5201 AGC 2020-05-18 15:00:00
2020年12月期第1四半期業績説明会資料 [pdf]

2020年12月期 第1四半期業績
説明会資料




2020年5月18日
目次




■2020年12月期 第1四半期業績          P.4
   1.業績のポイントと主要項目           P.5
   2.セグメント別・地域別の状況         P.13

■2020年通期業績見通し              P.19

◼付属資料                      P.25




                     ©AGC Inc.    2
本日のポイント
2020年12月期第1四半期:
                           (前年同期比)


      売上高      3,575億円    (▲41億円)

      営業利益        223億円   (+15億円)

◼ 自動車用および建築用ガラス事業ではCOVID-19の影響により、
  業況が悪化したものの、電子部材や液晶用ガラス基板、ライフサイエンス
  事業の好調が上回り前年同期比増益
◼ COVID-19影響は、売上高 ▲100億円、営業利益▲30~40億円


2020年12月期第2四半期見通し:
◼ 建築用および自動車用ガラス事業においてCOVID-19の影響を大きく
  受ける見込み
                                     ©AGC Inc.   3
2020年12月期 第1四半期業績




                    ©AGC Inc.   4
1. 業績のポイントと主要項目




                  ©AGC Inc.   5
 2020年12月期 第1四半期業績
                                                                                        (億円)
                           FY2019    FY2020                      主な変動要因
                                               増減
                             1Q        1Q                   (+)増加要因 (-)マイナス要因

                                                    (+)電子部材、液晶用ガラス基板、ライフサイエンス製品の出荷増加
                                                    (ー)自動車用ガラスの販売減少
売上高                         3,616    3,575 *   ▲ 41    建築用ガラス(日本を除く地域)および液晶用ガラス基板
                                                       の製品販売価格下落
                                                       ユーロ安
                                                   (+)第11世代向け液晶用ガラス基板新設備のフル稼働寄与
営業利益                          209      223     +15 (ー)欧州の建築用ガラス製造設備の稼働調整に伴う製造原価
                                                      悪化
税引前利益                         235      159     ▲ 75 (ー)その他費用における為替差損計上
親会社の所有者に帰属する
                              156      135     ▲ 21
当期純利益

為替レート(期中平均)      JPY/USD    110.20    108.92
                 JPY/EUR    125.15    120.11

原油(Dubai,期中平均)   USD/BBL     63.53     50.74


* うち、為替差影響は▲58億円、連結範囲変更の影響は+39億円




                                                                            ©AGC Inc.      6
セグメント別業績 前年同期比較
                                                               (億円)
                FY2019             FY2020
                                                          増減
                    1Q                 1Q

              売上高        営業利益    売上高        営業利益    売上高        営業利益


 ガラス          1,861         35   1,693       ▲ 26   ▲ 168       ▲ 61

 電子             594         25     692         89    + 98        + 64

 化学品          1,127        144   1,142        151    + 14         +7

 セラミックス・その他     185         6      197          9    + 12         +4

 消去           ▲ 152        ▲1    ▲ 150          0     +3          +1


 連結合計         3,616        209   3,575        223   ▲ 41         + 15

                                                            ©AGC Inc.   7
1Q決算におけるCOVID-19感染拡大の影響
◼ 1Qは主に中国の自動車用ガラスで影響
◼ 3月中旬以降、建築用ガラス・自動車用ガラスでの稼働調整が本格化

                       AGCグループへの影響
    (建築用ガラス)
    •日本・アジア:日本の生産、出荷状況は概ね計画通り。アジアは3月以降、経済の停滞・需要の減少
     が本格化し、稼働調整を実施。
    •米州:北米は3月から出荷が減少し、3月末以降稼働調整を実施。南米は3月末から出荷が減少。
ガラス •欧州:3月以降出荷減少が顕著となり、3月中旬以降大幅な稼働調整を実施。
     (自動車用ガラス)
     ・中国:2月~3月中旬にかけ大幅な稼働調整を実施。
     •日本・アジア(中国を除く) :1Qは影響軽微のため稼働調整は実施せず。
     •欧米:3月下旬から大幅な稼働調整を開始。

     •液晶ディスプレイ用ガラス基板、半導体関連部材、オプトエレクトロニクス用部材は出荷に影響なし。
電子   •ディスプレイ用特殊ガラスは、スマートフォンの販売台数減少の影響を受け、大幅な出荷減となった。

化学   •稼働への影響なし。


                                              ©AGC Inc.   8
営業利益増減要因分析(1Q.FY2020 vs. 1Q.FY2019)


                                      (億円)
      前年同期比 15億円増益




                                       ©AGC Inc.   9
連結財政状態計算書
                                       (億円)

              2019/12   2020/3       増減
  現金及び現金同等物    1,138     1,634   + 496
  棚卸資産         2,912     2,900    ▲ 12
  有形固定資産・無形
              13,516    13,171   ▲ 345        営業債権
  資産及びのれん                                      ▲252億円
                                              金融資産
  その他          5,788     5,057   ▲   731       ▲292億円

 資産合計         23,354    22,763   ▲   591      為替差影響
                                               ▲763億円
   有利子負債       6,028     6,501   +   472
   その他         4,500     4,317   ▲   182
 負債の部         10,528    10,818   +   290
   親会社の所有者に
              11,571    10,731   ▲ 840
   帰属する持分合計
   非支配持分       1,255     1,214    ▲ 41
 資本の部         12,826    11,945   ▲ 881
 負債及び資本合計     23,354    22,763   ▲ 591
 D/E比率          0.47      0.54
                                              ©AGC Inc.   10
連結キャッシュフロー計算書
                        1Q
                   FY2019    FY2020
      税引前利益          235       159
      減価償却費及び償却費     335       366
      運転資金増減       ▲ 142      ▲ 11
      その他            130       129
     営業活動によるCF       558       644
     投資活動によるCF     ▲ 479     ▲ 494
     フリーキャッシュフロー      79       150
      有利子負債増減        213       523
      支払配当         ▲ 133     ▲ 133
      その他            ▲7         18
     財務活動によるCF        73       408
     現金等に係る換算差額        8      ▲ 62
     現金等の増加額         161       496
                                      ©AGC Inc.   11
設備投資・減価償却費等
                              (億円)
                         1Q
                    FY2019 FY2020
      設備投資額            426    517      【主な設備投資案件】
                                     ・中国車載ガラス投資(ガラス)
       ガラス             164    133    ・ディスプレイ窯修繕(電子)
       電子               91    176    ・中国G11投資(電子)
                                     ・合成医薬増強(化学品)
       化学品             167    208    ・フッ素増強(化学品)
       セラミックス・その他        5      0                など

       消去              ▲0     ▲0
      減価償却費            335    366    【主な減価償却費増加要因】
       ガラス             126    130    ・アサヒマスケミカル 発電所
                                     (19Q2稼働開始)
       電子              112    120                  など
       化学品              87    105
       セラミックス・その他       10     11
       消去              ▲0     ▲0
      研究開発費            111    111

※FY2020通期の設備投資、減価償却費、研究開発費は未定とする
                                                  ©AGC Inc.   12
2. セグメント別・地域別の状況




                   ©AGC Inc.   13
ガラス セグメント
                                       (億円)
                                                    営業利益増減要因分析
                           1Q                 35
                     FY2019 FY2020     増減
売上高                   1,861   1,693* ▲ 168
 建築用ガラス                 857     801   ▲ 55
 自動車用ガラス              1,001     889 ▲ 112
 (セグメント間)                 4       3
営業利益                     35    ▲ 26   ▲ 61
* うち、為替差影響は▲46億円、連結範囲変更の影響は+1億円




 〔売上高〕 減収                               〔営業利益〕 減益
  建築用ガラス                                 建築用ガラス
  ●欧州を中心とした市況悪化、ユーロ安の影響で減収               ●欧州での建築用ガラス製造設備の稼働調整による製造原価
  自動車用ガラス                                 悪化により減益

  ●中国を主として各地域で自動車生産台数が減少し、当              自動車用ガラス
   社グループの出荷減、円高の影響もあり減収                  ●自動車用ガラスの国内における生産性改善
                                         ●北米における減損損失計上による減価償却費減



                                                           ©AGC Inc.   14
電子 セグメント
                                            (億円)                     営業利益増減要因分析
                           1Q
                                                                                     +27      89
                     FY2019       FY2020   増減
                                                               +43
売上高                      594        692*   + 98
                                                                      -2
 ディスプレイ                  398        433    + 35                             -4

 電子部材                    160        238    + 77       25

 (セグメント間)                 36         22
営業利益                      25         89    + 64    1Q.FY2019                               1Q.FY2020
                                                               販売数量   売値   原燃材料      コスト
* うち、為替差影響は▲1億円、連結範囲変更の影響は+15億円                                品種構成        価格        その他




〔売上高〕 増収                                    〔営業利益〕 増益
  ディスプレイ
    ⚫ 液晶用ガラス基板の出荷数量は増加、価格は下落幅縮小 ⚫ 第11世代向け液晶用ガラス基板新設備のフル稼働が寄与
    ⚫ ディスプレイ用特殊ガラスはDragontrail®出荷減少          ⚫ オプトエレクトロニクス用部材およびEUV露光用フォトマスクブランクス
  電子部材                                         などの半導体関連部材の出荷が増加
    ⚫ オプトエレクトロニクス用部材およびEUV露光用フォトマスクブラン
      クスなどの半導体関連部材の出荷が増加
    ⚫ Taconic社プリント基板材料事業等の新規連結が寄与


                                                                                  ©AGC Inc.        15
化学品 セグメント
                                             (億円)
                                                                   営業利益増減要因分析
                              1Q
                        FY2019   FY2020     増減
売上高                      1,127    1,142 *   + 14
 クロールアルカリ・ウレタン             705      695     ▲ 10
 フッ素・スペシャリティ               287      283     ▲5
 ライフサイエンス                  132      160     + 28
 (セグメント間)                    3        4
営業利益                       144      151      +7
* うち、為替差影響は▲10億円   連結範囲変更の影響は+22億円



 〔売上高〕 増収                                   〔営業利益〕 増益
  クロールアルカリ・ウレタン                                ⚫ 東南アジアでの苛性ソーダの販売価格が下落
    ⚫ 東南アジアでの苛性ソーダの販売価格が下落                     ⚫ 合成医薬関連製品の出荷が増加
  フッ素・スペシャリティ
                                               <営業利益構成比※>
    ⚫ 半導体・航空機関連製品向けフッ素樹脂の出荷が減少                                 19/1Q   20/1Q
                                               クロールアルカリ・ウレタン    6割      5割
  ライフサイエンス                                     フッ素・スペシャリティ      3割      3割
                                               ライフサイエンス         1割      2割
    ⚫ バイオ医薬品原薬の受託件数が増加                             ※共通費用配賦前

    ⚫ Malgrat Pharma Chemicals社の新規連結が寄与

                                                                               ©AGC Inc.   16
 戦略事業の利益貢献
 ◼ COVID-19感染拡大の影響は限定的で順調に業績拡大

                                      戦略事業売上高推移 (億円)                                         1,900*
                                                                                              150      モビリティ
                                                                       1,654                          ・車載ディスプレイ用
                                                                        142                           カバーガラス
                                                                                                      ・モビリティ新規部材
                                     1,262                                                            (含5G通信)
                                                             1,156                           1,000
                                      142                                                              エレクトロニクス
                                                                 110    892                           ・半導体関連部材
                           885                                                                        ・オプトエレクトロニクス用部材
                               103                                                                    ・次世代高速通信用部材
                                      671          681           618                                  ・エレクトロニクス用フッ素製品
                 561                                69
                  68           473                                             445
                                             325    335                         40                     ライフサイエンス
           270    279                                                                         750
                                              40                        618     243                   ・合成医農薬
            34                        449                        426
           129                               154                                                      ・バイオ医薬
                               309                  276
                  214                        131                                161
           107

           1Q    2Q累計      3Q累計       年間     1Q    2Q累計      3Q累計       年間      1Q           年間e

                        2018                              2019                        2020
戦略事業                                                                                                  (億円)
営業利益       36    77        131       207     43    84        183       268     75            300*

営業利益
          12%    13%       15%       17%     21%   20%      25%        26%     34%            ー
貢献比率
* 2020年2月5日発表数値から見直しを行っています。                                                                   ©AGC Inc.        17
地域別業績 前年同期比較

                1Q           (億円)

           FY2019 FY2020     増減
 売上高        3,616    3,575   ▲ 41   為替影響:
                                       ▲58億円
  日本・アジア    2,341    2,375   + 34
  アメリカ       428      390    ▲ 38   新規連結影響:
                                       +39億円
  ヨーロッパ      847      810    ▲ 37
 営業利益        209      223    + 15
  日本・アジア     240      279    + 38
  アメリカ         21       8    ▲ 14
  ヨーロッパ        41      26    ▲ 15
  地域共通費用    ▲ 94     ▲ 89     +5




                                       ©AGC Inc.   18
2020年通期業績の見通し




                ©AGC Inc.   19
2020年 通期業績見通し
◼ 新型コロナウィルスの感染拡大により、業績に影響を与える未確定な要素が
  多いため、通期業績予想および配当予想は未定とする
◼ 合理的な予想が可能となった時点で改めて公表する
◼ 現在把握できる情報等に基づいた2020年上期業績予想は以下の通り
                                                                       (億円)
                                                  FY2020             FY2020
                             FY2019
                                               (2020年2月5日予想)         (今回予想)

                            上期        通期       上期           通期        上期
  売上高                       7,375     15,180    7,500       15,500     6,500

  営業利益                       415       1,016      500        1,200      250
                                                                                   未定
  税引前利益                                 762                  1,070
  親会社の所有者に
                                        444                   690
  帰属する当期純利益
  1株当たり配当(円)                     60     120         65        130          ー

  為替レート(期中平均)     JPY/USD   110.1      109.1        110.0              107.0
                  JPY/EUR   124.3      122.1        120.0              117.6
  原油 (Dubai,期中平均) USD/BBL    65.4       63.5         60.0               40.0
                                                                       ©AGC Inc.    20
セグメント別の2Q売上高/営業利益見通し

                                                               (億円)
                 FY2019             FY2020
                                                         増減
                     1-2Q            1-2Qe

               売上高      営業利益      売上高     営業利益     売上高        営業利益


  ガラス          3,752        74    2,800   ▲ 215    ▲ 952       ▲ 289

  電子           1,246        60    1,400      170   + 154       + 110

  化学品          2,285        262   2,200      280   ▲ 85          + 18

  セラミックス・その他     404        20      400      15     ▲4            ▲5

  消去           ▲ 312        ▲1    ▲ 300       0     + 12          +1


  連結合計         7,375        415   6,500      250   ▲ 875       ▲ 165


                                                              ©AGC Inc.   21
各事業の現況(2020年5月18日時点)
◼ 中国での事業活動および欧州建築用ガラス加工工程の稼働は改善傾向
◼ 上記以外の複数事業で需要の減少およびお客様の生産調整の影響を受け出荷が減少
◼ ガラス事業への影響が特に大きく、大幅に収益が悪化傾向
    (建築用ガラス)
    •日本・アジア:日本は今のところほぼ影響なし。アジアは経済停滞の影響から需要減が見られる。
    •米州:4月をボトムとして、5月から徐々に出荷は回復してくると想定している。南米は稼働調整を継続し
     ている。
    •欧州:需要が大幅に減少し、大幅な稼働調整を実施。5月からの段階的な欧州各国ロックダウン解除に
ガラス より、5月以降徐々に稼働は回復していくと想定している。
    (自動車用ガラス)
    •中国:稼働が回復し始め、5月には旧正月前の水準となっている。
    •日本・アジア(除く中国):日本は4月下旬から稼働調整を開始し、現時点も継続している。タイ、イン
     ドネシアは4月から大幅な稼働調整を開始し、現時点も継続している。
    •欧米:4月は全ての拠点で大幅な稼働調整を実施。5月に入り一部拠点で稼働再開。
     •液晶ディスプレイ用ガラス基板は現時点まで出荷に大きな影響は出ていない。
電子   •ディスプレイ用特殊ガラスは、中国での客先稼働回復に伴い、2Qから出荷の回復がやや見られる。
     •半導体関連部材、オプトエレクトロニクスは出荷、稼働とも大きな影響は見られない。
    •クロールアルカリ・ウレタンは、アジア各国のロックダウン影響等から出荷減および売値の下落が見られる。
化学品 •フッ素・スペシャリティは、自動車、航空機や建設向けなど一部製品の出荷減が見られる。
    •ライフサイエンスは需要堅調で出荷、稼働とも大きな影響は見られない。
                                               ©AGC Inc.   22
新型コロナウイルス感染拡大への対応①

1. 感染症拡大防止の取り組み
 ⚫ 従業員およびその家族、取引先等を含めたグループ内外のステークホルダーの
   安全を最優先
 ⚫ 生産活動を継続する拠点では感染防止策を徹底


2. 手元流動性の確保
 ⚫ 4月末までに銀行借入等により十分なキャッシュを確保済み
  (前年12月末比で2,000億円程度を積み増し)

3.投資・経費の削減
 ⚫ 戦略事業を中心とした成長事業への投資は継続実施
 ⚫ 上記以外の投資および経費については極力削減する



                                 ©AGC Inc.   23
新型コロナウイルス感染拡大への対応②
4. 事業活動
<ライフサイエンス>
 ⚫ COVID-19関連でアメリカで治療薬としての治験も開始されたCytoDyn社の
   Leronlimabの製造やAdaptVacのワクチン開発・製造を受託、その他COVID-19
   関連のCDMOを複数受託に向け進行中
 ⚫ AGC Biologics社が欧州のCOVID-19 ワクチン開発コンソーシアムに参加

<その他>
 ⚫ 消毒液や飲料水用消毒剤に使用される次亜塩素酸ソーダを供給
 ⚫ 飛沫感染防止パーティション用ポリカーボネート樹脂の生産体制を増強

                              など



5. 地域社会に
 ⚫ 国内外のAGCグループ拠点周辺の医療機関等に防護衣などを提供
                                           ©AGC Inc.   24
付属資料




       ©AGC Inc.   25
営業利益増減要因分析(1Q.FY2020 vs. 4Q.FY2019)


      前四半期比 57 億円減益                          (億円)


      280

                                     +72     223

                - 78
                       - 30
                              - 21




    4Q.FY2019   販売数量   売値     原燃材料   コスト   1Q.FY2020
                品種構成           価格    その他

                                               ©AGC Inc.   26
売上高 セグメント・地域別展開 前年同期比較
                                                               (億円)
                             日本・
                                     アメリカ ヨーロッパ セグメント間        合計
                             アジア
        建築用ガラス   1Q.FY2020    291       99   412      -          801
                 1Q.FY2019    284      112   461      -          857
        自動車ガラス   1Q.FY2020    465      160   264      -          889
                 1Q.FY2019    528      175   298      -        1,001
 ガラス             1Q.FY2020    756      259   675      3         1,693
                 1Q.FY2019    811      287   760       4        1,861
 電子              1Q.FY2020    620       48     3     22          692
                 1Q.FY2019    516       40    2       36          594
 化学品             1Q.FY2020    924       83   132      4         1,142
                 1Q.FY2019    938      101    84       3        1,127
 セラミックス・その他      1Q.FY2020     76       -     -     121          197
                 1Q.FY2019     76       -     -      109          185
 消去              1Q.FY2020      -       -     -    ▲ 150       ▲ 150
                 1Q.FY2019      -       -     -    ▲ 152       ▲ 152
 合計              1Q.FY2020   2,375     390   810      -         3,575
                 1Q.FY2019   2,341     428   847      -         3,616

                                                           ©AGC Inc.    27
市況推移
 数量・価格動向
                                                                                      2019                     2020
                                                                      1Q        2Q           3Q      4Q         1Q

 前年同四半期比(YoY)
 ガラス      建築用ガラス                   日ア          数量                    -1割弱       横ばい          -数%    横ばい         微増

          (AGC)                                価格(日)                +1桁半ば     +1桁半ば          微増      微増        +数%

                                   北米          数量                    -数%      +1桁半ば          +数%    -1割弱       -1割弱

                                               価格                    横ばい        -数%      -1桁半ば     -1桁半ば       -1割弱

                                   欧州          数量                     微増       +数%           微減      微減        横ばい

                                               価格                    -数%        微減           -数%    -1割弱       -1割強

          自動車用生産台数                 日本          数量                    +0%       +5%       +5%       -10%        -7%
          (IHS Markit 4/27データより)   北米          数量                    -3%       -3%           -1%    -9%       -10%
                                   欧州          数量                    -5%       -8%           -0%    -4%       -19%

          ディスプレイパネル需要*
 電子                    グローバル                   面積                    +6%       +6%       +3%        +4%        -5%
          (Omdia社)

 市況実績値
 化学品      東南アジアクロアリ                苛性ソーダ       価格        USD/MT      384        390          340     316       293
          (Bloomberg)              PVC         価格        USD/MT      882        847          872     832       845
                                   エチレン        価格        USD/MT      985        798          787     742       645
 *Source :Omdia, display-long-term-demand-forecast-tracker-pivot-q4-2019.
         Results are not an endorsement of AGC Inc. Any reliance on these results is at the third-party’s own risk.

                                                                                                            ©AGC Inc.   28
業績推移
                                                                      (億円)
 ガラス              1Q.18 2Q.18 3Q.18 4Q.18 1Q.19 2Q.19 3Q.19    4Q.19 1Q.20
 売上高               1,943 1,934 1,868 1,953 1,861 1,890 1,840    1,837 1,693
  建築用ガラス             867   879   878   964   857   890   875      905   801
  自動車用ガラス          1,073 1,052   987   985 1,001   996   963      923   889
  (セグメント間)             3     3     3     4     4     5     3        9     3
 営業利益                 77    78    29    44    35    39    23      ▲4   ▲ 26



 電子               1Q.18 2Q.18 3Q.18 4Q.18 1Q.19 2Q.19 3Q.19 4Q.19 1Q.20
 売上高                560   603   646   670   594   652   761   760   692
  ディスプレイ            419   424   431   436   398   441   449   460   433
  電子部材              135   150   184   199   160   185   283   276   238
  (セグメント間)             6    29    30    34    36    26    28    24    22
 営業利益                 57    41    61    78    25    35  109     87    89



 化学品              1Q.18 2Q.18 3Q.18 4Q.18 1Q.19 2Q.19 3Q.19 4Q.19 1Q.20
 売上高               1,148 1,150 1,252 1,295 1,127 1,158 1,197 1,275 1,142
  クロールアルカリ・ウレタン      747   744   848   827   705   710   745   768   695
  フッ素・スペシャリティ        287   285   304   328   287   299   302   311   283
  ライフサイエンス           110   107    96   136   132   146   147   193   160
  (セグメント間)             3    13     3     3     3     4     4     3     4
 営業利益                170   167   166   209   144   118   177   191   151

                                                                   ©AGC Inc.   29
 戦略事業の利益貢献
 ◼ COVID-19感染拡大の影響は限定的で順調に業績拡大する見通し

                                                                                    主な製品・事業
                           戦略事業売上高推移 (億円)
                                                                      3,600

                                                                                ・ 車載ディスプレイ用カバーガラス
                                                              モビリティ    720
                                                                                ・ モビリティ新規部材(含5G通信)




                                                                            ・    半導体関連部材
                                                 1,900*                     ・    オプトエレクトロニクス用部材
                                                                      1,800 ・
                                        1,650     150      エレクトロニクス              次世代高速通信用部材
                                                                            ・    エレクトロニクス用フッ素製品
                                         142
                               1,250
                    1,050       130              1,000
                     102                 892
                                671                                             ・ 合成医農薬
                     575
                                                           ライフサイエンス   1,080 ・ バイオ医薬
                                         619      750
                     367        449

                    FY2017     FY2018   FY2019   FY2020e              FY2025e

 戦略事業 営業利益           120        210      265      300 *               900       (億円)

  営業利益貢献比率           10%        17%      26%        ー                 40%
* 2020年2月5日発表数値から見直しを行っています。                                                       ©AGC Inc.   30
財務指標
                                                                          IFRS
                                               15/12         16/12         17/12       18/12       19/12

  売上高                               百万円     1,326,293       1,282,570     1,463,532   1,522,904   1,518,039

  営業利益                              百万円           71,172      96,292       119,646     120,555     101,624

  営業利益率                              %               5.4          7.5           8.2         7.9         6.7

  親会社の所有者に帰属する当期純利益                 百万円           42,906      47,438        69,225      89,593      44,434

  自己資本当期純利益率(ROE) *1                 %             3.9%         4.3%          6.1%        7.7%        3.9%

  総資産営業利益率(ROA) *2                   %             3.5%         4.8%          5.7%        5.4%        4.4%

  自己資本比率                             %              55%         55%           53%         51%          50%

  D/E(有利子負債・純資産比率)                   倍              0.40         0.37          0.38        0.43        0.47

  営業CF/有利子負債                         倍              0.40         0.47          0.42        0.35        0.32

  一株当たり当期純利益(EPS) *3                 円            185.60      205.14        302.12      399.51      200.85

  一株当たり配当金                           円                 90            90        105         115         120

  EBITDA *4                         百万円        228,381       195,767       249,880     259,425     231,857

                                   円/ドル           121.05      108.84        112.19      110.43      109.05
  為替レート(期中平均)
                                  円/ユーロ           134.31      120.33        126.66      130.42      122.07
 *1 親会社の所有者に帰属する当期純利益/親会社の所有者に帰属する持分合計(期中平均)
 *2 営業利益/総資産 (期中平均)
 *3 当社は、2017年7月1日をもって普通株式5株を1株に併合しています。 一株当たり当期純利益は株式併合の影響を踏まえて換算しています。
 *4 EBITDA(支払利息・税金・減価償却費控除前利益)=税引前利益+減価償却費+支払利息


 その他の財務指標についてはこちらを参照ください。https://www.agc.com/ir/pdf/data_all.pdf

                                                                                                    ©AGC Inc.   31
2020年 主要発表事項

 発表日                                        内容
  2月4日    CDPから水リスクへの取り組みが評価され最高評価「Water Security A List 2019」に選定

  2月26日   国立競技場で環境対応型新冷媒使用の新型ターボ冷凍機が採用

  3月2日    「健康経営優良法人2020ホワイト500」に認定

  3月3日    女性活躍推進に優れた企業として「なでしこ銘柄」に選定

  3月11日   AGCの建築用ガラスが国立競技場に採用

  3月12日   「パレットIoTシステム」を導入し物流を効率化

  3月17日   遺伝子・細胞治療に取り組むMolecular Medicine S.p.A.の株式公開買付を決定

  3月19日   AGCがスタンフォード大学経営大学院のケーススタディに採用

  4月3日    Molecular Medicine S.p.A.の株式公開買付に関する公開買付書類をイタリア証券当局に提出

  4月7日    スペイン合成医薬品生産拠点の設備増強を決定

  5月8日    太陽光発電 ガラス が高輪ゲートウェイ駅 に採用

  5月14日   AGC、AdaptVac社から新型コロナウィルス向けワクチンの製造を受託

  5月14日   AGCが製造を受託するCytoDyn社の新型コロナウィルス向け治療薬候補「レロンリマブ」が、米国での臨床試験進行



                                                                    ©AGC Inc.   32
      ◼ 予測に関する注意事項:
      ◼ 本資料は情報の提供を目的としており、本資料による何らかの
        行動を勧誘するものではありません。本資料(業績計画を含
        む)は、現時点で入手可能な信頼できる情報に基づいて当社が
        作成したものでありますが、リスクや不確実性を含んでおり、当社
END     はその正確性・完全性に関する責任を負いません。

      ◼ ご利用に際しては、ご自身の判断にてお願いいたします。本資料
        に記載されている見通しや目標数値等に全面的に依存して投資
        判断を下すことによって生じ得るいかなる損失に関しても、当社は
        責任を負いません。

      ◼ この資料の著作権はAGC株式会社に帰属します。
      ◼ いかなる理由によっても、当社に許可無く資料を複製・配布する
        ことを禁じます。