4918 J-アイビー 2021-08-05 16:00:00
令和4年3月期 第1四半期決算短信[日本基準](非連結) [pdf]

 




 
            令和4年3月期  第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
                                                               令和3年8月5日
上場会社名    株式会社アイビー化粧品                                      上場取引所  東
コード番号    4918  URL  https://www.ivy.co.jp
代表者      (役職名) 代表取締役社長                   (氏名)白銀 浩二
               取締役 経理部 部長
問合せ先責任者 (役職名)                            (氏名)中山 聖仁        TEL  03-6880-1201
               兼 経営管理部 部長
四半期報告書提出予定日    令和3年8月6日                  配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無  
四半期決算説明会開催の有無      :無  
 
                                                             (百万円未満切捨て)
1.令和4年3月期第1四半期の業績(令和3年4月1日~令和3年6月30日)
  (1)経営成績(累計)                                        (%表示は、対前年同四半期増減率)
 
                   売上高                営業利益         経常利益        四半期純利益
                  百万円       %        百万円      %    百万円    %     百万円         %
  4年3月期第1四半期        284  △1.9         △426    -     △430   -    △379        -
  3年3月期第1四半期        290      -        △409    -     △419   -    △335        -
 
                                   潜在株式調整後
                  1株当たり
                                     1株当たり
                 四半期純利益
                                    四半期純利益
                         円 銭                円 銭
  4年3月期第1四半期            △96.15                -
  3年3月期第1四半期            △88.77                -
(注1)1株当たり四半期純利益は、当期純利益からA種優先配当の会計期間に係る支払想定額を控除し算定していま
     す。
(注2)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を、当第1四半期会計期間の期首か
     ら適用しており、令和3年3月期第1四半期に係る数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値
     となっております。これにより令和3年3月期第1四半期の対前年同四半期増減率は記載しておりません。
  (2)財政状態
                         総資産                純資産                    自己資本比率
                                百万円                 百万円                          %
    4年3月期第1四半期                  4,227               1,421                      33.6
    3年3月期                       4,715               1,513                      32.0
 
(参考)自己資本   4年3月期第1四半期   1,421百万円   3年3月期    1,513百万円
(注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を、当第1四半期会計期間の期首から
    適用しており、令和3年3月期に係る各数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値となってお
    ります。
 
2.配当の状況
                                            年間配当金
 
                  第1四半期末       第2四半期末      第3四半期末           期末           合計
                      円 銭          円 銭          円 銭              円 銭          円 銭
    3年3月期                -          0.00          -               0.00         0.00
    4年3月期                  -                                              
  4年3月期(予想)               0.00                     -              0.00         0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
 
 
3.令和4年3月期の業績予想(令和3年4月1日~令和4年3月31日)
                               (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
 
                                                     1株当たり
                売上高       営業利益      経常利益    当期純利益
                                                     当期純利益
             百万円      %  百万円   %  百万円    % 百万円    %     円 銭
  第2四半期(累計)   2,200 52.7  350   -   340  -   290  -     64.99
     通期       4,200 22.6  500   -   480  -   400  -     85.39
(注1)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
(注2)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を、当第1四半期会計期間の期首か
     ら適用しており、令和3年3月期第2四半期および令和3年3月期通期に係る数値との比較については、当該会
     計基準等を遡って適用した後の数値と比較しております。これにより令和3年5月13日に開示しました業績予想
     の対前年四半期増減率および対前年事業年度増減率は、遡及適用した数値と比較しておりますので修正しており
     ます。
(注3)1株当たり当期純利益の計算は、第1回新株予約権の権利行使による影響を加味し、普通株式の期中平均株式数
     を計算しております。また、四半期純利益または当期純利益からA種優先配当の会計期間に係る支払想定額を控
     除しております。
 
                                                                 ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                                            令和4年3月期 第1四半期決算短信
※  注記事項
  (1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
 
  (2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
    ①  会計基準等の改正に伴う会計方針の変更    :有
    ②  ①以外の会計方針の変更                  :無
    ③  会計上の見積りの変更                    :無
    ④  修正再表示                              :無
 
  (3)発行済株式数(普通株式)
    ①  期末発行済株式数(自己株式を含む)            4年3月期1Q    5,104,000株   3年3月期      5,104,000株
    ②  期末自己株式数                      4年3月期1Q     741,687株    3年3月期      1,191,687株
    ③  期中平均株式数(四半期累計)               4年3月期1Q    4,030,313株   3年3月期1Q    3,861,508株
(注)期末自己株式数には、「従業員向け株式交付信託」が保有する当社株式(4年3月期1Q 54,604株、3年3月期
     1Q 55,409株)、及び「役員向け株式交付信託」が保有する当社株式(4年3月期1Q 46,565株、3年3月期
     1Q 46,565株)が含まれております。また、「従業員向け株式交付信託」が保有する当社株式(4年3月期1Q
     54,604株、3年3月期1Q 55,409株)、及び「役員向け株式交付信託」が保有する当社株式(4年3月期1Q
     46,565株、3年3月期1Q 46,565株)を、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。
 
 
※  四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
   (将来に関する記述等についてのご注意)
   本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
   する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
   様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当たっての注
   意事項等については、添付資料P.2~3「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)業績予想などの将来予測
   情報に関する説明」をご覧ください。
    
                                               ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                          令和4年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………    2
     (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………    2
     (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………    3
     (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………………    3
    2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………    5
     (1)四半期貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………    5
     (2)四半期損益計算書 …………………………………………………………………………………………………    7
        第1四半期累計期間 ………………………………………………………………………………………………    7
     (3)四半期財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………    8
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………    8
       (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………    8
       (会計方針の変更) …………………………………………………………………………………………………    8
       (追加情報) …………………………………………………………………………………………………………   10
                                                         12
       (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………
                                                           
 




                            - 1 -
                                                      ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                                 令和4年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
     当第1四半期累計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」とい
    う。)の状況の概要は次のとおりであります。
 
    ①経営成績の状況
     当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の動向や、金融市場の変動等の影響に
    より依然として厳しい状況にありますが、ワクチン接種の機会が増加するなかで経済活動の持ち直し、拡大が期待
    されています。
     このような状況のもとで、創立45周年を迎える当社は「愛と美と豊かさの実践と追求」という企業理念のもと、
    長期ビジョンである「日本の肌はアイビーがつくる」を目指していく過程を通して、コア事業である訪問販売領域
    に携わるすべての人が、当社の目指す志や生き方を自身の生き方と捉えて誇りと喜びをもち、幸せの輪を広げる行
    動を全国の販売組織とともに取り組むと同時に、すべてのステークホルダーの満足度向上を目指し、企業活動に邁
    進してまいります。
     当事業年度の営業政策としましては、「同じ志をもつ仲間づくり」に集中し、販売会社と「10万人の愛用者づく
    り」を合言葉に、販売意欲の醸成、販売員の育成、及び販売セールスプロモーションを展開しながら、多くの方が
    自己の夢に向かって挑戦できる環境づくり、当社の独自価値の再研鑽を通して、出会った誰もが成長できる会社を
    目指してまいります。
     当第1四半期累計期間においては、当社初となるシワ改善医薬部外品「アイビーコスモス Ⅱ ナイトリンクルガ
    ード」(シワ改善有効成分ナイアシンアミド配合)を含む新スキンケアシリーズ「アイビーコスモス Ⅱ」を今秋に
    発売すること、また、AIの画像認識を活用した肌解析システムを導入することで販売支援を行うことを決定し、
    「レッドパワー セラム」と合わせ、販売会社と販売戦略構築を開始いたしました。当四半期累計期間は、新製品の
    発売はありませんでしたが、レギュラー製品は順調に推移しました。一方、売上割戻項目が前年同四半期累計期間
    よりも増加したことにより、売上高は1.9%減となりました。
     利益面におきましては、生産数が平常水準に回復し、売上原価率が前年同四半期累計期間比で5.4P減少したこと
    により、売上総利益が前年同四半期累計期間比で7.3%増となりました。一方、経費使用方針に基づく予実管理を継
    続徹底した結果、今秋発売の大型新製品関連の販売促進費以外の販売費及び一般管理費は前年同四半期実績並で推
    移しました。今秋発売の大型新製品関連の販売促進費が増加したこともあり、営業損益、経常損益ともに前年同四
    半期累計期間よりも損失額が増加しました。
     以上の結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高284,923千円(前年同四半期累計期間比1.9%減)、営業損
    失426,069千円(前年同四半期累計期間は営業損失409,107千円)、経常損失430,207千円(前年同四半期累計期間は
    経常損失419,934千円)、法人税等調整額を△53,186千円計上した結果、四半期純損失379,998千円(前年同四半期
    累計期間は四半期純損失335,295千円)となりました。なお、当社は例年第一四半期累計期間の売上高が少なく、利
    益についても損失となっております。
     また、当社の事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
    (注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を、当第1四半期会計期間の期
    首から適用しており、前第1四半期累計期間に係る各数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値
    となっております。




                                - 2 -
                                                      ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                                 令和4年3月期 第1四半期決算短信
    ②経営方針・経営戦略等
         当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
     
    ③事業上及び財務上の対処すべき課題
      当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
      
    ④研究開発活動
         当第1四半期累計期間における当社の研究開発活動の金額は、50,955千円であります。
         なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
     
    (2)財政状態に関する説明
    (流動資産)
     当第1四半期会計期間末における流動資産の残高は2,281,578千円(前事業年度末は2,850,291千円)となり、前
    事業年度末に比べ568,712千円減少しました。これは主に、現金及び預金が303,244千円、棚卸資産が149,107千円、
    前払費用が17,586千円、未収消費税等が36,154千円増加したものの、前事業年度末に計上した売上債権が回収さ
    れ、売掛金が1,049,955千円減少したことによるものです。
    (固定資産)
     当第1四半期会計期間末における固定資産の残高は1,945,708千円(同1,865,168千円)となり、前事業年度末に
    比べ80,539千円増加しました。これは主に、減価償却費を19,482千円計上したものの、工具・器具及び備品が
    20,560千円、繰延税金資産が53,186千円増加したことによるものであります。
    (繰延資産)
     当第1四半期会計期間末における繰延資産の残高は109千円(同289千円)となり、前事業年度末に比べ179千円減
    少しました。これは、社債発行費を179千円償却したことによります。
    (流動負債)
     当第1四半期会計期間末における流動負債の残高は1,973,878千円(同2,237,325千円)となり、前事業年度末に
    比べ263,446千円減少しました。これは主に、株式給付引当金が22,017千円増加したものの、支払手形及び買掛金が
    81,279千円、短期借入金が24,099千円、未払金及び未払費用が97,671千円、未払法人税等が61,365千円、賞与引当
    金が31,478千円減少したことによるものであります。
    (固定負債)
      当第1四半期会計期間末における固定負債の残高は832,011千円(同965,125千円)となり、前事業年度末に比べ
    133,113千円減少しました。これは主に、定時返済などで社債が88,000千円、長期借入金が57,502千円減少したこと
    によるものであります。
    (純資産)
     当第1四半期会計期間末における純資産の残高は1,421,505千円(同1,513,299千円)となり、前事業年度末に比
    べ91,793千円減少しました。これは主に第1回新株予約権の行使が288,205千円あったものの、四半期純損失を
    379,998千円計上したことによるものです。この結果、自己資本比率は、33.6%(同32.0%)となりました。
    (注)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を、当第1四半期会計期間の期
    首から適用しており、前事業年度に係る各数値については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値となってお
    ります。
 
    (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
     今後の見通しにつきましては、『新型コロナウイルスの変異により、向こう数年間は新型コロナウイルスの影響
    は避けられない』と前提をおいて考えておりますが、ワクチン接種の普及とともに、新型コロナウイルス感染症の
    影響も徐々に改善していくと考えております。
     また、販売組織においては、新型コロナウイルス感染症に柔軟に対応しており、罹患対策を行い、またオンライ
    ンツールを駆使するなどして、販売員やお客様との接点をつなぐことにより、以前にも増して販売活動が活性化し
    てきており、「With コロナ時代」への環境変化に適応してきております。
     売上高につきましては、販売組織における流通在庫調整が前事業年度上期に収束したと考えております。当社が
    販売会社より収集している決算報告書や在庫状況を分析した結果、
        (1)販売会社の実売は、コロナ禍にもかかわらず、増収で推移していること。
        (2)販売会社の売上原価は合計で50億円を超えていること。
     (3)販売会社の在庫水準が、一部の販売会社を除き、ほぼ適正水準に収れんしていること。
    が分かっており、今後、当社の製品売上高は、販売会社の売上原価の合計金額に収れんしていくと考えておりま
    す。



                                 - 3 -
                                              ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                         令和4年3月期 第1四半期決算短信
    当第1四半期累計期間においては、総売上高は減収でしたが、売上割戻の影響によるものであり、製品売上は堅
調に推移しました。さらに、今秋に大型スキンケアシリーズ「アイビーコスモス Ⅱ」を発売する予定であり、そ
の前評判は非常によく、受注数字も順調に積み上っており、今期の売上高は対前年事業年度比で大幅増収となる見
込みです。販売会社等における流通在庫については、その状況の把握に努めるとともに、販売会社ごとに与信枠を
設定する等により、販売組織において過剰在庫とならないように防止策を行ってまいります。
 損益状況につきましても、経費節減により、損益分岐点を下げており、収益が出やすい構造となっております。
当第1四半期の販売費及び一般管理費が、対前年同四半期比で増加した要因は主に今秋発売数大型スキンケアシリ
ーズ「アイビーコスモス Ⅱ」に関する販売促進費等であり、それ以外の経費については予算より節減が出来てお
ります。経費削減効果は通期を通じて損益を改善させられると考えております。
 以上の見通しを踏まえ、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益については、令和3年5月13日に開示しまし
た業績予想を上回る可能性がありますが、現時点では新型コロナウイルス感染症流行にともなう緊急事態宣言など
の影響が読み切れないため、変更ありません。対前年四半期増減率、対前年増減率、1株当たり四半期純利益、1
株当たり当期純利益については、下記注記記載のとおり修正しております。(注1,2)
 
(第2四半期累計期間     予想)

                     令和4年3月期             令和3年3月期
                                                         対前年同四半期
                     第2四半期(累計)          第2四半期(累計実績)
                                                           増減率
                       予想                 ※遡及適用後

    売上高                  2,200百万円            1,440百万円     52.7%

    営業利益                     350百万円          △157百万円        -

    経常利益                     340百万円          △171百万円        -

    四半期純利益                   290百万円          △160百万円        -

    1株当たり四半期純利益               64.99円          △45.58円       -
 
(通期     予想)

                     令和4年3月期             令和3年3月期
                                                           対前年
                        通期                 通期実績
                                                           増減率
                        予想                ※遡及適用後

    売上高                  4,200百万円            3,426百万円     22.6%

    営業利益                     500百万円            24百万円        -

    経常利益                     480百万円               6百万円      -

    当期純利益                    400百万円           △23百万円        -

    1株当たり純利益                  85.39円          △13.74円       -
 
 なお、配当については、A種優先株式、普通株式とも配当を見送っております。まずは自己資本の回復に努めて
まいりますが、今期は創業45周年でもあり、販売好調が予想でき、収益も改善され、近年における経営課題を払し
ょくできると考えております。復配の目安としては、自己資本比率50%(前事業年度末32.0%)を考えておりま
す。
(注1)「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を、当第1四半期会計期間の
    期首から適用しており、令和3年3月期第2四半期および令和3年3月期通期に係る数値との比較につい
        ては、当該会計基準等を遡って適用した後の数値と比較しております。これにより令和3年5月13日に開
        示しました業績予想の対前年四半期増減率および対前年事業年度増減率は、遡及適用した数値と比較して
    おりますので修正しております。
(注2)1株当たり当期純利益の計算は、第1回新株予約権の権利行使による影響を加味し、普通株式の期中平均
        株式数を計算しております。また、四半期純利益または当期純利益からA種優先配当の会計期間に係る支
        払想定額を控除しています。



                                - 4 -
                                                       ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                                  令和4年3月期 第1四半期決算短信
2.四半期財務諸表及び主な注記
    (1)四半期貸借対照表
                                                        (単位:千円)

                                 前事業年度            当第1四半期会計期間
                              (令和3年3月31日)         (令和3年6月30日)
    資産の部                                                            
     流動資産                                                           
       現金及び預金                           113,430              416,674
       受取手形、売掛金及び契約資産                 1,524,352              474,396
       商品及び製品                           561,415              676,233
       仕掛品                               12,471               23,358
       原材料及び貯蔵品                         545,557              568,958
       その他                              174,954              192,986
       貸倒引当金                           △81,890              △71,030
       流動資産合計                         2,850,291            2,281,578
     固定資産                                                           
       有形固定資産                                                       
         建物(純額)                         244,909              241,005
         土地                             509,472              509,472
         その他(純額)                         57,697               78,325
         有形固定資産合計                       812,079              828,803
       無形固定資産                            36,047               35,799
       投資その他の資産                                                     
         前払年金費用                         470,448              476,716
         繰延税金資産                         175,025              228,212
         差入保証金                          324,441              325,415
         その他                            126,638              125,116
         貸倒引当金                         △79,510              △74,355
         投資その他の資産合計                   1,017,042            1,081,105
       固定資産合計                         1,865,168            1,945,708
     繰延資産                                                           
       社債発行費                                289                  109
       繰延資産合計                               289                  109
     資産合計                             4,715,749            4,227,396
 




                            - 5 -
                                                     ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                                令和4年3月期 第1四半期決算短信
 
                                                      (単位:千円)

                                前事業年度           当第1四半期会計期間
                             (令和3年3月31日)        (令和3年6月30日)
    負債の部                                                          
     流動負債                                                         
       支払手形及び買掛金                      478,751              397,472
       短期借入金                          358,272              334,173
       1年内償還予定の社債                     276,000              276,000
       1年内返済予定の長期借入金                  230,008              230,008
       未払金及び未払費用                      365,382              267,710
       未払法人税等                          67,099                5,734
       株式給付引当金                         49,793               71,811
       賞与引当金                           70,000               38,521
       その他                            342,018              352,448
       流動負債合計                       2,237,325            1,973,878
     固定負債                                                         
       社債                             238,000              150,000
       長期借入金                          682,988              625,486
       役員株式給付引当金                       29,309               41,751
       その他                             14,828               14,774
       固定負債合計                         965,125              832,011
     負債合計                           3,202,450            2,805,890
    純資産の部                                                         
     株主資本                                                         
       資本金                          1,304,200            1,304,200
       資本剰余金                        1,507,467            1,008,154
       利益剰余金                        1,531,892            1,151,894
       自己株式                        △2,717,439           △1,925,898
       株主資本合計                       1,626,120            1,538,350
     評価・換算差額等                                                     
       土地再評価差額金                     △117,871             △117,871
       評価・換算差額等合計                   △117,871             △117,871
     新株予約権                              5,050                1,027
     純資産合計                          1,513,299            1,421,505
    負債純資産合計                         4,715,749            4,227,396
 




                           - 6 -
                                                   ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                              令和4年3月期 第1四半期決算短信
    (2)四半期損益計算書
     (第1四半期累計期間)
                                                    (単位:千円)

                           前第1四半期累計期間          当第1四半期累計期間
                          (自 令和2年4月1日         (自 令和3年4月1日
                           至 令和2年6月30日)        至 令和3年6月30日)
    売上高                             290,577             284,923
    売上原価                            122,932             105,067
    売上総利益                           167,645             179,855
    販売費及び一般管理費                      576,752             605,924
    営業損失(△)                        △409,107            △426,069
    営業外収益                                                      
     受取利息                             2,652               1,531
     受取配当金                              180                   0
     受取賃貸料                            5,274               4,858
     業務受託手数料                            699                 580
     雑収入                                941               1,704
     営業外収益合計                          9,748               8,675
    営業外費用                                                      
     支払利息                             6,015               4,579
     賃貸収入原価                          11,676               6,360
     雑損失                              2,883               1,874
     営業外費用合計                         20,575              12,813
    経常損失(△)                        △419,934            △430,207
    特別損失                                                       
     減損損失                            10,473                   -
     特別損失合計                          10,473                   -
    税引前四半期純損失(△)                   △430,407            △430,207
    法人税、住民税及び事業税                      2,977               2,977
    法人税等調整額                        △98,090              △53,186
    法人税等合計                         △95,112              △50,209
    四半期純損失(△)                      △335,295            △379,998
 




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                                                             ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                                        令和4年3月期 第1四半期決算短信
    (3)四半期財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
      該当事項はありません。
 
    (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
      当社は、当第1四半期累計期間において、四半期純損失379,998千円を計上しました。この結果、当第1四半期
     会計期間末において、利益剰余金が前事業年度末に比べ379,998千円減少し、1,151,894千円となっております。ま
     た、自己株式が前事業年度末に比べ791,541千円減少しました。その結果、当第1四半期会計期間末の純資産合計
     額は、前事業年度末に比べ91,793千円減少し、1,421,505千円となりました。
       
     (行使価額修正条項付新株予約権付社債券等の行使状況等)
      当第1四半期会計期間において、行使価額修正条項付新株予約権付社債券等に係る新株予約権が以下のとおり権
     利行使されております。
             第1回新株予約権
                                             第1四半期会計期間
                                            (2021年4月1日から
                                            2021年6月30日まで)
               当該四半期会計期間に権利行使された当                           4,500
               該行使条件付新株予約権等の数(個)

               当該四半期会計期間の権利行使に係る交                       450,000
               付株式数(株)
               当該四半期会計期間の権利行使に係る平                             640
               均行使価額等(円)

               当該四半期会計期間の権利行使に係る資                             288
               金調達額(百万円)

               当該四半期会計期間の末日における権利
               行使された当該行使価額修正条項付新株                           5,000
               予約権等の数の累計(個)

               当該四半期会計期間の末日における当該
               行使価額修正条項付新株予約権等に係る                       500,000
               累計の交付株式数(株)

               当該四半期会計期間の末日における当該
               行使価額修正条項付新株予約権等に係る                             636
               累計の平均行使価額等(円)

               当該四半期会計期間の末日における当該
               行使価額修正条項付新株予約権等に係る                             318
               累計の資金調達額(百万円)
      
    (会計方針の変更)
     (収益認識に関する会計基準等の適用)
          「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」とい
         う。)等を当第1四半期会計期間の期首から適用し、約束した財またはサービスの支配が顧客に移転した時点
         で、当該財またはサービスと交換に受け取ると見込まれる金額で収益を認識することといたしました。これによ
         り、
             (1)従前販売費及び一般管理費にて経費処理しておりました「経営指導料」「販促助成金」「(売上連動の
                キャッシュバック)販売促進費」を、売上割戻にて処理しております。
             (2)従前販売費及び一般管理費にて経費処理しておりました「(売上連動の製品支給)販売促進費」を、売
                上原価にて処理しております。
             (3)従前販社の保有する在庫の交換に要する費用として、製品の原価相当額を「返品廃棄損失引当金」とし
                て見積り計上し、売上原価に反映しておりましたが、当第1四半期会計期間より、返金負債を売上のマ
                イナス項目として見積り計上しております。
          
          収益認識会計基準等の適用については、収益認識会計基準第84項に定める原則的な取扱いに従っており、前第
         1四半期会計期間の期首より前に新たな会計方針を遡及適用した場合の累積的影響額を、前第1四半期会計期間
         の期首の利益剰余金に加減し、当該期首残高から新たな会計方針を遡及適用しております。



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                                                ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                        令和4年3月期 第1四半期決算短信
     この結果、この遡及適用を行う前に比べて、前第1四半期累計期間の売上高は17,160千円減少し、販売費及び
    一般管理費は17,160千円減少しますが、営業損失、経常損失及び税引後四半期純利益の額は変動ありません。一
    方、利益剰余金の期首残高は9,000千円減少しております。
     収益認識会計基準等を適用したため、前事業年度の貸借対照表において、「流動資産」に表示していた「受取
    手形及び売掛金」は、当第1四半期会計期間より「受取手形及び売掛金及び契約資産」に含めて表示することと
    いたしました。なお、「四半期財務諸表に関する会計基準」(企業会計基準第12号 2020年3月31日)第28-15項
    に定める経過的な取扱いに従って、前第1四半期累期間に係る顧客との契約から生じる収益を分解した情報を記
    載しておりません。
 




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                                                 ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                            令和4年3月期 第1四半期決算短信
(追加情報)
(時価の算定に関する会計基準)
    「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日。以下「時価算定会計基準」とい
    う。) 等を当第1四半期会計期間の期首から適用し、時価算定会計基準第19項及び「金融商品に関する会計基
    準」(企 業会計基準第10号 2019年7月4日)第44-2項に定める経過的な取扱いに従って、時価算定会計基準等
    が定める新たな会計方針を、将来にわたって適用することといたしました。これによる、四半期連結財務諸表へ
    の影響はありません。
 
(著しい季節的変動がある場合の注記)
    前第1四半期累計期間(自 令和2年4月1日   至   令和2年6月30日)及び当第1四半期累計期間(自   令和
    3年4月1日 至 令和3年6月30日)
     当社は、主として秋季及び春季に集中して販売会社に製品を出荷する売上計画の組み立てを行っているため、
    通常第1四半期累計期間の売上高は、他の四半期会計期間と比べ著しく低くなっております。一方、営業費用に
    ついては、売上高ほどの変動はないため、通常第1四半期累計期間の営業損益、経常損益、四半期純損益は他の
    四半期会計期間と比べ著しく低くなっており、損失を計上しやすい損益構造となっております。
   
(財務制限条項)
    当社は、平成30年8月及び平成31年3月締結の横浜銀行との長期借入金契約において、財務制限条項が付されて
    います。これらの契約に基づく当事業年度末の借入金残高は、次のとおりです。
 
    (1)平成30年8月締結の横浜銀行との長期借入金契約
      契約金額                      600,000千円

      借入実行総額                    600,000千円

      当第1四半期会計期間末借入金残高          363,500千円

      期間                             7年
     なお、下記①又は②の財務制限条項に抵触した場合には、期限の利益を喪失します。
     ①貸借対照表における純資産の部の金額を、当該決算期の直前の決算期末日の金額又は平成30年3月期末の
      金額のいずれか大きい方の75%以上に維持すること。
     ②損益計算上の経常損益につき2期(通期)連続して損失を計上しないこと。
 
    (2)平成31年3月締結の横浜銀行との長期借入金契約
      契約金額                      400,000千円

      借入実行総額                    400,000千円

      当第1四半期会計期間末借入金残高          220,000千円

      期間                             5年
     なお、下記①又は②の財務制限条項に抵触した場合には、期限の利益を喪失します。
     ①貸借対照表における純資産の部の金額を、当該決算期の直前の決算期末日の金額又は平成30年3月期末の
      金額のいずれか大きい方の75%以上に維持すること。
     ②損益計算上の経常損益につき2期(通期)連続して損失を計上しないこと。
      
(新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積り)
  前事業年度の有価証券報告書の(追加情報)に記載しました新型コロナウイルス感染症の影響や収束時期等を
    含む仮定及び会計上の見積りについて、重要な変更はありません。
      




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                                                ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                           令和4年3月期 第1四半期決算短信
(会社の経営に重要な影響を及ぼす重要事象等)
 当社は、前事業年度におきまして、「A種優先株式に対する配当の見送り」という重要事象又は状況が存在しま
した。
 
「A種優先株式に対する配当の見送り」
 当社は、平成30年12月にA種優先株式1,000百万円を発行いたしましたが、前事業年度の経営状況を踏まえ、三
期連続で普通株式配当の見送りに合わせ、当該A種優先株式に対する優先配当を見送りました。
 
    このように、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。上記事象の内
容及び解消・改善するための対応策については、後述する「会社の経営に重要な影響を及ぼす重要事象等に対する
分析・検討内容及び解消・改善するための対応策」に記載しております。
 
(会社の経営に重要な影響を及ぼす重要事象等に対する分析・検討内容及び解消・改善するための対応策)
 当社は、上記記載のとおり、直近事業年度において「A種優先株式に対する配当の見送り」という重要事象等が
存在します。
 売上高につきましては、販売組織における流通在庫調整が前事業年度上期に収束したと考えております。当社が
販売会社より収集している決算報告書や在庫状況を分析した結果、
    (1)販売会社の実売は、コロナ禍にもかかわらず、増収で推移していること。
    (2)販売会社の売上原価は合計で50億円を超えていること。
 (3)販売会社の在庫水準が、一部の販売会社を除き、ほぼ適正水準に収れんしていること。
が分かっており、今後、当社の製品売上高は、販売会社の売上原価の合計金額に収れんしていくと考えておりま
す。
 今後の見通しにつきましては、『新型コロナウイルスの変異により、向こう数年間は新型コロナウイルスの影響
は避けられない』と前提をおいて考えておりますが、ワクチン接種の普及とともに、新型コロナウィルス感染症の
影響も徐々に改善していくと考えております。
 また、販売組織においては、新型コロナウイルス感染症に柔軟に対応しており、罹患対策を行い、またオンライ
ンツールを駆使するなどして、販売員やお客様との接点をつなぐことにより、以前にも増して販売活動が活性化し
てきており、「With コロナ時代」への環境変化に適応してきております。
 さらに、今秋に大型スキンケアシリーズ「アイビーコスモス Ⅱ」を発売する予定であり、その前評判も非常に
よく、今期の売上高は対前期比で大幅増収となる見込みです。販売会社等における流通在庫については、その状況
の把握に努めるとともに、販売会社ごとに与信枠を設定する等により、販売組織において過剰在庫とならないよう
に防止策を行ってまいります。損益状況につきましても、経費節減により、損益分岐点を下げており、収益が出や
すい構造となっております。当第1四半期累計期間においては、製品売上高は堅調に推移し、販売費及び一般管理
費も予算より大幅な節減が出来ており、経費削減効果は通期を通じて損益を改善させられると考えております。
 財務面においても、第1回新株予約権の権利行使が令和3年6月で完了し、資本の増強を図ることができており
ます。引き続き、在庫の削減と経費節減を行い、キャッシュフローの改善に努めながら、財務の健全性を確保して
まいります。
 配当については、A種優先株式、普通株式とも配当を見送っております。まずは自己資本の回復に努めてまいり
ますが、今期は創業45周年でもあり、販売好調が予想でき、収益も改善され、近年における経営課題を払しょくで
きると考えております。復配の目安としては、自己資本比率50%(前事業年度末32.0%)を考えております。
 以上の必要な措置を講じることにより、今期において「健全な財務基盤」を回復できると考えておりますので、
 継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
 
(重要な後発事象)
 該当事項はありません。
 




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                                                    ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                               令和4年3月期 第1四半期決算短信
    (収益認識関係)
     顧客との契約から生じる収益を分解した情報
     当第1四半期累計期間(自 令和3年4月1日    至   令和3年6月30日)
                         (単位:千円)
       商品売上                   290,861

       エイド売上                   12,852

       売上割戻                  △18,791

       顧客との契約から生じる収益          284,923

       その他の収益                         -

       外部顧客への売上高              284,923
     なお、当社は、化粧品製造・販売事業の単一セグメントであるため、報告セグメント別の記載はありません。
 
    (セグメント情報等)
      【セグメント情報】
        当社は、化粧品製造・販売事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
 




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