4998 フマキラー 2019-05-13 13:00:00
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年5月13日
上場会社名 フマキラー株式会社 上場取引所 東
コード番号 4998 URL https://www.fumakilla.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)大下 一明
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理本部長 (氏名)佐々木 高範 TEL 0829-55-2112
定時株主総会開催予定日 2019年6月27日 配当支払開始予定日 2019年6月28日
有価証券報告書提出予定日 2019年6月28日
決算補足説明資料作成の有無: 無
決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家、アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2019年3月期の連結業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 41,243 △13.6 1,136 △55.1 1,332 △50.4 693 △60.0
2018年3月期 47,740 12.7 2,527 11.0 2,688 11.7 1,735 25.0
(注)包括利益 2019年3月期 △84百万円 (-%) 2018年3月期 2,907百万円 (45.9%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2019年3月期 42.09 - 4.2 3.1 2.8
2018年3月期 123.10 - 13.4 6.8 5.3
(参考)持分法投資損益 2019年3月期 -百万円 2018年3月期 -百万円
(注)当社は、2017年10月1日付で普通株式2株につき1株の割合で株式併合を行っております。前連結会計年度の期首
に当該株式併合が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」を算定しております。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 42,180 17,028 38.3 980.45
2018年3月期 43,985 17,664 38.3 1,022.40
(参考)自己資本 2019年3月期 16,160百万円 2018年3月期 16,852百万円
(注)「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度の
期首から適用しており、前連結会計年度に係る数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値となっ
ております。
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年3月期 △1,322 △1,765 1,234 4,457
2018年3月期 1,444 △1,084 4,116 6,438
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
(合計) (連結) 率(連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2018年3月期 - - - 26.00 26.00 428 21.1 3.1
2019年3月期 - - - 26.00 26.00 428 61.8 2.6
2020年3月期(予想) - - -
26.00 26.00 43.3
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 24,100 9.4 920 774.7 870 662.9 360 549.4 21.84
通期 43,700 6.0 1,850 62.8 1,910 43.3 990 42.7 60.06
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更: 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(注)詳細については、添付資料P.14「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(会
計方針の変更)」をご覧ください。
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期 16,490,000株 2018年3月期 16,490,000株
② 期末自己株式数 2019年3月期 7,061株 2018年3月期 6,382株
③ 期中平均株式数 2019年3月期 16,483,239株 2018年3月期 14,097,544株
(注)当社は、2017年10月1日付で普通株式2株につき1株の割合で株式併合を行っております。前連結会計年度
の期首に当該株式併合が行われたと仮定して、「期中平均株式数」を算定しております。
(参考)個別業績の概要
1.2019年3月期の個別業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 21,348 △14.6 △467 - 412 △78.6 333 △76.7
2018年3月期 24,984 13.7 981 64.6 1,927 52.0 1,432 52.6
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2019年3月期 20.26 -
2018年3月期 101.58 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 36,723 15,456 42.1 937.73
2018年3月期 37,368 16,053 43.0 973.89
(参考)自己資本 2019年3月期 15,456百万円 2018年3月期 16,053百万円
(注)「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当事業年度の期首
から適用しており、前事業年度に係る数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値となっており
ます。
2.2020年3月期の個別業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
1株当たり
売上高 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 13,700 7.3 460 - 280 217.8 16.99
通期 22,100 3.5 810 96.5 560 67.7 33.97
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
当資料における業績予想は現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定の要素を含んでいま
す。実際の業績等は業況の変化等により、上記予想数値とは異なる場合があります。なお、上記予想に関する事項は、
P.5「1.経営成績等の概況 (4)今後の見通し (次期の業績予想)」をご覧ください。
(日付の表示方法の変更)
「2019年3月期 決算短信」より日付の表示方法を和暦表示から西暦表示に変更しております。
フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 5
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 …………………………………………………………… 5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 8
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 8
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 10
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 11
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 13
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 14
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 14
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 14
(追加情報) …………………………………………………………………………………………………………… 14
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 14
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 16
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 16
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
(当期の経営成績)
(単位:百万円)
指標等 前連結会計年度 当連結会計年度 増減額 増減率(%)
売上高 47,740 41,243 △6,496 △13.6
営業利益 2,527 1,136 △1,391 △55.1
経常利益 2,688 1,332 △1,356 △50.4
親会社株主に帰属する
1,735 693 △1,041 △60.0
当期純利益
1株当たり当期純利益 123円10銭 42円09銭
(注)当社は、2017年10月1日付で普通株式2株につき1株の割合で株式併合を行っております。前連結会計年度の期
首に当該株式併合が行われたと仮定して、「1株当たり当期純利益」を算定しております。
(当期の国内・海外売上成績)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度 増減額 増減率(%)
国内 26,093 23,998 △2,095 △8.0
海外 21,646 17,244 △4,401 △20.3
合計 47,740 41,243 △6,496 △13.6
海外売上構成比 45.3% 41.8%
当連結会計年度(2018年4月1日から2019年3月31日まで)におけるわが国経済は、政府や日銀による経済・金
融政策の効果などを背景に、企業業績や雇用環境の改善が続き緩やかな回復基調が続きました。一方で、世界経
済においては米中間の貿易摩擦などの通商問題における不確実性もあり先行き不透明な状況で推移しました。
このような状況の中で、当社グループは「ひとの命を守る。ひとの暮らしを守る。ひとを育む環境を守る。わ
たしたちは、世界中の人々がいつまでも安心して快適に暮らすことのできる社会づくりに貢献していきます。」
という経営理念のもとで、コア事業の殺虫剤、家庭用品、園芸用品の成長カテゴリーに新価値創造型新製品を積
極的に投入し、既存事業の強化・育成を図るとともに、コストダウンや経費の効率的な運用等による利益構造の
改革及び海外事業の強化拡大等の課題に努めてまいりました。
売上高は前年同期比13.6%減の412億43百万円(為替変動の影響を除くと10.9%減)となりました。
国内売上は、家庭用品、防疫剤、その他の部門が増収となりましたが、主力の殺虫剤市場が天候不順の影響に
より前年割れの中、当社もその影響を受けて殺虫剤売上が前年同期比19.5%の減収となりました。その結果、国
内合計では前年同期比8.0%減の239億98百万円となりました。一方、海外売上は、インドネシアの子会社の売上
が天候の影響を受けたことに加えて、マレーシア・ベトナム・タイの各国においても、国内情勢や天候などの影
響により減収となりました。また為替変動によって円高となったこともあり、円貨ベースでは前年同期比20.3%
減の172億44百万円(為替変動の影響を除くと14.3%減)となりました。なお、当連結会計年度より、国際財務
報告基準に準拠して連結している在外連結子会社において、従来販売費及び一般管理費(以下、販管費という)
として費用処理していた一部の費用を売上高から控除しております。(影響額は13億円の減収)
次に、売上原価ですが、前年同期より25億60百万円減の291億28百万円となりました。その結果、売上原価率
は70.6%で、前年同期より4.3ポイント増となりました。原価率のアップ要因は、国際財務報告基準に準拠した
売上高の控除、材料価格の高騰や商品の売上構成の変動等によるものです。
これらの結果、売上総利益は121億15百万円(前年同期比24.5%減)となり、返品調整引当金調整後の差引売
上総利益は、121億34百万円(前年同期比24.0%減)となりました。
販管費につきましては、従来販管費で処理をしていた一部経費を売上高の控除としたことに加えて、経費の効
率的運用と節減に努めた結果、販管費は大きく減少し、前年同期比18.1%減の109億98百万円となりました。
これらの結果、営業利益は11億36百万円(前年同期比55.1%減)、経常利益は13億32百万円(前年同期比
50.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は、6億93百万円(前年同期比60.0%減)となりました。
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
次に、商品部門別の概況についてご報告申し上げます。
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度 増減額 増減率(%)
殺虫剤 38,283 30,710 △7,572 △19.8
家庭用品 1,846 2,235 389 21.1
園芸用品 2,686 2,677 △9 △0.3
防疫剤 1,592 1,653 61 3.9
その他 3,331 3,965 633 19.0
合計 47,740 41,243 △6,496 △13.6
殺虫剤部門
殺虫剤部門につきましては、当社は2015年を感染症対策元年として位置づけて以来、蚊やマダニが媒介する感
染症の脅威や外来種等の危険害虫の問題が深刻化していることへの啓発活動や、今までにない高効力を実現した
「効きめプレミアシリーズ」を始めとするワンランク上の製品の開発を進めてまいりました。
このような状況の中で、当連結会計年度における国内殺虫剤市場は、最盛期の5月から6月の気温が前年を下
回った一方で、7月以降の猛暑による天候不順の影響により市場全体では前年を大幅に下回って推移いたしまし
た。そのような中で当社は、蚊やゴキブリ用等の新製品が売上に寄与した一方で、天候不順による売上の低迷、
それによる秋口の返品の増加、また2019年3月期末に予定していた海外向けの先行受注の遅れや市場低迷に伴う
競争激化による販売経費の増加等から、前年同期比19.5%減の減収となりました。
一方、海外におきましては、インドネシアにおいて天候の影響等により殺虫剤市場が縮小したことから、同国
でトップシェアのPT.FUMAKILLA INDONESIAの売上が減収となったことや、マレーシア、タイ、ベトナムなどのア
ジア各国においても国内情勢の変化や世界的な天候不順の影響を受けたことや、当連結会計年度より、国際財務
報告基準に準拠して連結している在外連結子会社において、従来販管費として費用処理していた一部の費用を売
上高から控除したこと、さらにはインドネシアルピアなどの現地通貨の為替の影響(円高)等の要因により、前
年同期比20.0%減の減収となりました。
これらにより、国内及び海外の殺虫剤合計の売上高は前年同期比19.8%減の307億10百万円(前年同期比75億
72百万円減)となりました。
家庭用品部門
家庭用品部門は、主力のアルコール除菌剤は出荷ベースでは堅調に推移したものの、競争の激化から最終的な
売上が前期を下回った一方で、花粉関連商材が直前期に販売した商品の返品が減少したことに加えて、2019年春
の花粉の飛散量が例年より多かったことから新製品を中心に好調に推移し、売上増となりました。その結果、家
庭用品合計の売上高は前年同期比21.1%増の22億35百万円(前年同期比3億89百万円増)となりました。
園芸用品部門
園芸用品部門は、速攻殺虫と虫よけ効果が1ヶ月続く虫よけ除草剤「虫よけ除草王プレミアム」を中心とした
除草剤の売上が大きく伸びた一方で、主力の殺虫殺菌剤が天候不順の影響を受けたことや昨年のヒアリ騒動で増
加したアリ関連商材の売上が前年より減少したこと等により、園芸用品合計の売上高は、ほぼ前年並みとなる前
年同期比0.3%減の26億77百万円(前年同期比9百万円減)となりました。
防疫剤、その他の部門
防疫剤部門の売上高は、16億53百万円(前年同期比61百万円増、3.9%増)となりました。
その他の部門の売上高は、子会社のフマキラー・トータルシステム㈱のシロアリ施工工事が好調で、39億65百
万円(前年同期比6億33百万円増、19.0%増)となりました。
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
①資産、負債及び純資産の状況
当連結会計年度における総資産額は、前連結会計年度末に比べて18億4百万円減少し421億80百万円となりまし
た。主な要因は受取手形及び売掛金が3億50百万円、たな卸資産が2億60百万円増加した一方で、現金及び預金
が19億87百万円、電子記録債権が1億26百万円、有形固定資産のうち建物及び構築物が63百万円、機械装置及び
運搬具が87百万円、無形固定資産のうちのれんが1億2百万円、商標権が1億13百万円減少したこと等によるも
のであります。
負債につきましては、前連結会計年度末と比べて11億68百万円減少し251億52百万円となりました。主な要因
は、短期借入金が30億32百万円増加した一方で、支払手形及び買掛金が9億18百万円、電子記録債務が2億1百
万円、1年内返済予定の長期借入金が12億50百万円、未払金が10億14百万円、未払法人税等が2億26百万円、賞
与引当金が1億58百万円、繰延税金負債が2億67百万円減少したこと等によるものであります。
純資産につきましては、前連結会計年度末と比べて6億35百万円減少し170億28百万円となりました。主な要因
は、利益剰余金が2億65百万円増加した一方で、その他有価証券評価差額金が5億円、為替換算調整勘定が4億
60百万円減少したこと等によるものであります。
以上から、自己資本比率は、前連結会計年度末と同水準の38.3%となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結
会計年度の期首から適用しており、財政状態については遡及処理後の前連結会計年度末の数値で比較を行ってお
ります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
【連結キャッシュ・フロー計算書(要約)】 (単位:百万円)
前期 当期 増減
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,444 △1,322 △2,766
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,084 △1,765 △680
財務活動によるキャッシュ・フロー 4,116 1,234 △2,881
換算差額 9 △127 △137
現金及び現金同等物の増減額 4,485 △1,981 △6,466
現金及び現金同等物の期首残高 1,952 6,438 4,485
現金及び現金同等物の期末残高 6,438 4,457 △1,981
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は44億57百万円となり、前連結会計年度末に比べ19億81百万円
減少しました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
営業活動に使用した資金は13億22百万円(前年同期は14億44百万円の獲得)となりました。これは、税金等調
整前当期純利益が13億10百万円、売上債権の増加が4億64百万円、たな卸資産の増加が4億20百万円、減価償却
費が8億71百万円、仕入債務の減少が10億10百万円、未払金の減少が5億75百万円、法人税等の支払額が6億45
百万円あったこと等によるものであります。
投資活動に使用した資金は、17億65百万円(前年同期は10億84百万円の使用)となりました。これは有形固定
資産の取得による支出が9億72百万円、子会社株式の取得による支出が6億93百万円あったこと等によるもので
あります。
財務活動によって獲得した資金は12億34百万円(前年同期は41億16百万円の獲得)となりました。これは短期
借入金の純増減額の増加が30億55百万円あった一方で、長期借入金の返済による支出が12億50百万円、配当金の
支払が4億28百万円あったこと等によるものです。なお、当連結会計年度末における借入金残高は、前期末に比
べ17億82百万円増加して、131億35百万円となりました。
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
(4)今後の見通し
(次期の業績予想)
(単位:百万円)
指標等 2019年3月期 2020年3月期 増減額 増減率(%)
売上高 41,243 43,700 2,456 6.0
営業利益 1,136 1,850 714 62.8
経常利益 1,332 1,910 577 43.3
親会社株主に帰属する
693 990 296 42.7
当期純利益
1株当たり当期純利益 42円09銭 60円06銭
今後の国内景気の見通しにつきましては、輸出や生産の一部に弱さもみられますが、雇用・所得環境の改善が
続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが見込まれます。しかし、通商問題の動向が世
界経済に与える影響や、中国経済の先行き、海外経済の動向と政策に関する不確実性、金融資本市場の変動の影
響など先行きには不透明感があります。
このような状況の中、当社グループは、「ひとの命を守る。ひとの暮らしを守る。ひとを育む環境を守る。わ
たしたちは、世界中の人々がいつまでも安心して快適に暮らすことのできる社会づくりに貢献していきます。」
という経営理念のもとで、激変するグローバル環境に対応しながら、国内外市場での積極的な販売活動や新市場
の開拓を推進するとともに、継続的な事業の拡大と天候に左右されない堅固な収益基盤を確立に取り組み、売上
の拡大と収益の回復に取り組んでまいります。
以上により、通期の売上高は437億円、営業利益18億50百万円、経常利益19億10百万円、親会社株主に帰属す
る当期純利益は9億90百万円となる見通しであります。
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要政策のひとつとして位置づけております。利益配分につきまし
ては、業績や将来の事業展開、内部留保等を総合的に勘案しつつ、株主様への安定的かつ継続的な利益還元に努
めてまいります。
また、財務体質の強化と経営基盤の強化を図るとともに、研究開発、生産設備、情報機器等の戦略的な投資を
積極的に行っていく方針であります。これらは将来にわたる経営体質強化と利益の向上を目指したもので、必ず
や株主の皆様への利益還元に貢献するものと考えております。
2019年3月期の期末配当金につきましては、業績が修正予想を下回りましたが、株主様への安定的かつ継続的
な配当政策のもと、発表どおり1株について26円を予定しております。
2020年3月期の期末配当金につきましては、期末業績予想を踏まえ、1株について据え置きの26円を予定して
おります。なお、中間配当金につきましては、当社は季節商品である殺虫剤の売上構成比が高く、季節によって
業績の変動幅が大きいため、期末配当のみを行っております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性及び企業間の比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務諸
表を作成する方針であります。
なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 7,074,816 5,087,032
受取手形及び売掛金 12,112,711 12,463,230
電子記録債権 259,592 133,383
商品及び製品 6,691,863 6,893,484
仕掛品 925,916 1,051,239
原材料及び貯蔵品 2,082,243 2,016,164
その他 1,178,906 1,201,437
貸倒引当金 △1,311 △1,404
流動資産合計 30,324,738 28,844,567
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 5,737,922 5,760,774
減価償却累計額 △3,971,512 △4,058,010
建物及び構築物(純額) 1,766,410 1,702,764
機械装置及び運搬具 10,072,584 10,239,816
減価償却累計額 △8,143,341 △8,397,821
機械装置及び運搬具(純額) 1,929,243 1,841,995
工具、器具及び備品 3,241,202 3,314,541
減価償却累計額 △2,987,841 △3,059,081
工具、器具及び備品(純額) 253,360 255,459
土地 787,355 785,086
リース資産 191,390 120,324
減価償却累計額 △159,158 △93,337
リース資産(純額) 32,232 26,987
建設仮勘定 155,643 205,732
有形固定資産合計 4,924,245 4,818,025
無形固定資産
のれん 901,646 799,597
商標権 790,470 677,200
その他 512,887 579,157
無形固定資産合計 2,205,005 2,055,956
投資その他の資産
投資有価証券 6,077,465 6,040,345
繰延税金資産 98,735 111,342
退職給付に係る資産 108,553 89,888
その他 429,699 408,260
投資損失引当金 △41,752 △44,990
貸倒引当金 △141,530 △142,629
投資その他の資産合計 6,531,170 6,462,217
固定資産合計 13,660,420 13,336,198
資産合計 43,985,159 42,180,766
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 4,863,771 3,944,914
電子記録債務 2,422,715 2,221,516
短期借入金 10,103,522 13,135,785
1年内返済予定の長期借入金 1,250,000 -
リース債務 16,503 9,317
未払金 3,418,228 2,403,847
未払法人税等 398,465 172,430
賞与引当金 573,546 415,264
役員賞与引当金 68,000 -
売上割戻引当金 373,213 438,741
返品調整引当金 670,301 651,095
その他 253,763 185,701
流動負債合計 24,412,031 23,578,614
固定負債
リース債務 8,842 17,670
繰延税金負債 870,630 603,525
退職給付に係る負債 423,094 402,685
役員退職慰労引当金 545,510 488,771
資産除去債務 9,508 9,687
その他 51,533 51,472
固定負債合計 1,909,119 1,573,812
負債合計 26,321,151 25,152,427
純資産の部
株主資本
資本金 3,698,680 3,698,680
資本剰余金 4,815,309 4,797,103
利益剰余金 5,894,312 6,159,494
自己株式 △4,162 △5,379
株主資本合計 14,404,138 14,649,898
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 2,560,863 2,059,882
為替換算調整勘定 △47,134 △508,004
退職給付に係る調整累計額 △64,960 △41,098
その他の包括利益累計額合計 2,448,768 1,510,779
非支配株主持分 811,100 867,661
純資産合計 17,664,008 17,028,338
負債純資産合計 43,985,159 42,180,766
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 47,740,096 41,243,165
売上原価 31,688,756 29,128,148
売上総利益 16,051,340 12,115,016
返品調整引当金戻入額 578,441 650,715
返品調整引当金繰入額 668,605 630,794
差引売上総利益 15,961,175 12,134,937
販売費及び一般管理費
運送費 2,091,605 2,135,155
広告宣伝費 3,109,896 2,117,672
販売促進費 2,090,289 761,659
旅費及び交通費 421,778 461,565
貸倒引当金繰入額 9,074 2,087
給料及び手当 1,838,213 1,896,006
賞与 98,682 83,043
賞与引当金繰入額 365,010 242,323
役員賞与引当金繰入額 68,000 -
退職給付費用 130,359 155,690
役員退職慰労引当金繰入額 52,826 50,746
減価償却費 241,022 230,335
その他 2,917,275 2,862,604
販売費及び一般管理費合計 13,434,035 10,998,889
営業利益 2,527,140 1,136,047
営業外収益
受取利息 31,474 34,550
受取配当金 92,682 105,027
不動産賃貸料 39,835 41,221
技術指導料 64,762 67,042
その他 111,429 100,807
営業外収益合計 340,185 348,649
営業外費用
支払利息 59,995 39,452
売上割引 99,530 82,407
為替差損 9,572 13,943
その他 9,529 16,410
営業外費用合計 178,626 152,213
経常利益 2,688,698 1,332,482
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
特別利益
固定資産売却益 4,790 3,201
投資有価証券売却益 - 9,477
受取保険金 8,361 28,170
特別利益合計 13,151 40,850
特別損失
固定資産除売却損 694 64
関係会社株式評価損 25,772 -
役員退職慰労金 - 28,400
借入金繰上返済関連費用 - 29,777
災害による損失 28,760 -
投資損失引当金繰入額 41,752 4,671
特別損失合計 96,979 62,913
税金等調整前当期純利益 2,604,870 1,310,419
法人税、住民税及び事業税 897,493 490,398
法人税等調整額 △146,706 △69,488
法人税等合計 750,787 420,909
当期純利益 1,854,083 889,509
非支配株主に帰属する当期純利益 118,731 195,753
親会社株主に帰属する当期純利益 1,735,351 693,756
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
当期純利益 1,854,083 889,509
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 1,038,179 △500,980
為替換算調整勘定 28,800 △503,643
退職給付に係る調整額 △13,980 30,148
その他の包括利益合計 1,053,000 △974,476
包括利益 2,907,083 △84,966
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 2,821,222 △244,232
非支配株主に係る包括利益 85,860 159,266
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 3,698,680 1,034,223 4,464,774 △1,573,052 7,624,625
当期変動額
剰余金の配当 △305,814 △305,814
親会社株主に帰属する
当期純利益
1,735,351 1,735,351
自己株式の取得 △7,160 △7,160
自己株式の処分 3,483,660 1,576,050 5,059,710
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
297,425 297,425
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - 3,781,085 1,429,537 1,568,890 6,779,513
当期末残高 3,698,680 4,815,309 5,894,312 △4,162 14,404,138
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 為替換算 退職給付に係る その他の包括
評価差額金 調整勘定 調整累計額 利益累計額合計
当期首残高 1,522,683 △132,497 △52,025 1,338,160 768,364 9,731,150
当期変動額
剰余金の配当 △305,814
親会社株主に帰属する
当期純利益
1,735,351
自己株式の取得 △7,160
自己株式の処分 5,059,710
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
297,425
株主資本以外の項目の
1,038,179 85,363 △12,935 1,110,608 42,736 1,153,345
当期変動額(純額)
当期変動額合計 1,038,179 85,363 △12,935 1,110,608 42,736 7,932,858
当期末残高 2,560,863 △47,134 △64,960 2,448,768 811,100 17,664,008
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 3,698,680 4,815,309 5,894,312 △4,162 14,404,138
当期変動額
剰余金の配当 △428,574 △428,574
親会社株主に帰属する
当期純利益
693,756 693,756
自己株式の取得 △1,217 △1,217
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
△18,205 △18,205
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - △18,205 265,182 △1,217 245,759
当期末残高 3,698,680 4,797,103 6,159,494 △5,379 14,649,898
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 為替換算 退職給付に係る その他の包括
評価差額金 調整勘定 調整累計額 利益累計額合計
当期首残高 2,560,863 △47,134 △64,960 2,448,768 811,100 17,664,008
当期変動額
剰余金の配当 △428,574
親会社株主に帰属する
当期純利益
693,756
自己株式の取得 △1,217
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
△18,205
株主資本以外の項目の
△500,980 △460,870 23,861 △937,989 56,560 △881,429
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △500,980 △460,870 23,861 △937,989 56,560 △635,669
当期末残高 2,059,882 △508,004 △41,098 1,510,779 867,661 17,028,338
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 2,604,870 1,310,419
減価償却費 856,658 871,809
のれん償却額 61,078 58,103
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 102,348 14,511
貸倒引当金の増減額(△は減少) 13,449 6,316
その他の引当金の増減額(△は減少) 472,799 △218,047
投資損失引当金の増減額(△は減少) 41,752 3,237
受取利息及び受取配当金 △124,157 △139,578
支払利息 59,995 39,452
為替差損益(△は益) 9,572 △20,150
関係会社株式評価損 25,772 -
投資有価証券売却損益(△は益) - △9,477
有形固定資産除売却損益(△は益) △4,095 △3,136
役員退職慰労金 - 28,400
借入金繰上返済関連費用 - 29,777
売上債権の増減額(△は増加) △1,958,603 △464,627
災害損失 28,760 -
受取保険金 △8,361 △28,170
たな卸資産の増減額(△は増加) △400,157 △420,224
仕入債務の増減額(△は減少) 307,539 △1,010,967
未払金の増減額(△は減少) 2,558 △575,959
その他 108,604 △213,901
小計 2,200,384 △742,214
利息及び配当金の受取額 124,157 139,578
保険金の受取額 8,361 28,170
利息の支払額 △57,409 △44,201
役員退職慰労金の支払額 - △28,400
借入金繰上返済関連費用の支払額 - △29,777
法人税等の支払額又は還付額(△は支払) △831,304 △645,492
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,444,189 △1,322,336
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の純増減額(△は増加) 155,478 △9,995
有形固定資産の取得による支出 △1,180,431 △972,141
有形固定資産の売却による収入 5,032 5,228
無形固定資産の取得による支出 △3,910 △112,737
投資有価証券の取得による支出 △2,383 △2,475
投資有価証券の売却による収入 - 30,985
子会社株式の取得による支出 △58,625 △693,535
その他 - △10,912
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,084,840 △1,765,582
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △564,937 3,055,726
長期借入金の返済による支出 △312,742 △1,250,000
リース債務の返済による支出 △25,884 △21,498
自己株式の取得による支出 △7,170 △1,217
自己株式の処分による収入 5,054,905 -
非支配株主からの払込みによる収入 470,753 -
配当金の支払額 △305,814 △428,574
非支配株主への配当金の支払額 △87,388 △97,476
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
△105,111 △22,347
よる支出
財務活動によるキャッシュ・フロー 4,116,610 1,234,611
現金及び現金同等物に係る換算差額 9,689 △127,855
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 4,485,649 △1,981,163
現金及び現金同等物の期首残高 1,952,883 6,438,532
現金及び現金同等物の期末残高 6,438,532 4,457,369
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
当社の在外連結子会社は、当連結会計年度よりIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」を適用しておりま
す。
これにより、約束した財又はサービスが顧客に移転された時点で、当該財又はサービスと交換に権利を得ると見
込む対価を反映した金額で、収益を認識しております。当該会計基準の適用については、経過的な取扱いに従っ
て、本基準の適用による累積的影響額を適用開始日に認識する方法を採用しております。
この結果、当連結会計年度の売上高が1,302,311千円、売上原価が41,652千円、販売費及び一般管理費が
1,267,339千円減少し、それにより、売上総利益は1,260,658千円減少、営業利益、経常利益及び税金等調整前当期
純利益はそれぞれ6,680千円増加しております。
(追加情報)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当連結会計年度
の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の区分に
表示しております。
(セグメント情報)
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、最
高意思決定機関である役員会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象と
なっているものであります。当社グループの事業は、殺虫剤、家庭用品、園芸用品及び防疫用剤の製造・販売を
主な事業内容とする単一事業であり、各グループ会社において包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しており
ます。
したがって、当社は、製造販売体制を基礎とした所在地別のセグメントから構成されており、「日本」、「東
南アジア」の2つを報告セグメントとしております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表を作成するために採用される会計方針に準
拠した方法であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であり、セグメント間の内部売上高及び振替高は、市場の実
勢価格に基づいております。
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
その他(注) 合計
日本 東南アジア 計
売上高
外部顧客に対する売上高 27,339,420 19,510,009 46,849,429 890,666 47,740,096
セグメント間の内部売上高又は
1,578,356 1,600,238 3,178,594 - 3,178,594
振替高
計 28,917,776 21,110,247 50,028,024 890,666 50,918,691
セグメント利益 1,208,493 878,101 2,086,594 54,348 2,140,943
(注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、インド、メキシコの現地法人の事
業活動を含んでいます。
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
その他(注) 合計
日本 東南アジア 計
売上高
外部顧客に対する売上高 24,884,296 15,503,269 40,387,566 855,599 41,243,165
セグメント間の内部売上高又は
1,202,932 1,170,824 2,373,756 4,407 2,378,164
振替高
計 26,087,229 16,674,093 42,761,323 860,006 43,621,329
セグメント利益又は損失(△) △219,603 901,313 681,710 133,978 815,689
(注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、インド、メキシコの現地法人の事
業活動を含んでいます。
4.報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
利 益 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
報告セグメント計 2,086,594 681,710
「その他」の区分の利益 54,348 133,978
セグメント間取引消去 386,196 320,358
連結財務諸表の営業利益 2,527,140 1,136,047
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フマキラー㈱(4998) 2019年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
(1)1株当たり純資産額 1,022.40円 (1)1株当たり純資産額 980.45円
(2)1株当たり当期純利益 123.10円 (2)1株当たり当期純利益 42.09円
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益につきましては、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.当社は、2017年10月1日付で普通株式2株につき1株の割合で株式併合を行っております。前連結会計年度の
期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり当期純利益を算定しております。
3.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 1,735,351 693,756
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 1,735,351 693,756
普通株式の期中平均株式数(千株) 14,097 16,483
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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