4972 J-綜研化学 2020-11-17 15:00:00
中期経営計画「New Value 2022」に関するお知らせ [pdf]
2020 年 11 月 12 日
各 位
会 社 名 綜研化学株式会社
代表者名 代表取締役社長 福田 純一郎
( コード番号 4922 )
問合せ先 取締役 執行役員 管理本部長 滝澤 清隆
( TEL 03-3983-3268 )
中期経営計画「New Value 2022」に関するお知らせ
当社は、2020 年度から 2022 年度までの中期経営計画「New Value 2022」を策定いたしまし
たので、その概要を下記のとおりお知らせいたします。
記
1.前中期経営計画「New Value 2019」の総括
前中期経営計画「New Value 2019」(2012 年度~2019 年度)では、「中国・東南アジア地域
での事業規模拡大と収益性向上」と「新たな製品・サービスの創出、成長投資の積極拡大」を基
本方針に掲げ、液晶ディスプレイ関連分野でのシェア拡大と成長期待分野での新製品・新技術の
開発・展開に取り組み、2012 年度、2018 年度と過去最高の売上高を更新しました。
しかしながら、最終年度となる 2019 年度は、米中貿易摩擦の激化に伴う中国の景気減速や液
晶ディスプレイ関連の需要低迷などの影響を受けて、売上高・利益ともに目標を大幅に下回る結
果となり、環境変化に強い事業構造への転換を図ることが喫緊の課題であると再認識いたしまし
た。
2.新中期経営計画「New Value 2022」の概要
新型コロナウイルス感染拡大の収束が未だ見通せず、社会・経済活動に様々な影響を及ぼして
おりますが、当社グループの成長軌道を確かなものとするために、今後も起こり得る予測できな
い変化に迅速かつ柔軟に対応できる強靭な経営基盤を築いて行く必要があります。
新たな中期経営計画「New Value 2022」
(2020 年度~2022 年度)では、長年にわたり培って
きた中国市場における優位性・ノウハウを活かし、中国への生産集約化が進む液晶ディスプレイ
関連分野での市場シェア拡大とアジア地域を中心に海外での更なる事業拡大を目指すとともに、
激変する環境変化のなかにビジネスチャンスを見出し、既存の枠組みに捉われない価値創造と事
業構造の変革に取り組み、持続的成長の実現に向けた新たな事業領域の創出を目指してまいりま
す。
(1)基本戦略
① 次世代の柱となる事業領域の創出
安定収益基盤として既存事業領域での収益力の強化を図りつつ、自動車、エネルギー、
医療・ヘルスケアなどの成長分野において、既存事業の枠組みを超えたグループ横断的
な戦略推進体制を構築し、次世代の柱となる成長基盤を確立する。
② 継続的な新規事業の創出体制の構築
将来の社会環境の変化や課題のなかにビジネスチャンスを見出し、過去の経験や自前の
技術に捉われず、外部リソースを積極活用し、新規事業を継続的に創出するための開発・
推進体制を構築する。
③ 持続的な成長を支える経営基盤の強化
次世代を担うグローバル人材の育成・確保や、グループ内の多様な人的リソースの有効
活用に向けた人事インフラを構築するとともに、成長戦略を支えるグループ経営管理体
制を強化する。
(2)数値目標
(単位:億円)
2019 年度実績 2022 年度計画
(2020 年 3 月期) (2023 年 3 月期)
連結売上高 286 350
連結営業利益 20 30
(売上高営業利益率) (2.1%) (8.5%)
ROA 5% 8%以上
ROE 2% 9%以上
【 セグメント別売上高 】
ケミカルズ 258 315
粘着剤 160 200
微粉体 26 30
特殊機能材 26 35
加工製品 45 50
装置システム 28 35
【 投資計画 2020~2022 年度 】
設備投資 20
※ 本資料に記載している将来に関する記述は、当社が現時点で入手可能な情報及び合理的であ
ると判断する一定の前提に基づくものであり、その実現や達成を保証するものではありませ
ん。
以上