5013 ユシロ化 2020-02-07 15:00:00
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月7日
上場会社名 ユシロ化学工業株式会社 上場取引所 東
コード番号 5013 URL https://www.yushiro.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 大胡 栄一
問合せ先責任者 (役職名) コーポレート統括本部 財務部長 (氏名) 横井 宏紀 TEL 03-3750-6793
四半期報告書提出予定日 2020年2月12日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 28,368 11.1 1,824 7.0 2,287 0.2 1,671 2.8
2019年3月期第3四半期 25,539 8.5 1,705 △20.2 2,283 △18.1 1,626 △22.7
(注)包括利益 2020年3月期第3四半期 570百万円 (△28.9%) 2019年3月期第3四半期 802百万円 (△76.1%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2020年3月期第3四半期 123.12 ―
2019年3月期第3四半期 119.80 ―
(注)前連結会計年度末において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2019年3月期第3四半期に係る各数値については、暫定的な会計処
理の確定の内容を反映させております。
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年3月期第3四半期 48,104 31,750 61.9 2,193.26
2019年3月期 48,958 31,791 61.0 2,199.96
(参考)自己資本 2020年3月期第3四半期 29,778百万円 2019年3月期 29,869百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2019年3月期 ― 20.00 ― 25.00 45.00
2020年3月期 ― 20.00 ―
2020年3月期(予想) 28.00 48.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2020年 3月期の連結業績予想(2019年 4月 1日~2020年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 38,000 8.0 2,200 5.9 2,700 2.5 1,800 4.4 132.57
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 有
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 13,900,065 株 2019年3月期 13,900,065 株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 322,804 株 2019年3月期 322,724 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 13,577,325 株 2019年3月期3Q 13,577,437 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の
業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件については、添付資料1ページ「1.(3)連結業績予想などの将来予測
情報に関する説明」をご覧下さい。
ユシロ化学工業株式会社(5013) 2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 1
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 1
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 1
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 1
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 2
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 2
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 4
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 5
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………… 5
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………… 5
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ………………………………………… 5
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………… 5
(企業結合等関係) …………………………………………………………………………………… 6
ユシロ化学工業株式会社(5013) 2020年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間における世界経済は、引き続き米中対立や英国のEU離脱等の政治的な要因による不
透明感が続く中、回復の兆しはあるものの製造業を中心に景気は減速傾向にあります。また、日本経済においても、
雇用と所得環境は底堅さを維持しているものの景気自体は力強さに欠ける展開が続いております。
このような環境下、一昨年8月から当社グループの一員となった米国QualiChem社の影響もあり売上高は前年同期
比11.1%増の28,368百万円となりました。また、営業利益は前年同期比7.0%増の1,824百万円、経常利益は前年同
期比0.2%増の2,287百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比2.8%増の1,671百万円となりまし
た。
セグメント別の業績は次のとおりであります。なお、セグメント利益は営業利益ベースの数値であります。
①日本
国内の自動車生産はほぼ前年並みであったものの米国及び中国向けの自動車部品の輸出が減少している影響に
よりセグメント売上高は前年同期比4.0%減の13,137百万円となりました。セグメント利益は前年同期比15.0%減
の656百万円となりました。
②南北アメリカ
既存のアメリカ・ユシロは日系自動車メーカーの生産台数減の影響で前年の売上高を下回りました。また、ブ
ラジル・ユシロは製品の価格改定及び国内の自動車販売が前年を上回っている影響で現地通貨ベースでは増収も
為替の影響で円貨ベースでは減収となりました。しかし、メキシコ・ユシロは既存顧客のシェア拡大により増収、
また一昨年8月から当社グループの一員となった米国QualiChem社の実績によりセグメント売上高は前年同期比
77.4%増の8,544百万円と前年同期を大きく上回りました。セグメント利益もQualiChem社の利益貢献、昨年赤字
であったブラジル・ユシロの黒字化及びメキシコ・ユシロの増益により前年同期比181.6%増の788百万円となり
ました。
③中国
景気の底入れの動きは見られるものの米国との貿易摩擦による経済減速の影響が大きく、セグメント売上高は
前年同期比6.0%減の3,256百万円となりました。セグメント利益は、原材料価格の高騰及び人件費の上昇が続い
ている影響により前年同期比12.2%減の214百万円となりました。
④東南アジア/インド
中国の成長鈍化等により輸出が低迷している影響もありタイ・ユシロ及びマレーシア・ユシロは減収となりま
したが、インドネシア・ユシロは既存顧客のシェアアップにより増収となりました。その結果、セグメント売上
高は前年同期比4.2%減の3,429百万円となりました。セグメント利益は、タイ・ユシロでの費用削減等により前
年同期比0.7%増の451百万円となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、48,104百万円となり、前連結会計年度末に比べ853百万円減少しまし
た。主な要因は、「保険積立金」が168百万円増加したものの、「投資有価証券」が312百万円、「建物及び構築
物」が236百万円、「現金及び預金」が223百万円、「のれん」が206百万円減少したことによります。
負債は、16,354百万円となり、前連結会計年度末に比べ812百万円減少しました。主な要因は、「支払手形及び買
掛金」が177百万円増加したものの、「長期借入金」が574百万円、「未払金」が216百万円、「賞与引当金」が152
百万円減少したことによります。
純資産は、31,750百万円となり、前連結会計年度末に比べ41百万円減少しました。主な要因は、「利益剰余金」
が1,060百万円増加したものの、「為替換算調整勘定」が1,060百万円変動し、「その他有価証券評価差額金」が91
百万円減少したことによります。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年3月期の業績予想につきましては、2019年11月7日発表の業績予想に変更はございません。
1
ユシロ化学工業株式会社(5013) 2020年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 7,145 6,921
受取手形及び売掛金 7,196 7,126
商品及び製品 1,817 1,739
原材料及び貯蔵品 2,722 2,731
その他 420 459
貸倒引当金 △23 △23
流動資産合計 19,279 18,955
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 4,856 4,620
機械装置及び運搬具(純額) 1,363 1,401
工具、器具及び備品(純額) 396 369
土地 5,150 5,150
リース資産(純額) 50 68
建設仮勘定 51 279
有形固定資産合計 11,869 11,890
無形固定資産
のれん 2,421 2,214
顧客関連資産 2,094 1,958
技術資産 704 649
商標権 617 570
その他 565 518
無形固定資産合計 6,403 5,912
投資その他の資産
投資有価証券 10,720 10,407
保険積立金 472 641
長期預金 2 2
繰延税金資産 12 11
その他 220 299
貸倒引当金 △22 △15
投資その他の資産合計 11,406 11,346
固定資産合計 29,678 29,149
資産合計 48,958 48,104
2
ユシロ化学工業株式会社(5013) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 4,351 4,529
短期借入金 2,343 2,350
リース債務 81 24
未払金 839 623
未払消費税等 46 104
未払法人税等 197 189
賞与引当金 396 243
役員賞与引当金 4 5
その他 1,258 1,370
流動負債合計 9,519 9,439
固定負債
長期借入金 4,422 3,847
リース債務 62 73
繰延税金負債 1,487 1,367
役員退職慰労引当金 124 141
退職給付に係る負債 1,180 1,162
長期預り保証金 179 181
資産除去債務 16 16
その他 173 123
固定負債合計 7,646 6,914
負債合計 17,166 16,354
純資産の部
株主資本
資本金 4,249 4,249
資本剰余金 4,014 4,014
利益剰余金 23,275 24,336
自己株式 △426 △427
株主資本合計 31,112 32,172
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,661 1,569
為替換算調整勘定 △2,880 △3,941
退職給付に係る調整累計額 △23 △22
その他の包括利益累計額合計 △1,242 △2,394
非支配株主持分 1,922 1,972
純資産合計 31,791 31,750
負債純資産合計 48,958 48,104
3
ユシロ化学工業株式会社(5013) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 25,539 28,368
売上原価 17,748 19,438
売上総利益 7,790 8,930
販売費及び一般管理費 6,085 7,106
営業利益 1,705 1,824
営業外収益
受取利息 42 38
受取配当金 86 86
為替差益 9 ―
持分法による投資利益 437 393
その他 87 41
営業外収益合計 662 560
営業外費用
支払利息 33 33
保険解約損 30 ―
為替差損 ― 39
その他 20 23
営業外費用合計 84 96
経常利益 2,283 2,287
特別損失
固定資産除売却損 16 ―
特別損失合計 16 ―
税金等調整前四半期純利益 2,266 2,287
法人税等 478 464
四半期純利益 1,788 1,823
非支配株主に帰属する四半期純利益 161 151
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,626 1,671
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純利益 1,788 1,823
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △449 △91
為替換算調整勘定 △317 △597
退職給付に係る調整額 8 0
持分法適用会社に対する持分相当額 △226 △565
その他の包括利益合計 △986 △1,253
四半期包括利益 802 570
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 731 519
非支配株主に係る四半期包括利益 70 50
4
ユシロ化学工業株式会社(5013) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用の計算)
税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計
適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算する方法を採用して
おります。なお、法人税等調整額は法人税等に含めて表示しております。
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
南北 東南アジア (注)2 計上額
日本 中国 合計
アメリカ /インド (注)3
売上高
外部顧客への売上高 13,678 4,816 3,465 3,579 25,539 ― 25,539
セグメント間の内部
798 2 14 62 877 △877 ―
売上高又は振替高
計 14,477 4,818 3,479 3,641 26,417 △877 25,539
セグメント利益 772 280 244 448 1,744 △39 1,705
(注) 1 各地域セグメントに属する国
日 本 : 日本
南 北 ア メ リ カ : アメリカ、ブラジル、メキシコ
中 国 : 中国
東南アジア/インド : タイ、マレーシア、インド、インドネシア
2 セグメント利益(営業利益)の調整額△39百万円のうち主なものは、未実現利益の消去が△2百万円、
QualiChem社買収に係るのれん及び無形固定資産の償却費△32百万円であります。
3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4 「注記事項(企業結合等関係)」に記載の暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見
直しが反映された後の金額により開示しております。
2. 報告セグメントごとの資産に関する情報
(子会社の取得による資産の著しい増加)
QualiChem社を連結子会社としたことに伴い、報告セグメントの資産が増加しております。当該事象による当第3
四半期連結会計期間の資産の増加額は、南北アメリカセグメントにおいて2,244百万円です。
5
ユシロ化学工業株式会社(5013) 2020年3月期 第3四半期決算短信
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
南北 東南アジア (注)2 計上額
日本 中国 合計
アメリカ /インド (注)3
売上高
外部顧客への売上高 13,137 8,544 3,256 3,429 28,368 ― 28,368
セグメント間の内部
660 1 5 66 734 △734 ―
売上高又は振替高
計 13,798 8,546 3,262 3,496 29,103 △734 28,368
セグメント利益 656 788 214 451 2,111 △287 1,824
(注) 1 各地域セグメントに属する国
日 本 : 日本
南 北 ア メ リ カ : アメリカ、ブラジル、メキシコ
中 国 : 中国
東南アジア/インド : タイ、マレーシア、インド、インドネシア
2 セグメント利益(営業利益)の調整額△287百万円のうち主なものは、未実現損益の消去が△1百万円、
QualiChem社買収に係るのれん及び無形固定資産の償却費△286百万円であります。
3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
(企業結合等関係)
(比較情報における取得原価の当初配分額の重要な見直し)
2018年8月31日に行われたQualiChem社との企業結合について前第3四半期連結会計期間において暫定的な会計
処理を行っておりましたが、前連結会計年度末に確定しております。
この暫定的な会計処理の確定に伴い、当第3四半期連結累計期間の四半期連結財務諸表に含まれる比較情報に
おいて取得原価の当初配分額に重要な見直しが反映されており、暫定的に算定されたのれんの金額5,138百万円
は、取得原価の配分額の確定により2,651百万円減少し、2,486百万円となっております。のれんの減少は、主に
無形固定資産3,481百万円、繰延税金負債940百万円が増加したことによるものです。
この結果、前第3四半期連結累計期間の四半期連結損益計算書へ与える影響は軽微であります。
6