2021年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
2021年10月29日
上場会社名 日本電気硝子株式会社 上場取引所 東
コード番号 5214 URL https://www.neg.co.jp/
代表者 （役職名） 代表取締役 社長 （氏名） 松本 元春
問合せ先責任者 （役職名） 取締役常務執行役員 （氏名） 津田 幸一 TEL 077-537-1700
四半期報告書提出予定日 2021年11月12日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 ： 無
四半期決算説明会開催の有無 ： 無
（百万円未満切捨て）
1. 2021年12月期第3四半期の連結業績（2021年1月1日～2021年9月30日）
(1) 連結経営成績（累計） （％表示は、対前年同四半期増減率）
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％
2021年12月期第3四半期 217,506 24.2 24,749 100.0 32,939 160.5 20,815 72.6
2020年12月期第3四半期 175,133 △10.3 12,375 △3.5 12,643 22.3 12,059 282.3
（注）包括利益 2021年12月期第3四半期 29,834百万円 （440.3％） 2020年12月期第3四半期 5,522百万円 （―％）
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2021年12月期第3四半期 215.37 ―
2020年12月期第3四半期 124.80 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 ％
2021年12月期第3四半期 685,049 496,730 71.8
2020年12月期 658,139 476,920 71.7
（参考）自己資本 2021年12月期第3四半期 492,133百万円 2020年12月期 472,198百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2020年12月期 ― 50.00 ― 50.00 100.00
2021年12月期 ― 50.00 ―
2021年12月期（予想） 60.00 110.00
（注）直近に公表されている配当予想からの修正の有無： 無
3. 2021年12月期の連結業績予想（2021年1月1日～2021年12月31日）
（％表示は、対前期増減率）
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 百万円 ％ 円銭
通期 295,000 21.5 34,000 92.5 40,000 109.3 27,000 77.0 279.34
（注）直近に公表されている業績予想からの修正の有無： 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動（連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動） ： 無
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 ： 有
(注)詳細は添付資料8ページ2.四半期連結財務諸表及び主な注記（3）四半期連結財務諸表に関する注記事項（四半期連結財務諸表の作成に特有の
会計処理の適用）をご覧ください。
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 ： 無
② ①以外の会計方針の変更 ： 無
③ 会計上の見積りの変更 ： 無
④ 修正再表示 ： 無
(4) 発行済株式数（普通株式）
① 期末発行済株式数（自己株式を含む） 2021年12月期3Q 99,523,246 株 2020年12月期 99,523,246 株
② 期末自己株式数 2021年12月期3Q 2,865,762 株 2020年12月期 2,882,008 株
③ 期中平均株式数（四半期累計） 2021年12月期3Q 96,650,996 株 2020年12月期3Q 96,632,355 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
（業績予想の適切な利用に関する説明）
本資料に記載されている業績予想は、当社グループが合理的と判断する一定の前提に基づいて作成したものであり、リスクや不確定要素を含んだものです。
実際の業績は、様々な重要な要素により、業績予想と大きく異なる結果となりうることをご承知おきください。詳細は添付資料3ページ1.当四半期決算に関する定
性的情報(2)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明をご覧ください。
日本電気硝子㈱(5214)2021年12月期第3四半期決算短信
○添付資料の目次
１．当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
（１）経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
（２）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
２．四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
（１）四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
（２）四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
（３）四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
（継続企業の前提に関する注記） ………………………………………………………………………………… 8
（株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記） ………………………………………………………… 8
（四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用） ……………………………………………………… 8
（追加情報） ………………………………………………………………………………………………………… 8
- 1 -
日本電気硝子㈱(5214)2021年12月期第3四半期決算短信
１．当四半期決算に関する定性的情報
（１）経営成績に関する説明
[第３四半期連結累計期間]
①概況
世界経済は、新型コロナウイルス感染症（以下、感染症）の流行が依然として経済活動に影響を及ぼしているも
のの、ワクチン接種が進む中で回復軌道をたどりました。国内経済においても、雇用情勢や個人消費は弱いもの
の、企業の生産活動や設備投資については持ち直しの動きが続きました。
このような中、当第３四半期連結累計期間（2021年１月１日～９月30日）においては、ディスプレイ市場や自動
車部品向け高機能樹脂市場の強い需要を背景に、主力の薄型パネルディスプレイ（ＦＰＤ）用ガラス及びガラスフ
ァイバの出荷が増加し、医薬用管ガラス等の出荷も順調に推移したため、売上高は前年同期（2020年１月１日～９
月30日）を上回りました。
損益面では、売上高の増加や稼働率の上昇、生産性の向上等により、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属
する四半期純利益ともに前年同期を大きく上回る結果となりました。
②経営成績
前第３四半期連結累計期間 当第３四半期連結累計期間
増減
（2020／１～2020／９） （2021／１～2021／９）
（％）
（億円） （億円）
売上高 1,751 2,175 24
営業利益 123 247 100
経常利益 126 329 161
親会社株主に帰属する四半期純利益 120 208 73
（注）記載金額は、億円未満を切捨てて表示しています。
（製品別売上高）
前第３四半期連結累計期間 当第３四半期連結累計期間
増減
（2020／１～2020／９） （2021／１～2021／９）
報告
区分
セグメント
金額 構成比 金額 構成比 金額 比率
（億円） （％） （億円） （％） （億円） （％）
電子・情報 994 57 1,140 52 145 15
ガラス事業
機能材料・その他 756 43 1,034 48 277 37
合計 1,751 100 2,175 100 423 24
（注）記載金額は、億円未満を切捨てて表示しています。
（売上高）
電子・情報：
ＦＰＤ用ガラスは、堅調な需要が継続する中、生産が好調であったことに加えて、第10.5世代サイズの販売
が増加したことから、出荷は前年同期を上回りました。光関連・電子デバイス用ガラスは、光関連の需要が減
少したものの、家電や半導体、自動車部品向けの需要が堅調であったことから、出荷は前年同期比で増加しま
した。
機能材料・その他：
ガラスファイバは、自動車部品向け高機能樹脂用途等の強い需要に対し、昨年生産調整していた設備の再稼
働を進め、販売活動を強化した結果、出荷は前年同期比で増加しました。医薬用管ガラスは、世界的に需要が
旺盛な中、感染症ワクチン容器向けの需要が加わり、出荷は前年同期比で増加しました。耐熱ガラスは出荷が
前年同期比で増加し、建築用ガラスも底堅く推移しました。
- 2 -
日本電気硝子㈱(5214)2021年12月期第3四半期決算短信
（損益面）
営業利益については、原燃料費や物流費の高騰等が利益の押し下げ要因となっているものの、売上高の増加
や稼働率の上昇、生産性向上等によりこれを補い、前年同期を上回ることができました。
経常利益については、営業利益の増加に加えて、海外子会社への融資に係る債権債務の評価替えによる為替
差益を計上したこと等から、前年同期を上回りました。
親会社株主に帰属する四半期純利益は、営業利益及び経常利益が増加したこと、また、国内事業場の停電に
伴う操業の一時的な停止や設備修繕等の費用を特別損失に計上したものの、投資有価証券売却益や2019年に発
生した台風による国内生産設備の損傷に係る受取保険金を特別利益に計上したこと等により前年同期を上回り
ました。
（２）連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
（2021年12月期通期連結業績予想）
2021年12月期
通期
（2021／１～2021／12）
（億円）
売上高 2,950
営業利益 340
経常利益 400
親会社株主に帰属する当期純利益 270
（注）記載金額は、億円未満を切捨てて表示しています。
感染症は依然として経済活動に影響を及ぼしていますが、各国でワクチン接種が進む中、世界経済は緩やかに回
復していくものと期待されます。一方、世界的な半導体不足や原燃料、生産資材価格の上昇によるサプライチェー
ンへの影響等が懸念されます。
このような中、当社としては、足下の堅調な需要に対応するとともに、製品価格の見直しや費用管理の徹底を行
うことで、上記業績予想の達成を目指してまいります。
「電子・情報」分野においては、ＦＰＤ用ガラスは、ディスプレイ市場の安定した需要を背景に、出荷は堅調に
推移するものと予想しています。光関連・電子デバイス用ガラスは、家電や半導体、自動車市場を中心に拡販を進
めていきます。
「機能材料・その他」分野においては、ガラスファイバは、自動車関連市場向けを中心に安定した出荷を見込ん
でいます。医薬用管ガラスは、旺盛な需要に対応していきます。耐熱ガラスや建築用ガラスは、新製品を中心に拡
販を進めていきます。
以上を踏まえ、当社グループの2021年12月期通期連結業績予想については、前回予想（2021年９月29日）を据え
置くことといたします。
本資料に記載されている業績予想は、当社グループが合理的と判断する一定の前提に基づいて作成したものであ
り、リスクや不確定要素を含んだものです。実際の業績は、様々な重要な要素により、業績予想と大きく異なる結果
となりうることをご承知おきください。実際の業績に影響を与えうる要素としては、世界の市場における経済情勢、
貿易規制などの各種規制、主要市場における製品需給の急激な変動、資本市場での相場の大幅な変動、為替相場や金
利の大幅な変動などの金融情勢、急激な技術変化、感染症の流行などが含まれますが、これ以外にも様々な要素があ
りえます。
- 3 -
日本電気硝子㈱(5214)2021年12月期第3四半期決算短信
２．四半期連結財務諸表及び主な注記
（１）四半期連結貸借対照表
（単位：百万円）
前連結会計年度 当第３四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年９月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 121,440 138,685
受取手形及び売掛金 59,286 63,183
商品及び製品 35,317 26,337
仕掛品 2,359 1,289
原材料及び貯蔵品 23,186 27,557
その他 4,973 5,515
貸倒引当金 △163 △155
流動資産合計 246,399 262,412
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物（純額） 71,738 77,828
機械装置及び運搬具（純額） 249,825 254,846
その他（純額） 34,164 35,416
有形固定資産合計 355,727 368,090
無形固定資産 5,207 4,977
投資その他の資産
その他 50,825 49,588
貸倒引当金 △21 △19
投資その他の資産合計 50,804 49,569
固定資産合計 411,739 422,637
資産合計 658,139 685,049
- 4 -
日本電気硝子㈱(5214)2021年12月期第3四半期決算短信
（単位：百万円）
前連結会計年度 当第３四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年９月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 28,501 35,485
短期借入金 47,019 23,765
未払法人税等 1,533 4,585
その他の引当金 2,291 1,127
その他 24,230 30,103
流動負債合計 103,576 95,067
固定負債
社債 20,000 30,000
長期借入金 34,668 41,005
特別修繕引当金 9,341 8,503
その他の引当金 20 17
退職給付に係る負債 1,035 1,146
その他 12,576 12,579
固定負債合計 77,643 93,251
負債合計 181,219 188,319
純資産の部
株主資本
資本金 32,155 32,155
資本剰余金 34,310 34,294
利益剰余金 411,137 422,265
自己株式 △10,178 △10,120
株主資本合計 467,425 478,595
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 18,775 18,151
繰延ヘッジ損益 98 △49
為替換算調整勘定 △14,101 △4,564
その他の包括利益累計額合計 4,773 13,537
非支配株主持分 4,721 4,597
純資産合計 476,920 496,730
負債純資産合計 658,139 685,049
- 5 -
日本電気硝子㈱(5214)2021年12月期第3四半期決算短信
（２）四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
（四半期連結損益計算書）
（第３四半期連結累計期間）
（単位：百万円）
前第３四半期連結累計期間 当第３四半期連結累計期間
(自 2020年１月１日 (自 2021年１月１日
至 2020年９月30日) 至 2021年９月30日)
売上高 175,133 217,506
売上原価 138,410 158,033
売上総利益 36,723 59,473
販売費及び一般管理費 24,347 34,723
営業利益 12,375 24,749
営業外収益
受取利息 502 537
受取配当金 705 743
為替差益 － 6,047
その他 1,393 2,521
営業外収益合計 2,601 9,850
営業外費用
支払利息 445 388
固定資産除却損 397 587
その他 1,490 684
営業外費用合計 2,333 1,660
経常利益 12,643 32,939
特別利益
投資有価証券売却益 670 1,994
受取保険金 241 1,393
特別修繕引当金戻入額 3,033 －
特別利益合計 3,944 3,387
特別損失
事故損失 599 6,312
減損損失 402 －
その他 492 715
特別損失合計 1,494 7,028
税金等調整前四半期純利益 15,093 29,299
法人税等 2,778 8,229
四半期純利益 12,314 21,069
非支配株主に帰属する四半期純利益 255 254
親会社株主に帰属する四半期純利益 12,059 20,815
- 6 -
日本電気硝子㈱(5214)2021年12月期第3四半期決算短信
（四半期連結包括利益計算書）
（第３四半期連結累計期間）
（単位：百万円）
前第３四半期連結累計期間 当第３四半期連結累計期間
(自 2020年１月１日 (自 2021年１月１日
至 2020年９月30日) 至 2021年９月30日)
四半期純利益 12,314 21,069
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △2,502 △624
繰延ヘッジ損益 △92 △148
為替換算調整勘定 △4,190 9,312
持分法適用会社に対する持分相当額 △6 224
その他の包括利益合計 △6,792 8,764
四半期包括利益 5,522 29,834
（内訳）
親会社株主に係る四半期包括利益 5,267 29,580
非支配株主に係る四半期包括利益 255 254
- 7 -
日本電気硝子㈱(5214)2021年12月期第3四半期決算短信
（３）四半期連結財務諸表に関する注記事項
（継続企業の前提に関する注記）
該当事項はありません。
（株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記）
該当事項はありません。
（四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用）
（税金費用の計算）
当第３四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合
理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しています。ただし、当該見積実効税率を
用いて税金費用を計算すると著しく合理性を欠く結果となる場合には、法定実効税率を使用する方法によってい
ます。
（追加情報）
（新型コロナウイルス感染症拡大の影響について）
新型コロナウイルス感染症拡大の影響に関する仮定について、前連結会計年度の有価証券報告書の追加情報の
記載から重要な変更はありません。
- 8 -