5301 東海カーボ 2020-02-17 14:00:00
中期経営計画のローリングに関するお知らせ [pdf]

                                                           2020 年 2 月 17 日
各 位
                                     会 社 名   東海カーボン株式会社
                                     代表者名    代表取締役社長 長坂 一
                                             (コード番号:5301 東証第1部)
                                     問合せ先    経営企画部長 辻 雅史
                                             (TEL.03-3746-5228)


                    中期経営計画のローリングに関するお知らせ


 東海カーボングループは、2019 年 2 月 14 日付「中期経営計画 T-2021 について」において、2019 年から
2021 年までの 3 ヵ年の中期経営計画「T-2021」を公表いたしましたが、事業環境の変化や業績の状況を踏ま
え、新たに 2020 年から 2022 年までの 3 ヵ年の中期経営計画「T-2022」を策定いたしましたので、お知らせい
たします。



1.中期経営計画ローリングの背景


 当社グループは、前中期経営計画(T-2021)で掲げた重点施策について、2019 年度に着実に進めてまいりま
した。一方で米中貿易摩擦の長期化と欧州経済の減速により、対面業界である鉄鋼生産、自動車生産、半導体
市場等の成長が鈍化し、2018 年度にひっ迫していた黒鉛電極需要が 2019 年より緩和しております。
 これらの状況を踏まえ、販売数量・価格の前提を現状の実態に合わせ、ローリング方式で連結数値目標の見
直しを実施いたしました。世界の電炉鋼生産は今後とも成長が見込まれる中、2020 年下期以降に電極余剰在
庫が解消し、当社においても成長軌道への回帰を見込んでいます。
 尚、今後も経営環境の変化に柔軟に対応するため、ローリング方式で 3 ヵ年の中期経営計画を年次で見直し
てまいります。



2.中期経営計画 T-2022 の基本方針


 前回プラン(T-2021)から変更ありません。
  (1) 収益基盤の強化
      ①   コア事業における安定キャッシュフローの創出
      ②   買収 4 案件の PMI (M&A 成立後の統合プロセス)
      ③   大幅な設備更新、環境投資
  (2) 成長機会の拡大
      ①   成長分野における新規設備投資による能力増強
      ②   事業及び製品ポートフォリオの最適化
      ③   戦略分野への M&A 投資継続
      ④   技術開発力強化の継続的な取り組み
  (3) 連結ガバナンス体制構築
      ①   本社組織・制度見直し
      ②   北米統括会社の機能拡充
      ③   人材の確保・育成


                                 1
3.業績目標(連結)


                               2022 年主要業績目標                   (参考)2019 年実績
            売上高                     3,000 億円                      2,620 億円
           営業利益                      540 億円                        543 億円
                *1
             ROS                      18%                            21%
                     *2
            EBITDA                   820 億円                        771 億円
    *1
         ROS : Return On Sales(営業利益率)
    *2
         EBITDA : Earnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortization(金利・税金・償却前利益)




4.重点施策


 前回プラン(T-2021)の重点施策をベースに、各事業の環境変化に沿った軌道修正をいたしました。
  (1) 電極事業の安定的キャッシュフローの創出
  (2) カーボンブラック事業のシナジー創出
  (3) 成長市場への積極投資
  (4) 次世代商品の開発
  (5) 連結ガバナンス体制の構築・強化



(注) 本中期経営計画は、現時点で入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える不確実な要因の仮定を前提
  としています。実際の業績は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。


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