5214 日電硝 2019-02-05 15:00:00
新中期経営計画「EGP2021」策定に関するお知らせ [pdf]
2019 年 2 月 5 日
各 位
会 社 名 日本電気硝子株式会社
代表者名 社 長 松 本 元 春
コード番号 5214 東証第一部
問合せ先 取締役常務執行役員 津田幸一
TEL 077(537)1700
新中期経営計画「EGP2021」策定に関するお知らせ
当社は、このたび2019年度から3か年の新中期経営計画「EGP2021」(Electric Glass
Prospects 2021)を策定いたしました。前中期経営計画「EGP2018」を振り返るとともに、
「E
GP2021」の概要と経営目標について、以下のとおりお知らせいたします。
記
当社は、目指すべき企業像である「世界一の特殊ガラスメーカー」実現に向けての一里塚として、
2016年度より中期経営計画「EGP2018」に取り組み、ガラスファイバのオーガニック成長
とM&Aによる拡大、ディスプレイ用基板ガラスの生産性改革と海外生産拡充による収益力強化等の
施策を進めてまいりました。これらにより、売上高は目標を達成し、営業利益については目標には届
きませんでしたが目標をクリアできる基盤は整えられたと評価しています。
「EGP2021」の策定にあたっては、「世界一の特殊ガラスメーカー」を念頭に将来を担う若手
社員と経営トップが会社の30年後の未来像を議論し、その結果からバックキャストし、中長期的な
成長のための5つのキー・ファクターとそのコンセプトを導き出しました。
当社は、
「EGP2021」をこれらの実現に向けた取り組みと位置づけ、各施策を推進し、目標の
達成を目指してまいります。
1. 中長期的な成長のための5つのキー・ファクターとそのコンセプト
<キー・ファクター> <コンセプト>
◎ 「企業のあり方」 ・・・・ 社会と共存し、社会に貢献する存在
◎ 「研究開発」 ・・・・ 夢を実現するガラスの創造
◎ 「製造プロセス」 ・・・・ 革新的なプロセスの開発
◎ 「環境保全」 ・・・・ 持続可能なモノづくりの実現
◎ 「人材育成」 ・・・・ 高い志と熱い心を持つプロ集団
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5つのキー・ファクターとコンセプト、及び「EGP2021」の関連図
2.「EGP2021」概要
期間: 2019年1月1日~2021年12月31日(3か年)
基本方針: 「世界一の特殊ガラスメーカー」の実現に向け、更なる成長を目指す。
スローガン: “STRONG GROWTH ~ 高い志を掲げ、壁を打ち破ろう”
※ 業績の力強い成長と同時に、人材の成長、技術基盤の成長、開発力の成長も図り、企業
体質をより強く“STRONG”にすることに主眼を置く。
重点項目と施策:
① 研究開発
・ 製品、技術、製造プロセスの一体的な開発体制構築
・ マーケティング機能の拡充
・ 年間100億円の研究開発を実行(売上高比3%、対2018年度比43%増)
・ 「夢を形にする」研究開発の追求
② 事業戦略
・ ディスプレイ用ガラス事業の生産性と品質の革新
・ ガラス繊維事業の拡大とM&Aシナジーの結実
・ 中国をはじめとした成長エリアにおけるプレゼンスの強化
・ 事業価値の評価とリソースの適切な配分
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③ 戦略的投資
・ 将来成長を見据えたM&Aや他社との協業・提携等に備え、通常の設備投資のほかに、当該
3か年で約500億円の戦略的投資枠を設定
④ CSR
・ CSRの重点課題「環境・多様性・地域」の取り組みを通じた持続的成長と企業価値向上
経営目標:
・ 売上高 3,500億円
(内訳)電子・情報 1,750億円 (ディスプレイ用ガラス、光関連・電子デバイスほか)
機能材料その他 1,750億円 (ガラスファイバ、医療、耐熱、建築ほか)
・ 営業利益 350億円
・ 営業利益率 10%
・ 目標達成年度 2021年度
財務方針:
・ キャッシュ・フロー重視
・ 資産効率重視(金融資産・棚卸資産の圧縮、設備の生産性向上と集約)
・ 財務の健全性
利益還元方針:
・ 長期的な安定配当の継続
・ 株主資本配当率(DOE)2%以上
・ 中期経営計画達成状況に応じた弾力的な還元策の実施
以上
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