5216 J-倉元 2021-08-11 15:10:00
2021年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]
2021年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
2021年8月11日
上場会社名 株式会社 倉元製作所 上場取引所 東
コード番号 5216 URL http://www.kuramoto.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 時 慧
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 (氏名) 小峰 衛 TEL 0228-32-5111
四半期報告書提出予定日 2021年8月11日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2021年12月期第2四半期の業績(2021年1月1日∼2021年6月30日)
(1) 経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年12月期第2四半期 445 △23.1 △14 ― 3 ― △13 ―
2020年12月期第2四半期 579 △13.9 △158 ― △233 ― 864 ―
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2021年12月期第2四半期 △0.43 ―
2020年12月期第2四半期 38.98 ―
(2) 財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年12月期第2四半期 1,722 596 34.5
2020年12月期 1,260 301 23.9
(参考)自己資本 2021年12月期第2四半期 593百万円 2020年12月期 301百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年12月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00
2021年12月期 ― 0.00
2021年12月期(予想) ― 0.00 0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2021年12月期の業績予想(2021年 1月 1日∼2021年12月31日)
現時点では業績に影響を与える未確定な要素が多いため、業績予想を算出することが困難な状況です。業績予想につきましては、合理的に予測可能と
なった時点で公表します。
※ 注記事項
(1) 四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年12月期2Q 33,831,519 株 2020年12月期 31,582,119 株
② 期末自己株式数 2021年12月期2Q 1,309,570 株 2020年12月期 1,309,570 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年12月期2Q 31,217,048 株 2020年12月期2Q 22,190,925 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に掲載されている将来に関する記述は、当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々
な要因により大きく異なる可能性があります。
㈱倉元製作所(5216)2021年12月期第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………………………… 2
2.四半期財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………………… 3
(1)四半期貸借対照表 ………………………………………………………………………………………………… 3
(2)四半期損益計算書 ………………………………………………………………………………………………… 4
第2四半期累計期間 ……………………………………………………………………………………………… 4
(3)四半期キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………………… 5
(4)四半期財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………………… 6
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 6
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 6
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 6
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 7
3.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 7
継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………………………………… 7
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1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期累計期間(2021年1月1日~2021年6月30日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症
の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きも徐々にみられるものの、未だ全体としては弱
さが継続している環境で推移いたしました。また、先行きにつきましては、感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接
種を推進するなかで、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、持ち直しの動きが続くことが期待されます。た
だし、感染症が内外経済をさらに下振れさせるリスクに十分注意する必要があるとされております。
このような環境の中、前年から引き続き受注が低迷したことから売上は低調に推移いたしました。
これらの結果、当第2四半期累計期間の売上高は、445百万円(前年同四半期比23.1%減)に、営業損失は14百
万円(前年同四半期は営業損失158百万円)に、経常利益は3百万円(前年同四半期は経常損失233百万円)に、災
害による損失の計上により四半期純損失は13百万円(前年同四半期は四半期純利益864百万円)となりました。
(2)財政状態に関する説明
①資産、負債及び純資産の状況
当第2四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末と比べて462百万円増加し、1,722百万円となりました。
流動資産は、現金及び預金の増加などにより372百万円増の866百万円に、固定資産は、有形固定資産の増加など
により90百万円増の855百万円となりました。
負債は、支払手形及び買掛金の増加などにより166百万円増加し、1,125百万円となりました。
純資産は、那須マテリアル株式会社等から第三者割当増資の払込み等を受けたため、295百万円増加し、596百万
円となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は463百万円となり、前事業
年度末に比べ308百万円の増加となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は24百万円(前年同四半期は260百万円の使用)となりました。これは主に売上債
権が増加したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は5百万円(前年同四半期は5百万円の獲得)となりました。これは有形固定の取
得によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は338百万円(前年同四半期は485百万円の獲得)となりました。これは主に株式の
発行による収入によるものです。
(3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年12月期の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止策を講じるなかで、各種政策の効果や
海外経済の改善もあって、持ち直しの動きが続くことが期待されますが、国内外の感染拡大による下振れリスクの
懸念があります。
このような状況の中、当社においては、営業と技術の両面から顧客ニーズを的確に捉え、顧客ニーズに資する製
品を供給するとともに、新たな市場開拓を通して受注の安定・拡大に努めてまいります。
なお、当社の通期の業績につきましては、現時点では業績に影響を与える未確定な要素が多いため、業績予想を
数値で示すことが困難な状況です。業績予想については、合理的に予測可能となった時点で公表いたします。
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2.四半期財務諸表及び主な注記
(1)四半期貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当第2四半期会計期間
(2020年12月31日) (2021年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 154,857 463,604
受取手形及び売掛金 120,532 150,940
電子記録債権 92,178 128,025
商品及び製品 15,675 5,785
仕掛品 15,205 28,687
原材料及び貯蔵品 50,413 59,187
前払費用 3,574 4,452
その他 42,377 26,169
流動資産合計 494,814 866,852
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 244,219 226,839
機械及び装置(純額) 1,200 36,294
工具、器具及び備品(純額) - 1,390
土地 507,321 507,321
リース資産(純額) - 77,705
建設仮勘定 5,671 -
有形固定資産合計 758,412 849,551
投資その他の資産 6,848 6,079
固定資産合計 765,260 855,630
資産合計 1,260,075 1,722,482
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 16,989 66,894
1年内返済予定の長期借入金 99,998 111,698
未払金 106,126 115,354
未払費用 8,072 12,499
未払法人税等 1,189 568
その他 19,067 19,012
流動負債合計 251,444 326,027
固定負債
長期借入金 682,571 702,871
退職給付引当金 9,945 9,659
その他 15,045 87,348
固定負債合計 707,563 799,878
負債合計 959,007 1,125,906
純資産の部
株主資本
資本金 80,000 232,959
資本剰余金 858,755 374,466
利益剰余金 △637,248 △13,272
自己株式 △411 △411
株主資本合計 301,096 593,742
評価・換算差額等
その他有価証券評価差額金 △28 △84
評価・換算差額等合計 △28 △84
新株予約権 - 2,918
純資産合計 301,067 596,576
負債純資産合計 1,260,075 1,722,482
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(2)四半期損益計算書
(第2四半期累計期間)
(単位:千円)
前第2四半期累計期間 当第2四半期累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上高 579,873 445,984
売上原価 590,598 381,993
売上総利益又は売上総損失(△) △10,725 63,991
販売費及び一般管理費 148,178 78,141
営業損失(△) △158,903 △14,150
営業外収益
受取利息 41 17
受取配当金 129 -
不動産賃貸料 10,507 9,767
助成金収入 450 17,346
その他 3,498 5,398
営業外収益合計 14,627 32,529
営業外費用
支払利息 22,681 7,793
支払手数料 64,969 5,862
その他 1,774 801
営業外費用合計 89,425 14,457
経常利益又は経常損失(△) △233,702 3,921
特別利益
債務免除益 1,107,375 -
特別利益合計 1,107,375 -
特別損失
投資有価証券売却損 5,696 -
災害による損失 - 19,920
特別損失合計 5,696 19,920
税引前四半期純利益又は税引前四半期純損失(△) 867,976 △15,999
法人税、住民税及び事業税 2,991 568
法人税等の更正、決定等による納付税額又は還付税
- △3,294
額
法人税等合計 2,991 △2,726
四半期純利益又は四半期純損失(△) 864,985 △13,272
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(3)四半期キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前第2四半期累計期間 当第2四半期累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期純利益又は税引前四半期純損失
867,976 △15,999
(△)
減価償却費 17,782 19,182
退職給付引当金の増減額(△は減少) △439 △286
受取利息及び受取配当金 △171 △17
支払利息 22,681 7,793
投資有価証券売却損益(△は益) 5,696 -
助成金収入 △450 △17,346
債務免除益 △1,107,375 -
災害による損失 - 19,920
売上債権の増減額(△は増加) △46,729 △66,254
たな卸資産の増減額(△は増加) 1,869 △12,366
その他の資産の増減額(△は増加) 52,973 19,344
仕入債務の増減額(△は減少) △12,145 32,429
未払消費税等の増減額(△は減少) 879 △14,269
その他の負債の増減額(△は減少) △37,186 △3,519
小計 △234,638 △31,388
利息及び配当金の受取額 171 17
利息の支払額 △20,034 △6,647
助成金の受取額 450 17,346
災害による損失の支払額 - △5,345
和解金の支払額 △600 △600
法人税等の支払額 △6,088 △1,189
法人税等の還付額 67 3,442
営業活動によるキャッシュ・フロー △260,671 △24,364
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の払戻による収入 10,000 -
有形固定資産の取得による支出 △16,671 △5,720
無形固定資産の取得による支出 △283 -
投資有価証券の取得による支出 △349 -
投資有価証券の売却による収入 12,752 -
貸付金の回収による収入 99 -
投資活動によるキャッシュ・フロー 5,546 △5,720
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の返済による支出 △190,262 -
長期借入れによる収入 - 32,000
長期借入金の返済による支出 △24,634 -
リース債務の返済による支出 - △2,005
株式の発行による収入 700,000 305,918
新株予約権の発行による収入 - 2,918
財務活動によるキャッシュ・フロー 485,103 338,831
現金及び現金同等物に係る換算差額 △0 0
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 229,977 308,747
現金及び現金同等物の期首残高 27,026 154,857
現金及び現金同等物の四半期末残高 257,004 463,604
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(4)四半期財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
当社は、前事業年度までに7期連続で営業損失、経常損失を計上しております。
当社は、2020年4月14日に第三者割当による新株式の発行の払込みがなされ、同年4月30日に借入金返済条件の変
更及び債務免除を受けた結果、債務超過は解消したものの、当第2四半期累計期間においても、引き続き受注が低迷
したこと及び新型コロナウイルス感染症の影響により売上が低調に推移し、営業損失14百万円、四半期純損失13百万
円を計上するに至っております。これらの状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状
況が存在しております。
当社は当該状況を解消し、収益構造の改善を推進するため、以下の諸施策を実施しております。
1.財務基盤の改善
当社は、2021年4月16日に那須マテリアル株式会社他2社及び個人10名を割当先とした第三者割当による新株式
を発行し、同日に305百万円の払込みを受けました。また、新株式の発行と同時に第2回新株予約権を発行し、第
2回新株予約権の行使による調達金額は180百万円を予定しております。
当社は、この資金を金融債務の弁済資金及び運転資金とし、当社の財務基盤の改善を図ります。
2.事業上の改善
(1) 売上高の改善
営業力の強化、成膜・シリコンウェーハ再生事業の製品群増加・新規顧客獲得、技術力の強化、経営資源活用
による新規事業の構築等を実施してまいります。
(2) 収益力の改善
既存技術のブラッシュアップ・経営資源活用による新規案件(切断、研磨技術を活用した精密加工事業の新規
市場への参入、成膜技術を活用した金属特殊コーティング事業への参入)の収益化、既存技術・設備の海外展
開、中国法人である深圳诺康医疗设备股份有限公司(Shenzhen Novocare Medical Devices Inc.(Novocare
社))との業務提携を軸としたスポンサーによる新規事業(医療支援機器・プラットフォーム)の構築に加え、
原価低減・電力費削減・役員報酬カットなどの全社コスト削減を実施してまいります。
(3) 企業力の向上
PDCAサイクルの確立、人事システムの運用見直しによる従業員のモチベーションとパフォーマンス向上、計画
のモニタリング・プロジェクト管理の強化等を実施してまいります。
しかし、これらの諸施策は実施途上であり、現時点で継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。
なお、当社の四半期財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影
響を四半期財務諸表には反映しておりません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当社は、2021年4月16日付で、那須マテリアル株式会社等から第三者割当増資の払込みを受けました。この結果、
当第2四半期累計期間において資本金が152,959千円、資本準備金が152,959千円増加しました。
(追加情報)
1.新型コロナウイルス感染症による影響
新型コロナウイルス感染症の収束時期には不確実性を伴いますが、同感染症の感染拡大による消費の落ち込みや生
産活動の停滞等により、会社の事業領域においては、前事業年度から受注量の減少に伴う売上高の減少などの影響を
受けており、当事業年度においても当該状況による影響が継続するとの仮定に基づき、会計上の見積りを行っており
ます。
なお、同感染症の今後の蔓延状況や収束時期等は、ワクチンの普及が一定程度見込まれるものの、未だ不透明であ
ることからこの仮定が見込まれなくなった場合には、将来の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性がありま
す。
2.落雷による停電の影響
当社の若柳工場において、2021年6月15日に落雷による停電が発生したため、特別損失に災害に係る損失19,920千
円を計上しております。なお、追加で発生する可能性がありますが、復旧等に係る費用やこれらに対する保険査定額
等を含めた、当該停電による財務上の影響は現在調査中であり、合理的に見積ることは困難な状況です。
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㈱倉元製作所(5216)2021年12月期第2四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期累計期間(自 2020年1月1日 至 2020年6月30日)
当社は、「基板事業」の単一の報告セグメントであるため、記載を省略しております。
Ⅱ 当第2四半期累計期間(自 2021年1月1日 至 2021年6月30日)
当社は、「基板事業」の単一の報告セグメントであるため、記載を省略しております。
3.その他
継続企業の前提に関する重要事象等
当社は、前事業年度までに7期連続で営業損失、経常損失を計上しております。
当社は、2020年4月14日に第三者割当による新株式の発行の払込みがなされ、同年4月30日に借入金返済条件の変
更及び債務免除を受けた結果、債務超過は解消したものの、当第2四半期累計期間においても、引き続き受注が低迷
したこと及び新型コロナウイルス感染症の影響により売上が低調に推移し、営業損失14百万円、四半期純損失13百万
円を計上するに至っております。これらの状況により、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状
況が存在しております。
当社は当該状況を解消し、収益構造の改善を推進するため、以下の諸施策を実施しております。
1.財務基盤の改善
当社は、2021年4月16日に那須マテリアル株式会社他2社及び個人10名を割当先とした第三者割当による新株式
を発行し、同日に305百万円の払込みを受けました。また、新株式の発行と同時に第2回新株予約権を発行し、第
2回新株予約権の行使による調達金額は180百万円を予定しております。
当社は、この資金を金融債務の弁済資金及び運転資金とし、当社の財務基盤の改善を図ります。
2.事業上の改善
(1) 売上高の改善
営業力の強化、成膜・シリコンウェーハ再生事業の製品群増加・新規顧客獲得、技術力の強化、経営資源活用
による新規事業の構築等を実施してまいります。
(2) 収益力の改善
既存技術のブラッシュアップ・経営資源活用による新規案件(切断、研磨技術を活用した精密加工事業の新規
市場への参入、成膜技術を活用した金属特殊コーティング事業への参入)の収益化、既存技術・設備の海外展
開、中国法人である深圳诺康医疗设备股份有限公司(Shenzhen Novocare Medical Devices Inc.(Novocare
社))との業務提携を軸としたスポンサーによる新規事業(医療支援機器・プラットフォーム)の構築に加え、
原価低減・電力費削減・役員報酬カットなどの全社コスト削減を実施してまいります。
(3) 企業力の向上
PDCAサイクルの確立、人事システムの運用見直しによる従業員のモチベーションとパフォーマンス向上、計画
のモニタリング・プロジェクト管理の強化等を実施してまいります。
しかし、これらの諸施策は実施途上であり、現時点で継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。
なお、当社の四半期財務諸表は継続企業を前提として作成しており、継続企業の前提に関する重要な不確実性の影
響を四半期財務諸表には反映しておりません。
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