証券コード ５０２０
2021年8月13日
ENEOSホールディングス
2021年度 第1四半期決算説明資料
常務執行役員 田中 聡一郎
目次
決算ハイライト・事業環境 P2
第１四半期決算 概況 P6
参考情報 P 15
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決算ハイライト・事業環境
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決算ハイライト
決算ハイライト
第１四半期： 在庫影響除き営業利益 745 億円（前年同期比▲87 億円）
資源価格の上昇などにより石油・天然ガス開発、金属セグメントが増益
国内石油製品・輸出マージン悪化などによりエネルギーセグメントが減益
2021年度 第１四半期実績 通期見通し
諸元 前年同期 実績 差異 （5月公表）
ドバイ原油 （$/B） 31 67 ＋36 60
銅（LME） （¢/lb） 242 440 ＋198 340
為替レート （¥/$） 108 109 ＋1 105
（億円）
営 業 利 益 210 1,620 ＋1,410
在庫影響除き
営 業 利 益 832 745 ▲87 2,300
エ ネ ル ギ ー 438 75 ▲363
石油・天然ガス開発 7 153 ＋146
金 属 192 408 ＋216
そ の 他 195 109 ▲86
親会社の所有者に帰属する
当 期 利 益 ▲49 976 ＋1,025
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事業環境
ドバイ原油価格・銅価格・為替レート
ドバイ原油価格 銅（LME）価格 為替レート
新型コロナウイルスのワクチン 各国経済対策による景気回復や 年明け以降、円安基調で推移
接種進展による景気回復期待に 中国の銅需要への拡大期待等から 6月には110円/ドル台に到達
より上昇 高水準で推移
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事業環境
白油４品・パラキシレンマージン指標
白油４品マージン指標 *¹ パラキシレンマージン指標 *²
年度平均
年度平均
年度平均
年度平均
2019年度 2020年度 2021年度 2019年度 2020年度 2021年度
1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q 2Q 3Q 4Q 1Q
前年度4Q対比ではやや下落するも、油価上昇に パラキシレンの誘導品であるPTAの生産装置
伴うタイムラグを主因に引き続き堅調 新規稼働に伴い、需給がタイト化し上昇基調
*¹ 国内市況の参考値として、以下の計算式により算出 *² アジア市況の参考値として、以下の計算式により算出
スポット価格－全国通関原油CIF
（石油税・金利含み） ACP
（Asian Contract Price）－原油価格またはナフサ価格
↳ 未決の月はスポット価格の平均値を使用
※当社のマージン（当社売価－当社コスト）とは異なります ※当社のマージン（当社売価－当社コスト）とは異なります
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第１四半期決算 概況
（2021年4月1日～2021年6月30日）
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第１四半期決算 概況
決算概要（前年同期比）
2020年度１Q 2021年度１Q
差異
（実績） （実績）
■ 諸元
ドバイ原油 ($/B) 31 67 ＋36 ＋116%
銅（LME） (¢/lb) 242 440 ＋198 ＋82%
為替レート (\/$) 108 109 ＋1 ＋1%
■ 損益計算書
売上高 (億円) 15,462 22,241 ＋6,779 ＋44%
営業利益 (億円) 210 1,620 ＋1,410 ＋670%
在庫影響 (億円) ▲ 622 875 ＋1,497 -
在庫影響除き営業利益 (億円) 832 745 ▲87 ▲10%
当期利益 (億円) 35 1,102 ＋1,067 ＋3082%
親会社の所有者に帰属する
(億円) ▲ 49 976 ＋1,025 -
当期利益
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第１四半期決算 概況
セグメント別営業利益（前年同期比）
2020年度１Q 2021年度１Q
差異
（億円） （実績） （実績）
営業利益 計 210 1,620 1,410 ＋670%
在庫影響除き営業利益 計 832 745 ▲87 ▲10%
エネルギー事業 ▲ 184 950 ＋1,134 -
在庫影響 ▲ 622 875 ＋1,497 -
在庫影響除き営業利益 438 75 ▲363 ▲83%
石油製品他 335 ▲4 ▲339 -
セ 石油化学製品 ▲ 27 37 ＋64 -
グ
電力 62 3 ▲59 ▲95%
メ
ン
素材 68 39 ▲29 ▲43%
ト 石油・天然ガス開発事業 7 153 ＋146 ＋2068%
別
金属事業 192 408 ＋216 ＋112%
内
訳 機能材料・薄膜材料他 85 137 ＋52 ＋61%
資源 70 153 ＋83 ＋119%
製錬・リサイクル 68 86 ＋18 ＋26%
事業共通費用等 ▲ 31 32 ＋63 -
その他 195 109 ▲86 ▲44%
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第１四半期決算 概況
エネルギー事業 営業利益増減（前年同期比）
主に国内石油製品・輸出マージンの悪化、製油所トラブルによる稼働減の影響などに
よる減益
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第１四半期決算 概況
石油・天然ガス開発事業 営業利益増減（前年同期比）
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第１四半期決算 概況
金属事業 営業利益増減（前年同期比）
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第１四半期決算 概況
連結バランスシート / 連結キャッシュフロー
連結バランスシート 連結キャッシュフロー
ネット有利子負債 19,331億円 2021年度
（億円） IFRS第16号
2021年3月末 2021年6月末 １Q 「リース」適用除き
（億円）
総資産：80,588 総資産：83,409
手元資金 営業利益（在庫影響除き） 745 745
手元資金 4,285
4,190 減価償却費 816 622
有利子負債 有利子負債
運転資金増減 他 ▲2,961 ▲2,961
20,369 23,617
営業キャッシュフロー ▲1,400 ▲1,594
（休日影響除き） (▲332) (▲526)
その他負債 その他負債 設備投融資 ▲832 ▲832
その他資産 その他資産
32,694 31,455 その他 ▲325 ▲325
非支配持分
76,398 79,124
投資キャッシュフロー ▲1,157 ▲1,157
4,275 4,341
フリーキャッシュフロー ▲2,557 ▲2,751
親会社所有者 親会社所有者 （休日影響除き） (▲1,489) (▲1,683)
帰属持分 帰属持分
23,250 23,996 配当 他 ▲631 ▲437
2021年3月末 2021年6月末 ネットキャッシュフロー ▲3,188 ▲3,188
（休日影響除き） (▲2,120) (▲2,120)
親会社所有者帰属
持分比率 28.9% 28.8%
以下を主因にネットキャッシュフローはマイナス
ネットD/Eレシオ ・休日影響による揮発油税の納税タイミングの期ズレ
（資本合計ベース） 0.59 0.68
・資源価格上昇に伴う運転資金の増加
ハイブ リ ッド社債 資本性調整後：0. 60
・製油所トラブルに起因する一時的な在庫の積み上げ
（ 3 , 0 00 億円の 50%を 資本算入） Copyright © ENEOS Holdings, Inc. All Rights Reserved. 12
第１四半期決算 概況
第2次中期経営計画のトピックス（2021年4月～8月）
第２次中期経営計画に基づき順調に進捗
石化・素材
三菱ケミカル株式会社とプラスチック油化共同事業の開始を決定
超高圧・高圧電線絶縁用ポリエチレンの生産能力増強を決定
JSR株式会社のエラストマー事業の買収を決定
次世代高速通信に対応した低誘電LCPパウダー「XYDAR®LF-31P」の販売を開始
再生可能エネルギー・水素
国内３か所の遊休地においてメガソーラー発電所の建設を開始
兵庫県三田市のメガソーラー発電事業への出資参画を決定
当社が参加するコンソーシアムが「海洋再生可能エネルギー発電設備整備促進区域」（長崎県五島市沖）における
選定事業者に決定
BW Ideol社と日本国内における商業規模の浮体式洋上風力発電ファームの共同事業開発契約を締結
米国テキサス州においてアドバンスド・パワー社が進める太陽光発電事業への参画を決定
豪州クィーンズランド州において大規模太陽光発電事業への参画を決定
豪州のネオエン社と日豪間CO2フリー水素サプライチェーン構築に向けた協業検討を開始
国内初となる当社製油所の既存装置を活用した有機ハイドライド（MCH）から水素を取り出す（脱水素）実証を開始
トヨタ自動車株式会社が静岡県裾野市に建設を進めるWoven Cityで水素エネルギー利活用の具体的な検討を開始
東京湾岸エリアおよびむつ小川原地区におけるCO2フリー水素サプライチェーン構築に向けた調査事業を実施
（NEDOの委託事業として採択）
山梨県と東京目黒水素ステーションにおける山梨県産グリーン水素の利用に係る合意書を締結
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第１四半期決算 概況
第2次中期経営計画のトピックス（2021年4月～8月）
第２次中期経営計画に基づき順調に進捗
環境対応・新サービス 他
トランスボーダーズ・エナジー社とオーストラリアの洋上におけるCO2の回収貯留ハブ・プロジェクト
「deepC Store」共同スタディ契約を締結
LiBリサイクルおよび電池材料事業の推進のための欧州新会社設立
凸版印刷株式会社と古紙バイオエタノール事業において協業検討を開始
静岡市と「静岡市清水区袖師地区を中心とした次世代型エネルギーの推進と地域づくりに係る基本合意書」を締結
日本電気株式会社とサービスステーションを中心とした電動車両の充電ネットワーク拡充に向けた協業検討開始
当社出資先である北米スタートアップ企業 Ample Inc.と、国内におけるEV向けの蓄電池交換サービスの提供に
向けた協業を開始
ENEOSサービスステーションを販売拠点とした「ENEOSカーリース」の全国展開を開始
業界初の取り組みとなるサービスステーションでの新デジタル技術サービスの実証実験を開始
株式会社Preferred Networksとの共同出資により設立した株式会社Preferred Computational Chemistryが
新物質開発・材料探索を高速化する汎用原子レベルシミュレータ Matlantis™ （マトランティス）の提供を開始
国内最大規模の人工光型自動化植物工場「テクノファーム成田」の操業を開始
上限3,000億円の公募ハイブリッド社債を発行
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参考情報
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参考情報
前提条件
2020年度 2021年度
1Q 通期 1Q 通期
見通し
実績 実績 実績
（5月公表）
共 通 為替レート （\/$） 108 106 109 105
エネルギー ドバイ原油 （$/B） 31 45 67 60
石油・天然 原油換算販売数量 （千B／日） 120 125 124 121
ガス開発
ブレント原油 （$/B） 33 46 69 61
銅（LME） （¢/lb） 242 312 440 340
*
銅鉱山権益生産量 （千トン/年） 51 194 48 223
金 属
PPC銅販売量 （千トン/年） 144 634 148 629
精密圧延品生産品販売量 （千トン/月） 3.3 3.6 3.9 3.9
* 通期
カセロネス / ロス・ペランブレス 4月～3月
エスコンディーダ 1月～12月
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参考情報
感応度 前回公表（2021年5月12日）を再掲
■前提条件（2021年４月以降）
ドバイ原油：60ドル/バーレル 銅（LME）：340セント/ポンド 為替：105円/ドル
2021年4~6月 400セント/ポンド
2021年7月以降 320セント/ポンド
■市況変動による2021年度営業利益への影響額（2021年4月以降）
(億円)
項目 変動幅 変動項目 影響額
エネルギー （－） 5
石油・天然ガス開発 （＋） 80
ドバイ原油 5ドル/バーレル 上昇 小計 （＋） 75
在庫影響 （＋） 365
合計 （＋） 440
金属 （＋） 50
銅（LME） 10セント/ポンド 上昇
合計 （＋） 50
エネルギー （＋） 55
石油・天然ガス開発 （＋） 20
金属 （＋） 70
為替レート 5円/ドル 円安
小計 （＋） 145
在庫影響 （＋） 210
合計 （＋） 355
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将来見通しに関する注意事項
本資料には、将来見通しに関する記述が含まれていますが、実際の結果は、
様々な要因により、これらの記述と大きく異なる可能性があります。
かかる要因としては、
（１） マクロ経済の状況またはエネルギー・資源・素材業界に
おける競争環境の変化
（２） 新型コロナウイルス感染症による経済活動への影響
（３） 法律の改正や規制の強化
（４） 訴訟等のリスク など
が含まれますが、これらに限定されるものではありません。
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