4930 J-グラフィコ 2020-09-24 08:00:00
東京証券取引所JASDAQへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ [pdf]
2020 年9月 24 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 グ ラ フ ィ コ
代表者名 代表取締役社長 C E O 長谷川 純代
(コード:4930 JASDAQ)
問合せ先 取締役 CFO 兼管理本部長 甲 正彦
(TEL.03-5759-5077)
東京証券取引所JASDAQへの上場に伴う当社決算情報等のお知らせ
当社は、本日、2020年9月24日に東京証券取引所JASDAQに上場いたしました。今後とも、なお一層の
ご指導ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
なお、2021年6月期(2020年7月1日から2021年6月30日)における当社の業績予想は以下のとおりであり、
また、最近の決算情報等につきまして別添のとおりであります。
【個別】 (単位:百万円、%)
決算期
2021 年6月期 2020 年6月期 2019 年6月期
(予想) (実績) (実績)
対売上 対前期 対売上 対売上
項目
高比率 増減率 高比率 高比率
売 上 高 3,650 100.0 4.3 3,499 100.0 3,377 100.0
営 業 利 益 300 8.2 27.7 234 6.7 213 6.3
経 常 利 益 263 7.2 18.4 222 6.3 205 6.1
当 期 純 利 益 171 4.7 15.0 148 4.2 144 4.3
1 株 当 た り
198 円 52 銭 185 円 90 銭 180 円 21 銭
当 期 純 利 益
1 株 当 た り
0円 00 銭 0円 00 銭 0円 00 銭
配 当 金
(注)1.当社は、連結財務諸表を作成しておりません。
2.2021 年6月期(予想)の1株当たり当期純利益は、公募による新株式数(80,000 株)を含めた予
定期中平均発行済株式数により算出し、オーバーアロットメントによる売出しに関する第三者割当
増資分(最大 42,000 株)を考慮しておりません。
3.2019 年6月期(実績)及び 2020 年6月期(実績)の1株当たり当期純利益は、期中平均発行済株
式数により算出しております。
【2021 年6月期業績予想の前提条件】
1. 当社全体の見通し
当社は『モノ創りで、笑顔を繋ぐ。』を経営ビジョンとして、変容する働き方やライフスタイルの中で
頑張る方々を応援し、笑顔で幸せな生活を楽しんでいただくための商品を創出するメーカーで、健康食品、
化粧品、日用雑貨、医薬品を中心に展開しております。商品企画から、開発、マーケティング、プロモー
ション、セールスまでを一貫して行い、それぞれにベストな生産方法や工場を選出して製造や物流を外部に
委託する機動的なファブレススタイルを採用しております。商品をひと目で理解できるパッケージ、ネーミ
ング、店頭販促物、PR活動により生活者の共感や悩みの解決を提案しており、自社オリジナル商品に加え、
海外商品の独占販売権の取得や日本用オリジナル商品の製造を行い、正規輸入販売元として日本国内にて
マーケティングを行い販売しております。主要な販売チャネルはドラッグストア、GMS(General
Merchandise Storeの略:大規模総合スーパー)、ホームセンターであり、自社にて通信販売も行っておりま
す。
当社が属する健康食品、化粧品、日用雑貨及び医薬品業界におきましては、少子高齢化やセルフメディ
ケーションの進展に伴い、中高年齢層を中心に健康への関心が高まりを見せるなか、新型コロナウイルス感
染症拡大の影響により、幅広い年代で健康維持・増進や衛生への意識は更に高まりを見せております。また、
女性の社会進出や働き方、ライフスタイル、消費者の購買行動が大きく変わり市場構造の変化が進む中で、
多種多様な業界の企業が参入しており、今後も拡大が見込まれる市場であります。
このような事業環境のもと、当社は独自性のある商品力で、消費者ニーズを捉えた高付加価値で競争力の
高い商品の企画開発に取り組んでまいります。主力ブランドにおきましては新商品開発や商品リニューアル
によるリピート率及び品質の向上、市場シェア拡大に努めており、医薬品カテゴリーでは、医療用医薬品の
供給強化と一般用医薬品の新商品企画開発を進めており、商品ラインナップの拡充に取り組んでおります。
販売面におきましては、販売先との一層の関係強化による事業活性化、販売基盤の強化や営業の効率化によ
る生産性向上に努めております。また、SNSやWEB、テレビ等の広域プロモーションを中心とした宣
伝・PR活動の積極展開による認知度向上への取り組みを行ってまいります。ただし、業績見通しとしまし
ては、日用雑貨や医薬品需要は堅調に推移するものの、新型コロナウイルス感染症の影響拡大によるインバ
ウンド需要の大幅減少、外出自粛等により、化粧品や健康食品需要の減少は長期化するものと想定しており、
下期以降から徐々に回復に向かうとの仮定に基づき策定しております。このような状況下において、当社は、
既存商品の医薬部外品へのリニューアルや国内需要取り込みのためのリニューアル、機能性表示食品・日用
雑貨等の新商品の投入を予定しており、当該売上高の増加を見込んでおります。
これにより 2021 年6月期の通期見通しは、売上高は 3,650 百万円(前期比 4.3%増)
、営業利益は 300 百
万円(前期比 27.7%増)
、経常利益は 263 百万円(前期比 18.4%増)
、当期純利益は 171 百万円(前期比
15.0%増)と見込んでおります。
2. 業績予想の前提条件
当社は健康食品、化粧品、日用雑貨、医薬品の企画及び販売を主たる事業とする単一セグメントであり、
健康食品を中心とする「ヘルスケア」、化粧品を中心とする「ビューティケア」、日用雑貨の「ハウスホールド」、
医療用医薬品と一般用医薬品の「医薬品」、
「その他」のカテゴリーから構成されております。取り扱う商品
は、当社の企画等に基づき、商品の開発から、マーケティング、販売を行う「自社開発商品」と、内国企業に
おいて、唯一、日本オリジナル商品の販売を含む独占販売権(※)を取得して展開している「独占販売権取
得商品」となっております。主に卸売業者を通じて全国のドラッグストア、GMS、ホームセンター等の小
売りチェーンを中心に商品を流通させることで販売を行っており、消費者の生活の中に占める割合の高い売
場となっております。海外事業におきましても国内外の代理店を通じ、中国、韓国、香港、台湾、タイ等で
販売を行っております。また、自社通販サイト及び大手EC事業者の運営する通販サイトでの販売もされて
おります。主要卸売先との関係強化による営業チャネル拡大と営業効率化に取り組んでおり、より強固な収
益基盤の構築を推進しております。
(※)例外的に海外の多国籍企業が米国において仕入れた商品を日本国内の小売店舗で販売することが許容されております。
(1)売上高
当社の売上高につきましては、過去の実績と今後の成長性、市場環境等を踏まえ、新商品・企画品・リ
ニューアル商品の投入予定時期、販売先の需要動向、販促施策等を勘案したうえで計画を策定しております。
既存商品を含むブランド毎の月別売上計画を販売部門別に営業本部(国内法人・海外向け法人・医薬品等に
区分)と直販部(通信販売)に分けて算出し、各月の積み上げにより年度売上計画を算定しております。ま
た、UVケア品や温熱パットなどの季節性商品につきましては、ブランド別に季節変動要因を加味したうえ
で月別の売上高を算出しており、返品の見込まれる商品につきましては、過去の実績に基づき返品可能性を
考慮したうえで販売と返品に分けて算出しております。
カテゴリー別の主力ブランドとその取り組み状況、勘案している前提条件は以下のとおりであります。
① ヘルスケア
ヘルスケアの主力ブランドは、食事のおともに飲むことで、気にせず食事を楽しめるサプリメントシリー
ズ『なかったコトに!』
、水を含むと 30 倍以上に膨らむと言われている種(タネ)バジルシードを用いた
キャンディシリーズ『満腹 30 倍』であります。2021 年6月期上期においては、
『なかったコトに!』及び
『満腹 30 倍』の既存商品は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によるインバウンド需要の縮小が長期
化するものと想定し、2020 年 6 月期下半期の販売実績に基づき算出しております。また、中国当局の原料
規制等の外部環境の変化による売上高の減少も見込んでおります。新型コロナウイルス感染症の影響に関し
ては、下期以降から徐々に回復に向かうと仮定しており、『なかったコトに!』の全面リニューアルや機能
性表示食品の投入による国内需要の取込み強化、中国の原料規制に対応した海外専売品の投入も予定してお
り、2021 年 6 月期下半期における売上高増加を見込んでおりますが、新型コロナウイルス感染症による落
ち込みをカバーできない見通しであり、通期のヘルスケアの売上高は 479 百万円(前期比 12.8%減) を計
画しております。
② ビューティケア
ビューティケアの主力ブランドは、洗って足の角質や菌・ニオイをケアできる「足用角質クリアハーブ
石けん」をはじめとするフットケアシリーズ『フットメジ』
、韓国のよもぎ蒸しをイメージして開発された、
下着に貼って温めるタイプの「よもぎ温座パット」をはじめとした温活サポートブランド『優月美人』
、無
添加と保湿にこだわったスキンケア商品で、途上国の教育・産業支援を行う FEELPEACE プロジェクトから生
まれたブランド『スキンピース』であります。2021 年6月期においては、
『フットメジ』及び『スキンピー
ス』の既存商品は、新型コロナウイルス感染症拡大による化粧品需要の減少を見込み、2020 年 6 月期下半
期の販売実績に基づき算出していますが、
『フットメジ』ピーリングスプレーは中国向けの販売が好調で、
2020 年6月期末には新商品の投入も行っており、拡販を見込んでおります。また、
『フットメジ』足石けん
の医薬部外品へのリニューアルにより、商品力の向上とラインナップの充実を図る予定であり、2021 年 6
月期下半期での当該売上高の増加を見込んでおります。なお、
『優月美人』は主に秋冬向け商品、
『スキン
ピース』は主に春夏向け商品であるため、その季節変動要因を加味したうえで売上高を算出しております。
これにより、ビューティケアの売上高は 801 百万円(前期比 16.6%増)を計画しております。
③ ハウスホールド
ハウスホールドでは、酸素パワーで衣類やキッチン用品、風呂用品の汚れ・シミを落とす酸素系漂白剤
ブランド『オキシクリーン』が好調に推移しております。米国大手家庭用消費材メーカーであるチャーチア
ンドドワイト社が世界展開するブランドで、内国企業において、唯一、日本オリジナル商品の販売を含む独
占販売権(※)を取得して展開しております。2021 年 6 月期においては、新型コロナウイルス感染症拡大
の影響下においても『オキシクリーン』の販売は堅調に推移しており、2021 年 6 月期下半期において、日
本向け新商品の投入により、ラインナップの拡充を図る予定であり、当該売上高の増加を見込んでおります。
また、SNSやWEB、テレビ等の広域プロモーションを中心とした宣伝・PR 活動の積極展開による認知
度向上にも取り組みます。これにより、ハウスホールドの売上高は 2,121 百万円(前期比 3.2%増)を計画
しております。
(※)例外的に海外の多国籍企業が米国において仕入れた商品を日本国内の小売店舗で販売することが許容されております。
④ 医薬品
医薬品の主力ブランドは、しみ、そばかす、日やけ・かぶれによる色素沈着の緩和や体力低下時などの
ビタミンC補給を目的とした商品『ビタミンC2000 (第3類医薬品)、皮膚や器具などの消毒に使える
』
『消毒用エタノール「TX」
(第3類医薬品)
』等であります。健康への関心や衛生意識の高まりや新型コロナ
ウイルス感染症拡大に伴う衛生用品の需要が拡大しており、健康・衛生の周辺市場のニーズに応え、供給力
強化に取り組んでおります。これにより、医薬品の売上高は 181 百万円(前期比 20.7%増)を計画してお
ります。
⑤ その他売上
その他売上につきましては、主として植物石鹸等のPB(プライベートブランド)商品を中心に堅調に
推移しており、引き続き安定した売上を見込んでおります。これにより、その他の売上高は 65 百万円(前
期比 18.5%増)を計画しております。
以上により、2021 年6月期の売上高は 3,650 百万円(前期比 4.3%増)と見込んでおります。
(2)売上原価、売上総利益
当社の売上原価につきましては、主に「自社開発商品」の原材料、各種資材、製造委託先での製造加工費
と「独占販売権取得商品」の商品仕入、輸入諸掛で構成されております。
売上原価の予想数値策定にあたっては、ブランド別の売上原価率をベースにブランド毎の月別売上計画
と連動して個別商品原価を算定しております。その他に将来返品が予想される商品に設定する返品調整引当
金繰入差額、収益性の低下や長期滞留等の商品に対して設定する商品評価損等は、過去実績をベースに策定
しております。
以上により、2021 年6月期の売上原価は 1,832 百万円(前期比 3.7%増)
、売上総利益は 1,818 百万円
(前期比 4.9%増)と見込んでおります。
(3)販売費及び一般管理費、営業利益
当社の販売費及び一般管理費につきましては、主に「人件費」
、広告宣伝と販売促進施策による「販売
費」
、外部委託している物流倉庫業務や商品の配送費等の「物流費」で構成されております。
「人件費」は、既存人員は前期実績をベースに昇給率を考慮し、新規人員は採用計画による増加人員数に
想定人件費を乗じて算定しており、通期で 410 百万円(前期比 11.5%増)を見込んでおります。
「販売費」は、販売戦略の基づいた販促施策、店頭販促活動や更なるブランド認知度向上を目的とした
SNSやWEB、テレビ等の広域プロモーションを中心とした宣伝・PR活動費であります。2020 年6月
期は好調なオキシクリーンの認知率アップのため関東圏でテレビCM放映の追加実施による広告宣伝費の先
行投資を行い増加したことに加え、2021 年6月期では、主力ブランドや新商品、リニューアル品を中心に、
より効率的な広告投入により費用を抑制できることから販売費は前期を下回る計画となり、通期で 424 百万
円(前期比 14.6%減)を見込んでおります。
「物流費」は販売計画及び在庫状況をベースに策定しており、通期で 390 百万円(前期比 3.9%増)を見
込んでおります。
また、地代家賃等の設備費とその他の一般経費につきましては、前期実績をベースに勘定科目別に積み
上げを行い、支払報酬、支払手数料、租税公課等で新規株式上場による費用負担の増加を計上しており、通
期で 293 百万円(前期比 13.6%増)を見込んでおります。
以上により、2021 年6月期の販売費及び一般管理費は 1,517 百万円(前期比 1.3%増)
、営業利益は 300
百万円(前期比 27.7%増)と見込んでおります。
(4)営業外収益・費用、経常利益
営業外収益の発生は見込んでおりません。営業外費用は主に、売上割引を前期実績及び売上計画により
22 百万円、株式上場関連費用を 13 百万円見込んでおります。
以上により、営業外費用は 37 百万円(前期比 49.7%増)
、経常利益は 263 百万円(前期比 18.4%増)と
見込んでおります。
(5)特別利益・損失、当期純利益
特別利益及び特別損失の発生は見込んでおりません。
以上の結果、税引前当期純利益 263 百万円より法人税等 92 百万円を差し引き、当期純利益は 171 百万円
(前期比 15.0%増)を見込んでおります。
【業績予想に関するご留意事項】
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的で
あると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は様々な要因によって異なる場合がございます。
また、今後の新型コロナウイルス感染症の収束時期や影響範囲等は大きく変動する可能性があり、当社
の業績に影響を及ぼす事象が生じた場合には速やかに公表いたします。
以上
2020年6月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
2020年9月24日
上 場 会 社 名 株式会社グラフィコ 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4930 URL https://www.graphico.co.jp/
代 表 者 (役職名)代表取締役社長CEO (氏名)長谷川 純代
問合せ先責任者 (役職名)取締役CFO兼管理本部長 (氏名)甲 正彦 (TEL) 03(5759)5077
定時株主総会開催予定日 2020年9月29日 配当支払開始予定日 -
有価証券報告書提出予定日 2020年9月30日
決算補足説明資料作成の有無 : 無
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2020年6月期の業績(2019年7月1日~2020年6月30日)
(1)経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年6月期 3,499 3.6 234 10.3 222 7.9 148 3.2
2019年6月期 3,377 20.3 213 35.1 205 36.5 144 524.5
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2020年6月期 185.90 - 12.2 13.6 6.7
2019年6月期 180.21 - 13.5 13.1 6.3
(参考) 持分法投資損益 2020年6月期 - 百万円 2019年6月期 - 百万円
(注)潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、2020年6月30日現在において当社株式は非上場
であり、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
(2)財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年6月期 1,681 1,289 76.7 1,612.46
2019年6月期 1,581 1,141 72.2 1,426.56
(参考) 自己資本 2020年6月期 1,289 百万円 2019年6月期 1,141 百万円
(3)キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年6月期 178 △6 - 398
2019年6月期 223 △1 △250 227
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 純資産
配当性向
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) 配当率
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年6月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2019年6月期 - 0.00 - 0.00 0.00 - - -
2021年6月期
- 0.00 - 0.00 0.00 -
(予想)
3.2021年6月期の業績予想(2020年7月1日~2021年6月30日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
1株当たり
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 1,733 △5.5 170 △31.1 145 △40.4 94 △42.2 112.35
通 期 3,650 4.3 300 27.7 263 18.4 171 15.0 198.52
(注)1株当たり当期純利益の算定は、公募株式数(80,000株)を含めた予定期中平均株式数により算出して
おります。
※ 注記事項
(1)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(2)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年6月期 800,000 株 2019年6月期 800,000 株
② 期末自己株式数 2020年6月期 -株 2019年6月期 -株
③ 期中平均株式数 2020年6月期 800,000 株 2019年6月期 800,000 株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての
注意事項等については、添付資料P.6「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
株式会社グラフィコ(4930)
2020年6月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………4
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………6
(5)継続企業の前提に関する重要事象等 …………………………………………………………6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………6
3.財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………………7
(1)貸借対照表 ………………………………………………………………………………………7
(2)損益計算書 ………………………………………………………………………………………9
(3)株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………………11
(4)キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………12
(5)財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………………13
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………13
(セグメント情報等) ………………………………………………………………………………13
(1株当たり情報) …………………………………………………………………………………14
(重要な後発事象) …………………………………………………………………………………15
1
株式会社グラフィコ(4930)
2020年6月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
(当事業年度の営業の概況)
増減率
2019年6月期 2020年6月期 増減額
(%)
売上高(千円) 3,377,742 3,499,270 121,528 3.6
営業利益(千円) 213,086 234,938 21,852 10.3
経常利益(千円) 205,750 222,061 16,310 7.9
当期純利益(千円) 144,168 148,723 4,554 3.2
1株当たり当期純利益(円) 180.21 185.90 - -
当事業年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善が続くなかで、緩やかな回復基調が続いて
おりましたが、米中の貿易摩擦をめぐる動向や消費税率引き上げ後の消費者マインドへの影響に加えて、新型コロ
ナウイルス感染症の世界的な感染拡大の影響を受け、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
当社が属する健康食品、化粧品、日用雑貨及び医薬品業界におきましては、少子高齢化やセルフメディケーショ
ンの進展に伴い、中高年齢層を中心に健康への関心が高まりを見せるなか、新型コロナウイルス感染症拡大の影響
により、幅広い年代で健康維持・増進や衛生への意識は更に高まりを見せており、衛生用品や日用品等は好調に推
移しております。また、テレワークの拡大や外出自粛の影響による巣ごもり需要により、ネット通販等の利用が増
加するなど、消費者の購買行動やライフスタイルが大きく変わり市場構造の変化が生じております。一方で、イン
バウンド需要の大幅減少や外出自粛等により、化粧品や健康食品需要の減少は長期化するものと想定され、厳しい
経営環境が続いております。
このような状況の下、当社は「モノ創りで、笑顔を繋ぐ。」を経営ビジョンとして、変容する働き方やライフス
タイルの中で頑張る方々を応援し、笑顔で幸せな生活を楽しんでいただくための商品を創出するメーカーとして、
常に使う人の立場で考え、独自性のある商品を企画し製造販売を行っております。2020年6月期の取り組みとして
は、好調に推移している「オキシクリーン」や「なかったコトに!」「フットメジ」など主力ブランドにおいて、
女性の社会進出や働き方、ライフスタイル、消費者の購買行動の変化など多様化する消費者ニーズに合わせた高品
質・高付加価値商品の開発、主力商品のラインナップ拡充によるリピート率の向上や市場シェアの拡大に努めまし
た。販売面においては、主要卸売先との関係強化による、営業チャネル拡大と営業の効率化による生産性向上に取
り組んでおり、より強固な収益基盤の構築と収益力の向上に努めました。また、SNSやWEB、テレビ等の広域プロモ
ーションを中心とした宣伝・PR活動の積極的な展開による認知度向上への取り組みや、さらなる品質向上・安全性
確保のための品質管理体制の強化を進めると同時に、業務効率化や生産性向上に向けた取り組みを推進しておりま
す。
なお、当社の新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、感染拡大防止や従業員及び関係者の皆様の安
全確保を最優先に事業活動への影響も最小限に抑えるため、テレワークや時差出勤の実施、デジタルツールの活用、
アルコール消毒、マスク着用の徹底、デスクパーテーションの設置等の必要な対策を継続しております。
以上の結果、当事業年度の売上高は3,499,270千円(前期比3.6%増)、営業利益は234,938千円(前期比10.3%
増)、経常利益は222,061千円(前期比7.9%増)、当期純利益は148,723千円(前期比3.2%増)となりました。
当社は健康食品、化粧品、日用雑貨、医薬品の企画及び販売を主たる事業とする単一セグメントであるため、セ
グメント情報に代えて商品カテゴリー毎の取り組み状況について記載しております。カテゴリーは、健康食品を中
心とする「ヘルスケア」、化粧品を中心とする「ビューティケア」、日用雑貨の「ハウスホールド」、医療用医薬
品と一般用医薬品の「医薬品」、「その他」で構成されております。
2
株式会社グラフィコ(4930)
2020年6月期 決算短信
(商品カテゴリー別売上高)
2019年6月期 2020年6月期 前年同期比
構成比 構成比 増減率
金額(千円) 金額(千円) 金額(千円)
(%) (%) (%)
ヘルスケア 905,893 26.8 550,511 15.7 △355,381 △39.2
ビューティケア 721,920 21.4 687,108 19.6 △34,811 △4.8
ハウスホールド 1,611,481 47.7 2,055,811 58.8 444,330 27.6
医薬品 112,777 3.3 150,329 4.3 37,552 33.3
その他 25,669 0.8 55,508 1.6 29,839 116.2
合計 3,377,742 100.0 3,499,270 100.0 121,528 3.6
(ヘルスケア)
ヘルスケアに区分される商品におきましては、ヘルシーバランスを応援するサプリメント「なかったコト
に!」の店頭でのプロモーション活動を中心に展開し「なかったコトに! 120粒」「なかったコトに!270粒」
「なかったコトに! R40 120粒」といった商品を中心に販売活動を展開しました。また、2020年4月よりサラシ
アが入った「なかったコトに!チョコ」を発売し、好調に推移しております。一方で、主力ブランドの「なかっ
たコトに!」及び「満腹30倍」の既存商品は、日韓関係の悪化による不買運動や中国における原料規制等に加え
て、新型コロナウイルス感染症拡大によるインバウンド需要の大幅な減少による影響を受けており、ヘルスケア
全体としては低調に推移しました。その結果、当事業年度におけるヘルスケア商品の売上高は、550,511千円(前
年同期比39.2%減)となりました。
(ビューティケア)
ビューティケアに区分される商品におきましては、主力のかんたん足ケアブランド「フットメジ」の店頭販促
やWEBを活用したプロモーション施策を展開し、ブランド認知度の向上、商品理解の促進に努めました。「薬用石
けん爽快ミント」「足用角質クリアハーブ石けんフレッシュハーブ」や「ピーリングスプレー」の中国向けの販
売が堅調に推移し売上に寄与しております。また、新商品として、すぐに洗えない靴のムレや足汗、ベタつきが
気になる足に使うフットケアスプレー「フットメジフットドライシャンプー」、角質柔軟化成分「AHA(グリコー
ル酸)」を配合した医薬部外品「薬用石けんクリアローズ」を2020年3月に投入しております。一方で、新型コ
ロナウイルス感染症拡大による外出自粛等の影響による化粧品需要の減少でスキンケアシリーズ「スキンピー
ス」は低調に推移しました。その結果、当事業年度におけるビューティケア商品の売上高は、687,108千円(前年
同期比4.8%減)となりました。
(ハウスホールド)
ハウスホールドに区分される商品におきましては、酸素パワーで衣類やキッチン用品、風呂用品の汚れ・シミ
を落とす酸素系漂白剤ブランド「オキシクリーン」の新イメージキャラクターにお笑いコンビ・メイプル超合金
のカズレーザーさんと安藤なつさんを起用し、認知度向上のためのプロモーション活動や積極的な販売活動を展
開しております。新型コロナウイルス感染症拡大の影響下において日用品の需要も高まっており「オキシクリー
ン500g」「オキシクリーン1500g」「マックスフォーススプレー」といった主力商品を中心に引き続き好調に推移
しております。また、「オキシクリーン」 1000gつめかえ用を2020年5月に発売し、売上に寄与しました。その結
果、当事業年度における売上高は2,055,811千円(前年同期比27.6%増)となりました。
(医薬品)
医薬品に区分される商品におきましては、健康への関心や衛生意識の高まりや新型コロナウイルス感染症拡大
に伴う衛生用品の需要が拡大し「消毒用エタノール」が売上に寄与しており、「ビタミンC2000」シリーズの販売
も好調に推移しております。また、当事業年度において新商品としてデザインと香りが特長の肩こり・腰痛に効
く温感パッチ「鎮痛消炎ミニ温膏B」(第3類医薬品)を投入しました。その結果、当事業年度における売上高は
150,329千円(前年同期比33.3%増)となりました。
(その他)
その他売上につきましては、主として植物石鹸等のPB(プライベートブランド)商品を中心に好調に推移し
ており、当事業年度の売上高は55,508千円(前年同期比116.2%増)となりました。
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2020年6月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
2019年6月期 2020年6月期 増減額
総資産(千円) 1,581,644 1,681,886 100,242
純資産(千円) 1,141,248 1,289,971 148,723
自己資本比率(%) 72.2 76.7 4.5
1株当たり純資産(円) 1,426.56 1,612.46 ‐
(資産)
当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べ100,242千円増加し、1,681,886千円となりました。これは
主に、現金及び預金が171,519千円、原材料及び貯蔵品が51,427千円増加した一方で、売掛金が73,542千円、商品及
び製品が33,704千円減少したことによるものであります。
(負債)
当事業年度末における負債は、前事業年度末に比べ48,481千円減少し、391,914千円となりました。これは主に、
買掛金が49,969千円増加した一方で、未払金が15,846千円、未払法人税等が34,422千円、その他の流動負債が
29,142千円減少したことによるものであります。
(純資産)
当事業年度末における純資産は、前事業年度末に比べ148,723千円増加し、1,289,971千円となりました。これは、
当期純利益の計上により利益剰余金が148,723千円増加したことによるものであります。この結果、自己資本比率は
76.7%(前事業年度末比4.5ポイント上昇)となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
(キャッシュ・フローの状況)
2019年6月期 2020年6月期 増減額
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円) 223,561 178,084 △45,476
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円) △1,888 △6,529 △4,641
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円) △250,000 - 250,000
現金及び現金同等物の増減額(千円) △28,355 171,519 199,875
現金及び現金同等物の期首残高(千円) 255,530 227,175 △28,355
現金及び現金同等物の期末残高(千円) 227,175 398,694 171,519
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前事業年度末に比べ171,519千
円増加し、398,694千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の増加は、178,084千円となりました(前事業年度は223,561千円の増加)。これは税引前
当期純利益222,061千円の計上、売上債権の減少額100,443千円、仕入債務の増加額49,969千円等の増加要因と、
その他流動負債の減少額39,473千円、法人税等の支払額96,260千円等の減少要因によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の減少は、6,529千円となりました(前事業年度は1,888千円の減少)。これは有形固定資
産の取得による支出4,429千円、無形固定資産の取得による支出2,100千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度末における財務活動による資金の増減はありませんでした。
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2020年6月期 決算短信
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2016年6月期 2017年6月期 2018年6月期 2019年6月期 2020年6月期
自己資本比率 81.5 78.6 64.2 72.2 76.7
時価ベースの自己資本比率 ― ― ― ― ―
キャッシュ・フロー対有利子
― ― ― ― ―
負債比率
インタレスト・カバレッジ・
― ― ― 1,165.1 ―
レシオ
自己資本比率 :自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 :株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 :有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ :営業キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.当社は連結財務諸表を作成していないため、単体ベースの財務数値により計算しております。
2.時価ベースの自己資本比率については、当社株式は非上場のため記載しておりません。
3.2016年6月期、2017年6月期及び2020年6月期は有利子負債及び利払いがないため、キャッシュ・フロー対
有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは記載しておりません。
4.2018年6月期は営業キャッシュ・フローがマイナスのためキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタ
レスト・カバレッジ・レシオは記載しておりません。
5.2019年6月期は有利子負債がないため、キャッシュ・フロー対有利子負債比率は記載しておりません。
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(4)今後の見通し
今後のわが国の経済の見通しにつきましては、雇用環境の改善などにより景気回復傾向の継続が期待されており
ましたが、米中をはじめとする通商問題の動向や近隣諸国の地政学リスクの高まり、さらには新型コロナウイルス
感染症の拡大による経済や市場への影響など不透明感が一層強まる状況となっております。
当社が属する健康食品、化粧品、日用雑貨及び医薬品業界におきましては、少子高齢化やセルフメディケーショ
ンの進展に伴い、中高年齢層を中心に健康への関心が高まりを見せるなか、新型コロナウイルス感染症拡大の影響
により、幅広い年代で健康維持・増進や衛生への意識は更に高まりを見せております。また、女性の社会進出や働
き方、ライフスタイル、消費者の購買行動が大きく変わり市場構造の変化が進む中で、多種多様な業界の企業が参
入しており、今後も拡大が見込まれる市場であります。
このような事業環境のもと、当社は独自性のある商品力で、消費者ニーズを捉えた高付加価値で競争力の高い商
品の企画開発に取り組んでまいります。主力ブランドにおきましては新商品開発や商品リニューアルによるリピー
ト率及び品質の向上、市場シェア拡大に努めており、医薬品カテゴリーでは、医療用医薬品の供給強化と一般用医
薬品の新商品企画開発を進めており、商品ラインナップの拡充に取り組んでおります。販売面におきましては、販
売先との一層の関係強化による事業活性化、販売基盤の強化や営業の効率化による生産性向上に努めております。
また、SNSやWEB、テレビ等の広域プロモーションを中心とした宣伝・PR活動の積極展開による認知度向上
への取り組みを行ってまいります。ただし、業績見通しとしましては、日用雑貨や医薬品需要は堅調に推移するも
のの、新型コロナウイルス感染症の影響拡大によるインバウンド需要の大幅減少、外出自粛等により、化粧品や健
康食品需要の減少は長期化するものと想定しており、下期以降から徐々に回復に向かうとの仮定に基づき策定して
おります。このような状況下において、当社は、既存商品の医薬部外品へのリニューアルや国内需要取り込みのた
めのリニューアル、機能性表示食品・日用雑貨等の新商品の投入を予定しており、当該売上高の増加を見込んでお
ります。
これにより2021年6月期の通期見通しは、売上高は3,650百万円(前期比4.3%増)、営業利益は300百万円(前期
比27.7%増)、経常利益は263百万円(前期比18.4%増)、当期純利益は171百万円(前期比15.0%増)と見込んで
おります。
(5)継続企業の前提に関する重要事象等
該当事項はありません。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は日本基準による非連結決算を実施しております。現時点においては、IFRS(国際財務報告基準)を適用する
予定はありませんが、当社の今後の事業展開及び今後のIFRS導入に関する動向を注視しつつ、適切に対応する体制の
整備に努めてまいります。
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3.財務諸表及び主な注記
(1)貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2019年6月30日) (2020年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 227,175 398,694
受取手形 18,487 7,528
電子記録債権 68,092 52,150
売掛金 460,655 387,113
商品及び製品 490,593 456,889
原材料及び貯蔵品 149,920 201,347
前渡金 17,836 24,329
前払費用 14,842 29,654
その他 3,486 5,317
貸倒引当金 △1,069 △850
流動資産合計 1,450,021 1,562,175
固定資産
有形固定資産
建物 25,364 25,364
減価償却累計額 △14,040 △15,546
建物(純額) 11,323 9,817
工具、器具及び備品 17,870 21,804
減価償却累計額 △16,003 △18,127
工具、器具及び備品(純額) 1,866 3,676
有形固定資産合計 13,190 13,494
無形固定資産
ソフトウエア 9,582 8,430
ソフトウェア仮勘定 9,741 9,741
無形固定資産合計 19,324 18,172
投資その他の資産
破産更生債権等 19,055 ―
繰延税金資産 67,249 55,749
その他 31,858 32,294
貸倒引当金 △19,055 ―
投資その他の資産合計 99,107 88,044
固定資産合計 131,623 119,711
資産合計 1,581,644 1,681,886
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(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2019年6月30日) (2020年6月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 74,194 124,163
未払金 204,400 188,554
未払法人税等 54,537 20,115
預り金 22,610 12,327
返品調整引当金 41,054 35,244
その他 35,621 6,478
流動負債合計 432,419 386,884
固定負債
資産除去債務 4,977 5,030
その他 3,000 ―
固定負債合計 7,977 5,030
負債合計 440,396 391,914
純資産の部
株主資本
資本金 10,000 10,000
利益剰余金
その他利益剰余金
繰越利益剰余金 1,131,248 1,279,971
利益剰余金合計 1,131,248 1,279,971
株主資本合計 1,141,248 1,289,971
純資産合計 1,141,248 1,289,971
負債純資産合計 1,581,644 1,681,886
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(2)損益計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年7月1日 (自 2019年7月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
売上高 3,377,742 3,499,270
売上原価
商品及び製品期首たな卸高 470,151 490,593
当期商品及び製品仕入高 1,262,061 1,327,121
当期製品製造原価 520,255 424,598
合計 2,252,468 2,242,314
他勘定振替高 22,694 13,643
商品及び製品期末たな卸高 490,593 456,889
商品及び製品売上原価 1,739,180 1,771,781
売上総利益 1,638,561 1,727,489
返品調整引当金戻入額 17,833 41,054
返品調整引当金繰入額 41,054 35,244
差引売上総利益 1,615,340 1,733,298
販売費及び一般管理費 1,402,254 1,498,359
営業利益 213,086 234,938
営業外収益
受取利息 4 8
為替差益 6,600 3,184
貸倒引当金戻入額 ― 3,691
印税収入 420 1,453
その他 1,977 3,507
営業外収益合計 9,002 11,844
営業外費用
支払利息 191 ―
売上割引 15,685 22,554
その他 461 2,168
営業外費用合計 16,338 24,722
経常利益 205,750 222,061
税引前当期純利益 205,750 222,061
法人税、住民税及び事業税 83,514 61,837
法人税等調整額 △21,933 11,499
法人税等合計 61,581 73,337
当期純利益 144,168 148,723
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製造原価明細書
前事業年度 当事業年度
(自 2018年7月1日 (自 2019年7月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
注記 構成比 構成比
区分 金額(千円) 金額(千円)
番号 (%) (%)
Ⅰ 材料費 465,953 87.9 330,888 81.5
Ⅲ 経費 ※1 64,306 12.1 75,044 18.5
当期総製造費用 530,260 100.0 405,933 100.0
たな卸資産評価損 △10,004 18,665
当期製品製造原価 520,255 424,598
(注) ※1 主な内訳は、次のとおりであります。
項目 前事業年度(千円) 当事業年度(千円)
外注費 62,280 73,830
運送費 1,667 897
(原価計算の方法)
当社の原価計算は、総合原価計算による実際原価計算であります。
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(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2018年7月1日 至 2019年6月30日)
(単位:千円)
株主資本
利益剰余金
その他利益 株主資本 純資産合計
資本金 剰余金 利益剰余金 合計
繰越利益 合計
剰余金
当期首残高 10,000 987,079 987,079 997,079 997,079
当期変動額
当期純利益 ― 144,168 144,168 144,168 144,168
当期変動額合計 ― 144,168 144,168 144,168 144,168
当期末残高 10,000 1,131,248 1,131,248 1,141,248 1,141,248
当事業年度(自 2019年7月1日 至 2020年6月30日)
(単位:千円)
株主資本
利益剰余金
その他利益 株主資本 純資産合計
資本金 剰余金 利益剰余金 合計
繰越利益 合計
剰余金
当期首残高 10,000 1,131,248 1,131,248 1,141,248 1,141,248
当期変動額
当期純利益 ― 148,723 148,723 148,723 148,723
当期変動額合計 ― 148,723 148,723 148,723 148,723
当期末残高 10,000 1,279,971 1,279,971 1,289,971 1,289,971
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(4)キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年7月1日 (自 2019年7月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期純利益 205,750 222,061
減価償却費 5,232 6,566
貸倒引当金の増減額(△は減少) 19,103 △19,274
返品調整引当金の増減額(△は減少) 23,220 △5,809
受取利息及び受取配当金 △4 △8
支払利息 191 ―
売上割引 15,685 22,554
為替差損益(△は益) 28 35
売上債権の増減額(△は増加) △24,525 100,443
たな卸資産の増減額(△は増加) △25,040 △17,722
仕入債務の増減額(△は減少) △54,621 49,969
未払金の増減額(△は減少) 97,153 △15,123
その他の流動資産の増減額(△は増加) 10,670 △23,136
その他の流動負債の増減額(△は減少) 48,536 △39,473
その他の固定資産の増減額(△は増加) ― △436
その他の固定負債の増減額(△は減少) ― △3,000
破産更生債権等の増減額(△は増加) △19,055 19,055
その他 202 190
小計 302,528 296,891
利息及び配当金の受取額 4 8
利息の支払額 △191 ―
売上割引の支払額 △15,685 △22,554
法人税等の支払額 △63,094 △96,260
営業活動によるキャッシュ・フロー 223,561 178,084
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △300 △4,429
無形固定資産の取得による支出 △1,588 △2,100
投資活動によるキャッシュ・フロー △1,888 △6,529
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △250,000 ―
財務活動によるキャッシュ・フロー △250,000 ―
現金及び現金同等物に係る換算差額 △28 △35
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △28,355 171,519
現金及び現金同等物の期首残高 255,530 227,175
現金及び現金同等物の期末残高 227,175 398,694
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(5)財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
(セグメント情報)
前事業年度(自 2018年7月1日 至 2019年6月30日)
当社は、健康食品・化粧品・日用雑貨・医薬品の企画及び販売を主たる事業とする単一セグメントであるため
記載を省略しております。
当事業年度(自 2019年7月1日 至 2020年6月30日)
当社は、健康食品・化粧品・日用雑貨・医薬品の企画及び販売を主たる事業とする単一セグメントであるため
記載を省略しております
(関連情報)
前事業年度(自 2018年7月1日 至 2019年6月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:千円)
ヘルスケア ビューティケア ハウスホールド 医薬品 その他 合計
外部顧客への 905,893 721,920 1,611,481 112,777 25,669 3,377,742
売上高
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
3.主要な顧客ごとの情報
顧客の名称又は氏名 売上高(千円)
株式会社あらた 572,541
中央物産株式会社 429,349
ピップ株式会社 337,472
(注)当社は単一セグメントであるため、関連するセグメント名の記載を省略しております。
当事業年度(自 2019年7月1日 至 2020年6月30日)
1.製品及びサービスごとの情報
(単位:千円)
ヘルスケア ビューティケア ハウスホールド 医薬品 その他 合計
外部顧客への 550,511 687,108 2,055,811 150,329 55,508 3,499,270
売上高
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦以外に所在している有形固定資産がないため、該当事項はありません。
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2020年6月期 決算短信
3.主要な顧客ごとの情報
顧客の名称又は氏名 売上高(千円)
株式会社あらた 851,447
中央物産株式会社 773,387
(注)当社は単一セグメントであるため、関連するセグメント名の記載を省略しております。
(1株当たり情報)
前事業年度 当事業年度
(自 2018年7月1日 (自 2019年7月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
1株当たり純資産額 1,426.56円 1,612.46円
1株当たり当期純利益 180.21円 185.90円
(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、当社株式は非上場であ
り、期中平均株価が把握できないため記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
項目 (自 2018年7月1日 (自 2019年7月1日
至 2019年6月30日) 至 2020年6月30日)
1株当たり当期純利益
当期純利益(千円) 144,168 148,723
普通株主に帰属しない金額(千円) ― ―
普通株式に係る当期純利益(千円) 144,168 148,723
普通株式の期中平均株式数(株) 800,000 800,000
希薄化効果を有しないため、潜在株式 新株予約権5種類 新株予約権5種類
調整後1株当たり当期純利益の算定に (目的となる株式 普通株式 (目的となる株式 普通株式79,000
含めなかった潜在株式の概要 83,060株) 株)
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株式会社グラフィコ(4930)
2020年6月期 決算短信
(重要な後発事象)
1.公募による新株の発行
当社は、2020年9月24日付で株式会社東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場いたしました。2020
年8月19日及び2020年9月2日開催の取締役会において、下記のとおり新株式の発行を決議し、2020年9月23日に
払込が完了しております。
(1)募集方法 一般募集(ブックビルディング方式による募集)
(2)募集株式の種類及び数 普通株式 80,000株
(3)発行価格 1株につき4,090円
(4)引受価額 1株につき3,762.80円
1株につき3,272.50円
(5)払込金額
(会社法上の払込金額であり、2020年9月2日開催の取締役会において決定された金額)
(6)払込期日 2020年9月23日
(7)発行価格の総額 327,200千円
(8)引受価額の総額 301,024千円
(9)払込金額の総額 261,800千円
(10)増加した資本金及び資 増加した資本金の額 150,512千円
本準備金の額 増加した資本準備金の額 150,512千円
①業容拡大に伴う仕入資金等の運転資金
②WEB、テレビ等の広域プロモーションの広告宣伝費用
(11)資金の使途
③新商品開発に伴う費用
④新規採用に係る採用費及び人件費
2.第三者割当による新株発行
当社は、2020年8月19日及び2020年9月2日開催の取締役会において、株式会社SBI証券が行うオーバーアロ
ットメントによる当社株式の売出しに関連して、同社を割当先とする第三者割当による新株式の発行を決議いたし
ました。
(1)募集株式の種類及び数 普通株式 42,000株
(2)割当価格 1株につき3,762.80円
1株につき3,272.50円
(3)払込金額
(会社法上の払込金額であり、2020年9月2日開催の取締役会において決定された金額)
(4)資本金組入額 1株につき1,881.40千円
(5)割当価格の総額 158,037千円
(6)資本組入額の総額 79,018千円
(7)払込金額の総額 137,445千円
(8)払込期日 2020年10月16日
①業容拡大に伴う仕入資金等の運転資金
②WEB、テレビ等の広域プロモーションの広告宣伝費用
(9)資金の使途
③新商品開発に伴う費用
④新規採用に係る採用費及び人件費
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