5332 TOTO 2021-04-28 15:00:00
新共通価値創造戦略 TOTO WILL2030 [pdf]

    新共通価値創造戦略 TOTO WILL2030




                                             証券コード:5332
                                                2021. 4.28



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目次

           1.TOTO WILL2022振り返り

           2.新共通価値創造戦略
                    TOTO WILL2030
           3.中期経営課題
                 (WILL2030 STAGE1)

           4.おわりに


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TOTO WILL2022 振り返り



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1.TOTO WILL2022振り返り                                                                売上     営業利益   営業利益率

 業績推移                          単位(億円)                                     重点プロセス
                                                                  (目標)
                                                                          住設事業 (日本)
                                                                  7,200
      (基準年)                                                               あんしんリモデル戦略の遂行   日本を世界のショールームに

      5,923 5,860                              5,965      5,809           住設事業 (海外)
                                                                  11.1%
                                                                          アフターサービス網の充実    ウォシュレット販売網の強化
            8.9%

                                6.9%                      7.1%            ショールームの提案力向上       生産能力の増強
                                                   6.2%
                                                                            新領域事業

                                                                   800      生産能力の増強           生産性向上

         526                                               414                共通
                              401                  368

                                                                          グローバル環境目標の推進       5,847
                                                                                            新商品の市場投入
         2017                  2018                2019   2020     2022
ROA      9.4%                 7.1%                 6.3%   6.7%    12.0%     BCPの取組み強化      人財への投資・処遇改善

ROE    11.7%                 9.6%                  7.0%   7.8%    12.3%   成長投資計画(生産・IT)


市場変化への対応遅れ等自責要因に加え、予想し得なかった不確実な経営環境により、
  業績は計画通り進捗出来なかった。重点プロセスは着実に進めることが出来た。
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1.TOTO WILL2022振り返り
 TOTOの存在意義(パーパス)
  度重なる自然災害や新型コロナウイルス感染症の拡大で、
          TOTOの存在意義とは
     何かという根源的な問いが突きつけられた。
                                   TOTOは
                          ・世のため人のため、役立っている企業なのか
                        ・社会やお客様に、どのような価値を提供できるのか
                               ・我々の「使命」とは何か
                             ・本当に必要とされる企業なのか

     全ての答えは創立者の想い・企業理念にある
                                                TOTOの存在意義(パーパス)
                 社会のため、お客様のために
           社会の発展に貢献し豊かで快適な生活文化を創造していく

 グループ一丸となり長期視点で実現したい暮らしや社会・環境を追い求める

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1.TOTO WILL2022振り返り:今後の考え方
① 変化が激しく不確実な経営環境下、緻密な5ヵ年計画ではなく、
  長期視点で実現したい暮らしや社会・環境を定めバックキャストする。
② 経営サイクルを短縮化し組織能力を高め、機動的にスピードをあげ、
  環境変化に対応する。


      <中期経営課題>
成長     市場の成長性を常に注視し                                                       2030年
       実行計画に落とし込む
                                                                         きれいで快適・
                                                                        健康な暮らしの実現
                                                                       社会・地球環境への
                                                                            貢献
                                                        バックキャスト
                                            2021~2023
                                                            新共通価値創造戦略
        現在                                 中期経営課題           TOTO WILL2030
                                           (STAGE1)
                                                                               期間


目指すべきは理念に基づく「きれいで快適・健康な暮らしの実現」「社会・地球環境
 への貢献」。環境変化に強い体制で組織能力を高め、経営スピードを上げる。
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新共通価値創造戦略


TOTO WILL2030



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2.TOTO WILL2030

                   新共通価値創造戦略『TOTO               WILL2030』

   <WILLに込めた想い>

       We Innovate
            Leading Lifestyles
     →わたしたちは、最上のライフスタイルを提案(革新)します


      新しい暮らし方や価値観の変化の中で、
  『持続可能な社会』と『きれいで快適・健康な暮らし』を
     実現するという「意志=WILL」を持って、
       世界中にTOTOファンを増やしていく

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2.TOTO WILL2030:創立者の志

   1917年 健康で文化的な生活を提供したい
   「衛生的な陶器の便器を普及させることは、必ずや社会の発展に貢献する」
 先人の言葉




                                                初代社長 大倉和親




初代社長大倉和親から二代目の百木三郎に送られた書簡の
中に記された言葉は、今日まで「先人の言葉」として大切
にされています。

   一世紀にわたって受け継いできた創業の固い意志と不屈の精神は
    TOTOの経営の根幹であり、ものづくりや販売活動の原点。
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2.TOTO WILL2030:生活文化創造の歩み
               日本の近代化                           高度成長期             安定成長期~バブル景気               バブル崩壊 失われた10年
                                            1970年代               1980年代                    1990年代
             1917                           1970                                           1993
             「東洋陶器株式会社」                         「東陶機器株式会社」に                                   リモデル宣言
             創立                                 社名変更
事業活動         1962                           1977
             社是制定                               インドネシアに海外初の衛生
                                                陶器の合弁会社設立
             1914                           1976                 1980       1985           1993               1999
             国産初の腰掛式                            節水消音便器           温水洗浄便座    朝シャンブームを牽引         タンクレストイレ        セフィオンテクト
             水栓便器の                              「CS」シリーズ」        「ウォシュレット」 した「シャンプードレッ        「ネオレスト」         技術を開発
商品・技術        開発に成功                              発売               発売        サー」を発売             発売
             1964                                                1981       1985           1995
             日本初のユニット                                            システムキッチン セラミック事業             「光触媒超親水性」を発見
             バスルーム発売                                             発売       「静電チャック」量産開始        (TOTO・東京大学)

                停滞期                                                      経済グローバル化                       ニューノーマル
             2000年代                                                      2010年代                        2020年代
             2002                                    2006                2010                          2020
             TOTO・大建工業・YKK AP                         UD研究所設立            「TOTO環境ビジョン2017」発表              新しい働き方への取り組み
             業務提携                                    2007                2014                            開始
                                                      「TOTO株式会社」に社名変更 「TOTOグローバル環境ビジョン」発表
             2003                                    2009
事業活動         リモデル新宣言                                  「TOTOVプラン2017」発表
                                                                         2017
                                                                          新しい「ミッション」を設定
                                                                                         2017
                                                                                           リモデルあんしん宣言
             2004                                                        中期経営計画
             TOTOグループ経営に関する
             理念体系を整備                                                     「TOTO WILL2022」発表
                                                                          新たなマテリアリティを設定
             2001                                    2004                2010            2010          2020
             からり床を搭載したシステム                            抜群の保温力を発揮する     「エアインシャワー」発売       「3.8L洗浄の節水トイレ 「ネオレストシリーズ」累計
             バス発売                                     「フローピア魔法びん浴槽」発売                    発売(米国)        販売台数300万台達成
商品・技術        2002                                    2008                2011            2017
             トルネード洗浄を                                 ユニバーサルデザインの        きれい除菌水を搭載した     「ネオレストNX」
             搭載した「ネオレ                                 レストルームアイテム01」      「ウォシュレットアプリコット」 グローバルで発売
             ストEX」発売                                  発売                 発売

  今後も世界中の人々から必要とされる生活文化を創造し続ける。
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2. TOTO WILL2030 :企業理念

「社会の発展に貢献し、水まわりを中心とした
           豊かで快適な生活文化を創造する」


                                                TOTOグループ経営に関する理念体系
                          社是




  先人の志は「TOTOグループ企業理念」として脈々と受け継がれ、
   この先も我々が全社一丸で目指していく姿を指し示している。
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2.TOTO WILL2030:TOTOのマテリアリティ


                                                マテリアリティ
                 TOTOグループ企業理念                   <取り組むべき重要課題>




  私たちTOTOグループは、社会の発展に貢献し、
  世界の人々から信頼される企業を目指します。
            そのために
                                                   きれいと快適
■水まわりを中心とした豊かで快適な生活文化を創造します。

■さまざまな提案を通じ、お客様の期待以上の満足を追求します。
                                                     環境
■たゆまぬ研究開発により質の高い商品とサービスを提供します。
                                                    人との
■限りある資源とエネルギーを大切にし、地球環境を守ります。
                                                    つながり
■一人ひとりの個性を尊重し、いきいきとした職場を実現します。


  「TOTOグループ企業理念」こそが、我々の追い求めていくべきもの。
 マテリアリティは、それを実現していくにあたっての取り組むべき重要課題。
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2.TOTO WILL2030:TOTOのマテリアリティ
<企業理念実現に向けたTOTOのマテリアリティ>                                                               <SDGsのテーマ>

 きれいと快適                        事業を通じ「きれいと快適」を実現することによりSDGsに貢献します。




    きれい・快適を                            つくるって、人を思うこと。 楽しく健康を維持     タッチレスで   お客様に期待以上の
    世界で実現する                          TOTOのユニバーサルデザイン (ウェルネス)        清潔     満足を(リモデル)


    環境                         事業を通じ「環境」を守ることによりSDGsに貢献します。




 限りある水資源を守り、                     カーボンニュートラル      地域社会とともに、      環境リスクの      生物多様性も
    未来へつなぐ                        に向けた取り組み       持続的発展を目指す        回避       配慮したCSR調達


人とのつながり                        事業を通じ「人とのつながり」を築くことによりSDGsに貢献します。



                                                                           次世代のために、
 人権への配慮                   多様な人財の活躍               お客様と長く深い     株主・投資家の       文化支援や
                          (雇用の維持)                 信頼を築く     皆様とのエンゲージメント   社会貢献を行う


  重要な社会課題解決と経済的成長の両面で企業価値を向上し、SDGsにも貢献する。
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2.TOTO WILL2030:TOTOが実現したい共通価値創造
    全体構想と成長イメージ
経
済         KPI指標
価                                                       2050年
          売上規模
値                                                     カーボンニュートラルで
       営業利益率                                          持続可能な社会を実現
    海外売上高比率                                             すべての人に
                                                      快適で健康な暮らしを

                                       2030年
                             きれいで快適・
                             健康な暮らしの実現
                            社会・地球環境への                                     KPI指標
                                貢献
                                                                サスティナブル
                                                 環境                               商品使用時の
                                                                 プロダクツ
                                         人とのつながり
                                                                 商品構成比 ※
                                                                                  水消費削減量

    現在                                                          事業所からの        ステークホルダー
                                                                CO2総排出量      サティスファクション
              TOTO WILL2030
                                                                     ※きれい・快適・環境性能を満たす商品群

                                                                      社会的価値・環境価値
事業を通して社会課題の解決に取り組むことで経済的成長も実現する。
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2.TOTO WILL2030:2030年に目指す目標
                KPI指標                                 2020年             2030年
        サスティナブル                                        69%              78%
         プロダクツ                                      (日本)74%           (日本)85%
社            商品構成比                                  (海外)56%           (海外)70%
会
的        商品使用時の
価        水消費削減量                                        9億㎥             17億㎥
値   (水ストレスの軽減)
・
環         事業所からの                                      35.7万t
境         CO2総排出量                                         ※2018年度実績
                                                                        25.0万t
価
値                                                社員満足度         74pt      80pt
     ステークホルダー                                                  73pt
                                                 ショールーム満足度               80pt
    サティスファクション                                   アフターサービス満足度   92pt      95pt

経
               売上規模 ※                                5,778億円          9,000億円以上
済           営業利益率
価
                                                       6.9%            10%以上
値     海外売上高比率
                 (住設事業)                                25%             50%以上
                                                                         ※新収益認識基準調整後

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 2.TOTO WILL2030:カーボンニュートラルで持続可能な社会を実現
  CO2排出量の削減
                       商品ライフサイクルから見たCO2排出量の割合(2018年)




       60                                                                  1,957
                                                                           1,829

      3.1%                              1.8%         0.1%           0.3%   93.5%     1.2%

                                                  SBT※1に基づくCO2排出量削減

            事業所からのCO2総排出量削減                                           商品使用時のCO2排出量削減
                    省エネ改善・大型設備の更新                                      サスティナブルプロダクツの普及
                                再エネ導入:100%(2040年)                          環境性能の進化
                                                     *90%(2030年)


                                                          再生可能エネルギー拡大
(社会の動き)                                                                            建築物の省エネ、
                  水素利用                            CO2活用            上下水道・給湯エネルギー
                                                                      の脱炭素化         創エネ、蓄エネ
                                   ※1「SBT」:Science Based Targets、パリ協定の水準に整合する企業における温室効果ガス排出削減目標

                         2050年のカーボンニュートラル社会の実現に向けて、
                              SBTに基づく取り組みを進めていく。
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2.TOTO WILL2030:サスティナブルプロダクツ
■「きれいと快適」と「環境」を両立するTOTOらしい商品
                                                    対象商品
        きれいと快適・健康商品                                                        環境商品
                                                     サスティナブルプロダクツ
      きれい          快適 健康                                (78%)             節水 節湯 CO2削減
                 UD デザイン                                 2030年             節電 省エネ
■対象商品
                                               住宅                          パブリック




      大便器                                     浴室
 きれい(フチなし形状、                          きれい(きれい除菌水)・快適・デザイン          大便器  ウォシュレット 自動フラッシュバルブ
トルネード洗浄、セフィオンテクト)
                                        省エネ(魔法びん浴槽)・節湯             きれい    きれい  きれい(タッチレス)
   節水(4.8L以下)                                                    節水(6L以下) 節電       節水




ウォシュレット                                          洗面      キッチン      小便器     自動水栓    IoT対応
きれい(きれい除菌水)                                   きれい(きれい除菌水)・デザイン   きれい(タッチレス・きれい除菌水) 快適,UD
     節電                                           節湯(エコシングル)            節水          節水

      2030年までにTOTOらしい「サスティナブルプロダクツ」の構成比78%を目指す。
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2.TOTO WILL2030:価値創造モデル
                                                        TOTO WILL2030                                    2
                                                                                       【新たな価値創造】         0
【投入する資本】                                                        【アウトプット】                                 5
                  ■グローバル住設事業                                         高品質なサービス             社会的価値          0
 財務資本             ■新領域事業                                                                                 年
                                                                     と商品の提供
                                                                      コミュニケーション            環境価値
                                                                                                        すカ
 知的資本                                                                       ショールーム                      べー
                                                                強み          での提案
                                                                                      きれいと快適
                                                                                                お客様     てボ
 製造資本
                                                                            商品                  社員      のン
                   経営とCSRの一体化                             研究   調達     物流   (サスティナブル             お取引先様   人ニ
 人的資本
                                                          開発   ~生産   ~販売    プロダクツ)                      にュ
                                                                           販売チャネル     人とのつながり   株主
                                                                                                        快ー
                                                                                                社会      適ト
 社会関係                                                                      組み立て品質
                                                       バリューチェーン                                         でラ
  資本                                                                   アフター
                                                                         サービス                           健ル
 自然資本                                                                                                   康を
                                                     ステークホルダーとのリレーション                                   なめ
                                                                                           経済価値         暮ざ
                                                コーポレートガバナンス                                             らす
                                                                                                        し
                                                                                                        を
           経営基盤強化のため価値創造を強化し資本へ再投入する
 TOTOグループは広く社会や地球環境に貢献する存在であり続けることを
 目指している。そのために環境や社会的価値、経済価値を同時に実現する
    TOTOならではの企業活動を通じ、共通価値の創造に取り組む。
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(参考)2030年マーケット予測の前提
                                                               世帯主年齢別世帯数の予測
日本             リモデル需要
                                                  (単位:万戸)       5,333    5,411    5,412     5,348


                                                     ~54歳       1,925   1,888    1,812      1,891
                                                                 団塊Jr
                                                                         団塊Jr
                                                                                  団塊Jr
                                                     55-74歳                                  団塊Jr



                                                     75歳~
                                                                 団塊
                                                                          団塊
                                                                                   団塊
                                                                                             団塊


                                                                '15年    '20年   '25年   ‘30年
                                                   ◆世帯数の予測       出典:人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計」

                                                                水まわりリフォーム件数予測
                                                   単位:%
                                                  (水まわりリフォーム発生率)                          単位:万円
                                                                                          (世帯あたりGDP)
                                                                                           単位:万円
                                                   2.75%           実績   予測
                                                   2.50%                                    1,200
                                                   2.25%
                                                   2.00%                                    1,100
                                                   1.75%
                                                                                            1,000
◆ストック数の予測は下記を参考としTOTOにて試算                          1.50%
 出典:国交省「住宅着工統計」:野村総合研究所「2030年の住宅市場」                1.25%                                    900
                                                   1.00%
                                                   0.75%                                    800

                                                              '10
                                                              '11
                                                              '12
                                                              '13
                                                              '14
                                                              '15
                                                              '16
                                                              '17
                                                              '18
                                                              '19
                                                              '20
                                                              '21
                                                              '22
                                                              '23
                                                                                            (年度)
                                                              年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年 年

  今後、築20年以上のストック住宅が増加。リモデル中心層(55~74歳)の
  世帯数は横ばいで推移することから、リモデル件数も継続して伸長すると予測。
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(参考)2030年マーケット予測の前提
日本            新築住宅需要




                                                  66%




 人口減少等に伴い新築住宅着工戸数は2030年に63万戸まで減少と予測。
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(参考)2030年マーケット予測の前提
                                                  可処分所得構成比

海外          <市場の成長>                               TOTO対象商品          【例】     TOTO対象商品


            ・各国GDP予測成長率と同率伸長                        高級        3%    $10万~     高級
            ・可処分所得水準の向上                             中高級       15%   $5万~
            (購買力のあるターゲット層が増加)                                                 中高級


                                                    中級        35%   $1万~
                                                                                中級
            ・商品別・チャネル別販売予測
            ・ウォシュレット普及拡大
            ・販売商品の拡大と付加価値の                            無し
                                                                                   無し
             創出による積み上げ                                   世帯
                                                                                世帯



                       市場の伸長に比例してTOTO
セラミック
                       製品も伸長すると予測
・NAND市場規模の成長予測
・顧客(製造装置メーカー)との密な連携による
 顧客の成長スピードの把握
・取り換え需要規模を予測

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中期経営課題(WILL2030 STAGE1)
               2021~2023年度




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3.中期経営課題

『持続可能な社会』と『きれいで快適・健康な暮らし』に貢献する




                             「商品」                                 「サービス」
  TOTOらしい「きれい・快適・健康」に                                    世界中で人とのつながりを大切にし、
  役立ち「環境」配慮した商品群                                             信頼され続ける存在へ

                                                    「マーケティング」
                                                  各国のマーケットの見える化
                                               各国に合った生産~販売の仕組みづくり

                                                  「デジタルイノベーション」
        自社だけでは成し得ない価値創出、デジタル技術を活用した事業プロセス変革

 広く社会や地球環境に貢献する存在であり続けていくことで
      世界中にTOTOファンを増やしていく。
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3.中期経営課題:推進体制




      新体制で世の中を上回るスピードで変化していく。
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3.中期経営課題
 経営指標

                                               2020年度             2023年度
      売上                                       5,778億円           6,900億円
 営業利益                                           397億円              600億円
 営業利益率                                             6.9%             8.7%

 サスティナブル   69%                                                    2023年度
                                                                    73%
  プロダクツ (日本)
            74%                                                  (日本)80%
   構成比
                                         (海外)56%                 (海外)61%
  ROA                                              6.5%      ※     9.0%    ※

  ROE                                              7.7%            10.2%
                                               ※   営業利益ベース        (新収益認識基準調整後)
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3.中期経営課題
 全社 セグメント別 売上計画
                                                                     20⇒23    年平均
                                           2020年度        2023年度     累計伸長率     伸長率
 住設事業 (日本)                             4,198億円           4,650億円 +11%        (+4%)

         リモデル                                  2,886億円    3,412億円 +18%       (+6%)

              新築                               1,313億円    1,238億円   ▲5%      (▲2%)

 住設事業 (海外)                             1,377億円           2,000億円 +45%        (+15%)

              中国                               695億円      1,000億円 +44%       (+15%)

           アジア                                 282億円       420億円    +49%     (+16%)

              米州                               360億円       520億円    +45%     (+15%)

              欧州                                40億円       60億円     +50%     (+17%)

  セラミック事業                                      201億円      245億円 +22%         (+7%)

      全社計                              5,778億円           6,900億円 +19%        (+6%)

      ROA                                      6.5%        9.0%
      ROE                                      7.7%       10.2%       (新収益認識基準調整後)

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3.中期経営課題
 全社 営業利益計画の増減要因                                                                               単位:億円

                                                                                 (新収益認識基準調整後)


                                                +240 ▲105
                                                             ▲173
                              +507                                  ▲145
                                                                           ▲107
                                                                               ▲13    600


            397
                                     売上         革新活動 原材料     人財   減価償却 販売・ その他
                                     増加           コスト   価格   投資   開発生産 基盤強化
                                                リダクション       等    投資   投資等

       2020年度                                                                        2023年度
 ROA         6.5%                                                                     9.0%
 ROE         7.7%                                                                    10.2%

 海外を中心とした売上増加、及びコストリダクションにより
        営業利益600億円を目指す。
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3.中期経営課題:日本住設事業
 実現したい社会と重点戦略
      夢のリモデルで                                   地球環境にやさしい商品で
 『きれいで快適・健康な暮らし』を実現                              持続可能な社会を実現




 重点課題




        パブリックリモデル
          の加速



               販売革新

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3.中期経営課題:日本住設事業
  <住宅リモデル>あんしんリモデル 提供する価値の進化
■ショールーム



リモデル後の住まい
がイメージできる提案
■リモデルクラブ店
お客様にピッタリな
お店をご案内
                                                  カタチに
■リモデルライブラリー                                        なる

リモデルのお役立ち
情報をご提供
■サポートデスク



お客様をより
深く知り寄り添った対応

〝みえる・わかる″に加え、お客様の夢を描くお手伝いをすることで、
    お客様に寄り添い続け「夢のリモデル」を実現する。
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3.中期経営課題:日本住設事業
  <パブリックリモデル>新たな価値提案

    TOTOが実現するパブリックトイレ                                                    ③DXによる見える化で
                                                                          もっときれい・快適に
                                                  ②タッチレスの当たり前化で
                                                   安全・安心に                         空満表示

①クリーン技術/ウォシュレットで                                                                     温度一括設定
 きれい・快適に                                                                  オート開閉
                                                                            DX       清掃タイミング

                                                    自動水栓        排水口きれい                   故障検知

                                                            タッチレス
セフィオンテクト                  フチなし・トルネード
       クリーン技術/                                                           故障・清掃タイミングの見える化
       ウォシュレット                                     オートソープ       オート開閉
                                                                         空いている場所の見える化
                                                     リモデル需要を喚起             新しい価値の提案
きれい除菌水                          ウォシュレット              (感染対策・清潔手洗い)


  パブリックリモデルに新たな価値を提案することで、さらなる
「清潔で快適なトイレ文化」を実現し、世界に向けて発信していく。
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3.中期経営課題:日本住設事業
 <販売基盤強化>

  将来を見据えた販売体制の革新

<販売活動の革新>                                                       <最適な拠点・人員配置>
◆デジタルツールを活用した販売活動強化                                             ◆お客様に利便性の高いショールーム配置
◆ショールーム・営業センターの機能強化                                             ◆効率的な事務所運用
◆販社・パートナーとの強固な協業                                                ◆人財特性に合わせた人員配置


 日本住設事業 中期売上・営業利益計画
                                                2020年度(営業利益率)    2023年度(営業利益率) 伸長率
                                  売上            4,198億円           4,650億円     +11%
                             営業利益                228億円(5.4%)        285億円(6.1%)+21%
                         サスティナブル
                                                  74%                80%      +6pt
                        プロダクツ構成比
  需要別計画
                                  売上            2,886億円           3,412億円     +18%
  リモデル
                             営業利益                 211億円(7%)          265億円(8%)+25%
                                  売上            1,313億円            1,238億円    ▲5%
   新築                                              17億円(1%)           20億円(2%)+18%
                             営業利益
                                                (新収益認識基準調整後)

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3.中期経営課題:中国住設事業
 実現したい社会と重点戦略
  お客様価値の高い商品の提供を通じ                                       地球環境にやさしい商品で
 『きれいで快適・健康な暮らし』を実現                                       持続可能な社会を実現




 重点課題                                                販売戦略
                                                 ①    提供するお客様価値の最大化
 ブランド戦略
                                                 ・普及期に入ったウォシュレットの確固たる地位確立
所得水準の高まりにより、TOTOの顧客ター
                                                 ・小売代理店の活性化(代理店ショールームの提案力強化)
ゲット層は更に広がり多様化する。
                                                 ・流通制度改革
TOTOブランドがお客様にもたらす価値を伝
達し向上させていく。                                       ②    感動のサービスの提供
 「実用性」                             ステイタスを実感できる   ・お客様に感動を与える施工と修理サービスの提供
イメージに強み                              「ハイブランド」
                                                     事業基盤強化
  品質                              新しいお客様価値提案
  技術                              圧倒的な品質・サービス    ・マーケティング力の向上   ・商品戦略
  耐久性                                            ・最適なサプライチェーン構築 ・生産効率化
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3.中期経営課題:中国住設事業
                                     中国のお客様に商品をタイムリーに供給する拠点を整備する
 生産戦略
                                  地球にやさしい環境配慮型最新工場で消費エネルギーの極小化に挑戦する
■東陶福建第2工場(衛陶)                                                    ■南京東陶新工場(浴槽)
【第2工場側面イメージ】                                                      【全体イメージ】




                                                    2021年8月稼働                       2021年6月稼働

 中国住設事業                        中期売上・営業利益計画
                                        2020年度(営業利益率)            2023年度(営業利益率)      伸長率

               売上                               695億円             1,000億円           +44%
                                                 116億円(17%)         170億円(17%) +47%
          営業利益
                                                 現地通貨ベース(20%)      現地通貨ベース(20%)
                                                ※社会保険料優遇政策等を含む
    ウォシュレット                                     販売台数伸長率             +76%(20年度比)
      サスティナブル
                                                 49%                56%             +7pt
     プロダクツ構成比


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3.中期経営課題:アジア住設事業
 実現したい社会と重点戦略
      多様な文化・生活様式に浸透し                                 きれい・快適な商品でのリモデルで
       衛生的な生活環境を提供する                                期待以上の満足をお届けする(台湾)




 地域別重点課題                                                       共通戦略


 台湾               台湾で最も信頼される「水まわり関連のソリューション提供企業」になる
                                                            ウォシュレットの拡販

                                                            グローバル商品の投入
ベトナム              ベトナム国民から愛される信頼のNO,1ブランドを確立する

                                                            品質・サービス体制の
 タイ               販売ルート拡大と快適な空間提案で、安定した事業基盤を確立する
                                                                強化

 インド              次世代の巨大市場を開拓し、「信頼のブランド」を確立する
                                                            最適供給体制の構築

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3.中期経営課題:アジア住設事業
                                    グローバルに向けた供給拠点として生産性を高め生産能力を増強する
 生産戦略
                                    技術とノウハウを結集した地球にやさしい環境配慮型工場を実現する
■ベトナム:第4工場(衛陶)                                    ■ベトナム:新工場(水栓)
                                                   グローバル供給拠点として計画
                                                   環境配慮と生産性向上を両立
                                                   (Green Clean Smart)
          2022年7月本格稼働                                 2023年度中 稼働予定

 アジア住設事業                             中期売上・営業利益計画
                                2020年度(営業利益率)      2023年度(営業利益率) 伸長率
    売上                            282億円             420億円        +49%
  営業利益                                46億円(16%)     65億円(16%)       +42%
  サスティナブル
 プロダクツ構成比
                                        50%         54%            +4pt
                                                                ※売上伸長率・ウォシュレットは台数ベース




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3.中期経営課題:米州住設事業
 実現したい社会と重点戦略
 TOTOらしい生活価値の提案を通じ、                             DX技術やサスティナブル商品の普及
    お客様の快適な暮らしを提供                                で持続可能な社会や暮らしを実現




 重点課題

                              ウォシュレットを軸としたエリア別顧客接点再構築
 販売戦略                         ・販売網の強化(ショールーム・カウンター※・eコマース)     (※販売店の店頭販売)
                              ・サービスネットワークの構築

                             安定供給体制の確立
 生産戦略                          ・お客様の希望通りに届ける仕組みの構築 ・BCP対応の強化

                             やりがいに繋がる仕組み構築
 人財戦略                         ・新人事制度
                              ・新しい働き方の仕組み構築
                             (全ての社員が、やりがいを感じ、 誇りをもっていきいきと働くことができる職場であり続ける)

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3.中期経営課題:米州住設事業
                                   米州のお客様に商品をタイムリーに供給するため生産能力を増強する
 生産戦略
                                   地球にやさしい環境配慮型工場で消費エネルギーの極小化に挑戦する

■メキシコ工場設備増強(泥漿自製化) ■米国モロー工場再編
                                <新設>原料倉庫調製棟             ・自動化設備を導入し、歩留り・生産性を向上
                                                        ・環境配慮強化(2024年度中稼働に向け着手)

                                                        ■ウォシュレット供給体制の検討
                                                        ・ウォシュレットの現地組立
                                                        ・BCPを考慮した最適サプライチェーンの構築
 2022年度本格稼働させ生産効率を向上する

 米州住設事業                        中期売上・営業利益計画
                                  2020年度                  2023年度            伸長率
    売上                                 360億円               520億円            +45%
                                      25億円(7%)             50億円(10%)        2倍
  営業利益
                                        現地通貨ベース(10%)       現地通貨ベース(13%)

 ウォシュレット                           販売台数伸長率                +127%(20年度比)
  サスティナブル                                 70%                73%            +3pt
 プロダクツ構成比


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3.中期経営課題:欧州住設事業
 実現したい社会と重点戦略
   ウォシュレットを中心に欧州にきれい・快適な                                                 地球環境にやさしい商品で
   日本の水回り文化を定着させ世界へ広げていく                                                  持続可能な社会を実現
クラリッジス                              ムーリス                 ISH




 重点課題                      販売戦略
                                                   【ドイツ】 強固なプランマー網構築し欧州TOPブランドへ
                                                   【英仏】 著名現場獲得によるブランド発信強化
                         サービス戦略                   差別化されたサービスで信頼獲得
                           人財戦略                    社員のやりがいに繋がるしくみ・誇りをもって働ける風土づくり
 欧州住設事業                          中期売上・営業利益計画
                                         2020年度                 2023年度      伸長率
      売上                                   40億円                  60億円       +50%
    営業利益                                 ▲10億円                   ▲5億円         -
                                           現地通貨ベース(-)            現地通貨ベース( - )
 ウォシュレット                                販売台数伸長率                 +180%(20年度比)
  サスティナブル
                                                  83%            84%        +1pt
 プロダクツ構成比

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3.中期経営課題:セラミック事業
 実現したい社会と重点戦略

  DXによる社会の変革をTOTOのセラミック技術で支える

■セラミックオンリーワン商品の提供による価値提案
  売上高営業利益率:20%以上(2023年度)
■顧客の開発計画と同期したスピーディな新商品開発
  開発スピード:20%以上(vs2020年度)                                      静電チャック       AD部材

■セラミックスマートファクトリーの実現による事業基盤強化
  付加価値生産性:1.5倍(vs2020年度)

■サプライヤー様から顧客まで俯瞰した
           グローバルサプライチェーン                                      大型セラミック ボンディング
  棚卸資産日数:20%短縮(vs2020年度)                                               キャピラリ


 セラミック事業                             中期売上・営業利益計画
                                2020年度(営業利益率)       2023年度(営業利益率)   伸長率
         売上                           201億円           245億円         +22%
    営業利益                                 18億円(9%)     60億円(25%)     3.3倍

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3.中期経営課題:マーケティング革新活動
                                               世界中にTOTOファンを増やしていく
 目指す姿                                美しい・使って感動・また欲しい
                                『新たな生活価値』を世界中のお客様にお届けする
マーケティング革新:『商品戦略』に関わる研究開発・商品企画・プロモーション革新活動




              環境変化を受けた                            さらに進化させる    次の10年を支える
      価値伝達と                                      世界のマーケット    新たな生活価値の
     商品計画の実行                                       見える化         創出

 「新たな生活価値」を品質・デザイン・テクノロジーで追求する。
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3.中期経営課題:マーケティング革新活動
IF賞・レッドドットデザイン賞
                                                                  アクアオート
                                                                  コンテンポラリータイプ
                                                                  (オーバル)



                                                                                           アクアオート     アクアオート    自動洗浄小便器
ウォシュレットG5
                                                  アクアオート            アクアオート GMシリーズ




                                                  アクアオート              アクアオート                ガララート           ガララート
                                                  コンテンポラリータイプ       コンテンポラリータイプ(角)      浴槽&洗面器(ラウンド)   浴槽&洗面器(スクエア)



デザインとテクノロジーのさらなる融合                                                        デジタル技術を組み合わせ TOTOだからできる
  新たな生活価値                                                 ウェルネス                          新たな体験価値




世界中のお客様からご評価いただいたデザインとテクノロジーの融合を
さらに進化させ、デジタル技術を活用し新たな生活価値を創出する。
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3.中期経営課題:マーケティング革新活動
    価値伝達の
      強化




                                                   クリーンの革新の継続性




    WASHLET                                            CLEAN SYNERGY
                                                                            TOUCHLESS
1   “おしりを洗う”                                       2   こだわりの技術・デザインで    3    “触らない”という安心
      清潔な生活文化                                            実現できる“清潔と安心”

        TOTO CLEANOVATIONのクリーンの革新の継続性を
           3つの価値で世界のお客様へお伝えしていく。
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3.中期経営課題:デマンドチェーン革新活動
サプライチェーン革新

 目指す姿                           高速サプライチェーンによりグローバルに安定供給する

     グローバル安定供給                                    サプライチェーン再編、リードタイム短縮   適正在庫
                                                                          (棚卸資産)
      ・ 生販連携し、最適サプライチェーンで需要変動に対応
      ・ BCPに向けた在庫確保、複社購買、他拠点バックアップ体制                                      15%削減
①             計画的に地産地消を進め有事でも供給継続                                         (2023年目標)

              出来るBCP対応体制確立
                            衛生
                            陶器


      【日本】                                       【中国】             【米国】
各
事      ・プラットフォーム化                                ・販売見込み精度の向上       ・生産・販売・在庫情報共有
業      ・品番整理                                     ・品番整理              化による市場対応力強化
施      ・生産リードタイム短縮                               ・生産リードタイム短縮       ・物流リードタイム削減
策      ・適正在庫の確保                                  ・適正在庫の確保          ・品番整理 ・適正在庫の確保

強固で堅牢なサプライチェーンを再構築しサービスレベルを向上させる。
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3.中期経営課題:デマンドチェーン革新活動
 ものづくり革新

  目指す姿                              TOTOオンリーワン商品を続々と 開発し高速自動生産する

       シーズ・要素技術戦略の連携強化
         ・ 『マーケティング革新』 と連携した素材・シーズ技術開発                               生産性
                                                                    (開発生産性)
         ・ 次世代開発体制の確立
②      タイムリーな商品投入の強化                                               15%向上
         ・ ウィズ/アフターコロナのグローバル商品展開                                   (2023年目標)
         ・ プラットフォーム,モジュール化の推進 と グローバル同時展開

       工場生産能力の最大化                                自動化・リモートオペレーション     生産性

③
                                                                   (付加価値生産性)
         ・ 現拠点をフル活用し高速自動生産化に挑戦し、工程生産性を飛躍
         ・ グローバル需要変動、不測の事態発生時のバックアップ
         ・工場ビッグデータ活用による良品条件確立と直行率・歩留り向上
                                                                   15%向上
                                                                   (2023年目標)

デマンドチェーン革新コストリダクション(CR)80 億円/年 の継続                                  DC革新CR
                                                                   (デマンドチェーン革新)
・ 開発生産革新CR(生産材/原材料、もの創り)、物流革新CR、購買革新CR
                                                                    80 億円/年
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3.中期経営課題:マネジメントリソース革新活動
                                      多様な人財が集まり、安心して働き、イキイキと
   目指す姿
                                    チャレンジできる会社、社員が誇りに思える会社をつくる
 人財      (日本)                                      ■グループ社員とのオンラインミーティング ■14か国へ動画メッセージ配信


「多様な人財」がチャレンジできる職場
  <在宅勤務・リモートワーク推進>
「安心」してチャレンジできる職場
・65歳定年の実現
     ~安心して長くイキイキと                                                社員とのエンゲージメント強化し
・管理職について「役割処遇」へ見直し                                                高い組織力と人財力を実現
     ~役割と成果に応じたメリハリ                                  IT
                                                               コミュニケーション基盤
 ①女性の活躍推進
  ■女性管理職比率 21%(23年度)                                            共通インフラ基盤
 ②障がい者の活躍                                                        セキュリティ基盤
  ■障がい者雇用率 2.5%(20年度以降)                                   グローバルでセキュリティ強化および会社の垣根
                                                          を超えて情報を共有・活用できる基盤を実現
 ③性的マイノリティの取り組み推進
  ■ジェンダー平等実現に向けた風土醸成                               財務・経理
 ④社員満足度                                             ・投下資本効率(ROIC)を踏まえた
  ■意識調査総合スコア 76.0pt(23年度)                            メリハリある経営
                                                    ・DX活用による、グループ全体での会計
  多様な人財が新たな価値を創出                                     品質と効率の両立
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3.中期経営課題:グローバル環境目標
                                                                             区   2020年度    2023年度       SDGsの
     目指す姿                        主な取組                        指標              分    (見込)      (指標)         テーマ

                               きれいで快適な                                           日本:74%    日本:80%
きれいと快適・環境                      環境商品展開
                                       サスティナブルプロダクツ商品構成比                     ◆
                                                                                 海外:56%    海外:61%

    ・きれい・快適を世                                        トルネード出荷比率(海外)                  46%          56%
  き  界で実現する                   きれいで快適な
快 れ ・すべての人の使い                 トイレのグロー ウォシュレット出荷台数 (海外)                             77万台      134万台
適い   やすさを追求する                 バル展開    きれい除菌水ウォシュレット展開比率
 と                                                                                  35%          62%
                                                                      (海外)
     ・限りある水資源を                節水商品の普及
      守り、未来へつな                による水ストレ 商品使用時の水消費削減量                   ※1      ◆      9億㎥        11億㎥
      ぐ。                      スの軽減
     ・地球との共生へ温                カーボン                   事業所からのCO2総排出量           ◆    31.7万t       29.4万t
環     暖化対策に取り組                ニュートラル                 施策によるCO2排出量削減                 3.7万t        4.2万t
境     む。
                              の実現                    商品使用時CO2排出量削減   ※1           320万t        360万t
     ・地域社会とともに、
      持続的発展を目指 地域に根付いた 地域の課題解決に寄与する                                                  96件        150件
      す。        社会貢献活動 プロジェクト数 (2018年度からの累計)
     ・お客様と長く深い お客様満足の  アフターサービスお客様満足度 ※3     ◆                                      92pt         94pt
      信頼を築く。    向上                                   ショールーム満足度(日本)           ◆      73pt         75pt
   ・次世代のために、                  社員のボラン
つ   文化支援や社会貢                          ボランティア活動参加率                                   60%        100%
                              ティア活動推進
な人  献を行う。
がと                                                   社員満足度(日本)               ◆      74pt         76pt
り の ・働く喜びを、とも 働きやすい                                  女性管理職比率(日本)                    14%          21%
     につくり、わかち
      合う。                     会社の実現                  ライフイベントによる離職率(日本)
                                                                                    2.1%          0%
                                                                   ※2
※1 2005年当時の商品を普及し続けた場合と比べた削減効果 ※2 働き続けたい育児・介護者の離職率                           ◆:WILL2030の長期目標
※3 対象範囲:日本・米州・欧州・中国・台湾・インド・タイ・ベトナム

            サスティナブルプロダクツできれい・快適・環境に配慮した社会を実現する。
              カーボンニュートラルに向けたCO2削減と合わせてSDGsに貢献する。
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3.中期経営課題:TOTOのCSR活動(日本)
            水環境基金(2005年~)                                   建築文化の醸成




                                                 ギャラリー・間(1985~)

 「水環境の保全」「衛生的かつ快適な生活環境づくり」
      を重点分野として、のべ281団体
     (NPO・市民による活動)を支援。

           グリーンボランティア活動




                                                 TOTO出版(1989~)

                                                 建築家やデザイナーの思想・価値観を幅広く
                                                 発信。中国、台湾、シンガポール、ベトナム
                                                 など海外でも展覧会・講演会を開催。


建築文化の醸成や水環境基金、ボランティア活動を通して環境・衛生・生活改善に貢献
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3.中期経営課題:TOTOのCSR活動(海外)
                中国                                   ベトナム               米州
中国における「TOTO水環境基金」                               学校建設をサポート(8校目)    再生可能エネルギーの調達
(2018年~)



                                                                        2017年にUS EPA
                                                                        (米国環境保護)
                                                                        からGreen Power
                                                                        Leadership
            <孤児院への寄付の様子>                                                Awardに表彰

      インドネシア                                          タイ               インド
 水環境保全と環境教育を                                    地元の小学校へ          「インドにおける地下水保全・給水
 水環境基金で支援                                       衛生陶器と水栓金具を寄付     設備整備」を水環境基金で支援




持続可能な世界の実現のために、進出した国・地域に根差した様々な社会
貢献活動を実施。今後もCSR活動を継続しその国のTOTOになっていく。
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3.中期経営課題:投資計画(2021年度~2023年度)
 セグメント別計画                                                      投資額

                                               ・生産再編投資
 住設事業 (日本)
                                               ・ショールーム投資       300億円
                                               ・衛生陶器工場増強投資
 住設事業 (海外)
                                               ・水栓工場増強投資       560億円
  セラミック事業                                      ・セラミック事業増強投資     20億円
                                               ・IT関連投資         320億円
                                               ・環境関連投資         120億円
    全社共通
                                               ・グローバル商品開発投資     30億円
                                               ・定常投資           300億円
                                                 合計           1,650億円
                         今後3年間で1,650億円の投資を計画。
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3.中期経営課題:財務方針

財務方針
・キャッシュは、持続的な成長を目的とした成長投資に
 積極的に配分する。
・戦略投資や財務の健全性ならびに株主還元に留意し、
 バランスの取れた財務戦略を推進する。
・ROA9.0%、ROE10.2%を上回る水準を目指す。

株主還元方針
・獲得した利益・資金は、成長投資に回すことを第一優先とした
 上で、適切に株主還元を行う。

・各年度の配当は、配当性向40%を目途に行うことを基本とし、
 諸状況を勘案し決定する。


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おわりに



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4.おわりに

  TOTOグループは創立以来100有余年、創立者の
  「どうしても親切が第一、良品の供給・需要家の満足が
     掴むべき実体」という想いを受け継いでまいりました。
  これからも「TOTOらしさ」にさらに磨きをかけ、
  社会的価値・環境価値と経済価値を同時に実現するTOTO
  ならではの企業活動を通じ、持続可能な社会の実現と
  豊かで快適な生活文化の創造を目指してまいります。

  お客様に寄り添い新しい生活様式やお客様からのご要望に
  お応えし続けることで、TOTOグループが今まで以上に
  世界中のお客様・社会から必要とされ信頼される企業で
  あり続けるよう全社一丸となって邁進してまいります。

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このプレゼンテーション資料は、2021年4月28日現在の将来に関する前提・見通し・
計画に基づく予測が含まれています。世界経済・競合状況・為替の変動等にかかわる
リスクや不確定要因により実際の業績が記載の予測と大幅に異なる可能性があります。