5105 TOYO TIRE 2021-11-12 15:30:00
2021年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年11月12日
上場会社名 TOYO TIRE株式会社 上場取引所 東
コード番号 5105 URL https://www.toyotires.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)清水 隆史
取締役 執行役員
問合せ先責任者 (役職名) (氏名)笹森 建彦 TEL 072-789-9100
コーポレート統括部門管掌
四半期報告書提出予定日 2021年11月12日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有
(百万円未満切捨て)
1.2021年12月期第3四半期の連結業績(2021年1月1日~2021年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年12月期第3四半期 282,808 14.6 39,663 79.9 41,781 141.9 28,866 188.9
2020年12月期第3四半期 246,823 △11.1 22,046 △16.7 17,271 △26.8 9,991 △29.8
(注)包括利益 2021年12月期第3四半期 45,935百万円 (-%) 2020年12月期第3四半期 1,182百万円 (△89.0%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年12月期第3四半期 187.52 -
2020年12月期第3四半期 64.91 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年12月期第3四半期 495,077 259,438 52.4
2020年12月期 445,579 222,694 49.5
(参考)自己資本 2021年12月期第3四半期 259,222百万円 2020年12月期 220,776百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年12月期 - 20.00 - 25.00 45.00
2021年12月期 - 20.00 -
2021年12月期(予想) 25.00 45.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年12月期の連結業績予想(2021年1月1日~2021年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 392,000 14.0 48,000 32.1 49,600 60.6 32,800 180.8 213.07
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有
(注) 詳細は、添付資料P.8「四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用」をご覧ください。
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年12月期3Q 154,111,029株 2020年12月期 154,111,029株
② 期末自己株式数 2021年12月期3Q 171,779株 2020年12月期 177,702株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年12月期3Q 153,937,349株 2020年12月期3Q 153,930,390株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、現時点で入手された情報に基づき判断した見通しであり、潜在的なリスクや
不確実性が含まれております。従いまして、実際の業績は、様々な要因により、これらの見通しとは異なることがありますことをご承知お
きください。業績予想の背景及び前提となる条件等については、添付資料P.3「連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧くだ
さい。
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添付資料の目次
1. 当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………… 2
(1) 経営成績に関する説明 ……………………………………………………………… 2
(2) 財政状態に関する説明 ……………………………………………………………… 3
(3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………… 3
2. 四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………… 4
(1) 四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………… 4
(2) 四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………… 6
(3) 四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………… 8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ……………………… 8
(追加情報) ………………………………………………………………………… 8
(セグメント情報) ………………………………………………………………… 8
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TOYO TIRE㈱(5105) 2021年12月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1) 経営成績に関する説明
① 当期の経営成績
当第3四半期連結累計期間における経済環境について、米国では、新型コロナウイルス感染症拡大防止に
向けたワクチン接種により、経済活動は持ち直しが見られており、生産・消費などの主要指標は底堅さを保
っております。欧州では、新型コロナウイルス感染症拡大防止に向けたワクチン接種により、経済活動は持
ち直しがみられていたものの、経済活動再開に伴う回復が一巡し消費者マインドが横ばい基調に変わりつ
つあります。わが国では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種を促進する
中で持ち直しの動きが続くことが期待されております。
このような状況のもと、当社グループは 2021 年を起点とする5ヵ年の中期計画「中計'21」を策定し、そ
の中で掲げた各種経営指標を実現するため、これまで培ってきた得意分野や独自性、研鑽してきた機能別組
織機能、変革・強化を図ってきたガバナンスやコンプライアンス体制をベースに置きながら、取り巻く変化
に迅速、かつ柔軟に適応する力を当社グループ全体で強化することに取り組みました。
この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は 282,808 百万円(前年同期比 35,984 百万円増、14.6%
増)、営業利益は 39,663 百万円(前年同期比 17,617 百万円増、79.9%増)、経常利益は 41,781 百万円(前
年同期比 24,509 百万円増、141.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は 28,866 百万円(前年同期比
18,874 百万円増、188.9%増)となりました。
事業別の状況は次のとおりであります。
② 事業別の状況
(タイヤ事業)
北米市場における市販用タイヤについては、OPEN COUNTRY A/TⅢ(オープンカントリー・エーティー・ス
リー)や NITTO Ridge Grappler(ニットー リッジグラップラー)など当社が強みとしている大口径ライト
トラック用タイヤや SUV 用タイヤを中心に引き続き販売が好調であり、販売量は前年度を大きく上回りま
した。また、売上高は値上げによる相乗効果もあり、販売量以上に前年度を大きく上回りました。
欧州市場における市販用タイヤについては、採算性を意識した供給戦略の継続、並びに物流遅延等の影響
により、販売量は前年度を下回りましたが、値上げや商品ミックスの改善により、売上高は前年度並みとな
りました。
国内市場における市販用タイヤについては、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの、
当社が強みとしている SUV 用タイヤの販売に注力し、販売量は前年度を大きく上回り、売上高も前年度を上
回りました。
新車用タイヤについては、新型コロナウイルス感染症や半導体不足による自動車メーカーの減産の影響
を受けたものの、販売量、売上高ともに前年度を上回りました。
その結果、タイヤ事業の売上高は 253,968 百万円(前年同期比 33,278 百万円増、15.1%増)、営業利益は
41,161 百万円(前年同期比 17,134 百万円増、71.3%増)となりました。
(自動車部品事業)
自動車用部品については、半導体不足による自動車メーカーの減産の影響を受けたものの、自動車部品事
業の売上高は 28,816 百万円(前年同期比 2,718 百万円増、10.4%増)と前年度を大きく上回り、営業損失
は 1,497 百万円(前年同期は 1,980 百万円の営業損失)となりました。
③ 当社免震ゴム問題に係る製品補償対策費及び製品補償引当金繰入額の状況
2015 年 12 月期において、出荷していた製品の一部が国土交通大臣認定の性能評価基準に適合していな
い等の事実が判明いたしました。
当第3四半期決算において、製品補償対策費 851 百万円(主として、免震ゴム対策統括本部人件費等)
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を特別損失として計上しております。
現時点で合理的に金額を見積もることが困難なもので、今後発生する費用(主として、営業補償や遅延
損害金等の賠償金、追加で判明する改修工事費用の金額が既引当額を超過する場合の費用等)がある場合
には、翌四半期連結会計期間以降の対処進行状況等によって、追加で製品補償引当金を計上する可能性が
あります。
(2) 財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は 495,077 百万円となり、前連結会計年度末に比べ 49,498 百万円
増加しました。これは、主として、たな卸資産等や有形固定資産が増加したことによります。
また、負債は 235,638 百万円となり、前連結会計年度末に比べ 12,753 百万円増加しました。これは、主
として長期借入金の返済や免震問題に係る対応の進捗により製品補償引当金が減少した一方、コマーシャ
ル・ペーパーの増加や社債の発行により社債が増加したことによります。なお、有利子負債は 125,492 百
万円となり、前連結会計年度末に比べ 14,913 百万円増加しました。
当第3四半期連結会計期間末の純資産は 259,438 百万円となり、前連結会計年度末に比べ 36,744 百万円
増加しました。これは、主として、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金、円安の
影響により為替換算調整勘定が増加したことによります。
この結果、自己資本比率は 52.4%となりました。
(3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
通期の業績予想につきましては、2021 年8月 10 日公表の業績予想から変更はありません。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 37,650 45,599
受取手形及び売掛金 72,598 75,470
商品及び製品 40,061 50,731
仕掛品 3,030 3,618
原材料及び貯蔵品 12,690 18,421
その他 15,050 16,265
貸倒引当金 △343 △356
流動資産合計 180,739 209,750
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 62,309 64,776
機械装置及び運搬具(純額) 92,574 100,578
その他(純額) 45,823 52,913
有形固定資産合計 200,707 218,268
無形固定資産
その他 4,851 5,686
無形固定資産合計 4,851 5,686
投資その他の資産
投資有価証券 39,986 49,978
その他 19,398 11,497
貸倒引当金 △104 △103
投資その他の資産合計 59,280 61,372
固定資産合計 264,839 285,327
資産合計 445,579 495,077
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 29,666 27,791
コマーシャル・ペーパー 6,000 26,500
短期借入金 16,200 13,673
未払金 21,580 12,623
未払法人税等 1,766 9,346
製品補償引当金 9,192 5,172
その他 24,236 31,433
流動負債合計 108,643 126,540
固定負債
社債 - 10,000
長期借入金 86,010 73,060
退職給付に係る負債 5,437 5,935
製品補償引当金 9,126 5,138
その他の引当金 100 101
その他 13,567 14,864
固定負債合計 114,242 109,098
負債合計 222,885 235,638
純資産の部
株主資本
資本金 55,935 55,935
資本剰余金 54,504 54,330
利益剰余金 90,866 112,635
自己株式 △146 △143
株主資本合計 201,159 222,758
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 19,086 26,535
繰延ヘッジ損益 3 △31
為替換算調整勘定 △2,609 6,919
退職給付に係る調整累計額 3,136 3,040
その他の包括利益累計額合計 19,616 36,463
非支配株主持分 1,918 216
純資産合計 222,694 259,438
負債純資産合計 445,579 495,077
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 246,823 282,808
売上原価 161,139 168,185
売上総利益 85,683 114,622
販売費及び一般管理費 63,637 74,958
営業利益 22,046 39,663
営業外収益
受取利息 245 221
受取配当金 853 863
為替差益 - 3,383
持分法による投資利益 56 145
その他 1,348 1,083
営業外収益合計 2,503 5,697
営業外費用
支払利息 1,411 1,064
為替差損 3,490 -
その他 2,376 2,514
営業外費用合計 7,278 3,579
経常利益 17,271 41,781
特別利益
投資有価証券売却益 1,265 357
特別利益合計 1,265 357
特別損失
固定資産除却損 295 428
投資有価証券売却損 - 92
減損損失 270 639
製品補償対策費 1,983 851
製品補償引当金繰入額 261 -
新型コロナウイルス感染症による損失 1,589 381
特別損失合計 4,399 2,392
税金等調整前四半期純利益 14,137 39,746
法人税等 4,099 10,745
四半期純利益 10,038 29,001
非支配株主に帰属する四半期純利益 46 134
親会社株主に帰属する四半期純利益 9,991 28,866
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(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
四半期純利益 10,038 29,001
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △4,081 7,449
繰延ヘッジ損益 16 △35
為替換算調整勘定 △4,659 9,460
退職給付に係る調整額 △120 △95
持分法適用会社に対する持分相当額 △11 156
その他の包括利益合計 △8,855 16,934
四半期包括利益 1,182 45,935
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,142 45,714
非支配株主に係る四半期包括利益 40 221
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(3) 四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
税金費用の計算
一部の連結子会社を除き、当連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理
的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算する方法を採用しております。
(追加情報)
新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積り
前連結会計年度の有価証券報告書の(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積
り)に記載した新型コロナウイルス感染症の収束時期等を含む仮定について、重要な変更はありません。
(セグメント情報)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
前第3四半期連結累計期間(自 2020 年1月1日 至 2020 年9月 30 日)
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額
自動車 合計 損益計算書
タイヤ事業 計 (注) 1 (注) 2
部品事業 計上額
売上高
(1) 外部顧客に
220,690 26,097 246,787 35 246,823 - 246,823
対する売上高
(2) セグメント間の内部
0 - 0 57 57 △57 -
売上高又は振替高
計 220,690 26,097 246,787 93 246,880 △57 246,823
セグメント利益又は損失(△)
24,026 △1,980 22,046 27 22,074 △27 22,046
(営業利益又は損失(△) )
当第3四半期連結累計期間(自 2021 年1月1日 至 2021 年9月 30 日)
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額
自動車 合計 損益計算書
タイヤ事業 計 (注) 1 (注) 2
部品事業 計上額
売上高
(1) 外部顧客に
253,968 28,816 282,784 23 282,808 - 282,808
対する売上高
(2) セグメント間の内部
- - - 39 39 △39 -
売上高又は振替高
計 253,968 28,816 282,784 63 282,847 △39 282,808
セグメント利益又は損失(△)
41,161 △1,497 39,664 11 39,675 △11 39,663
(営業利益又は損失(△) )
(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、国内関係会社に対する
融資及び債権の買取、不動産業等を含んでおります。
2 セグメント利益又は損失(△)の調整額は、前第3四半期連結累計期間△27 百万円、当第3四半期
連結累計期間△11 百万円であり、セグメント間取引消去等が含まれております。
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