4921 ファンケル 2021-08-04 15:00:00
2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年8月4日
上 場 会 社 名 株式会社ファンケル 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4921 URL https://www.fancl.jp/
代 表 者 (役職名)代表取締役社長執行役員CEO (氏名)島田 和幸
問合せ先責任者 (役職名)執行役員 経営企画室長 (氏名)松本 浩一 (TEL)045-226-1200
四半期報告書提出予定日 2021年8月13日
配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有(機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2022年3月期第1四半期の連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2022年3月期第1四半期 25,176 △4.3 3,010 23.1 3,242 29.3 2,227 50.8
2021年3月期第1四半期 26,298 △19.2 2,445 △44.1 2,507 △42.8 1,476 △43.4
(注) 包括利益 2022年3月期第1四半期 2,327 百万円 ( 58.7%) 2021年3月期第1四半期 1,466 百万円 ( △43.8%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2022年3月期第1四半期 18.46 18.38
2021年3月期第1四半期 12.25 12.19
(注)当第1四半期連結会計期間の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等
を適用しており、売上高は2,251百万円減少し、営業利益と経常利益はそれぞれ185百万円増加しております。
なお、2021年3月期を同様の基準で試算した場合、売上高の前期比は3.2%増となります。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2022年3月期第1四半期 96,723 70,889 72.6
2021年3月期 97,533 71,215 72.3
(参考)自己資本 2022年3月期第1四半期 70,249 百万円 2021年3月期 70,554 百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2021年3月期 - 17.00 - 17.00 34.00
2022年3月期 -
2022年3月期(予想) 17.00 - 17.00 34.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 52,450 △3.3 5,000 2.5 5,100 2.3 3,500 △2.1 29.01
通期 109,000 △5.1 12,000 3.7 12,200 3.5 8,100 1.0 67.13
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
当第1四半期連結会計期間の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等
を適用しており、上記の連結業績予想は当該会計基準等を適用した業績予想となります。2021年3月期を同様の
基準で試算した場合、売上高の前期比は3.7%増の見通しとなります。また、営業利益、経常利益、当期純利益
については、適用前後での変更はございません。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 : 無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 -社 (社名) 、除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年3月期1Q 130,353,200株 2021年3月期 130,353,200株
② 期末自己株式数 2022年3月期1Q 9,677,218株 2021年3月期 9,690,356株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2022年3月期1Q 120,665,289株 2021年3月期1Q 120,568,609株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的である
と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予
想の前提となる条件および業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、四半期決算短信(添付資料)4ペ
ージ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社ファンケル(4921) 2022年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………… 4
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………… 4
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………… 5
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………… 5
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………… 7
四半期連結損益計算書 ……………………………………………………………………………… 7
四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………… 8
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………… 9
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………… 9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………… 9
(会計方針の変更等) ……………………………………………………………………………… 9
(追加情報) ………………………………………………………………………………………… 9
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………… 10
1
株式会社ファンケル(4921) 2022年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間の売上高は25,176百万円(前年同期比4.3%減)、営業利益は3,010百万円(前年同期比
23.1%増)、経常利益は3,242百万円(前年同期比29.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,227百万円(前
年同期比50.8%増)となりました。
なお、当社は当第1四半期連結会計期間の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年
3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等を適用しており、売上高は2,251百万円減少し、営業利益と経常
利益はそれぞれ185百万円増加しております。
経営成績においては、より実態に即した分析を行うため、前連結会計年度から同基準を適用した前提に組み替え
て(以下「組替後」という。)比較しております。
当第1四半期連結累計期間の売上高は、引き続き新型コロナウイルス感染症による影響を受けたものの、前年同
期の緊急事態宣言時よりは影響が限定的だったことから、主力の化粧品関連事業、栄養補助食品関連事業が増収と
なり、全体では25,176百万円(前年同期比3.2%増)となりました。営業利益は、三島工場(サプリメント工場)および
関西物流センターの稼働に伴う減価償却費の増加や、前年同期は店舗休業に伴う人件費を特別損失に計上した影響
などがあったものの、増収効果により売上総利益が増加し、3,010百万円(前年同期比23.1%増)となりました。経常
利益は3,242百万円(前年同期比29.3%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,227百万円(前年同期比50.8%
増)となりました。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
①化粧品関連事業
売上高
化粧品関連事業の売上高は、14,506百万円(前年同期比7.0%増)となりました。
2021年3月期
2022年3月期
前第1四半期連結累計期間
当第1四半期連結累計期間 伸び率
(組替後)
(%)
金額 構成比 金額 構成比
(百万円) (%) (百万円) (%)
ファンケル化粧品 10,041 74.1 10,507 72.5 4.6
アテニア化粧品 2,935 21.6 3,456 23.8 17.8
boscia(ボウシャ) 377 2.8 321 2.2 △14.9
その他 197 1.5 221 1.5 11.9
合計 13,552 100.0 14,506 100.0 7.0
2021年3月期
2022年3月期
前第1四半期連結累計期間
当第1四半期連結累計期間 伸び率
(組替後)
(%)
金額 構成比 金額 構成比
(百万円) (%) (百万円) (%)
通信販売 8,268 61.0 7,508 51.7 △9.2
店舗販売 2,070 15.3 3,249 22.4 56.9
卸販売他 1,671 12.3 1,998 13.8 19.6
海外 1,541 11.4 1,751 12.1 13.6
合計 13,552 100.0 14,506 100.0 7.0
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株式会社ファンケル(4921) 2022年3月期 第1四半期決算短信
ファンケル化粧品 は、「マイルドクレンジング オイル」、「ディープクリア 洗顔パウダー」および「コ
アエフェクター」などが好調に推移し、10,507百万円(前年同期比4.6%増)となりました。
アテニア化粧品 は、4月に発売した基礎スキンケア「ドレススノー」や中国向け越境EC寄与などにより、
3,456百万円(前年同期比17.8%増)となりました。
boscia(ボウシャ) は、ECチャネルが好調だったものの、リアル店舗向けの卸販売が振るわず、321百万
円(前年同期比14.9%減)となりました。
販売チャ ネル 別 では、通信販売は7,508百万円(前年同期比9.2%減)、店舗販売は3,249百万円(前年同期比
販
56.9%増)、卸販売他は1,998百万円(前年同期比19.6%増)、海外は1,751百万円(前年同期比13.6%増)となり
ました。
営業損益
損益面では、増収効果による売上総利益の増加に加え、マーケティング費用の効率的な使用などにより、営
業利益は2,083百万円(前年同期比34.8%増)となりました。
②栄養補助食品関連事業
売上高
栄養補助食品関連事業の売上高は、8,988百万円(前年同期比5.7%増)となりました。
2021年3月期
2022年3月期
前第1四半期連結累計期間
当第1四半期連結累計期間 伸び率
(組替後)
(%)
金額 構成比 金額 構成比
(百万円) (%) (百万円) (%)
通信販売 4,136 48.6 4,176 46.5 1.0
店舗販売 889 10.5 1,535 17.1 72.8
卸販売他 2,995 35.2 2,349 26.1 △21.6
海外 481 5.7 926 10.3 92.5
合計 8,501 100.0 8,988 100.0 5.7
製品面では、健康意識の高まりにより「大人のカロリミット」や「血圧サポート」などが好調に推移し、増
収となりました。
販 売 チ ャ ネ ル 別 では、通信販売は4,176百万円(前年同期比1.0%増)、店舗販売は1,535百万円(前年同期比
72.8%増)、卸販売他は2,349百万円(前年同期比21.6%減)、海外は926百万円(前年同期比92.5%増)となりま
した。
営業損益
損益面では、新設した三島工場(サプリメント工場)の減価償却費の増加などがあったものの、増収効果によ
る売上総利益の増加に加え、マーケティング費用の効率的な使用に努め、営業利益は1,328百万円(前年同期比
17.9%増)となりました。
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株式会社ファンケル(4921) 2022年3月期 第1四半期決算短信
③その他関連事業
売上高
その他関連事業の売上高は、1,682百万円(前年同期比28.5%減)となりました。
2021年3月期
2022年3月期
前第1四半期連結累計期間
当第1四半期連結累計期間 伸び率
(組替後)
(%)
金額 金額
(百万円) (百万円)
発芽米 506 519 2.5
青汁 545 494 △9.3
その他 1,301 667 △48.7
合計 2,353 1,682 △28.5
青汁が減収となったほか、前期販売した不織布マスクの反動減によりその他が減収となりました。
営業損益
損益面では、売上総利益率が改善したものの、減収による売上総利益の減少により、営業損失は29百万円(前
年同期は163百万円の営業利益)となりました。
(2)財政状態に関する説明
資産は、前連結会計年度末に比べて810百万円減少し、96,723百万円となりました。この要因は、流動資産の
減少1,680百万円および固定資産の増加870百万円であります。流動資産の減少の主な要因は、現金及び預金の減
少412百万円および受取手形及び売掛金の減少1,916百万円と、未収入金の増加などによる流動資産「その他」の
増加777百万円であります。固定資産の増加の主な要因は、有形固定資産の増加835百万円であります。
負債は、前連結会計年度末に比べて484百万円減少し、25,833百万円となりました。この要因は、流動負債の
減少443百万円であります。流動負債の減少の主な要因は、ポイント引当金の減少2,014百万円と、未払法人税等
の減少988百万円および契約負債の増加などによる流動負債「その他」の増加2,217百万円であります。
なお、ポイント引当金の減少および契約負債の増加は、収益認識会計基準等を適用したことによるものであり
ます。
純資産は、前連結会計年度末に比べて325百万円減少し、70,889百万円となりました。この主な要因は、親会
社株主に帰属する四半期純利益計上による利益剰余金の増加2,227百万円および配当金の支払いによる利益剰余
金の減少2,051百万円および収益認識会計基準等の適用による期首調整の減少602百万円であります。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末から0.3ポイント上昇し、72.6%となりました。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
現時点における第2四半期連結累計期間および通期の業績予想につきまして、2021年5月10日に公表いたしま
した業績予想に変更ありません。
4
株式会社ファンケル(4921) 2022年3月期 第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 25,487 25,074
受取手形及び売掛金 13,590 11,674
商品及び製品 5,805 5,932
原材料及び貯蔵品 5,848 5,493
その他 1,506 2,284
貸倒引当金 △216 △117
流動資産合計 52,022 50,341
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 31,670 34,760
減価償却累計額及び減損損失累計額 △17,768 △17,989
建物及び構築物(純額) 13,901 16,771
機械装置及び運搬具 11,699 16,459
減価償却累計額及び減損損失累計額 △8,730 △9,025
機械装置及び運搬具(純額) 2,969 7,433
工具、器具及び備品 9,299 9,969
減価償却累計額及び減損損失累計額 △8,032 △8,074
工具、器具及び備品(純額) 1,267 1,894
土地 14,214 14,214
リース資産 258 264
減価償却累計額及び減損損失累計額 △150 △166
リース資産(純額) 108 98
建設仮勘定 7,180 64
有形固定資産合計 39,642 40,477
無形固定資産
その他 2,253 2,325
無形固定資産合計 2,253 2,325
投資その他の資産
投資有価証券 199 176
その他 3,416 3,401
投資その他の資産合計 3,615 3,577
固定資産合計 45,511 46,381
資産合計 97,533 96,723
5
株式会社ファンケル(4921) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2021年3月31日) (2021年6月30日)
負債の部
流動負債
買掛金 2,770 2,490
未払法人税等 1,943 955
賞与引当金 1,293 1,913
ポイント引当金 2,014 -
資産除去債務 7 9
その他 6,769 8,986
流動負債合計 14,798 14,354
固定負債
転換社債型新株予約権付社債 10,150 10,137
退職給付に係る負債 783 789
資産除去債務 427 421
その他 158 130
固定負債合計 11,519 11,478
負債合計 26,318 25,833
純資産の部
株主資本
資本金 10,795 10,795
資本剰余金 11,706 11,706
利益剰余金 68,050 67,617
自己株式 △19,726 △19,699
株主資本合計 70,825 70,419
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 △19 63
退職給付に係る調整累計額 △251 △232
その他の包括利益累計額合計 △270 △169
新株予約権 660 640
純資産合計 71,215 70,889
負債純資産合計 97,533 96,723
6
株式会社ファンケル(4921) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
売上高 26,298 25,176
売上原価 8,083 8,375
売上総利益 18,214 16,800
販売費及び一般管理費 15,769 13,790
営業利益 2,445 3,010
営業外収益
受取利息 12 13
受取配当金 0 0
受取賃貸料 37 35
為替差益 - 160
雑収入 28 31
営業外収益合計 79 241
営業外費用
支払利息 - 0
固定資産賃貸費用 3 3
貸倒引当金繰入額 0 -
為替差損 6 -
雑損失 6 4
営業外費用合計 16 8
経常利益 2,507 3,242
特別利益
固定資産売却益 1 0
特別利益合計 1 0
特別損失
固定資産除却損 40 4
店舗閉鎖損失 0 9
新型コロナウイルス感染症関連損失 617 -
その他 0 1
特別損失合計 660 16
税金等調整前四半期純利益 1,849 3,225
法人税、住民税及び事業税 400 794
法人税等調整額 △28 204
法人税等合計 372 998
四半期純利益 1,476 2,227
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,476 2,227
7
株式会社ファンケル(4921) 2022年3月期 第1四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2020年4月1日 (自 2021年4月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
四半期純利益 1,476 2,227
その他の包括利益
為替換算調整勘定 △8 82
退職給付に係る調整額 △1 18
その他の包括利益合計 △10 100
四半期包括利益 1,466 2,327
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 1,466 2,327
非支配株主に係る四半期包括利益 - -
8
株式会社ファンケル(4921) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
(収益認識に関する会計基準等)
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、約束した財またはサービスの支配が顧客に移転した時
点で、当該財またはサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することとしております。
収益認識会計基準等の適用による主な変更点は以下のとおりであります。
(1)販売促進費等に係る会計処理
従来は、販売費及び一般管理費に計上する方法によっていた顧客へ支払う対価にあたる販売促進費、販売
手数料の一部は、売上高から控除する方法に変更しております。
また、販売に応じて販売促進品等を顧客に無償で付与する履行義務に対応する費用は、売上原価に計上す
る方法に変更しております。
(2)ポイント制度に係る収益認識
ポイント制度について、従来は、将来にポイントとの交換に要すると見込まれる費用を引当金として計上
する方法によっておりましたが、当該ポイントが重要な権利を顧客に提供する場合、履行義務として識別し、
収益の計上を繰り延べる方法に変更しております。
(3)返品権付きの販売に係る収益認識
返品権付きの販売について、予想される返品部分に関しては、変動対価に関する定めに従って、販売時に
収益を認識しない方法に変更しております。
収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項ただし書きに定める経過的な取扱いに従って
おり、当第1四半期連結会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、当第1
四半期連結会計期間の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を適用しております。
この結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は2,251百万円減少し、売上原価は353百万円増加となり、売上
総利益は2,605百万円減少しております。また販売費及び一般管理費は2,790百万円減少となり、営業利益、経常
利益および税金等調整前四半期純利益はそれぞれ185百万円増加しております。また、利益剰余金の当期首残高
は602百万円減少しております。
収益認識会計基準等を適用したため、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動負債」に表示してい
た「ポイント引当金」は、当第1四半期連結会計期間より契約負債として流動負債「その他」に含めて表示する
ことといたしました。なお、収益認識会計基準第89-2項に定める経過的な取扱いに従って、前連結会計年度に
ついて新たな表示方法により組替えを行っておりません。
(追加情報)
(時価の算定に関する会計基準等)
「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
う。)等を当第1四半期連結会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計
基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準
等が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することとしております。なお、時価をもって四半期連結貸
借対照表価額とする金融商品を保有しておらず、四半期連結財務諸表に与える影響はありません。
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株式会社ファンケル(4921) 2022年3月期 第1四半期決算短信
(セグメント情報等)
前第1四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年6月30日)
報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
栄養 その他 合計
化粧品 (注)2 計上額
補助食品 関連事業 (注)3
関連事業
関連事業 (注)1
売上高
外部顧客への売上高 14,716 9,093 2,488 26,298 - 26,298
セグメント間の内部売上高
- - - - - -
又は振替高
計 14,716 9,093 2,488 26,298 - 26,298
セグメント利益 1,545 1,126 163 2,836 △391 2,445
(注) 1 「その他関連事業」は、雑貨、装身具類、肌着類、発芽米、青汁等で構成されております。
2 セグメント利益の調整額△391百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用が含まれており、
その主なものは、報告セグメントに帰属しない親会社本社の総務部門等に係る費用であります。
3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
当第1四半期連結累計期間(自 2021年4月1日 至 2021年6月30日)
1 報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
栄養 その他 合計
化粧品 (注)2 計上額
補助食品 関連事業 (注)3
関連事業
関連事業 (注)1
売上高
外部顧客への売上高 14,506 8,988 1,682 25,176 - 25,176
セグメント間の内部売上高
- - - - - -
又は振替高
計 14,506 8,988 1,682 25,176 - 25,176
セグメント利益又は損失(△) 2,083 1,328 △29 3,382 △372 3,010
(注) 1 「その他関連事業」は、雑貨、装身具類、肌着類、発芽米、青汁等で構成されております。
2 セグメント利益又は損失の調整額△372百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用が含まれ
ており、その主なものは、報告セグメントに帰属しない親会社本社の総務部門等に係る費用であります。
3 セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
2 報告セグメントの変更等に関する事項
会計方針の変更に記載のとおり、当第1四半期連結会計期間の期首から収益認識会計基準等を適用し、収益認識に
関する会計処理方法を変更したため、事業セグメントの利益又は損失の算定方法を同様に変更しております。
当該変更により、従来の方法に比べて、当第1四半期連結累計期間の「化粧品関連事業」の売上高は1,379百万円
減少、セグメント利益は29百万円増加し、「栄養補助食品関連事業」の売上高は765百万円減少、セグメント利益は
158百万円増加し、「その他関連事業」の売上高は106百万円減少、セグメント損失は3百万円増加しております。
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