5020 ENEOS 2021-01-14 13:00:00
当社子会社による根岸製油所の一部装置廃止について [pdf]

                                               2021 年1月 14 日
各      位
                              会 社 名    ENEOSホールディングス株式会社

                              代表者名        代表取締役社長      大田    勝幸

                              コード番号      5020    東証・名証第1部

                              問合せ先        財務IR部IRグループマネージャー

                                                         井上   亮

                                           (電話番号    03-6257-7075)



            当社子会社による根岸製油所の一部装置廃止について


 当社子会社のENEOS株式会社(社長:大田 勝幸、以下「ENEOS」  )は、根岸製油所
(所長:原 敬、神奈川県横浜市磯子区)の原油処理装置の一部および潤滑油製造装置を2022年
10月目途に廃止し、石油製品の生産・供給体制の再構築を行うことを決定しましたので、お知らせ
いたします。

 廃止する主な装置は、2系列ある常圧蒸留装置(トッパー)のうち、第1トッパー(120千バレ
ル/日)と、その系列の二次装置である減圧蒸留装置や接触分解装置など、また、潤滑油製造装置
(ベースオイル生産能力:270千KL/年)です。第1トッパーの廃止により、根岸製油所の原油
処理能力は、150千バレル/日に、グループ合計では、約1,750千バレル/日となる予定で
す。
 なお、潤滑油については、他所からベースオイルを転送し製品製造(ブレンド)および出荷は継続
します。

    石油精製販売事業を取り巻く環境は、国内石油製品の構造的な需要減退やアジアを中心とした国際競
争の激化に加え、新型コロナウイルスによる急激な需要減少などもあり、厳しさを増しております。
    ENEOSでは、安全・安定操業および安定供給を前提に、製油所・製造所の最適生産・供給体制の再
構築を進めておりますが、今般、根岸製油所の一部装置を廃止することで、さらなる競争力の強化を図る
必要があるとの結論に至りました。


 ENEOSは、基盤事業である石油製品・石油化学製品事業におけるサプライチェーン全体の競
争力強化を図り、安定供給を前提とした最適な生産・供給体制の構築を、スピード感をもって推進し
てまいります。

    なお、本件による2021年3月期連結業績への影響は軽微です。



                                                         以    上




                          1
<根岸製油所の概要>
   所在地       :   神奈川県横浜市磯子区鳳町 1 番 1 号
   操業開始      :   1964 年(昭和 39 年)
   所長        :   原 敬
   従業員       :   702 名(2020 年 12 月 1 日現在)
   敷地面積      :   220 万 m2
   原油処理能力    :   270,000 バレル/日



<ENEOSの製油所・製造所体制>




                              2