4958 長谷川香 2021-11-25 11:00:00
2021年9月期決算説明会 [pdf]
2021年9月期
決算説明会
2021年11月25日
長谷川香料株式会社
目次
Ⅰ.連結決算の概要
Ⅱ.新型コロナウイルスの影響
Ⅲ.経営方針
Ⅳ.グローバル戦略
Ⅴ.中期3ヵ年計画の概要
Ⅵ.資本政策
Ⅶ.添付資料
1
Ⅰ.連結決算の概要
2
市場環境
国内市場
・カテゴリー別動向
2021年9月期(2020年10月~2021年9月)
カテゴリー 動向
・新型コロナウイルスの影響による外出自粛等の影響で消費低迷
飲料 減少 ・都心部を中心にオフィス需要低迷、業務用や自動販売機の売上不振継続
・夏場は気温が低く、スポーツドリンクや麦茶等の止渇飲料が不振
・ポテト系は袋商品が微増、プレミアム商品の構成比が高まる
前期
スナック ・コーン系はチップス、パフは微減もポップコーンが伸長
並み
・小麦粉系は減少、その他スナックは小袋パウチタイプが好調
菓子
・板チョコは前年大幅増加の反動減
チョコレート 増加 ・ハイカカオ・機能性は大袋商品の品揃え拡大により増加
・チョコスナックは大袋を中心に伸長
・最需要期の夏場は、7月は大幅増も、8~9月は気温が低く減少
冷菓 微増 ・マルチタイプは前年増加の反動減があったものの、前年水準を確保
・新商品が寄与
・前年特需の反動減により3~5月は苦戦
即席麺 減少 ・カップ麺はCVSの復調が遅れたものの、スーパーでの新商品導入や販促
強化等によりカバー
出典:日刊経済通信社
3
連結業績の概要
・前期比
2020年12月に買収したMISSION社(米国)の売上寄与、中国子会社の売上増加を主因に増収
売上高の増加、売上原価率の改善を主因に営業利益、経常利益、当期純利益ともに増益
・計画比
当社単体、米国子会社、中国子会社が計画を上回ったことを主因に売上高計画達成
売上高の計画超過及び販管費が計画を下回ったことを主因に営業利益計画達成
百万円
増減
前期 当期 当期
前期比 計画比
(実績) (8月2日修正計画) (実績)
金額 % 金額 %
売上高 50,192 54,700 55,755 5,562 11.1% 1,055 1.9%
売上原価 30,783 32,650 33,106 2,322 7.5% 456 1.4%
売上総利益 19,408 22,050 22,648 3,239 16.7% 598 2.7%
販売費及び一般管理費 14,052 15,980 15,788 1,736 12.4% -191 -1.2%
営業利益 5,356 6,070 6,859 1,503 28.1% 789 13.0%
経常利益 5,861 6,560 7,466 1,605 27.4% 906 13.8%
税引前当期純利益 7,028 8,380 9,692 2,664 37.9% 1,312 15.7%
当期純利益 5,090 5,950 6,763 1,672 32.9% 813 13.7%
(参考)EBITDA※ 8,360 9,800 10,618 2,258 27.0% 818 8.4%
※EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却額
売上高EBITDA比率:19.0%
4
部門別売上高
・増収要因
MISSION社(米国)の売上寄与、中国子会社の売上増加
百万円
前期 当期 増減
部門 要因
(実績) (実績) 金額 増減率
MISSION社の売上寄与
フレーバー 43,159 48,115 4,955 11.5%
中国子会社の売上増加
フレグランス 7,032 7,640 607 8.6% 当社単体の売上増加
合計 50,192 55,755 5,562 11.1% -
2021年9月期実績(連結)
フレーバー
連結売上高に占める
海外売上高の割合
国内
フレグランス
海外 2021年9月期:41.4%
(2020年9月期:35.4%)
合計
0 20,000 40,000 60,000
(百万円) 5
グループ会社別売上高
通貨 前期 当期 増減率
・増収要因
1US$ ¥107.88 ¥107.50 0.4%円高
MISSION社(米国)の売上が寄与
1人民元 ¥15.39 ¥16.54 7.5%円安
中国子会社の売上が増加
1MYR ¥25.61 ¥26.08 1.8%円安
百万円 百万円
58,000
前期 当期 増減額 増減率 +96 +54
+1,829
日本 36,821 37,362 541 1.5%
米国 6,146 9,187 3,041 49.5% +3,041
+541
中国 6,870 8,699 1,829 26.6% 55,755
マレーシア 902 998 96 10.7%
50,192
調整 -547 -493 54 -
連結 50,192 55,755 5,562 11.1% 45,000
0
20.9実績 日本 米国 中国 マレーシア 調整 21.9実績
日本 フレグランス部門のトイレタリー製品向けの売上増加 増収
MISSION社の売上寄与(9ヵ月間)
米国 増収
既存会社の飲料向けの売上増加
中国 フレーバー部門の飲料向け、即席麺向けの売上増加 増収
マレーシア 菓子向け、飲料向けの売上増加 増収
6
グループ会社別営業利益
通貨 前期 当期 増減率
・増益要因
1US$ ¥107.88 ¥107.50 0.4%円高
中国子会社の営業利益が増加
1人民元 ¥15.39 ¥16.54 7.5%円安
1MYR ¥25.61 ¥26.08 1.8%円安
百万円 百万円
8,000
前期 当期 増減額 増減率
+22 -1
日本 3,704 3,891 187 5.1%
+1,182
米国 549 662 112 20.6% +187 +112
中国 1,084 2,267 1,182 109.0% 6,859
マレーシア 92 114 22 24.1%
5,356
調整 -74 -76 -1 -
連結 5,356 6,859 1,503 28.1% 3,0000
20.9実績 日本 米国 中国 マレーシア 調整 21.9実績
日本 売上高の増加、売上原価率の改善 増益
米国 売上高の増加、売上原価率の改善 増益
中国 売上高の増加、売上原価率の改善 増益
マレーシア 売上高の増加 増益
7
Ⅱ.新型コロナウイルスの
影響
8
新型コロナウイルスの影響
・日本、東南アジアで引き続き新型コロナウイルスの影響あり
⇒ 2021年9月期通期売上高への影響額は約13.0億円の減収
2021年9月期(実績)
地域
事業への影響 売上高への影響額
・外出自粛、在宅勤務や飲食店等の休業・時短要請に伴う飲料(自動販売機、
CVSでの販売不振、業務用商品の減少等)、小袋菓子等の消費低迷
日本 ・前期の買いだめ需要の反動減(即席麺、大袋菓子等) 約12.2億円減収
・手洗いや消毒関連商品の需要増の沈静化
・得意先において在宅勤務に伴う新商品の開発減少・遅延
・外食産業は2020年9月期から持ち越されたマイナス影響が一定程度残った
米国 ・得意先や業界により影響度のばらつきあり -
・ワクチン接種が進んだことで年度後半は回復基調が強まった
・新型コロナウイルスの影響なし
中国 -
・中国経済は回復基調
・各国で景気後退、需要低迷等の影響あり
東南 ・調味料や即席麺等、一部の自宅消費向けの需要増加
約0.8億円減収
アジア ・外出控えにより香水、コロン向けの需要減少
・得意先や業界により影響度のばらつきあり
合計 約13.0億円減収
9
Ⅲ.経営方針
10
経営方針
挑戦する組織へ
提案力強化
重点項目 改革推進
集中と選択
人的資源の充実
(人財育成、キャリア採用)
海外展開加速
サステナビリティ取り組み強化
基本戦略
調合香料拡大 国内収益確保 海外事業拡大
11
事業ポートフォリオに関する基本的な方針
・3つの基本戦略①調合香料拡大、②国内収益確保、③海外事業拡大のもと、事業を展開
・香りを通じて豊かで健やかな暮らしを実現、サステナブルな社会の構築に貢献
■参入済 ■未参入
収益基盤 成長ドライバー
日本 米国 中国 東南アジア
飲料・食品業界向けに セイボリー、飲料、 飲料、即席麺向けを シーズニングパウダー、
幅広く展開 健康分野向けを中心に 中心に展開 飲料向けを中心に展開
展開 ・飲料向けの更なる拡大を
SDGs対応強化 国際企業、地場企業を 目指す
フレーバー ・食品原料代替香料開発 地場企業を中心に取引 中心に取引
事業 ・DAIZ社資本業務提携 拠点間の連携強化
M&Aにより事業拡大 未参入分野や潜在需要 ・マレーシア、タイ、
新分野対応強化 ・2020年のM&Aにより 開拓 インドネシア売上拡大
食品に美味しさ
・健康食品、医療関係 スイート系フレーバー ・地場大手企業・中堅
をもたらす
食品等 強化 企業に注力 拠点周辺国開拓
フレーバーを提供
・代理店の活用により ・ベトナム、フィリピン、
日本研究部門との連携 商圏拡大 ミャンマー開拓
強化
日用品・化粧品業界 外資香料メーカーが 日用品業界向けを中心 日本からの輸出
向けに幅広く展開 基盤構築 に展開 で対応
生産
新分野対応強化 多くの顧客が優先サプ 地場企業を中心に取引 ⇒現地生産は事業
フレグランス ・生活臭のマスキング ライヤー制度導入 展開に応じ検討
事業 ニーズ等への対応 トイレタリー向けの
・不快感を香料で解決 ⇒当社グループ未参入 拡大に注力
する手段の提案 ボディケア向け
生活の様々な場面で を中心に展開
日本研究部門との連携
彩りを添える
SDGs対応強化 強化 販売
フレグランスを提供
・環境に配慮した香料 新規顧客開拓に
開発(生分解性の 注力
マイクロカプセル等)
12
Ⅳ.グローバル戦略
13
グローバル戦略まとめ
・2020年10月にビジネスソリューション本部を設立
・営業、研究、マーケティングの連携を活かした提案型営業推進
日本
・食品原料代替香料の開発に注力し、SDGs対応強化
・DAIZ社との資本業務提携契約締結
・2020年12月にTHUSA社がMISSION社を買収
米国 ・当初計画どおり2021年9月末にPMI(買収後統合)が完了
・第2工場建設計画は予定どおり進捗
・マーケティング機能を活用し、地場大手企業・中堅企業に注力、
代理店の活用により商圏拡大
中国 ・原価・コスト管理を徹底
⇒成果あり(製造原価低減、コスト意識定着等)
・新研究棟建設プロジェクト進行中
・東南アジア戦略の策定・推進を目的に、マレーシアに経営企画室設置
東南
・マレーシアでの効率的な研究開発推進
アジア
・マレーシアの新工場建設計画は経済動向をふまえて進捗管理
14
国内戦略
基本戦略:少子高齢化、健康志向による新しいマーケット需要を先取りし、シェア拡大 フレグランス
現在の取り組みと進捗状況 約15%
・営業部門、研究部門、マーケティング部の連携強化
部門間連携強化 ⇒2020年10月にビジネスソリューション本部を設立 フレーバー
⇒各部の連携を活かした提案型営業推進 約85%
ソリューション ⇒カスタマーサクセスの更なる強化
売上構成比
営業推進 ・マーケット調査・分析等を活用した潜在的欲求「ウォンツ」の把握
・営業活動の質、業務効率の向上
・食品原料代替香料の開発に注力し、SDGs対応強化
⇒乳製品、野菜、果汁、代替肉市場(大豆ミート等)向け等に注力
・DAIZ社との資本業務提携契約締結
香料用途拡大対応 ⇒DAIZ社開発の植物肉に対し、香料・食品素材の技術で美味しさを付与
⇒社会課題の解決に寄与
・健康食品、医療関係食品、生活臭のマスキングニーズ等の新分野対応強化
⇒新規素材、健康志向の食品に美味しさをもたらす素材等の提案
売上高 (億円)
売上高 当社単体の売上高・営業利益の推移 営業利益
営業利益
500 150
前期比 前期比
前期比 前期比
前期比 前期比 前期比 前期比
+2.6% +3.1% 2021年9月期実績
400 -0.6% +0.9% +2.0% -2.2% +1.5% +2.0% 120
売上高:373億円
300 90 (前期比1.5%増加)
200 60 営業利益:38億円
(前期比5.1%増加)
100 30
0 0
2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024
(計画) (計画) (計画) 15
ビジネスソリューション本部の取り組み
目的
・次の方針に基づき改革推進
①変化を厭わない組織づくり ②経営のスピードアップ ③部門の垣根を越えた情報の共有化
・ビジネスソリューション本部のもと
営業部門、研究部門、マーケティング部の連携を強化
営業戦略を立案・推進、研究部門の重点分野を明確化
顧客の多様化・高度化する要望に迅速に対応
主な取り組み
営業部門・ カスタマーサクセス
改善に向けた
研究部門の 施策の実施 の更なる強化
施策の検討
課題抽出
営業活動の質向上 業務効率化、パイプライン管理の徹底
マーケティングデータを駆使 採用率の向上
提案内容の質向上
研究成果を活用した営業活動の推進
研究所内の組織体制の見直し
顧客対応スピードアップ
限りある資源で成果の最大化
16
DAIZ社との資本業務提携契約締結について
・世界的な人口増加により2030年には「たんぱく質危機」の到来が見込まれる
・当社は従来から食品原料代替香料の開発、代替肉市場への対応に注力
背景
・食品原料枯渇の回避、環境負荷の低減という面から植物肉市場は
今後も成長が継続すると判断
・植物肉(Plant-based Meat)の開発・生産・
・香りを通じて豊かで健やかな暮らしを実現
販売を手がけるスタートアップ企業
・社会的課題の解決を通じてサステナブルな
×
・コア技術「落合式ハイプレッシャー法」を強みに
社会の構築に貢献
発芽大豆由来の植物肉(ミラクルミート)を展開
当社 DAIZ社
独自の香料・食品素材の技術 開発した植物肉
DAIZ社の植物肉に美味しさを付与
植物肉市場に新たな価値を提供
「たんぱく質危機」という社会的課題の解決に寄与
香料用途拡大、SDGsへの対応を強化
17
海外戦略 -米国-
基本戦略:セイボリー分野、健康分野、飲料分野の売上拡大、買収のシナジー効果の早期実現
現在の取り組みと進捗状況
・2020年12月にTHUSA社がMISSION社を買収
フレーバー
MISSION社買収 ⇒当初計画どおり2021年9月末にPMIが完了 100%
⇒米国市場での更なる成長を目指す
・新たな生産体制構築に向け、第2工場建設計画推進
売上構成比
新生産体制構築 ⇒カリフォルニア州に物件購入済み
⇒2022年2月に第1期工事完了予定
・マーケティング体制強化、パイプライン管理徹底
営業活動強化
⇒市場動向分析等により分野別の長期的な成長戦略、得意先別戦略立案
日本技術の ・Bridge to Tokyoプロジェクト:
日本の技術を米国で活用・展開するため、プロジェクトチームで活動中
活用・展開
・一部の技術について米国での現地化完了、得意先へのサンプル紹介開始
売上高 (百万ドル)
売上高 米国子会社の売上高・営業利益の推移 営業利益
営業利益
140 28
2021年9月期実績
120 前期比 24
前期比 前期比 +6.6% 売上高:85百万ドル(91億円)
+5.7%
100 前期比 +12.8% 20 (前期比50.0%増加)
+50.0%
80 16 営業利益:6.1百万ドル(6.6億円)
前期比
前期比 前期比 +9.7%
(前期比21.0%増加)
60 12
前期比 +34.5% +2.1%
+24.6%
40 8
※セイボリーフレーバー
20 4
スナック菓子、ドレッシング、調味料等に
使用される塩味の効いたフレーバー
0 0
2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024
(計画) (計画) (計画) 18
海外戦略 -中国-
基本戦略:強化した組織基盤のもと、各種施策により業績拡大
現在の取り組みと進捗状況 フレグランス
約25%
・マーケティング機能活用
⇒顧客への戦略的アプローチの展開、未参入分野や潜在需要開拓
地場大手企業・中堅企業に注力、代理店の活用により商圏拡大
営業体制強化
・営業・研究・マーケティングの協働深化 フレーバー
約75%
・パイプライン、営業活動管理の徹底
⇒ITツール導入開始 売上構成比
・原価・コスト管理を徹底
収益力向上
⇒製造原価低減、コスト意識定着等の成果あり
・新研究棟建設プロジェクト進行中
研究体制強化 ⇒研究機能の強化、業務の効率化を目指す
(百万元)
売上高 中国子会社連結の売上高・営業利益の推移 売上高
営業利益
営業利益
800 400
前期比
前期比
前期比 前期比 +5.3% 2021年9月期実績
600 +5.0% 300
前期比 +17.8% +4.8%
前期比 前期比 前期比 売上高:525百万元(86億円)
+1.8% -2.0% -0.1% +6.7%
400 200 (前期比17.8%増加)
営業利益:137.0百万元(22.6億円)
200 100 (前期比94.5%増加)
0 0
2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024
(計画) (計画) (計画)
※2019年9月期より、米国を除く海外連結子会社において、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」を適用
比較を容易にするため、2018年9月期以前の売上高を同様の基準で算定した数値を掲載
19
海外戦略 -東南アジア-
基本戦略:マレーシア製販拠点(THKL)とタイ、インドネシアの販売拠点が連携し、売上拡大フレグランス
約11%
現在の取り組みと進捗状況
・新規顧客開拓に向け営業人財獲得・組織強化
・東南アジア地域を統括する責任者(支配人)配置
営業体制強化 フレーバー
⇒東南アジア各拠点の有機的な連携をコーディネート 約89%
・パイプライン、営業活動管理の徹底⇒ITツール導入開始
売上構成比
顧客対応 ・アプリケーションラボラトリー活用推進
スピードアップ ⇒顧客の要望に迅速に対応
・東南アジア戦略の策定・推進を目的に、THKLに経営企画室設置
・東南アジアのハブ拠点としてTHKL(ハラール対応)を活用
THKLをハブとした ・日本からの人員派遣により研究・生産面の指導実施
東南アジア戦略展開 ・効率的な研究開発推進
⇒派遣人員増員、研究開発業務と管理・戦略立案業務の役割分担明確化
・マレーシアの新工場建設計画は経済動向をふまえて進捗管理
売上高
THKLの売上高
東南アジアの売上高・営業利益の推移 (億円)
売上高 営業利益 営業利益
THKLの営業利益
50 25 2021年9月期実績
前期比
前期比 前期比
40 +5.9% 20 売上高:25.8億円
+26.8% +8.6%
前期比 前期比 (前期比9.4%増加)
30 前期比 前期比 前期比 15
+11.9% +9.4%
+0.1% -2.6% -7.9%
20 10 営業利益:2.2億円
(前期比20.5%増加)
10 5
0 0
2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024
(計画) (計画) (計画)
※売上高は、当社単体売上高に含まれる東南アジアへの輸出売上高を合算して作成
※当社グループにおける重要性が増したため、2022年9月期よりT. HASEGAWA(SOUTHEAST ASIA) CO., LTD.(タイ)を連結の範囲に含めている 20
Ⅴ.中期3ヵ年計画の概要
21
中期3ヵ年計画(連結)
新型コロナウイルスの業績への影響は、2022年9月期は継続すると見込む
当社単体 営業部門、研究部門、マーケティング部の連携強化によるソリューション営業推進、
香料用途拡大への対応等により、売上増加を見込む
セイボリー分野、健康分野、飲料分野の売上拡大、
米国
MISSION社買収のシナジー効果を見込む
マーケティング機能活用、営業・研究・マーケティングの協働深化等により
中国
営業体制を強化し、未参入分野や潜在需要の開拓による売上拡大を見込む
東南アジア各拠点の連携強化、新規顧客開拓に向けた営業体制強化等の
マレーシア
取り組みによる売上増加を見込む
百万円
21/9(実績) 22/9(計画) 23/9(計画) 24/9(計画)
当社連結の売上高・営業利益の推移
売上高 55,755 59,200 61,500 64,200
売上高 (億円)
売上原価 33,106 34,400 35,700 36,940 売上高 営業利益 営業利益
営業利益 6,859 7,630 8,090 9,200 800 200
経常利益 7,466 8,090 8,530 9,620 前期比
前期比
前期比 +4.4%
当期純利益 6,763 7,290 7,500 8,350 前期比
+6.2% +3.9%
600 +11.1% 150
¥107.50/$ ¥110.00/$ ¥110.00/$ ¥110.00/$
為替レート
¥16.54/元 ¥17.00/元 ¥17.00/元 ¥17.00/元
400 100
売上高伸長率 11.1% 6.2% 3.9% 4.4%
売上原価率 59.4% 58.1% 58.0% 57.5%
売上高営業利益率 12.3% 12.9% 13.2% 14.3% 200 50
売上高経常利益率 13.4% 13.7% 13.9% 15.0%
売上高当期純利益率 12.1% 12.3% 12.2% 13.0% 0 0
2021 2022 2023 2024
連結売上高に占める (計画) (計画) (計画)
41.4% 44.0% 45.0% 45.8%
海外売上高の割合
※当社グループの中期3ヵ年計画は毎期洗い替え、詳細については49ページご参照
※当社グループにおける重要性が増したため、2022年9月期よりT. HASEGAWA(SOUTHEAST ASIA) CO., LTD.(タイ)、台灣長谷川香料股份有限公司を連結の範囲に含めている
※表中の当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益を指す
※セイボリーフレーバー:スナック菓子、ドレッシング、調味料等に使用される塩味の効いたフレーバー
22
設備投資額・減価償却費・研究開発費
・当社単体DX推進・IT改革プロジェクト 約30億円
(計画 2022年9月期:約5億円、2023年9月期:約10億円、2024年9月期:約15億円)
・米国第2工場建設計画 約27億円
(実績 2020年9月期:約11億円、2021年9月期:約4億円)
(計画 2022年9月期:約12億円)
・中国新研究棟建設計画 約20億円
(計画 2023年9月期:約20億円)
・マレーシア新工場建設計画 約20億円
(計画 2023年9月期:約10億円、2024年9月期:約10億円)
・研究開発費は連結売上高に対して8%の水準で推移
百万円
21/9 (実績) 22/9 (計画) 23/9 (計画) 24/9 (計画)
設備投資額 2,767 3,731 5,910 4,528
減価償却費 3,186 3,429 3,529 3,613
研究開発費 4,675 4,858 5,086 5,249
23
Ⅵ.資本政策
24
資本政策
基本方針
・将来にわたる企業価値の持続的成長とその最大化を目指していくために、
成長投資及びリスクに適切に対応できる株主資本の水準を保持
資金活用方針
・健全な財務体質の維持、資本効率の向上等を勘案し、資金を適切に活用
-株主還元
連結配当性向35%程度を目途に中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を実施
-設備投資
成長に向けた増産化投資、既存設備の更新・メンテナンス
-M&A
市場規模やビジネスリスク、買収金額等の観点から総合的に判断
顧客網、技術面、人材面等でシナジー効果が期待できるM&Aの実現
政策保有株式
・資本効率向上等の観点から保有総数を縮減(既に一部売却済み、今後も売却検討継続)
・毎年取締役会において、中長期的な観点で保有目的や経済合理性等から保有の適否を検証
25
資本政策
株主還元
・グループ経営基盤のより一層の強化と今後の事業展開のために必要な内部留保を確保しつつ、
株主の皆様に業績に応じた利益還元を図る
・連結配当性向35%程度を目途に中間配当と期末配当の年2回の剰余金の配当を実施
・当社株式の中長期的な保有を目的に、2015年9月期より株主優待制度を導入
・当期は、連結業績などを総合的に勘案し、2020年9月期年間配当40円から15円増配
(年間配当55円)
1株当たり配当額(円)
1株当たり配当額(円)
配当性向(連結)(%)
80
36.2% 35.3%
32.6% 33.6% 33.3%
60
30.0%
15円増配
40
59円
55円 15.0%
20 40円
35円 35円
0 0.0%
2018 2019 2020 2021 2022
(計画)
26
資本政策
政策保有株式の売却(完了)
2021年9月期 投資有価証券売却に伴う特別利益の計上
【理由】 政策保有株式の見直し
【売却株式】当社保有の上場有価証券10銘柄
【売却益】
投資有価証券売却益
2021年9月期
(特別利益)
第1四半期 1,137百万円
第2四半期 - (参考)投資有価証券の連結純資産に対する割合
第3四半期 342百万円 2019年9月期 2020年9月期 2021年9月期
第4四半期 784百万円 25.1% 21.5% 18.2%
合計 2,265百万円 ※2026年9月期に10%以下とすることを目指す
自己株式の取得(完了)
・2021年5月7日「自己株式の取得及び自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による
自己株式の買付けに関するお知らせ」を発表
・経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行、資本効率の向上と株主還元の充実が目的
・2021年5月10日に自己株式取得
・取得の内容
【取得対象株式の種類】当社普通株式
【取得した株式の総数】400千株
【取得価額の総額】 845百万円
【取得方法】 東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買付け
27
Ⅶ.添付資料
28
香料業について
29
香料業について
原 料 製 品
(調合香料)
① 天然香料 ③ 食品香料
Natural aromatics Flavors
調合
調合
② 合成香料 処方箋 ④ 香粧品香料
Synthesized aroma chemicals Fragrances
ノウハウの集大成
・食品香料を調香する研究者をFlavorist(フレーバリスト)、
香粧品香料を調香する研究者をPerfumer(パフューマー)と呼ぶ
・食品香料と香粧品香料は各得意先の要求に基づいてテーラーメイドされる
⇒フレーバリスト、パフューマーが作成する処方箋が香料会社のノウハウの集大成
30
市場規模
31
世界の香料市場の推移(当社推計)
・2019年の世界全体の香料市場 前年比約7%増加
世界の香料市場の推移(当社推計)
百万ドル
40,000
CAGR
(年平均成長率)
30,000
南米 7.9%
アジア 4.8%
20,000
北米 3.3%
10,000
ヨーロッパ・
アフリカ・中東 3.5%
0
2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019
32
世界の香料市場の規模(当社推計)
・世界全体の香料販売額:約3.2兆円(約298億ドル)
ヨーロッパ・アフリカ・中東 北米
‐市場規模: 約 11,700億円 * ‐ 市場規模: 約 8,200億円 *
‐ユーザーの多くは優先サプライヤー制度 ‐ ユーザーの多くは優先サプライヤー制度を導入しており、
を導入しており、欧米の大手香料会社が 欧米の大手香料会社が基盤を構築
基盤を構築 ‐ 当社は米国・カリフォルニア(1978年)に子会社設立
‐ 2017年 FLAVOR INGREDIENT HOLDINGS, LLC買収
健康分野を中心とした食品・飲料用香料の製造販売会社
‐ 2020年 MISSION FLAVORS & FRAGRANCES, INC. 買収
乳製品、アイスクリーム等に使用されるスイート系フレーバーに
強みのある香料製造販売会社
アジア
‐市場規模: 約 9,500億円 *
‐中国を中心とする新興国の経済成長による市場拡大。
世界の大手香料会社各社が中国に進出 南米
‐当社は上海(2000年)、蘇州(2006年)、 ‐ 市場規模: 約 2,600億円 *
タイ(2003年)、インドネシア(2014年)、 ‐ 北米、メキシコ等からの輸入が主体。
台湾(2017年)に子会社設立 ブラジル市場は経済成長に伴い
‐M&Aによりマレーシアに製造拠点確保(2014年)。 競争激化
*地域別の市場規模は当社推計
*為替レート 1US$=108.1円(2019年)
● = 当社拠点
33
世界の香料市場における上位10社の売上高シェア
百万ドル
会社名 国 名 2020年売上高 シェア
1 Givaudan スイス 5,926 23.4%
2 IFF 米国 5,084 20.1%
3 Firmenich スイス 3,656 14.5%
4 Symrise ドイツ 3,096 12.3%
5 ADM/Wild Flavors ドイツ 2,812 11.1%
6 Mane SA フランス 1,569 6.2%
7 高砂香料工業 日本 1,441 5.7%
8 Sensient Flavors 米国 742 2.9%
9 長谷川香料 日本 474 1.9%
10 Robertet SA フランス 473 1.9%
合計 25,273 100.0%
※ 各社の開示資料を参考に当社推計
34
国内香料市場の規模
・国内香料市場(フレーバー、フレグランス合計)に占める
フレーバーの割合は約80%(世界全体では約50%)
国内香料市場 販売金額の推移(億円) フレーバー、フレグランスの構成比
(2020年度)
3,000
天然香料
合成香料 フレーバー
フレグランス フレグランス
2,500
フレーバー
166 169 163
155 148
2,000 21%
304 333 353
311 306
344 356 358 360
1,500 326
79%
1,000
1,333 1,364 1,412 1,415 1,382
500
0
2016 2017 2018 2019 2020
合計 2,125 2,162 2,238 2,275 2,257
前年比増減率 5.5% 1.7% 3.5% 1.7% -0.8%
出典:日本香料工業会会報
35
当社の現況
36
日本の香料市場における上位10社の売上高シェア
その他
14.9%
T社
SI社 31.2%
5.2%
SO社
6.3%
O社
11.4%
G社 長谷川香料
12.1% 18.9%
(2021年3月時点)
※1 民間調査機関の調査資料に基づき、市場占有率は、上位10社の単体売上高の合計を100として算出しています。
※2 当社は9月決算、T社、SO社、SI社は3月決算、G社、O社は12月決算です 。
なお、上記グラフでの当社売上高は2020年4月~2021年3月の期間で算出しています。
37
売上構成
・当社は付加価値の高い調合香料に特化
・多品種少量生産 年間約12,000品目のフレーバー、フレグランスを販売
百万円
長谷川香料(連結) T社(連結)
2021.9 2021.3
売上高 構成比 売上高 構成比
フレーバー 48,115 86.3% 88,936 59.1%
フレグランス 7,640 13.7% 43,443 28.9%
合成香料・ケミカル - - 16,540 11.0%
その他 - - 1,445 1.0%
小計 55,755 100.0% 150,367 100.0%
売上高総利益率 40.6% 30.0%
売上高営業利益率 12.3% 4.2%
※T社の合成香料・ケミカルは、アロマイングリディエンツ部門、ファインケミカル部門の金額
長谷川香料(連結) T社(連結)
フレグランス その他
合成香料・
ケミカル
フレグランス
フレーバー
フレーバー
38
フレーバー部門の販売先業界別の割合
・飲料業界向け売上が多く、売上に季節性あり
その他業界向け
約10%
調味料業界向け
飲料業界向け
約11%
約32%
即席麺業界向け
約9%
菓子業界向け
乳業業界向け
約13%
約25%
(注) 業界別区分が可能な得意先の2021年9月期売上高(単体)合計を
100として算出した参考データです。
39
その他 財務諸表
40
連結損益計算書の増減分析
・営業増益要因
売上高の増加(MISSION社寄与、中国子会社増収)、売上原価率の改善が主因
百万円
前期 当期 増減
要因
(実績) (実績) 金額 %
MISSION社(米国)の売上が寄与(2,101百万円)
売上高 50,192 100.0% 55,755 100.0% 5,562 11.1%
中国子会社の売上が増加
中国子会社における売上高の増加及び売上構成の変化により
売上原価 30,783 61.3% 33,106 59.4% 2,322 7.5%
売上原価率が改善
売上総利益 19,408 38.7% 22,648 40.6% 3,239 16.7%
MISSION社買収に伴う無形固定資産の償却開始
販売費及び
14,052 28.0% 15,788 28.3% 1,736 12.4% (のれん434百万円、顧客関連資産273百万円)
一般管理費
MISSION社に係る買収関連費用計上(231百万円)
営業利益 5,356 10.7% 6,859 12.3% 1,503 28.1%
経常利益 5,861 11.7% 7,466 13.4% 1,605 27.4%
(特別利益)
前期 当社単体 固定資産売却による特別利益 320百万円
税引前当期純利益 7,028 14.0% 9,692 17.4% 2,664 37.9%
投資有価証券売却による特別利益 867百万円
当期 当社単体 投資有価証券売却による特別利益 2,265百万円
当期純利益 5,090 10.1% 6,763 12.1% 1,672 32.9%
41
連結貸借対照表の増減分析
百万円
前期末 当期末 増減 要因
・現金及び預金の増加 2,453百万円
流動資産 59,013 55,242 △ 3,771 ・売掛債権の増加 1,591百万円
・有価証券の減少 △8,000百万円
・MISSION社(米国)のれんの増加 5,583百万円
固定資産 54,431 65,703 11,272 ・MISSION社(米国)顧客関連資産の増加 7,310百万円
・投資有価証券の減少 △1,907百万円
資産合計 113,445 120,945 7,500
・仕入債務の増加 257百万円
流動負債 10,261 11,604 1,342
・未払法人税等の増加 987百万円
固定負債 10,965 11,040 75
負債合計 21,226 22,644 1,417
・当期純利益 6,763百万円
・剰余金の配当 △1,825百万円
純資産 92,218 98,301 6,082 ・自己株式の増加 △809百万円
・為替換算調整勘定の増加 3,169百万円
・有価証券評価差額金の減少 △1,279百万円
負債・純資産
113,445 120,945 7,500
合計
42
連結キャッシュ・フロー計算書
百万円
前期 当期 増減 当期の主要科目
・税金等調整前当期利益 9,692百万円
・減価償却費 3,186百万円
営業活動による
6,387 9,980 3,593 ・のれん償却額 572百万円
キャッシュ・フロー
・投資有価証券売却益 △2,265百万円
・法人税等の支払額 △1,693百万円
投資活動による
△ 431 △ 14,130 △ 13,698 ・子会社株式の取得 △12,885百万円
キャッシュ・フロー
財務活動による ・自己株式の取得 △846百万円
△ 1,511 △ 2,733 △ 1,222
キャッシュ・フロー ・配当金の支払 △1,824百万円
現金及び現金同等物
17 385 368
に係る換算差額
現金及び現金同等物
4,461 △ 6,497 △ 10,959
の増減額
現金及び現金同等物
20,898 25,360 4,461
の期首残高
現金及び現金同等物
25,360 18,863 △ 6,497
の期末残高
43
設備投資額・減価償却費・研究開発費(連結)
百万円
当期計画 当期実績 進捗率
設備投資額 3,605 2,767 76.8%
減価償却費 3,158 3,186 100.9%
研究開発費 4,682 4,675 99.9%
44
当社単体(実績)
百万円
前期 当期 当期
増減
(実績) (5月7日修正計画) (実績)
前期比 計画比
金額 構成比 金額 構成比 金額 構成比
金額 % 金額 %
売上高 36,821 100.0% 36,900 100.0% 37,362 100.0% 541 1.5% 462 1.3%
売上原価 22,914 62.2% 22,750 61.7% 22,834 61.1% -80 -0.3% 84 0.4%
売上総利益 13,907 37.8% 14,150 38.3% 14,528 38.9% 621 4.5% 378 2.7%
販売費及び一般管理費 10,202 27.7% 10,730 29.1% 10,636 28.5% 433 4.2% -93 -0.9%
営業利益 3,704 10.1% 3,420 9.3% 3,891 10.4% 187 5.1% 471 13.8%
経常利益 5,168 14.0% 3,880 10.5% 4,449 11.9% -719 -13.9% 569 14.7%
税引前当期純利益 6,302 17.1% 5,730 15.5% 6,689 17.9% 386 6.1% 959 16.7%
当期純利益 4,821 13.1% 4,170 11.3% 4,819 12.9% -2 -0.0% 649 15.6%
・売上高は、フレグランス部門のトイレタリー製品向けの売上増加を主因に増収。
・営業利益は、MISSION社買収に係る関連費用の計上に伴い、販管費が増加したものの、
売上高の増加、売上原価率の改善により増益。
・経常利益は減益。前期は中国子会社からの受取配当金を計上したため。
・当期純利益は、投資有価証券売却益の増加により前期並み。
45
米国子会社連結(実績)
※当社の米国連結子会社2社(T. HASEGAWA U.S.A., INC.、MISSION FLAVORS & FRAGRANCES, INC.)の連結損益計算書
※MISSION FLAVORS & FRAGRANCES, INC.の当期業績は2021年1月~9月までの9ヵ月間(前期は実績なし)
百万円
円ベース 前期 当期 増減
金額 構成比 金額 構成比 前期比 %
売上高 6,146 100.0% 9,187 100.0% 3,041 49.5%
売上原価 3,642 59.3% 5,416 59.0% 1,773 48.7%
売上総利益 2,503 40.7% 3,770 41.0% 1,267 50.6%
販管費 1,953 31.8% 3,108 33.8% 1,154 59.1%
営業利益 549 8.9% 662 7.2% 112 20.6%
経常利益 560 9.1% 679 7.4% 118 21.2%
当期純利益 436 7.1% 519 5.7% 83 19.1%
1US$=107.88円 1US$=107.50円 (0.4%円高)
千ドル
現地通貨ベース 前期 当期 増減
金額 構成比 金額 構成比 前期比 %
売上高 56,972 100.0% 85,466 100.0% 28,493 50.0%
売上原価 33,768 59.3% 50,388 59.0% 16,620 49.2%
売上総利益 23,203 40.7% 35,077 41.0% 11,873 51.2%
販管費 18,112 31.8% 28,917 33.8% 10,805 59.7%
営業利益 5,091 8.9% 6,159 7.2% 1,068 21.0%
経常利益 5,195 9.1% 6,320 7.4% 1,124 21.7%
当期純利益 4,042 7.1% 4,832 5.7% 789 19.5%
・売上高は、MISSION社の売上寄与(9ヵ月間:2,101百万円)、
既存会社の飲料向けの売上増加を主因に増収。
・営業利益は、売上高の増加、売上原価率の改善により増益。
46
中国子会社連結(実績)
※当社の中国連結子会社2社(長谷川香料(上海)有限公司、長谷川香料(蘇州)有限公司)の連結損益計算書
百万円
円ベース 前期 当期 増減
金額 構成比 金額 構成比 前期比 %
売上高 6,870 100.0% 8,699 100.0% 1,829 26.6%
売上原価 4,382 63.8% 4,897 56.3% 515 11.8%
売上総利益 2,488 36.2% 3,801 43.7% 1,313 52.8%
販管費 1,403 20.4% 1,534 17.6% 131 9.4%
営業利益 1,084 15.8% 2,267 26.1% 1,182 109.0%
経常利益 1,173 17.1% 2,383 27.4% 1,210 103.2%
当期純利益 939 13.7% 1,808 20.8% 869 92.5%
1人民元=15.39円 1人民元=16.54円 (7.5%円安)
千元
現地通貨ベース 前期 当期 増減
金額 構成比 金額 構成比 前期比 %
売上高 446,435 100.0% 525,978 100.0% 79,542 17.8%
売上原価 284,772 63.8% 296,111 56.3% 11,339 4.0%
売上総利益 161,663 36.2% 229,866 43.7% 68,202 42.2%
販管費 91,174 20.4% 92,784 17.6% 1,610 1.8%
営業利益 70,489 15.8% 137,081 26.1% 66,591 94.5%
経常利益 76,219 17.1% 144,102 27.4% 67,883 89.1%
当期純利益 61,039 13.7% 109,354 20.8% 48,315 79.2%
・売上高は、フレーバー部門の飲料向け、即席麺向けの売上増加を主因に増収。
・営業利益は、売上高の増加、売上原価率の改善により増益。
47
マレーシア子会社(実績)
※T HASEGAWA FLAVOURS (KUALA LUMPUR) SDN. BHD.の損益計算書
百万円
円ベース 前期 当期 増減
金額 構成比 金額 構成比 前期比 %
売上高 902 100.0% 998 100.0% 96 10.7%
売上原価 504 55.9% 570 57.1% 66 13.1%
売上総利益 398 44.1% 428 42.9% 30 7.6%
販管費 306 33.9% 314 31.4% 7 2.6%
営業利益 92 10.2% 114 11.4% 22 24.1%
経常利益 104 11.6% 121 12.2% 17 16.4%
当期純利益 68 7.6% 86 8.6% 17 25.9%
1MYR=25.61円 1MYR=26.08円 (1.8%円安)
千マレーシアリンギット
現地通貨ベース 前期 当期 増減
金額 構成比 金額 構成比 前期比 %
売上高 35,236 100.0% 38,297 100.0% 3,060 8.7%
売上原価 19,683 55.9% 21,868 57.1% 2,185 11.1%
売上総利益 15,553 44.1% 16,428 42.9% 875 5.6%
販管費 11,955 33.9% 12,044 31.4% 89 0.7%
営業利益 3,598 10.2% 4,384 11.4% 786 21.9%
経常利益 4,089 11.6% 4,675 12.2% 585 14.3%
当期純利益 2,675 7.6% 3,307 8.6% 632 23.6%
・売上高は、菓子向け及び飲料向けの売上増加を主因に増収。
・営業利益は、売上高の増加により増益。
48
中期3ヵ年計画(連結)
百万円
21 / 9 (実績) 22 / 9 (計画) 23 / 9 (計画) 24 / 9 (計画)
金額 構成比 前期比 金額 構成比 前期比 金額 構成比 前期比 金額 構成比 前期比
売上高 55,755 100.0% 11.1% 59,200 100.0% 6.2% 61,500 100.0% 3.9% 64,200 100.0% 4.4%
売上原価 33,106 59.4% 7.5% 34,400 58.1% 3.9% 35,700 58.0% 3.8% 36,940 57.5% 3.5%
売上総利益 22,648 40.6% 16.7% 24,800 41.9% 9.5% 25,800 42.0% 4.0% 27,260 42.5% 5.7%
販売費及び
15,788 28.3% 12.4% 17,170 29.0% 8.7% 17,710 28.8% 3.1% 18,060 28.1% 2.0%
一般管理費
営業利益 6,859 12.3% 28.1% 7,630 12.9% 11.2% 8,090 13.2% 6.0% 9,200 14.3% 13.7%
経常利益 7,466 13.4% 27.4% 8,090 13.7% 8.4% 8,530 13.9% 5.4% 9,620 15.0% 12.8%
税引前当期純利益 9,692 17.4% 37.9% 10,250 17.3% 5.7% 10,690 17.4% 4.3% 11,780 18.3% 10.2%
当期純利益 6,763 12.1% 32.9% 7,290 12.3% 7.8% 7,500 12.2% 2.9% 8,350 13.0% 11.3%
※当社グループにおける重要性が増したため、2022年9月期よりT. HASEGAWA (SOUTHEAST ASIA) CO., LTD.(タイ)、
台灣長谷川香料股份有限公司を連結の範囲に含めている
※表中の当期純利益は、親会社株主に帰属する当期純利益を指す
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