2021年3月期
決算説明資料
2021年5月31日
綜研化学株式会社
1
説明内容
１. ２０２１年３月期 連結決算
２. ２０２２年３月期 業績見通し
３. 中期経営計画 （New Value 2022） 進捗状況
2
説明内容
１. ２０２１年３月期 連結決算
２. ２０２２年３月期 業績見通し
３. 中期経営計画 （New Value 2022） 進捗状況
3
2021年3月期 業績
✓ 中国市場を中心に液晶ディスプレイ関連分野の需要回復、販売シェア拡大
✓ 新型コロナウイルス感染拡大に伴う自動車・家電・建材分野等の需要減少
（百万円）
前年同期比
2020年3月期 2021年3月期
増減 ％
売上高 28,699 31,493 2,794 9.7
営業利益 2,034 3,397 1,363 67.0
営業利益率（％） 7.1 10.8 3.7
経常利益 1,855 3,576 1,720 92.7
当期純利益 1,635 2,724 1,088 66.6
1株当たり純利益（円） 198.38 331.12 132.74 66.9
＊当期純利益は、「親会社株主に帰属する当期純利益」を記載しております。
4
2021年3月期 セグメント別売上高
（百万円）
前年同期比
2020年3月期 2021年3月期
増減 ％
ケミカルズ 25,880 28,295 2,415 9.3
粘着剤 16,003 17,477 1,473 9.2
微粉体 2,639 2,825 185 7.0
特殊機能材 2,676 3,036 360 13.5
加工製品 4,560 4,955 395 8.7
装置システム 2,819 3,198 379 13.4
合計 28,699 31,493 2,794 9.7
5
2021年3月期 営業利益分析
✓中国市場を中心に液晶ディスプレイ関連分野の販売増
✓原油価格の下落に伴う原材料費の減少
✓新型コロナウィルス感染防止策による活動経費等の減少
✓国内粘着剤生産設備稼働による減価償却費の増加
（億円）
50
6.5 1.1 △4.6
40
34.0
10.7
30
20.3
20
営業利益 +13.7
10
0
2020年3月期 販売増減 原料価格 経費他 償却費増 2021年3月期
6
貸借対照表の状況
（百万円）
2020年 2021年 2020年 2021年
増減 増減
3月末 3月末 3月末 3月末
流動資産 19,368 24,600 5.232 負債 12,086 14,812 2,726
現預金等 6,745 9,600 2,855 支払手形・買掛金 5,087 6,189 1,101
受取手形・売掛金 8,495 10,747 2,251 借入金 2,378 2,063 ▲315
棚卸資産 3,789 4,029 240 退職給付に係る負債 1,858 1,793 ▲64
その他 337 223 ▲114 その他 ※ 2,761 4,765 2,003
固定資産 15,962 15,802 ▲159 純資産 23,244 25,591 2,346
有形固定資産 13,713 13,952 238 株主資本 22,652 24,949 2,297
無形固定資産 408 386 ▲21 その他の包括利益累計額 592 641 49
その他 1,840 1,463 ▲377
負債・純資産
資産合計 35,331 40,403 5,072 35,331 40,403 5,072
合計
＊負債その他の主な増加理由は、未成工事前受金であります。 7
キャッシュ・フローの状況
（百万円）
2021年3月期の
2020年3月期 2021年3月期
主な内容
税引前純利益 3,715
営業活動による
キャッシュフロー 3,819 5,326 減価償却費 1,847
運転資金増等 ▲235
投資活動による
キャッシュフロー ▲2,598 ▲1,768 有形固定資産取得 ▲2,090
財務活動による 借入金増減 ▲240
キャッシュフロー ▲979 ▲693 配当金支払 ▲453
現金及び現金同等物
の増減額 234 2,855
現金及び現金同等物
の期末残高 6,745 9,600
8
説明内容
１. ２０２１年３月期 連結決算
２. ２０２２年３月期 業績見通し
３.中期経営計画 （New Value 2022） 進捗状況
9
2022年3月期 業績見通し
✓ 液晶ディスプレイ関連分野の需要拡大、自動車・家電・建材分野等の需要回復
✓ 原材料価格高騰による収益性悪化
（百万円）
2021年3月期 2022年3月期 前期比
（実績） （見通し） 増減 ％
売上高 31,493 34,000 2,506 8.0
営業利益 3,397 3,000 ▲397 ▲11.7
営業利益率（％） 10.8 8.9 ▲1.9
経常利益 3,576 3,000 ▲576 ▲16.1
当期純利益 2,724 2,200 ▲524 ▲19.3
1株当たり純利益（円） 331.12 267.35 ▲63.77 ▲19.3
＊当期純利益は、「親会社株主に帰属する当期純利益」を記載しております。 10
2022年3月期 セグメント別売上高
（百万円）
2021年3月期 2022年3月期 前期比
（実績） （見通し） 増減 ％
ケミカルズ 28,295 30,500 2,204 7.8
粘着剤 17,477 19,400 1,922 11.0
微粉体 2,825 3,000 174 6.2
特殊機能材 3,036 3,100 63 2.1
加工製品 4,955 5,000 44 0.9
装置システム 3,198 3,500 301 9.4
合計 31,493 34,000 2,506 8.0
11
商品ユニット別売上高推移
（億円）
400
370
350 340 35
312 315 35
300 55
300 38 286 32
34 50
28 35
250 48 50
52 46 31
30 35
30 30
200 36 26 28
30 26
28
150
100 194 210
166 160 175
150
50
0
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期 2023年3月期
（見通し） （中計）
粘着剤 微粉体 特殊機能材 加工製品 装置システム
12
2022年3月期 営業利益分析
✓ 中国市場を中心に液晶ディスプレイ関連分野の販売増
✓ 原油価格上昇に伴う原材料費の増加
✓ 新型コロナウイルス影響を受け抑制されていた活動経費等の増加
（億円）
60
50 13.0 △7.5
△7.1
40
34.0 △2.4 30.0
30
20
営業利益 ▲4.0
10
0
2021年3月期 販売増減 原料価格 経費他 償却費増 2022年3月期
(見通し) 13
粘着剤
(億円) 21年3月期 22年3月期
増減
（実績） （見通し）
200.0 194.0
光学・電子 111.1 122.9 11.8
180.0 174.8 30.6
160.0 自動車・建材他 63.7 71.1 7.4
160.0 26.1
16.7
25.2 合計 174.8 194.0 19.2
140.0 15.2 13.6
17.7 12.9 10.2
120.0 2022年3月期の取組み
9.5
13.7 ○ 液晶ディスプレイ関連分野を軸に販売拡大
100.0 11.1
・ 中国大型液晶ディスプレイ用途の
80.0 需要拡大に応じた生産・供給能力増強推進
60.0 122.9 ・ 市況回復が進む自動車・家電用途等での
111.1
92.3 （SKN 45.3）
（SKN 48.1） シェア確保と収益性追求
40.0
（SKN 36.4）
20.0 ○ 将来有望分野での新規用途・顧客開拓
・ 自動車・建材分野等での環境問題に
0.0
20年3月期 21年3月期 22年3月期 着目した環境配慮型製品の積極展開
（見通し）
・ インドなど海外有望地域での販路開拓・拡大
光学･電子 自動車 家電 建材 その他
※ SKN：中国子会社 綜研高新材料（南京） 14
微粉体
(億円) 21年3月期 22年3月期
40.0 増減
（実績） （見通し）
光拡散 12.5 13.2 0.7
35.0
情報・電子他 15.8 16.8 1.0
30.0
30.0 28.3 合計 28.3 30.0 1.7
26.4
7.6
25.0 7.1
6.9
2022年3月期の取組み
1.1
20.0 1.2 ○ 成長分野での新規用途・顧客開拓
2.0 ・ 電子部品・電池関連分野での
8.1
7.5
15.0 5.4 新規案件対応、海外市場展開
・ 中国研究開発機能の拡充による
10.0 新製品開発体制強化
12.1 12.5 13.2
5.0 （SSK 12.8）
○ 安定収益基盤の維持・拡大
（SSK 11.7） （SSK 12.1）
・ 中国光拡散用途でのコスト競争力強化
0.0 による高シェアの維持・拡大
20年3月期 21年3月期 22年3月期
（見通し） ・ 生産プロセス改善、生産・供給体制の
光拡散 情報・電子 化粧品 その他 最適化による収益性向上
※ SSK：中国子会社 綜研化学（蘇州） 15
特殊機能材
(億円)
35.0 21年3月期 22年3月期
増減
（実績） （見通し）
30.4 31.0
30.0 電子回路材料 19.3 19.4 0.1
26.8 建材他 11.1 11.6 0.5
8.6 8.7
25.0
合計 30.4 31.0 0.6
9.1 0.9 1.0
1.6 1.9
20.0 2022年3月期の取組み
0.8 ○ 成長分野での新規用途・顧客開拓
15.0 ・ 電子部品関連分野での導電性樹脂など、
新規技術・製品開発推進、中国市場開拓、
10.0 19.3 19.4 微粉体製品とのシナジー追求
16.8 （SSK 19.3） （SSK 19.4）
（SSK 16.8）
5.0
○ 安定収益基盤の維持・拡大
・ 中国電子回路材料用途でのシェア維持、
0.0
20年3月期 21年3月期 22年3月期
コスト削減等による収益性向上
（見通し） ・ 建材分野での樹脂改質剤用途など、
電子回路材料 建材 導電性樹脂 その他 新規用途・顧客開拓、海外市場探索
※ SSK：中国子会社 綜研化学（蘇州） 16
加工製品
(億円)
60.0 21年3月期 22年3月期
増減
（実績） （見通し）
49.6 50.0 情報・電子 24.7 24.0 ▲0.7
50.0
45.6 3.5 3.8 自動車他 24.9 26.0 1.1
4.6
11.1 10.8 合計 49.6 50.0 0.4
40.0
（NSK 10.7） （NSK 10.7）
12.1
（NSK 11.3） 2022年3月期の取組み
30.0 10.3 11.4 ○ 中国自動車市場での販売拡大
（NSK 6.7） （NSK 8.6）
7.6 ・ 環境配慮型製品による内装部材用途での
（NSK 4.4）
20.0 採用拡大、販路開拓に注力
・ 価格競争力のある製品でのシェアアップ
24.7 24.0
10.0 21.3 （NSK 21.7） （NSK 20.8）
（NSK 18.4） ○ 高付加価値製品の販売拡大
・ 情報・電子分野での高機能製品の
0.0
20年3月期 21年3月期 22年3月期 開発・展開
（見通し）
情報・電子 自動車 家電 その他 ・ 血糖値検査キットなど医療分野での
※ NSK：中国子会社 寧波綜研化学 用途開拓 17
装置システム
(億円)
40.0 21年3月期 22年3月期
増減
（実績） （見通し）
35.0 設備関連・
35.0 メンテナンス 21.6 26.0 4.4
32.0
ボイラー・
熱媒体油 10.4 9.0 ▲1.4
30.0 9.0
28.2
合計 32.0 35.0 3.0
10.4
25.0
8.9
2022年3月期の取組み
20.0 ○ 環境変化に強い収益基盤の構築
・ 設備・ボイラー診断サービス強化による
15.0 メンテナンスの安定的な収益拡大
26.0
21.6
・ 熱媒体油の劣化分析サービスの拡充による
10.0 19.3 受注拡大
・ ３Ｄシステム・構造解析ソフト等を活用した
5.0
新サービスの創出
0.0
20年3月期 21年3月期 22年3月期
（見通し）
設備関連・メンテナンス ボイラー・熱媒体油
18
設備投資・減価償却費
(億円) (億円)
60.0 25.0
20.9
50.0 18.5 20.0
40.0 14.0
13.5 13.9 35.0 15.0
30.0 27.4
4.1 21.1 10.0
25.0
20.0 16.3 3.4
3.3
7.7 23.3 5.0
10.0 17.7
3.8 13.0 10.0
3.9
0.0 0.0
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
（見通し）
設備投資額（日本） 設備投資額（海外） 減価償却費
主な設備投資（2022年3月期）
生産設備増強19.6億円 、安全・環境・品質対応 7.5億円
19
海外売上高推移
(億円)
450 (％)
57.6 58.0
54.4 60.0
400 52.2 52.1
350 340 50.0
312 315
300 52
300 286 50
46 54 40.0
250
44
144 30.0
200 111 108 131
111
150
20.0
100
143 150 131 134 144 10.0
50
0 0.0
2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期2 2022年3月期
（見通し）
売上高（日本） 売上高（中国） 売上高（その他） 海外比率
20
説明内容
１. ２０２１年３月期 連結決算
２. ２０２２年３月期 業績見通し
３. 中期経営計画 （New Value 2022） 進捗状況
21
中期経営計画 「New Value 2022」 数値目標
2022/3期目標数値 修正計画 当初計画 2020/3～2022/3期投資計画
連結売上高 ３７０億円 ３５０億円 設備投資 ７０億円
連結営業利益 ３５億円 ３０億円
売上高営業利益率 ９.５％ ８.５％
ＲＯＡ ８％以上 ８％以上
ＲＯＥ ９％以上 ９％以上
売上高 （億円） 営業利益 （億円）
装置ｼｽﾃﾑ
加工製品
特殊機能材
微粉体 折線 ： 営業利益率％
粘着剤
計画 修正計画 当初計画 計画 修正計画 当初計画 22
中期経営計画 「New Value 2022」 概要
◆基本戦略
◇収益基盤の拡大・強化
・ 中国への生産集約化が進む液晶ディスプレイ関連分野での市場シェア拡大
・ アジア地域を中心に海外での更なる事業拡大
◇新たな成長基盤の構築
① 次世代の柱となる事業領域の創出
・ 自動車、エネルギー、医療・ヘルスケアなどの成長が期待される分野において、
既存事業の枠組みを超えたグループ横断的な戦略体制の構築
② 継続的な新規事業の創出体制の構築
・ 将来の社会環境の変化や課題の中にビジネスチャンスを見出し、
外部リソースを活用し、新規事業を継続的に創出するための開発・推進体制の構築
③ 持続的な成長を支える経営基盤の強化
・ 次世代を担うグローバル人材の育成・確保
・ グループ内の多様な人的リソースの有効活用に向けた人事インフラの構築
・ 成長を支えるグループ経営管理体制の強化
23
中期経営計画 「New Value 2022」 進捗状況
◆基本戦略の進捗状況
基本戦略 進捗状況 今後の課題
収益基盤の拡大・強化 ・ 中国への生産集約化による ・ 更なる需要拡大に応じた
液晶ディスプレイ関連分野の 生産能力の増強
市場シェア拡大
・ 販売体制強化による ・ 環境配慮型などの
中国自動車市場での 高付加価値製品による
販売拡大 競争力強化
新たな成長基盤の構築 ・ 自動車・電子部品関連分野 ・ 有望案件の市場調査や
での事業横断型推進体制 技術革新に適応した
による中長期戦略の立案 新技術・製品開発の推進
・ 医療・ヘルスケア分野での
抗菌・抗ウイルス材や
・ 技術革新を見据えた継続的な
医療用樹脂などの
新規事業開発体制の構築
事業テーマの探索、
次世代マテリアルズの
技術・製品開発の推進
24
参考資料
会社概要、事業内容
25
会社概要
綜研化学株式会社
社名
（Soken Chemical & Engineering Co.,Ltd.）
創立 1948年9月2日
代表者 代表取締役社長 福田 純一郎
本社所在地 東京都豊島区高田3丁目29番5号
資本金 33億61百万円
証券コード JASDAQコード：4972
ケミカルズ ： アクリル系粘着剤、機能性高分子、
有機微粒子、粘着テープ
事業内容
装置システム ： 熱媒体･熱媒ボイラー、
プラントエンジニアリング、メンテナンス
関係会社 連結子会社5社（国内1社、海外4社）
従業員数 連結 1,088名 ／ 単体 406名（2021年3月末時点）
26
経営理念
経営理念
一、 私たちは常に誠実であるとともに
創造と工夫に情熱と責任を持って
挑戦しつづけます
一、 地球環境の保全を指向しつつ
社会に役立つ革新的製品を
提供します
一、 お客様には心からの満足を
株主の方々には共感を
そして私たちは働く喜びを
実現していくことに
最善を尽くします
27
当社の強み
コア技術
高分子合成技術 重合装置技術
・ 分子設計
・ 粒子サイズコントロール
＆ ・ プラント設計
・ 大型翼撹拌装置
・ 無溶剤重合 ・ 熱媒体・熱媒ボイラー
機能発現・品質評価を追求する 装置・システム技術を生かした
研究開発力 生産技術力
機能・品質・低コストの徹底追求
28
グループ会社の所在地
綜研化学
綜研化学（蘇州） 綜研テクニックス
綜研高新材料（南京）
寧波綜研化学
Soken Chemical Asia
29
会社概要（グループ会社）
商品ユニット
出資 特殊 加工 装置
会社名 比率
設立年 粘着剤 微粉体
機能材 製品 システム
綜研化学 － 1948年 ● ● ● ●
綜研テクニックス 100 1997年 ●
綜研化学（蘇州） 100 2002年 ○ ● ●
寧波綜研化学 100 1994年 ○ ●
綜研高新材料（南京） 100 2011年 ●
綜研化学アジア 100 2008年 ● ●
連結子会社 30
事業内容
ケミカルズ
■ 粘着剤 _ ■ 微粉体 _ ■ 特殊機能材 __
透明な合成樹脂溶液 ナノからミクロンサイズの 様々な用途に応じた合成樹脂
合成樹脂粒子
用途： 用途： 用途：
LCD他光学フィルム用 LCD光拡散用 電子回路材料
両面テープ用 化粧品用 インキ・塗料材料
（家電・自動車等）
トナー関連材料 トナー関連材料
ラベル用
フィルム用 導電性材料
マーキングフィルム用
31
事業内容
ケミカルズ 装置システム
■ 加工製品 _
粘着テープ
粘着剤を塗工した製品
用途： 大型翼攪拌装置（Hi-F）
家電・事務機等
熱媒ボイラー
（両面テープ）
自動車等 熱媒体
（両面テープ） メンテナンス
携帯電話等
（保護テープ） 32
（注） 本資料中の予想は、決算発表日現在において、
入手可能な情報及び将来の業績に影響を与える
不確実な要因に係る決算発表日現在における
仮定を前提としているため、実際の業績は、
今後の種々の要因によって異なる結果となる
可能性があります。
＜お問い合わせ先＞
綜研化学株式会社 経営管理部経営企画グループ
ＴＥＬ 03-3983-3268
E-mail ir-soken@sokenchem.com
33