4997 日農薬 2021-02-10 14:00:00
2021年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月10日
上 場 会 社 名 日本農薬株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4997 URL https://www.nichino.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 友井 洋介
問合せ先責任者 (役職名) 管理本部総務・法務部長 (氏名) 永井 統尋 (TEL) 03-6361-1400
四半期報告書提出予定日 2021年2月10日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :無
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 41,804 - 1,937 - 1,274 - 1,393 -
2020年3月期第3四半期 - - - - - - - -
(注) 包括利益 2021年3月期第3四半期 △399百万円( -%) 2020年3月期第3四半期 -百万円( -%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 17.71 -
2020年3月期第3四半期 - -
2020年3月期は決算期の変更により、2019年10月1日から2020年3月31日までの6カ月間となっております。これに
伴い、2020年3月期第3四半期連結財務諸表を作成していないため、2020年3月期第3四半期の連結経営成績及び
2021年3月期第3四半期の対前年同四半期増減率については記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 96,384 56,982 58.3
2020年3月期 102,214 58,372 55.2
(参考) 自己資本 2021年3月期第3四半期 56,146百万円 2020年3月期 56,439百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - - - 4.00 4.00
2021年3月期 - 7.50 -
2021年3月期(予想) 7.50 15.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
2020年3月期は決算期の変更により、2019年10月1日から2020年3月31日までの6カ月間となっております。
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 70,000 - 5,000 - 4,500 - 3,000 - 38.13
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
2020年3月期は決算期の変更により、2019年10月1日から2020年3月31日までの6カ月間となっております。このた
め、対前期増減率については記載しておりません。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 -社 (社名) 、 除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :有
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 81,967,082株 2020年3月期 81,967,082株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 3,330,269株 2020年3月期 3,192,332株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 78,681,819株 2020年3月期3Q -株
期末自己株式数及び期中平均株式数の算定上控除する自己株式には、役員向け株式交付信託が保有する当社株式を自
己株式に含めて記載しております。
2020年3月期は決算期の変更により、2019年10月1日から2020年3月31日までの6カ月間となっております。これに
伴い、2020年3月期第3四半期連結財務諸表を作成していないため、2020年3月期第3四半期の期中平均株式数(四
半期累計)については記載しておりません。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
日本農薬株式会社(4997) 2021年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) …………………………………………8
(追加情報) ……………………………………………………………………………………………8
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………8
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日本農薬株式会社(4997) 2021年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
前連結会計年度は、決算期の変更により、2019年10月1日から2020年3月31日までの6カ月決算となっておりま
す。これにより、当第3四半期連結累計期間(2020年4月1日から2020年12月31日)に対応する前年同四半期連結累
計期間がないため、前年同四半期数値との直接比較は行っておりません。
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大により企業収益が低迷する
とともに雇用情勢が悪化し設備投資が減少するなど厳しい状況で推移しました。一方で個人消費が持ち直すなど一部
に改善の兆しもありましたが、足下では感染者数が再び増加傾向に転じており、景気の先行きは依然として不透明な
状況にあります。
当社グループの農薬事業は、世界の食の安定供給に貢献するという社会的使命を担っています。コロナ禍において
もこの使命を果たすため、使用者への農薬製品の安定供給に努めております。
このような状況下、当社グループは中期経営計画「Ensuring Growing Global 2021(EGG2021)グローインググロー
バルを確実に!」に取り組み、収益性の向上とグループ力の強化を目指しております。
当第3四半期連結累計期間の売上高は、418億4百万円となりました。利益面では、営業利益は19億37百万円、経常
利益は12億74百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は13億93百万円となりました。
当第3四半期連結累計期間における報告セグメントの概況は以下のとおりです。
[農薬事業]
国内農薬販売では、水稲用殺菌剤チアジニル(国内商品名「ブイゲット」)や園芸用殺菌剤ピラジフルミド(国内
商品名「パレード」)などの主力自社開発品目の普及拡販に努めました。また、前期より商慣習改善による農薬の使
用時期および流通実態に即した販売への平準化を図ったことなどから売上高が伸長しました。また当社が無償で提供
しているスマートフォンアプリ「レイミーのAI病害虫雑草診断」は、診断対象作物を従来の水稲に、キャベツ、レタ
ス、はくさい、ブロッコリーおよびねぎを追加し、生産者へのソリューション提供とともに農薬の適正使用に貢献し
ています。
海外農薬販売では、世界最大の市場であるブラジルは農薬需要が回復基調にあるものの天候不順や競争激化などか
らSipcam Nichino Brasil S.A.の販売が低迷しました。また、北米は害虫の小発生や棉の作付面積の減少などから
Nichino America,Inc.の売上高が伸び悩みました。一方、雨季の天候に恵まれたインドはNichino India Pvt.Ltd.で
除草剤の需要が高まったことに加え殺虫剤フルベンジアミド(国内商品名「フェニックス」)や今期より販売を開始
した殺虫剤トルフェンピラド(国内商品名「ハチハチ」)の販売が好調に推移し、売上高が伸長しました。さらに、
欧州ではばれいしょ枯凋剤ピラフルフェンエチル(国内商品名「デシカン」)やフルトラニル(国内商品名「モンカ
ット」)の販売が増加したことからNichino Europe Co.,Ltd.の売上高が伸長しました。
これらの結果、農薬事業の売上高は370億91百万円、営業利益は10億2百万円となりました。
[農薬以外の化学品事業]
化学品事業では、住宅着工戸数の減少から株式会社アグリマートでシロアリ薬剤の販売が伸び悩みました。
医薬品事業では、外用抗真菌剤ルリコナゾールの売上高が伸長しました。
これらの結果、農薬以外の化学品事業の売上高は34億11百万円、営業利益は12億61百万円となりました。
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日本農薬株式会社(4997) 2021年3月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ58億30百万円減少し、963億84百万円となりまし
た。これは、現金及び預金並びにたな卸資産の増加を上回る売上債権の減少が主な要因です。
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ44億39百万円減少し、394億1百万円となりました。これは、仕入債
務の増加を上回る短期借入金の減少が主な要因です。
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ13億90百万円減少し、569億82百万円となりました。これは、親会
社株主に帰属する四半期純利益による利益剰余金の増加を上回る為替換算調整勘定及び非支配株主持分の減少が主な
要因です。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2021年3月期通期の連結業績予想につきましては、2020年11月5日公表の業績予想を修正しました。詳細につきま
しては、本日(2021年2月10日)発表の「業績予想の修正に関するお知らせ」をご参照ください。
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日本農薬株式会社(4997) 2021年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 14,010 18,241
受取手形及び売掛金 31,231 19,036
電子記録債権 1,574 997
商品及び製品 15,556 17,397
仕掛品 693 1,043
原材料及び貯蔵品 5,962 7,656
その他 3,435 3,403
貸倒引当金 △133 △140
流動資産合計 72,331 67,634
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 4,804 4,486
機械装置及び運搬具(純額) 3,476 3,512
土地 5,917 5,857
その他(純額) 657 661
有形固定資産合計 14,855 14,516
無形固定資産
のれん 2,941 2,691
その他 1,251 1,150
無形固定資産合計 4,192 3,841
投資その他の資産
投資有価証券 5,147 5,538
その他 6,053 5,185
貸倒引当金 △366 △333
投資その他の資産合計 10,834 10,390
固定資産合計 29,882 28,749
資産合計 102,214 96,384
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 12,699 14,321
電子記録債務 1,054 1,053
短期借入金 10,136 5,276
1年内償還予定の社債 264 182
未払法人税等 1,124 300
賞与引当金 656 406
環境対策引当金 - 800
その他の引当金 52 19
営業外電子記録債務 82 170
その他 6,484 5,641
流動負債合計 32,555 28,170
固定負債
社債 2,149 1,299
長期借入金 6,508 7,238
退職給付に係る負債 658 690
その他の引当金 52 70
その他 1,915 1,931
固定負債合計 11,285 11,231
負債合計 43,841 39,401
純資産の部
株主資本
資本金 14,939 14,939
資本剰余金 15,068 15,068
利益剰余金 31,553 32,040
自己株式 △1,728 △1,801
株主資本合計 59,832 60,246
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 583 696
為替換算調整勘定 △4,607 △5,410
退職給付に係る調整累計額 630 614
その他の包括利益累計額合計 △3,392 △4,099
非支配株主持分 1,933 835
純資産合計 58,372 56,982
負債純資産合計 102,214 96,384
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
当第3四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
至 2020年12月31日)
売上高 41,804
売上原価 28,094
売上総利益 13,709
販売費及び一般管理費 11,772
営業利益 1,937
営業外収益
受取利息 56
受取配当金 80
不動産賃貸料 65
持分法による投資利益 404
デリバティブ評価益 337
その他 119
営業外収益合計 1,064
営業外費用
支払利息 295
為替差損 1,304
その他 128
営業外費用合計 1,728
経常利益 1,274
特別利益
固定資産売却益 1,689
特別利益合計 1,689
特別損失
固定資産処分損 39
環境対策費 1,390
特別損失合計 1,429
税金等調整前四半期純利益 1,534
法人税等 731
四半期純利益 802
非支配株主に帰属する四半期純損失(△) △590
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,393
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日本農薬株式会社(4997) 2021年3月期 第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
当第3四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日
至 2020年12月31日)
四半期純利益 802
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 112
為替換算調整勘定 △1,288
退職給付に係る調整額 △16
持分法適用会社に対する持分相当額 △10
その他の包括利益合計 △1,201
四半期包括利益 △399
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 686
非支配株主に係る四半期包括利益 △1,085
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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
(税金費用)
当連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純
利益に当該見積実効税率を乗じて計算する方法を採用しています。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積り)
当第3四半期連結累計期間における新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積り及び当該見積り
に用いた仮定については、前連結会計年度の有価証券報告書の(追加情報)に記載した内容から重要な変更はあ
りません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
その他 調整額 損益計算書
合計
農薬以外の (注)1 (注)2 計上額
農薬 計 (注)3
化学品
売上高
外部顧客への売上高 37,091 3,411 40,502 1,301 41,804 - 41,804
セグメント間の内部売上高
12 0 13 701 714 △714 -
又は振替高
計 37,104 3,411 40,516 2,003 42,519 △714 41,804
セグメント利益 1,002 1,261 2,263 253 2,516 △579 1,937
(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、造園緑化工事、不動産の賃貸、
物流サービス、農薬残留分析ほかを含んでいます。
2 セグメント利益の調整額△579百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用△579百万円が含ま
れています。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費です。
3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っています。
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