4958 長谷川香 2019-11-20 15:00:00
2019年9月期決算説明会 [pdf]

2019年9月期
決算説明会
2019年11月20日

長谷川香料株式会社
目次


     Ⅰ.連結決算の概要

     Ⅱ.経営方針

     Ⅲ.グローバル戦略

     Ⅳ.中期3ヵ年計画の概要

     Ⅴ.資本政策

     Ⅵ.添付資料


                    1
Ⅰ.連結決算の概要




            2
市場環境
国内市場
・2018年の香料市場     前年比約4%増加
・カテゴリー別動向
  カテゴリー                             動向
                           ・夏場の記録的な猛暑により過去最高の販売数量を記録
            2018年    増加
                           ・無糖茶飲料、炭酸飲料、ミネラルウォーター等が伸長
     飲料                    ・梅雨明けの大幅な遅れにより全国的に低温、長雨となったことで
            2019年
                    減少      前年を下回って推移
            1~9月
                           ・梅雨明け以降、猛暑となりスポーツドリンクや炭酸飲料が伸長
                           ・前年の原料不足により低迷していたポテトチップスが回復
            2018年    増加
                           ・多彩な新商品の投入により市場活性化
     スナック
            2019年          ・ポテト系スナックは、袋物ポテトチップスが微増
                    前年並み
菓子          1~9月           ・コーン系スナック、小麦粉系スナックは前年を下回って推移
            2018年    減少    ・市場を牽引していた高カカオチョコのブームが一段落
     チョコ
     レート    2019年          ・高カカオチョコをはじめとする健康・機能性チョコレートが伸長
                    微減
            1~9月           ・板チョコレートなどが不振
            2018年    増加    ・夏場の記録的な猛暑により7~8月に大きく伸長
     冷菓     2019年          ・梅雨明けの大幅な遅れにより最需要期の7月に大幅減少
                    減少
            1~9月           ・7月以外も曇天・降雨が続くなど、天候要因が影響
                                                     出典:日刊食品通信




                                                                 3
連結業績の概要
・前期比
  当社単体、米国子会社の売上増を主因に増収
  売上原価率の悪化、販管費の増加を主因に営業減益
  米国子会社に係るのれん等に関する減損損失を特別損失に計上した一方、
  投資有価証券売却益を特別利益に計上し、当期純利益増益
・計画比
  中国子会社が計画を下回ったことを主因に売上高計画未達
  売上高の減少に伴い営業利益計画未達
                                                                              百万円
                                                                  増減
                     前期         当期        当期
                                                        前期比              計画比
                    (実績)      (計画)       (実績)
                                                   金額         %        金額       %

    売上高              49,751     52,200    50,493   742        1.5% -1,706      -3.3%

    売上原価             30,619     31,830    31,373   754        2.5%     -456    -1.4%

    売上総利益            19,132     20,370    19,120    -12   -0.1% -1,249         -6.1%

    販売費及び一般管理費       14,073     14,870    14,441   367        2.6%     -428    -2.9%

    営業利益              5,058      5,500     4,678   -379   -7.5%        -821   -14.9%

    経常利益              5,512      5,900     5,175   -337   -6.1%        -724   -12.3%

    税引前当期純利益          5,521      5,850     5,464    -56   -1.0%        -385    -6.6%

    当期純利益             4,100      4,300     4,121    20        0.5%     -178    -4.1%

    (参考)EBITDA※       8,476      9,014     8,053   -422   -5.0%        -960   -11.9%

    ※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額
                                                                                       4
部門別売上高
・増収要因
  当社単体(フレーバー)、米国子会社の売上増加

                                          百万円

             前期        当期            増減
  部門                                                          要因
            (実績)      (実績)      金額      増減率

 フレーバー      42,186    43,018    832       2.0% 当社単体、米国子会社の売上増加

 フレグランス      7,565     7,474     -90      -1.2% 中国子会社の売上減少

  合計        49,751    50,493    742       1.5% -

                     2019年9月期実績(連結)                          増減率

  フレーバー                                                             +2.0%


                                              国内
 フレグランス                                                     -1.2%
                                              海外


       合計                                                           +1.5%

                                                              ※連結売上高に占める
            0          20,000        40,000        60,000
                                                   (百万円)       海外売上高の割合:34.4%
                                                                                5
グループ会社別売上高
                                                        通貨            前期               当期          増減率
・増収要因
                                                        1US$         ¥110.45          ¥110.09    0.3%円高
  当社単体、米国子会社が増加
                                                       1人民元           ¥16.91           ¥16.00    5.4%円高
                                                        1MYR          ¥27.43           ¥26.58     3.1%円高
                                  百万円                                                                  百万円
                                            52,000

         前期       当期       増減額    増減率

                                                                     +100                       +240
当社単体     36,907   37,646    738   2.0%                                         -385     +48
                                                              +738
 米国       5,618    5,719    100   1.8%
 中国       7,078    6,693   -385   -5.4%
                                                                                                       50,493
マレーシア      850      898      48   5.6%               49,751
 調整       -703     -463     240         -
 連結      49,751   50,493    742   1.5%      47,000
                                                 0
                                                     18.9実績 当社単体      米国       中国       マレーシア   調整     19.9実績

  当社単体        フレーバー部門の飲料向けの売上増加                                                       増収

   米国         セイボリー分野、健康分野の売上増加                                                       増収
              フレーバー部門の売上増加により現地通貨ベースでは前期並み、
   中国                                                                                 減収
              円高の影響により円ベースでは減少
 マレーシア        シーズニングパウダー、飲料向けの売上増加                                                    増収

※セイボリーフレーバー:スナック菓子、ドレッシング、調味料等に使用される塩味の効いたフレーバー
※当期より、米国を除く海外連結子会社において、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」を適用
 比較を容易にするため、前年同期の売上高を同様の基準で算定した数値を掲載                                                                            6
グループ会社別営業利益
                                                           通貨          前期             当期            増減率
・減益要因
                                                          1US$        ¥110.45        ¥110.09    0.3%円高
  当社単体、米国子会社、中国子会社が減少
                                                          1人民元         ¥16.91         ¥16.00    5.4%円高
                                                          1MYR         ¥27.43         ¥26.58     3.1%円高
                                    百万円                                                               百万円
                                              6,000

         前期        当期        増減額    増減率


当社単体     3,977     3,835     -142   -3.6%
                                                               -142   -109
 米国       259       149      -109 -42.3%
                                                                                               +141
 中国       898       590      -307 -34.2%                                     -307      +38

マレーシア         11        49     38 329.2%               5,058
                                                                                                      4,678
 調整       -88           53    141         -
 連結      5,058     4,678     -379   -7.5%     3,5000
                                                       18.9実績 当社単体    米国        中国     マレーシア   調整     19.9実績

 当社単体      売上原価率の悪化、販管費の増加                                                      減益

   米国      売上原価率の悪化、販管費の増加                                                      減益

           円高の影響による円ベースでの売上高の減少、
   中国                                                                           減益
           売上原価率の悪化、販管費の増加

 マレーシア     売上高の増加、売上原価率の改善                                                      増益


                                                                                                               7
のれん減損にかかる特別損失の計上
対象              FLAVOR INGREDIENT HOLDINGS, LLC(米国)

買収時期            2017年6月

のれん取得原価         25,900千ドル

                20,720千ドル(22.8億円)
のれん減損金額
                ※当初2017年7月より10年償却であったが、2019年9月期に全額損失処理

のれん帳簿価格         ゼロ(2019年9月末)

                業績は着実に成長しているものの、取得時に策定した計画に対する進捗が遅れていること
減損の経緯
                を踏まえ、会計基準に則り減損計上

今後ののれん償却        2020年9月期以降、のれんの償却は発生しない

今後の方針           更なる成長に向け、事業拡大に引き続き注力
                                              (注)顧客関連資産は、今後約18年間で24,184千ドル償却予定

のれんの償却計画と実績                                            千ドル
               計画                        実績
  2017/9        647                       647
  2018/9      2,590                     2,590
  2019/9      2,590         償却額:1,943         減損損失:20,720

 2020/9~   毎年    2,590                    -
  2026/9
  2027/9      1,943                       -
     合計       25,900                    25,900


                                                                                 8
Ⅱ.経営方針




         9
経営方針

                           挑戦する組織へ




           重点項目                 改革推進

                             集中と選択

                         人的資源の充実
                         (人財育成、キャリア採用)

                   海外展開加速

                  基本戦略

       調合香料拡大     国内収益確保       海外市場成長


                                         10
Ⅲ.グローバル戦略




            11
国内戦略
基本戦略:少子高齢化、健康志向による新しいマーケット需要を先取りし、シェア拡大                                                    フレグランス
 現在の取り組みと進捗状況                                                                               約14%

                              ・営業活動の質向上
  営業体制強化                       ⇒売上拡大に向けた施策をプロジェクトチームで策定、進捗管理
                                                                                      フレーバー
                               ⇒サポート機能充実
 ソリューション                                                                               約86%
                              ・マーケティング部を中心にマーケティング戦略を立案し、
   営業推進                        提案型営業案件増加                                              売上構成比
                              ・マーケット調査・分析等を活用した潜在的欲求「ウォンツ」の把握
                              ・食品原料代替香料の開発
                               ⇒乳製品、野菜、果汁、代替肉市場(大豆ミート等)向け等に注力
香料用途拡大対応
                              ・健康食品、医療関係食品、生活臭のマスキングニーズ等の新分野対応強化
                               ⇒新規素材、健康志向の食品に美味しさをもたらす素材等の提案
  研究開発活動                      ・研究体制見直し
 スピードアップ                      ・各研究所の連携を活かした研究開発推進

                                                         売上高          (億円)
売上高               当社単体の売上高・営業利益の推移                                    営業利益
                                                                               2019年9月期
                                                         営業利益
500                                                                    150    売上高:376億円
                                                              前期比
                                              前期比     前期比
      前期比     前期比     前期比     前期比
                                      前期比
                                              +3.1%   +3.9%
                                                              +4.0%          (前期比2.0%増加)
400                                   +2.0%                            120
      -0.5%   +2.0%   -0.6%   +0.9%
                                                                              営業利益:38億円
300                                                                    90    (前期比3.6%減少)
200                                                                    60      2022年目標
100                                                                    30    売上高:419億円
                                                                             営業利益:52億円
 0                                                                     0
      2015     2016    2017    2018    2019    2020 2021 2022
                                              (計画) (計画) (計画)                                  12
海外戦略 -米国-
基本戦略:セイボリー分野、健康分野、飲料分野の売上拡大
 現在の取り組みと進捗状況
                             ・優秀なマネジメント人財、キーオフィサー採用による組織力強化                          フレーバー
マネジメント強化                                                                              100%
                             ・マネジメントチーム再構築

                             ・パイプライン管理の徹底
                                                                                     売上構成比
                              ⇒セイボリー分野、健康分野、飲料分野の3分野で売上拡大を目指す
 営業活動強化
                             ・マーケティング体制強化
                              ⇒市場動向分析等により分野別の長期的な成長戦略、得意先別戦略立案

  日本技術の                      ・Bridge to Tokyoプロジェクト:日本の技術を米国で活用・展開するため、
                              プロジェクトチームを日本に派遣
  活用・展開
                             ・日本と米国の双方向での情報共有を推進中

                                                THUSA売上高
        米国子会社連結の売上高・営業利益の推移
                                                           (百万ドル)         2019年9月期
                                                FIH売上高
 売上高                                                         営業利益
                                                米国連結営業利益            売上高:51百万ドル(57億円)
 100                                                          20
                                                                       (前期比2.1%増加)
  80                                                          16    営業利益:1.3百万ドル(1.4億円)
                                                前期比 前期比
                              前期比 前期比 前期比 +5.5% +6.4%
                                                                       (前期比42.1%減少)
  60                                                          12
                             +34.5% +2.1% +4.6%
                  前期比
             前期比 +24.6%                                                   2022年目標
  40                                                          8
       前期比 +25.1%
       +0.1%
  20                                                          4
                                                                    売上高:61百万ドル(64億円)

                                                                    営業利益:3.5百万ドル(3.7億円)
   0                                                          0
        2015   2016   2017   2018   2019    2020 2021 2022
                                                                    ※セイボリーフレーバー
 -20                                       (計画) (計画) (計画)     -4     スナック菓子、ドレッシング、調味料等に
                                                                     使用される塩味の効いたフレーバー
       ※2019年~2022年の売上高は、THUSAとFIH連結の金額で表示
                                                                                           13
海外戦略 -中国-
基本戦略:強化した組織基盤のもと、各種施策により売上高・利益の両面から業績回復
 現在の取り組みと進捗状況                                                                                  フレグランス
                                                                                                約31%
                              ・マーケティング機能活用
                               ⇒顧客への戦略的アプローチの展開、未参入分野や潜在需要開拓
      営業体制強化                  ・営業・研究の協働深化
                                                                                             フレーバー
                              ・ローカル営業本部長採用、営業員増員により営業体制強化                                     約69%
                               ⇒地場大手企業及び華南地域に注力
                                                                                            売上構成比

      収益力向上                   ・製造原価圧縮プロジェクト推進中


                              ・現地中核人財の育成注力
      組織力強化
                              ・リスク管理、コンプライアンス等、内部統制の継続的運用

                                                                  (百万元)
売上高           中国子会社連結の売上高・営業利益の推移                        売上高
                                                                  営業利益           2019年9月期
                                                         営業利益
700                                                                   350
                                                                             売上高:418百万元(66億円)
600                                                                   300
                                                      前期比     前期比               (実質前期並み)
                                              前期比             +4.7%
500   前期比     前期比     前期比     前期比     前期比             +5.0%           250
                                              +4.2%
      +5.3%   -0.8%   +1.8%   -2.0%   -0.1%                                 営業利益:36.9百万元(5.9億円)
400                                                                   200
                                                                               (前期比30.5%減少)
300                                                                   150
200                                                                   100
                                                                                  2022年目標

100                                                                   50     売上高:479百万元(71億円)
 0                                                                    0
       2015    2016    2017    2018    2019    2020 2021 2022               営業利益:68百万元(10億円)
                                              (計画) (計画) (計画)
 ※当期より、米国を除く海外連結子会社において、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」を適用
  比較を容易にするため、前期以前の売上高を同様の基準で算定した数値を掲載                                                                14
海外戦略 -東南アジア-
基本戦略:マレーシアの製販拠点とタイ、インドネシアの販売拠点が連携し、売上拡大                                              フレグランス
 現在の取り組みと進捗状況                                                                         約15%

                            ・新規顧客開拓に向け営業人財獲得・組織強化
                             ⇒マレーシア、タイ、インドネシアにおいて営業員増員
                                                                                  フレーバー
 営業体制強化                       周辺地域(ベトナム、フィリピン、ミャンマー)に営業員配置                         約85%
                            ・東南アジア地域を統括する責任者(支配人)配置
                                                                                 売上構成比
                             ⇒東南アジア各拠点の有機的な連携をコーディネート

   顧客対応
                            ・アプリケーションラボラトリー(タイ、インドネシア、台北)活用推進
 スピードアップ

                            ・東南アジアのハブ拠点としてTHKL(ハラル対応)を活用
THKLをハブとした
                            ・日本からの人員派遣により研究・生産面の指導実施
東南アジア戦略展開                   ・マレーシアの新工場建設計画は政治・経済動向をふまえて進捗管理
                                                売上高
         東南アジアの売上高・営業利益の推移                      THKLの売上高      (億円)
 売上高                                            営業利益          営業利益
                                                                       2019年9月期
                                                THKLの営業利益
 40                                                            20     売上高:25.6億円
                                                      前期比
                                              前期比
                                                      +7.8%
                                                                     (前期比11.9%増加)
                                        前期比 +8.3%
 30                                前期比 +11.4%                  15
                                                                     営業利益:3.0億円
        前期比 前期比 前期比          前期比 +11.9%
       +23.5%+10.4% +0.1%    -2.6%                                   (前期比0.3%増加)
 20                                                            10

                                                                       2022年目標
 10                                                            5
                                                                      売上高:33億円
  0                                                            0     営業利益:4.7億円
       2015   2016   2017    2018   2019    2020 2021 2022
                                           (計画) (計画) (計画)
       ※売上高は、当社単体売上高に含まれる東南アジアへの輸出売上高を合算して作成                                              15
人財育成の取り組み
    経営方針の重点項目に人財育成を掲げ、人的資源の充実を図る
主な取り組み
・各階層に合った研修を計画的に実施
 -経営幹部を対象とした社外ビジネス・スクールセミナー参加
 -執行役員を対象とした執行役員研修実施
 -全管理職を対象としたマネジメント研修実施            など
・計画的なジョブローテーションの実施
・ジュニアボード実施
 -10~20年後の当社ビジョンを描く
 -経営への参画意識醸成


             共通の価値観
             ・経営幹部としての自覚を持つ        活き活きと継続的に
執行役員・理事
             ・経営基礎能力を身につける         成果を出し続けられる

部長・副部長       ・中長期的なビジョンの下に組織を運営
                                  組織全体のレベルアップ

   課長        ・自律支援型マネジメントを実践


  一般社員       ・自律して行動
(中堅・若手・新人)   ・周囲を巻き込んで成果を高める

                                                16
Ⅳ.中期3ヵ年計画の概要




               17
中期3ヵ年計画(連結)
         マーケット調査・分析等を活用したソリューション営業展開、
 当社単体
         香料用途拡大への対応注力、売上拡大に向けた各種施策の推進により、売上増加を見込む
         マーケティング体制強化、パイプライン管理の徹底により、
  米国
         セイボリー分野、健康分野、飲料分野の売上拡大を見込む
         マーケティング機能活用、営業員増員等による営業体制強化、
  中国
         製造原価圧縮プロジェクトの推進等の取り組みによる業績回復を見込む
         東南アジア各拠点の連携強化、新規顧客開拓に向けた営業体制強化等の
 マレーシア
         取り組みによる売上増加を見込む
                                                              百万円
                     19/9(実績)     20/9(計画)     21/9(計画)     22/9(計画)
         売上高           50,493       51,600       53,900       56,300
         売上原価          31,373       31,770       32,910       34,120
         営業利益            4,678        5,100        5,870        6,740
         経常利益            5,175        5,550        6,320        7,190
         当期純利益           4,121        4,250        4,490        5,120
                      ¥110.09/$    ¥105.00/$    ¥105.00/$    ¥105.00/$
          為替レート
                      ¥16.00/元  ¥15.00/元  ¥15.00/元  ¥15.00/元

         売上高伸長率           1.5%         2.2%         4.5%         4.5%
         売上原価率          62.1%        61.6%        61.1%        60.6%
         売上高営業利益率         9.3%         9.9%       10.9%        12.0%
         売上高経常利益率       10.3%        10.8%        11.7%        12.8%
         売上高当期純利益率        8.2%         8.2%         8.3%         9.1%
         連結売上高に占める
                        34.4%        34.2%        34.6%        35.1%
         海外売上高の割合
         ※当社グループの中期3ヵ年計画は毎期洗い替え
         ※詳細については44ページご参照
         ※セイボリーフレーバー:スナック菓子、ドレッシング、調味料等に使用される塩味の効いたフレーバー                 18
設備投資額・減価償却費・研究開発費

・中国新研究棟建設計画        約10億円
・マレーシア新工場建設計画      約20億円
・研究開発費は連結売上高に対して9%の水準で推移
                                                       百万円
              19/9 (実績)   20/9 (計画)   21/9 (計画)   22/9 (計画)

         連結       1,804      2,563       4,274       3,292
 設備投資額
         単体       1,390      1,815       1,800       1,800
         連結       3,019      2,953       3,059       3,035
 減価償却費
         単体       2,076      2,007       2,043       1,972
         連結       4,565      4,654       4,779       4,910
 研究開発費
         単体       3,578      3,680       3,740       3,816




                                                              19
Ⅴ.資本政策




         20
資本政策
 基本方針

・将来にわたる企業価値の持続的成長とその最大化を目指していくために、
 成長投資及びリスクに適切に対応できる株主資本の水準を保持

資金活用方針

・健全な財務体質の維持、資本効率の向上等を勘案し、資金を適切に活用
 -株主還元
  連結配当性向35%程度を目途に中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を実施
 -設備投資
  成長に向けた増産化投資、既存設備の更新・メンテナンス
 -M&A
  市場規模やビジネスリスク、買収金額等の観点から総合的に判断
  顧客網、技術面、人材面等でシナジー効果が期待できるM&Aの実現


政策保有株式

・資本効率向上等の観点から保有総数を縮減(既に一部売却済み、今後も売却検討継続)
・毎年取締役会において、中長期的な観点で保有目的や経済合理性等から保有の適否を検証


                                            21
資本政策
 株主還元

・グループ経営基盤のより一層の強化と今後の事業展開のために必要な内部留保を確保しつつ、
 株主の皆様に業績に応じた利益還元を図る
・連結配当性向35%程度を目途に中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を実施
・当社株式の中長期的な保有を目的に、2015年9月期より株主優待制度を導入


                                   1株当たり配当額(円)
    1株当たり配当額(円)
                                   配当性向(連結)(%)
     60                                           50.0%


     50
          37.3%           36.2%                   40.0%
                  34.5%           35.3%   35.1%
     40
                                                  30.0%
     30
                                                  20.0%
     20
                  35円     35円     35円      36円
          32円
                                                  10.0%
     10


      0                                           0.0%
          2016    2017    2018    2019     2020
                                          (計画)
                                                          22
Ⅵ.添付資料




         23
香料業について




          24
香料業について
        原      料                          製       品
                                          (調合香料)

       ① 天然香料                            ③ 食品香料
     Natural aromatics                        Flavors



                                調合
                                調合


       ② 合成香料                   処方箋      ④ 香粧品香料
Synthesized aroma chemicals               Fragrances


                              ノウハウの集大成

・香粧品香料を調香する研究者をPerfumer(パフューマー)、
 食品香料を調香する研究者をFlavorist(フレーバリスト)と呼ぶ
・香粧品香料と食品香料は各得意先の要求に基づいてテーラーメイドされる
⇒ パフューマー、フレーバリストが作成する処方箋が香料会社のノウハウの集大成


                                                        25
市場規模




       26
世界の香料市場の推移(当社推計)
・2017年の世界全体の香料市場 前年比約7%増加

 世界の香料市場の推移(当社推計)
                                                                   百万ドル
  30,000                                                                              CAGR
                                                                                    (年平均成長率)
                                                                          南米          8.2%


                                                                          アジア         4.3%
  20,000




                                                                          北米          2.6%

  10,000


                                                                          ヨーロッパ・
                                                                          アフリカ・中東     2.7%


      0
           2009   2010   2011   2012   2013   2014   2015   2016   2017




                                                                                             27
    世界の香料市場の規模(当社推計)
    ・世界全体の香料販売額:約2.9兆円(約263億ドル)
    ヨーロッパ・アフリカ・中東                       北米
    ‐市場規模: 約 10,600億円 *                 ‐ 市場規模: 約 7,500億円 *
    ‐ユーザーの多くは優先サプライヤー制度                 ‐ ユーザーの多くは優先サプライヤー制度を導入しており、欧米の
     を導入しており、欧米の大手香料会社が                   大手香料会社が基盤を構築
     基盤を構築                              ‐ 当社は米国・カリフォルニア(1978年)に子会社設立
                                        ‐ 健康分野を中心とした食品・飲料用香料の製造販売会社FLAVOR
                                          INGREDIENT HOLDINGS, LLC(Affinity Flavors)買収(2017年)




                           アジア
                           ‐市場規模: 約 8,600億円 *
                           ‐中国を中心とする新興国の経済成長による市場拡大。
                            世界の大手香料会社各社が中国に進出                    南米
                           ‐当社は上海(2000年)、蘇州(2006年)、              ‐ 市場規模: 約 2,300億円 *
                            タイ(2003年)、インドネシア(2014年)、             ‐ 北米、メキシコ等からの輸入が主体。
                            台湾(2017年)に子会社設立                        ブラジル市場は経済成長に伴い
*地域別の市場規模は当社推計             ‐M&Aによりマレーシアに製造拠点確保(2014年)。             競争激化

*為替レート 1US$=112.1円
 Leffingwell & Associates発表資料参照

●   = 当社拠点
                                                                                                28
世界の香料会社の売上高ランキング
・上位11社で世界の香料市場の約80%を占有
                                                             百万ドル
               会社名              国 名       2017年売上高           シェア
     1     Givaudan           スイス              5,133          19.5%
     2     Firmenich          スイス              3,668          13.9%
     3     IFF                米国               3,399          12.9%
     4     Symrise            ドイツ              2,673          10.2%
     5     Mane SA            フランス             1,306           5.0%
     6     Frutarom           イスラエル            1,271           4.8%
     7     高砂香料工業             日本               1,185           4.5%
     8     Sensient Flavors   米国                 619           2.4%
     9     Robertet SA        フランス               570           2.2%
     10    長谷川香料              日本                 428           1.6%
     11    Huabao Intl.       香港                 416           1.6%
           上位11社合計            -               20,669          78.6%
           その他                -                5,632          21.4%
           合計                 -               26,300              -
          ※ 1US$≒112.1円
          ※ 2018年5月7日にIFF(3位)がFrutarom(6位)を買収することで合意した旨の
            プレスリリースが公開されております。

                                      出典: Leffingwell & Associates発表資料
                                          http://www.leffingwell.com/top_10.htm
                                                                                  29
国内香料市場の規模
・国内香料市場(フレーバー、フレグランス合計)に占める
 フレーバーの割合は80%(世界全体では50%)

              国内香料市場           販売金額の推移(億円)                    フレーバー、フレグランスの構成比
                                                                   (2018年度)
  3,000
                                                  天然香料
                                                  合成香料                       フレーバー
  2,500                                           フレグランス                     フレグランス
                                                  フレーバー
                                                     166
                                155       148                    20%
  2,000
           141       141                             304
                                311       306
           301       296
                                          344        356
  1,500                         326
           279       295
                                                                       80%
  1,000

                                1,333     1,364     1,412
           1,276     1,282
   500



       0
           2014      2015       2016      2017      2018
  合計         1,997     2,014      2,125     2,162     2,238
前年比増減率      -4.8%      0.9%       5.5%      1.7%      3.5%
                                                                       出典:日本香料工業会会報


                                                                                     30
当社の現況




        31
日本の香料市場における上位10社の売上高シェア

      その他
      13.9%
                                                T社
       N社                                      32.2%
      5.0%

       S社
      6.8%


       G社
      11.1%


       O社                                      長谷川香料
      12.5%                                     18.5%

                                                   (2019年3月時点)


※1   民間調査機関の調査資料に基づき、市場占有率は、上位10社の単体売上高の合計を100として算出しています。
※2   当社は9月決算、T社、S社、N社は3月決算、O社、G社は12月決算です 。
     なお、上記グラフでの当社売上高は2018年4月~2019年3月の期間で算出しています。


                                                                 32
売上構成
・当社は付加価値の高い調合香料に特化
・多品種少量生産 年間約12,000品目のフレーバー、フレグランスを販売
                                                                    百万円
                            長谷川香料(連結)                   T社(連結)
                                  2019.9                  2019.3
                            売上高           構成比       売上高           構成比
     フレーバー                  43,018         85.2%     90,656        60.2%
     フレグランス                   7,474        14.8%     39,149        26.0%
     合成香料・ケミカル                    0         0.0%     19,268        12.8%
     その他                          0         0.0%      1,442         1.0%
    小計                      50,493         100.0%   150,516        100.0%
    売上高総利益率                       37.9%                   30.4%
    売上高営業利益率                      9.3%                    3.9%
    ※T社の合成香料・ケミカルは、アロマイングリディエンツ部門、ファインケミカル部門の金額

                  長谷川香料(連結)                         T社(連結)
         フレグランス                                               その他

                                                合成香料・
                                                 ケミカル


                                            フレグランス
                                                        フレーバー
                    フレーバー




                                                                            33
フレーバー部門の販売先業界別の割合
・飲料業界向け売上が多く、売上に季節性あり

                      その他業界向け
                        約9%

調味料業界向け
                                   飲料業界向け
  約11%
                                    約34%


即席麺業界向け
  約8%




菓子業界向け
                                   乳業業界向け
 約14%
                                    約24%


          (注) 業界別区分が可能な得意先の2019年9月期売上高(単体)合計を
              100として算出した参考データです。
                                                34
その他 財務諸表




           35
連結損益計算書の増減分析
   ・営業減益要因
     売上原価率の悪化、販管費の増加が主因

                                                  百万円
                前期             当期               増減
                                                                            要因
              (実績)           (実績)          金額         %

売上高        49,751 100.0% 50,493 100.0%     742       1.5% 当社単体及び米国子会社の売上増加

                                                             当社単体、中国子会社、米国子会社の売上原価率悪化
  売上原価     30,619   61.5% 31,373   62.1%   754       2.5%
                                                             原料費値上がり、売上構成の変化等が主因

売上総利益      19,132   38.5% 19,120   37.9%    -12      -0.1%


 販売費及び
           14,073   28.3% 14,441   28.6%   367       2.6% 人件費増加
 一般管理費


営業利益       5,058    10.2% 4,678     9.3%   -379      -7.5%

                                                             (営業外収益)受取利息、受取配当金 64百万円増加
経常利益       5,512    11.1% 5,175    10.3%   -337      -6.1%
                                                             (営業外費用)為替差損 13百万円増加

税引前当期純利益   5,521    11.1% 5,464    10.8%    -56      -1.0%

                                                             (特別利益)当社単体 投資有価証券売却益 2,665百万円計上
当期純利益      4,100     8.2% 4,121     8.2%    20       0.5%
                                                             (特別損失)米国 減損損失 2,281百万円計上




                                                                                               36
連結貸借対照表の増減分析
                                 百万円

           前期末       当期末        増減                        要因


                                        ・現金及び預金増加 3,608百万円
 流動資産      51,740    56,620     4,879
                                        ・有価証券増加 999百万円


                                        ・投資有価証券減少 △5,391百万円
 固定資産      66,950    57,243   △ 9,706
                                        ・のれん減損処理 △2,281百万円


 資産合計     118,690   113,863   △ 4,826


 流動負債      10,664    11,709     1,045   ・未払法人税等増加 984百万円



                                        ・繰延税金負債減少 △1,765百万円
 固定負債      13,443    11,809   △ 1,634
                                         (その他有価証券評価差額金の減少に伴う)


 負債合計      24,108    23,519    △ 589

                                        ・当期純利益 4,121百万円
                                        ・剰余金の配当 △1,468百万円
 純資産       94,582    90,344   △ 4,237   ・その他有価証券評価差額金の減少 △3,712百万円
                                        ・為替換算調整勘定 △1,721百万円
                                        ・自己株式の取得 △1,546百万円

 負債・純資産
          118,690   113,863   △ 4,826
 合計
※前期末のデータは、税効果会計に係る会計基準の変更に伴い遡及適用した数値を掲載
                                                                     37
連結キャッシュ・フロー計算書
                                 百万円

              前期       当期       増減                 主要科目

                                        ・税金等調整前当期純利益 5,464百万円
                                        ・減価償却費 3,019百万円
 営業活動による                                ・減損損失 2,317百万円
               5,894    9,230   3,336
 キャッシュ・フロー                              ・売上債権の減少額 1,118百万円
                                        ・棚卸資産の増加額 △322百万円
                                        ・法人税等の支払額 △1,203百万円
                                        ・定期預金の預入 △3,234百万円
 投資活動による                                ・定期預金の払戻 2,091百万円
             △ 3,624 △ 2,275    1,348
 キャッシュ・フロー                              ・有形固定資産の取得による支出 △2,056百万円
                                        ・投資有価証券の売却による収入 1,069百万円

 財務活動による                                ・自己株式の取得 △1,565百万円
             △ 1,534 △ 3,035 △ 1,500
 キャッシュ・フロー                              ・配当金の支払 △1,468百万円

 現金及び現金同等物
               △ 51    △ 242    △ 190   ―
 に係る換算差額
 現金及び現金同等物
                683     3,677   2,993   ―
 の増減額
 現金及び現金同等物
              16,511   17,221     709   ―
 の期首残高
 現金及び現金同等物
              17,221   20,898   3,677   ―
 の期末残高
                                                                    38
設備投資額・減価償却費・研究開発費(実績)

                                   百万円


               当期計画     当期実績     進捗率


          連結    2,710    1,804   66.6%
  設備投資額
          単体    1,675    1,390   83.0%

          連結    3,099    3,019   97.4%
  減価償却費
          単体    2,102    2,076   98.8%

          連結    4,688    4,565   97.4%
  研究開発費
          単体    3,662    3,578   97.7%



                                         39
当社単体(実績)

                                                                                             百万円
                   前期                 当期                当期
                                                                                 増減
                (実績)               (計画)              (実績)

                                                                       前期比              計画比
              金額        構成比      金額        構成比     金額        構成比
                                                                     金額      %        金額      %

売上高          36,907 100.0%      38,000 100.0% 37,646 100.0%           738   2.0%      -353 -0.9%

売上原価         22,798     61.8%   23,340     61.4% 23,425      62.2%    627   2.8%        85   0.4%

売上総利益        14,109     38.2%   14,660     38.6% 14,220      37.8%    111   0.8%      -439 -3.0%

販売費及び一般管理費   10,131     27.5%   10,510     27.7% 10,385      27.6%    253   2.5%      -124 -1.2%

営業利益          3,977     10.8%    4,150     10.9%   3,835     10.2%   -142 -3.6%       -314 -7.6%

経常利益          4,470     12.1%    4,580     12.1%   4,319     11.5%   -150 -3.4%       -260 -5.7%

税引前当期純利益      4,397     11.9%    4,530     11.9%   6,899     18.3%   2,501 56.9%      2,369 52.3%

当期純利益         3,247     8.8%     3,310     8.7%    5,054     13.4%   1,806 55.6%      1,744 52.7%


・売上高は、フレーバー部門の飲料向けの売上増加を主因に増収。
・営業利益は、売上原価率の悪化及び販管費の増加により減益。
・当期純利益は、投資有価証券売却益を特別利益に計上したことにより増益。


                                                                                                    40
米国子会社連結(実績)
※当社の米国連結子会社2社(T. HASEGAWA U.S.A., INC.、FLAVOR INGREDIENT HOLDINGS, LLC)の連結損益計算書
                                                                       百万円

        円ベース              前期                  当期                 増減
                      金額    構成比          金額    構成比         前期比      %
      売上高             5,618 100.0%       5,719 100.0%         100   1.8%
      売上原価            3,343   59.5%      3,526   61.7%        183   5.5%
      売上総利益           2,275   40.5%      2,192   38.3%        -82  -3.6%
      販管費             2,016   35.9%      2,042   35.7%         26   1.3%
      営業利益              259    4.6%        149    2.6%       -109 -42.3%
      経常利益              255    4.5%        149    2.6%       -105 -41.3%
      当期純利益             279    5.0%     -1,479        -    -1,758       -
                     1US$=110.45円       1US$=110.09円        (0.3%円高)
                                                                        千ドル

      現地通貨ベース             前期                  当期                 増減
                      金額       構成比        金額       構成比      前期比         %
      売上高            50,869    100.0%    51,948    100.0%    1,079      2.1%
      売上原価           30,267     59.5%    32,031     61.7%    1,764      5.8%
      売上総利益          20,602     40.5%    19,917     38.3%     -684     -3.3%
      販管費            18,253     35.9%    18,557     35.7%      303      1.7%
      営業利益            2,348      4.6%     1,360      2.6%     -988    -42.1%
      経常利益            2,309      4.5%     1,359      2.6%     -949    -41.1%
      当期純利益           2,526      5.0%   -13,436          - -15,962          -
     ・売上高は、セイボリー分野及び健康分野の売上増加を主因に増収。
     ・営業利益は、売上原価率の悪化及び販管費の増加により減益。
     ・当期純利益は、2017年6月に買収したFIH社ののれんに関する減損損失を
      特別損失に計上したことにより赤字。
      ※セイボリーフレーバー:スナック菓子、ドレッシング、調味料等に使用される塩味の効いたフレーバー                             41
中国子会社連結(実績)
※当社の中国連結子会社2社(長谷川香料(上海)有限公司、長谷川香料(蘇州)有限公司)の連結損益計算書
                                                百万円

      円ベース            前期                当期                  増減
                  金額    構成比         金額    構成比         前期比      %
    売上高           7,078 100.0%      6,693 100.0%       -385   -5.4%
    売上原価          4,683  66.2%      4,558  68.1%       -124   -2.7%
    売上総利益         2,395  33.8%      2,134  31.9%       -260  -10.9%
    販管費           1,497  21.2%      1,544  23.1%         46    3.1%
    営業利益            898  12.7%        590   8.8%       -307  -34.2%
    経常利益            951  13.4%        667  10.0%       -283  -29.8%
    当期純利益           681   9.6%        563   8.4%       -118  -17.3%
                 1人民元=16.91円       1人民元=16.00円         (5.4%円高)
                                                                    千元

    現地通貨ベース           前期                当期                  増減
                  金額       構成比      金額       構成比       前期比         %
    売上高         418,620    100.0% 418,341    100.0%      -279     -0.1%
    売上原価        276,960     66.2% 284,917     68.1%     7,957      2.9%
    売上総利益       141,660     33.8% 133,423     31.9%    -8,236     -5.8%
    販管費          88,549     21.2% 96,513      23.1%     7,963      9.0%
    営業利益         53,110     12.7% 36,910       8.8%   -16,200    -30.5%
    経常利益         56,241     13.4% 41,745      10.0%   -14,495    -25.8%
    当期純利益        40,291      9.6% 35,202       8.4%    -5,088    -12.6%
    ・売上高は、フレーバー部門の売上増加により現地通貨ベースでは前期並み。
     円高の影響により円ベースでは減収。
    ・営業利益は、売上原価率の悪化及び販管費の増加により減益。
    ※当期より、米国を除く海外連結子会社において、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」を適用
     比較を容易にするため、前年同期の売上高を同様の基準で算定した数値を掲載                                  42
マレーシア子会社(実績)
※T HASEGAWA FLAVOURS (KUALA LUMPUR) SDN. BHD.の損益計算書
                                                                        百万円

         円ベース               前期                 当期                 増減
                       金額     構成比         金額     構成比         前期比      %
       売上高               850  100.0%        898  100.0%         48    5.6%
       売上原価              550   64.8%        535   59.6%        -15   -2.8%
       売上総利益             299   35.2%        362   40.4%         63   21.3%
       販管費               287   33.8%        313   34.9%         25    8.9%
       営業利益               11    1.4%         49    5.5%         38  329.2%
       経常利益               27    3.3%         67    7.5%         39  141.8%
       当期純利益              26    3.1%         46    5.2%         19   74.1%
                       1MYR=27.43円        1MYR=26.58円         (3.1%円高)
                                                             千マレーシアリンギット

      現地通貨ベース               前期                 当期                 増減
                       金額        構成比       金額       構成比      前期比         %
       売上高            30,991     100.0%   33,789    100.0%    2,797      9.0%
       売上原価           20,084      64.8%   20,136     59.6%       52      0.3%
       売上総利益          10,907      35.2%   13,652     40.4%    2,744     25.2%
       販管費            10,484      33.8%   11,780     34.9%    1,295     12.4%
       営業利益              422       1.4%    1,871      5.5%    1,449    342.9%
       経常利益            1,019       3.3%    2,543      7.5%    1,523    149.5%
       当期純利益             970       3.1%    1,744      5.2%      773     79.7%

      ・売上高は、シーズニングパウダー及び飲料向けの売上増加を主因に増収。
      ・営業利益は、売上高の増加及び売上原価率の改善に伴う売上総利益の増加により
       増益。

                                                                                43
 中期3ヵ年計画(連結)


                                                                                                    百万円
               19 / 9 (実績)             20 / 9 (計画)             21 / 9 (計画)             22 / 9 (計画)

           金額       構成比     前期比     金額      構成比     前期比     金額      構成比     前期比     金額      構成比     前期比

売上高        50,493 100.0%     1.5% 51,600 100.0%      2.2% 53,900 100.0%      4.5% 56,300 100.0%      4.5%

売上原価       31,373   62.1%    2.5% 31,770    61.6%    1.3% 32,910    61.1%    3.6% 34,120    60.6%    3.7%

売上総利益      19,120   37.9%   -0.1% 19,830    38.4%    3.7% 20,990    38.9%    5.8% 22,180    39.4%    5.7%
販売費及び
           14,441   28.6%    2.6% 14,730    28.5%    2.0% 15,120    28.1%    2.6% 15,440    27.4%    2.1%
一般管理費

営業利益        4,678   9.3%    -7.5%   5,100   9.9%     9.0%   5,870   10.9%   15.1%   6,740   12.0%   14.8%

経常利益        5,175   10.3%   -6.1%   5,550   10.8%    7.2%   6,320   11.7%   13.9%   7,190   12.8%   13.8%

税引前当期純利益    5,464   10.8%   -1.0%   5,790   11.2%    6.0%   6,230   11.6%    7.6%   7,100   12.6%   14.0%

当期純利益       4,121   8.2%     0.5%   4,250   8.2%     3.1%   4,490   8.3%     5.6%   5,120   9.1%    14.0%




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 このプレゼンテーション資料は、 2019年11月8日現在のデータに
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