5301 東海カーボ 2019-11-06 15:00:00
2019年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年11月6日
上場会社名 東海カーボン株式会社 上場取引所 東
コード番号 5301 URL https://www.tokaicarbon.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 長坂 一
問合せ先責任者 (役職名) 理事財務経理部長 (氏名) 佐藤 昭彦 TEL 03-3746-5100
四半期報告書提出予定日 2019年11月14日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家・アナリスト向け電話会議)
(百万円未満切捨て)
1.2019年12月期第3四半期の連結業績(2019年1月1日~2019年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年12月期第3四半期 198,624 27.8 49,422 △1.5 48,987 △3.9 31,048 △47.2
2018年12月期第3四半期 155,385 107.0 50,160 562.6 50,982 479.6 58,814 591.3
(注)包括利益 2019年12月期第3四半期 20,710百万円( △64.1%) 2018年12月期第3四半期 57,652百万円( 391.6%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2019年12月期第3四半期 145.66 -
2018年12月期第3四半期 275.92 -
(注)2019年12月期第1四半期連結会計期間において、Tokai Carbon Korea Co., Ltd.及びTokai Carbon CB Ltd.との企業結合に係る暫定的な
会計処理の確定を行っており、2018年12月期第3四半期に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させておりま
す。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2019年12月期第3四半期 435,303 220,202 46.1
2018年12月期 329,868 207,833 56.7
(参考) 自己資本 2019年12月期第3四半期 200,519百万円 2018年12月期 187,140百万円
(注)1.2019年12月期第1四半期連結会計期間において、Tokai Carbon Korea Co., Ltd.及びTokai Carbon CB Ltd.との企業結合に係る暫定
的な会計処理の確定を行っており、2018年12月期に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。
2.2019年12月期第1四半期連結会計期間において、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16
日)等を適用しており、2018年12月期に係る各数値については、遡及適用後の数値を反映させております。
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018年12月期 - 12.00 - 12.00 24.00
2019年12月期 - 24.00 -
2019年12月期(予想) 24.00 48.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 :無
3.2019年12月期の連結業績予想(2019年1月1日~2019年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 262,600 13.5
58,000 △20.6 57,300 △21.5 36,100 △50.8 169.36
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :有
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年12月期3Q 224,943,104株 2018年12月期 224,943,104株
② 期末自己株式数 2019年12月期3Q 11,790,454株 2018年12月期 11,789,466株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年12月期3Q 213,153,169株 2018年12月期3Q 213,155,367株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
(四半期決算補足説明資料の入手方法について)
当社は、2019年11月6日(水)に機関投資家・アナリスト向け決算説明会を電話会議方式で開催する予定です。
この説明会の資料は、開催日当日に当社ウェブサイトに掲載いたします。
東海カーボン株式会社(5301) 2019年12月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………… 2
(1)当四半期決算の経営成績に関する説明 …………………………………………………………… 2
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 8
(会計方針の変更) …………………………………………………………………………………… 8
(追加情報) …………………………………………………………………………………………… 8
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………… 9
(企業結合等関係) …………………………………………………………………………………… 11
― 1 ―
東海カーボン株式会社(5301) 2019年12月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間(2019年1月1日から2019年9月30日まで)の世界経済は、米中貿易摩擦の深刻化、
英国のEU離脱を巡る展開、欧州経済の減速、中東情勢等、不確実性が高く、今後の動向を注視していく必要があ
ります。
このような情勢下、当社グループは2019年から2021年の3年間を対象とした中期経営計画を策定し、「収益基
盤の強化」「成長機会の拡大」「連結ガバナンス体制構築」の3つの基本方針をもとに、2021年の定量目標とし
て設定した売上高3,800億円、営業利益1,130億円、ROS30%の達成を目指してまいります。
当第3四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高は前年同期比27.8%増の1,986億2千4百万円、営
業利益は前年同期比1.5%減の494億2千2百万円、経常利益は前年同期比3.9%減の489億8千7百万円、親会社株主
に帰属する四半期純利益は、前年同期に特別利益228億円が発生したため、前年同期比47.2%減の310億4千8百万
円となりました。
セグメント別の経営成績は下記のとおりです。
[黒鉛電極事業部門]
前年同期の黒鉛電極の供給不足は、顧客の在庫積み増しや欧州経済減速により緩和され、当社の販売数量は前
年同期比で減少いたしました。一方で、主要原材料の世界的なひっ迫等により、販売価格は前年同期比で上昇し
ております。
この結果、当事業部門の売上高は前年同期比5.5%増の730億2千3百万円となり、営業利益は前年同期比4.7%減
の362億6千2百万円となりました。
[カーボンブラック事業部門]
当社対面業界であるタイヤメーカー向けの販売において、アジア地域では米中貿易摩擦の影響を受け販売数量
が前年同期比で減少いたしました。
一方、米国の新拠点Tokai Carbon CB Ltd.の連結寄与により、前年同期比で販売数量上昇による増収増益とな
りました。
この結果、当事業部門の売上高は前年同期比64.0%増の803億5千9百万円となり、営業利益は前年同期比4.0%
増の79億6千9百万円となりました。
[ファインカーボン事業部門]
一般産業用向けは引き続き堅調に推移し黒鉛素材生産設備は高稼働を維持いたしました。また、韓国のTokai
Carbon Korea Co., Ltd.が2018年6月より連結子会社となり、売上高、営業利益の増加に寄与しました。
この結果、当事業部門の売上高は前年同期比32.7%増の232億4千6百万円となり、営業利益は前年同期比114.5
%増の49億1千9百万円となりました。
[精錬ライニング事業部門]
当 社 は 2019 年 7 月 26 日 に ド イ ツ の 炭 素 黒 鉛 製 品 メ ー カ ー Tokai COBEX HoldCo GmbH( 旧 商 号 COBEX HoldCo
GmbH)及びそのグループ会社を連結子会社化したことから、報告セグメントを追加しております。主な事業は、
アルミ精錬用カソード、高炉用ブロック、炭素電極等の研究開発、製造、販売となります。
当第3四半期連結累計期間においては、当事業部門の8月及び9月の2か月分の業績が反映されております。
売上高は45億1千1百万円となり、営業損益は12億4千4百万円の損失となりました。 Tokai COBEX HoldCo GmbHの営
業利益は黒字となっておりますが、のれん償却費等約14億円と企業結合に係る一過性の取得費用等が約14億円発
生しているため、当該2か月の営業損益としては損失を計上しております。
[工業炉及び関連製品事業部門]
工業炉の売上高は、主要需要先である情報技術関連業界向けの設備投資が引き続き進んだことから、前年同期
比増となりました。発熱体その他製品の売上高は、中国経済の減速により中国向けの需要が減少したものの、ガ
― 2 ―
東海カーボン株式会社(5301) 2019年12月期 第3四半期決算短信
ラス業界向けの需要が堅調に推移したため前年同期比微増となりました。
この結果、当事業部門の売上高は前年同期比2.7%増の82億8百万円となり、営業利益は前年同期比5.3%増の21
億5千5百万円となりました。
[その他事業部門]
摩擦材
事業再構築の一環として実施している四輪市販向け市場撤退を主要因として、売上高が減少いたしました。そ
の他市場では、産業用ロボット向け、鉱山機械を中心とした建機向けの需要が減少いたしました。
この結果、摩擦材の売上高は前年同期比17.7%減の57億7千4百万円となりました。
負極材
リチウムイオン二次電池用負極材の市場は、CO2排出規制の強化、米国でのZero-Emission-Vehicle規制の対象
メーカー拡大、中国でのNew-Energy-Vehicle施策の導入等により拡大しておりますが、前年同期比で数量が伸び
ずに売上高は減少いたしました。
この結果、負極材の売上高は前年同期比24.9%減の33億9千2百万円となりました。
その他
不動産賃貸等その他の売上高は、前年同期比5.0%減の1億8百万円となりました。
以上により、当事業部門の売上高は前年同期比20.4%減の92億7千5百万円となり、営業利益は前年同期比68.4
%減の2億8千2百万円となりました。
― 3 ―
東海カーボン株式会社(5301) 2019年12月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年12月31日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 46,797 44,075
受取手形及び売掛金 55,137 49,426
商品及び製品 17,106 21,781
仕掛品 23,113 38,052
原材料及び貯蔵品 18,569 26,157
その他 3,999 6,580
貸倒引当金 △504 △503
流動資産合計 164,220 185,571
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 19,504 22,035
機械装置及び運搬具(純額) 42,033 41,606
炉(純額) 2,370 4,354
土地 7,341 7,167
建設仮勘定 5,972 14,659
その他(純額) 3,092 5,660
有形固定資産合計 80,312 95,484
無形固定資産
ソフトウエア 1,279 1,731
のれん 29,749 98,034
顧客関連資産 26,358 27,383
その他 4,417 6,335
無形固定資産合計 61,805 133,484
投資その他の資産
投資有価証券 17,204 17,289
退職給付に係る資産 1,995 1,936
繰延税金資産 3,593 850
その他 786 737
貸倒引当金 △50 △50
投資その他の資産合計 23,529 20,764
固定資産合計 165,648 249,732
資産合計 329,868 435,303
― 4 ―
東海カーボン株式会社(5301) 2019年12月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年12月31日) (2019年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 22,364 17,201
電子記録債務 3,637 3,933
短期借入金 39,641 89,483
コマーシャル・ペーパー - 30,000
1年内返済予定の長期借入金 2,068 1,033
未払法人税等 11,208 3,716
未払消費税等 607 -
未払費用 2,932 2,814
賞与引当金 1,276 1,986
その他 7,915 11,706
流動負債合計 91,654 161,874
固定負債
社債 - 10,000
長期借入金 8,000 18,000
繰延税金負債 14,309 15,037
退職給付に係る負債 5,081 5,564
役員退職慰労引当金 86 83
執行役員等退職慰労引当金 57 63
環境安全対策引当金 577 296
その他 2,267 4,181
固定負債合計 30,381 53,226
負債合計 122,035 215,101
純資産の部
株主資本
資本金 20,436 20,436
資本剰余金 17,333 17,333
利益剰余金 148,990 172,365
自己株式 △7,258 △7,260
株主資本合計 179,500 202,874
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 7,345 7,381
為替換算調整勘定 △732 △10,513
退職給付に係る調整累計額 1,026 777
その他の包括利益累計額合計 7,640 △2,354
非支配株主持分 20,692 19,682
純資産合計 207,833 220,202
負債純資産合計 329,868 435,303
― 5 ―
東海カーボン株式会社(5301) 2019年12月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上高 155,385 198,624
売上原価 87,797 121,714
売上総利益 67,587 76,909
販売費及び一般管理費 17,426 27,487
営業利益 50,160 49,422
営業外収益
受取利息 104 226
受取配当金 357 370
受取賃貸料 116 104
持分法による投資利益 685 71
為替差益 233 -
その他 499 447
営業外収益合計 1,997 1,220
営業外費用
支払利息 360 431
為替差損 - 423
その他 815 800
営業外費用合計 1,175 1,655
経常利益 50,982 48,987
特別利益
固定資産売却益 67 59
退職給付制度終了益 - 53
関係会社清算益 33 23
段階取得に係る差益 22,843 -
特別利益合計 22,944 135
特別損失
固定資産除却損 13 443
固定資産売却損 4 0
特別損失合計 18 443
税金等調整前四半期純利益 73,909 48,679
法人税、住民税及び事業税 15,339 15,589
法人税等調整額 △657 432
法人税等合計 14,681 16,022
四半期純利益 59,227 32,656
非支配株主に帰属する四半期純利益 412 1,608
親会社株主に帰属する四半期純利益 58,814 31,048
― 6 ―
東海カーボン株式会社(5301) 2019年12月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
四半期純利益 59,227 32,656
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △1,485 31
為替換算調整勘定 229 △11,731
退職給付に係る調整額 △58 △249
持分法適用会社に対する持分相当額 △260 1
その他の包括利益合計 △1,574 △11,946
四半期包括利益 57,652 20,710
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 56,453 21,053
非支配株主に係る四半期包括利益 1,199 △343
― 7 ―
東海カーボン株式会社(5301) 2019年12月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
(IFRS第16号 「リース」の適用)
一部の在外子会社において、第1四半期連結会計期間より国際財務報告基準(IFRS)第16号「リース」を適用
し、借手の会計処理として原則すべてのリースについて四半期連結貸借対照表に資産及び負債を計上しておりま
す。
当該会計基準の適用にあたり、経過措置として認められている当該会計基準の適用による累積的影響額を適用開
始日に認識する方法を採用しております。
なお、当該会計基準の適用が四半期連結財務諸表に与える影響は軽微であります。
(追加情報)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会
計期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区
分に表示しております。
― 8 ―
東海カーボン株式会社(5301) 2019年12月期 第3四半期決算短信
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年9月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連
その他 結損益計
調整額
カーボン ファイン 工業炉及 事業 合計 算書計上
黒鉛電極 (注)2
ブラック カーボン び関連製 計 (注)1 額
事業
事業 事業 品事業 (注)3
売上高
外部顧客への売上高 69,239 48,987 17,518 7,991 143,736 11,648 155,385 - 155,385
セグメント間の内部
5 69 66 278 421 0 421 △421 -
売上高又は振替高
計 69,245 49,057 17,585 8,269 144,158 11,648 155,806 △421 155,385
セグメント利益 38,062 7,660 2,293 2,048 50,064 894 50,959 △798 50,160
(注)1. 「その他事業」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、摩擦材事業、負極材
事業及び不動産賃貸等を含んでおります。
2. セグメント利益の調整額△798百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△744百万円
が含まれております。全社費用は、報告セグメントに帰属しない研究開発費等であります。
3. セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4. セグメント利益は、「注記事項(企業結合等関係)(1),(2)」に記載の暫定的な会計処理の確定に
よる取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額により開示しております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連
その他 結損益計
調整額
カーボン ファイン 精錬ライ 工業炉及 事業 合計 算書計上
黒鉛電極 (注)2
ブラック カーボン ニング事 び関連製 計 (注)1 額
事業
事業 事業 業 品事業 (注)3
売上高
外部顧客への売上高 73,023 80,359 23,246 4,511 8,208 189,349 9,275 198,624 - 198,624
セグメント間の内部
13 54 88 - 469 626 0 626 △626 -
売上高又は振替高
計 73,036 80,413 23,335 4,511 8,678 189,975 9,275 199,250 △626 198,624
セグメント利益又は損
36,262 7,969 4,919 △1,244 2,155 50,062 282 50,345 △922 49,422
失(△)
(注)1. 「その他事業」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、摩擦材事業、負極材
事業及び不動産賃貸等を含んでおります。
2. セグメント利益又は損失(△)の調整額△922百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費
用△930百万円が含まれております。全社費用は、報告セグメントに帰属しない研究開発費等でありま
す。
3. セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントの変更に関する事項
当第3四半期連結会計期間より、Tokai COBEX HoldCo GmbH及びそのグループ会社であるTokai COBEX
GmbH、Tokai COBEX Polska sp. z.o.o.、Tokai COBEX (Shanghai) Ltd.について、2019年7月26日付で
全株式を取得し連結の範囲に含めたことにより、「精錬ライニング事業」を新たに報告セグメントに追加
しております。これにより、従来「調整額」に含めていた当該企業結合に係る取得関連費用について、
「精錬ライニング事業」に含めております。
なお、この報告セグメントの変更が、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報に与える影響はあり
ません。
― 9 ―
東海カーボン株式会社(5301) 2019年12月期 第3四半期決算短信
3.報告セグメントごとの資産に関する情報
(子会社の取得による資産の著しい増加)
当第3四半期連結会計期間より、Tokai COBEX HoldCo GmbH及びそのグループ会社3社について全株式
を取得し連結の範囲に含めたことにより、前連結会計年度の末日に比べ、「精錬ライニング事業」のセグ
メント資産が1,099億3千7百万円増加しております。
なお、当該セグメント資産は、当第3四半期連結会計期間末において取得原価の配分が完了していない
ため、暫定的に算定された金額であります。
4.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
(のれんの金額の重要な変動)
「精錬ライニング事業」において、Tokai COBEX HoldCo GmbH及びそのグループ会社3社について全株
式を取得し連結の範囲に含めております。
当該事象によるのれんの増加額は、当第3四半期連結累計期間において753億3千7百万円であります。
なお、のれんの金額は、当第3四半期連結会計期間末において取得原価の配分が完了していないため、
暫定的に算定された金額であります。
― 10 ―
東海カーボン株式会社(5301) 2019年12月期 第3四半期決算短信
(企業結合等関係)
企業結合に係る暫定的な会計処理の確定
(1) 2018年5月28日に行われたTokai Carbon Korea Co., Ltd.との企業結合について前連結会計年度において暫
定的な会計処理を行っておりましたが、第1四半期連結会計期間に確定しております。
これに伴い、当第3四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる比較情報において取得原価の当初
配分額に重要な見直しが反映されており、有形固定資産に1,502百万円、無形固定資産である顧客関連資産に
21,327百万円、無形固定資産である技術関連資産に1,528百万円、無形固定資産である受注残高に370百万円、
たな卸資産に985百万円、繰延税金負債に6,222百万円、非支配株主持分に10,836百万円配分された結果、暫定
的に算定されたのれんの金額28,980百万円は、8,653百万円減少し、20,326百万円となっております。
この結果、前第3四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書は、主として売上原価、減価償却費が増加し
た結果、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益がそれぞれ1,678百万円減少しております。
(2) 2018年8月31日に行われたTokai Carbon CB Ltd.との企業結合について前連結会計年度において暫定的な会
計処理を行っておりましたが、第1四半期連結会計期間に確定しております。
これに伴い、当第3四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる比較情報において取得原価の当初
配分額に重要な見直しが反映されており、有形固定資産に3,430百万円、無形固定資産である顧客関連資産に
2,640百万円、無形固定資産である技術関連資産に1,781百万円、たな卸資産に115百万円配分された結果、暫
定的に算定されたのれんの金額10,045百万円は、7,967百万円減少し、2,078百万円となっております。
この結果、前第3四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書は、主として売上原価が増加し、のれん償却
費が減少した結果、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益がそれぞれ135百万円減少しておりま
す。
取得による企業結合
2019年6月17日付で締結いたしました、Sofian MidCo S.à r.l.の保有するCOBEX HoldCo GmbHの全株式を取得し
子会社とする契約に基づき、2019年7月26日付で以下のとおり株式の取得を完了し、同社及びそのグループ会社3
社を連結子会社としております。
1. 企業結合の概要
(1) 被取得企業の名称及びその事業の内容
被取得企業の名称 COBEX HoldCo GmbH
事業の内容 アルミ精錬用カソード、高炉用ブロック、炭素電極等の製造・販売・研究開発
(2) 企業結合を行った主な理由
当社は、2019年2月に公表した3ヵ年中期経営計画「T-2021」におきまして、今後の業容拡大、収益性向
上に資する戦略投資案件を積極的に検討する方針を掲げております。
COBEX社は、アルミ精錬用のカソード、一貫製鉄所の主要設備である高炉の内貼りに使われるライニング
(高炉用ブロック)、金属シリコンなどの精錬に使われる炭素電極の3分野において世界有数の市場シェア
を有しております。ポーランドの2工場におけるコスト競争力や、高機能・高品質の黒鉛化カソードや高炉
用ブロックの生産に強みを持ち、優良顧客との長期に亘る取引関係をベースに強固な事業基盤を築いており
ます。
当社は、本件により、鉄を凌ぐ成長が期待されるアルミニウム関連事業はじめ上記3事業の世界市場にリ
ーディングプレーヤーとして参入を果たすことになります。COBEX社を当社の7番目の事業として取り込む
ことにより、当社の規模拡大・収益力の向上・安定化のみならず、事業ポートフォリオの多角化や欧州事業
の強化(東欧における生産拠点の確保)を図ることができ、ひいては当社の更なる企業価値向上につなげる
ことを目的としております。
(3) 企業結合日
2019年7月26日
(4) 企業結合の法的形式
現金を対価とした株式取得
(5) 結合後企業の名称
Tokai COBEX HoldCo GmbH
(6) 取得した議決権比率
100%
― 11 ―
東海カーボン株式会社(5301) 2019年12月期 第3四半期決算短信
(7) 取得企業を決定するに至った主な根拠
当社が、現金を対価とした株式取得により、COBEX HoldCo GmbHの議決権を100%保有することとなったた
めであります。
2. 四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に含まれる被取得企業の業績の期間
2019年7月31日をみなし取得日としているため、2019年8月1日から2019年9月30日までの業績を含めており
ます。
3. 被取得企業の取得原価及び対価の種類ごとの内訳
取得の対価 現金 75,797百万円(624,076千ユーロ)
取得原価 75,797百万円(624,076千ユーロ)
4. 主要な取得関連費用の内容及び金額
アドバイザー等に対する報酬・手数料等 1,411百万円
5. 発生したのれんの金額、発生原因、償却方法及び償却期間
(1) 発生したのれんの金額
75,337百万円(621,646千ユーロ)
なお、上記の金額は当第3四半期連結会計期間末において取得原価の配分が完了していないため、暫定的
に算定された金額であります。
(2) 発生原因
主として今後の事業展開により期待される超過収益力であります。
(3) 償却方法及び償却期間
10年間にわたる均等償却
― 12 ―