5191 住友理工 2021-05-11 12:00:00
2021年3月期 決算補足資料 [pdf]

2021年3月期 決算補足資料
                                                      2021年5月11日
                                                     住友理工株式会社
1. 連結経営成績 〔IFRS〕 (2020年4月1日~2021年3月31日)
 ① 連結損益計算書                                                     (単位: 億円)
                         2020年3月期      2021年3月期          前期比
 売上高                           4,451         3,979    -472       -10.6%
 事業利益 *                          113            79      -34      -30.6%
 その他の収益・費用                      △24           △76       -52                -
 営業利益                             89             2      -87      -97.5%
 金融収支                           △15            △8        +7                -
 税引前当期利益                          74           △6       -80                -
 法人所得税費用                        △50           △28      +22                 -
 当期利益                             25          △34       -59                -
 親会社の所有者に帰属する当期利益                  9          △50       -59                -
 非支配持分                            16            15        -1      -4.0%
 * 事業利益は、売上高から売上原価、販売費及び一般管理費を控除し、持分法による投資損益を含めて算出しております。


 ② 事業セグメント別業績                                                  (単位: 億円)
                         2020年3月期      2021年3月期          前期比
 売上高     自動車用品                 3,883         3,442    -441        -11.4%
         一般産業用品                  568           537      -31        -5.4%
         連結 計                  4,451         3,979    -472        -10.6%
 事業利益    自動車用品                    94            50      -44       -47.4%
         一般産業用品                   19            29     +10       +54.9%
         連結 計                    113            79      -34       -30.6%
 当連結会計年度より、当社グループにおける業績管理区分の見直しにより、「一般産業用品」に区分していたゴムシール材事業を
 「自動車用品」に含めております。なお、前連結会計年度のセグメント情報は、区分変更後の報告セグメントの区分方法に基づき
 作成したものを開示しております。

 ③ 所在地セグメント別業績                                                 (単位: 億円)
                         2020年3月期      2021年3月期          前期比
 売上高     日本                    2,087         1,760    -327       -15.7%
         米州                    1,017           801    -216       -21.2%
         アジア                   1,349         1,432     +83        +6.1%
         欧州その他                   532           461      -71      -13.5%
         消去又は全社                △534          △475      +59                 -
         連結 計                  4,451         3,979    -472       -10.6%
 事業利益    日本                       19          △10       -29                -
         米州                        1          △41       -42                -
         アジア                     105           149     +44       +41.7%
         欧州その他                   △4           △13         -9               -
         消去又は全社                  △9            △6        +3                -
         連結 計                    113            79      -34      -30.6%
 各セグメントには、セグメント間取引消去前の数値を表示しております。


 ④ 為替レート (期中平均)
                         2020年3月期      2021年3月期          前期比
 円/米ドル                        108.74        106.07    -2.67        -2.5%
 円/ユーロ                        120.83        123.71   +2.88        +2.4%
 円/人民元                         15.60         15.67   +0.07        +0.4%
 円/タイバーツ                        3.52          3.42    -0.10        -2.8%
 円/メキシコペソ                       5.61          4.94    -0.67      -11.9%
 円/ブラジルレアル                     26.53         19.64    -6.89      -26.0%
 金額や増減率等の数値は、表示単位未満を四捨五入して表示しております。
2. 業績の概要

 (1)総括
    • 当期の連結業績は、上半期における新型コロナウイルス感染症拡大の影響から前期
      と比較し、減収となりました。一方、下半期にかけては経済活動の再開や各国の景気
      刺激策により自動車生産台数が回復基調となった中で、中国を中心とした売上増加や
      全社一丸での収益改善活動により、事業利益以下では当第3四半期に発表した業績
      予想を達成しました。
    • 当社グループは、低操業下でも黒字を確保できる筋肉質な経営体質への変革に向け
      て、事業統合・集約や、より一層の原価低減活動等を通じた収益力の強化に努めてお
      ります。

 (2)事業セグメント別概況
   売上高 3,979億円 (前期比10.6%減)
      ① 自動車用品 3,442億円 (前期比11.4%減)
      • 日本、米州、欧州は、下半期の自動車生産台数は回復しましたが、通期では上半期
        の生産台数減少により、減収。一方、欧州の自動車用ホース拠点においては、欧州
        メーカーへの拡販により、増収
      • アジアは、中国での日系メーカーの生産台数増加による増収が牽引し、アジア全体
        で増収
    ② 一般産業用品 537億円 (前期比5.4%減)
      • プリンター及び複写機向け機能部品は、新型コロナウイルス感染症拡大や労働環境
        の多様化による影響から、オフィス向けのプリンター、複写機の需要が減少し、減収
      • 高圧ホースは、主に中国でのインフラ投資が引き続き旺盛で、建機の生産台数が増
        加したため、増収


   事業利益 79億円 (前期比30.6%減)
    ① 自動車用品 50億円 (前期比47.4%減)
      • アジアを除く各地域では、上半期における売上減少により、減益
      • アジアでは、主に中国での売上増加により、増益
    ② 一般産業用品 29億円 (前期比54.9%増)
      • プリンター及び複写機向け機能部品は、売上減少による影響から減益
      • 高圧ホースは、主に中国での売上増加により、増益


3. 連結業績予想 (2021年4月1日~2022年3月31日)
                                                          親会社の
                                                                 基本的
                                                税引前       所有者に
                    売上高      事業利益      営業利益          当期利益       1株当たり
                                                利益        帰属する
                                                                当期利益
                                                          当期利益
                       億円        億円       億円      億円   億円    億円   円 銭
2022年3月期予想
  第2四半期累計            2,150        40       38     33    15     5     4.82
  通期 (A)             4,450       135      110    100    55    35    33.71
2021年3月期通期実績 (B)     3,979        79        2    △6    △34   △50   △47.74
前期比増減額 (A-B)         +471       +56     +108    +106   +89   +85   +81.45
増減率                +11.8%    +70.9%    55.0倍       -     -     -        -
2022年3月期の経営環境は、各国の経済活動再開や景気刺激策により、自動車生産台数は前期
に比べて回復基調にあるものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大、半導体供給不足による自
動車の減産、原材料価格の高騰等、市場の不透明さは増しています。そのような状況の下、現時点
で想定される上記のリスクを踏まえ、業績を予想しております。