5121 藤コンポ 2020-02-13 14:00:00
2020年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月13日
上 場 会 社 名 藤倉コンポジット株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 5121 URL https://www.fujikuracomposites.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 森田 健司
問合せ先責任者 (役職名) 常務取締役管理本部長(氏名) 植松 克夫 (TEL) 03-3527-8111
四半期報告書提出予定日 2020年2月13日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 23,879 △4.2 905 2.6 915 △0.1 483 △21.1
2019年3月期第3四半期 24,927 △1.5 882 △56.1 916 △56.5 612 △60.8
(注) 包括利益 2020年3月期第3四半期 299百万円( 140.6 %) 2019年3月期第3四半期 124百万円( △92.0%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 20.65 -
2019年3月期第3四半期 26.19 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第3四半期 35,594 24,149 67.8
2019年3月期 35,581 24,178 68.0
(参考) 自己資本 2020年3月期第3四半期 24,149百万円 2019年3月期 24,178百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 7.00 - 7.00 14.00
2020年3月期 - 7.00 -
2020年3月期(予想) 7.00 14.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 32,600 △2.5 1,000 8.9 900 7.3 500 △13.9 21.37
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 23,446,209株 2019年3月期 23,446,209株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 49,445株 2019年3月期 49,354株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 23,396,804株 2019年3月期3Q 23,396,859株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に掲載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的である
と判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際
の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益及び包括利益計算書 ……………………………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………7
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………7
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………7
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………7
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………8
1
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、労働需給が着実に引き締まりを続け、輸出が増加基調にある
ことや、個人消費が緩やかに増加するなど、穏やかな回復基調で推移しました。しかし、米中貿易摩擦や英国にお
けるEU離脱交渉の影響を受け、景気の先行きは不透明感が増しております。
このような状況の中、当社グループでは、2019年5月29日に小型でパーソナルユースに利用できる非常用モバイル
充電器『アクアチャージ』を発売するなど積極的な市場開拓に努め、当第3四半期連結累計期間の売上高は238億7
千9百万円(前年同期比4.2%減)、営業利益は9億5百万円(前年同期比2.6%増)、経常利益は9億1千5百万
円(前年同期比0.1%減)となりました。なお、親会社株主に帰属する四半期純利益は特別損失に特別調査費用等と
して2億3千1百万円を計上したため4億8千3百万円(前年同期比21.1%減)となりました。詳細につきまして
は、2019年11月14日に開示いたしました「特別損失の計上、第2四半期累計期間業績予想と実績値との差異及び通
期業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
当社は、2019年4月1日に「藤倉コンポジット株式会社(英文:FUJIKURA COMPOSITES Inc.)」に商号変更いたし
ました。創業者である藤倉の名前を引き継ぎ、また、コンポジット(複合化)技術を生かしたゴムだけにとらわれ
ない新しい製品分野に積極的に進出していくことを、この社名にこめて邁進してまいります。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
<産業用資材>
工業用品部門は、世界的な自動車販売台数の減少により自動車関連部品が減収となりましたが、コストダウンに
努めた結果、前期並みの利益を確保することができました。制御機器部門は、引き続き半導体並びに産業機械関連
メーカーの減速の影響を受け、減収減益となりました。電気材料部門は、インフラ工事用部材が堅調さを維持し、
非常用マグネシウム空気電池『WattSatt』、『アクアチャージ』の受注も順調に推移し、増収増益となりました。
この結果、売上高は153億3千3百万円(前年同期比4.6%減)、営業利益は5億6百万円(前年同期比0.8%増)とな
りました。
<引布加工品>
引布部門は、半導体・電子部品市場の在庫調整が一段落し受注が回復したものの、引き続き米中貿易摩擦による
アジア諸国の景気低迷、自動車市場の不振により需要が落ち込み減収減益となりました。印刷材料部門は、高付加
価値品、新聞用ブランケットの売上は増加したものの、国内商業印刷用ブランケット及び輸出が減少となり、減収
減益となりました。加工品部門は、国内において救命設備など舶用品が増収となりましたが、品種構成の変化によ
り減益となりました。
この結果、売上高は37億1千4百万円(前年同期比3.5%減)、営業利益は1億1千6百万円(前年同期比44.3%減)
となりました。
<スポーツ用品>
ゴルフ用カーボンシャフト部門は、ゴルフクラブメーカー向け製品の販売減の影響を受け減収となりましたが、
海外において2019年2月発売の『VENTUS』、国内において2019年9月発売の『Speeder EVOLUTION Ⅵ』を中心に高
く評価され、高価格帯商品中心にリシャフト市場での販売が好調に推移し、増益となりました。アウトドア用品部
門は、9月から10月にかけて襲来した大型台風の影響に加え、暖冬の影響で冬物商材の売上不振も重なり、減収と
なりましたが、上期で『キャラバンシューズ』などの主力商品が好調だったことにより増益となりました。
この結果、売上高は45億3千4百万円(前年同期比3.7%減)、営業利益は6億1千2百万円(前年同期比18.7%増)
となりました。
<その他>
物流部門は、9月以降台風等の災害により交通に混乱が見受けられましたが、全体を通しては堅調に推移し、増
収増益となりました。
この結果、売上高は2億9千6百万円(前年同期比3.0%増)、営業利益は6千5百万円(前年同期比11.0%増)とな
りました。
2
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1千2百万円増加の355億9千4百
万円となりました。負債につきましては、前連結会計年度末に比べ4千1百万円増加の114億4千4百万円となりま
した。純資産につきましては、241億4千9百万円となり、これらの結果、自己資本比率は前連結会計年度末の68.0
%から67.8%に低下いたしました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
連結業績予想につきましては、2019年11月14日の「2020年3月期第2四半期決算短信」で公表いたしました連結
業績予想に変更はありません。
3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 5,188,487 5,891,856
受取手形及び売掛金 10,310,592 9,032,829
商品及び製品 2,184,968 2,281,521
仕掛品 2,439,478 2,439,584
原材料及び貯蔵品 842,666 676,235
その他 691,494 651,680
貸倒引当金 △27,593 △31,878
流動資産合計 21,630,094 20,941,829
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 4,626,539 4,336,055
機械装置及び運搬具(純額) 2,864,218 3,209,216
土地 3,216,467 3,215,191
建設仮勘定 475,679 899,697
その他(純額) 588,792 914,852
有形固定資産合計 11,771,698 12,575,014
無形固定資産
ソフトウエア 131,224 135,480
その他 195,294 154,256
無形固定資産合計 326,518 289,737
投資その他の資産
投資その他の資産 3,138,670 3,071,233
貸倒引当金 △1,285,310 △1,283,295
投資その他の資産合計 1,853,361 1,787,938
固定資産合計 13,951,577 14,652,689
資産合計 35,581,672 35,594,519
4
(単位:千円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 2,571,247 1,938,022
短期借入金 2,674,100 3,620,248
未払法人税等 24,806 103,431
賞与引当金 435,148 153,004
その他 1,792,398 2,219,947
流動負債合計 7,497,701 8,034,654
固定負債
長期借入金 2,345,000 1,842,500
繰延税金負債 326,154 375,746
環境対策引当金 29,513 29,513
退職給付に係る負債 917,260 878,121
資産除去債務 149,949 148,723
その他 137,982 135,726
固定負債合計 3,905,860 3,410,331
負債合計 11,403,562 11,444,985
純資産の部
株主資本
資本金 3,804,298 3,804,298
資本剰余金 3,212,485 3,212,485
利益剰余金 16,710,752 16,866,448
自己株式 △20,398 △20,438
株主資本合計 23,707,137 23,862,793
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 262,096 299,702
為替換算調整勘定 381,004 140,813
退職給付に係る調整累計額 △172,128 △153,776
その他の包括利益累計額合計 470,972 286,739
純資産合計 24,178,109 24,149,533
負債純資産合計 35,581,672 35,594,519
5
(2)四半期連結損益及び包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 24,927,075 23,879,302
売上原価 18,929,390 18,123,015
売上総利益 5,997,685 5,756,286
販売費及び一般管理費
荷造運搬費 414,618 366,859
給料及び手当 1,627,278 1,593,675
賞与引当金繰入額 19,520 30,219
退職給付費用 72,238 56,744
減価償却費 109,418 119,570
研究開発費 558,082 598,393
その他 2,313,705 2,085,412
販売費及び一般管理費合計 5,114,861 4,850,875
営業利益 882,823 905,410
営業外収益
受取利息 6,067 6,127
受取配当金 52,474 42,223
為替差益 20,349 ―
受取賃貸料 34,315 42,604
補助金収入 17,790 6,379
その他 67,080 60,017
営業外収益合計 198,078 157,353
営業外費用
支払利息 15,698 11,023
為替差損 ― 62,707
賃貸収入原価 9,364 6,832
固定資産除却損 7,264 3,948
貸倒引当金繰入額 80,329 12,544
その他 51,443 49,770
営業外費用合計 164,101 146,827
経常利益 916,800 915,937
特別利益
補助金収入 ― 1,173
特別利益合計 ― 1,173
特別損失
固定資産除却損 ― 10,592
固定資産廃棄損 32,514 ―
特別調査費用等 ― 231,119
特別損失合計 32,514 241,712
税金等調整前四半期純利益 884,285 675,397
法人税、住民税及び事業税 159,164 164,632
法人税等調整額 112,445 27,512
法人税等合計 271,610 192,145
四半期純利益 612,675 483,251
(内訳)
親会社株主に帰属する四半期純利益 612,675 483,251
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △163,127 37,605
為替換算調整勘定 △361,930 △240,190
退職給付に係る調整額 36,663 18,351
その他の包括利益合計 △488,394 △184,233
四半期包括利益 124,280 299,018
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 124,280 299,018
6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
損益及び包括
調整額
スポーツ 合計 利益計算書
産業用資材 引布加工品 その他 (注)1
用品 計上額
(注)2
売上高
外部顧客への売上高 16,079,750 3,849,193 4,710,038 288,092 24,927,075 ― 24,927,075
セグメント間の内部
― ― ― 88,087 88,087 △88,087 ―
売上高又は振替高
計 16,079,750 3,849,193 4,710,038 376,180 25,015,162 △88,087 24,927,075
セグメント利益 501,942 209,533 516,385 59,237 1,287,099 △404,275 882,823
(注) 1 セグメント利益の調整額には、セグメント間取引消去327千円及び各報告セグメントに配分していない全社
費用△404,602千円が含まれています。全社費用は、主に当社の総務部門、人事部門、経理部門にかかる費
用であります。
2 セグメント利益は、四半期連結損益及び包括利益計算書の営業利益と調整を行っております。
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:千円)
報告セグメント 四半期連結
損益及び包括
調整額
スポーツ 合計 利益計算書
産業用資材 引布加工品 その他 (注)1
用品 計上額
(注)2
売上高
外部顧客への売上高 15,333,642 3,714,169 4,534,667 296,822 23,879,302 ― 23,879,302
セグメント間の内部
― ― ― 83,068 83,068 △83,068 ―
売上高又は振替高
計 15,333,642 3,714,169 4,534,667 379,890 23,962,370 △83,068 23,879,302
セグメント利益 506,141 116,772 612,859 65,755 1,301,528 △396,117 905,410
(注) 1 セグメント利益の調整額には、セグメント間取引消去320千円及び各報告セグメントに配分していない全社
費用△396,438千円が含まれています。全社費用は、主に当社の総務部門、人事部門、経理部門にかかる費
用であります。
2 セグメント利益は、四半期連結損益及び包括利益計算書の営業利益と調整を行っております。
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(重要な後発事象)
(連結子会社の吸収合併)
当社は、2020年2月13日開催の取締役会において、当社の完全子会社である藤栄産業株式会社を吸収合併すること
を決議いたしました。
1 取引の概要
(1)結合当事企業の名称及び事業の内容
結合当事企業の名称 藤栄産業株式会社
事業の内容 ゴム製品の製造販売
(2)企業結合日
2020年4月1日(予定)
(3)企業結合の法的形式
当社を吸収合併存続会社、藤栄産業株式会社を吸収合併消滅会社とする吸収合併
(4)結合後企業の名称
藤倉コンポジット株式会社
(5)その他取引の概要に関する事項
更なる経営の効率化を図ること等を目的としております。
2 会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」及び「企業結合会計基準及び事業分離等会計基準に関する適用指針」に基づき、
共通支配下の取引として処理する予定であります。
8