半期 23,004 △27,206 17,284 85,765
2019 年3月期第2四半期 18,803 △20,611 △21,106 65,322
営業活動によるキャッシュ・フローにおける収入は、前年同期比 42 億1百万円増加の 230 億4
百万円となりました。これは、主として売上債権の増減額が増加した一方、たな卸資産の増減額
の減少及び法人税等の支払額の減少によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローにより支出した資金は、前年同期比 65 億 94 百万円増加の
272 億6百万円となりました。これは、主として有形固定資産の取得による支出の増加によるもの
です。
財務活動によるキャッシュ・フローにおける収入は、前年同期比 383 億 90 百万円増加の 172 億
84 百万円となりました。これは、主として社債の発行によるものです。
この結果、当第2四半期末の現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に対して為替相場の変
動による換算差額 15 億 66 百万円を控除した純額で 115 億 15 百万円増加し、857 億 65 百万円とな
りました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
テクニカルセラミックス関連
自 動 車
半 導 体 セ ラ ミ ッ ク そ の 他 連 結
関 連
関 連 関 連
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
売 上 高 355,576 (△0.3) 16,186 (△5.2) 35,494 (△12.7) 25,744 (143.3) 433,000 (1.9)
営 業 利 益 57,084 (△6.7) 261 (-) △799 (-) △2,546 (-) 54,000 (△7.5)
経 常 利 益 54,000 (△8.9)
親会社株主
に帰属する 39,000 (△8.5)
当期純利益
減価償却費 23,567 1,455 3,147 1,431 29,600
設備投資額 44,200 1,200 4,500 1,100 51,000
(注)1 下期想定為替レート 1US$=108 円、1EURO=118 円
2 括弧内の数値は、対前期増減率を表します。
2020 年3月期通期の連結業績予想につきましては、2019 年4月 26 日に公表した業績予想を下
回る見込みとなりましたので上記の通り修正します。なお、業績見通しにおける下期の為替レー
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日本特殊陶業㈱ (5334) 2020年3月期 第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 48,639 47,457
受取手形及び売掛金 96,834 97,191
有価証券 34,921 45,000
たな卸資産 113,124 115,364
その他 18,423 17,665
貸倒引当金 △841 △880
流動資産合計 311,100 321,798
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 66,661 73,676
機械装置及び運搬具(純額) 110,166 117,423
土地 21,382 21,272
建設仮勘定 25,625 24,940
その他(純額) 4,885 5,449
有形固定資産合計 228,720 242,762
無形固定資産
のれん 3,179 2,828
ソフトウエア 5,722 6,367
その他 4,756 4,261
無形固定資産合計 13,658 13,458
投資その他の資産
投資有価証券 63,310 62,351
繰延税金資産 11,235 11,556
その他 1,510 1,569
貸倒引当金 △119 △119
投資その他の資産合計 75,937 75,358
固定資産合計 318,316 331,578
資産合計 629,417 653,376
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 34,957 31,992
短期借入金 27,587 27,177
1年内返済予定の長期借入金 9,924 9,924
リース債務 52 655
未払法人税等 9,126 6,825
その他 40,734 38,904
流動負債合計 122,382 115,479
固定負債
社債 50,000 80,000
長期借入金 23,062 18,099
リース債務 129 2,806
退職給付に係る負債 30,254 31,309
株式給付引当金 201 193
繰延税金負債 618 555
その他 1,262 1,083
固定負債合計 105,528 134,049
負債合計 227,911 249,529
純資産の部
株主資本
資本金 47,869 47,869
資本剰余金 54,639 54,639
利益剰余金 297,754 308,090
自己株式 △1,741 △1,765
株主資本合計 398,522 408,833
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 24,872 23,343
為替換算調整勘定 △20,027 △26,823
退職給付に係る調整累計額 △4,293 △3,920
その他の包括利益累計額合計 551 △7,400
非支配株主持分 2,431 2,413
純資産合計 401,505 403,847
負債純資産合計 629,417 653,376
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上高 209,371 215,499
売上原価 136,360 145,162
売上総利益 73,011 70,337
販売費及び一般管理費 40,134 44,107
営業利益 32,877 26,229
営業外収益
受取利息 461 394
受取配当金 750 784
持分法による投資利益 - 346
為替差益 1,554 -
その他 677 816
営業外収益合計 3,443 2,341
営業外費用
支払利息 273 392
持分法による投資損失 282 -
為替差損 - 2,978
その他 1,870 496
営業外費用合計 2,426 3,867
経常利益 33,893 24,704
特別利益
固定資産売却益 17 14
投資有価証券売却益 - 82
特別利益合計 17 97
特別損失
固定資産処分損 542 242
投資有価証券評価損 1 -
和解金 - 180
特別損失合計 544 422
税金等調整前四半期純利益 33,367 24,379
法人税、住民税及び事業税 8,685 6,413
法人税等調整額 169 161
法人税等合計 8,855 6,574
四半期純利益 24,511 17,804
非支配株主に帰属する四半期純利益 172 149
親会社株主に帰属する四半期純利益 24,338 17,655
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四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
四半期純利益 24,511 17,804
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △1,101 △1,529
為替換算調整勘定 △151 △6,355
退職給付に係る調整額 307 369
持分法適用会社に対する持分相当額 216 △501
その他の包括利益合計 △728 △8,016
四半期包括利益 23,783 9,788
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 23,653 9,703
非支配株主に係る四半期包括利益 129 84
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(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 33,367 24,379
減価償却費 11,416 14,454
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 245 1,619
受取利息及び受取配当金 △1,211 △1,178
支払利息 273 392
持分法による投資損益(△は益) 282 △346
固定資産処分損益(△は益) 524 227
投資有価証券売却損益(△は益) - △82
売上債権の増減額(△は増加) 517 △4,237
たな卸資産の増減額(△は増加) △9,716 △5,867
仕入債務の増減額(△は減少) △322 537
その他 △5,881 1,023
小計 29,496 30,920
利息及び配当金の受取額 1,193 1,324
利息の支払額 △272 △360
法人税等の支払額 △11,613 △8,879
営業活動によるキャッシュ・フロー 18,803 23,004
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の純増減額(△は増加) △93 1,760
有価証券の純増減額(△は増加) 1,981 -
有形固定資産の取得による支出 △22,356 △26,419
無形固定資産の取得による支出 △1,223 △1,622
投資有価証券の取得による支出 △1,122 △1,238
投資有価証券の売却及び償還による収入 2,000 126
その他 201 188
投資活動によるキャッシュ・フロー △20,611 △27,206
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 549 6
長期借入金の返済による支出 △5,000 △4,962
社債の発行による収入 19,892 29,852
社債の償還による支出 △25,000 -
自己株式の取得による支出 △5,000 △73
配当金の支払額 △6,305 △7,295
その他 △242 △244
財務活動によるキャッシュ・フロー △21,106 17,284
現金及び現金同等物に係る換算差額 858 △1,566
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △22,056 11,515
現金及び現金同等物の期首残高 87,378 74,250
現金及び現金同等物の四半期末残高 65,322 85,765
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日本特殊陶業㈱ (5334) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
米国を除く在外連結子会社では、第1四半期連結会計期間の期首から IFRS 第 16 号「リース」
を適用しています。これにより、リースの借手は、原則としてすべてのリースを貸借対照表に資
産及び負債として計上することとしました。また、当該基準の適用にあたっては、経過措置とし
て認められている、当該基準の適用による累積的影響額を適用開始日に認識する方法を採用して
います。
この結果、第1四半期連結会計期間の期首の資産が 3,515 百万円増加、負債が 3,534 百万円増
加、利益剰余金が 19 百万円減少しています。資産の増加は主として有形固定資産、負債の増加
は主としてリース債務の増加によるものです。
なお、この変更による当第2四半期連結累計期間の損益に与える影響は軽微です。
(四半期連結貸借対照表に関する注記)
当社グループは、自動車関連事業における過去の一部の取引において競争法違反の疑いがある
として海外の当局による調査を受けています。これに関連し、顧客からの損害賠償の交渉、民事
訴訟も提起されています。今後、新たな事実が判明した場合は追加の損失が発生する可能性があ
りますが、現時点では四半期連結財務諸表に与える影響を合理的に見積もることは困難です。
(セグメント情報)
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2018 年4月1日 至 2018 年9月 30 日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
四半期連結
報 告 セ グ メ ン ト
そ の 他 損益計算書
合 計 調 整 額
自 動 車 テクニカルセラミックス関連 ( 注 ) 1 計 上 額
計
関 連 半 導 体 セラミック 計 ( 注 ) 2
売上高
外部顧客への売上高 177,293 8,823 20,344 29,167 206,460 2,911 209,371 - 209,371
セグメント間の内部
- - - - - - - - -
売上高又は振替高
計 177,293 8,823 20,344 29,167 206,460 2,911 209,371 - 209,371
セグメント利益
32,938 △298 2,142 1,844 34,782 △1,904 32,877 - 32,877
又は損失(△)
(注)1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、環境エネルギー
分野・医療分野等の新規事業、材料売上及び福利厚生サービス業等を含んでいます。
2 セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整しています。
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日本特殊陶業㈱ (5334) 2020年3月期 第2四半期決算短信
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2019 年4月1日 至 2019 年9月 30 日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
四半期連結
報 告 セ グ メ ン ト
そ の 他 損益計算書
合 計 調 整 額
自 動 車 テクニカルセラミックス関連 ( 注 ) 1 計 上 額
計
関 連 半 導 体 セラミック 計 ( 注 ) 2
売上高
外部顧客への売上高 176,622 8,537 17,696 26,233 202,856 12,642 215,499 - 215,499
セグメント間の内部
- - - - - - - - -
売上高又は振替高
計 176,622 8,537 17,696 26,233 202,856 12,642 215,499 - 215,499
セグメント利益
27,696 91 △230 △139 27,557 △1,328 26,229 - 26,229
又は損失(△)
(注)1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、環境エネルギー
分野・医療分野等の新規事業、材料売上及び福利厚生サービス業等を含んでいます。
2 セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整しています。
(重要な後発事象)
自己株式の取得及び消却
当社は、2019 年 10 月 28 日開催の取締役会において、会社法第 459 条第1項の規定に基づき、
自己株式を取得することを決議するとともに、会社法第 178 条の規定に基づき、自己株式の一部を
消却することを決議いたしました。その内容は以下のとおりです。
1.自己株式の取得及び消却を行う理由
資本効率の向上と弾力的な資本政策実施のため
2.取得に係る事項の内容
(1) 取 得 対 象 株 式 の 種 類 当社普通株式
(2) 取 得 し 得 る 5,700,000 株(上限)
株 式 の 総 数 (発行済株式総数(自己株式を除く)に対する割合 2.73%)
(3) 株 式 の 取 得 価 額 の
10,000,000,000 円(上限)
総 額
(4) 取 得 期 間 2019 年 10 月 29 日~2020 年2月 28 日
3.消却に係る事項の内容
(1) 消 却 す る 株 式 の 種 類 当社普通株式
(2) 消 却 す る 株 式 の 数 上記2.により取得する自己株式の全数
(3) 消 却 予 定 日 2020 年3月 13 日
- 11 -
2019 年 10 月 28 日
日本特殊陶業株式会社
2020 年3月期 第2四半期決算概要(連結)
1.当第2四半期累計の業績及び通期の見通し (単位 百万円、%)
前第2四半期 当第2四半期 ( 増 減 額 ) ( 増 減 率 ) 前 期 通 期 予 想 (増減額) (増減率)
プラグ 106,788 105,020 △1,767 △1.7% 214,083 211,224 △2,859 △1.3%
センサ 70,505 71,601 1,096 1.6% 142,597 144,352 1,754 1.2%
自動車関連 177,293 176,622 △670 △0.4% 356,680 355,576 △1,104 △0.3%
半導体 8,823 8,537 △285 △3.2% 17,075 16,186 △889 △5.2%
セラミック 20,344 17,696 △2,647 △13.0% 40,677 35,494 △5,183 △12.7%
テクニカル
29,167 26,233 △2,933 △10.1% 57,753 51,680 △6,073 △10.5%
セラミックス関連
その他 2,911 12,642 9,731 334.3% 10,579 25,744 15,164 143.3%
売上高 209,371 215,499 6,127 2.9% 425,013 433,000 7,986 1.9%
自動車関連 32,938 27,696 △5,241 △15.9% 61,196 57,084 △4,112 △6.7%
半導体 △298 91 389 ― △1,554 261 1,815 ―
セラミック 2,142 △230 △2,373 ― 2,796 △799 △3,595 ―
テクニカル
1,844 △139 △1,983 ― 1,241 △538 △1,779 ―
セラミックス関連
その他 △1,904 △1,328 576 ― △4,052 △2,546 1,506 ―
営業利益 32,877 26,229 △6,647 △20.2% 58,385 54,000 △4,385 △7.5%
経常利益 33,893 24,704 △9,189 △27.1% 59,258 54,000 △5,258 △8.9%
親会社株主に帰属する
24,338 17,655 △6,683 △27.5% 42,638 39,000 △3,638 △8.5%
四半期(当期)純利益
1株当たり情報(円)
四半期(当期)純利益 116 円 82 銭 84 円 82 銭 204 円 74 銭 187 円 36 銭
中間(年間)配当金 35 円 00 銭 35 円 00 銭 70 円 00 銭 70 円 00 銭
各種指標(%)
売上高営業利益率 15.7% 12.2% 13.7% 12.5%
ROE ─ ─ 10.9% 9.6%
ROIC ― ― 8.2% 7.0%
配当性向 ─ ─ 34.2% 37.4%
為替レート(円)
US$ 110 円 109 円 111 円 108 円
(※108 円)
EURO 130 円 121 円 128 円 120 円
(※118 円)
※ 為替レートにおける通期予想括弧内は下期の想定為替レートを表しています。
イ.当第2四半期累計の業績
・ 自動車関連事業においては、当第2四半期連結会計期間では、新車組付用製品について、市場環境等の悪化はあるも
のの、前年度を上回る結果となりました。補修用製品について、一部の地域で前年度を下回ったものの、堅調な米国、
中国市場により前年度を上回りました。しかしながら、第1四半期の売上減少により、当第2四半期連結累計期間に
おいては前年度を下回る結果となりました。
・ テクニカルセラミックス関連事業においては、半導体関連は人員削減等の合理化を推し進めたことから第1四半期に
引き続き利益を確保しています。セラミック関連は工作機械向けの出荷は米国及び欧州において堅調に推移しました
が、半導体製造装置用部品においては半導体業界の落ち込みの影響を受け、前年度を下回る結果となりました。
ロ.通期の見通し
・ 年度後半は、為替レート1US$=108 円、1EURO=118 円を前提として予想しています。
2.設備投資額及び減価償却費 (単位 百万円)
前 期 通 期 予 想 ( 増 減 額 )
自動車関連 45,614 44,200 △1,414
テクニカルセラミックス関連 9,890 5,700 △4,190
その他 1,083 1,100 16
設備投資額 56,587 51,000 △5,587
自動車関連 19,416 23,567 4,150
テクニカルセラミックス関連 3,864 4,602 737
その他 698 1,431 732
減価償却費 23,979 29,600 5,620
3.キャッシュ・フロー (単位 百万円)
前 第 2 四 半 期 当 第 2 四 半 期 ( 増 減 額 )
営業活動によるキャッシュ・フロー 18,803 23,004 4,201
投資活動によるキャッシュ・フロー △20,611 △27,206 △6,594
財務活動によるキャッシュ・フロー △21,106 17,284 38,390
現金及び現金同等物の四半期末残高 65,322 85,765 20,443
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------
(注)2019 年3月期第3四半期連結会計期間に行われた企業結合について、当第2四半期連結会計期間において暫定的な会
計処理の確定を行っています。比較情報の前連結会計年度については、これらの暫定的な会計処理の確定による取得
原価の当初配分額の見直しが反映された後の金額によっています。