5018 MORESCO 2019-02-19 16:00:00
MORESCO第8次中期経営計画(2018~2020年度)修正について [pdf]
平成 31 年2月 19 日
各 位
会 社 名
代 表 者 名 代表取締役会長 赤 田 民 生
(コード番号 5018 東証第一部)
問 合 せ 先 取締役 常務執行役員
経営企画部長 宮川 弘和
TEL 078‐303 - 9058
MORESCO 第8次中期経営計画(2018~2020 年度)修正について
当社は、平成 31 年2月 19 日開催の取締役会において、平成 30 年2月 20 日に公表いた
しましたMORESCO第8次中期経営計画(2018 年度~2020 年度)につきまして、昨今
の業績動向を踏まえ見直すこととし、下記のとおり修正することを決議いたしましたので
お知らせいたします。
1. 売上高、利益計画(連結)
(修正後) (単位:百万円)
2017 年度実績 2018 年度見込 2019 年度 2020 年度
売 上 高 27,922 28,900 31,300 33,800
営 業 利 益 2,330 1,980 2,150 2,400
経 常 利 益 2,600 2,230 2,450 2,700
親会社株主に帰属す 1,623 1,450 1,550 1,650
る当 期 純 利 益
経常利益率 9.3% 7.7% 7.8% 8.0%
注)2018 年度見込は当中期経営計画修正発表日現在の業績予想値です。
(修正前) (単位:百万円)
2017 年度実績 2018 年度 2019 年度 2020 年度
売 上 高 27,922 30,000 32,000 35,000
営 業 利 益 2,330 2,450 2,700 3,200
経 常 利 益 2,600 2,750 3,000 3,500
親会社株主の帰属す 1,623 1,700 1,850 2,150
る当 期 純 利 益
経常利益率 9.3% 9.2% 9.4% 10.0%
2.第8次中期経営計画修正の理由
国内においては、堅調な自動車生産や 2020 年のオリンピックに向けた需要拡大によ
り景気回復基調が続いていますが、米中貿易戦争の長期化や中国経済の減速を背景に世
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界経済全体は減速傾向にあります。一方で、足元原油価格は低下し始めてきているもの
の、年初からの原油価格の上昇等によりコストアップが続いております。
そうした中、当社の第8次中期経営計画では、国内事業基盤を充実させるとともに、
海外での製造、販売の拡大を目標としてきましたが、2018 年度は中国経済のスローダ
ウン、新興国におけるドル高の影響、原材料価格上昇によるコストアップ、ハードディ
スクドライブ業界の減速等があったことから、今般、第8次中期経営計画の業績目標を
修正することといたしました。
3.修正中期経営計画
3.1 修正中期経営計画の重点事業戦略(各部門概要)
①特殊潤滑油部門
主たる需要分野である自動車産業においては、日本、中国、アメリカにおいて生産台数
の頭打ち傾向がみられますが、インドや東南アジアを中心とした新興国では生産台数の増
加が見込まれます。そうした中、当社主力製品であるダイカスト用油剤については、少量
塗布で優れた性能を発揮する離型剤の拡大によってグローバルトップを目指します。また、
まだまだ世界的にシェアの低い切削油剤や熱間鍛造潤滑剤については、国内外の開発ノウ
ハウを共有化するとともに、グローバル生産体制を確立させ、世界市場でのシェア拡大を
図ります。
一方、国内では、上記少量塗布型離型剤、白色系の熱間鍛造潤滑剤等、環境負荷軽減に
貢献できる潤滑剤の開発や、航空機部品、ガラス等の難削材の加工を可能にする切削油剤
の開発、新たな販売ルートの開拓等により国内基盤の充実を図ります。
②合成潤滑油部門
高温用合成潤滑油は、主として自動車電装部品向けの高温軸受用グリースの基油として
使用されており、高いシェアを有するオンリーワン製品として安定的な需要が見込まれま
すが、新たな製品開発、用途の拡大、欧米・中国への展開により、オリジナリティーの高
い製品を世界に供給します。
ハ-ドディスク表面潤滑剤は、サーバ向けメディア市場での底堅い需要はあるものの、
ハードディスクドライブ以外の記憶媒体の開発進展にともない厳しい環境が続くと予想さ
れる中、薄膜化、耐久性やコストパフォーマンスに優れた新潤滑剤を市場投入するととも
に、生産の最適化とコストダウンにより収益性維持に努めます。また、次世代メディア用
潤滑剤の先行開発を積極的に進め、継続的な新機種での認定を目指します。
③素材部門
主力製品である流動パラフィンは、高引火点流動パラフィン等、新製品の投入により国
内外のリチウムイオン電池向け需要の取り込みをはかるとともに、医療品、化粧品等の成
長分野における需要の拡大に対応します。また需要の堅調な天然スルホネートについては、
生産性の向上により生産量を確保いたします。
④ホットメルト接着剤部門
衛生材では、既存顧客との関係をより強固にしながら国内基盤を固めるとともに、多様
化する海外ニーズに対応した商品の開発により、グローバル展開をさらに加速させるとと
もに、低臭気ホットメルト接着剤の開発により顧客ニーズにあった新商品を展開してまい
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ります。ラベル等の粘着材分野においては、高機能新製品により新しい分野、新しい用途
への売上高拡大を目指します。また、ⅤОC(揮発性有機化合物)への対策として、需要
増加が見込まれる自動車内装用を主とする反応型ホットメルト接着剤を環境負荷軽減に貢
献できる接着剤として引き続きアピールしていきます。
中国・天津やインドネシアの現地法人においては衛生材用途だけでなく、フィルター分
野や自動車分野等他分野への拡販活動を強化するとともに、販売エリアの拡大も進めてい
きます。
製造面では、原料購入のグローバル化を推進し、サプライチェーンを強化することによ
り、原材料の安定確保とコスト競争力強化に努めます。また、海外生産部門とのネットワ
ークを強化し、グローバル共通品質の確保と最適生産を追求します。
⑤デバイス材料部門
当部門の主力製品である有機EL向け封止材については、中国等海外を中心に販売を拡
大していくとともに、当該業界でも知名度が高まってきた世界で唯一の高性能ガス・水蒸
気透過率測定装置(スーパーディテクト)についても、海外メーカーをターゲットに販売
体制を整え拡大を図っていきます。有機薄膜太陽電池については、OPV開発部として独
立させるとともに増員を図り、早期に事業化すべく開発、製造、販売の強化をしてまいり
ます。
3.2 部門別売上高の計画(連結)
(単位:百万円)
2017 年度実績 2018 度見込 2019 年度 2020 年度
化学品事業 27,869 28,850 31,250 33,750
特殊潤滑油部門 12,583 13,200 14,600 15,600
合成潤滑油部門 2,743 2,600 2,400 2,500
素材部門 3,576 3,900 4,400 4,600
ホットメルト接着剤部門 7,274 7,400 7,800 8,600
デバイス材料部門 120 100 250 400
その他 1,573 1,650 1,800 2,050
賃貸ビル事業 53 50 50 50
合 計 27,922 28,900 31,300 33,800
注)2018 年度見込は当中期経営計画発表日現在の売上高予想値です。
4.海外戦略および新製品開発
①海外戦略
当社グループは、自動車分野で国内市場が成熟する中、引き続き、自動車関連や衛生材料
分野の成長が見込まれる新興国において、特殊潤滑油、ホットメルト接着剤等の事業展開を
積極的に推進してまいりますが、特に、中長期的には自動車関連等で需要が拡大している中
国、北米を重要市場と位置付け、マーケティング、性能、コスト面等で競合各社を凌駕すべ
く体制を強化してまいります。また、グローバル展開推進のための体制作りや、新製品開発
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力強化による競争力の向上を目指し、現地と日本の連携により現地ニーズに対応した事業展
開をスピーディーに進めます。
中国ではグループ会社間のネットワークをさらに強化するとともに販売網を整備し、日系
のみならず現地企業への販売を強化します。特に、まだシェアの低い切削油剤や熱間鍛造潤
滑剤の拡販活動を加速するとともに、ホットメルト接着剤では、衛生材用途以外の用途での
拡大を図っていきます。また、環境規制が厳しくなってきている中で、少量塗布型離型剤の
販売を強化するとともに、環境に配慮した製造を行ってまいります。
東南アジアでは現地ニーズの情報収集に注力し、ニーズに対応した製品開発をタイムリー
に行うことで、ローカルユーザーを含めた市場でのシェアアップに努めます。またタイ、イ
ンドネシアの生産拠点を核としてベトナム、マレーシア、フィリピン等へ市場開拓を進めま
す。
インドでは、2017 年に設立した現地法人を拠点に潤滑油やホットメルト接着剤の販売を拡
大するとともに、工場建設を進め 2019 年6月頃の稼働を目指します。
北米においては、ダイカスト用油剤、熱間鍛造潤滑剤および高温用合成潤滑油を中心とし
た市場開拓を日系企業のみならず米系企業に対して推進するとともに、メキシコ駐在員事務
所と連携し、積極的に自動車部品メーカー等の需要を取り込んでまいります。
②新製品開発
新製品開発では、従来からの「環境関連分野」、「情報関連分野」、「エネルギーデバイ
ス分野」に「メディカル材料分野」を加えた4分野に重点をおき、人的、技術的ネットワー
クを生かしながら、当社のコア技術をさらに強化し、国内外の顧客ニーズにあった製品開発
に注力していきます。また、世界をリードする独創性の高い製品をタイムリーに市場投入し
てまいります。
1)環境関連分野
自動車関連部品の製造工程で重要な役割を担う特殊潤滑油分野では、省資源、省エネル
ギーに貢献する高機能製品の開発を進めます。少量塗布で優れた離型性や潤滑性を発揮す
るダイカスト用油剤、難削材や航空機産業用部品を加工できる切削油剤等、オリジナリテ
ィーの高い製品展開を図ります。
溶剤を含まず環境負荷軽減に寄与するホットメルト接着剤分野では、反応型ホットメル
ト接着剤等が国内自動車メーカーの一部車種で採用されていますが、耐熱性をさらに向上
し、これまで使用されなかった内装用部位への展開を図るとともに低コスト化を実現し、
グローバルな展開に結び付けてまいります。
2)情報関連分野
ハードディスクドライブの需要は、中長期的に見れば今後ともクラウドサーバ用の成長
が進展すると予想され、より高度な次世代記録方式に対応した高機能な表面潤滑剤を提供
してまいります。また、流動パラフィンについては、リチウムイオンバッテリーメーカー
の増産ならびに品質向上に対応した生産・開発体制を構築していきます。
3)エネルギーデバイス分野
有機合成技術、配合技術、高分子材料の変性技術等を生かし、今後の成長が期待される
有機ELパネルや照明等、有機デバイスの長寿命化に貢献する高バリア性封止材料につい
ては、さらなる性能アップに努めるとともに、有機デバイス分野で高いシェアを有する韓
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国企業、中国企業での本格的な採用に向けて注力し、新エネルギー関連分野への展開を加
速します。また、有機薄膜太陽電池については、発電効率の向上とともに、量産化によっ
て歩留まりの向上を図り、用途の拡大を図っていきます。
4)メディカル材料分野
メディカル材料分野については、専任の人材を配置し、神戸の先端医療産業都市内に位
置するメリットを生かしつつ、大学等との産官学連携により創薬支援材料や高薬理活性材
料の開発等を進めてまいります。
以 上
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