4978 J-リプロセル 2020-05-11 15:00:00
2020年3月期通期連結決算発表の延期、新中期経営計画及び2021年3月期業績予想(連結)の公表延期、並びに株主総会の延期及び新型コロナウイルス感染拡大の影響 [pdf]
2020 年5月 11 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 リ プ ロ セ ル
代表者名 代表 取 締役 社長 横山 周史
(コード番号:4978)
経 営 管 理 部
問合せ先 吉村 美旋律
シニアマネージャー
(TEL.045-475-3887)
2020 年3月期通期連結決算発表の延期、
新中期経営計画及び 2021 年3月期業績予想(連結)の公表延期、
並びに定時株主総会の延期及び新型コロナウイルス感染拡大の影響について
当社は、本日の取締役会において、決算発表の延期及び定時株主総会の延期について決議いたしましたの
で、お知らせいたします。
記
1. 2020年3月期連結決算発表の延期
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、日本では緊急事態宣言が5月末まで延長され、本社所在地
である神奈川県は引き続き特定警戒都道府県に指定されております。また、在外連結子会社の所在地であ
るアメリカ、イギリス、インドにおいても、3月下旬から各国政府によるロックダウンの措置がなされ、
現在も解除されておりません。当社では、各国政府の指示に従い、かつ、従業員や監査業務従事者の安全
確保に十分な配慮をしながら決算、監査手続きを進めているため、会計監査を含む決算確定に遅れが生じ
ております。このため、2020年5月14日に予定しておりました決算発表を延期せざるを得ない状況となり
ましたことをお知らせいたします。現時点では、アメリカ、イギリス、インドにおけるロックダウン緩和
および解除など、今後の状況が未確定なため、具体的な日程については、準備が出来次第、改めてお知ら
せいたします。
一方、当社は、2020年3月期第3四半期末において、連結で約3,191百万円の現金及び現金同等物に加
え、2,200百万円の流動性の高い投資有価証券を保有しており、流動性を十分に確保しております。
2. 新中期経営計画及び2021年3月期業績予想(連結)の公表延期
当社グループでは、新中期経営計画(2020年4月~2023年3月)及び、2021年3月期業績予想(連結)を策
定し公表する準備を進めてまいりました。しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大により中期経営計
画の策定にあたり想定しておりました経営環境や事業環境が大きく変わっていることを踏まえ、現時点で
は業績に与える未確定要素が多いことから、適正かつ合理的な業績予想の算出が非常に困難な状況にあり
ます。
このような状況下において、新中期経営計画を公表することは、株主・投資家の皆様を混乱させてしま
う可能性があると判断し、新中期経営計画及び2021年3月期の業績予想(連結)の公表を延期することとい
たしました。
今後、当社グループ各社における新型コロナウイルス感染拡大による事業活動への影響度合いを鑑み
て、新中期経営計画の再検討を進め、適正かつ合理的な算出が可能になりましたら、後日速やかに開示い
たします。
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3. 2020年3月期有価証券報告書の提出について
上記1.の理由による決算関連業務の遅延により、2020年6月30日までの提出を予定していた2020年3
月期有価証券報告書は、2020年7月1日以降に提出する予定です。
4. 第18回定時株主総会の基準日等について
会計監査を含む決算確定の遅れに伴い、第18回定時株主総会につき、当社定款に定める定時株主総会招
集のための基準日である2020年3月31日から起算して3か月以内に開催することが困難となりましたの
で、開催期日を7月1日以降に延期することにいたしました。
延期後の定時株主総会開催日及び招集の基準日については、決定後速やかに定款の定める方法により公
告し、また当社ホームページにてお知らせいたします。
5. 新型コロナウイルス感染拡大の影響について
当社グループは、お客様、ビジネスパートナー、従業員及びその家族の安全・健康を第一に考え、感染
拡大防止に優先的に取り組んでおります。その上で、各国政府及び地方自治体の要請、指導に基づきなが
ら、事業への影響を最小限に抑えるべく対応を行っております。
当社の中核事業であるiPS細胞事業は、本質的に新型コロナウイルスの拡大の影響を受けるものではあ
りませんが、日本の緊急事態宣言や海外のロックダウンによる一時的な影響について、研究支援事業とメ
ディカル事業のセグメントに分けて説明いたします。
研究支援事業
研究支援事業では、大学/公的研究機関および製薬企業等を顧客として、研究試薬や細胞などの研究用
製品および各種の研究受託サービスを提供しており、日本、アメリカ、イギリス、インドの全ての拠点で
実施しております。
アメリカ、イギリス、インドでは、3月下旬から各国政府によるロックダウンが実施されたことで、一
時的に製品の製造、出荷、および受託サービスの実施ができない状況になりました。しかしながら、最
近、アメリカやイギリスではロックダウンが徐々に緩和されており、少しずつ事業を再開しております。
日本では、緊急事態宣言を受け、在宅勤務やシフト制により従業員の安全・健康と確保しつつ、事業を
継続しております。
当社の顧客である大学/公的研究機関および製薬企業等では、一時的に、在宅勤務が広がり、ラボワー
クが減っております。それに伴い、研究試薬等の需要は減っておりますが、研究開発活動そのものが低下
しているわけではなく、影響は一時的なものと見込んでおります。一方、研究受託サービスの需要は影響
を受けておらず、順調に引き合いを受けております。
今後、日本始め各国とも活動制限が緩和される動きが出ており、それに伴い、当社の研究支援事業も回
復してくると見込んでおります。
メディカル事業
メディカル事業では、脊髄小脳変性症を対象とした再生医療製品ステムカイマルの治験、および筋萎縮
性軸索硬化症(ALS)や横断生脊髄炎を対象としたiPS神経グリア細胞の研究開発を進めております。
いずれの研究開発とも日本で実施しておりますが、実際に、新型コロナ感染拡大の影響は受けておらず、
順調に進めております。
以上、新型コロナウイルス感染拡大によるiPS細胞事業への影響の定性的な説明となりますが、2020年3
月期通期連結業績への影響については現在精査中であり、今後、公表すべき事実が生じた場合には、速や
かにお知らせいたします。
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最後に、今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響により、決算発表および定時株主総会等が延期することで、
株主・投資家の皆さまをはじめとする関係者の皆さまに、多大なご迷惑とご心配をおかけすることを、お詫び申
し上げます。
以上
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