4922 コーセー 2021-10-29 15:00:00
2021年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年10月29日
上場会社名 株式会社コーセー 上場取引所 東
コード番号 4922 URL https://www.kose.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)小林 一俊
問合せ先責任者 (役職名) IR室長 (氏名)中田 仁典 TEL 03-3273-1511
四半期報告書提出予定日 2021年11月10日 配当支払開始予定日 2021年12月10日
四半期決算補足説明資料作成の有無: 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 (アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年12月期第2四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年9月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年12月期第2四半期 122,933 - 8,789 - 9,718 - 5,459 -
2021年3月期第2四半期 130,290 △23.7 4,010 △85.8 4,042 △85.6 3,093 △83.0
(注)包括利益 2021年12月期第2四半期 10,192百万円 (551.3%) 2021年3月期第2四半期 1,565百万円 (△91.2%)
[参考]
下記の%表示(調整後増減率)は、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を遡及適用したと仮定して前年
同一期間(2020年4月1日から2020年9月30日)と比較した増減率です。
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する四半期純利益 (単位:百万円)
122,497 0.4% 3,977 121.0% 4,010 142.3% 3,065 78.1%
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年12月期第2四半期 95.69 -
2021年3月期第2四半期 54.23 -
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、2021年12月
期第2四半期における各数値については、当該会計基準等を適用した後の数値となっており、対前年同四半期増減率は記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年12月期第2四半期 311,667 247,888 74.4 4,066.75
2021年3月期 308,386 241,299 73.1 3,952.94
(参考)自己資本 2021年12月期第2四半期 232,007百万円 2021年3月期 225,506百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年3月期 - 60.00 - 60.00 120.00
2021年12月期 - 60.00
2021年12月期(予想) - 60.00 120.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無: 有
3.2021年12月期の連結業績予想(2021年4月1日~2021年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 224,000 - 16,000 - 17,100 - 12,100 - 212.10
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無: 有
[参考]
下記の%表示(調整後増減率)は、当社及び3月決算の国内連結子会社の前期業績を9ヶ月(2020年4月1日から
2020年12月31日)の期間に合わせて当期業績予測と比較した増減率です。
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益 (単位:百万円)
213,438 4.9% 16,557 △3.4% 19,095 △10.4% 13,985 △13.5%
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用: 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(注)詳細は、添付資料P.12「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四半期連結財務諸表に関する注記事
項(会計方針の変更)」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年12月期2Q 60,592,541株 2021年3月期 60,592,541株
② 期末自己株式数 2021年12月期2Q 3,542,641株 2021年3月期 3,544,841株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年12月期2Q 57,048,433株 2021年3月期2Q 57,044,892株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が発表日現在入手している情報及び合理的であ
ると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等
は経済情勢の変動等に伴うリスクや様々な不確定要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる
仮定等については、四半期決算短信(添付資料)5ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(2)連結業績予
想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
㈱コーセー(4922) 2021年12月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 6
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 6
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 8
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 8
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 9
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 10
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 12
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 12
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 12
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 12
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 12
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 13
(収益認識関連) …………………………………………………………………………………………………… 15
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 16
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㈱コーセー(4922) 2021年12月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
第2四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年9月30日まで)
(調整後) (調整後)
前第2四半期 累計 当第2四半期 累計
前第2四半期累計 前年同期比較
セグメントの名称
金額 構成比 金額 構成比 金額 構成比 増減額 増減率
(百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%)
化粧品事業 100,855 77.4 95,860 78.3 99,806 81.2 3,945 4.1
コスメタリー事業 28,184 21.6 25,386 20.7 22,261 18.1 △3,124 △12.3
その他 1,250 1.0 1,250 1.0 865 0.7 △384 △30.8
売上高計 130,290 100.0 122,497 100.0 122,933 100.0 436 0.4
(調整後) (調整後)
前第2四半期 累計 当第2四半期 累計
前第2四半期累計 前年同期比較
区分
金額 売上比 金額 売上比 金額 売上比 増減額 増減率
(百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%)
営業利益 4,010 3.1 3,977 3.2 8,789 7.1 4,811 121.0
経常利益 4,042 3.1 4,010 3.3 9,718 7.9 5,707 142.3
親会社株主に帰属す
3,093 2.4 3,065 2.5 5,459 4.4 2,393 78.1
る四半期純利益
※上記前年同期比(調整後増減率)は、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を遡及適用したと仮
定して前年同一期間(2020年4月1日から2020年9月30日)と比較した増減率です。
① 概況
当第2四半期連結累計期間(2021年4月1日から2021年9月30日まで)における日本経済は、7月から9月末まで首都圏
を中心として全国的に緊急事態宣言、及びまん延防止等重点措置が発出されるなど厳しい状況にありましたが、持ち
直しの動きが続いています。
当社グループが主に事業展開しているアジア・米国経済(2021年1月1日から2021年6月30日まで)においては、中国
では景気は緩やかに回復しており、それ以外のアジア各国でも景気は回復しています。米国では依然厳しい状況なが
らも経済活動再開により着実に持ち直しの動きが継続しています。
日本の化粧品市場においては、外出自粛による消費意識の低下はあるものの、引き続き緩やかな回復傾向にありま
す。
アジア・欧米の化粧品市場においては、中国ではEコマースを中心に成長が継続しています。7-9月には、海南島に
おいて新型コロナウイルス感染症拡大による渡航制限などにより、免税事業が一時的に厳しい状況となりましたが、
回復傾向にあります。米国では、ワクチン接種の普及や経済再開に伴い、着実に回復しています。
このような市場環境の中、当社グループにおいては、過去の苦しい局面においてピンチをチャンスに変えてきた経
験・ノウハウを有しており、今後もグローバル・ボーダレスに事業を拡大していくためにリスクに強い企業に進化す
べく、課題に取り組み、改革を進めています。
当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績については、中国での販売が好調だったものの、日本および
中国以外の各国で新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、売上高は調整後前年同期比0.4%増の122,933百万円
(為替の影響を除くと前年同期比0.9%減)となり、連結売上高に占める海外売上高の割合は42.4%となりました。
利益については、原価低減、および全社的なコストコントロールにより、営業利益は8,789百万円(調整後前年同期
比121.0%増)、経常利益は還付消費税等の発生により9,718百万円(同142.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純
利益は5,459百万円(同78.1%増)となりました。
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② セグメント別の状況
(a)化粧品事業
(調整後)
(調整後) 前年同期比較
区分 前第2四半期累計 当第2四半期累計
前第2四半期累計 増減率
増減額
(%)
外部顧客に対する売上高 百万円 100,855 95,860 99,806 3,945 4.1
セグメント間の売上高 百万円 - - - - -
売上高計 百万円 100,855 95,860 99,806 - -
営業利益 百万円 9,378 9,345 12,453 3,107 33.2
営業利益率 % 9.3 9.8 12.5 - -
化粧品事業は、ハイプレステージブランドでは、「デコルテ」が引き続き中国・日本で売上が拡大し、「アルビオ
ン」やメイクブランドの「アディクション」、「ジルスチュアート」等の日本売上が伸長しました。また、プレステ
ージブランドでは「雪肌精」の日本売上も堅調だったことにより、売上高は99,806百万円(調整後前年同期比4.1%
増)、営業利益は12,453百万円(同33.2%増)となりました。
(b)コスメタリー事業
(調整後)
(調整後) 前年同期比較
区分 前第2四半期累計 当第2四半期累計
前第2四半期累計 増減率
増減額
(%)
外部顧客に対する売上高 百万円 28,184 25,386 22,261 △3,124 △12.3
セグメント間の売上高 百万円 - - - - -
売上高計 百万円 28,184 25,386 22,261 - -
営業利益 百万円 △1,906 △1,906 △1,258 648 -
営業利益率 % - - - - -
コスメタリー事業は、ヘアケアブランドの「スティーブンノル ニューヨーク」、コーセーコスメポート㈱の「サン
カット」「ソフティモ」「クリアターン」が好調に推移しましたが、コーセーコスメポート㈱のヘアケアブランドが
苦戦したことなどにより、売上高は22,261百万円(調整後前年同期比12.3%減)、営業損失は1,258百万円(調整後前
年同期は1,906百万円の営業損失)となりました。
(c)その他
(調整後)
(調整後) 前年同期比較
区分 前第2四半期累計 当第2四半期累計
前第2四半期累計 増減率
増減額
(%)
外部顧客に対する売上高 百万円 1,250 1,250 865 △384 △30.8
セグメント間の売上高 百万円 261 261 218 - -
売上高計 百万円 1,511 1,511 1,083 - -
営業利益 百万円 204 204 287 83 40.6
営業利益率 % 13.6 13.6 26.6 - -
その他の事業は、ホテルやゴルフ場向けアメニティ製品の販売やOEM生産の受注が減少したため、売上高は865百
万円(調整後前年同期比30.8%減)、営業利益は287百万円(同40.6%増)となりました。
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③ 地域別売上高(外部顧客に対する売上高)の状況
(調整後)
前第2四半期累計 当第2四半期累計
前第2四半期累計
増減額 増減率
金額 構成比 金額 構成比 金額 構成比 (百万円) (%)
(百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%)
日本 78,896 60.5 71,861 58.7 70,815 57.6 △1,045 △1.5
アジア 36,705 28.2 35,947 29.3 36,459 29.7 512 1.4
北米 12,993 10.0 12,993 10.6 14,016 11.4 1,023 7.9
その他 1,695 1.3 1,695 1.4 1,641 1.3 △53 △3.2
売上高計 130,290 100.0 122,497 100.0 122,933 100.0 436 0.4
<日本>
ハイプレステージブランドを中心に販売している専門店、百貨店チャネルが昨年の反動により好調に推移しまし
た。また、メゾンコーセーを中心としたEコマースも引き続き好調に推移しましたが、それ以外の主要なチャネルで
苦戦したことにより、売上高は70,815百万円(調整後前年同期比1.5%減)となりました。
<アジア>
中国は、百貨店チャネルが引き続き好調に推移し、Eコマースも6.18のセールにて第1四半期の遅れを取り戻しまし
たが、海南島を中心とした免税事業は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けました。韓国は、商品供給不足に
より厳しい状況となりました。これらの結果、売上高は36,459百万円(同1.4%増)となりました。
<北米>
タルトは、カナダではロックダウンが解除され6月末時点で全店営業を再開し、米国では入店客数制限やテスター
使用制限が徐々に解除される中、コンシーラーやマスカラなど主力商品の強化により、店頭での販売が好調に推移し
ました。自社ECについては、昨年はロックダウンにより売上構成比が急拡大しましたが、店頭の営業再開により新型
コロナウイルス感染拡大前の状況に戻っています。これらの結果、売上高は14,016百万円(同7.9%増)となりまし
た。
<その他>
欧州におけるタルトは、米国同様、主力商品の売上が好調に推移していることから、売上高は1,641百万円(同
3.2%減)となりました。
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(2)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社グループは、最近の業績の動向を踏まえ、2021年4月30日に公表した連結業績予想を下記の通り修正いたし
ます。
(修正の理由)
売上高は、中国およびタルトが年初計画通りに推移したものの、日本で新型コロナウイルス感染症の再拡大に伴う緊急
事態宣言やまん延防止重点措置等が発出されるなど、外出自粛による消費意識の低下により、当初計画を下回る見込みで
す。また、利益につきましては、主に上記理由による売上高の減少に伴い売上総利益が減少したことにより、当初計画を
下回る見込みです。
尚、配当につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、業績が大変厳しい状況にあることなどから総合
的に判断し、中間配当については昨年と同額の 60 円にて据え置くこととし、期末配当金についても60円とすることを予
定しています。 この結果、年間の配当は1株当たり 120 円を予定しています。
2021年12月期通期連結業績予想数値の修正(2021年4月1日~2021年12月31日)
親会社株主に
1株あたり
売上高 営業利益 経常利益 帰属する
当期純利益
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 238,000 20,000 20,500 14,200 248.92
今回発表予想(B) 224,000 16,000 17,100 12,100 212.10
増減額(B-A) △14,000 △4,000 △3,400 △2,100 ―
増減率(%) △5.9 △20.0 △16.6 △14.8 ―
(ご参考)前期実績
279,389 13,294 18,745 11,986 210.11
(2021年3月期)
(調整後) (今回発表予想) (調整後)
2021年3月期
2020年度 2021年12月期 前年比較
セグメントの名称
金額 構成比 金額 構成比 金額 構成比 増減額 増減率
(百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%)
化粧品事業 218,482 78.2 172,980 81.0 188,500 84.2 15,520 9.0
コスメタリー事業 58,434 20.9 38,501 18.0 34,000 15.2 △4,501 △11.7
その他 2,472 0.9 1,957 1.0 1,500 0.6 △457 △23.4
売上高計 279,389 100.0 213,438 100.0 224,000 100.0 10,562 4.9
(調整後) (今回発表予想) (調整後)
2021年3月期
2020年度 2021年12月期 前年比較
区分
金額 売上比 金額 売上比 金額 売上比 増減額 増減率
(百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%)
営業利益 13,294 4.8 16,557 7.8 16,000 7.1 △557 △3.4
経常利益 18,745 6.7 19,095 8.9 17,100 7.6 △1,995 △10.4
親会社株主に帰属す
11,986 4.3 13,985 6.6 12,100 5.4 △1,885 △13.5
る四半期純利益
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 103,391 104,687
受取手形及び売掛金 39,420 34,613
商品及び製品 31,932 33,895
仕掛品 2,802 2,758
原材料及び貯蔵品 22,603 25,236
その他 4,952 6,414
貸倒引当金 △71 △291
流動資産合計 205,031 207,313
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 52,592 52,573
減価償却累計額 △23,108 △23,921
建物及び構築物(純額) 29,483 28,651
機械装置及び運搬具 21,814 21,838
減価償却累計額 △14,554 △15,303
機械装置及び運搬具(純額) 7,260 6,535
工具、器具及び備品 44,463 45,222
減価償却累計額 △36,454 △37,917
工具、器具及び備品(純額) 8,009 7,305
土地 17,350 17,377
リース資産 2,202 2,220
減価償却累計額 △1,545 △1,652
リース資産(純額) 657 568
建設仮勘定 130 112
有形固定資産合計 62,892 60,550
無形固定資産
ソフトウエア 4,116 4,144
のれん 4,720 4,640
その他 5,316 5,418
無形固定資産合計 14,153 14,203
投資その他の資産
投資有価証券 15,184 17,789
退職給付に係る資産 2,484 3,069
繰延税金資産 4,729 4,704
その他 4,347 4,512
貸倒引当金 △437 △476
投資その他の資産合計 26,308 29,600
固定資産合計 103,354 104,353
資産合計 308,386 311,667
- 6 -
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 6,733 7,553
電子記録債務 13,471 17,398
短期借入金 7,600 4,100
リース債務 231 200
未払金 12,261 5,598
未払費用 11,068 12,059
未払法人税等 4,478 2,699
未払消費税等 - 598
返品調整引当金 1,837 -
返金負債 - 4,684
その他 3,925 2,071
流動負債合計 61,608 56,965
固定負債
リース債務 702 646
繰延税金負債 181 1,467
その他 4,594 4,700
固定負債合計 5,478 6,813
負債合計 67,087 63,779
純資産の部
株主資本
資本金 4,848 4,848
利益剰余金 222,354 224,395
自己株式 △9,095 △9,089
株主資本合計 218,107 220,154
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 5,605 7,132
為替換算調整勘定 △683 2,461
退職給付に係る調整累計額 2,476 2,259
その他の包括利益累計額合計 7,398 11,853
非支配株主持分 15,792 15,880
純資産合計 241,299 247,888
負債純資産合計 308,386 311,667
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
売上高 130,290 122,933
売上原価 36,777 34,654
売上総利益 93,512 88,278
販売費及び一般管理費
広告宣伝費 7,752 8,669
販売促進費 27,462 18,087
運賃及び荷造費 7,311 7,796
給料及び手当 24,784 24,085
退職給付費用 652 264
法定福利費 3,824 3,735
減価償却費 2,205 2,247
その他 15,509 14,602
販売費及び一般管理費合計 89,502 79,489
営業利益 4,010 8,789
営業外収益
受取利息 133 97
受取配当金 159 222
還付消費税等 375 242
特許実施許諾料 6 4
投資事業組合運用益 - 224
為替差益 - 119
雑収入 297 194
営業外収益合計 972 1,105
営業外費用
支払利息 8 7
支払手数料 5 5
貸倒引当金繰入額 - 146
投資事業組合運用損 33 -
為替差損 841 -
雑損失 50 17
営業外費用合計 940 177
経常利益 4,042 9,718
特別利益
固定資産売却益 1,007 3
投資有価証券売却益 - 90
特別利益合計 1,007 93
特別損失
固定資産処分損 71 107
減損損失 - 27
事業整理損 - 103
特別損失合計 71 238
税金等調整前四半期純利益 4,977 9,573
法人税、住民税及び事業税 3,797 3,043
法人税等調整額 △1,675 838
法人税等合計 2,121 3,881
四半期純利益 2,855 5,692
非支配株主に帰属する四半期純利益又は非支配株主
△237 233
に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益 3,093 5,459
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(四半期連結包括利益計算書)
(第2四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
四半期純利益 2,855 5,692
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 242 1,527
為替換算調整勘定 △1,544 3,197
退職給付に係る調整額 11 △224
その他の包括利益合計 △1,290 4,500
四半期包括利益 1,565 10,192
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,817 9,913
非支配株主に係る四半期包括利益 △252 278
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(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 4,977 9,573
減価償却費 4,594 4,828
減損損失 - 27
事業整理損 - 103
のれん償却額 395 392
貸倒引当金の増減額(△は減少) △0 250
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) △3,334 -
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) - △706
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △571 -
その他の引当金の増減額(△は減少) △285 △314
固定資産処分損益(△は益) △935 104
受取利息及び受取配当金 △292 △319
支払利息 8 7
為替差損益(△は益) 429 △219
投資有価証券売却損益(△は益) - △90
投資事業組合運用損益(△は益) 33 △224
売上債権の増減額(△は増加) 3,039 5,260
棚卸資産の増減額(△は増加) △3,968 △3,622
仕入債務の増減額(△は減少) 1,997 4,791
返金負債の増減額(△は減少) - 2,784
その他の資産の増減額(△は増加) 871 △2,815
その他の負債の増減額(△は減少) △4,236 △6,454
小計 2,720 13,357
利息及び配当金の受取額 301 454
利息の支払額 △6 △8
保険金の受取額 - 116
法人税等の支払額 △1,744 △4,743
営業活動によるキャッシュ・フロー 1,270 9,175
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △1,365 △10,958
定期預金の払戻による収入 4,898 1,060
有形固定資産の取得による支出 △5,766 △1,670
有形固定資産の売却による収入 1,502 134
無形固定資産の取得による支出 △867 △969
投資有価証券の取得による支出 △282 △560
投資有価証券の売却及び償還による収入 - 338
子会社株式の取得による支出 △45 -
貸付けによる支出 △204 △33
貸付金の回収による収入 - 0
投資その他の資産の増減額(△は増加) △163 △237
投資活動によるキャッシュ・フロー △2,292 △12,896
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㈱コーセー(4922) 2021年12月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年9月30日) 至 2021年9月30日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 6,909 △3,500
自己株式の純増減額(△は増加) △0 -
配当金の支払額 △5,419 △3,422
非支配株主への配当金の支払額 △256 △190
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
△4,930 -
よる支出
その他 △117 △110
財務活動によるキャッシュ・フロー △3,814 △7,224
現金及び現金同等物に係る換算差額 △1,651 2,137
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △6,488 △8,807
現金及び現金同等物の期首残高 70,284 80,051
現金及び現金同等物の四半期末残高 63,795 71,243
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(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準等の適用)
第1四半期連結会計期間の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)
及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日)を適用してお
ります。
当社グループは、化粧品、コスメタリー製品等の製造及び販売を行っており、このような製品販売について
は、製品の引渡時点において顧客が当該製品に対する支配を獲得することから、履行義務が充足されると判断し
ており、当該製品の引渡時点で収益を認識しております。ただし、製品の国内の販売については、出荷時から当
該製品の支配が顧客に移転されるまでの期間が通常の期間であるため、出荷時点で収益を認識しております。ま
た、収益は、顧客との契約において約束された対価から、値引き、リベート及び返品等を控除した金額で測定し
ております。
これにより顧客に対して支払う対価である販売促進費などの一部について、従来、販売費及び一般管理費とし
て会計処理していたものを売上高から控除しております。また、返品権付の販売については、取引先との商慣習
により生じる返品について翌期以降に発生する損失見込額を返品調整引当金として計上しておりましたが、売上
高から控除するとともに、同額の返金負債を計上する方法に変更しております。
収益認識に関する会計基準等の適用については、収益認識に関する会計基準第84項ただし書きに定める経過的
な取扱いに従っており、第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影
響額を、当第2四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用して
おります。
この結果、従来の方法に比べて、当第2四半期連結累計期間の売上高が10,457百万円減少、売上原価が544百
万円減少、販売費及び一般管理費が9,927百万円減少しており、売上総利益が9,912百万円減少、営業利益、経常
利益、税金等調整前四半期純利益がそれぞれ14百万円増加しております。また、利益剰余金の当期首残高が10百
万円減少しております。
(時価の算定に関する会計基準等の適用)
「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
う。)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基
準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準
等が定める新たな会計方針を将来にわたって適用しております。これによる四半期連結財務諸表に与える影響は
ありません。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りについて)
当第2四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した会計上の見積りの仮定から重要な
変更は行っておりません。
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㈱コーセー(4922) 2021年12月期 第2四半期決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結損益
その他 調整額
合計 計算書計上額
コスメタリー (注1) (注2)
化粧品事業 計 (注3)
事業
売上高
(1)外部顧客に対する売上高 100,855 28,184 129,040 1,250 130,290 - 130,290
(2)セグメント間の内部売上高又は
- - - 261 261 △261 -
振替高
計 100,855 28,184 129,040 1,511 130,551 △261 130,290
セグメント利益又は損失(△) 9,378 △1,906 7,471 204 7,675 △3,665 4,010
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アメニティ製品
事業・不動産賃貸事業を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
セグメント間取引消去 △18
各報告セグメントに配分していない全社費用 △3,647
全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない当社の管理部門に係る費用及び基礎研
究費用であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失、又はのれん等に関する情報
当第2四半期連結累計期間において、重要な事項はありません。
3.地域に関する売上高情報
(単位:百万円)
日本 アジア 北米 その他 計
78,896 36,705 12,993 1,695 130,290
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㈱コーセー(4922) 2021年12月期 第2四半期決算短信
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結損益
その他 調整額
合計 計算書計上額
コスメタリー (注1) (注2)
化粧品事業 計 (注3)
事業
売上高
(1)外部顧客に対する売上高 99,806 22,261 122,068 865 122,933 - 122,933
(2)セグメント間の内部売上高又は
- - - 218 218 △218 -
振替高
計 99,806 22,261 122,068 1,083 123,151 △218 122,933
セグメント利益又は損失(△) 12,453 △1,258 11,195 287 11,482 △2,693 8,789
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アメニティ製品
事業・不動産賃貸事業を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
セグメント間取引消去 △54
各報告セグメントに配分していない全社費用 △2,638
全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない当社の管理部門に係る費用及び基礎研
究費用であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失、又はのれん等に関する情報
当第2四半期連結累計期間において、重要な事項はありません。
3.報告セグメントの変更等に関する事項
(会計方針の変更)に記載のとおり、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020
年3月31日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用し、収益認識に関する会計処理方法を変更
したため、事業セグメントの利益又は損失の測定方法を同様に変更しております。
当該変更により、従来の方法に比べて、当第2四半期連結累計期間の化粧品事業の売上高は7,051
百万円減少、セグメント利益は14百万円増加し、コスメタリー事業の売上高は3,406百万円減少、セ
グメント損失に与える影響はありません。
4.地域に関する売上高情報
(単位:百万円)
日本 アジア 北米 その他 計
70,815 36,459 14,016 1,641 122,933
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㈱コーセー(4922) 2021年12月期 第2四半期決算短信
(収益認識関連)
収益の分解情報
当社グループは、「化粧品事業」及び「コスメタリー事業」の2つの報告セグメントに区分しており、当該報告
セグメントは、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績の評価をするために、定期的に検討を行う対象として
いることから、これらの2事業で計上する収益を売上高として表示しております。また、地域別の収益は、顧客の
所在地に基づき分解しております。これらの分解した収益とセグメント売上高との関連は、以下のとおりでありま
す。
当第2四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年9月30日)
日本 アジア 北米 その他 合計
化粧品事業 48,351 35,796 14,016 1,641 99,806
コスメタリー事業 21,598 663 - - 22,261
報告セグメント計 69,950 36,459 14,016 1,641 122,068
その他 865 - - - 865
外部顧客への売上高 70,815 36,459 14,016 1,641 122,933
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㈱コーセー(4922) 2021年12月期 第2四半期決算短信
(重要な後発事象)
当社及び当社の連結子会社であるコーセー化粧品販売株式会社は2021年10月29日に開催された取締役会におい
て、希望退職者の募集を行うことを決議いたしました。
1.希望退職者の募集を行う目的
日本事業における今後のウィズコロナを見据え、当社及びコーセー化粧品販売株式会社の構造改革を図るためで
あります。
2.希望退職者募集の概要
勤続20年以上で満45歳から満59歳の①一般総合職社員及び②BC(ビューティ
(1)対象者 コンサルタント)社員、③2022年1月1日以降に定年退職を迎える一般総合職
社員
(2)募集人員 数十名
(3)募集期間 2021年11月29日から12月29日
①は2022年3月31日、②は2022年2月28日、③は定年退職から半年間、再就職
(4)退職日
先が定まった時点
①②は所定の退職金に加え割増退職金を支給、希望者には再就職支援会社を
(5)優遇処置 通じた再就職支援、③は支援期間内の就業を免除し、半年間の賃金支給を保
証、希望者には再就職支援会社を通じた再就職支援
3.業績への影響
現時点では希望退職者の応募者数は未確定であるため、業績への影響を合理的に見積もることは困難でありま
す。
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