2018年12月期 決算説明資料
２０１９年２月
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目次
1. 2018年12月期 決算のポイント Ｐ. 3
2. 2018年12月期業績 および 2019年12月期予想 Ｐ. 4
3. 営業利益増減要因 Ｐ. 5
4. 製品・分野別売上高 Ｐ. 7
5. 地域別売上高 Ｐ. 12
6. 設備投資・減価償却費・研究開発費 Ｐ. 13
7. 株主還元 Ｐ. 14
8. 2018年12月期 連結貸借対照表および連結キャッシュ・フロー計算書 Ｐ. 15
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1. 2018年12月期 決算のポイント
ポイント１
太陽電池用が、中国の政策転換の影響もあり下期に入り減速したものの、半導体
用をはじめ各用途は概ね好調に推移。中国高温ガス炉（HTR-PM)向けの計上
（32億円）もあり、売上高は過去最高をマーク。
ポイント2
営業利益・経常利益は、固定費の一部増加があったものの、売上増にともなう限
界利益増加や高付加価値製品の販売強化が寄与し前期比大幅増。
生産技術センター（香川）・中国子会社の生産設備において、期末に減損損失(5
億円)を計上したものの、当期純利益は前期比6割の増益達成。
ポイント3
2019年度については、世界経済の不透明感はあるものの、特殊黒鉛製品をはじめ
とする主力製品の需要は堅調で、中国高温ガス炉（HTR-PM)向けを除くと5%の
増収を見込む。利益面では原燃料価格の高騰や人件費等の固定費増加があるもの
の、営業・経常利益率は２桁台を確保。
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2. 2018年12月期業績 および 2019年12月期予想
19/12月期
17/12月期 18/12月期
（予想）
（単位：百万円） 前期比 内訳 前期比
1,2Q 19,500
売上高 35,240 41,132 + 5,891 / + 16.7 % 40,000 ▲ 1,132 / ▲ 2.8 %
3,4Q 20,500
1,2Q 2,400
営業利益 3,708 7,009 + 3,300 / + 89.0 % 5,000 ▲ 2,009 / ▲ 28.7 %
3,4Q 2,600
(売上高営業利益率） 10.5% 17.0% 12.5%
1,2Q 2,400
経常利益 3,719 7,057 + 3,337 / + 89.7 % 5,000 ▲ 2,057 / ▲ 29.2 %
3,4Q 2,600
(売上高経常利益率） 10.6% 17.2% 12.5%
親会社株主 1,2Q 1,700
に帰属する 3,020 4,910 + 1,889 / + 62.5 % 3,500 ▲ 1,410 / ▲ 28.7 %
当期純利益 3,4Q 1,800
1株当たり 1,2Q 81円06銭
145円52銭 234円52銭 166円88銭
当期純利益 3,4Q 85円82銭
112.2円／$ 110.4円／$ 105円／$
為替レート 126.7円／€ 130.4円／€ 125円／€
16.6円／人民元 16.7円／人民元 15.5円／人民元
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3. 営業利益増減要因
（2017年12月期実績 vs2018年12月期実績）
✔ 売上高の増加・採算性改善が限界利益増に貢献
✔ 固定費増分のうちは約8割が人件費
（単位：億円）
100 減価償却費減
限界利益増 2.9
49.2
固定費増
在庫関連 原燃料価格
10.3 為替 貸倒引当金増
その他
4.5 変動
影響額 0.4 0.7
2.4
0.8
50
18/12月期
営業利益
70.0
17/12月期
営業利益
37.0
0
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3. 営業利益増減要因
（2018年12月期実績 vs2019年12月期予想）
✔ 引き続き人件費は増加傾向で固定費が負担に
（単位：億円）
100
在庫関連
10.5
固定費増 限界利益減
為替影響額 原燃料価格
50 16.5 2.2 変動 減価償却費増 その他
4.6
18/12月期
4.5 2.0 0.7 19/12月期
営業利益
営業利益
70.0
（予想）
50.0
0
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4. 製品・分野別売上高 通期
（単位：百万円）
50,000 特殊黒鉛製品
【エレクトロニクス分野】
特殊黒鉛製品
41,132 【一般産業分野】
40,000 40,000
35,558 6,200 特殊黒鉛製品
35,240 7,529
34,066 【その他】
5,038 32,464
6,052 20,254
5,395
30,000 5,018 9,093
一般カーボン製品
18,957 【機械用カーボン分野】
15,551 9,683
15,700 16,093
8,765 8,505
8,790 14,219 7,719
4,959
一般カーボン製品
20,542 ※２ 1,744
1,747 【電気用カーボン分野】
20,000 1,535
3,781 1,513 3,033 1,481 3,656 4,332
3,339
3,300 2,966
9,885 複合材その他製品
5,380 4,991 5,074
5,329 【主要３製品】
5,153 5,311
5,215
774
10,000 1,733
複合材その他製品
3,379 8,767 9,248 【その他製品】
8,874
7,894 7,985 8,179 10,075
9,106 10,186 9,314 10,930
4,405 9,120
1,307
5,075 1,312 1,134 1,134
670 1,212 1,681 商品
0 2,155
468 743 1,407 1,003 1,182 704
※１
13/12月期 14/12月期 15/12月期 16/12月期 17/12月期 18/12月期 19/12月期
予想
※１. 2013年12月期より決算期を5月31日から12月31日に変更いたしました。このため2013年12月期は7ヶ月（一部子会社は9か月）の変則決算となっております。
※２. 2018年12月期の特殊黒鉛製品 その他の売上高には、中国高温ガス炉（HTR-PM)向けの売上高3,204百万円が含まれております。
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4. 製品・分野別売上高 半期
（単位：百万円）
25,000 特殊黒鉛製品
【エレクトロニクス分野】
22,056
20,500 特殊黒鉛製品
3,167 19,500 【一般産業分野】
20,000 19,075
18,675
4,022
16,941 3,507 特殊黒鉛製品
16,564 3,033
3,423 【その他】
15,522 4,538
2,866 2,628 11,769 9,836
15,000 8,484 9,121
2,152 8,668 一般カーボン製品
4,554 4,923 【機械用カーボン分野】
4,759
7,627 7,424 4,424
3,936 4,063
4,080
3,782 ※ 一般カーボン製品
896 854 890
6,592 820 【電気用カーボン分野】
10,000 824 714 1,767 1,888 2,177
657 1,724 2,155
1,557 1,408 1,614
2,404 複合材その他製品
2,696 2,586 2,485 2,588 【主要３製品】
2,511 2,642 2,614
5,000
4,427 複合材その他製品
4,340 4,564 4,683 【その他製品】
4,123 4,338
3,862 3,840
4,903 5,172
4,719 4,933 5,373 5,556
4,400 4,380
562 744
596 538 540 594 809 872 商品
0 651 1,029 1,125 341
525 478 530
362
16/12月期 16/12月期 17/12月期 17/12月期 18/12月期 18/12月期 19/12月期 19/12月期
1,2Q 3,4Q 1,2Q 3,4Q 1,2Q 3,4Q 1,2Q予想 3,4Q予想
※2018年12月期1,2Qの特殊黒鉛製品 その他の売上高には、中国高温ガス炉（HTR-PM)向けの売上高3,204百万円が含まれております。
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4. 製品・分野別売上高のポイント①
＜特殊黒鉛製品＞
ホットプレス用鋳型 単結晶シリコン製造装置
（単位：百万円） （カットモデル）
エレクトロニクス分野
6,200
15.1%
特殊黒鉛製品 一般産業分野
20,254 9,093
49.2% 22.1%
その他 4,959 12.1%
放電加工用電極
ポイント
【エレクトロニクス分野】
単結晶シリコン製造用：2018年は300mmウェハーを中心としたSiウェハー出荷面積が過去最高となり、当社の黒鉛製品も
大型材を中心に逼迫した状況が続いた。2017年、2018年比では伸びは鈍化するものの、2019年も成長局面は継続。
太陽電池製造用：下期より中国政府の政策転換もありダウントレンドに。2019年には稼働率の回復も予想されるが、いつ・
どの程度の回復となるか不透明な部分が多く楽観視はできない状況。
【一般産業分野】
放電加工用は、今後、中国の自動車生産台数の低下の影響が見込まれるが、東南アジアやメキシコなどは今後の伸びが期待で
きる地域。連続鋳造用は、半導体の好調に支えられ、ICリードフレーム向けを中心に、建築・配管向けも順調。課題である
グローバルでのシェアアップに今後取り組む。
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4. 製品・分野別売上高のポイント②
＜一般カーボン製品＞
（単位：百万円）
機械用カーボン分野 ベアリング
3,656
一般カーボン製品 8.9%
すり板
8,647
電気用カーボン分野 カーボンブラシ
21.0%
4,991
12.1%
ポイント
【機械用カーボン分野】
国内の軸受・シールリングなどの主力製品は、全般的に好調を維持。パンタグラフ用すり板は、景気に左右される事無く堅調
に推移しており、海外新規案件（新交通システム向け・中国地下鉄向け）の引合いが増加するなど、拡販は着実に進展。国内
私鉄各社への積極的なＰＲ活動も継続中。老朽化設備更新とあわせ生産能力を増強し、旺盛な需要に備える。
【電気用カーボン分野】
小型モーター用は、家電用（掃除機・洗濯機）・電動工具用ともにブラシレス化の流れや中国ローカルメーカーをはじめとす
る安価品との競合に向けた対応策として、さらなるコストダウンの継続、製造拠点の集約も含めたグローバル製販チェーンの
最適化、価格見直しなどによる収益改善の取り組みに着手。
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4. 製品・分野別売上高のポイント③
＜複合材その他製品＞
（単位：百万円）
黒鉛シート製品
複合材 主要３製品
その他製品 8,767
10,075 21.3% MOCVDサセプター
（SiCコーティング黒鉛製品）
24.5%
その他製品
1,307 3.2%
ボルト・ナット 三段トレイ
（C/Cコンポジット製品） （C/Cコンポジット製品）
ポイント
【主要３製品】
SiCコーティング黒鉛製品：主力用途であるMOCVD（LED・パワーデバイス）やSi-Epiに加え、SiC-Epi用途の伸長顕著。
新規装置搭載分に加え交換需要も出てきており、今後も需要量は大幅に増加する見込み。
C/Cコンポジット製品：工業炉はＣ／Ｃへの置き換えが順調に進んでおり、数年前からの取り組みが結実しつつある。太陽電
池用は低調に推移するものの、今後も工業炉・光ファイバー・半導体用途での拡販を継続。
黒鉛シート製品：冶金用・自動車用・エレクトロニクス用とも総じて安定継続。新規用途も継続して開拓していく。
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5. 地域別売上高
✔中国の高温ガス炉（HTR-PM）向け売上計上により今期アジア大幅増
✔来期は、成長戦略の要となる北米・欧州でも売上増を目指す
（単位：百万円） その他 北米 欧州 アジア 日本
50,000
41,132
40,000
40,000
35,558 35,240
34,066
32,464
15,198
16,482
30,000
13,713 14,029
13,561
13,396
20,542
20,000
7,312 19,048 15,212
14,663 14,989
14,063 ※2
13,091
10,000
9,771
3,612 4,664
3,486 3,286 3,201 3,659
1,938 3,368 3,054 3,508
1,337 2,665 2,537 2,840
0
182 ※1 289 201 152 179 171 132
13/12月期 14/12月期 15/12月期 16/12月期 17/12月期 18/12月期 19/12月期
（予想）
※１. 2013年12月期より決算期を5月31日から12月31日に変更いたしました。このため2013年12月期は7ヶ月（一部子会社は9か月）の変則決算となっております。
※２. 2018年12月期のアジアの売上高には、中国高温ガス炉（HTR-PM)向けの売上高3,204百万円が含まれております。
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6. 設備投資・減価償却費・研究開発費
✔ 来期より生産効率の向上および高付加価値化に向け積極的な設備投資を実行予定
（単位：百万円） 設備投資（左軸） 減価償却費（左軸） 研究開発費（右軸） （単位：百万円）
10,000 2,000
1,790
7,706
1,458
1,490 1,464
1,233
1,165
5,000 1,000
3,935
718 3,673 3,710
3,414
3,223
2,959
2,958
2,591 2,662 2,653
2,251 2,221
2,089
1,871 1,786 1,555
1,611
（２Q累計）
1,691 （２Q累計）
855 1,523 1,395
（２Q累計）
1,014 （２Q累計） 1,023 （２Q累計）
0 0
※
13/12月期 14/12月期 15/12月期 16/12月期 17/12月期 18/12月期 19/12月期
（予想）
※ 2013年12月期より決算期を5月31日から12月31日に変更いたしました。このため2013年12月期は7ヶ月（一部子会社は9か月）の変則決算となっております。
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7. 株主還元
✔ 資本効率・戦略投資とのバランスを勘案しつつ株主還元を強化
✔2018年度は20円の増配を予定
１株当たり配当金額（左軸） 連結配当性向（右軸）
70円 200%
182.4
60円
50.0 50.0 150%
50円
40円 128.9
100%
30.0
30円
25.0 25.0
22.0
20円 34.4
50%
11.5
21.3
10円
30.0
20.6
0円 0%
※1・2
13/12月期 14/12月期 15/12月期 16/12月期 17/12月期 18/12月期 19/12月期
(予想）
※ 1. 2013年12月期より決算期を5月31日から12月31日に変更いたしました。このため2013年12月期は7ヶ月（一部子会社は9か月）の変則決算となっております。
※ 2. 2013年12月期は当期純利益がマイナスであったため、連結配当性向については記載しておりません。
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8. 2018年12月期
連結貸借対照表および連結キャッシュ・フロー計算書
（単位：百万円） （単位：百万円）
連結キャッシュ・フロー
連結貸借対照表 17/12月末 18/12月末 17/12月期 18/12月期
計算書
現金及び現金同等物
資産合計 74,223 74,986 6,424 6,361
の期首残高
現金及び現金同等物
受取手形及び売掛金 14,255 15,274 ▲ 63 53
の増減額
現金及び現金同等物
たな卸資産 15,471 14,686 6,361 6,414
の期末残高
有形固定資産 24,642 23,502 営業活動によるCF 6,972 5,759
負債・純資産合計 74,223 74,986 投資活動によるCF ▲ 5,951 ▲ 4,318
有利子負債 1,194 505 財務活動によるCF ▲ 1,216 ▲ 1,169
資本金 7,810 7,947
純資産 60,986 64,096
自己資本比率 81.0% 84.5%
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（注）本資料のうち、業績見通し等に記載されている将来の数値は、開示時点で入手可能な情報に
基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでいますので、実際の業績は、業
況の変化などにより異なる場合があります。
＜お問合せ先＞
東洋炭素株式会社 広報・IR担当
TEL：06-6472-5811㈹
E-mail：ir＠toyotanso.co.jp
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