5201 AGC 2019-05-08 15:00:00
平成31年12月期第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2019 年 12 月期 第 1 四半期決算短信〔IFRS〕
(連結)
2019 年 5 月 8 日
上 場 会 社 名 AGC株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 5201 URL http://www.agc.com
代 表 者 (役職名) 代表取締役・社長執行役員 (氏名) 島村 琢哉
問合せ先責任者 (役職名) 広報・IR部長 (氏名) 玉城 和美 (TEL)03-3218-5603
四半期報告書提出予定日 2019 年 5 月 10 日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :有(機関投資家・アナリスト向け電話会議)
(百万円未満切捨て)
1.2019 年 12 月期第 1 四半期の連結業績(2019 年 1 月 1 日~2019 年 3 月 31 日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
税引前 四半期 親会社の所有者に 四半期包括利益
売 上 高 営業利益
四半期利益 純利益 帰属する四半期純利益 合計額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019 年 12 月期第 1 四半期 361,615 △2.9 20,870 △31.9 23,488 △31.8 18,011 △34.1 15,620 △37.0 32,846 -
2018 年 12 月期第 1 四半期 372,460 11.1 30,649 37.9 34,445 77.9 27,311 23.4 24,813 24.2 △41,517 -
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期純利益 四半期純利益
円 銭 円 銭
2019 年 12 月期第 1 四半期 70.62 70.29
2018 年 12 月期第 1 四半期 109.80 109.26
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
2019 年 12 月期第 1 四半期 2,303,028 1,271,870 1,153,184 50.1
2018 年 12 月期 2,235,776 1,253,604 1,137,204 50.9
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期 末 合 計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018 年 12 月期 - 55.00 - 60.00 115.00
2019 年 12 月期 -
2019 年 12 月期(予想) 60.00 - 60.00 120.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 :無
3.2019 年 12 月期の連結業績予想(2019 年 1 月 1 日~2019 年 12 月 31 日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社の所有者に帰 基本的1株当たり
売 上 高 営業利益 税引前利益 当期純利益
属する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 775,000 4.0 50,000 △17.1 - - - - - - -
通 期 1,600,000 5.1 125,000 3.7 118,000 △8.1 89,000 △12.7 78,000 △12.9 352.64
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :無
(注)当社は、第2四半期(累計)については、売上高・営業利益の予想のみを算出しています。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動
:無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 ―社 (社名) 、除外 ―社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 :有
② 以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(注)詳細は8ページ「1.要約四半期連結財務諸表及び主な注記(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計
方針の変更)」をご覧ください。
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019 年 12 月期 1Q 227,441,381 株 2018 年 12 月期 227,441,381 株
② 期末自己株式数 2019 年 12 月期 1Q 5,923,067 株 2018 年 12 月期 5,944,972 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019 年 12 月期 1Q 221,199,221 株 2018 年 12 月期 1Q 225,986,415 株
※ 四半期決算短信は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
上記の予想は、現時点で入手可能な情報に基づき当社グループの経営者が判断したものであり、リスクや不確
実性を含んでいます。従いまして、これらの業績見通しのみに全面的に依存して投資判断を下すことは控える
ようお願いいたします。実際の業績は、当社グループの事業領域を取り巻く経済情勢、市場の動向、為替レー
トなど様々な要素により、見通しとは異なる結果となり得ることをご承知おき下さい。
(四半期決算補足説明資料の入手方法について)
当社は、補足資料を作成しており、当社ウェブサイトに掲載しています。
AGC㈱ (5201) 2019年12月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 2
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 2
(2)要約四半期連結純損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 3
(要約四半期連結純損益計算書) ……………………………………………………………………………… 3
(要約四半期連結包括利益計算書) …………………………………………………………………………… 4
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 5
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 7
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………………… 8
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………………………… 8
(会計上の見積りの変更) ……………………………………………………………………………………… 9
(セグメント情報) ……………………………………………………………………………………………… 10
(その他収益及びその他費用) ………………………………………………………………………………… 11
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………………… 11
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AGC㈱ (5201) 2019年12月期 第1四半期決算短信
1.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度末 当第1四半期連結会計期間末
(2018年12月31日) (2019年3月31日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 123,503 139,557
営業債権 260,111 252,554
棚卸資産 277,014 291,463
その他の債権 50,836 37,990
未収法人所得税 4,531 5,730
その他の流動資産 17,199 19,141
流動資産合計 733,196 746,436
非流動資産
有形固定資産 1,108,934 1,157,981
のれん 89,076 88,192
無形資産 56,645 56,213
持分法で会計処理されている投資 35,245 34,027
その他の金融資産 179,081 187,491
繰延税金資産 20,140 19,019
その他の非流動資産 13,455 13,666
非流動資産合計 1,502,580 1,556,591
資産合計 2,235,776 2,303,028
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務 156,594 144,090
短期有利子負債 67,281 94,947
1年内返済予定の長期有利子負債 71,897 76,059
その他の債務 143,202 146,604
未払法人所得税 8,775 7,784
引当金 929 1,795
その他の流動負債 14,417 14,354
流動負債合計 463,098 485,636
非流動負債
長期有利子負債 402,601 430,808
繰延税金負債 34,989 38,461
退職給付に係る負債 61,478 55,832
引当金 8,049 8,911
その他の非流動負債 11,954 11,507
非流動負債合計 519,074 545,521
負債合計 982,172 1,031,157
資本
資本金 90,873 90,873
資本剰余金 94,368 94,252
利益剰余金 773,760 776,282
自己株式 △28,821 △28,719
その他の資本の構成要素 207,023 220,496
親会社の所有者に帰属する持分合計 1,137,204 1,153,184
非支配持分 116,399 118,685
資本合計 1,253,604 1,271,870
負債及び資本合計 2,235,776 2,303,028
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AGC㈱ (5201) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(2)要約四半期連結純損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
(要約四半期連結純損益計算書)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 372,460 361,615
売上原価 △270,106 △267,241
売上総利益 102,353 94,373
販売費及び一般管理費 △71,903 △74,161
持分法による投資利益 199 658
営業利益 30,649 20,870
その他収益 5,378 5,437
その他費用 △910 △2,587
事業利益 35,117 23,721
金融収益 1,698 3,405
金融費用 △2,371 △3,638
金融収益・費用合計 △672 △233
税引前四半期利益 34,445 23,488
法人所得税費用 △7,133 △5,476
四半期純利益 27,311 18,011
親会社の所有者に帰属する四半期純利益 24,813 15,620
非支配持分に帰属する四半期純利益 2,498 2,391
1株当たり四半期純利益
基本的1株当たり四半期純利益(円) 109.80 70.62
希薄化後1株当たり四半期純利益(円) 109.26 70.29
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AGC㈱ (5201) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(要約四半期連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
四半期純利益 27,311 18,011
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
確定給付負債(資産)の純額の再測定 △5,559 4,927
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する金融
△13,395 5,914
資産の純変動
持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する
31 △20
持分
純損益に振り替えられることのない項目合計 △18,923 10,821
純損益に振り替えられる可能性のある項目
キャッシュ・フロー・ヘッジの公正価値の純変動 △246 △580
在外営業活動体の換算差額 △49,674 4,593
持分法適用会社におけるその他の包括利益に対する
15 -
持分
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 △49,905 4,013
その他の包括利益(税引後)合計 △68,829 14,834
四半期包括利益合計 △41,517 32,846
親会社の所有者に帰属する四半期包括利益 △39,934 29,492
非支配持分に帰属する四半期包括利益 △1,583 3,354
- 4 -
AGC㈱ (5201) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第1四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包括
確定給付負
利益を通じて
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 債(資産)
公正価値で測
の純額の再
定する金融資
測定
産の純変動
期首残高 90,873 101,420 735,653 △43,629 △32,480 105,270
会計方針の変更の影響 - - △244 - - -
修正再表示後期首残高 90,873 101,420 735,408 △43,629 △32,480 105,270
当期変動額
四半期包括利益
四半期純利益 - - 24,813 - - -
その他の包括利益 - - - - △5,611 △13,384
四半期包括利益合計 - - 24,813 - △5,611 △13,384
所有者との取引額等
配当 - - △12,428 - - -
自己株式の取得 - - - △5 - -
自己株式の処分 - - △37 110 - -
自己株式の消却 - - △15,166 15,166 - -
その他の資本の構成要素から利
- - 1,936 - - △1,936
益剰余金への振替
株式報酬取引 - △59 - - - -
その他企業結合等 - - - - - -
所有者との取引額等合計 - △59 △25,696 15,272 - △1,936
期末残高 90,873 101,361 734,524 △28,356 △38,091 89,950
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
キャッシ 非支配持分 資本合計
ュ・フロ 在外営業活 合計
ー・ヘッジ 動体の換算 合計
の公正価値 差額
の純変動
期首残高 548 226,377 299,716 1,184,034 105,860 1,289,895
会計方針の変更の影響 - - - △244 - △244
修正再表示後期首残高 548 226,377 299,716 1,183,790 105,860 1,289,650
当期変動額
四半期包括利益
四半期純利益 - - - 24,813 2,498 27,311
その他の包括利益 △210 △45,541 △64,747 △64,747 △4,081 △68,829
四半期包括利益合計 △210 △45,541 △64,747 △39,934 △1,583 △41,517
所有者との取引額等
配当 - - - △12,428 △597 △13,026
自己株式の取得 - - - △5 - △5
自己株式の処分 - - - 73 - 73
自己株式の消却 - - - - - -
その他の資本の構成要素から利
- - △1,936 - - -
益剰余金への振替
株式報酬取引 - - - △59 - △59
その他企業結合等 - - - - 2,952 2,952
所有者との取引額等合計 - - △1,936 △12,420 2,354 △10,066
期末残高 338 180,835 233,033 1,131,435 106,631 1,238,067
- 5 -
AGC㈱ (5201) 2019年12月期 第1四半期決算短信
当第1四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包括
確定給付負
利益を通じて
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 債(資産)
公正価値で測
の純額の再
定する金融資
測定
産の純変動
期首残高 90,873 94,368 773,760 △28,821 △37,767 70,288
会計方針の変更の影響 - - △168 - - -
修正再表示後期首残高 90,873 94,368 773,591 △28,821 △37,767 70,288
当期変動額
四半期包括利益
四半期純利益 - - 15,620 - - -
その他の包括利益 - - - - 4,982 5,911
四半期包括利益合計 - - 15,620 - 4,982 5,911
所有者との取引額等
配当 - - △13,289 - - -
自己株式の取得 - - - △3 - -
自己株式の処分 - - △38 104 - -
その他の資本の構成要素から利
- - 398 - - △398
益剰余金への振替
株式報酬取引 - 1 - - - -
その他企業結合等 - △117 - - - -
所有者との取引額等合計 - △116 △12,929 101 - △398
期末残高 90,873 94,252 776,282 △28,719 △32,785 75,801
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
キャッシ 非支配持分 資本合計
ュ・フロ 在外営業活 合計
ー・ヘッジ 動体の換算 合計
の公正価値 差額
の純変動
期首残高 103 174,399 207,023 1,137,204 116,399 1,253,604
会計方針の変更の影響 - - - △168 △117 △286
修正再表示後期首残高 103 174,399 207,023 1,137,035 116,281 1,253,317
当期変動額
四半期包括利益
四半期純利益 - - - 15,620 2,391 18,011
その他の包括利益 △557 3,534 13,871 13,871 962 14,834
四半期包括利益合計 △557 3,534 13,871 29,492 3,354 32,846
所有者との取引額等
配当 - - - △13,289 △649 △13,938
自己株式の取得 - - - △3 - △3
自己株式の処分 - - - 65 - 65
その他の資本の構成要素から利
- - △398 - - -
益剰余金への振替
株式報酬取引 - - - 1 - 1
その他企業結合等 - - - △117 △301 △418
所有者との取引額等合計 - - △398 △13,343 △950 △14,293
期末残高 △453 177,934 220,496 1,153,184 118,685 1,271,870
- 6 -
AGC㈱ (5201) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(4)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 34,445 23,488
減価償却費及び償却費 30,331 33,512
受取利息及び受取配当金 △1,688 △2,362
支払利息 1,863 2,952
持分法による投資損益 △199 △658
固定資産除売却損益 △561 87
営業債権の増減額 3,243 8,165
棚卸資産の増減額 △3,917 △8,707
営業債務の増減額 △13,448 △13,665
その他 240 21,863
小計 50,309 64,675
利息及び配当金の受取額 1,588 2,172
利息の支払額 △1,989 △3,213
法人所得税の支払額又は還付額 △10,206 △7,800
営業活動によるキャッシュ・フロー 39,701 55,834
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産及び無形資産の取得による支出 △44,245 △43,841
有形固定資産の売却による収入 2,546 1,254
その他の金融資産の取得による支出 △175 △609
その他の金融資産の売却及び償還による収入 4,191 937
子会社の取得による支出 △525 △7,052
子会社の売却による収入 3,352 -
その他 △34 1,425
投資活動によるキャッシュ・フロー △34,890 △47,885
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期有利子負債の増減 11,394 28,461
長期有利子負債の借入及び発行による収入 49,553 45,344
長期有利子負債の返済及び償還による支出 △37,104 △52,547
非支配持分株主からの払込みによる収入 2,940 -
自己株式の取得による支出 △5 △3
配当金の支払額 △12,428 △13,289
非支配持分株主への配当金の支払額 △597 △649
その他 27 0
財務活動によるキャッシュ・フロー 13,778 7,315
現金及び現金同等物に係る換算差額 △4,652 788
現金及び現金同等物の増減額 13,936 16,053
現金及び現金同等物の期首残高 126,417 123,503
現金及び現金同等物の四半期末残高 140,354 139,557
- 7 -
AGC㈱ (5201) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(5)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下を除いて、前連結会計年度の
連結財務諸表において適用した会計方針と同一であります。
当社グループは、当連結会計年度よりIFRS第16号「リース」を適用しております。IFRS第16号の適用にあたって
は、経過措置として認められている、比較情報の修正再表示は行わず、本基準の適用による累積的影響を適用開始
日の利益剰余金期首残高として認識する方法(修正遡及アプローチ)を採用しております。
前連結会計年度において、当社グループは、実質的にすべてのリスク及び経済的便益を享受するリース契約をフ
ァイナンス・リースとして分類しております。リース資産は公正価値又は最低支払リース料総額の現在価値のいず
れか低い金額で当初認識しております。ファイナンス・リース以外のリース契約はオペレーティング・リースに分
類しており、当社グループの連結財政状態計算書には計上されておりません。オペレーティング・リースの支払リ
ース料は、費用としてリース期間にわたって定額法で認識しております。
当連結会計年度において、当社グループは、IFRS第16号に基づき、契約の締結時に契約がリースであるか又はリ
ースを含んでいるかを判定しております。契約が特定された資産の使用を支配する権利を一定期間にわたり対価と
交換に移転する場合には、当該契約はリースであるか又はリースを含んでいると判定しております。前連結会計年
度以前に締結された契約については、取引がリースであるか否かに関する従前の判定を引き継ぐ実務上の便法を適
用しております。
契約がリースであるか又はリースを含んでいると判定した場合、リースの開始日に使用権資産とリース負債を認
識しております。リース負債は、リース開始日における未決済のリース料の割引現在価値として当初測定しており
ます。使用権資産は、リース負債の当初測定額に当初直接コスト、前払リース料等を調整した取得原価で当初測定
し、リースの開始日から経済的耐用年数又はリース期間のいずれか短い期間にわたり規則的に償却しております。
なお、当社グループは、リース期間が12ヶ月以内のリース及び原資産が少額であるリースについては使用権資産と
リース負債を認識せず、リース期間にわたり定額法により費用として認識しております。
IFRS第16号に従って認識・測定した結果、要約四半期連結財政状態計算書の当第1四半期連結会計期間の期首に
おいて、使用権資産が389億円増加し、リース負債の残高が392億円増加しております。要約四半期財政状態計算書
においては、使用権資産は有形固定資産に、リース負債は1年内返済予定の長期有利子負債又は長期有利子負債
に、それぞれ含めて表示しております。なお、オペレーティング・リース費用の表示の変更に伴い、営業活動によ
るキャッシュ・フローは増加し、また、財務活動によるキャッシュ・フローは減少しております。
前連結会計年度末におけるオペレーティング・リースコミットメントの金額と、適用開始日におけるリース負債
の金額との差額の内訳は、以下のとおりであります。なお、従来オペレーティング・リースに分類していたリース
にIFRS第16号を適用する際に、残存リース期間が12ヶ月以内のリースについては、使用権資産とリース負債を認識
しない免除規定を適用しております。
(単位:百万円)
2018年12月31日現在のオペレーティング・リースコミットメント 41,931
2019年1月1日現在の加重平均追加借入利子率(%) 1.8%
2019年1月1日現在のオペレーティング・リースコミットメント(割引後) 38,358
リース負債を認識しない短期リース及び少額リースのコミットメント △1,909
ファイナンス・リースに分類されていたリースのコミットメント 10,681
その他 2,798
2019年1月1日現在に認識したリース負債 49,929
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AGC㈱ (5201) 2019年12月期 第1四半期決算短信
当社グループは、上記基準書以外に、当連結会計年度より以下の基準書をそれぞれの経過措置に準拠して適用し
ております。以下の基準書の適用が、当社グループの要約四半期連結財務諸表に与える影響は軽微であります。
基準書 基準名 概要
法人所得税の税務処理に関する 税務処理に関する不確実性がある状況における法人所得
IFRIC第23号
不確実性 税の会計処理の明確化
IAS第19号
従業員給付 制度改正、縮小又は清算が生じた場合の会計処理の明確化
(2018年2月改訂)
IAS第28号 関連会社及び共同支配企業に対 関連会社または共同支配企業に対する長期持分に対する
(2017年10月改訂) する投資 会計処理の明確化
要約四半期連結純損益計算書における「営業利益」は、当社グループの業績を継続的に比較・評価することに資
する指標であります。「その他収益」及び「その他費用」の主な内訳には、為替差損益、固定資産売却益、固定資
産除却損、減損損失、事業構造改善費用などがあります。「事業利益」には、金融収益・費用及び法人所得税費用
を除いた全ての収益・費用が含まれております。
なお、当第1四半期連結累計期間の法人所得税費用は、見積年次実効税率を基に算定しております。
(会計上の見積りの変更)
当社グループの要約四半期連結財務諸表の作成において、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす判
断、見積り及び仮定を設定しております。そのため、会計上の見積りと実績は異なることがあります。
当社グループの要約四半期連結財務諸表で認識する金額に重要な影響を与える見積り及び仮定は、原則として前
連結会計年度と同様であります。
見積り及びその仮定は継続して見直しております。これらの見積り及び仮定の見直しによる影響は、その見積り
及び仮定を見直した会計期間及びそれ以降の会計期間において認識しております。
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AGC㈱ (5201) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(セグメント情報)
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、最高
意思決定機関が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているもので
あります。
当社グループは、製品・サービス別に、「ビルディング・産業ガラス」「オートモーティブ」「電子」「化学
品」の4カンパニーを置き、各カンパニーは、取扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案
し、グローバルに事業活動を展開しております。
なお、「ビルディング・産業ガラス」及び「オートモーティブ」につきましては、サプライチェーンの最上流に
位置し最大の資産であるフロート板ガラス製造設備(ガラス溶解窯)等を、共同で活用しており、両カンパニー共
用の資産・負債が併存しております。共用の状況は生産や販売の需給変動で左右されます。これらの状況を考慮
し、財務諸表については分離することが困難であるため、「ビルディング・産業ガラス」及び「オートモーティ
ブ」にて「ガラス」セグメントとし、財務諸表を作成しております。また、経営資源の配分の決定がそれぞれの業
績に密接に影響を与え、業績評価についても不可分の関係にあることから、全体最適生産、シナジー効果の維持等
を目的に、両カンパニープレジデント等参加の下で「ガラスセグメント会議」等を設置し、グループ利益の最大化
を協働で図っております。これらの状況を踏まえて、「ビルディング・産業ガラス」及び「オートモーティブ」に
て「ガラス」セグメントとして報告しております。
したがって、当社グループは、「ガラス」「電子」「化学品」の3つを報告セグメントとしております。
なお、従来「電子」に含めていた車載ディスプレイ用カバーガラスの一部について、会社組織の変更に伴い、当
連結会計年度より「ガラス」に報告セグメントを変更しております。前第1四半期連結累計期間のセグメント情報
は、当連結会計年度の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。
各報告セグメントに属する主要な製品の種類は、以下のとおりであります。
報告セグメント 主要製品
フロート板ガラス、型板ガラス、網入り磨板ガラス、Low-E(低放射)ガラス、装飾ガラス、
ガラス 建築用加工ガラス(断熱・遮熱複層ガラス、防災・防犯ガラス、防・耐火ガラス等)、
自動車用ガラス、車載ディスプレイ用カバーガラス等
液晶用ガラス基板、ディスプレイ用特殊ガラス、ディスプレイ用周辺部材、ソーラー用ガラス、
電子 産業用加工ガラス、半導体プロセス用部材、オプトエレクトロニクス用部材、
プリント基板材料、照明用製品、理化学用製品等
塩化ビニル、塩化ビニル原料、苛性ソーダ、ウレタン原料、フッ素樹脂、撥水撥油剤、
化学品
ガス、溶剤、医農薬中間体・原体、ヨウ素製品等
Ⅰ 前第1四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年3月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
要約四半期
報告セグメント
セラミック 連結純損益
合計 調整額
ス・その他 計算書計上
ガラス 電子 化学品
額
外部顧客への売上高 193,974 55,425 114,459 8,600 372,460 - 372,460
セグメント間の売上高 282 552 307 9,737 10,880 △10,880 -
計 194,257 55,978 114,767 18,337 383,340 △10,880 372,460
セグメント利益又は損失
7,701 5,680 16,979 262 30,624 24 30,649
(営業利益)
四半期純利益 - - - - - - 27,311
セグメント間の取引の価格は、主に市場価格や製造原価に基づいております。
「セラミックス・その他」では、セラミックス製品、物流・金融サービス等を扱っております。
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AGC㈱ (5201) 2019年12月期 第1四半期決算短信
Ⅱ 当第1四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年3月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
要約四半期
報告セグメント
セラミック 連結純損益
合計 調整額
ス・その他 計算書計上
ガラス 電子 化学品
額
外部顧客への売上高 185,779 55,815 112,403 7,615 361,615 - 361,615
セグメント間の売上高 361 3,615 311 10,929 15,217 △15,217 -
計 186,141 59,430 112,715 18,545 376,832 △15,217 361,615
セグメント利益又は損失
3,495 2,475 14,409 556 20,936 △65 20,870
(営業利益)
四半期純利益 - - - - - - 18,011
セグメント間の取引の価格は、主に市場価格や製造原価に基づいております。
「セラミックス・その他」では、セラミックス製品、物流・金融サービス等を扱っております。
(その他収益及びその他費用)
その他収益
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
為替差益 1,203 3,120
固定資産売却益 1,171 543
子会社株式売却益 1,618 -
その他 1,385 1,773
その他収益合計 5,378 5,437
その他費用
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
固定資産除却損 △610 △631
事業構造改善費用 △196 △1,205
その他 △104 △750
その他費用合計 △910 △2,587
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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