4922 コーセー 2021-04-30 15:00:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年4月30日
上場会社名 株式会社コーセー 上場取引所 東
コード番号 4922 URL https://www.kose.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)小林 一俊
問合せ先責任者 (役職名) IR室長 (氏名)時田 康司 TEL 03-3273-1511
定時株主総会開催予定日 2021年6月29日 配当支払開始予定日 2021年6月30日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月29日
決算補足説明資料作成の有無: 有
決算説明会開催の有無 : 有 (アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 279,389 △14.7 13,294 △67.0 18,745 △54.2 11,986 △55.1
2020年3月期 327,724 △1.6 40,231 △23.2 40,932 △24.2 26,682 △27.9
(注)包括利益 2021年3月期 15,228百万円 (△43.0%) 2020年3月期 26,703百万円 (△26.7%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 210.11 - 5.3 6.1 4.8
2020年3月期 467.76 - 12.3 13.4 12.3
(参考)持分法投資損益 2021年3月期 -百万円 2020年3月期 -百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 308,386 241,299 73.1 3,952.94
2020年3月期 308,606 240,202 72.5 3,920.41
(参考)自己資本 2021年3月期 225,506百万円 2020年3月期 223,633百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 23,280 △5,850 △7,363 80,051
2020年3月期 37,090 △19,006 △11,448 70,284
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
(合計) (連結) 率(連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 95.00 - 95.00 190.00 10,838 40.6 5.0
2021年3月期 - 60.00 - 60.00 120.00 6,845 57.1 3.0
2021年12月期(予
想)
- 70.00 - 70.00 140.00 56.2
3.2021年12月期の連結業績予想(2021年4月1日~2021年12月31日)
(%表示は、通期は対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 238,000 - 20,000 - 20,500 - 14,200 - 248.92
(注)当社は2021年6月29日に開催予定の定時株主総会で、「定款一部変更の件」が承認されることを条件として次期よ
り決算期を3月31日から12月31日に変更することを予定しています。経過期間となる2021年12月期は、当社及び3月
決算の国内連結子会社については、決算期変更を前提に2021年4月1日から2021年12月31日の9ヶ月を連結対象期間
としております。なお、12月決算である連結子会社については、従来どおり2021年1月1日から2021年12月31日の12
ヶ月を連結対象期間としております。
また、2021年12月期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用するため、上記の
連結業績予測は当該会計基準等を適用した後の金額を記載しています。
これらのことから、対前期増減率を記載していません。
[参考]
下記の%表示(調整後増減率)は、当社及び3月決算の国内連結子会社の当期業績を9ヶ月(2020年4月1日から
2020年12月31日)の期間に合わせて次期業績予測と比較した増減率です。
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益 (単位:百万円)
213,438 11.5% 16,557 20.8% 19,095 7.4% 13,985 1.5%
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動): 無
新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更: 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 60,592,541株 2020年3月期 60,592,541株
② 期末自己株式数 2021年3月期 3,544,841株 2020年3月期 3,549,075株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 57,046,312株 2020年3月期 57,043,493株
(参考)個別業績の概要
2021年3月期の個別業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 125,943 △14.0 10,603 150.4 30,244 57.7 25,740 49.8
2020年3月期 146,482 △5.6 4,234 △72.5 19,177 △35.5 17,180 △32.5
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期 451.23 -
2020年3月期 301.18 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 188,152 144,524 76.8 2,533.40
2020年3月期 163,666 126,475 77.3 2,217.18
(参考)自己資本 2021年3月期 144,524百万円 2020年3月期 126,475百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が発表日現在入手している情報及び合理的であ
ると判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等
は経済情勢の変動等に伴うリスクや様々な不確定要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる
仮定等については、「1.経営成績・財政状態に関する分析(1)経営成績に関する分析」をご覧ください。
㈱コーセー(4922) 2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績・財政状態に関する分析 …………………………………………………………………………………… 2
(1) 経営成績に関する分析 ……………………………………………………………………………………………… 2
(2) 財政状態に関する分析 ……………………………………………………………………………………………… 6
(3) 利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ……………………………………………………………… 7
2.経営方針 ………………………………………………………………………………………………………………… 8
(1) 会社の経営の基本方針 ……………………………………………………………………………………………… 8
(2) 目標とする経営指標 ………………………………………………………………………………………………… 8
(3) 中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題 …………………………………………………………………… 8
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 8
4.連結財務諸表 …………………………………………………………………………………………………………… 9
(1) 連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………………… 9
(2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………… 11
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 11
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 12
(3) 連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………………… 13
(4) 連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………………… 15
(5) 連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………………… 17
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 17
(表示方法の変更) ………………………………………………………………………………………………… 17
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 17
(連結株主資本等変動計算書) …………………………………………………………………………………… 17
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 18
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 20
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 20
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㈱コーセー(4922) 2021年3月期 決算短信
1.経営成績・財政状態に関する分析
(1)経営成績に関する分析
① 当期の経営成績
(a)概況
2020年3月期 2021年3月期
増減額 増減率
セグメントの名称
金額 構成比 金額 構成比 (百万円) (%)
(百万円) (%) (百万円) (%)
化粧品事業 251,894 76.9 218,482 78.2 △33,412 △13.3
コスメタリー事業 71,912 21.9 58,434 20.9 △13,478 △18.7
その他 3,916 1.2 2,472 0.9 △1,444 △36.9
売上高計 327,724 100.0 279,389 100.0 △48,335 △14.7
2020年3月期 2021年3月期
増減額 増減率
区分
金額 売上比 金額 売上比 (百万円) (%)
(百万円) (%) (百万円) (%)
営業利益 40,231 12.3 13,294 4.8 △26,937 △67.0
経常利益 40,932 12.5 18,745 6.7 △22,187 △54.2
親会社株主に帰属する当期純利益 26,682 8.1 11,986 4.3 △14,696 △55.1
当期(2020年4月1日から2021年3月31日まで)における日本経済は、昨年4-6月期に発出された緊急事態宣言解除後
の経済活動再開、GoToキャンペーンなどの政策が功を奏し回復傾向にありました。しかしながら、10-12月期では新
型コロナウィルス感染症の再拡大、さらに2021年1-3月期において2回目となる緊急事態宣言発出により経済回復は鈍
化しました。
当社グループが主に事業展開しているアジア・米国経済(2020年1月1日から2020年12月31日まで)においては、中
国の景気は緩やかに回復しており、それ以外のアジア各国では厳しい状況にあるものの、下げ止まりや持ち直しの動
きがみられます。米国では依然厳しい環境下ながらも経済活動が再開しています。
日本の化粧品市場においては、新型コロナウィルス感染症拡大によりインバウンド需要が大幅に減少しましたが、
日本人需要については外出自粛による消費意識の低下はあるものの、緩やかな回復傾向にあります。
アジア・米国の化粧品市場においては、中国では経済活動の正常化が進み、Eコマースやトラベルリテールを中心
に大きく成長しています。それ以外のアジアについては、引き続き厳しい状況にあるものの、下げ止まりの状況とな
っています。米国では、感染症拡大が鈍化する中、個人消費は回復傾向にあります。
しかしながら足元の景況感では、日本では首都圏を中心として緊急事態宣言発出やまん延防止等重点措置適用に伴
う、外出自粛や休業、時短営業による個人消費の低迷、中国以外のアジア各国・米国・欧州では、ロックダウンや渡
航制限の影響を大きく受けており、今後も感染の動向などに注視しなければならない状況が続いています。
このような市場環境の中、当社グループにおいては、過去の苦しい局面においてピンチをチャンスに変えてきた経
験・ノウハウを有しており、今後もグローバル・ボーダレスに事業を拡大していくためにリスクに強い企業に進化す
べく、課題に取り組み、改革を進めています。
当期における当社グループの業績については、中国での販売が好調だったものの、日本および中国以外の各国で感
染拡大の影響を大きく受け、売上高は前期比14.7%減の279,389百万円(為替の影響を除くと14.2%減)となりまし
た。なお、連結売上高に占める欧米亜売上高の割合は40.1%となりました。
利益については、全社的なコストコントロールを実施したものの、上述理由による売上高減少により、営業利益は
13,294百万円(前期比67.0%減)となりました。経常利益は助成金収入により18,745百万円(同54.2%減)、親会社
株主に帰属する当期純利益は11,986百万円(同55.1%減)となりました。
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㈱コーセー(4922) 2021年3月期 決算短信
(b)セグメント別の状況
化粧品事業
増減率
区分 2020年3月期 2021年3月期 増減額
(%)
外部顧客に対する売上高 百万円 251,894 218,482 △33,412 △13.3
セグメント間の売上高 百万円 - - - -
売上高計 百万円 251,894 218,482 - -
営業利益 百万円 44,663 18,669 △25,994 △58.2
営業利益率 % 17.7 8.5 - -
化粧品事業は、中国では「デコルテ」がすべてのチャネルで好調に推移しました。日本では、デコルテの「リフト
ディメンション」、コーセーの薬用保湿美容液「ONE BY KOSÉ セラム ヴェール」、㈱コーセーとマルホ㈱の技術・
知見を結集した高機能スキンケア「カルテHD」などが好調に推移しましたが、それ以外の主要ブランドが総じてマ
イナス成長となりました。また、インバウンド売上が大きく減少したこともあり、売上高は218,482百万円(前期比
13.3%減)、営業利益は18,669百万円(同58.2%減)となりました。
コスメタリー事業
増減率
区分 2020年3月期 2021年3月期 増減額
(%)
外部顧客に対する売上高 百万円 71,912 58,434 △13,478 △18.7
セグメント間の売上高 百万円 - - - -
売上高計 百万円 71,912 58,434 - -
営業利益または損失(△) 百万円 211 △63 △275 -
営業利益率 % 0.3 - - -
コスメタリー事業は、コロナ禍で需要が高まっている「メイク キープ ミスト」や「リップ ジェル マジック」、
ヘアケアブランドの「スティーブンノル ニューヨーク」などが売上に貢献しました。また、コーセーコスメポート
㈱の「グレイスワン」や「コエンリッチ」が好調に推移しましたが、クレンジング市場、ヘアケア市場での苦戦によ
り、売上高は58,434百万円(前期比18.7%減)、営業損失は63百万円(前期は211百万円の営業利益)となりまし
た。
その他
増減率
区分 2020年3月期 2021年3月期 増減額
(%)
外部顧客に対する売上高 百万円 3,916 2,472 △1,444 △36.9
セグメント間の売上高 百万円 594 490 - -
売上高計 百万円 4,511 2,962 - -
営業利益 百万円 1,283 973 △309 △24.1
営業利益率 % 28.4 32.9 - -
その他の事業は、OEM生産の受注が減少したため、売上高は2,472百万円(前期比36.9%減)、営業利益は973百万
円(同24.1%減)となりました。
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(C)地域別売上高(外部顧客に対する売上高)の状況
2020年3月期 2021年3月期
増減額 増減率
金額 構成比 金額 構成比 (百万円) (%)
(百万円) (%) (百万円) (%)
日本 222,550 67.9 167,410 59.9 △55,139 △24.8
アジア 64,353 19.6 82,139 29.4 17,786 27.6
北米 35,897 11.0 26,418 9.5 △9,479 △26.4
その他 4,923 1.5 3,421 1.2 △1,502 △30.5
売上高計 327,724 100.0 279,389 100.0 △48,335 △14.7
<日本>
第3四半期では、専門店チャネルにおいて「デコルテ」と「アルビオン」の回復が早く、第4四半期では百貨店も好
調に推移しました。その他の主要なチャネルでも回復の動きがみられ、メゾンコーセーで展開しているEコマースも
引き続き好調に推移しましたが、感染拡大により、外出自粛に伴う来店客数の減少や消費意識の低下に加え、インバ
ウンド需要が激減したことなどにより、マイナス成長となりました。これらの結果、売上高は167,410百万円(前期
比24.8%減)となりました。
<アジア>
新型コロナウィルス感染症が抑え込まれている中国では、Eコマースが引き続き伸長しており、百貨店チャネルも
順調に回復しています。また、トラベルリテールも引き続き大変好調に推移しました。中国以外では、感染拡大によ
る影響を受けました。これらの結果、売上高は82,139百万円(同27.6%増)となりました。
<北米>
タルトは、Eコマースによる売上が引き続き大変好調に推移しましたが、店舗については営業を再開したものの都
心部が苦戦するなど、感染拡大による外出規制の影響を大きく受け、売上高は26,418百万円(同26.4%減)となりま
した。
<その他>
欧州におけるタルトは、米国同様、Eコマースが好調に推移し、店舗もほぼ全店営業を再開していますが、観光客
売上の大きな店舗が苦戦した結果、売上高は3,421百万円(同30.5%減)となりました。
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② 次期の見通し
日本経済の見通しについては、先行きの不透明さはあるものの、景気は緩やかに回復に向かうと予測されます。ア
ジア・米国においては、政府による経済対策により回復が促進されており、今年後半にはワクチン接種の後押しを受
けた景気回復が期待されています。
これらの状況を踏まえ、次期の業績については、売上高238,000百万円(調整後前期比11.5%増)、営業利益
20,000百万円(同20.8%増)、経常利益は20,500百万円(同7.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は14,200
百万円(同1.5%増)を予想しています。事業の種類別セグメントの見通しは次表の通りです。また、設備投資
15,400百万円、減価償却費8,700百万円を見込んでいます。
次期業績算定の前提は、決算期を変更するにあたり、当社及び3月決算の国内連結子会社の業績を9カ月(2021年4
月~12月)で算定し、さらに「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月30日)及び「収益認
識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2020年3月30日)を適用した金額です。
前期比は、当社及び3月決算の国内連結子会社の2020年度業績を9カ月(2020年4月~12月)の期間に合わせ、「収
益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月30日)及び「収益認識に関する会計基準の適用指針」
(企業会計基準適用指針第30号 2020年3月30日)を遡及適用した後の連結業績((調整後)2020年12月期)を基礎
に計算しています。
尚、中間期の業績予想については、新型コロナウィルス感染症の再拡大による各国でのロックダウンや外出・渡航
制限による消費意識の低下や事業活動の制限、雇用・所得環境の悪化により経済低迷の長期化が懸念されますが、回
復時期の見通しについて合理的な算出が困難なため、公表は控えさせていただきます。
※主要な為替レートにつきましては、103円/米ドル、15.5円/中国元、0.09円/韓国ウォンを想定しています。
(調整後)
2021年3月期 2021年12月期 調整後 調整後
2020年12月期
セグメントの名称 増減額 増減率
金額 金額 金額 (百万円) (%)
(百万円) (百万円) (百万円)
化粧品事業 218,482 173,266 196,700 23,433 13.5
コスメタリー事業 58,434 38,215 39,500 1,284 3.4
その他 2,472 1,957 1,800 △157 △8.0
売上高計 279,389 213,438 238,000 24,561 11.5
(調整後)
2021年3月期 2021年12月期 調整後 調整後
2020年12月期
区分 増減額 増減率
金額 売上比 金額 売上比 金額 売上比
(百万円) (%)
(百万円) (%) (百万円) (%) (百万円) (%)
営業利益 13,294 4.8 16,557 7.8 20,000 8.4 3,443 20.8
経常利益 18,745 6.7 19,095 8.9 20,500 8.6 1,405 7.4
親会社株主に帰属する
11,986 4.3 13,985 6.6 14,200 6.0 215 1.5
当期純利益
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(2)財政状態に関する分析
① 資産、負債及び純資産の状況
当期末の流動比率は332.8%、当座比率は231.8%であり、前期末に比べそれぞれ9.8ポイントの減少、4.0ポ
イントの増加となりました。主な理由は下記のとおりであります。
資産は、前期末に比べ220百万円の減少となりました。現金及び預金の増加5,834百万円、受取手形及び売掛
金の増加1,048百万円等により当座資産が6,882百万円増加し、流動資産は592百万円増加しました。有形固定資
産の減少3,130百万円、無形固定資産の減少621百万円、投資その他の資産の増加2,938百万円により固定資産は
813百万円減少しました。
負債は、前期末に比べ1,316百万円の減少となりました。支払手形及び買掛金の増加537百万円、電子記録債
務の減少2,042百万円、短期借入金の増加6,872百万円、未払費用の減少1,228百万円、未払消費税等の減少
1,537百万円等により流動負債が1,932百万円増加しました。固定負債は、退職給付に係る負債の減少4,346百万
円等により3,248百万円の減少となりました。
なお、有利子負債残高は8,533百万円、デット・エクイティ・レシオは0.04倍となりました。
② キャッシュ・フローの状況に関する分析
2020年3月期 2021年3月期 増減額
(百万円) (百万円) (百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー 37,090 23,280 △13,809
投資活動によるキャッシュ・フロー △19,006 △5,850 13,156
財務活動によるキャッシュ・フロー △11,448 △7,363 4,084
現金及び現金同等物の増加額 6,019 9,757 3,737
現金及び現金同等物期末残高 70,284 80,051 9,767
当期末における連結ベースの現金及び現金同等物は、前期末より9,767百万円増加し80,051百万円(前期比
13.9%増)となりました。当期末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりでありま
す。
営業活動によるキャッシュ・フローは、23,280百万円の収入(同37.2%減)となりました。主な要因は税金
等調整前当期純利益19,508百万円、非資金費用である減価償却費10,379百万円、たな卸資産の減少3,752百万
円、売上債権の増加1,196百万円、その他の資産の減少5,530百万円、仕入債務の減少522百万円及び法人税等の
支払い5,430百万円等であります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、5,850百万円の支出(同69.2%減)となりました。主な要因は、有形
固定資産の取得による支出8,657百万円、定期預金の減少による純収入3,804百万円及び無形固定資産の取得に
よる支出2,081百万円等であります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、7,363百万円の支出(同35.7%減)となりました。主な要因は短期借
入金の純増減額6,872百万円、連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出4,930百万円及び配当
金の支払い9,289百万円等であります。
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③ キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
3月期 3月期 3月期 3月期 3月期
自己資本比率 % 66.3 68.1 69.6 72.5 73.1
時価ベースの自己資本比率 % 232.4 469.9 386.4 246.4 289.7
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 倍 0.1 0.0 0.1 0.0 0.4
インタレスト・カバレッジ・レシオ 倍 5,133.3 9,274.6 23,555.3 3,942.6 1,891.8
注)自己資本比率………………………………自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率………………株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率…有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ……キャッシュ・フロー(利息・法人税等控除前)/利払い
※ いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※ 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
なお、期末を基準日とする株式分割があった場合には、期末株価終値を修正しております。
※ キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを利用しております。
※ 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。
また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
(3)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
利益配分に関しましては、安定配当を基本としておりますが、今後の事業拡大のための内部資金の確保に配慮し
つつ、財政状態、業績、配当性向等を勘案し、株主への利益還元に取り組んでいく方針であります。
当期の期末配当につきましては、1株につき普通配当60円を予定しております。2020年12月10日付で、1株につ
き60円の中間配当を実施しておりますので、年間配当は120円になります。
次期の配当につきましては、年間配当140円を予定しております。
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2.経営方針
(1)会社の経営の基本方針
コーセーグループは1946年の創業以来、美を通じて人々に夢と希望を与え続けることを使命としてきました。1991
年には、CIの導入を契機にこの想いを存在理念として明文化し、「英知と感性を融合し、独自の美しい価値と文化を
創造する」ことで、現在に至るまで着実に成長を続けてきました。また、同時に発信した「美しい知恵 人へ、地球
へ。」というコーポレートメッセージの中にも、「美の創造企業」として、「美」にまつわるあらゆる知恵を出し合
い、人々のために、そして大切な地球のために役立てるという強い決意を込めています。
(2)目標とする経営指標
当社グループは、売上高営業利益率及び総資産事業利益率(ROA)、自己資本当期純利益率(ROE)の向上を重要な
経営指標としています。
注)総資産事業利益率=(営業利益+受取利息、配当金)/総資産(期首期末平均)×100
自己資本当期純利益率=親会社株主に帰属する当期純利益/自己資本(期首期末平均)×100
(3)中長期的な会社の経営戦略と対処すべき課題
当社グループは、創業80周年に向けて更なる成長ステージを目指した中長期ビジョン「VISION 2026」を推進して
います。
◇◇コーセーグループの将来像:世界で存在感のある究極の高ロイヤルティ企業◇◇
「日本を代表する化粧品メーカーとして、日本独自の化粧文化を創造する」という自覚を持ち、“一人ひとりのき
れい”を追求し、世界に先駆けて“独自の価値”を創出し続け(唯一無二の存在)、オリジナリティと魅力あふれる
多彩なブランドをお届けすることで、一人でも多くのステークホルダーの皆さまに選ばれる企業(憧れの存在・かけ
がえのない存在)となることを目指しています。
■コーセーグループ中長期ビジョン「VISION 2026」
✓定量目標
・売上高 5,000億円
・営業利益率 16%以上
・ROA 18%以上
・ROE 15%以上
✓ロードマップ
・PhaseⅠ 「グローバルブランド拡充と顧客接点の強化」
・PhaseⅡ 「世界での存在感拡大と更なる顧客体験の追求」
・PhaseⅢ 「世界のひとりひとりに存在感のある顧客感動企業への進化」
✓基本戦略
①3つの成長戦略
1)ブランドのグローバル展開加速
2)独自性のある商品の積極的開発
3)新たな成長領域へのチャレンジ
②2つの価値追求
1)デジタルを活用したパーソナルな顧客体験の追及
2)外部リソースや技術と連携した独自の価値追求
③3つの経営基盤
1)企業の成長を支える経営基盤の構築
2)ダイバーシティ&インクルージョン経営の実践
3)バリューチェーン全体にわたるサステナビリティ戦略の推進
3.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、中長期的な会社の経営戦略に掲げるとおり、世界で存在感のある企業への進化を目指す過程に
おいて、国内外の諸情勢を考慮の上、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上や海外における信用
力向上等を目的とし、将来のIFRS適用に向けて研究を重ねています。
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4.連結財務諸表
(1) 連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 97,556 103,391
受取手形及び売掛金 38,371 39,420
商品及び製品 35,775 31,932
仕掛品 3,472 2,802
原材料及び貯蔵品 22,192 22,603
その他 7,146 4,952
貸倒引当金 △77 △71
流動資産合計 204,438 205,031
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 45,590 52,592
減価償却累計額 △22,671 △23,108
建物及び構築物(純額) 22,919 29,483
機械装置及び運搬具 18,543 21,814
減価償却累計額 △13,290 △14,554
機械装置及び運搬具(純額) 5,252 7,260
工具、器具及び備品 43,151 44,463
減価償却累計額 △34,581 △36,454
工具、器具及び備品(純額) 8,570 8,009
土地 17,569 17,350
リース資産 2,000 2,202
減価償却累計額 △1,356 △1,545
リース資産(純額) 643 657
建設仮勘定 11,068 130
有形固定資産合計 66,022 62,892
無形固定資産
ソフトウエア 3,245 4,116
のれん 5,794 4,720
その他 5,733 5,316
無形固定資産合計 14,774 14,153
投資その他の資産
投資有価証券 13,433 15,184
退職給付に係る資産 - 2,484
繰延税金資産 6,272 4,729
その他 3,900 4,347
貸倒引当金 △236 △437
投資その他の資産合計 23,370 26,308
固定資産合計 104,167 103,354
資産合計 308,606 308,386
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 6,196 6,733
電子記録債務 15,513 13,471
短期借入金 727 7,600
リース債務 214 231
未払金 13,086 12,261
未払費用 12,296 11,068
未払法人税等 4,232 4,478
未払消費税等 1,537 -
返品調整引当金 1,967 1,837
その他 3,903 3,925
流動負債合計 59,676 61,608
固定負債
リース債務 712 702
役員退職慰労引当金 3,334 -
退職給付に係る負債 4,346 -
繰延税金負債 - 181
その他 332 4,594
固定負債合計 8,727 5,478
負債合計 68,403 67,087
純資産の部
株主資本
資本金 4,848 4,848
資本剰余金 15 -
利益剰余金 223,665 222,354
自己株式 △9,103 △9,095
株主資本合計 219,425 218,107
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 4,434 5,605
為替換算調整勘定 1,063 △683
退職給付に係る調整累計額 △1,289 2,476
その他の包括利益累計額合計 4,208 7,398
非支配株主持分 16,569 15,792
純資産合計 240,202 241,299
負債純資産合計 308,606 308,386
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(2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 327,724 279,389
売上原価 88,703 77,465
売上総利益 239,020 201,923
販売費及び一般管理費
広告宣伝費 21,468 20,201
販売促進費 65,447 60,326
運賃及び荷造費 15,236 15,493
給料及び手当 50,820 48,143
退職給付費用 786 1,278
法定福利費 7,627 7,455
減価償却費 4,047 4,566
その他 33,355 31,165
販売費及び一般管理費合計 198,789 188,629
営業利益 40,231 13,294
営業外収益
受取利息 551 260
受取配当金 111 195
還付消費税等 185 381
特許実施許諾料 16 9
為替差益 - 1,204
助成金収入 32 3,436
雑収入 498 347
営業外収益合計 1,394 5,835
営業外費用
支払利息 7 17
不動産賃貸費用 4 4
貸倒引当金繰入額 0 201
支払手数料 13 7
投資事業組合運用損 62 67
為替差損 517 -
雑損失 86 86
営業外費用合計 693 384
経常利益 40,932 18,745
特別利益
固定資産売却益 9 1,084
投資有価証券売却益 1 28
事業整理益 115 -
その他 - 105
特別利益合計 127 1,217
特別損失
固定資産処分損 419 169
投資有価証券評価損 147 -
関係会社株式評価損 51 148
減損損失 76 73
火災損失 - 62
特別損失合計 693 454
税金等調整前当期純利益 40,365 19,508
法人税、住民税及び事業税 11,104 8,253
法人税等調整額 1,427 △583
法人税等合計 12,532 7,669
当期純利益 27,833 11,839
非支配株主に帰属する当期純利益 1,151 △146
親会社株主に帰属する当期純利益 26,682 11,986
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㈱コーセー(4922) 2021年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 27,833 11,839
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 679 1,175
為替換算調整勘定 △734 △1,748
退職給付に係る調整額 △1,074 3,962
その他の包括利益合計 △1,129 3,389
包括利益 26,703 15,228
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 25,634 15,176
非支配株主に係る包括利益 1,069 52
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(3) 連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 4,848 - 207,821 △9,102 203,566
当期変動額
剰余金の配当 △10,838 △10,838
親会社株主に帰属する当期
純利益
26,682 26,682
自己株式の取得 △0 △0
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
15 15
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - 15 15,844 △0 15,858
当期末残高 4,848 15 223,665 △9,103 219,425
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利
評価差額金
為替換算調整勘定
調整累計額 益累計額合計
当期首残高 3,750 1,781 △275 5,256 16,018 224,841
当期変動額
剰余金の配当 △10,838
親会社株主に帰属する当期
純利益
26,682
自己株式の取得 △0
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
15
株主資本以外の項目の当期
683 △717 △1,014 △1,047 550 △497
変動額(純額)
当期変動額合計 683 △717 △1,014 △1,047 550 15,360
当期末残高 4,434 1,063 △1,289 4,208 16,569 240,202
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当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 4,848 15 223,665 △9,103 219,425
当期変動額
剰余金の配当 △8,841 △8,841
親会社株主に帰属する当期
純利益
11,986 11,986
自己株式の取得 △2 △2
自己株式の処分 28 11 39
連結範囲の変動 0 0
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
△15 △4,483 △4,499
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - △15 △1,310 8 △1,317
当期末残高 4,848 - 222,354 △9,095 218,107
その他の包括利益累計額
非支配株主持分 純資産合計
その他有価証券 退職給付に係る その他の包括利
評価差額金
為替換算調整勘定
調整累計額 益累計額合計
当期首残高 4,434 1,063 △1,289 4,208 16,569 240,202
当期変動額
剰余金の配当 △8,841
親会社株主に帰属する当期
純利益
11,986
自己株式の取得 △2
自己株式の処分 39
連結範囲の変動 0
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
△4,499
株主資本以外の項目の当期
1,171 △1,747 3,765 3,190 △776 2,413
変動額(純額)
当期変動額合計 1,171 △1,747 3,765 3,190 △776 1,096
当期末残高 5,605 △683 2,476 7,398 15,792 241,299
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(4) 連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 40,365 19,508
減価償却費 8,838 10,379
減損損失 76 73
火災損失 - 62
のれん償却額 795 779
貸倒引当金の増減額(△は減少) △12 194
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) 487 △3,334
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) - △2,484
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △1,104 △2,241
その他の引当金の増減額(△は減少) 120 △122
固定資産処分損益(△は益) 409 △914
受取利息及び受取配当金 △662 △456
支払利息 7 17
為替差損益(△は益) 345 △752
投資有価証券売却損益(△は益) △1 △28
関係会社株式評価損 51 148
投資有価証券評価損益(△は益) 146 -
投資事業組合運用損益(△は益) 62 67
事業整理益 △115 -
その他の特別損益(△は益) - △105
売上債権の増減額(△は増加) 6,252 △1,196
たな卸資産の増減額(△は増加) △822 3,752
仕入債務の増減額(△は減少) △6,121 △522
その他の資産の増減額(△は増加) 1,389 5,530
その他の負債の増減額(△は減少) 3,037 △98
その他 0 -
小計 53,547 28,256
利息及び配当金の受取額 706 469
利息の支払額 △13 △15
法人税等の支払額 △17,150 △5,430
営業活動によるキャッシュ・フロー 37,090 23,280
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △30,237 △14,834
定期預金の払戻による収入 33,042 18,638
有形固定資産の取得による支出 △17,980 △8,657
有形固定資産の売却による収入 12 1,591
有形固定資産の除却による支出 △79 -
無形固定資産の取得による支出 △1,894 △2,081
無形固定資産の売却による収入 - 4
投資有価証券の取得による支出 △950 △284
投資有価証券の売却及び償還による収入 2 35
子会社株式の取得による支出 △283 -
貸付けによる支出 △153 △154
投資その他の資産の増減額(△は増加) △485 △109
投資活動によるキャッシュ・フロー △19,006 △5,850
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 123 6,872
自己株式の純増減額(△は増加) △0 △2
長期借入れによる収入 196
配当金の支払額 △10,838 △8,841
非支配株主への配当金の支払額 △483 △447
子会社の自己株式の取得による支出 △19 -
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
- △4,930
よる支出
非支配株主からの払込みによる収入 - 44
その他 △229 △254
財務活動によるキャッシュ・フロー △11,448 △7,363
現金及び現金同等物に係る換算差額 △615 △309
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 6,019 9,757
現金及び現金同等物の期首残高 64,264 70,284
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 - 9
現金及び現金同等物の期末残高 70,284 80,051
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(5) 連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
(連結損益計算書)
前連結会計年度において、独立掲記しておりました「営業外収益」の「受取手数料」は、重要性が乏しいた
め、当連結会計年度より「雑収入」に含めて表示しております。
前連結会計年度において、独立掲記しておりました「営業外収益」の「補助金収入」は、重要性が乏しいた
め、当連結会計年度より「雑収入」に含めて表示しております。
前連結会計年度において、「営業外収益」の「雑収入」に含めていた「助成金収入」は、重要性が増したた
め、当連結会計年度より独立掲記することとしております。これらの表示方法の変更を反映させるため、前連結
会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外収益」の「受取手数料」54百万円、「補助金
収入」85百万円、「雑収入」390百万円は、「助成金収入」32百万円、「雑収入」498百万円として組み替えてお
ります。
前連結会計年度において、「営業外費用」の「雑損失」に含めていた「貸倒引当金繰入額」は、重要性が増し
たため、当連結会計年度より独立掲記することとしております。この表示方法の変更を反映させるため、前連結
会計年度の連結財務諸表の組替えを行っております。
この結果、前連結会計年度の連結損益計算書において、「営業外費用」の「雑損失」に表示していた0百万円
は、「貸倒引当金繰入額」0百万円として組み替えております。
(追加情報)
(役員退職慰労金制度の廃止)
当社は、役員の退職慰労金の支払いに充てるため、役員退職慰労金支給に関する内規に基づく期末要支給額を
「役員退職慰労引当金」として計上しておりましたが、2020年5月25日開催の当社取締役会において、2020年6月
26日開催の定時株主総会終結の時をもって役員退職慰労金制度を廃止することを決議し、同株主総会において役員
退職慰労金の打切り支給について承認されました。
これに伴い、「役員退職慰労引当金」を全額取崩し、打切り支給額の未払分4,063百万円を、「長期未払金」と
して固定負債の「その他」に含めて表示しております。
(連結株主資本等変動計算書)
当社は、2020年6月15日付で、連結子会社Tarte,Inc.の株式1.96%を4,930百万円で追加取得いたしました。この
結果、当社の議決権比率は100%となり、当期末において、資本剰余金が15百万円、非支配株主持分が431百万円減少
しております。
当該取引により、資本剰余金の残高が負の値となったため、「連結財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第
22号 平成25年9月13日)に基づき、繰越利益剰余金4,483百万円を資本剰余金へ振り替えております。
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(セグメント情報等)
(1) 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、最高経営意思決定機関
が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、お客様の多様なニーズに適合した製品を市場に提供するため、当社グループで企画・開発した製品を各
種ブランドにより展開しており、各ブランドごとに国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を行っており
ます。
したがって、当社は各ブランドを基礎とした事業別セグメントから構成されており、「化粧品事業」及び「コス
メタリー事業」の2つを報告セグメントとしております。
「化粧品事業」に属する主要製品には、コーセー・雪肌精・エスプリーク・コスメデコルテ・プレディア・イン
フィニティ・ジルスチュアート・アディクション・クリエ・アルビオン・タルト等が、「コスメタリー事業」に属
する主要製品には、ヴィセ・ファシオ・エルシア・ソフティモ・サンカット®・クリアターン・スティーブンノル
ニューヨーク等があります。
(2) 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」にお
ける記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益又は損失は、営業利益ベースの数値であります。
セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価格に基づいております。
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㈱コーセー(4922) 2021年3月期 決算短信
(3) 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸表
その他 調整額
合計 計上額
コスメタ (注1) (注2)
化粧品事業 計 (注3)
リー事業
売上高
(1)外部顧客に対する売上高 251,894 71,912 323,807 3,916 327,724 - 327,724
(2)セグメント間の内部売上高
- - - 594 594 △594 -
又は振替高
計 251,894 71,912 323,807 4,511 328,319 △594 327,724
セグメント利益 44,663 211 44,875 1,283 46,158 △5,926 40,231
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸表
その他 調整額
合計 計上額
コスメタ (注1) (注2)
化粧品事業 計 (注3)
リー事業
売上高
(1)外部顧客に対する売上高 218,482 58,434 276,916 2,472 279,389 - 279,389
(2)セグメント間の内部売上高
- - - 490 490 △490 -
又は振替高
計 218,482 58,434 276,916 2,962 279,879 △490 279,389
セグメント利益又は損失(△) 18,669 △63 18,605 973 19,579 △6,285 13,294
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、アメニティ製品事業・不動産賃貸
事業を含んでおります。
2.セグメント利益又は損失(△)の調整額は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
セグメント間取引消去 28 △13
各報告セグメントに配分していない全社費用 △5,955 △6,272
合計 △5,926 △6,285
全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない当社の管理部門に係る費用及び基礎研究費用であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
(4) 地域に関する売上高情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
日本 アジア 北米 その他 計
222,550 64,353 35,897 4,923 327,724
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
日本 アジア 北米 その他 計
167,410 82,139 26,418 3,421 279,389
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㈱コーセー(4922) 2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 3,920.41円 3,952.94円
1株当たり当期純利益金額 467.76円 210.11円
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純利益
百万円 26,682 11,986
金額
普通株主に帰属しない金額 百万円 - -
普通株式に係る親会社株主に帰属
百万円 26,682 11,986
する当期純利益金額
普通株式の期中平均株式数 千株 57,043 57,046
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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