5214 日電硝 2020-07-30 15:00:00
第2四半期連結累計期間の業績予想値と決算値の差異及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ [pdf]

                                                          2020 年7月 30 日
各   位

                               会  社 名        日本電気硝子株式会社
                               代 表 者 名       社 長      松本 元春
                               コード番号         5214     東証第一部
                               問 合 せ 先       取締役常務執行役員 津田 幸一
                                             TEL 077(537)1700



          第2四半期連結累計期間の業績予想値と決算値の差異及び
             通期連結業績予想の修正に関するお知らせ


 2020 年2月5日に公表しました 2020 年 12 月期第2四半期連結累計期間の業績予想値と本日公表の決算
値に差異が生じました。
 また、2020 年2月5日に公表しました通期連結業績予想についても下記のとおり修正しましたので、あ
わせてお知らせいたします。

                                記

1.2020 年 12 月期第2四半期連結累計期間の業績予想値と決算値の差異
  (2020 年1月1日~6月 30 日)
                                                     親会社株主
                                                                1株当たり
                   売上高        営業利益        経常利益       に帰属する
                                                               四半期純利益
                                                    四半期純利益
                     百万円       百万円         百万円         百万円         円 銭
前回発表予想(A)
                    130,000    7,000       7,000       5,000       51.75
実績値(B)              115,381     7,767       6,888      6,824       70.62
増減額(B-A)           △14,618          767     △111       1,824         ―
増減率(%)              △11.2        11.0       △1.6        36.5         ―
(ご参考)
前第2四半期連結累計期間        133,497     9,423       8,714      5,494       56.88
実績(2019 年 12 月期)


(理 由)
  当第2四半期連結累計期間については、第1四半期(2020 年1月1日~3月 31 日)は、新型コロナ
 ウイルス感染症(以下、  感染症)拡大による影響が軽微であり業績は概ね計画どおりに推移したものの、
 当第2四半期(2020 年4月1日~6月 30 日)に入り、ガラスファイバは自動車関連市場の急速な需要
 悪化により出荷が大きく減少しました。また、薄型パネルディスプレイ(FPD)用ガラスについても
 得意先の減産の影響を受け出荷が減少に転じました。    これらの結果、売上高は前回予想を下回りました。
  営業利益は、主に売上高の減少や需要悪化に伴う稼働率の低下による原価高はあったものの、生産性
 の改善や費用削減の取り組み、工事の見直し等を進めてきたことから前回予想を上回りました。経常利
 益は、一部の海外子会社の融資に係る債権債務の評価替えによる為替差損の影響を受けましたが概ね前
 回予想通りとなりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、特別修繕引当金の取り崩しによる戻
 入や一部有価証券の売却益等により前回予想を上回りました。




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2.2020 年 12 月期通期連結業績予想の修正
  (2020 年1月1日~12 月 31 日)
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                                                            1株当たり
                  売上高        営業利益      経常利益      に帰属する
                                                            当期純利益
                                                 当期純利益
                    百万円       百万円       百万円        百万円         円 銭
前回発表予想(A)
                   260,000    16,000    15,000     11,000     113.85
今回修正予想(B)          230,000    12,000    11,000      9,000      93.13
増減額(B-A)          △30,000     △4,000    △4,000    △2,000          ―
増減率(%)              △11.5     △25.0     △26.7      △18.2          ―
(ご参考)前期実績
                   257,511    16,258    15,373    △33,669    △348.50
 (2019 年 12 月期)

(理 由)
 FPD用ガラスは、テレビやパソコン等のディスプレイ市場における底堅い需要を背景に出荷は緩やか
に回復するものと予想しています。カバーガラス(化学強化専用ガラス)は、用途拡大とモバイル端末用
の新製品の販売を目指してまいります。光関連・電子デバイス用ガラスは、家電や自動車関連製品の需要
は減少するものの、5G等の通信インフラ関連製品は堅調に推移するものと見込んでいます。
 ガラスファイバは、自動車関連市場を中心に需要は緩やかな回復基調であるものの、本格的な回復には
まだ時間を要するものと予想しています。医薬用管ガラスは、第4四半期(2020 年 10 月1日~12 月 31
日)にマレーシアにおいて生産能力の増強を行い、旺盛な需要に対応していく予定です。耐熱ガラスや建
築用ガラスは、下期にかけて関連市場が回復するものと見込んでいます。
 感染症の影響により経済活動が制約を受けている中、今後の業績を見通すことが難しい状況ではありま
すが、上記想定の下、現時点では、   当第2四半期を底に売上高は緩やかに回復するものと想定しています。
損益面では、生産調整の継続や研究開発の増加、一部先送りした設備投資や修繕等が利益を押し下げるも
のと見込んでいます。これらの見通し及び当第2四半期連結累計期間の業績を踏まえ、2020 年2月5日に
公表した当社グループの 2020 年 12 月期通期連結業績予想を上表のとおり修正することといたします。



 ※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業
  績は、今後の様々な要因によりこれらの予想値とは異なる可能性があります。

                                                              以 上




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