4918 J-アイビー 2020-08-06 16:00:00
令和3年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結) [pdf]

 




 
           令和3年3月期  第1四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)
                                                               令和2年8月6日
上場会社名    株式会社アイビー化粧品                                      上場取引所  東
コード番号    4918  URL  http://www.ivy.co.jp
代表者      (役職名) 代表取締役社長                   (氏名)白銀 浩二
               取締役 経理部 部長
問合せ先責任者 (役職名)                            (氏名)中山 聖仁        TEL  03-6880-1201
               兼 経営管理部 部長
四半期報告書提出予定日    令和2年8月7日                  配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:無  
四半期決算説明会開催の有無      :無  
 
                                                            (百万円未満切捨て)
1.令和3年3月期第1四半期の業績(令和2年4月1日~令和2年6月30日)
  (1)経営成績(累計)                                        (%表示は、対前年同四半期増減率)
 
                   売上高                営業利益         経常利益       四半期純利益
                  百万円       %        百万円      %    百万円    %    百万円          %
  3年3月期第1四半期        307 △12.9         △409    -     △419  -     △335        -
  2年3月期第1四半期        353 △21.0         △422    -     △429  -     △322        -
 
                                   潜在株式調整後
                  1株当たり
                                     1株当たり
                 四半期純利益
                                    四半期純利益
                         円 銭                円 銭
  3年3月期第1四半期            △88.77                -
  2年3月期第1四半期            △85.64                -
(注)1株当たり四半期純利益は、当期純利益からA種優先配当の会計期間に係る支払想定額を控除し算定しています。
 
  (2)財政状態
                         総資産                  純資産                   自己資本比率
                                百万円                   百万円                      %
    3年3月期第1四半期                  4,519                 1,167                  25.8
    2年3月期                       4,871                 1,501                  30.8
 
(参考)自己資本      3年3月期第1四半期         1,167百万円     2年3月期           1,501百万円
 
2.配当の状況
                                              年間配当金
 
              第1四半期末       第2四半期末         第3四半期末          期末        合計
                     円 銭           円 銭           円 銭         円 銭       円 銭
  2年3月期                 -           0.00             -        0.00      0.00
  3年3月期                 -                                             
  3年3月期(予想)                         0.00             -        0.00      0.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
 
3.令和3年3月期の業績予想(令和2年4月1日~令和3年3月31日)
                                   (%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
 
                                                                   1株当たり
              売上高          営業利益            経常利益         当期純利益
                                                                   当期純利益
            百万円      %    百万円       %    百万円        %  百万円       %     円 銭
  第2四半期(累計) 2,150   3.7    190   201.4     180   256.9   140 303.2     31.54
     通期     4,000   4.3    225       -     200   700.5   155 204.9     31.54
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
 
※  注記事項
  (1)四半期財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
 
  (2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
    ①  会計基準等の改正に伴う会計方針の変更    :無
    ②  ①以外の会計方針の変更                  :無
    ③  会計上の見積りの変更                    :無
    ④  修正再表示                              :無
 
  (3)発行済株式数(普通株式)
    ①  期末発行済株式数(自己株式を含む)            3年3月期1Q    5,104,000株   2年3月期     5,104,000株
    ②  期末自己株式数                      3年3月期1Q    1,242,492株   2年3月期     1,242,492株
    ③  期中平均株式数(四半期累計)               3年3月期1Q    3,861,508株   2年3月期1Q   3,853,174株
(注)期末自己株式数には、「従業員向け株式交付信託」が保有する当社株式(3年3月期1Q 55,409株、2年3月期
     55,409株)、及び「役員向け株式交付信託」が保有する当社株式(3年3月期1Q 46,565株、2年3月期
     46,565株)が含まれております。また、「従業員向け株式交付信託」が保有する当社株式(3年3月期1Q
     55,409株、2年3月期1Q 61,888株)、及び「役員向け株式交付信託」が保有する当社株式(3年3月期1Q
     46,565株、2年3月期1Q 48,500株)を、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。
 
 
※  四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
   (将来に関する記述等についてのご注意)
   本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
   する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
   様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用に当たっての注
   意事項等については、添付資料P.2~3「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)業績予想などの将来予測
   情報に関する説明」をご覧ください。
    
                                               ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                          令和3年3月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………    2
     (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………    2
     (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………    3
     (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………………    3
    2.四半期財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………    4
     (1)四半期貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………    4
     (2)四半期損益計算書 …………………………………………………………………………………………………    6
        第1四半期累計期間 ………………………………………………………………………………………………    6
     (3)四半期財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………    7
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………    7
       (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………    7
       (追加情報) …………………………………………………………………………………………………………    7
       (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………   10
 




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                                                      ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                                 令和3年3月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
     当第1四半期累計期間における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」とい
    う。)の状況の概要は次のとおりであります。
 
    ①経営成績の状況
     当第1四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大及び4月初旬に発出された新型コ
    ロナウイルス感染症 緊急事態宣言を受け、外出自粛、個人消費の落ち込み、企業活動の制限による業績の悪化、雇
    用情勢の減速、内外経済の金融資本市場の変動等にまで影を落とし、わずか数か月足らずの期間で非常に厳しい状
    況に転じました。そして、世界的に脅威をもたらしている新型コロナウイルス感染症により、人々が生活・生計・
    健康面において多大なる犠牲を強いられており、社会全体が従来のような活動を行うことが難しい時代に変わって
    きました。政府による各種支援政策の実行、自治体や地域社会、企業による感染防止策、そして医療現場の奮闘と
    国民の自制行動と努力により、5月下旬の同宣言解除から社会経済活動レベルを段階的に引き上げていくことにな
    りましたが、再びの第二波の流行に発展しており、極めて厳しい状況は継続しております。将来的にはワクチン開
    発などにより、人類がこのウイルスを克服するものと期待しております。
     また、新型コロナウイルス感染症の流行により、社会全体が「Withコロナ時代」「ニューノーマル」と言われる
    社会に進展し、具体的には、テレワークの進展、非接触型ツールの進展、分散型社会の進展などが起こると考えて
    おります。一方、本質的な人間活動は変わることがないため、リアルな関わりは逆にその価値を高め、重要性を増
    していくと考えております。
     当化粧品業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の流行により、化粧品全体の需要は落ち込むと考えて
    おり、特にメーク製品等については、テレワークの進展などにより、外出が減ることで需要が小さくなると考えて
    おります。一方、当社が得意とするスキンケアについては、外出するしないに関わらず日々消費されるものである
    ため、影響は限定的であると考えております。ただし、当社が展開している研修や会議、勉強会などは、新型コロ
    ナ感染症の流行期間およびその後の警戒・自粛期間においては、開催が制限されるため、新規顧客、新規販売員の
    獲得や、販売員の育成に影響があるものと考えております。そういった中で、当社は従来どおりの訪問販売だから
    こそできる価値、すなわち誠実・信頼を顧客に提供し続けることが求められていると考えております。
     当事業年度も、当社の目指す志や生き方を自身の生き方と捉えて誇りと喜びをもち、「日本の女性の肌を常に美
    しくし続けること」を全国の販売組織とともに共有し、取り組んでおります。また、財務体質の健全化を図ると同
    時に、多くの方が自己の夢に向かって挑戦できる環境づくりや、当社の独自価値の再研鑽を通して、出会った誰も
    が成長できる会社を目指してまいります。
     当第1四半期累計期間においては、外出自粛要請に伴い当社の強みを活かした営業活動が大幅に制限されること
    になりました。6月に入り、地域によっては徐々に活動を再開できるようになってきましたが、レギュラー製品売
    上高は前年同四半期累計期間比51%減となりました。営業活動が制限される中で、販売組織とのミーティングや会
    合はオンラインツールも併用し、ユニット単位で積極的に展開し、販売施策の浸透や製品訴求に努めてまいりまし
    た。今年3月に新製品として有償先行発売を予定しておりました家庭用複合美容器「アイビー ビューティ パート
    ナー」は、一部部材の調達が再開され5月に初回出荷、その後も段階的に出荷いたしました。6月には、いつまで
    も美しくありたい女性に、ふさわしい頭皮と美髪アプローチへと導くヘアケアシリーズ「ヘアプライマリー」を新
    発売し、シリーズ合計194,000本超を出荷し好評を得ました。しかし、当四半期累計期間の売上高は、新型コロナウ
    イルス感染症拡大の影響を大きく受け、減収となりました。
     利益面におきましては、売上構成比と生産調整により売上原価が上昇しましたが、新型コロナウイルス感染症拡
    大防止の観点より、毎年度実施している全国営業イベント等を今年度は自粛することとした他、経費使用方針に基
    づく予実管理を継続徹底した結果、販売費及び一般管理費を前年同四半期累計期間比で10.6%削減したことにより
    営業損益、経常損益、四半期純損益ともに前年並みで推移しました。
     以上の結果、当第1四半期累計期間の業績は、売上高307,738千円(前年同四半期累計期間比12.9%減)、営業損
    失409,107千円(前年同四半期累計期間は営業損失422,914千円)、経常損失419,934千円(前年同四半期累計期間は
    経常損失429,220千円)、法人税等調整額を98,090千円計上した結果、四半期純損失335,295千円(前年同四半期累
    計期間は四半期純損失322,491千円)となりました。なお、当社は例年第1四半期累計期間の売上高が少なく、利益
    についても損失となっております。
     また、当社の事業は単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
       




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                                                       ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                                  令和3年3月期 第1四半期決算短信
    ②経営方針・経営戦略等
         当第1四半期累計期間において、当社が定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
     
    ③事業上及び財務上の対処すべき課題
      当第1四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
      
    ④研究開発活動
         当第1四半期累計期間における当社の研究開発活動の金額は、44,944千円であります。
         なお、当第1四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
     
    (2)財政状態に関する説明
    (流動資産)
     当第1四半期会計期間末における流動資産の残高は2,045,466千円(前事業年度末は2,501,526千円)となり、前
    事業年度末に比べ456,060千円減少しました。これは主に、現金及び預金が37,289千円、棚卸資産が212,821千円、
    前払費用が17,620千円、未収消費税等が40,060千円増加したものの、前事業年度末に計上した売上債権が回収さ
    れ、売掛金が755,345千円減少したことによるものです。
    (固定資産)
     当第1四半期会計期間末における固定資産の残高は2,472,914千円(同2,367,342千円)となり、前事業年度末に
    比べ105,571千円増加しました。これは主に、減価償却費を6,320千円計上したものの、工具・器具及び備品が
    14,659千円、繰延税金資産が97,960千円増加したことによるものであります。
    (繰延資産)
     当第1四半期会計期間末における繰延資産の残高は829千円(同2,594千円)となり、前事業年度末に比べ1,764千
    円減少しました。これは、社債発行費を1,764千円償却したことによります。
    (流動負債)
     当第1四半期会計期間末における流動負債の残高は2,210,763千円(同2,091,797千円)となり、前事業年度末に
    比べ118,966千円増加しました。これは主に、未払費用が114,487千円減少したものの、支払手形及び買掛金が
    119,529千円、短期借入金が45,901千円、賞与引当金が31,646千円、株式給付引当金が21,881千円増加したことによ
    るものであります。
    (固定負債)
     当第1四半期会計期間末における固定負債の残高は1,141,241千円(同1,278,153千円)となり、前事業年度末に
    比べ136,911千円減少しました。これは主に、定時返済などで社債が88,000千円、長期借入金が56,500千円減少した
    ことによるものであります。
    (純資産)
     当第1四半期会計期間末における純資産の残高は1,167,204千円(同1,501,513千円)となり、前事業年度末に比
    べ334,308千円減少しました。これは主に四半期純損失を335,295千円計上したことによるものです。この結果、自
    己資本比率は、25.8%(同30.8%)となりました。
 
    (3)業績予想などの将来予測情報に関する説明
      新型コロナウイルス感染症による経済活動全般、当社の営業活動への影響が大きくなっており、今期の業績見通し
    については、不透明な要素が多くあります。しかしながら、当社販売組織の持っている販売基盤は盤石であり、粘り
    強い販売力を保持しております。常に目標に向かってチャレンジしていく姿勢は変わりません。新型コロナウイルス
    感染症による社会全体の変化にも適応していけるように努め、「人と人がお互いに相手のことを想いやる」そのよう
    な活動をこれからも行ってまいります。
     また、売上高増加要因となる人づくりを行うことにより、販売力の向上を引き続き行ってまいります。特に、販売
    員の育成による販売基盤の拡充を行い、レギュラー製品の底上げと、強化製品である「レッドパワー セラム」及び
    「ホワイトパワー セラム」の拡販に取組んでまいります。
     前事業年度においては、販売会社における「レッドパワー セラム」及び「ホワイトパワー セラム」の在庫調整が
    ある程度進展致しました。そのため、今期の売上見通しについては、本来ある程度の増収が見込まれると考えており
    ます。一方、新型コロナウイルス感染症による営業活動への影響が不透明な部分もあり、その部分を差し引いて売上
    見通しを前期並みと致しました。
     損益の見通しにつきましては、経費コントロールをしっかり行い、利益を出せるようにしてまいります。
     以上の見通しを踏まえ、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益とも、令和2年5月13日に開示しました業績予
    想に変更ありません。
        配当予想については、毀損した財務内容を立て直す必要があるため、無配の予定です。



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                                                     ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                                令和3年3月期 第1四半期決算短信
2.四半期財務諸表及び主な注記
    (1)四半期貸借対照表
                                                      (単位:千円)

                               前事業年度            当第1四半期会計期間
                            (令和2年3月31日)         (令和2年6月30日)
    資産の部                                                          
     流動資産                                                         
       現金及び預金                          44,745               82,035
       受取手形及び売掛金                    1,449,008              691,466
       商品及び製品                         399,746              509,143
       仕掛品                              8,779               13,380
       原材料及び貯蔵品                       599,744              698,569
       その他                             80,942              133,453
       貸倒引当金                         △81,440              △82,582
       流動資産合計                       2,501,526            2,045,466
     固定資産                                                         
       有形固定資産                                                     
         建物(純額)                       259,925              256,706
         土地                           515,132              512,688
         その他(純額)                       84,897               98,700
         有形固定資産合計                     859,955              868,094
       無形固定資産                          53,963               50,667
       投資その他の資産                                                   
         前払年金費用                       405,284              417,451
         繰延税金資産                       304,550              402,511
         投資不動産(純額)                    333,475              323,642
         差入保証金                        324,750              324,430
         その他                          180,647              170,589
         貸倒引当金                       △95,284              △84,473
         投資その他の資産合計                 1,453,423            1,554,151
       固定資産合計                       2,367,342            2,472,914
     繰延資産                                                         
       社債発行費                            2,594                  829
       繰延資産合計                           2,594                  829
     資産合計                           4,871,463            4,519,209
 




                          - 4 -
                                                     ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                                令和3年3月期 第1四半期決算短信
 
                                                      (単位:千円)

                                前事業年度           当第1四半期会計期間
                             (令和2年3月31日)        (令和2年6月30日)
    負債の部                                                          
     流動負債                                                         
       支払手形及び買掛金                      354,613              474,142
       短期借入金                          654,668              700,569
       1年内償還予定の社債                     376,000              376,000
       1年内返済予定の長期借入金                  226,000              226,000
       未払法人税等                          27,638               33,375
       株式給付引当金                          6,122               28,003
       賞与引当金                            8,500               40,146
       返品廃棄損失引当金                        3,000                3,000
       その他                            435,254              329,526
       流動負債合計                       2,091,797            2,210,763
     固定負債                                                         
       社債                             514,000              426,000
       長期借入金                          715,000              658,500
       役員株式給付引当金                       29,309               41,751
       その他                             19,844               14,990
       固定負債合計                       1,278,153            1,141,241
     負債合計                           3,369,950            3,352,004
    純資産の部                                                         
     株主資本                                                         
       資本金                          1,304,200            1,304,200
       資本剰余金                        1,564,970            1,564,970
       利益剰余金                        1,564,121            1,228,825
       自己株式                        △2,811,748           △2,811,748
       株主資本合計                       1,621,542            1,286,247
     評価・換算差額等                                                     
       その他有価証券評価差額金                   △2,157               △1,171
       土地再評価差額金                     △117,871             △117,871
       評価・換算差額等合計                   △120,029             △119,042
     純資産合計                          1,501,513            1,167,204
    負債純資産合計                         4,871,463            4,519,209
 




                           - 5 -
                                                   ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                              令和3年3月期 第1四半期決算短信
    (2)四半期損益計算書
     (第1四半期累計期間)
                                                    (単位:千円)

                           前第1四半期累計期間          当第1四半期累計期間
                          (自 平成31年4月1日        (自 令和2年4月1日
                           至 令和元年6月30日)        至 令和2年6月30日)
    売上高                             353,425             307,738
    売上原価                            111,301             122,932
    売上総利益                           242,124             184,805
    販売費及び一般管理費                      665,038             593,913
    営業損失(△)                        △422,914            △409,107
    営業外収益                                                      
     受取利息                             3,230               2,652
     受取配当金                              204                 180
     受取賃貸料                           13,258               5,274
     業務受託手数料                            747                 699
     雑収入                              1,800                 941
     営業外収益合計                         19,242               9,748
    営業外費用                                                      
     支払利息                             5,981               6,015
     賃貸収入原価                          12,614              11,676
     雑損失                              6,952               2,883
     営業外費用合計                         25,548              20,575
    経常損失(△)                        △429,220            △419,934
    特別損失                                                       
     減損損失                                 -              10,473
     特別損失合計                               -              10,473
    税引前四半期純損失(△)                   △429,220            △430,407
    法人税、住民税及び事業税                      2,977               2,977
    法人税等調整額                        △109,707             △98,090
    法人税等合計                         △106,729             △95,112
    四半期純損失(△)                      △322,491            △335,295
 




                          - 6 -
                                                        ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                                   令和3年3月期 第1四半期決算短信
    (3)四半期財務諸表に関する注記事項
    (継続企業の前提に関する注記)
      該当事項はありません。
 
    (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
         当社は、当第1四半期累計期間において、四半期純損失335,295千円を計上しました。この結果、当第1四半期
        会計期間末において、利益剰余金が前事業年度末に比べ335,295千円減少し、1,228,825千円となっております。ま
        た、評価・換算差額等が前事業年度末に比べ986千円増加しました。その結果、当第1四半期会計期間末の純資産
        合計額は、前事業年度末に比べ334,308千円減少し、1,167,204千円となりました。
      
    (追加情報)
    (著しい季節的変動がある場合の注記)
      前第1四半期累計期間(自 平成31年4月1日      至   令和元年6月30日)及び当第1四半期累計期間(自   令和
        2年4月1日 至 令和2年6月30日)
        当社は、主として秋季及び春季に集中して販売会社に製品を出荷する売上計画の組み立てを行っているため、通
        常第1四半期累計期間の売上高は、他の四半期会計期間と比べ著しく低くなっております。一方、営業費用につ
        いては、売上高ほどの変動はないため、通常第1四半期累計期間の営業損益、経常損益、四半期純損益は他の四
        半期会計期間と比べ著しく低くなっており、損失を計上しやすい損益構造となっております。
         
    (財務制限条項)
        当社は、平成30年8月及び平成31年3月締結の横浜銀行との長期借入金契約において、財務制限条項が付されて
        います。これらの契約に基づく当事業年度末の借入金残高は、次のとおりです。
     
        (1)平成30年8月締結の横浜銀行との長期借入金契約
              契約金額                    600,000千円

              借入実行総額                  600,000千円

              当第1四半期末借入金残高            449,500千円

              期間                           7年
             なお、下記①又は②の財務制限条項に抵触した場合には、期限の利益を喪失します。
             ①貸借対照表における純資産の部の金額を、当該決算期の直前の決算期末日の金額又は平成30年3月期末の
              金額のいずれか大きい方の75%以上に維持すること。
             ②損益計算上の経常損益につき2期(通期)連続して損失を計上しないこと。
     
        (2)平成31年3月締結の横浜銀行との長期借入金契約
              契約金額                    400,000千円

              借入実行総額                  400,000千円

              当第1四半期末借入金残高            300,000千円

              期間                           5年
             なお、下記①又は②の財務制限条項に抵触した場合には、期限の利益を喪失します。
             ①貸借対照表における純資産の部の金額を、当該決算期の直前の決算期末日の金額又は平成30年3月期末の
              金額のいずれか大きい方の75%以上に維持すること。
             ②損益計算上の経常損益につき2期(通期)連続して損失を計上しないこと。
        
    (新型コロナウイルス感染症の影響に関する会計上の見積り)
         前事業年度の有価証券報告書の(追加情報)に記載しました新型コロナウイルス感染症の影響や収束時期等を
        含む仮定及び会計上の見積りについて、重要な変更はありません。
          




                                  - 7 -
                                               ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                          令和3年3月期 第1四半期決算短信
(会社の経営に重要な影響を及ぼす重要事象等)
 当社は、前々事業年度におきまして、「売上高の著しい減少」「重要な営業損失、経常損失、当期純損失の計上」
「新たな資金調達の困難性」「A種優先株式に対する配当の見送り」といった継続企業の前提に重要な疑義を生じさ
せるような重要事象又は状況が存在し、前事業年度におきましても、営業損失を計上し、「新たな資金調達の困難
性」「A種優先株式に対する配当の見送り」といった重要事象又は状況が存在しました。
 
①売上高の著しい減少
 当社は、前々事業年度において、売上高が前年比40.7%減となりました。当社では246社ある販売会社に出荷し
た時点で売上高を計上しているため、販売会社の仕入政策により当社の売上は大きく影響を受けます。前事業年度
におきましては、販売組織における在庫調整がある程度進み、売上高が3,832百万円(前々事業年度比14.8%増)
と持ち直したものの、未だ本来の売上高に回復しておりません。
 
②重要な営業損失、経常損失、当期純損失の計上
 当社は、前々事業年度において、営業損失989百万円、経常損失1,035百万円、当期純損失1,036百万円を計上いた
しました。前事業年度においては、売上高が持ち直してきたものの、営業損失を54百万円計上いたしました。
 
③新たな資金調達条件の悪化
 財務面におきましては、前々事業年度の業績不振及を理由として、従前と比べ資金調達の条件が悪くなっておりま
した。前事業年度および直近における当社の経営努力により、主力取引銀行の協力も得て、必要な資金の調達を少し
行えるようになってまいりましたが、当社が考えている十分な資金供給を受けられるまでには至っておりません。
 
④A種優先株式に対する配当の見送り
 当社は、平成30年12月にA種優先株式1,000百万円を発行いたしましたが、当事業年度の経営状況を踏まえ、二期
連続で普通株式配当の見送りに合わせ、当該A種優先株式に対する優先配当を見送りました。
  
(会社の経営に重要な影響を及ぼす重要事象等に対する分析・検討内容及び解消・改善するための対応策)
 当社は、前述のとおり、前々事業年度及び前事業年度におきまして、「売上高の著しい減少」「重要な営業損失、
経常損失、当期純損失の計上」「新たな資金調達の困難性」「A種優先株式に対する配当の見送り」といった重要事
象等が存在します。
 前々事業年度における売上高の著しい減少については、強化製品である「レッドパワー セラム」及び「ホワイト
パワー セラム」の販売会社による在庫調整が主要因であり、前事業年度においては、「レッドパワー セラム」(対
前事業年度比44.9%増)及び「ホワイトパワー セラム」(対前事業年度比25.3%増)はそれぞれ受注数量が回復し
ました。また、強化製品以外のレギュラー製品は前事業年度において対前々事業年度比13.9%増と堅調でありまし
た。そのため、前々事業年度における売上高の大幅な減少は一時的な要因であると考えております。
 当第1四半期累計期間におきましては、新型コロナウイルス感染症の流行ならびにそれに伴う緊急事態宣言の影
響を受け、売上高は前年同四半期累計期間比12.9%減少となっており、再び苦戦しております。ただし、当社の販
売組織は粘り強い販売力を維持しており、緊急事態宣言が明けた後の6月の月次売上高は前年同月比で137.3%と
回復傾向にあります。今後、徐々に販売活動を再開していくことにより、新型コロナウイルス感染症の流行による
影響に不確実性があるものの、通期においては増収を見込んでおります。引き続き、研修動員の強化、新製品の拡
販施策、強化製品のキャンペーン施策などの販売支援を積極的に行い売上高の回復を図ってまいります。
 また、販売会社等における流通在庫については、その状況の把握に努めるとともに、販売会社ごとに与信枠を設定
する等により、販売組織において過剰在庫とならないように防止策を行ってまいります。
 損益状況につきましても、販売会社が行う在庫調整の影響による一時的な売上高減少にも耐えられる収益構造とす
るために、経費の節減に努めております。当第1四半期累計期間においては、売上高は減収だったものの、販売費及
び一般管理費が前年同四半期累計期間比71,125千円減少しており、減収にもかかわらず営業損益、経常損益は前年同
四半期累計期間比で改善しました。経費削減効果は通期を通じて損益を改善させると考えております。
 また、上記対応に加えて、財務面においても、コベナンツ等の条件付ではありますが、平成31年3月には長期借入
金400百万円の借入、また、令和元年12月には短期借入金380百万円の借入、当第1四半期累計期間においては、令和
2年4月に短期借入金100百万円を行うことが出来ました。ただし、当第1四半期会計期間末の現預金は82百万円と
なっており、売掛金682百万円と合わせた当座資金は、当社が考えている安全水準よりも少ない状況です。引き続
き、在庫の削減と経費の削減を行い、キャッシュ・フローの改善に努めながら、負債削減にも努めてまいります。ま
た、手元流動性を高めるために、当第1四半期累計期間においては、政府支援策に応じて「税金等の猶予」申請を行
い、許可を得ております。さらに、「セーフティネット4号」「危機関連保証」等への申込、投資不動産の売却等を
進め、一層のキャッシュ・フローの改善を行ってまいります。



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                                           ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                      令和3年3月期 第1四半期決算短信
 配当については、A種優先株式、普通株式とも配当を見送っております。まずは毀損した自己資本とキャッシュ・
フローの回復に努めてまりますが、販売組織における販売状況は決して悪くないことから、短い期間で収益力を回復
出来ると考えております。
 以上の必要な措置を講じることにより、今後も「健全な財務基盤」を回復できると考えておりますので、継続企業
の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。
  
  




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                                                   ㈱アイビー化粧品 (4918)
                                              令和3年3月期 第1四半期決算短信
    (重要な後発事象)
          (多額な資金の借入)
           当社は、令和2年7月31日に下記のとおり資金の借入を行いました。
           1.資金の借入の理由 運転資金
           2.資金の借入の概要
            (1)セーフティネット4号     感染症全国
             a.借入先        :りそな銀行(保証協会による保証)
             b.借入金額       :30百万円
             c.借入期間       :10年
             d.元金据置期間     :  5年
             e.無利子期間      :  3年
             f.有利子期間金利    :2.0%
             g.担保         : なし
             h.保証人        : 代表取締役   白銀 浩二
 
            (2)セーフティネット4号     感染症対応
             a.借入先        :りそな銀行(保証協会による保証)
             b.借入金額       :50百万円
             c.借入期間       :10年
             d.元金据置期間     :  5年
             e.無利子期間      :  3年
             f.有利子期間金利    :2.0%
             g.担保         : なし
             h.保証人        : 代表取締役   白銀 浩二
 
            (3)危機関連保証    感染症対応
             a.借入先        :横浜銀行(保証協会による保証)
             b.借入金額       :20百万円
             c.借入期間       :10年
             d.元金据置期間     :  2年
             e.無利子期間      :  3年
             f.有利子期間金利    :2.0%
             g.担保         : なし
             h.保証人        : 代表取締役   白銀 浩二
 
            (4)危機関連保証    危機対応
             a.借入先        :横浜銀行(保証協会による保証)
             b.借入金額       :60百万円
             c.借入期間       :10年
             d.元金据置期間     :  2年
             e.無利子期間      :  -(※)
             f.有利子期間金利    :2.0%
             g.担保         : なし
             h.保証人        : 代表取締役   白銀 浩二
            (※)無利子支援の上限が100百万円のため、60百万円は有利子になります。
       
       
    (セグメント情報等)
      【セグメント情報】
        当社は、化粧品製造・販売事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
 

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