２０２1年度第２四半期
決算説明会
２０２１年11月１７日
富士石油株式会社
次第
２０２1年度第２四半期決算
２０２１年度通期業績見通し
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２０２１年度第２四半期決算
3
事業環境
ドバイ原油価格
（ドル／バレル）
80
2020年度
第４四半期平均
70
60
上半期平均 69.4ドル
50
1月 4月 7月
2020年度
第４四半期 2021年度
原油価格は、４月以降、ワクチン接種拡大に伴う需要回復期待等
から上昇。７月上旬に75ドル台に達した後、８月中旬にはコロナ
変異株の流行懸念等から65ドル台まで下落したが、その後、米国
のハリケーン被害等によって上昇。９月下旬には77ドル台に。
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事業環境
為替レート （ＴＴＭ）
（円／ドル）
115
2020年度
第４四半期平均
110
105
上半期平均 109.8円
100
1月 4月 7月
2020年度
第４四半期 2021年度
為替レートは、４月以降、米国の株高・金利上昇等により111円台
前半まで円安が進行。７月中旬以降は米国経済に対する楽観論が
後退し、108円台まで円高が進んだものの、その後はリスク選好の
流れが強まり、期末は111円台後半に。
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大規模定期修理等について
高圧ガス保安法に基づく4年に1度の大規模定期修理を実施
・ 常圧蒸留装置の停止期間：5月11日～7月7日の58日間（当初の予定通り）
・ 安全対策を徹底、定期修理期間中に役員による安全環境巡視も実施
・ 協力会社を含む製油所全入構者を対象として、コロナ感染防止対策を徹底
定期修理時の設備投資は、信頼性維持・確保のための機器更新が中心
脱炭素への取組みとして、自社ボイラー設備でのアンモニア混焼実験の
準備に着手
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石油製品販売量・原油処理量
2021年度 2020年度 前期比
（単位：千ＫＬ）
第２四半期 第２四半期 （％）
ガソリン 646 1,056 61%
ナフサ 105 155 68%
ジェット燃料 165 318 52%
灯油 73 133 55%
軽油 466 802 58%
Ａ重油 75 129 58%
Ｃ重油 22 12 174%
ベンゼン 39 66 59%
キシレン 85 157 54%
石油ピッチ 108 148 73%
その他 355 474 75%
合計 2,139 3,450 62%
原油処理量 2,203 3,297 67%
稼働率 52.9% 79.3%
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２０２１年度第２四半期連結決算の概要
（単位：億円）
（参考）
2021年度 2020年度
８月公表値 増減 増減
第２四半期 第２四半期
原油価格（ドル／バレル） 69.4 66.0 ＋3.4 ＋ 5％ 36.7 ＋32.7
為替レート（円／ドル） 109.8 109.8 ＋0.0 ＋ 0％ 106.9 ＋2.9
売上高 1,486 1,540 △53 △ 3% 1,626 △139
営業利益 △10 △33 ＋22 45 △56
経常利益 △13 △35 ＋21 54 △68
親会社株主に帰属する
△3 △29 ＋25 42 △45
四半期純利益
在庫影響 71 62 ＋8 ＋14% 47 ＋23
在庫影響除き営業利益 △81 △95 ＋13 △1 △80
在庫影響除き経常利益 △84 △97 ＋12 7 △92
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第２四半期業績 営業利益増減（対前回予想比）
在庫影響は、 原油価格が 21年７月-９月の想定（65ドル／バレル）よりも上振れて推移したことで
（７-９月実績72ドル／バレル）、増益要因に
製品マージンについては、国内石油製品市況が想定よりも上振れて推移したこと等により、
増益要因に
精製コスト等については、油価上昇に伴い自家燃料費が増加した一方で、上期に予定していた
修繕工事の一部が下期に先送りとなったことによる精製費の減少等により、増益要因に
（単位：億円）
＋2 △10
△33 +13
+8
８月公表値 在庫影響 製品マージン 精製コスト等 2021年度
（マージン×数量） （変動費・固定費他） 第２四半期
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第２四半期業績 営業利益増減（対前期比）
在庫影響は、原油価格の上昇により原価の押し下げ効果が71億円発生し（前年同期47億円）、
増益要因に
大規模定期修理の影響による販売数量の減少等により、製品マージンは減益要因に
精製コスト等については、業務委託料等の計上に加え、油価上昇等に伴う自家燃料費の増加等
により、減益要因に
（単位：億円）
+23
△62
45
△10
△16
2020年度 在庫影響 製品マージン 精製コスト等 2021年度
第２四半期 （マージン×数量） （変動費・固定費他） 第２四半期
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連結貸借対照表の増減概要
（単位：億円）
2021年９月末 2021年３月末 増減 主な増減要因
現金及び預金 △29
流動資産 1,665 1,335 +330 売掛金 +215
棚卸資産 +170
有形固定資産取得 +81
固定資産 1,269 1,195 +74 減価償却 △32
投資有価証券 +16
資産 合計 2,934 2,530 +404
買掛金 +69
流動負債 1,996 1,572 +423 短期借入金 +306
未払金 +101
長期借入金 +23
固定負債 452 475 △22
修繕引当金 △48
負債 合計 2,449 2,048 +401
為替換算調整勘定 +13
純資産 485 481 +3
利益剰余金 △10
負債純資産合計 2,934 2,530 +404
2021年９月末 2021年３月末 増減
自己資本比率 16.5％ 19.0％ 2.5ポイント悪化
負債資本比率 2.70倍 1.98倍 0.72ポイント悪化
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連結キャッシュフローの状況
（単位：億円）
2021年度 2020年度 2021年度第２四半期
第２四半期 第２四半期 要因説明
税引前純利益 △6
減価償却費 32
営業活動によるＣＦ △334 221
売上債権増加 △215
棚卸資産増加 △170
投資活動によるＣＦ △15 △13 有形固定資産取得 △13
財務活動によるＣＦ 315 △219 借入金の増減 325
現金及び現金同等物に係る換算差額 1 △0
現金及び現金同等物の増減 △34 △11
現金及び現金同等物の期首残高 123 104
現金及び現金同等物の期末残高 89 93
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２０２1年度
通期業績 見通し
13
２０２１年度 業績見通しの概要
原油価格（ドバイ原油）・為替レートの下期前提
原油価格
為替レート
（ドバイ原油）
下期：７０ドル／バレル 下期：１１０円／ドル
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２０２１年度石油製品販売量・原油処理量
2021年度 前回見通し比 2020年度 前期比
８月公表値
通期（計画） （％） 通期 （％）
（単位：千ＫＬ）
ガソリン 1,785 1,795 99% 2,009 89%
ナフサ 293 360 81% 326 90%
ジェット燃料 432 366 118% 552 78%
灯油 473 493 96% 502 94%
軽油 1,481 1,397 106% 1,679 88%
Ａ重油 229 222 103% 274 84%
Ｃ重油 62 76 81% 36 172%
ベンゼン 141 111 128% 132 107%
キシレン 264 287 92% 313 84%
石油ピッチ 273 314 87% 292 93%
その他 944 1,003 94% 1,025 92%
合計 6,379 6,425 99% 7,141 89%
原油処理量 6,263 6,217 101% 6,742 93%
稼働率 75.5% 74.9% 81.2%
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２０２１年度通期連結業績見通し
（単位：億円）
（参考）
2021年度 2020年度
８月公表値 増減 増減
通期（計画） 通期
原油価格（ドル／バレル） 69.7 65.5 +4.2 +6％ 44.5 ＋25.2
為替レート（円／ドル） 109.9 109.9 +0.0 +0％ 106.1 ＋3.8
売上高 4,401 4,172 +229 +5％ 3,446 ＋954
営業利益 36 34 +2 +6％ 70 △34
経常利益 25 25 +0 +0％ 82 △57
親会社株主に帰属する
33 29 +4 +14％ 65 △32
当期純利益
在庫影響 82 60 +22 +37％ 87 △5
在庫影響除き営業利益 △46 △26 △20 － △16 △29
在庫影響除き経常利益 △57 △35 △22 － △4 △52
（参考）
減価償却費 70 76 △5 △ 7％
設備投資 123 123 +0 +0％
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業績見通し 営業利益増減（対前回予想比）
在庫影響は、原油価格想定の引上げ等により原価押し下げ効果が拡大し増益要因に
化成品市況の想定を引き下げたものの、
石油ピッチの採算の改善等を見込み、製品マージンは増益要因に
精製コスト等については、油価上昇等に伴う自家燃料費の増加や業務委託料等の精製費の増加
により、減益要因に
（単位：億円）
+11
△31
+22
34 36
８月公表値 在庫影響 製品マージン 精製コスト等 2021年度通期
（マージン×数量） （変動費・固定費他）
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業績見通し 営業利益増減（対前期比）
在庫影響は、原価押し下げ効果が前期比で縮小し減益要因に
大規模定期修理実施に伴う販売数量減を見込むものの、
輸出市況や化成品市況の回復等を前提とし、製品マージンは増益要因に
精製コスト等については、大定修時の費用増加や
油価上昇等に伴う自家燃料費の増加等により、減益要因に
（単位：億円）
+45
△5 △74
70
36
2020年度通期 在庫影響 製品マージン 精製コスト等 2021年度通期
（マージン×数量） （変動費・固定費他）
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【参考】原油価格・為替変動の経常損益への影響額
基準
在庫影響 △6.5億円
原油価格 1ドル/バレル下落に付き 70ドル 石油ピッチ
+1.5億円
自家燃料費
計 △5.0億円
在庫影響 △4.0億円
為 替 1円/ドル円高に付き 110円 自家燃料費 +1.0億円
計 △3.0億円
（注） 上記影響額は見通し期間である2021年度下期を対象として試算しています。
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お問合せ先 総務部 ＩＲ・広報グループ
鈴木 ・ 工藤 まで
（ＴＥＬ：03-5462-7803）
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