4978 J-リプロセル 2021-02-15 15:00:00
(訂正)「2021 年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について [pdf]

                                                       2021 年2月 15 日
 各   位
                                  会 社 名   株式会社リプロセル
                                  代表者名    代表取締役社長         横山    周史
                                                  (コード番号:4978)
                                          経営管理部 GM
                                  問合せ先                    赤野   滋友
                                          兼 CFO
                                                  (TEL.045-475-3887)


  (訂正)「2021 年3月期   第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」の一部訂正について

 当社は、2021 年2月 12 日付で発表しました「2021 年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」に
訂正がありましたので、お知らせいたします。
 なお、数値データについては、訂正はありません。
                                記
1. 訂正の理由
  「2021 年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」の提出後に、記載内容の一部に訂正すべき事
 項があることが判明したため、訂正をいたします。

2.訂正の内容
 訂正箇所が多数に及ぶため、訂正前及び訂正後の全文を添付し、訂正後の全文には訂正した箇所に下線を付し
ております。
 
(訂正後)

 
                   2021年3月期  第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                  2021年2月12日
上場会社名          株式会社リプロセル                                                         上場取引所  東
コード番号          4978 URL  https://reprocell.co.jp
代表者            (役職名) 代表取締役社長                          (氏名)横山        周史
                     経営管理部ジェネラルマネージ
問合せ先責任者        (役職名)                (氏名)赤野                          滋友           TEL  045-475-3887
                     ャー兼CFO
四半期報告書提出予定日            2021年2月12日                     配当支払開始予定日            -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無  
四半期決算説明会開催の有無      :無  
 
                                                                                          (百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
  (1)連結経営成績(累計)                                                           (%表示は、対前年同四半期増減率)
 
                                                                                       親会社株主に帰属する
                  売上高         営業利益                                       経常利益
                                                                                         四半期純利益
                            百万円        %      百万円               %        百万円         %    百万円   %
    2021年3月期第3四半期             949     6.5      △764             -         △657       -    △658  -
    2020年3月期第3四半期             891    10.6      △671             -         △656       -    △663  -
 
(注)包括利益        2021年3月期第3四半期         △595百万円 (-%)               2020年3月期第3四半期             △671百万円 (-%)
 
                                                   潜在株式調整後
                            1株当たり
                                                    1株当たり
                           四半期純利益
                                                    四半期純利益
                                     円 銭                 円 銭
    2021年3月期第3四半期                   △9.22                  -
    2020年3月期第3四半期                   △9.32                  -
 
    (2)連結財政状態
                             総資産                     純資産             自己資本比率                1株当たり純資産
                                    百万円                    百万円                       %           円 銭
    2021年3月期第3四半期                   6,012                   5,465                  90.8                76.41
  2020年3月期                          6,553                   6,058                  92.3                84.76
 
(参考)自己資本           2021年3月期第3四半期               5,458百万円         2020年3月期         6,050百万円
 
2.配当の状況
                                                    年間配当金
 
                   第1四半期末        第2四半期末             第3四半期末          期末               合計
                           円 銭          円 銭               円 銭             円 銭             円 銭
    2020年3月期                -               0.00            -             0.00             0.00
    2021年3月期                -               0.00            -                          
  2021年3月期(予想)                                                            0.00             0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
 
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
                                                                                   (%表示は、対前期増減率)
 
                                                                           親会社株主に帰属               1株当たり
                売上高       営業利益        経常利益
                                                                           する当期純利益                当期純利益
            百万円    %   百万円   %                             百万円       %       百万円           %           円 銭
    通期      1,295 8.0 △1,044 -                             △893      -       △893          -          △12.52
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
 
※  注記事項
 (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)無
       
 (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
       
 (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
    ①  会計基準等の改正に伴う会計方針の変更        :無
    ②  ①以外の会計方針の変更                      :無
    ③  会計上の見積りの変更                        :無
    ④  修正再表示                                  :無
     
 (4)発行済株式数(普通株式)
   ①  期末発行済株式数(自己株式を含む)   2021年3月期3Q   71,461,891株   2020年3月期     71,406,891株
   ②  期末自己株式数             2021年3月期3Q      26,250株    2020年3月期        26,250株

   ③  期中平均株式数(四半期累計)      2021年3月期3Q   71,410,641株   2020年3月期3Q   71,213,323株
 
※  四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
    本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
   断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前
   提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料P5「連結業績予想などの将来予
   測情報に関する説明」をご覧ください。
 
                                                  株式会社リプロセル(4978)
                                              2021年3月期第3四半期決算短信
○添付資料の目次
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………     2
     (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………     2
     (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………     4
     (3)営業外収益及び営業外費用の発生に関する説明 ………………………………………………………………     5
     (4)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………     5
    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………     6
     (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………     6
     (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………     8
        四半期連結損益計算書                                          
         第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………     8
        四半期連結包括利益計算書                                        
         第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………     9
     (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………    10
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………    10
       (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………    10
       (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………    11
       (重要な後発事象) …………………………………………………………………………………………………    12
    3.その他 ……………………………………………………………………………………………………………………    12
     継続企業の前提に関する重要事象等 ……………………………………………………………………………………    12
 




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                                                      株式会社リプロセル(4978)
                                                  2021年3月期第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
    (1) 経営成績に関する説明
       当社の中核事業領域であるiPS細胞は、山中伸弥教授によるヒトiPS細胞の発明以降、世界中で研究が盛んに行わ
      れております。
       最近では、iPS細胞を活用した病態解明や再生医療への応用など、実用的な研究開発が多く行われるようになり
      ました。2017年には、希少難病の患者から作製したiPS細胞を活用して病態を解明し、新薬候補の治験へつなげた
      事例が報告され、さらに、再生医療に関しても、iPS細胞を使った加齢黄斑変性及びパーキンソン病に関する臨床
      研究及び治験が行われております。
       当社では、前者のようにiPS細胞を病態解明や創薬研究に使用する事業を「研究支援事業」、後者の再生医療を
      「メディカル事業」と位置づけ、2つのセグメントに分け、推進しております。
       
          研究支援事業では、大学/公的研究機関及び製薬企業等を顧客として、研究試薬や細胞などの研究用製品及びiPS
      細胞作製受託などのサービスを提供しております。研究用途であるため、医薬品のような製造販売承認は必要とさ
      れず、新しい技術を比較的短期間で事業化し収益を上げることができる特長があり、現時点では、研究支援事業の
      売上が全体の90%以上を占めております。当社では、iPS細胞を中心とした幅広い「ヒト細胞ビジネスプラットフ
      ォーム」を保有しており、競争優位性の高い製品やサービスを世界中で展開し、短中期の収益の柱として推進して
      おります。
       一方、メディカル事業では、現在、脊髄小脳変性症を対象とした再生医療製品ステムカイマル及び、横断性脊髄
      炎及び筋萎縮性側索硬化症(ALS)を対象としたiPS神経グリア細胞の研究開発を進めております。2020年2月に
      は、ステムカイマルの第II相臨床試験において、第1例目の被験者への投与が開始されました。今後、早期の製造
      販売承認の取得を目指します。さらに、当期には安全性の高い臨床用iPS細胞の受託作製サービスを新たに開始い
      たしました。今後、iPS細胞のプラットフォーム事業として積極的に拡大してまいります。
       再生医療に関しては、上市までに臨床試験を行い製造販売承認を取得する必要があるため、研究支援事業より事
      業化に時間が必要とされますが、日本では2014年の法改正により、世界で最も再生医療の産業化に適した環境が整
      いつつあります。「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(通称薬機法)」では、
      治験において安全性が確認され、有効性が推定された再生医療等製品に対して早期承認(条件・期限付き承認)を
      与えることが可能になりました。これにより、患者様に対して新たな治療機会を早期に提供すると共に、治験期間
      の短縮や治験費用の削減が期待できます。
       また、経済産業省の報告書(「平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備「根本治療の実現」
      に向けた適切な支援のあり方の調査」)によると、再生医療産業のグローバルでの市場規模は2030年で約5~10兆
      円となっており、今後、巨大市場に成長することが見込まれています。
       このように、再生医療を中長期的な成長事業と位置づけ、早期の製造販売承認の取得を目指します。
       
          短中期的な収益の柱である「研究支援事業」と、中長期的な成長事業である「メディカル事業」の両方を組み合
      わせることで、短期→中期→長期と、持続的な成長を目指します。
       
       新型コロナウイルスの感染拡大が前連結会計年度の後半から始まりました。当社の事業は、本質的に新型コロナ
      ウイルスの影響を受けるものではありませんが、日本では緊急事態宣言が出され、海外各国でもロックダウンの措
      置がなされるなど、一時的に大きな影響が出ました。当期の第1四半期においても、新型コロナウイルスの影響が
      続いておりましたが、第2四半期から回復傾向が見られております。第4四半期以降においても、感染拡大防止措
      置を徹底しながら、積極的に事業を推進して参ります。
       
       この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高949百万円(前年同期比 6.5%増)、営業損失764百
      万円(前年同期 671百万円の損失)、経常損失657百万円(前年同期 656百万円の損失)、親会社株主に帰属する
      四半期純損失658百万円(前年同期 663百万円の損失)となりました。
 




                                - 2 -
                                                                 株式会社リプロセル(4978)
                                                             2021年3月期第3四半期決算短信
    セグメント別の経営成績を示すと、次のとおりであります。
     
    a. 研究支援事業
     研究支援事業では、大学/公的研究機関及び製薬企業等の研究所を顧客として、研究試薬や細胞などの研究用製
    品及びiPS細胞作製受託などの各種サービスを提供しております。最先端技術を集約した製品・サービスを上記研
    究機関に提供することで、最終的には画期的な新薬や治療法の開発に貢献してまいります。現在、世界中の製薬企
    業では、動物愛護の観点や、ヒトと動物の種の違いによる試験結果の差といった問題点などから「動物実験からヒ
    ト細胞実験」への大きなシフトが進んでいます。今後、ヒト細胞実験が普及することで、これまで十数年かかって
    いた新薬開発のプロセスが大幅に短縮され、さらに、従来と比べて性能の高い新薬が開発できることが期待されて
    います。中でもヒトiPS細胞はその中心的存在として注目を集めており、例えば、アルツハイマー病患者から作製
    したiPS細胞を研究で使うことで、アルツハイマー病の病態解明及び新薬開発が加速されると期待されています。
     当社グループでは、第3世代RNAリプログラミング技術及び各種細胞への分化誘導技術など、ヒトiPS細胞に関す
    る世界最先端の技術プラットフォームを保有しており、さらに、がん細胞やヒト組織を医療機関から調達する幅広
    いネットワークも保有しております。これら技術優位性の高い「ヒト細胞ビジネスプラットフォーム」を最大限活
    用することで、上記の「動物実験からヒト細胞実験」へのシフトを先取りした事業を進めております。具体的に
    は、iPS細胞研究用の研究試薬類、患者の組織からiPSを作製する病態モデル細胞の作製、ヒト組織を用いた新薬の
    薬効薬理評価、ヒト生体試料のバンキングなどがあります。このように、ヒト細胞に関する最先端の製品・サービ
    スを幅広く提供している点が当社の最大の強みになります。
     
     また、第3四半期連結累計期間において、VIROCLINICS DDL社(本社:オランダ)との間で、同社の行う臨床開
    発プロジェクトに、パートナーとして提携することで合意しました。本提携に基づき、2020年9月から2021年4月
    の期間、インフルエンザの臨床開発プロジェクトの受託業務を行います。
 
     この結果、売上高は882百万円(前年同四半期比6.7%増)、セグメント利益は23百万円(前年同四半期76百万円
    の損失)となりました。
      
    b.メディカル事業
     再生医療分野においては、ヒト体性幹細胞やヒトiPS細胞の臨床応用を目指した研究が世界中で盛んに行われて
    おり、将来、再生医療製品がグローバルで巨大産業に成長することが見込まれています。
     特にiPS細胞は、体の様々な細胞に分化させる事が可能であることから、有効な治療法のない難病に対する臨床
    応用に大きな期待が寄せられています。iPS細胞を医療に応用する場合の最大の技術課題は安全性の確保ですが、
    当社では、遺伝子変異リスクを最小化し、外来遺伝子やウイルス残存リスクのない、高品質で臨床応用に適した
    iPS細胞を作製する「RNAリプログラミング技術」を開発・保有しております。特に、遺伝子変異につながる染色体
    異常の発生する頻度は、他のiPS細胞作製法と比べて顕著に低いことが論文でも報告されており、現在最も臨床に
    適した最新のiPS細胞作製技術だと言えます。
        メディカル事業では下記の再生医療製品の開発を進めております。
     
    (a) 体性幹細胞製品 Stemchymal®
      ヒト細胞加工製品 Stemchymal®(以下、ステムカイマル)は台湾のSteminent Biotherapeutics Inc.(以下、ス
    テミネント社)が開発した再生医療製品であり、当社は脊髄小脳変性症を対象とした日本における独占的商業ライ
    センス契約を締結しております。
     2020年2月には、国立学校法人名古屋大学において、第II相臨床試験の第1例目の被験者への投与が開始されま
    した。本治験ではステムカイマルを腕の血管から静脈注射(点滴)で投与します。
     治験実施医療機関は日本国内10か所、組み入れ症例数計53例で、2021年12月の完了を予定しております。本治験
    では、「多施設共同、プラセボ対照、ランダム化、二重盲検、並行群間比較」という非常にエビデンスレベルが高
    いデザインを採用しております。今後、安全性と有効性について評価を行い、早期の製造販売承認の取得を目指し
    ます。なお、本治験は、これまで新型コロナウイルスの影響を受けること無く、スケジュール通り進んでおりま
    す。
     台湾では、ステミネント社が第II相臨床試験を実施しており、すべての被験者への投与を完了し、現在、経過を
    観察中です。米国でも、ステムカイマルの治験計画届(IND)がFDAの承認を得ております。
     また、日本では、2018年12月に厚生労働省による大臣承認を経て、希少疾病用再生医療等製品として指定されて
    おり、開発に係る経費の助成金(最大50%)、優遇税制措置、及び優先審査等の支援措置を受けることができるよ
    うになっております。




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                                                           株式会社リプロセル(4978)
                                                       2021年3月期第3四半期決算短信
            脊髄小脳変性症は、小脳や脳幹、脊髄の神経細胞が変性してしまう事により、徐々に歩行障害や嚥下障害などの
        運動失調が現れ、日常の生活が不自由となってしまう原因不明の希少疾患です。ステムカイマルによる同疾患によ
        る症状の進行抑制効果が期待されています。
         当社では、病気と闘っている患者様へ少しでも早く新しい治療法が届けられるよう、本プロジェクトを積極的に
        推進してまいります。
 
        (b)   iPS神経グリア細胞製品
         iPS細胞から神経グリア細胞を作製し、中枢神経系疾患に対するiPS細胞再生医療製品として開発を行っておりま
        す。本プロジェクトを加速させるため、2018年4月に、Qセラ社との間で合弁会社「株式会社MAGiQセラピューティ
        クス」を設立いたしました。Qセラ社は中枢神経系の再生医療に特化したベンチャー企業であり、Qセラ社の創業者
        である、Mahendra Rao博士はアメリカ国立衛生研究所(NIH)再生医療センターの初代ディレクターも務めた、神経
        幹細胞の世界的に著名な研究者です。合弁会社では、当社のiPS細胞技術とQセラ社の中枢神経系の技術を組み合わ
        せることで、iPS神経グリア細胞の開発を加速してまいります。
         また、2019年5月には、神奈川県が川崎市殿町地区に設置したライフイノベーションセンター(LIC)内に再生
        医療用の細胞加工を行う「殿町・リプロセル再生医療センター」を開設し、現在、iPS神経グリア細胞の治験用製
        品の製造の準備を進めております。
         
        (c) 臨床用iPS細胞作製サービス
          当社では、これまで創薬等の研究目的で使用される「研究用iPS細胞」の作製サービスを行ってまいりました
        が、これまでの技術や経験を活かし、2020年3月、「臨床用iPS細胞」の作製サービスを開始いたしました。
         当社は、日本、アメリカ、イギリスに研究開発拠点を有し、それぞれ豊富な経験を有する専門家が在籍しており
        ます。本サービスにおいては、顧客のニーズに基づき、各地域の規制に準じた臨床用iPS細胞をオーダーメイドで
        作製いたします。本サービスにて作製される臨床用iPS細胞は、臨床試験だけでなく製造販売承認取得後の再生医
        療製品の製造にも使用できます。
         当社独自のRNAリプログラミング法では、リプログラミング因子であるRNAが核内のゲノムに組み込まれないた
        め、予期せぬゲノム変異や腫瘍形成のリスクが低いという優位性があり、臨床応用に最適の技術と言えます。この
        RNA法を使用することにより、安全性のリスクを最小化した臨床用iPS細胞を作製いたします。
         今後、日本、アメリカ、ヨーロッパ等のiPS細胞の再生医療を手がける製薬企業、バイオベンチャー、及び大学
        等の公的研究機関を対象として、本サービスを幅広く展開してまいります。
         
            また、メディカル事業では、これらの再生医療に加え、臓器移植に関連した臨床検査の受託サービスも行ってお
        ります。当社の主力検査項目である臓器移植後の抗HLA抗体検査が2018年4月1日より保険収載となりました。当
        社の登録衛生検査所は、日本組織適合性学会により「認定組織適合性検査登録施設」へ認定されております。
         
            この結果、売上高は66百万円(前年同四半期比3.2%増)、セグメント損失は254百万円(前年同四半期118百万円
        の損失)となりました。
 
        なお、管理部門にかかる費用など各事業セグメントに配分していない全社費用が426百万円あります。
     
    (2)財政状態に関する説明
      (資産の部)
         当第3四半期連結会計期間末における流動資産は前連結会計年度末に比べて511百万円減少し、5,219百万円とな
        りました。これは主に、現金及び預金が1,974百万円減少した一方で、有価証券が1,400百万円増加したことなどに
        よります。固定資産は前連結会計年度末に比べて29百万円減少し、792百万円となりました。これは主に、有形固
        形資産が21百万円減少したことなどによります。
         
        (負債の部)
         当第3四半期連結会計期間末における流動負債は前連結会計年度末に比べて26百万円増加し、433百万円となり
        ました。これは主に、前受金が64百万円増加した一方で、未払法人税等が39百万円減少したことなどによります。
        固定負債は前連結会計年度末に比べて25百万円増加し、113百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が25
        百万円増加したことなどによります。
         




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                                                          株式会社リプロセル(4978)
                                                      2021年3月期第3四半期決算短信
  (純資産の部)
   当第3四半期連結会計期間末における純資産は前連結会計年度末に比べて592百万円減少し、5,465百万円となり
  ました。これは主に、その他有価証券評価差額金が62百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失
  の計上658百万円があったことなどによります。
   
(3)営業外収益及び営業外費用の発生に関する説明
  ①営業外収益
  (為替差益)
   当第3四半期連結累計期間において、営業外収益に為替差益4百万円を計上いたしました。これは主に、当社が
  保有する外貨建預金に関して当第3四半期末時点での為替相場による評価替えで発生したものであり、今後の為替
  相場の状況によりこの金額は変動いたします。
   
  ②営業外費用
  (持分法による投資損失)
   当第3四半期連結累計期間において、営業外費用に持分法による投資損失48百万円を計上いたしました。これは
  主に、新生銀行と共同運営しておりますベンチャーファンド「Cell Innovation Partners, L.P.」に対する持分法
  投資により生じたもので、決算報告に基づき持分法による投資損失を計上したものであります。
 
(4) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
   2021年3月期通期連結業績予想について、2020年7月10日に発表しました業績予想に変更はありません。




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                                                         株式会社リプロセル(4978)
                                                     2021年3月期第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
    (1)四半期連結貸借対照表
                                                        (単位:千円)
                             前連結会計年度             当第3四半期連結会計期間
                            (2020年3月31日)           (2020年12月31日)
    資産の部                                                            
     流動資産                                                           
       現金及び預金                        4,585,626             2,611,570
       売掛金                             164,365               206,595
       有価証券                            600,000             2,000,000
       商品及び製品                           83,791                67,490
       仕掛品                              11,553                22,100
       原材料及び貯蔵品                        153,208               185,195
       その他                             143,420               137,353
       貸倒引当金                          △10,995               △10,675
       流動資産合計                        5,730,970             5,219,630
     固定資産                                                           
       有形固定資産                                                       
         建物及び構築物(純額)                    52,489                42,642
         機械装置及び運搬具(純額)                  68,135                56,974
         工具、器具及び備品(純額)                  67,374                66,777
         有形固定資産合計                      188,000               166,393
       無形固定資産                                                       
         のれん                            21,704                19,669
         その他                            21,212                15,433
         無形固定資産合計                       42,917                35,103
       投資その他の資産                                                     
         投資有価証券                        537,578               566,058
         その他                            69,648                46,600
         貸倒引当金                        △16,072               △21,643
         投資その他の資産合計                    591,154               591,015
       固定資産合計                          822,071               792,512
     資産合計                            6,553,042             6,012,143
    負債の部                                                            
     流動負債                                                           
       買掛金                              75,243                66,774
       未払金                             105,801                92,621
       未払法人税等                           43,190                 3,757
       前受金                              86,827               151,174
       賞与引当金                             8,114                 5,408
       その他                              87,763               113,918
       流動負債合計                          406,941               433,653
     固定負債                                                           
       長期借入金                            80,000                80,000
       繰延税金負債                              345                25,590
       資産除去債務                            7,380                 7,472
       その他                                 226                   189
       固定負債合計                           87,953               113,252
     負債合計                              494,895               546,906
 




                         - 6 -
                                                      株式会社リプロセル(4978)
                                                  2021年3月期第3四半期決算短信
 
                                                     (単位:千円)
                           前連結会計年度            当第3四半期連結会計期間
                          (2020年3月31日)          (2020年12月31日)
    純資産の部                                                       
     株主資本                                                       
       資本金                        6,767,487            6,768,642
       資本剰余金                      7,619,355            7,620,510
       利益剰余金                     △8,219,076           △8,877,299
       自己株式                           △915                 △915
       株主資本合計                     6,166,850            5,510,938
     その他の包括利益累計額                                                
       その他有価証券評価差額金                △17,248                45,270
       為替換算調整勘定                    △99,031              △97,693
       その他の包括利益累計額合計              △116,280              △52,423
     非支配株主持分                          7,576                6,721
     純資産合計                        6,058,146            5,465,236
    負債純資産合計                       6,553,042            6,012,143
 




                       - 7 -
                                                            株式会社リプロセル(4978)
                                                        2021年3月期第3四半期決算短信
    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
     (四半期連結損益計算書)
      (第3四半期連結累計期間)
                                                          (単位:千円)
                            前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                             (自 2019年4月1日           (自 2020年4月1日
                              至 2019年12月31日)         至 2020年12月31日)
    売上高                                                                
     製品売上高                             500,222                  573,902
     役務収益                              391,304                  375,166
     売上高合計                             891,526                  949,069
    売上原価                                                               
     製品売上原価                            359,229                  375,132
     役務原価                              223,034                  191,825
     売上原価合計                            582,264                  566,957
    売上総利益                              309,262                  382,111
    販売費及び一般管理費                                                         
     研究開発費                             323,249                  495,685
     その他の販売費及び一般管理費                    657,618                  651,018
     販売費及び一般管理費合計                      980,867                1,146,703
    営業損失(△)                           △671,605                △764,592
    営業外収益                                                              
     受取利息                                7,806                    1,934
     補助金収入                              39,003                  108,201
     為替差益                                    -                    4,164
     投資事業組合運用益                           1,173                   18,278
     その他                                 3,396                   22,814
     営業外収益合計                            51,380                  155,393
    営業外費用                                                              
     支払利息                                  257                      241
     為替差損                                3,887                        -
     持分法による投資損失                         32,305                   48,025
     その他                                     -                      127
     営業外費用合計                            36,450                   48,393
    経常損失(△)                           △656,675                △657,592
    特別損失                                                               
     事務所移転費用                           ※ 5,617                        -
     特別損失合計                              5,617                        -
    税金等調整前四半期純損失(△)                   △662,292                △657,592
    法人税、住民税及び事業税                         2,013                    1,297
    法人税等合計                               2,013                    1,297
    四半期純損失(△)                         △664,306                △658,889
    非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                  △417                     △667
    親会社株主に帰属する四半期純損失(△)               △663,888                △658,222
 




                            - 8 -
                                                        株式会社リプロセル(4978)
                                                    2021年3月期第3四半期決算短信
     (四半期連結包括利益計算書)
      (第3四半期連結累計期間)
                                                      (単位:千円)
                        前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                         (自 2019年4月1日           (自 2020年4月1日
                          至 2019年12月31日)         至 2020年12月31日)
    四半期純損失(△)                     △664,306                △658,889
    その他の包括利益                                                      
     その他有価証券評価差額金                    1,191                  59,475
     為替換算調整勘定                      △6,448                    1,150
     持分法適用会社に対する持分相当額              △2,247                    3,044
     その他の包括利益合計                    △7,504                   63,669
    四半期包括利益                       △671,811                △595,219
    (内訳)                                                          
     親会社株主に係る四半期包括利益              △671,245                △594,365
     非支配株主に係る四半期包括利益                 △565                    △854
 




                        - 9 -
                                        株式会社リプロセル(4978)
                                    2021年3月期第3四半期決算短信
    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
     該当事項はありません。
 
    (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
     該当事項はありません。
 




                           - 10 -
                                                                                    株式会社リプロセル(4978)
                                                                                2021年3月期第3四半期決算短信
     (セグメント情報等)
      【セグメント情報】
Ⅰ    前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
      1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                        (単位:千円)
                                            報告セグメント                                     四半期連結
                                                                             調整額        損益計算書
                                             メディカル                           (注)1        計上額
                            研究支援事業                             計
                                               事業                                        (注)2

    売上高                                                                                          

     外部顧客への売上高                827,397            64,128        891,526              -     891,526
     セグメント間の内部売上高又は
                                   -                  -             -               -          -
     振替高
             計                827,397            64,128        891,526              -     891,526

    セグメント利益又は損失(△)            △76,752         △118,578        △195,330       △461,344    △656,675
          (注)1   セグメント利益又は損失の調整額△461,344千円は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等
                 の全社費用であります。
             2   セグメント損失は、四半期連結損益計算書の経常損失と調整を行っております。
          
      2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
       該当事項はありません。
 
Ⅱ    当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
      1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                        (単位:千円)
                                            報告セグメント                                     四半期連結
                                                                             調整額        損益計算書
                                             メディカル                           (注)1        計上額
                            研究支援事業                             計
                                               事業                                        (注)2

    売上高                                                                                          

     外部顧客への売上高                882,888            66,180        949,069              -     949,069
     セグメント間の内部売上高又は
                                   -                  -             -               -          -
     振替高
             計                882,888            66,180        949,069              -     949,069

    セグメント利益又は損失(△)             23,931         △254,675        △230,744       △426,848    △657,592
          (注)1   セグメント利益又は損失の調整額△426,848千円は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等
                 の全社費用であります。
           2     セグメント損失は、四半期連結損益計算書の経常損失と調整を行っております。
          
      2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
       該当事項はありません。
 




                                             - 11 -
                                                  株式会社リプロセル(4978)
                                              2021年3月期第3四半期決算短信
    (重要な後発事象)
         該当事項はありません。
      
      
      
 
3.その他
    継続企業の前提に関する重要事象等
     iPS細胞及び再生医療製品等の研究開発および治験費用が収益に先行して発生する等の理由から、継続的に営業損
    失が発生しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。
     しかしながら、当社グループの当第3四半期連結会計期間の現金及び預金残高は2,611百万円、短期的な資金運用
    を行っている有価証券が2,000百万円あり、財務基盤については安定しております。当該状況の解消を図るべく、グ
    ローバルな販売基盤を活用した販売促進を積極的に行っております。グループ経営体制の運営効率化のため、投資及
    びランニング費用を最小限に抑えつつ、地域特性に合わせた営業・マーケティング展開、営業面ならびに技術面での
    各社間の連携促進を進め、早期の黒字化を目指しております。




                            - 12 -
 

(訂正前)
 
                   2021年3月期  第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                  2021年2月12日
上場会社名          株式会社リプロセル                                                         上場取引所  東
コード番号          4978 URL  https://reprocell.co.jp
代表者            (役職名) 代表取締役社長                          (氏名)横山        周史
                     経営管理部ジェネラルマネージ
問合せ先責任者        (役職名)                (氏名)赤野                          滋友           TEL  045-475-3887
                     ャー兼CFO
四半期報告書提出予定日            2021年2月12日                     配当支払開始予定日            -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無  
四半期決算説明会開催の有無      :無  
 
                                                                                          (百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
  (1)連結経営成績(累計)                                                           (%表示は、対前年同四半期増減率)
 
                                                                                       親会社株主に帰属する
                  売上高         営業利益                                       経常利益
                                                                                         四半期純利益
                            百万円        %      百万円               %        百万円         %    百万円   %
    2021年3月期第3四半期             949     6.5      △764             -         △657       -    △658  -
    2020年3月期第3四半期             891    10.6      △671             -         △656       -    △663  -
 
(注)包括利益        2021年3月期第3四半期         △595百万円 (-%)               2020年3月期第3四半期             △671百万円 (-%)
 
                                                   潜在株式調整後
                            1株当たり
                                                    1株当たり
                           四半期純利益
                                                    四半期純利益
                                     円 銭                 円 銭
    2021年3月期第3四半期                   △9.22                  -
    2020年3月期第3四半期                   △9.32                  -
 
    (2)連結財政状態
                             総資産                     純資産             自己資本比率                1株当たり純資産
                                    百万円                    百万円                       %           円 銭
    2021年3月期第3四半期                   6,012                   5,465                  90.8                76.41
  2020年3月期                          6,553                   6,058                  92.3                84.76
 
(参考)自己資本           2021年3月期第3四半期               5,458百万円         2020年3月期         6,050百万円
 
2.配当の状況
                                                    年間配当金
 
                   第1四半期末        第2四半期末             第3四半期末          期末               合計
                           円 銭          円 銭               円 銭             円 銭             円 銭
    2020年3月期                -               0.00            -             0.00             0.00
    2021年3月期                -               0.00            -                          
  2021年3月期(予想)                                                            0.00             0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
 
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
                                                                                   (%表示は、対前期増減率)
 
                                                                           親会社株主に帰属               1株当たり
                売上高       営業利益        経常利益
                                                                           する当期純利益                当期純利益
            百万円    %   百万円   %                             百万円       %       百万円           %           円 銭
    通期      1,295 8.0 △1,044 -                             △893      -       △893          -          △12.52
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
 
※  注記事項
 (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)無
       
 (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
       
 (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
    ①  会計基準等の改正に伴う会計方針の変更        :無
    ②  ①以外の会計方針の変更                      :無
    ③  会計上の見積りの変更                        :無
    ④  修正再表示                                  :無
     
 (4)発行済株式数(普通株式)
   ①  期末発行済株式数(自己株式を含む)   2021年3月期3Q   71,461,891株   2020年3月期     71,406,891株
   ②  期末自己株式数             2021年3月期3Q      26,250株    2020年3月期        26,250株

   ③  期中平均株式数(四半期累計)      2021年3月期3Q   71,410,641株   2020年3月期3Q   71,213,323株
 
※  四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
    本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
   断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前
   提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料P5「連結業績予想などの将来予
   測情報に関する説明」をご覧ください。
 
                                                  株式会社リプロセル(4978)
                                              2021年3月期第3四半期決算短信
○添付資料の目次
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………     2
     (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………     2
     (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………     4
     (3)営業外費用の発生に関する説明 …………………………………………………………………………………     4
     (4)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………     5
    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………     6
     (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………     6
     (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………     8
        四半期連結損益計算書                                          
         第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………     8
        四半期連結包括利益計算書                                        
         第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………     9
     (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………    10
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………    10
       (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………    10
       (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………    11
       (重要な後発事象) …………………………………………………………………………………………………    12
    3.その他 ……………………………………………………………………………………………………………………    12
     継続企業の前提に関する重要事象等 ……………………………………………………………………………………    12
 




                            - 1 -
                                                         株式会社リプロセル(4978)
                                                     2021年3月期第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
    (1) 経営成績に関する説明
       当社の中核事業領域であるiPS細胞は、山中伸弥教授によるヒトiPS細胞の発明以降、世界中で研究が盛んに行わ
      れております。
       最近では、iPS細胞を活用した病態解明や再生医療への応用など、実用的な研究開発が多く行われるようになり
      ました。2017年には、希少難病の患者から作製したiPS細胞を活用して病態を解明し、新薬候補の治験へつなげた
      事例が報告され、さらに、再生医療に関しても、iPS細胞を使った加齢黄斑変性及びパーキンソン病に関する臨床
      研究及び治験が行われております。
       当社では、前者のようにiPS細胞を病態解明や創薬研究に使用する事業を「研究支援事業」、後者の再生医療を
      「メディカル事業」と位置づけ、2つのセグメントに分け、推進しております。
       
          研究支援事業では、大学/公的研究機関および製薬企業等を顧客として、研究試薬や細胞などの研究用製品およ
      びiPS細胞作製受託などのサービスを提供しております。研究用途であるため、医薬品のような製造販売承認は必
      要とされず、新しい技術を比較的短期間で事業化し収益を上げることができる特長があり、現時点では、研究支援
      事業の売上が80%以上を占めております。当社では、iPS細胞を中心とした幅広い「ヒト細胞ビジネスプラットフ
      ォーム」を保有しており、競争優位性の高い製品やサービスを世界中で展開し、短中期の収益の柱として推進して
      おります。
       一方、メディカル事業では、現在、脊髄小脳変性症を対象とした再生医療製品Stemchymal®(以下、ステムカイ
      マル)および、横断性脊髄炎および筋萎縮性側索硬化症(ALS)等の中枢神経系疾患を対象としたiPS神経グリア細
      胞の研究開発を進めております。これら再生医療製品は中長期的な成長事業として、積極的な投資を行い、早期の
      製造販売承認の取得を目指します。
       再生医療に関しては、上市までに臨床試験を行い製造販売承認を取得する必要があるため、研究支援事業より事
      業化に時間が必要とされますが、日本では2014年の法改正により、世界で最も再生医療の産業化に適した環境が整
      いつつあります。「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(通称 薬機法)」で
      は、治験において安全性が確認され、有効性が推定された再生医療等製品に対して早期承認(条件・期限付き承
      認)を与えることが可能になりました。これにより、患者様に対して新たな治療機会を早期に提供すると共に、治
      験期間の短縮や治験費用の削減が期待できます。
       また、経済産業省の報告書(「平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備 「根本治療の実
      現」に向けた適切な支援のあり方の調査」)によると、再生医療産業のグローバルでの市場規模は2030年で約5~
      10兆円となっており、今後、巨大市場に成長することが見込まれています。
          このように、再生医療を中長期的な成長事業と位置づけ、早期の製造販売承認の取得を目指します。
       
       短中期的な収益の柱である「研究支援事業」と、中長期的な成長事業である「メディカル事業」の両方を組み合
      わせることで、短期→中期→長期と、継続的な成長を目指します。
       
          この結果、当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高949百万円(前年同期比 6.5%増)、営業損失764百
      万円(前年同期 671百万円の損失)、経常損失657百万円(前年同期 656百万円の損失)、親会社株主に帰属する
      四半期純損失658百万円(前年同期 663百万円の損失)となりました。
 




                                 - 2 -
                                                                株式会社リプロセル(4978)
                                                            2021年3月期第3四半期決算短信
    セグメント別の経営成績を示すと、次のとおりであります。
     
    a. 研究支援事業
     研究支援事業では、大学/公的研究機関及び製薬企業等の研究所を顧客として、研究試薬や細胞などの研究用製
    品及びiPS細胞作製受託などの各種サービスを提供しております。最先端技術を集約した製品・サービスを上記研
    究機関に提供することで、最終的には画期的な新薬や治療法の開発に貢献して参ります。
     現在、世界中の製薬企業では、動物愛護の観点や、ヒトと動物の種の違いによる試験結果の差といった問題点な
    どから「動物実験からヒト細胞実験」への大きなシフトが進んでいます。今後、ヒト細胞実験が普及することで、
    これまで十数年かかっていた新薬開発のプロセスが大幅に短縮され、さらに、従来と比べて性能の高い新薬が開発
    できることが期待されています。中でもヒトiPS細胞はその中心的存在として注目を集めており、例えば、アルツ
    ハイマー病患者の血液から作製したiPS細胞を研究で使うことで、アルツハイマー病の病態解明および新薬開発が
    加速されると期待されています。
     当社グループでは、第3世代RNAリプログラミング技術など、ヒトiPS細胞に関する世界最先端の技術プラットフ
    ォームを保有しており、さらに、がん細胞やヒト組織を医療機関から調達する幅広いネットワークも保有しており
    ます。これら技術優位性の高い「ヒト細胞ビジネスプラットフォーム」を最大限活用することで、上記の「動物実
    験からヒト細胞実験」へのシフトを先取りした事業を進めております。具体的には、iPS細胞研究用の研究試薬
    類、患者の組織からiPSを作製する病態モデル細胞の作製、ヒト組織を用いた新薬の薬効薬理評価、ヒト生体試料
    のバンキングなどがあります。このように、ヒト細胞に関する最先端の製品・サービスを幅広く提供している点が
    当社の最大の強みになります。
     
        第3四半期連結累計期間において、当社の連結子会社であるREPROCELL USAに対して、米国メリーランド州政府
    の外郭団体からの研究開発補助金の交付が決定しました。今後、本補助金を活用し、米国のラボでも、患者由来の
    神経疾患iPS細胞の開発を実施し、iPS細胞ビジネスを加速してまいります。
 
        この結果、売上高は882百万円(前年同四半期比6.7%増)、セグメント利益は23百万円(前年同四半期76百万円
    の損失)となりました。
      
    b.メディカル事業
     再生医療分野においては、ヒト体性幹細胞やヒトiPS細胞の臨床応用を目指した研究が世界中で盛んに行われて
    おり、将来、再生医療製品がグローバルで巨大産業に成長することが見込まれています。
     特にiPS細胞は、体の様々な細胞に分化させる事が可能であることから、有効な治療法のない難病に対する臨床
    応用に大きな期待が寄せられています。iPS細胞を医療に応用する場合の最大の技術課題は安全性の確保ですが、
    当社では、遺伝子変異リスクを最小化し、外来遺伝子やウイルス残存リスクのない、高品質で臨床応用に適した
    iPS細胞を作製する「RNAリプログラミング技術」を開発・保有しております。特に、遺伝子変異につながる染色体
    異常の発生する頻度は、他のiPS細胞作製法と比べて顕著に低いことが論文でも報告されており、現在最も臨床に
    適した最新のiPS細胞作製技術だと言えます。
    メディカル事業では下記の再生医療製品の開発を進めております。
     
    (a)   体性幹細胞製品 Stemchymal®
     ヒト細胞加工製品 Stemchymal®(以下、ステムカイマル)は台湾のSteminent Biotherapeutics Inc.(以下、ス
    テミネント社)が開発した再生医療製品であり、当社は脊髄小脳変性症を対象とした日本における独占的商業ライ
    センス契約を締結しております。
     2018年7月に、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出した、脊髄小脳変性症を対象とした日本に
    おける治験計画届について、所定の審査が終了いたしました。これにより、当社は今後日本においてステムカイマ
    ルの第II相臨床試験の実施が可能となりました。また、2018年12月に厚生労働省による大臣承認を経て、希少疾病
    用再生医療等製品として指定されており、開発に係る経費の助成金(最大50%)、優遇税制措置、および優先審査
    等の支援措置を受けることができるようになりました。第3四半期連結累計期間において、国立学校法人名古屋大
    学、及び国立精神・神経医療研究センター病院と治験実施契約を締結するなど、治験開始に向けた準備を順調に進
    めております。今後、早期に治験を開始し、治験実施医療機関についても順次増やしていく予定です。
     一方、ステミネント社は、台湾において当該疾患を対象としたステムカイマルの第II相臨床試験を進めておりま
    す。また、2018年7月に米国においてもステムカイマルの治験申請(IND)が米国食品医薬品局(FDA)より承認さ
    れており、米国でも今後治験が進められます。
     脊髄小脳変性症は、小脳や脳幹、脊髄の神経細胞が変性してしまう事により、徐々に歩行障害や嚥下障害などの
    運動失調が現れ、日常の生活が不自由となってしまう原因不明の希少疾患です。ステムカイマルによる同疾患によ
    る症状の進行抑制効果が期待されています。

                                    - 3 -
                                                         株式会社リプロセル(4978)
                                                     2021年3月期第3四半期決算短信
         当社では、病気と闘っている患者様へ少しでも早く新しい治療法が届けられるよう、本プロジェクトを積極的に
     推進してまいります。
 
     (b) iPS神経グリア細胞製品
       iPS細胞から神経グリア細胞を作製し、中枢神経系疾患に対するiPS細胞再生医療製品として開発を行っておりま
     す。本プロジェクトを加速させるため、2018年4月に、米国Q Therapeutics Inc.(キューセラピューティクス、
     以下、Qセラ社)との間で合弁会社「株式会社MAGiQセラピューティクス」を設立いたしました。Qセラ社は中枢神
     経系の再生医療に特化したベンチャー企業であり、Qセラ社の創業者である、Mahendra Rao博士はアメリカ国立衛
     生研究所(NIH)再生医療センターの初代ディレクターも務めた、神経幹細胞の世界的に著名な研究者です。合弁会
     社では、当社のiPS細胞技術とQセラ社の中枢神経系の技術を組み合わせることで、iPS細胞神経グリア細胞の開発
     を加速してまいります。
      本プロジェクトの研究開発を加速させるため、2018年12月、湘南ヘルスイノベーションパーク内に、湘南研究所
     を開設し、さらに2019年5月には、神奈川県が川崎市殿町地区に設置したライフイノベーションセンター(LIC)
     内に再生医療用の細胞加工を行う「殿町・リプロセル再生医療センター」を開設いたしました。今後、これらの新
     たな施設を利用し、iPS細胞神経グリア細胞の非臨床試験及び治験用製品の製造を進めてまいります。
      
         また、メディカル事業では、これらの再生医療に加え、臓器移植に関連した臨床検査の受託サービスも行ってお
     ります。当社の主力検査項目である臓器移植後の抗HLA抗体検査が2018年4月1日より保険収載となりました。当
     社の登録衛生検査所は、日本組織適合性学会により「認定組織適合性検査登録施設」へ認定されており、医療機関
     が当該臨床検査の外部委託を検討する際の、重要な要素をクリアしております。
      
      この結果、売上高は66百万円(前年同四半期比3.2%増)、セグメント損失は254百万円(前年同四半期118百万円
     の損失)となりました。
 
     なお、管理部門にかかる費用など各事業セグメントに配分していない全社費用が426百万円あります。
     
    (2)財政状態に関する説明
     (資産の部)
      当第3四半期連結会計期間末における流動資産は前連結会計年度末に比べて511百万円減少し、5,219百万円とな
     りました。これは主に、現金及び預金が1,974百万円減少した一方で、有価証券が1,400百万円増加したことなどに
     よります。固定資産は前連結会計年度末に比べて29百万円減少し、792百万円となりました。これは主に、有形固
     形資産が21百万円減少したことなどによります。
      
     (負債の部)
      当第3四半期連結会計期間末における流動負債は前連結会計年度末に比べて26百万円増加し、433百万円となり
     ました。これは主に、前受金が64百万円増加した一方で、未払法人税等が39百万円減少したことなどによります。
     固定負債は前連結会計年度末に比べて25百万円増加し、113百万円となりました。これは主に、繰延税金負債が25
     百万円増加したことなどによります。
      
     (純資産の部)
      当第3四半期連結会計期間末における純資産は前連結会計年度末に比べて592百万円減少し、5,465百万円となり
     ました。これは主に、その他有価証券評価差額金が62百万円増加した一方で、親会社株主に帰属する四半期純損失
     の計上658百万円があったことなどによります。
       
    (3)営業外収益及び営業外費用の発生に関する説明
     ①営業外収益
     (為替差益)
      当第3四半期連結累計期間において、営業外収益に為替差益4百万円を計上いたしました。これは主に、当社が
     保有する外貨建預金に関して当第3四半期末時点での為替相場による評価替えで発生したものであり、今後の為替
     相場の状況によりこの金額は変動いたします。
      




                                - 4 -
                                                            株式会社リプロセル(4978)
                                                        2021年3月期第3四半期決算短信
     
    ②営業外費用
    (持分法による投資損失)
     当第3四半期連結累計期間において、営業外費用に持分法による投資損失48百万円を計上いたしました。これは
    主に、新生銀行と共同運営しておりますベンチャーファンド「Cell Innovation Partners, L.P.」に対する持分法
    投資により生じたもので、決算報告に基づき持分法による投資損失を計上したものであります。
 
(4) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
   2021年3月期通期連結業績予想について、2020年7月10日に発表しました業績予想に変更はありません。




                                 - 5 -
                                                         株式会社リプロセル(4978)
                                                     2021年3月期第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
    (1)四半期連結貸借対照表
                                                        (単位:千円)
                             前連結会計年度             当第3四半期連結会計期間
                            (2020年3月31日)           (2020年12月31日)
    資産の部                                                            
     流動資産                                                           
       現金及び預金                        4,585,626             2,611,570
       売掛金                             164,365               206,595
       有価証券                            600,000             2,000,000
       商品及び製品                           83,791                67,490
       仕掛品                              11,553                22,100
       原材料及び貯蔵品                        153,208               185,195
       その他                             143,420               137,353
       貸倒引当金                          △10,995               △10,675
       流動資産合計                        5,730,970             5,219,630
     固定資産                                                           
       有形固定資産                                                       
         建物及び構築物(純額)                    52,489                42,642
         機械装置及び運搬具(純額)                  68,135                56,974
         工具、器具及び備品(純額)                  67,374                66,777
         有形固定資産合計                      188,000               166,393
       無形固定資産                                                       
         のれん                            21,704                19,669
         その他                            21,212                15,433
         無形固定資産合計                       42,917                35,103
       投資その他の資産                                                     
         投資有価証券                        537,578               566,058
         その他                            69,648                46,600
         貸倒引当金                        △16,072               △21,643
         投資その他の資産合計                    591,154               591,015
       固定資産合計                          822,071               792,512
     資産合計                            6,553,042             6,012,143
    負債の部                                                            
     流動負債                                                           
       買掛金                              75,243                66,774
       未払金                             105,801                92,621
       未払法人税等                           43,190                 3,757
       前受金                              86,827               151,174
       賞与引当金                             8,114                 5,408
       その他                              87,763               113,918
       流動負債合計                          406,941               433,653
     固定負債                                                           
       長期借入金                            80,000                80,000
       繰延税金負債                              345                25,590
       資産除去債務                            7,380                 7,472
       その他                                 226                   189
       固定負債合計                           87,953               113,252
     負債合計                              494,895               546,906
 




                         - 6 -
                                                      株式会社リプロセル(4978)
                                                  2021年3月期第3四半期決算短信
 
                                                     (単位:千円)
                           前連結会計年度            当第3四半期連結会計期間
                          (2020年3月31日)          (2020年12月31日)
    純資産の部                                                       
     株主資本                                                       
       資本金                        6,767,487            6,768,642
       資本剰余金                      7,619,355            7,620,510
       利益剰余金                     △8,219,076           △8,877,299
       自己株式                           △915                 △915
       株主資本合計                     6,166,850            5,510,938
     その他の包括利益累計額                                                
       その他有価証券評価差額金                △17,248                45,270
       為替換算調整勘定                    △99,031              △97,693
       その他の包括利益累計額合計              △116,280              △52,423
     非支配株主持分                          7,576                6,721
     純資産合計                        6,058,146            5,465,236
    負債純資産合計                       6,553,042            6,012,143
 




                       - 7 -
                                                            株式会社リプロセル(4978)
                                                        2021年3月期第3四半期決算短信
    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
     (四半期連結損益計算書)
      (第3四半期連結累計期間)
                                                          (単位:千円)
                            前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                             (自 2019年4月1日           (自 2020年4月1日
                              至 2019年12月31日)         至 2020年12月31日)
    売上高                                                                
     製品売上高                             500,222                  573,902
     役務収益                              391,304                  375,166
     売上高合計                             891,526                  949,069
    売上原価                                                               
     製品売上原価                            359,229                  375,132
     役務原価                              223,034                  191,825
     売上原価合計                            582,264                  566,957
    売上総利益                              309,262                  382,111
    販売費及び一般管理費                                                         
     研究開発費                             323,249                  495,685
     その他の販売費及び一般管理費                    657,618                  651,018
     販売費及び一般管理費合計                      980,867                1,146,703
    営業損失(△)                           △671,605                △764,592
    営業外収益                                                              
     受取利息                                7,806                    1,934
     補助金収入                              39,003                  108,201
     為替差益                                    -                    4,164
     投資事業組合運用益                           1,173                   18,278
     その他                                 3,396                   22,814
     営業外収益合計                            51,380                  155,393
    営業外費用                                                              
     支払利息                                  257                      241
     為替差損                                3,887                        -
     持分法による投資損失                         32,305                   48,025
     その他                                     -                      127
     営業外費用合計                            36,450                   48,393
    経常損失(△)                           △656,675                △657,592
    特別損失                                                               
     事務所移転費用                           ※ 5,617                        -
     特別損失合計                              5,617                        -
    税金等調整前四半期純損失(△)                   △662,292                △657,592
    法人税、住民税及び事業税                         2,013                    1,297
    法人税等合計                               2,013                    1,297
    四半期純損失(△)                         △664,306                △658,889
    非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                  △417                     △667
    親会社株主に帰属する四半期純損失(△)               △663,888                △658,222
 




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                                                        株式会社リプロセル(4978)
                                                    2021年3月期第3四半期決算短信
     (四半期連結包括利益計算書)
      (第3四半期連結累計期間)
                                                      (単位:千円)
                        前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                         (自 2019年4月1日           (自 2020年4月1日
                          至 2019年12月31日)         至 2020年12月31日)
    四半期純損失(△)                     △664,306                △658,889
    その他の包括利益                                                      
     その他有価証券評価差額金                    1,191                  59,475
     為替換算調整勘定                      △6,448                    1,150
     持分法適用会社に対する持分相当額              △2,247                    3,044
     その他の包括利益合計                    △7,504                   63,669
    四半期包括利益                       △671,811                △595,219
    (内訳)                                                          
     親会社株主に係る四半期包括利益              △671,245                △594,365
     非支配株主に係る四半期包括利益                 △565                    △854
 




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                                        株式会社リプロセル(4978)
                                    2021年3月期第3四半期決算短信
    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
     該当事項はありません。
 
    (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
     該当事項はありません。
 




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                                                                                    株式会社リプロセル(4978)
                                                                                2021年3月期第3四半期決算短信
     (セグメント情報等)
      【セグメント情報】
Ⅰ    前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
      1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                        (単位:千円)
                                            報告セグメント                                     四半期連結
                                                                             調整額        損益計算書
                                             メディカル                           (注)1        計上額
                            研究支援事業                             計
                                               事業                                        (注)2

    売上高                                                                                          

     外部顧客への売上高                827,397            64,128        891,526              -     891,526
     セグメント間の内部売上高又は
                                   -                  -             -               -          -
     振替高
             計                827,397            64,128        891,526              -     891,526

    セグメント利益又は損失(△)            △76,752         △118,578        △195,330       △461,344    △656,675
          (注)1   セグメント利益又は損失の調整額△461,344千円は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等
                 の全社費用であります。
             2   セグメント損失は、四半期連結損益計算書の経常損失と調整を行っております。
          
      2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
       該当事項はありません。
 
Ⅱ    当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
      1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                        (単位:千円)
                                            報告セグメント                                     四半期連結
                                                                             調整額        損益計算書
                                             メディカル                           (注)1        計上額
                            研究支援事業                             計
                                               事業                                        (注)2

    売上高                                                                                          

     外部顧客への売上高                882,888            66,180        949,069              -     949,069
     セグメント間の内部売上高又は
                                   -                  -             -               -          -
     振替高
             計                882,888            66,180        949,069              -     949,069

    セグメント利益又は損失(△)             23,931         △254,675        △230,744       △426,848    △657,592
          (注)1   セグメント利益又は損失の調整額△426,848千円は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費等
                 の全社費用であります。
           2     セグメント損失は、四半期連結損益計算書の経常損失と調整を行っております。
          
      2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
       該当事項はありません。
 




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                                                  株式会社リプロセル(4978)
                                              2021年3月期第3四半期決算短信
    (重要な後発事象)
         該当事項はありません。
      
      
      
 
3.その他
    継続企業の前提に関する重要事象等
     iPS細胞及び再生医療製品等の研究開発および治験費用が収益に先行して発生する等の理由から、継続的に営業損
    失が発生しており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。
     しかしながら、当社グループの当第3四半期連結会計期間の現金及び預金残高は2,611百万円、短期的な資金運用
    を行っている有価証券が2,000百万円あり、財務基盤については安定しております。当該状況の解消を図るべく、グ
    ローバルな販売基盤を活用した販売促進を積極的に行っております。グループ経営体制の運営効率化のため、投資及
    びランニング費用を最小限に抑えつつ、地域特性に合わせた営業・マーケティング展開、営業面ならびに技術面での
    各社間の連携促進を進め、早期の黒字化を目指しております。




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