5070 M-ドラフト 2020-05-11 10:00:00
2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月11日
上場会社名 株式会社ドラフト 上場取引所 東
コード番号 5070 URL https://draft.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)山下 泰樹
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 (氏名)荒浪 昌彦 TEL 03-5412-1001
定時株主総会開催予定日 2020年6月25日 配当支払開始予定日 2020年6月26日
有価証券報告書提出予定日 2020年6月26日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有 (証券アナリスト、機関投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期の連結業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 6,041 28.6 478 25.5 464 26.9 297 14.1
2019年3月期 4,696 8.2 380 49.3 365 48.1 260 50.7
(注)包括利益 2020年3月期 297百万円 (12.0%) 2019年3月期 265百万円 (53.1%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2020年3月期 78.72 78.58 27.9 13.8 7.9
2019年3月期 69.52 - 86.4 18.1 8.1
(参考)持分法投資損益 2020年3月期 -百万円 2019年3月期 -百万円
(注)1.当社は、2018年7月24日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を行っております。また、2019年11
月29日付で普通株式1株につき50株の割合で株式分割を行っております。2019年3月期の期首に当該株式分割
が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益を算定しております。
2.2019年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非
上場であったため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。
3.当社は、2020年3月17日に東京証券取引所マザーズへ上場したため、2020年3月期の潜在株式調整後1株当た
り当期純利益については、新規上場日から当連結会計年度末までの平均株価を期中平均株価とみなして算出し
ております。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 4,571 1,731 37.9 387.39
2019年3月期 2,171 402 18.5 107.41
(参考)自己資本 2020年3月期 1,731百万円 2019年3月期 402百万円
(注)当社は、2018年7月24日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を行っております。また、2019年11月29
日付で普通株式1株につき50株の割合で株式分割を行っております。2019年3月期の期首に当該株式分割が行われ
たと仮定し、1株当たり純資産を算定しております。
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 △107 △10 1,151 1,862
2019年3月期 △106 △112 453 828
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当率
(合計) (連結) (連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年3月期 - 0.00 - 200.00 200.00 15 5.8 5.0
2020年3月期 - 0.00 - 8.00 8.00 35 10.2 3.2
2020年12月期(予想) - 0.00 - 59.6 8.00 8.00
(注)2019年11月29日付で普通株式1株につき50株の割合で株式分割を行っております。2019年3月期の配当金について
は株式分割前の実際の配当金を記載しております。
3.2020年12月期の連結業績予想(2020年4月1日~2020年12月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 2,400 - △60 - △60 - △62 - △13.87
通期 4,100 - 90 - 80 - 60 - 13.42
(注)本日付で開示しております「決算期(事業年度末日)の変更及び定款一部変更に関するお知らせ」のとおり、2020
年6月25日開催予定の定時株主総会で承認されることを条件として、2020年度より決算期を3月末日より12月末日
に変更することを予定しております。決算期変更の経過期間となる2020年12月期は、2020年4月1日から2020年12
月31日までの9ヶ月決算を予定しております。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 4,470,000株 2019年3月期 3,750,000株
② 期末自己株式数 2020年3月期 -株 2019年3月期 -株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 3,779,508株 2019年3月期 3,750,000株
(注)当社は、2018年7月24日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を行っております。また、2019年
11月29日付で普通株式1株につき50株の割合で株式分割を行っております。2019年3月期の期首に当該株式
分割が行われたと仮定し、期末発行株式数及び期中平均株式数を算定しております。
(参考)個別業績の概要
1.2020年3月期の個別業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 6,041 28.6 458 45.9 445 45.9 282 30.2
2019年3月期 4,696 8.3 314 33.4 305 25.6 217 37.3
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期 74.84 74.71
2019年3月期 57.94 -
(注)1.2019年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非
上場であったため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。
2.当社は、2020年3月17日に東京証券取引所マザーズへ上場したため、2020年3月期の潜在株式調整後1株当た
り当期純利益については、新規上場日から当事業年度末までの平均株価を期中平均株価とみなして算出してお
ります。
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 4,548 1,669 36.7 373.53
2019年3月期 2,149 355 16.5 94.72
(参考)自己資本 2020年3月期 1,669百万円 2019年3月期 355百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績予測等に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定
の前提に基づいており、その記載内容を当社として保証するものではありません。
(株)ドラフト(5070)
2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 3
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 3
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 8
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 8
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 13
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 13
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 14
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 15
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(株)ドラフト(5070)
2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、良好な企業業績や雇用環境を背景に緩やかな回復基調で推移した一方
で、年度後半には新型コロナウイルス感染症の拡大により経済の不透明感が増大する等、先行き不透明感の強まる
一年となりました。
このような環境下、当社グループは、デザイン性の高い設計力・企画提案力と、プロジェクトマネジメント及び
コンストラクションマネジメントを通じたデザインの実現力を武器に事業活動を行ってまいりました。多くの企業
の顔となるオフィスのデザイン及び大型ビル全体の環境デザイン、丸の内エリア・栄エリア・福岡エリアといった
都市開発の企画等、幅広い分野で受注を獲得しております。
働き方改革や採用競争力をつけたい企業のニーズもあり、当社の設計するオフィスを人材確保又は企業ブランデ
ィング向上のための重要なインフラと考える企業が引き続き増加していることに加え、東京ビジネス地区のオフィ
ス平均空室率が1.50%を記録する(出所:オフィスマーケットデータ/三鬼商事株式会社)等オフィス需給が逼迫
しており、オフィスビルのリデザイン需要も高まっております。当社グループは、オフィスのデザイン分野や都市
開発分野、そして築後年数を経たビルをリデザインし再生する事業等、新しいビジネスを生み出す時流を読んだ高
い提案力が評価されております。
この結果、当連結会計年度の売上高は6,041,542千円(前連結会計年度比28.6%増)、営業利益は478,130千円
(同25.5%増)、経常利益は464,043千円(同26.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は297,513千円(同
14.1%増)といずれも過去最高となりました。
なお、当社グループは、企画・デザイン・設計・施工事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を
省略しております。
(前連結会計年度との主な差異)
売上高は、前連結会計年度に比べて1,344,853千円増加いたしました。良好な事業環境を背景に受注が増加した
ことに加えて、1件の受注額が50百万円以上の案件が、前連結会計年度の20件(うち、100百万円以上の案件は7
件)から28件(同12件)に増加する等、案件の大型化が寄与いたしました。また、売上の対象領域別では、主力で
ある企業オフィスのデザイン・設計(施工を含む)が増加した他、ビル全体のリニューアル業務を含む「都市開
発・環境設計・その他」が大きく伸びる結果となりました。
対象領域別売上高
前連結会計年度 当連結会計年度
対象領域 (2019年3月期) (2020年3月期)
実績(千円) 実績(千円) 前年同期比
オフィス 3,174,952 4,016,694 126.5%
商業施設 471,702 326,421 69.2
都市開発・環境設計・その他 1,050,034 1,698,425 161.7
合計 4,696,689 6,041,542 128.6
売上総利益は、前連結会計年度に比べて353,125千円増加(前連結会計年度比32.3%増)し、1,445,098千円とな
りました。これは、利益率が高い設計又は設計・PM(設計監理)のみを行う案件が増加したこと、業務効率化によ
り売上総利益率が0.7ポイント上昇したこと等によります。一方、販売費及び一般管理費は、人員増による人件費
の増加、広告宣伝費の増加等により、前連結会計年度に比べて36.0%増加し、966,968千円となりました。また、
営業外損益は、事業の拡大に伴う運転資金に充てるため銀行借入を増額したことによる支払利息の増加及び本年3
月17日の株式公開に伴う諸費用の計上により、営業外費用が大きく増加いたしました。
これらの結果、前連結会計年度に比べて、営業利益は97,176千円、経常利益は98,288千円、親会社株主に帰属す
る当期純利益は36,820千円、それぞれ増加いたしました。
(業績予想との主な差異)
売上高は、期末の駆け込み需要を取り込み、予想を141百万円上回る実績となりました。一方、外注費の増加、
期末仕掛品たな卸高が想定していた水準を約60百万円下回ったこと等により売上原価が増加し、売上総利益は24百
万円、営業利益は28百万円、それぞれ予想を下回ることとなりました。
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(株)ドラフト(5070)
2020年3月期 決算短信
また、営業外費用として計上した株式公開費用が計画を上回ったこと等により、経常利益は33百万円、親会社株
主に帰属する当期純利益は22百万円、それぞれ予想を下回る結果となりました。
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は4,571,602千円となり、前連結会計年度に比べて2,399,949千円増加いたし
ました。これは、主に株式公開に伴う新株の発行等により現金及び預金が1,016,323千円増加したこと、業績の拡
大により売掛金が1,394,261千円増加したことによるものです。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は2,839,948千円となり、前連結会計年度末に比べて1,071,066千円増加いた
しました。これは、主に買掛金が923,326千円増加したことによるものです。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は1,731,654千円となり、前連結会計年度に比べて1,328,882千円増加いた
しました。これは、主に株式公開に伴う新株の発行等により資本金及び資本剰余金がそれぞれ523,296千円増加し
たこと、親会社株主に帰属する当期純利益297,513千円を計上したことによるものです。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ
て1,033,936千円増加し、1,862,012千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は107,192千円(前連結会計年度末は106,344千円の使用)となりました。これは、
主に税金等調整前当期純利益464,043千円及び仕入債務の増加額923,326千円から売上債権の増加額1,399,410千円
を差し引いたことによるものです。当社グループは順調に事業を拡大しており、売上債権・仕入債務ともに前連結
会計年度に比べ増加いたしました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は10,525千円(前連結会計年度は112,769千円の使用)となりました。これは、主
に新たなサテライトオフィスの設置に係る支出、情報関連機器・ソフトウエアの購入に係る支出によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果獲得した資金は1,151,682千円(前連結会計年度は453,314千円の獲得)となりました。これは、
主に株式公開に伴う新株の発行による収入1,036,662千円によるものです。
(4)今後の見通し
当社グループの2020年12月期(変則期・9ヶ月間)及び2021年12月期第1四半期を含む12ヶ月間の見通しは次の
とおりです。
(単位:百万円、%)
2020年12月期 2021年12月期
通期 第1四半期
9ヶ月間 12ヶ月間
対 前 期 対 前 期
計画 増 減 率 計画 増 減 率
売 上 高 4,100 26.6 6,600 9.2
営 業 利 益 90 44.0 510 6.7
経 常 利 益 80 5.1 500 7.7
当 期 純 利 益 60 12.9 320 7.6
※2020年12月期(通期)の対前期増減率は、前第3四半期実績との比較を記載しております。また、2021年12月期
第1四半期を含む12ヶ月間の対前期増減率は、当連結会計年度実績との比較を記載しております。
2020年12月期の売上計上予定案件のうち、新型コロナウイルス感染症の拡大が理由と考えられるクライアントか
らの業務延期又は中止依頼が、2020年4月末時点で約8億円発生しております。一方、オフィスデザイン等の引き
合いは継続して発生しており、潜在的需要は大きいものと思料します。このため、外出自粛要請等で停滞している
経済活動が第1四半期中に好転すれば、比較的早い段階で当社グループの事業環境は改善すると考えております。
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2020年3月期 決算短信
第2四半期までに売上計上となる受注済み又は受注確度の高い案件は、4月末時点において20億円程度積みあが
っており、延期された案件の取り込み及び新規案件の上積みにより、第2四半期累計では2,400百万円の売上を見
込んでおります。また、第3四半期は例年売上高が減少する期間でありますが、経済活動のサイクルが年後半にず
れるという認識から、第2四半期に近い水準の受注獲得が可能であると考えており、2020年12月期(9ヶ月間)の
売上高見通しを4,100百万円(前年同期比26.6%増)といたしました。外注費のコントロールによる売上原価の低
減、不要不急の支出の先送りによる販売費及び一般管理費の抑制等を通じ、営業利益は90百万円(前年同期比
44.0%増)、経常利益は80百万円(同5.1%増)、当期純利益は60百万円(同12.9%増)と、前年同期との比較で
増収増益を見込んでおります。
なお、参考値ではございますが、2021年3月までの12ヶ月間の売上高は6,600百万円(前年同期比9.2%増)、営
業利益は510百万円(同6.7%増)、経常利益は500百万円(同7.7%増)、当期純利益320百万円(同7.6%増)と、
2020年3月期との比較においても増収増益を見込んでおります。
<業績見通しの前提>
新型コロナウイルス感染症拡大の影響につきましては、現時点で判明した内容に基づく予測を反映しておりま
す。また、今回の新型コロナウイルス感染症の蔓延を契機に働き方の変化がこれまでにないスピードで進展すると
考えており、これに向けた新しい取り組み(※)を事業として開始する予定です。新事業の具体的展開方法は現在
検討中であり、新事業の業績への影響は本見通しに反映しておりません。新事業に関する具体的施策について機関
決定を行い、業績への影響が明らかとなりましたら、速やかにお知らせいたします。
(※)新事業の概要
当社グループは、ALL HAPPY BY DESIGNの考え方の下、今までの画一的で無機質であったオフィスという環
境を働く人々にとって居心地のいい場所へと大きく変えてまいりました。現在、新型コロナウイルスの蔓延に
より、働く場のあり方、そして暮らす場のあり方が大きく変わろうとしております。しかしながら、日本では
リモートワークをはじめとした変化に対応できる環境が完全に整備できているとは言い難い状況にあります。
ITインフラだけでなく、当社グループの主力事業である「空間」という面を見ても、1人当たりの空間使用面
積が欧米に比べて圧倒的に狭小であるなど、十分な環境にあるとは言えません。
そこで、当社グループでは、最も対応が遅れている住環境に着目し、これからのリモートワークに対応する
暮らしのあり方を再定義する新事業を行ってまいります。当社グループは、新しい働き方、新しい暮らし方を
実現するための居住空間を「寝・食・働分離」をキーワードに再定義し、これをパッケージ化して普及を目指
すことといたしました。これまでに当社グループが蓄積した知見・ノウハウを活用し、迅速に事業を展開して
いく予定です。
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2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は日本基準で連結財務諸表
を作成する方針であります。なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針
であります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 904,514 1,920,837
売掛金 726,505 2,120,766
仕掛品 107,392 100,148
その他 63,778 89,589
流動資産合計 1,802,191 4,231,342
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 142,462 142,429
減価償却累計額 △55,987 △83,979
建物及び構築物(純額) 86,475 58,449
その他 76,558 91,747
減価償却累計額 △36,368 △48,636
その他(純額) 40,190 43,111
有形固定資産合計 126,665 101,560
無形固定資産
ソフトウエア 21,366 24,220
無形固定資産合計 21,366 24,220
投資その他の資産
敷金及び保証金 105,453 117,765
繰延税金資産 50,514 55,894
その他 65,461 40,819
投資その他の資産合計 221,429 214,478
固定資産合計 369,461 340,260
資産合計 2,171,653 4,571,602
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2020年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 399,139 1,322,466
短期借入金 200,000 450,002
1年内返済予定の長期借入金 416,741 332,472
前受金 131,279 292
未払法人税等 57,377 149,770
賞与引当金 52,510 67,465
完成工事補償引当金 11,000 11,000
その他 150,383 182,667
流動負債合計 1,418,430 2,516,137
固定負債
長期借入金 350,451 323,811
固定負債合計 350,451 323,811
負債合計 1,768,881 2,839,948
純資産の部
株主資本
資本金 20,000 543,296
資本剰余金 - 523,296
利益剰余金 378,017 660,530
株主資本合計 398,017 1,727,122
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 4,754 4,531
その他の包括利益累計額合計 4,754 4,531
純資産合計 402,771 1,731,654
負債純資産合計 2,171,653 4,571,602
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2020年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 4,696,689 6,041,542
売上原価 3,604,716 4,596,443
売上総利益 1,091,972 1,445,098
販売費及び一般管理費 711,019 966,968
営業利益 380,953 478,130
営業外収益
受取利息 129 43
受取手数料 1,829 2,157
保険解約返戻金 - 24,088
その他 394 1,443
営業外収益合計 2,352 27,733
営業外費用
支払利息 11,225 14,892
株式公開費用 - 15,525
株式交付費 - 10,671
為替差損 6,265 673
その他 60 56
営業外費用合計 17,551 41,820
経常利益 365,754 464,043
特別利益
固定資産売却益 1,049 -
国庫補助金受贈益 5,095 -
特別利益合計 6,144 -
特別損失
固定資産圧縮損 5,095 -
特別損失合計 5,095 -
税金等調整前当期純利益 366,803 464,043
法人税、住民税及び事業税 106,139 171,910
法人税等調整額 △27 △5,379
法人税等合計 106,111 166,530
当期純利益 260,692 297,513
親会社株主に帰属する当期純利益 260,692 297,513
- 8 -
(株)ドラフト(5070)
2020年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 260,692 297,513
その他の包括利益
為替換算調整勘定 4,703 △222
その他の包括利益合計 4,703 △222
包括利益 265,395 297,290
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 265,395 297,290
- 9 -
(株)ドラフト(5070)
2020年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計
当期首残高 20,000 - 180,325 200,325
当期変動額
新株の発行 - - -
剰余金の配当 △63,000 △63,000
親会社株主に帰属する当期純利益 260,692 260,692
株主資本以外の項目の当期変動額
(純額)
当期変動額合計 - - 197,692 197,692
当期末残高 20,000 - 378,017 398,017
(単位:千円)
その他の包括利益累計額
純資産合計
その他の包括利益
為替換算調整勘定
累計額合計
当期首残高 51 51 200,376
当期変動額
新株の発行 -
剰余金の配当 △63,000
親会社株主に帰属する当期純利益 260,692
株主資本以外の項目の当期変動額
4,703 4,703 4,703
(純額)
当期変動額合計 4,703 4,703 202,395
当期末残高 4,754 4,754 402,771
- 10 -
(株)ドラフト(5070)
2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 株主資本合計
当期首残高 20,000 - 378,017 398,017
当期変動額
新株の発行 523,296 523,296 1,046,592
剰余金の配当 △15,000 △15,000
親会社株主に帰属する当期純利益 297,513 297,513
株主資本以外の項目の当期変動額
(純額)
当期変動額合計 523,296 523,296 282,513 1,329,105
当期末残高 543,296 523,296 660,530 1,727,122
(単位:千円)
その他の包括利益累計額
純資産合計
その他の包括利益
為替換算調整勘定
累計額合計
当期首残高 4,754 4,754 402,771
当期変動額
新株の発行 1,046,592
剰余金の配当 △15,000
親会社株主に帰属する当期純利益 297,513
株主資本以外の項目の当期変動額
△222 △222 △222
(純額)
当期変動額合計 △222 △222 1,328,882
当期末残高 4,531 4,531 1,731,654
- 11 -
(株)ドラフト(5070)
2020年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 366,803 464,043
減価償却費 45,727 52,083
貸倒引当金の増減額(△は減少) △24,498 -
賞与引当金の増減額(△は減少) 9,654 14,955
工事損失引当金の増減額(△は減少) △2,000 -
完成工事補償引当金の増減額(△は減少) △25,600 -
受取利息 △129 △43
支払利息 11,225 14,892
株式公開費用 - 15,525
株式交付費 - 10,671
固定資産売却損益(△は益) △1,049 -
国庫補助金受贈益 △5,095 -
固定資産圧縮損 5,095 -
売上債権の増減額(△は増加) 19,874 △1,399,410
たな卸資産の増減額(△は増加) △12,162 △7,741
仕入債務の増減額(△は減少) △537,342 923,326
前受金の増減額(△は減少) 110,774 △130,986
未払消費税等の増減額(△は減少) △16,763 33,671
その他 60,881 △2,857
小計 5,396 △11,868
利息の受取額 129 43
利息の支払額 △10,703 △15,415
国庫補助金の受取額 5,095 -
法人税等の支払額 △106,261 △79,951
営業活動によるキャッシュ・フロー △106,344 △107,192
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の純増減額(△は増加) △3,604 17,613
有形固定資産の取得による支出 △74,146 △26,166
有形固定資産の売却による収入 1,049 -
無形固定資産の取得による支出 △19,465 △6,203
敷金及び保証金の差入による支出 △8,810 △16,770
その他 △7,791 21,002
投資活動によるキャッシュ・フロー △112,769 △10,525
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 200,000 250,002
長期借入れによる収入 600,000 480,568
長期借入金の返済による支出 △283,686 △591,477
株式公開費用の支出 - △9,073
株式の発行による収入 - 1,036,662
配当金の支払額 △63,000 △15,000
財務活動によるキャッシュ・フロー 453,314 1,151,682
現金及び現金同等物に係る換算差額 4,542 △28
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 238,742 1,033,936
現金及び現金同等物の期首残高 589,333 828,076
現金及び現金同等物の期末残高 828,076 1,862,012
- 12 -
(株)ドラフト(5070)
2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
a.セグメント情報
当社グループの事業セグメントは、企画・デザイン・設計・施工事業のみの単一セグメントであるため、セ
グメント情報の記載を省略しております。
b.関連情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:千円)
都市開発・
オフィス 商業施設 合計
環境設計・その他
外部顧客への売上高 3,174,952 471,702 1,050,034 4,696,689
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しておりま
す。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるた
め、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
サンフロンティア不動産(株) 711,590 企画・デザイン・設計・施工事業
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:千円)
都市開発・
オフィス 商業施設 合計
環境設計・その他
外部顧客への売上高 4,016,694 326,421 1,698,425 6,041,542
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しておりま
す。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるた
め、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:千円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
サンフロンティア不動産(株) 852,188 企画・デザイン・設計・施工事業
ラサール不動産投資顧問(株) 639,397 企画・デザイン・設計・施工事業
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(株)ドラフト(5070)
2020年3月期 決算短信
c.報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
該当事項はありません。
d.報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報
該当事項はありません。
e.報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報
該当事項はありません。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 107.41円 387.39円
1株当たり当期純利益 69.52円 78.72円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 - 78.58円
(注)1.前連結会計年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、当社株式
は非上場であったため、期中平均株価が把握できませんので記載しておりません。
2.当社は、2018年7月24日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を行っております。また、2019年
11月29日付で普通株式1株につき50株の割合で株式分割を行っております。前連結会計年度の期首に当該株
式分割が行われたと仮定して1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。
3.当社は、2020年3月17日に東京証券取引所マザーズへ上場したため、当連結会計年度の潜在株式調整後1株
当たり当期純利益については、新規上場日から当連結会計年度末までの平均株価を期中平均株価とみなして
算出しております。
4.1株当たり当期純利益及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりでありま
す。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 260,692 297,513
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純
260,692 297,513
利益(千円)
普通株式の期中平均株式数(株) 3,750,000 3,779,508
潜在株式調整後1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益調整額
- -
(千円)
普通株式増加数(株) - 6,613
(うち、新株予約権(株)) (-) (6,613)
新株予約権1種類(新株予約権
の数3,320個)。
なお、新株予約権の概要は「第
希薄化効果を有しないため、潜在株式調整後1
4 提出会社の状況 1 株式等 -
株当たり当期純利益の算定に含めなかった潜在
の状況 (2)新株予約権等の状
株式の概要
況 ①ストックオプション制度の
内容」に記載のとおりでありま
す。
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(株)ドラフト(5070)
2020年3月期 決算短信
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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