4918 J-アイビー 2021-11-04 16:00:00
頭皮外用剤の特許査定に関するお知らせ [pdf]
2021 年 11 月 4 日
各 位
会 社 名 株式会社アイビー化粧品
代 表 者 名 代表取締役社長 白銀 浩二
(コード番号:4918 東証 JASDAQ)
問 合 せ 先 取締役 経営管理部長 兼 経理部長
中山 聖仁
(℡ 03-6880-1201)
頭皮外用剤の特許査定に関するお知らせ
株式会社アイビー化粧品(本社:東京都港区赤坂 社長:白銀浩二)は、この度「頭皮外用剤
と、活性酸素消去作用とカルボニルタンパク生成抑制作用を制御する方法」の発明について、
特許査定を受領いたしました。今後、所定の手続きを経て、特許権を設定登録されることにな
りますので、下記のとおりお知らせいたします。
※本件につきましては、2019 年 2 月 4 日付で「『頭皮外用剤』に関する特許出願のお知らせ」
を開示しております。
記
1. 概要
【特許出願番号 Patent number】
特願 2019‐140511
【発明の名称 Title of the invention】
頭皮外用剤と、活性酸素消去作用とカルボニルタンパク生成抑制作用を制御する方法
【出願人 Patent applicant】
株式会社アイビー化粧品
【請求項 Claim】
【請求項 1】
(A)テンニンカ果実の溶媒可溶成分および(B)ビワ葉の溶媒可溶成分を含有する頭皮外用
剤であって、前記外用剤中の(A)成分および(B)成分の含有量が 0.01~5 質量%(固形分換
算)であり、前記溶媒が、多価アルコール、メタノール、エタノールおよびそれらと水との混合
液から選ばれるものであって、外毛根鞘細胞におけるカルボニルタンパクの生成を抑制する
ことを特徴とする、頭皮外用剤。
【請求項 2】
前記(A)成分と前記(B)成分の合計 100 質量%中、前記(A)成分の含有割合が 10~90 質
量%であり、前記(B)成分の含有割合が残部割合である、請求項 1 記載の頭皮外用剤。
【請求項 3】
前記(A)成分と前記(B)成分の合計 100 質量%中、前記(A)成分の含有割合が 10~45 質
量%または 55~90 質量%であり、前記(B)成分の含有割合が残部割合である、請求項 1 記
載の頭皮外用剤。
【請求項 4】
さらに、キイチゴ、スギナ、ヨクイニン、スターフルーツ葉、ウメ果実、シルバーバイン、
センブリ、ショウキョウから選ばれる植物の溶媒可溶成分の 1 以上を含有する、請求項 1~3
のいずれか 1 項記載の頭皮外用剤。
(参考)毛包外毛根鞘におけるカルボニルタンパクの産生が薄毛の発生に関与している可能
性を見出し、そのカルボニルタンパクの産生を抑制する植物素材をスクリーニングした
結果、テンニンカ果実及びビワ葉の溶媒可溶成分にその効果があることを見出した。これら
植物の溶媒可溶成分は、活性酸素及びカルボニルタンパクの産生を抑制することによって、
酸化ストレスによる外毛根鞘細胞の増殖低下を抑制する可能性があることから、これら溶媒
可溶成分を含む頭皮外用剤は薄毛予防に対する有効なアプローチとして期待される。
2. 今後の事業に与える影響
現時点では、当期業績への影響はございませんが、頭皮外用剤の市場は大きく、当該発明
が特許査定を得られたことは、大変有益なことであると考えております。今後、当社の業績に
影響を及ぼす事象が判明した場合には、速やかにお知らせいたします。
以 上