5290 ベルテクス 2020-05-15 15:30:00
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月15日
上場会社名 株式会社ベルテクスコーポレーション 上場取引所 東
コード番号 5290 URL https://www.vertex-grp.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 土屋 明秀
問合せ先責任者 (役職名) 経理担当部長 (氏名) 小向 久夫 TEL 03-3556-2801
定時株主総会開催予定日 2020年6月26日 配当支払開始予定日 2020年6月29日
有価証券報告書提出予定日 2020年6月29日
決算補足説明資料作成の有無 : 無
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期の連結業績(2019年4月1日∼2020年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 39,014 31.4 3,788 50.5 3,959 46.9 2,336 △60.6
2019年3月期 29,701 ― 2,516 ― 2,694 ― 5,934 ―
(注)包括利益 2020年3月期 2,183百万円 (△62.8%) 2019年3月期 5,867百万円 (―%)
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2020年3月期 262.01 261.07 10.4 9.2 9.7
2019年3月期 712.28 ― 27.0 6.2 8.5
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 △17百万円 2019年3月期 23百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期 42,046 23,014 54.6 2,599.46
2019年3月期 43,569 21,949 50.4 2,387.85
(参考) 自己資本 2020年3月期 22,978百万円 2019年3月期 21,949百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 2,942 △1,157 △1,504 7,706
2019年3月期 2,078 △2,272 △468 7,425
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2019年3月期 ― ― ― 70.00 70.00 644 9.8 2.9
2020年3月期 ― ― ― 60.00 60.00 531 22.9 2.4
2021年3月期(予想) ― ― ― 50.00 50.00 17.7
(注)2020年3月期 期末配当の内訳 普通配当 50.00円 特別配当 10.00円
3. 2021年 3月期の連結業績予想(2020年 4月 1日∼2021年 3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 16,000 △5.6 1,200 △1.0 1,200 △7.7 750 △15.5 84.85
通期 40,000 2.5 4,000 5.6 4,000 1.0 2,500 7.0 282.82
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有
ゼニス羽田ホールディングス株
新規 ― 社 (社名) 、 除外 1 社 (社名)
式会社
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 有
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 11,684,450 株 2019年3月期 11,684,450 株
② 期末自己株式数 2020年3月期 2,844,908 株 2019年3月期 2,492,443 株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 8,917,542 株 2019年3月期 8,332,236 株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の
業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料
P.4「(4)今後の見通し」をご覧ください。
株式会社ベルテクスコーポレーション(5290) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… 4
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………… 5
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………… 5
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………… 7
(3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………… 9
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………… 11
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………… 13
(会計上の見積りの変更) ………………………………………………………………………… 13
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………… 13
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………… 15
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………… 15
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株式会社ベルテクスコーポレーション(5290) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当社は2018年10月1日にゼニス羽田ホールディングス株式会社(現ゼニス羽田株式会社)と株式会社ホクコンの
共同持株会社として設立されました。設立に際し、ゼニス羽田ホールディングス株式会社(現ゼニス羽田株式会
社)を取得企業として企業結合会計を適用しているため、前連結会計年度(2018年4月1日~2019年3月31日)の連結
経営成績は、取得企業であるゼニス羽田ホールディングス株式会社(現ゼニス羽田株式会社)の前連結会計年度
(2018年4月1日~2019年3月31日)の連結経営成績を基礎に、株式会社ホクコンおよびその関係会社の前連結会計
年度(2018年10月1日~2019年3月31日)の連結経営成績を連結したものになります。
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移
しました。一方、人手不足や原材料高騰の影響に伴う生産・物流コストの上昇、国内で発生している自然災害、
米中貿易摩擦に加え、新型コロナウイルスの感染拡大による経済への影響が懸念されており、先行きは不透明な
状況が続いております。
当連結会計年度の業績につきましては、売上高は39,014百万円(前年同期比31.4%増)、営業利益は3,788百万
円(前年同期比50.5%増)、経常利益は3,959百万円(前年同期比46.9%増)となりました。また、負ののれん発
生益は前年同期に4,190百万円を計上されたものの当連結会計年度に計上されなかったため、親会社株主に帰属
する当期純利益は2,336百万円(前年同期比60.6%減)となりました。
セグメント業績を示すと、次のとおりであります。
(コンクリート事業)
ゼニス羽田株式会社と株式会社ホクコンによる2018年10月の経営統合後、初めてホクコングループの業績を
12か月間取り込むこととなる当連結会計年度において、積極的に両社によるシナジー効果の発現に努めてまい
りました。主な施策として、営業所の統合、販売アイテムの集約による高付加価値製品群への特化、ロジステ
ィクスを起点とした全社的なコストの再検討、統一的な販売価格のマーケティング戦略を、スピード感をもっ
て実行いたしました。その結果、売上高は28,372百万円(前年同期比28.2%増)、営業利益は3,602百万円
(前年同期比37.1%増)となりました。
(パイル事業)
Hyper-ストレート工法・節杭を用いたFP-BESTEX工法を中心とした収益拡大に努めました結果、売上高は
4,520百万円(前年同期比57.5%増)、営業利益は128百万円(前年同期比183.7%増)となりました。
(防災事業)
国土交通省等による「防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策」の実行フェーズの2年目となる当
連結会計年度において、落石及び土砂の防護柵の業界の中で顧客の信頼に足る技術力と国内最大規模の実験設
備を有する主要メーカーとして多様な製品群の開発に努めてきたことが結実し、売上高は4,083百万円(前年
同期比47.3%増)、営業利益は1,061百万円(前年同期比76.1%増)となりました。
(その他事業)
セラミック事業及び賃貸事業については、ほぼ計画通りに推移したものの、コンクリートの調査・試験事業
等が低調であったことなどから、売上高は2,039百万円(前年同期比5.7%増)、営業利益は367百万円(前年
同期比4.0%増)となりました。
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株式会社ベルテクスコーポレーション(5290) 2020年3月期 決算短信
なお、株式会社ホクコンおよびその子会社の経営統合前に相当する2018年4月1日から2019年3月31日までの期間
の経営成績に前連結会計年度の経営成績を通算した連結経営成績(以下、「ホクコングループの上半期を加味した
前年同期」とします。)と当連結会計年度の経営成績を比較した場合、以下のとおりとなります。
<売上高>
ホクコングループの
上半期を加味した前 当連結会計年度 前年同期比
年同期 (注)
コンクリート事業 29,191百万円 28,372百万円 △2.8%
パイル事業 4,932百万円 4,520百万円 △8.4%
防災事業 2,772百万円 4,083百万円 47.3%
その他事業 2,131百万円 2,039百万円 △4.3%
連結 39,027百万円 39,014百万円 △0.0%
(注)会計監査を受けておりません。
<営業利益>
ホクコングループの
上半期を加味した前 当連結会計年度 前年同期比
年同期 (注)
コンクリート事業 2,731百万円 3,602百万円 31.9%
パイル事業 44百万円 128百万円 189.4%
防災事業 602百万円 1,061百万円 76.1%
その他事業 327百万円 367百万円 12.0%
消去または全社 △1,435百万円 △1,370百万円 ―
連結 2,271百万円 3,788百万円 66.8%
(注)会計監査を受けておりません。
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末における財政状態におきましては、総資産は42,046百万円(前連結会計年度末と比べ1,522百
万円減)となりました。
流動資産は26,711百万円(前連結会計年度末と比べ1,118百万円減)となりました。これは主に受取手形及び売
掛金が10,625百万円(前連結会計年度末と比べ769百万円減)、電子記録債権が2,701百万円(前連結会計年度末と
比べ283百万円減)となったこと等によるものであります。
固定資産は15,335百万円(前連結会計年度末と比べ404百万円減)となりました。これは主に有形固定資産が
11,604百万円(前連結会計年度末と比べ878百万円減)となったこと等によるものであります。
流動負債は、13,256百万円(前連結会計年度末と比べ2,801百万円減)となりました。これは主に支払手形及び
買掛金が4,230百万円(前連結会計年度末と比べ3,310百万円減)、電子記録債務が2,832百万円(前連結会計年度
末と比べ1,146百万円増)となったこと等によるものであります。
固定負債は5,775百万円(前連結会計年度末と比べ213百万円増)となりました。これは主に長期借入金が1,684
百万円(前連結会計年度末と比べ260百万円減)、退職給付に係る負債が1,974百万円(前連結会計年度末と比べ
428百万円増)となったこと等によるものです。
純資産は23,014百万円(前連結会計年度末と比べ1,065百万円増)となりました。これは主に利益剰余金が
18,506百万円(前連結会計年度末と比べ1,691百万円増)、自己株式が4,210百万円(前連結会計年度末に比べ
509百万円増)となったこと等によるものです。
以上の結果、自己資本比率は54.6%(前期末比4.2%増)となりました。
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株式会社ベルテクスコーポレーション(5290) 2020年3月期 決算短信
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前年同期に比べ281百万円増加し、
7,706百万円となりました。
当連結会計年度に係る区分ごとのキャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、2,942百万円(前年同期比864百万円増)の資金収入となりました。
その主な要因は、税金等調整前当期純利益3,619百万円の計上、売上債権の減少1,053百万円等の資金収入に対
し、仕入債務の減少2,094百万円、法人税等の支払額1,603百万円等の資金支出によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、1,157百万円(前年同期比1,115百万円増)の資金支出となりまし
た。その主な要因は、有形固定資産の取得による支出1,120百万円等の資金支出よるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,504百万円(前年同期比1,035百万円減)の資金支出となりまし
た。その主な要因は、長期借入による収入1,100百万円の資金収入に対し、長期借入金の返済による支出1,301
百万円、自己株式の取得による支出509百万円及び配当金の支払637百万円等の資金支出によるものです。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2019年3月期 2020年3月期
自己資本比率(%) 50.4 54.6
時価ベースの自己資本比率(%) 23.2 29.7
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) 2.3 1.5
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) 91.0 119.0
・自己資本比率:自己資本/総資産
・時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
・インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1) いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
(注2) 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。
(注3) キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しています。
(注4) 利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
(4)今後の見通し
今後のわが国経済は、緩やかに回復することが期待されるものの、消費税率の引き上げ後の消費動向、新型コ
ロナウイルスの感染拡大、米中の通商問題等による経済停滞の懸念に十分に留意する必要があります。
当社グループが属する土木分野を中心とするわが国の建設業界においては、民間の建設投資、国土強靭化や防
災・減災対策、老朽化が進む社会インフラの維持・更新需要の高まり等に対応するための働き手の確保が課題と
なっております。
当社グループは、コンクリート二次製品業界で初となる大型水平統合により業界随一の全国規模のネットワー
クを備える企業グループとなりましたが、これに加えて今後は、技術力、発想力等、グループ内の有形無形の資
産を最大限活用し、建設業界、ひいてはわが国の課題解決の一助となるべく、革新的な製品の開発・供給に取り
組んでまいります。
2021年3月期の連結業績見通しにつきましては、売上高40,000百万円、営業利益4,000百万円、経常利益4,000百
万円、親会社株主に帰属する当期純利益2,500百万円を見込んでおります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響につきましては現在精査中であり、これまでに顕在化しているものを
除いて上記の業績予想に織り込んでおりません。業績予想の修正が必要になった場合には、速やかに開示いたし
ます。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は日本基準で連結財
務諸表を作成する方針であります。
なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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株式会社ベルテクスコーポレーション(5290) 2020年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 8,332,448 8,574,618
受取手形及び売掛金 11,395,053 10,625,307
電子記録債権 2,984,732 2,701,081
未成工事支出金 178,529 371,539
商品及び製品 3,233,256 3,073,252
仕掛品 354,173 154,296
原材料及び貯蔵品 737,918 603,345
その他 634,548 623,635
貸倒引当金 △20,792 △15,766
流動資産合計 27,829,868 26,711,310
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 11,648,937 11,472,659
減価償却累計額 △9,488,989 △9,337,739
建物及び構築物(純額) 2,159,947 2,134,920
機械装置及び運搬具 11,840,054 11,415,030
減価償却累計額 △11,133,831 △10,664,368
機械装置及び運搬具(純額) 706,222 750,662
工具、器具及び備品 7,350,989 7,278,774
減価償却累計額 △6,727,319 △6,804,374
工具、器具及び備品(純額) 623,669 474,399
土地 8,790,283 8,121,543
リース資産 170,425 111,703
減価償却累計額 △132,061 △78,016
リース資産(純額) 38,363 33,686
建設仮勘定 164,530 89,021
有形固定資産合計 12,483,017 11,604,233
無形固定資産 172,397 152,959
投資その他の資産
投資有価証券 1,298,480 1,146,329
長期貸付金 25,027 61,209
退職給付に係る資産 ― 23,407
繰延税金資産 1,136,226 1,265,145
その他 734,036 1,324,465
貸倒引当金 △109,558 △242,365
投資その他の資産合計 3,084,211 3,578,191
固定資産合計 15,739,626 15,335,384
資産合計 43,569,495 42,046,694
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 7,540,851 4,230,615
電子記録債務 1,685,494 2,832,211
短期借入金 1,710,000 1,660,000
1年内返済予定の長期借入金 1,124,794 1,183,453
1年内償還予定の社債 90,000 ―
リース債務 15,550 12,721
未払法人税等 914,228 809,973
賞与引当金 514,727 462,334
工場閉鎖損失引当金 423,374 98,844
その他 2,038,984 1,966,057
流動負債合計 16,058,004 13,256,211
固定負債
長期借入金 1,945,174 1,684,760
リース債務 25,664 23,590
繰延税金負債 905,733 644,319
退職給付に係る負債 1,546,006 1,974,856
再評価に係る繰延税金負債 650,951 650,951
工場閉鎖損失引当金 135,644 157,832
資産除去債務 37,035 381,192
その他 316,107 258,194
固定負債合計 5,562,317 5,775,698
負債合計 21,620,322 19,031,909
純資産の部
株主資本
資本金 3,000,000 3,000,000
資本剰余金 4,457,483 4,457,517
利益剰余金 16,815,435 18,506,921
自己株式 △3,701,037 △4,210,814
株主資本合計 20,571,881 21,753,625
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 157,492 4,606
土地再評価差額金 1,219,799 1,219,799
その他の包括利益累計額合計 1,377,291 1,224,405
新株予約権 ― 36,754
純資産合計 21,949,172 23,014,785
負債純資産合計 43,569,495 42,046,694
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 29,701,948 39,014,437
売上原価 22,655,288 28,867,773
売上総利益 7,046,659 10,146,663
販売費及び一般管理費 4,529,833 6,357,697
営業利益 2,516,825 3,788,966
営業外収益
受取利息 447 967
受取配当金 22,752 34,533
持分法による投資利益 23,985 ―
経営指導料 40,000 40,000
貸倒引当金戻入額 1,396 6,457
補助金収入 63,000 61,891
その他 142,777 154,607
営業外収益合計 294,360 298,457
営業外費用
支払利息 22,600 24,886
持分法による投資損失 ― 17,266
支払手数料 22,500 ―
創立費償却 26,087 ―
操業休止費用 ― 32,872
その他 45,750 53,236
営業外費用合計 116,937 128,262
経常利益 2,694,248 3,959,162
特別利益
固定資産売却益 14,299 193,406
投資有価証券売却益 ― 8,404
負ののれん発生益 4,190,079 ―
特別利益合計 4,204,378 201,810
特別損失
固定資産売却損 ― 150
固定資産除却損 7,225 25,893
固定資産圧縮損 1,700 ―
退職給付費用 ― 360,296
経営統合関連費用 25,243 13,351
工場閉鎖費用 77,635 121,032
減損損失 161,910 285
その他 ― 20,000
特別損失合計 273,715 541,009
税金等調整前当期純利益 6,624,911 3,619,963
法人税、住民税及び事業税 988,234 1,594,705
法人税等調整額 △298,229 △311,191
法人税等合計 690,004 1,283,514
当期純利益 5,934,906 2,336,448
親会社株主に帰属する当期純利益 5,934,906 2,336,448
7
株式会社ベルテクスコーポレーション(5290) 2020年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 5,934,906 2,336,448
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △67,007 △152,885
その他の包括利益合計 △67,007 △152,885
包括利益 5,867,899 2,183,562
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 5,867,899 2,183,562
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株式会社ベルテクスコーポレーション(5290) 2020年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 2,000,000 743,845 11,257,036 △1,470,716 12,530,165
当期変動額
株式移転による増加 1,000,000 3,713,637 △2,133,995 2,579,642
剰余金の配当 △376,507 △376,507
親会社株主に帰属
5,934,906 5,934,906
する当期純利益
自己株式の取得 △96,325 △96,325
自己株式の処分 0 0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 1,000,000 3,713,637 5,558,399 △2,230,320 8,041,716
当期末残高 3,000,000 4,457,483 16,815,435 △3,701,037 20,571,881
その他の包括利益累計額
その他有価証券 その他の包括利益 新株予約権 純資産合計
土地再評価差額金
評価差額金 累計額合計
当期首残高 224,499 1,219,799 1,444,298 ― 13,974,463
当期変動額
株式移転による増加 2,579,642
剰余金の配当 △376,507
親会社株主に帰属
5,934,906
する当期純利益
自己株式の取得 △96,325
自己株式の処分 0
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △67,007 △67,007 △67,007
額)
当期変動額合計 △67,007 ― △67,007 ― 7,974,709
当期末残高 157,492 1,219,799 1,377,291 ― 21,949,172
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株式会社ベルテクスコーポレーション(5290) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 3,000,000 4,457,483 16,815,435 △3,701,037 20,571,881
当期変動額
株式移転による増加 ―
剰余金の配当 △644,962 △644,962
親会社株主に帰属
2,336,448 2,336,448
する当期純利益
自己株式の取得 △509,827 △509,827
自己株式の処分 33 50 84
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― 33 1,691,486 △509,776 1,181,743
当期末残高 3,000,000 4,457,517 18,506,921 △4,210,814 21,753,625
その他の包括利益累計額
その他有価証券 その他の包括利益 新株予約権 純資産合計
土地再評価差額金
評価差額金 累計額合計
当期首残高 157,492 1,219,799 1,377,291 ― 21,949,172
当期変動額
株式移転による増加 ―
剰余金の配当 △644,962
親会社株主に帰属
2,336,448
する当期純利益
自己株式の取得 △509,827
自己株式の処分 84
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △152,885 △152,885 36,754 △116,131
額)
当期変動額合計 △152,885 ― △152,885 36,754 1,065,612
当期末残高 4,606 1,219,799 1,224,405 36,754 23,014,785
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株式会社ベルテクスコーポレーション(5290) 2020年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 6,624,911 3,619,963
減価償却費 763,872 993,911
減損損失 161,910 285
固定資産圧縮損 1,700 ―
負ののれん発生益 △4,190,079 ―
貸倒引当金の増減額(△は減少) 35,832 127,782
賞与引当金の増減額(△は減少) △43,895 △52,393
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △41,316 428,850
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) △4,290 ―
工場閉鎖損失引当金の増減額(△は減少) △74,286 121,032
受取利息及び受取配当金 △23,200 △35,501
支払利息 22,600 24,886
持分法による投資損益(△は益) △23,985 17,266
為替差損益(△は益) 659 △23
固定資産除売却損益(△は益) △7,074 △167,361
投資有価証券売却損益(△は益) ― △8,404
売上債権の増減額(△は増加) △2,723,312 1,053,396
たな卸資産の増減額(△は増加) 159,780 301,443
仕入債務の増減額(△は減少) 2,100,970 △2,094,082
その他 △103,939 198,631
小計 2,636,857 4,529,682
利息及び配当金の受取額 28,600 40,901
利息の支払額 △22,839 △24,721
法人税等の支払額 △564,455 △1,603,208
営業活動によるキャッシュ・フロー 2,078,163 2,942,654
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の増減額(△は増加) 20,897 39,097
有価証券の売却による収入 ― 25,000
有形固定資産の取得による支出 △2,174,542 △1,120,105
有形固定資産の売却による収入 14,334 534,005
無形固定資産の取得による支出 △10,377 △13,442
関係会社株式の取得による支出 △20,000 △119,140
貸付けによる支出 △27,576 △87,656
貸付金の回収による収入 18,069 40,044
その他 △93,675 △455,033
投資活動によるキャッシュ・フロー △2,272,870 △1,157,229
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株式会社ベルテクスコーポレーション(5290) 2020年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △70,000 △50,000
長期借入れによる収入 1,050,000 1,100,000
長期借入金の返済による支出 △719,783 △1,301,755
社債の償還による支出 △236,000 △90,000
リース債務の返済による支出 △19,834 △15,309
自己株式の取得による支出 △96,325 △509,742
自己株式の処分による収入 0 84
配当金の支払額 △376,703 △637,457
財務活動によるキャッシュ・フロー △468,646 △1,504,180
現金及び現金同等物に係る換算差額 △659 23
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △664,014 281,267
現金及び現金同等物の期首残高 6,398,424 7,425,429
株式移転に伴う現金及び現金同等物の増加額(△は
1,691,019 ―
減少)
現金及び現金同等物の期末残高 7,425,429 7,706,697
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株式会社ベルテクスコーポレーション(5290) 2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計上の見積りの変更)
(退職給付債務の計算方法に係る見積りの変更)
当連結会計年度より、一部の連結子会社において退職給付債務の計算方法を簡便法から原則法へ変更しておりま
す。この変更はゼニス羽田株式会社と株式会社ホクコンの退職金制度の統合をするとともに、退職給付債務の金額
の算定の精度を高め、退職給付費用の期間損益計算をより適正化するために行ったものであります。この変更に伴
い、当連結会計年度末における退職給付に係る負債が360,296千円増加し、同額を退職給付費用として特別損失に計
上しております。
(セグメント情報等)
(セグメント情報)
1.報告セグメントの概要
(1)報告セグメントの決定方法
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取
締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであり
ます。
当社グループは、その製品・サービスの内容により、「コンクリート事業」、「パイル事業」、「防災事業」
及び「その他事業」の4つを報告セグメントとしております。
(2)各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
「コンクリート事業」は、マンホール、ヒューム管、ボックスカルバート等のコンクリート二次製品の製造・
販売、その関連商品の販売並びにこれら製品の据付工事を行っております。
「パイル事業」は、遠心力プレストレスコンクリートパイルの製造・販売並びに杭打工事を行っております。
「防災事業」は、各種落石防護柵等の防災製品の製造・販売、その関連商品の販売並びに設置工事を行ってお
ります。
「その他事業」は、セラミック製品の製造・販売、機器レンタル及び資材販売、RFID(非接触ICタグ)の販売
並びに不動産の賃貸を行っております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表を作成するために採用している会計処理の原
則及び手続に準拠した方法であります。
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株式会社ベルテクスコーポレーション(5290) 2020年3月期 決算短信
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 連結
調整額 財務諸表
コンクリー 合計
パイル事業 防災事業 その他事業 (注) 1 計上額
ト事業 (注) 2
売上高
外部顧客への売上高 22,128,813 2,870,753 2,772,758 1,929,622 29,701,948 ― 29,701,948
セグメント間の内部
41,580 384 ― 70,302 112,267 △112,267 ―
売上高又は振替高
計 22,170,393 2,871,137 2,772,758 1,999,925 29,814,215 △112,267 29,701,948
セグメント利益 2,628,733 45,194 602,721 352,929 3,629,578 △1,112,752 2,516,825
セグメント資産 23,556,798 2,166,558 1,917,568 3,788,916 31,429,843 12,139,652 43,569,495
その他の項目
減価償却費 620,694 30,167 5,556 73,565 729,984 33,888 763,872
有形固定資産及び
713,536 8,056 2,039 1,465,794 2,189,427 59,030 2,248,457
無形固定資産の増加額
(注) 1.調整額は、以下のとおりであります。
(1)セグメント利益の調整額△1,112,752千円は、セグメント間取引消去△64,530千円、各報告セグメントに配
分していない全社費用△1,048,222千円であります。なお、全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一
般管理費であります。
(2)セグメント資産の調整額12,139,652千円は、報告セグメントに帰属しない全社資産であり、その主なもの
は余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)及び管理部門に係る資産等であります。
(3)減価償却費の調整額33,888千円は、主に報告セグメントに帰属しない管理部門の減価償却費であります。
(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額59,030千円は、主に報告セグメントに帰属しない管理部
門の設備投資額であります。
2.セグメント利益は連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント 連結
調整額 財務諸表
コンクリー 合計
パイル事業 防災事業 その他事業 (注) 1 計上額
ト事業 (注) 2
売上高
外部顧客への売上高 28,372,003 4,520,110 4,083,214 2,039,108 39,014,437 ― 39,014,437
セグメント間の内部
42,291 ― ― 128,498 170,789 △170,789 ―
売上高又は振替高
計 28,414,295 4,520,110 4,083,214 2,167,606 39,185,226 △170,789 39,014,437
セグメント利益 3,602,690 128,216 1,061,427 367,193 5,159,528 △1,370,563 3,788,966
セグメント資産 22,208,693 1,673,554 2,096,281 3,749,441 29,727,970 12,318,723 42,046,694
その他の項目
減価償却費 836,376 49,675 4,978 74,640 965,670 28,241 993,911
有形固定資産及び
893,475 30,067 6,892 66,114 996,549 10,983 1,007,533
無形固定資産の増加額
(注) 1.調整額は、以下のとおりであります。
(1)セグメント利益の調整額△1,370,562千円は、セグメント間取引消去104,105千円、各報告セグメントに配
分していない全社費用△1,474,667千円であります。なお、全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一
般管理費であります。
(2)セグメント資産の調整額12,318,723千円は、報告セグメントに帰属しない全社資産であり、その主なもの
は余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)及び管理部門に係る資産等であります。
(3)減価償却費の調整額28,241千円は、主に報告セグメントに帰属しない管理部門の減価償却費であります。
(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額10,983千円は、主に報告セグメントに帰属しない管理部
門の設備投資額であります。
2.セグメント利益は連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
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株式会社ベルテクスコーポレーション(5290) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 2,387.85円 2,599.46円
1株当たり当期純利益金額 712.28円 262.01円
潜在株式調整後
― 261.07円
1株当たり当期純利益
(注) 1.前連結会計年度の1株当たり当期純利益金額は、当社が2018年10月1日に株式移転によって設立された会社
であるため、会社設立前の2018年4月1日から2018年9月30日までの期間については、取得企業であるゼニ
ス羽田ホールディングス株式会社の期中平均株式数に株式移転比率を乗じた数値を用いて計算しておりま
す。
2.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載し
ておりません。
3.1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 5,934,906 2,336,448
普通株主に帰属しない金額(千円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する
5,934,906 2,336,448
当期純利益(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 8,332,236 8,917,542
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) ― 2,336,448
普通株式増加数(株) ― 31,884
(うち新株予約権(株)) ― (31,884)
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1
株当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在 ― ―
株式の概要
4.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
純資産の部の合計額(千円) 21,949,172 23,014,785
普通株式に係る期末の純資産額(千円) 21,949,172 22,978,030
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の普
9,192,007 8,839,542
通株式の数(株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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