4977 ニッタゼラチン 2020-02-10 15:10:00
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月10日
上場会社名 新田ゼラチン株式会社 上場取引所 東
コード番号 4977 URL http://www.nitta-gelatin.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 尾形 浩一
問合せ先責任者 (役職名) 取締役執行役員管理本部長 (氏名) 長岡 令文 TEL 072-949-5381
四半期報告書提出予定日 2020年2月12日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 無
四半期決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日∼2019年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 26,594 △1.8 1,393 166.5 1,588 234.2 △733 ―
2019年3月期第3四半期 27,075 △4.2 522 △38.4 475 △52.4 976 84.7
(注)包括利益 2020年3月期第3四半期 708百万円 (△7.6%) 2019年3月期第3四半期 766百万円 (△32.9%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2020年3月期第3四半期 △39.90 ―
2019年3月期第3四半期 53.14 ―
(注)潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第3四半期 34,337 18,105 47.1
2019年3月期 37,715 17,708 42.0
(参考)自己資本 2020年3月期第3四半期 16,167百万円 2019年3月期 15,843百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2019年3月期 ― 6.00 ― 10.00 16.00
2020年3月期 ― 6.00 ―
2020年3月期(予想) 6.00 12.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2020年 3月期の連結業績予想(2019年 4月 1日∼2020年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 34,000 △6.8 1,500 67.0 1,600 93.2 △900 ― △48.98
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 有
連結業績予想の修正については、本日(2020年2月10日)公表の「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」をご覧ください。
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 有
ニッタケーシングズInc.、
新規 ― 社 (社名) 、 除外 2 社 (社名)
Package HongKong Limited
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(注)詳細は、添付資料P.8「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)」をご覧ください。
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 18,373,974 株 2019年3月期 18,373,974 株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 167 株 2019年3月期 163 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 18,373,811 株 2019年3月期3Q 18,373,812 株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その
達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及
び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料P.3「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関
する説明」をご覧ください。
(その他)
当社は、2018年11月8日開催の取締役会で当社の連結子会社であるニッタゼラチンインディアLtd.と同社の子会社であるレバプロテインズLtd.が合併するこ
とについて決議し、2017年4月1日をもって合併いたしました。当該合併基準日は、インドにおける合併制度により、合併申請を実施した期の期首に遡って設定し
たものであり、当該合併に伴い2019年3月期第3四半期の連結経営成績(累計)を遡及修正しております。
新田ゼラチン㈱ (4977) 2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 8
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動) ……………………………………………………… 8
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 8
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 8
(企業結合等関係) ………………………………………………………………………………………………… 9
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新田ゼラチン㈱ (4977) 2020年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
当第3四半期連結累計期間において下記のとおり遡及処理を行っておりますので、当該内容を反映させた後の数
値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
・ 2018年11月8日開催の取締役会で当社の連結子会社であるニッタゼラチンインディアLtd.と同社の子会社であ
るレバプロテインズLtd.が合併することについて決議し、2017年4月1日をもって合併しました。
当該合併基準日は、インドにおける合併制度により、合併申請を実施した期の期首に遡って設定したものであ
ります。
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間においては、米国の緩やかな景気拡大や、欧州、中国の景気減速に底入れ感がで
たことにより、世界経済の更なる減速懸念は弱まりました。日本経済は、外需の伸び悩みと消費増税後の消費
の落ち込みにより景気は足踏み状態でしたが、米中貿易摩擦の緩和や夏季五輪による景気浮揚への期待感が高
まりました。
この様な状況のもと、2021年3月期を最終年とする中期経営計画における当社グループの経営方針は次のと
おりです。
1.フードソリューション、ヘルスサポート、バイオメディカルの3つをコア領域とする。
2.日本、アジア、北米の生産・供給体制を自由貿易時代に対応すべくグローバルで最適化する。
3.選択と集中を進め、高付加価値製品・サービスを創造し、より高収益な企業体質に変革する。
この経営方針のもと、3つのコア領域での高付加価値製品の開発と新製品の拡販活動、新市場開拓に積極的
に取り組みました。当社グループの各製造拠点においては、生産性向上やコストダウンに努めました。また、
選択と集中の方針のもと、2019年12月に当社の特定子会社であったニッタケーシングズInc.及び連結子会社で
あったニッタケーシングズ(カナダ)Inc.の全株式を譲渡しました。
以上の結果、売上高は26,594百万円(前年同期比1.8%減少)となりましたが、生産性向上やコストダウン
等により営業利益は1,393百万円(前年同期比166.5%増加)、経常利益は持分法による投資利益等の増加によ
り1,588百万円(前年同期比234.2%増加)となりました。一方、株式譲渡に伴い関係会社株式売却損2,752百
万円等を計上したことにより、親会社株主に帰属する四半期純損失は733百万円(前年同期は親会社株主に帰
属する四半期純利益976百万円)となりました。
当社グループは、コラーゲン事業の単一セグメントでありますが、販売区分別の概況は次のとおりです。
(フードソリューション)
日本では、グミキャンディー市場が引続き堅調に推移し、製菓用途の売上高が増加しました。また、共働
き世帯や高齢者の中食需要も堅調に推移し、コンビニエンスストア向け総菜用途の売上高が増加しました。
業務用市場向けでは、人手不足対応の新製品拡販が売上高に貢献しました。
海外では、北米地域においてグミキャンディー市場等への売上高が増加しました。一方、コラーゲンケー
シングは、ニッタケーシングズInc.及びニッタケーシングズ(カナダ)Inc.の株式譲渡に伴い、当第3四半
期連結会計期間において連結の範囲から除外したことにより、売上高が減少しました。
その結果、フードソリューション全体の売上高は11,327百万円(前年同期比1.9%減少)となりました。
(ヘルスサポート)
日本では、美容サプリメント用途において主要顧客の需要が堅調に推移し、コラーゲンペプチド製品の売
上高は増加しました。
海外では、北米地域において健康、美容用途でのコラーゲンペプチド市場の拡大に伴い売上高が増加し、
健康食品用カプセル用途も堅調に推移したこともあり、ゼラチン・コラーゲンペプチド製品の売上高が増加
しました。アジア地域では、コラーゲンペプチド市場への積極的な拡販及びインドにおいては医薬用・健康
食品用カプセル用途が堅調に推移し、売上高が増加しました。
その結果、ヘルスサポート全体の売上高は10,869百万円(前年同期比3.0%増加)となりました。
(スペシャリティーズ)
接着剤は、会社分割に伴う売渡価格変更と衛生材料用の販売減少が影響し、全体の売上高は4,397百万円
(前年同期比11.7%減少)となりました。
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新田ゼラチン㈱ (4977) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における資産、負債及び純資産の増減状況は、主にニッタケーシングズInc.及び
ニッタケーシングズ(カナダ)Inc.を連結の範囲から除外したことによる影響が含まれております。
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産は、前連結会計年度末比3,378百万円減少の34,337百万円となりま
した。主な要因は、受取手形及び売掛金が1,358百万円、機械装置及び運搬具が1,751百万円減少したことによる
ものです。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債は、前連結会計年度末比3,774百万円減少の16,232百万円となりま
した。主な要因は、支払手形及び買掛金が1,145百万円、退職給付に係る負債が1,051百万円減少したことによる
ものです。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産は、前連結会計年度末比396百万円増加の18,105百万円となりま
した。主な要因は、利益剰余金が1,028百万円減少した一方、退職給付に係る調整累計額が1,817百万円増加した
ことによるものです。
この結果、自己資本比率は47.1%(前連結会計年度末42.0%)となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年3月期の連結業績予想は、2019年12月25日に公表しました「特別損失の計上、通期連結業績予想の修正
に関するお知らせ」に記載した連結業績予想を修正しております。
詳細につきましては、本日(2020年2月10日)公表の「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」をご覧く
ださい。
なお、実際の業績等は、今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。
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新田ゼラチン㈱ (4977) 2020年3月期 第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,092 1,461
受取手形及び売掛金 8,589 7,230
商品及び製品 5,884 5,863
仕掛品 1,350 1,334
原材料及び貯蔵品 2,911 2,853
その他 558 653
貸倒引当金 △9 △8
流動資産合計 21,378 19,388
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 3,788 3,374
機械装置及び運搬具(純額) 4,648 2,897
その他(純額) 3,113 3,114
有形固定資産合計 11,551 9,386
無形固定資産
のれん 353 313
その他 231 216
無形固定資産合計 585 530
投資その他の資産
投資有価証券 3,260 3,260
その他 1,134 1,878
貸倒引当金 △193 △105
投資その他の資産合計 4,200 5,032
固定資産合計 16,337 14,949
資産合計 37,715 34,337
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新田ゼラチン㈱ (4977) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 4,794 3,648
短期借入金 2,657 2,034
1年内返済予定の長期借入金 2,386 2,285
未払法人税等 237 108
賞与引当金 205 109
その他 2,278 2,261
流動負債合計 12,559 10,449
固定負債
長期借入金 4,000 3,666
退職給付に係る負債 2,731 1,680
その他 714 436
固定負債合計 7,447 5,783
負債合計 20,007 16,232
純資産の部
株主資本
資本金 3,144 3,144
資本剰余金 2,966 2,966
利益剰余金 10,155 9,126
自己株式 △0 △0
株主資本合計 16,266 15,237
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 1,274 1,203
繰延ヘッジ損益 △8 △8
為替換算調整勘定 174 △218
退職給付に係る調整累計額 △1,863 △46
その他の包括利益累計額合計 △423 929
非支配株主持分 1,865 1,937
純資産合計 17,708 18,105
負債純資産合計 37,715 34,337
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新田ゼラチン㈱ (4977) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 27,075 26,594
売上原価 21,619 20,904
売上総利益 5,455 5,689
販売費及び一般管理費 4,933 4,296
営業利益 522 1,393
営業外収益
受取利息 4 5
受取配当金 38 42
為替差益 109 53
持分法による投資利益 - 150
その他 114 93
営業外収益合計 267 345
営業外費用
支払利息 151 133
持分法による投資損失 146 -
その他 17 16
営業外費用合計 315 149
経常利益 475 1,588
特別利益
固定資産売却益 79 18
貸倒引当金戻入額 - 29
関係会社株式売却益 - 6
事業分離における移転利益 655 -
持分変動利益 416 -
特別利益合計 1,151 54
特別損失
貸倒引当金繰入額 122 -
固定資産売却損 0 -
固定資産除却損 141 4
関係会社株式売却損 - 2,752
特別損失合計 265 2,757
税金等調整前四半期純利益又は税金等調整前四半期
1,362 △1,113
純損失(△)
法人税等 354 △551
四半期純利益又は四半期純損失(△) 1,007 △562
非支配株主に帰属する四半期純利益 30 171
親会社株主に帰属する四半期純利益又は親会社株主
976 △733
に帰属する四半期純損失(△)
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新田ゼラチン㈱ (4977) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純利益又は四半期純損失(△) 1,007 △562
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △198 △70
繰延ヘッジ損益 40 △14
為替換算調整勘定 △9 △440
退職給付に係る調整額 △32 1,817
持分法適用会社に対する持分相当額 △41 △21
その他の包括利益合計 △241 1,270
四半期包括利益 766 708
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 784 621
非支配株主に係る四半期包括利益 △18 86
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新田ゼラチン㈱ (4977) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)
当第3四半期連結会計期間において、当社の特定子会社であったPackage Hongkong Limited及び持分法適用関
連会社であった北京秋実膠原腸衣有限公司の全株式を譲渡したことにより、連結及び持分法適用の範囲から除外
しております。
当第3四半期連結会計期間において、当社の特定子会社であったニッタケーシングズInc.及び連結子会社であ
ったニッタケーシングズ(カナダ)Inc.の全株式を譲渡したことにより、連結の範囲から除外しております。
なお、特定子会社の異動には該当しておりませんが、当社の持分法適用関連会社である広東百維生物科技有限
公司が広東明洋明膠有限責任公司の全株式を2019年9月2日付で取得しております。また、当社の取締役が広東
明洋明膠有限責任公司の董事に就任すると共に、同社に対して重要な技術供与をしていることから、広東明洋明
膠有限責任公司を当社の持分法適用の範囲に含めております。
(会計方針の変更)
(IFRS第16号「リース」の適用)
米国を除く在外連結子会社では、第1四半期連結会計期間の期首からIFRS第16号「リース」を適用しておりま
す。当該会計基準の適用にあたり、当社グループは経過措置として認められている累積的影響を適用開始日に認
識する方法を採用しております。
この結果、当第3四半期連結会計期間の四半期連結貸借対照表は、有形固定資産の「その他」8百万円、流動
負債の「その他」6百万円及び固定負債の「その他」2百万円が増加しております。
なお、この変更による当第3四半期連結累計期間の損益に与える影響は軽微であります。
(在外子会社等の会計処理に関する当面の取扱いに関する改正実務対応報告等の適用)
改正実務対応報告第18号「連結財務諸表作成における在外子会社等の会計処理に関する当面の取扱い」(2019
年6月28日)及び、改正実務対応報告第24号「持分法適用関連会社の会計処理に関する当面の取扱い」(2018年
9月14日)を、第1四半期連結会計期間の期首から適用しております。当該改正実務対応報告の適用が連結財務
諸表に及ぼす影響は軽微であります。
(セグメント情報等)
前第3四半期連結累計期間(自2018年4月1日 至2018年12月31日)
当社グループは、コラーゲン事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
当第3四半期連結累計期間(自2019年4月1日 至2019年12月31日)
当社グループは、コラーゲン事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
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新田ゼラチン㈱ (4977) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(企業結合等関係)
(ニッタケーシングズInc.及びニッタケーシングズ(カナダ)Inc.の事業分離)
1.事業分離の概要
(1)分離先企業の名称
Viscofan USA Inc.
Viscofan Canada Inc.
(2)分離した事業の内容
1)連結子会社:ニッタケーシングズInc.
事業の内容:コラーゲンケーシングの製造・販売
2)連結子会社:ニッタケーシングズ(カナダ)Inc.
事業の内容:コラーゲンケーシングの製造・販売
(3)事業分離を行った主な理由
当社は経営方針に掲げるコア領域において事業戦略を着実に推進するとともに、選択と集中を進めており
ます。その一環として、当社はコア領域に注力するとともに、ニッタケーシングズInc.及びニッタケーシン
グズ(カナダ)Inc.においては、ケーシング事業のノウハウを有するViscofan USA Inc.及び Viscofan
Canada Inc.と融合を図ることが、両社の中長期的な企業価値向上に資すると判断し、本株式譲渡について合
意いたしました。
(4)事業分離日
2019年12月19日(株式譲渡実行日)
2019年9月30日(みなし売却日)
(5)法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
受取対価を現金等の財産のみとする株式譲渡
2.実施した会計処理の概要
(1)移転損益の金額
関係会社株式売却損 2,724百万円
(2)移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
流動資産 1,460百万円
固定資産 1,709百万円
資産合計 3,169百万円
流動負債 641百万円
固定負債 1,206百万円
負債合計 1,847百万円
(3)会計処理
ニッタケーシングズInc.及びニッタケーシングズ(カナダ)Inc.の連結上の帳簿価額と売却額との差額を
「関係会社株式売却損」として特別損失に計上しております。
3.分離した事業が含まれていた報告セグメント
当社グループの事業セグメントは、コラーゲン事業の単一セグメントであるため、該当事項はありません。
4.四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額
売上高 2,226百万円
営業損失 106百万円
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新田ゼラチン㈱ (4977) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(Package Hongkong Limited及び北京秋実膠原腸衣有限公司の事業分離)
1.事業分離の概要
(1)分離先企業の名称
Casing Hongkong Limited
(2)分離した事業の内容
1)連結子会社:Package Hongkong Limited
事業の内容:中間持株会社
2)持分法適用関連会社:北京秋実膠原腸衣有限公司
事業の内容:コラーゲンケーシングの製造販売
(3)事業分離を行った主な理由
当社は中国市場におけるコラーゲンケーシング事業の事業拡大を図るため、北京秋実農業発展有限公司と
合弁会社「北京秋実膠原腸衣有限公司」を設立し事業を展開してまいりましたが、今後の事業方針に関し
て、北京秋実農業発展有限公司との相違が大きく、持株会社であるPackage Hongkong Limitedを Casing
Hongkong Limited に譲渡することにいたしました。
(4)事業分離日
2019年12月12日(株式譲渡実行日)
2019年9月30日(みなし売却日)
(5)法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
受取対価を現金等の財産のみとする株式譲渡
2.実施した会計処理の概要
(1)移転損益の金額
関係会社株式売却益 6百万円(Package Hongkong Limited)
関係会社株式売却損 28百万円(北京秋実膠原腸衣有限公司)
(2)移転した事業に係る資産及び負債の適正な帳簿価額並びにその主な内訳
流動資産 0百万円
固定資産 211百万円
資産合計 211百万円
流動負債 6百万円
負債合計 6百万円
(3)会計処理
Package Hongkong Limited及び北京秋実膠原腸衣有限公司の連結上の帳簿価額と売却額との差額を「関係
会社株式売却益」及び「関係会社株式売却損」として特別損益に計上しております。
3.分離した事業が含まれていた報告セグメント
当社グループの事業セグメントは、コラーゲン事業の単一セグメントであるため、該当事項はありません。
4.四半期連結累計期間に係る四半期連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額
影響が軽微であるために、記載を省略しております。
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