証券コード：4914
2020年3月期 第2四半期 (上期)
決算説明会
2019年11月18日
目次
I. 2020年３月期 上期業績
II. 2020年３月期 通期業績予想
III. 資本政策
IV. 事業別戦略
V. 原料価格高騰への対応
VI. トピックス
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Ⅰ. 2020年3月期 上期業績
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2020年３月期 上期業績
[単位：億円]
2019/3 2020/3 為替影響除く
上期業績 上期業績 前期比 前期比
売 上 高 769 778 +1.1% +2.2％
売 上 総 利 益 242 218 △9.9％ －
売上総利益率 31.4% 28.0% △3.4P －
販 売 管 理 費 199 202 +1.1％ －
営 業 利 益 42 16 △61.9％ △61.4％
営業利益率 5.5％ 2.1% △3.4P －
当 期 純 利 益 42 17 △60.8％ －
期中平均為替レート
USD： 109円 110円 +1円
EUR： 132円 124円 △8円
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地域セグメント
[単位：億円]
売 上 高 営 業 利 益
為替影響 為替影響
2019/3 2020/3 除く2019/3 2020/3 除く
上期業績 上期業績 前期比 前期比 上期業績 上期業績 前期比 前期比
日 本 350 355 +1.5% － 17 2 △86.1％ －
米 州 162 162 +0.1% △0.5％ 1 1 +86.7％ +55.6％
欧 州 135 127 △5.7％ +0.1％ 13 7 △47.4％ △44.3％
アジア 123 133 +8.5％ +10.2％ 10 6 △34.7％ △34.3％
調 整 － － 3 △0 － －
合 計 769 778 +1.1％ +2.2％ 42 16 △61.9％ △61.4％
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営業利益の増減分析
[単位：億円]
増益 減益
売上増による 原料価格の上昇等に伴う
売上総利益の増加 売上総利益の減少
減価償却費 販売
+3 の増加 管理費
の増加等
為替影響
△26
△1 △2 △0
42
16
19/3期 20/3期
上期 上期
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Ⅱ. 2020年3月期 通期業績予想
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為替の前提、感応度
為替の前提
2019/3 2020/3
通期実績 期初予想 上期実績 通期予想
Ｕ Ｓ D 110円 110円 110円 109円
E U R 130円 125円 124円 122円
為替感応度（1円円高/円安のケース）
売上高に対する影響 営業利益に対する影響
USD ＝約4.1億円減収/増収 USD ＝約10百万円減益/増益
EUR ＝約2.4億円減収/増収 EUR ＝約13百万円減益/増益
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2020年３月期 通期予想
[単位：億円]
2019/3 2020/3
通期業績 通期予想 前期比
売 上 高 1505 1560 +3.6％
営 業 利 益 58 25 △57.2％
営業利益率 3.9% 1.6％ △2.3P
経 常 利 益 68 26 △61.6％
当 期 純 利 益 48 30 △37.1％
期中平均為替レート
USD： 110円 109円 △1円
EUR： 130円 122円 △8円
※ 通期予想は、2019/3期決算発表（2019/５/15）公表時と変更ありません。
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2020年３月期 通期予想
[単位：億円]
2020/3 通期予想に対する 2020/3
上期業績 達成率 通期予想
売 上 高 778 49.8％ 1560
営 業 利 益 16 64.6％ 25
経 常 利 益 15 57.6％ 26
当 期 純 利 益 17 55.4％ 30
※ 通期予想は、2019/3期決算発表（2019/５/15）公表時と変更ありません。
＜３ヵ年業績推移＞
営業利益
売上高 100
1500
1000
50
売上高
500
営業利益
上期 通期
0 0
18/3期 19/3期 20/3期
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地域セグメント
[単位：億円]
売 上 高 営 業 利 益
為替影響 為替影響
2019/3 2020/3 除く2019/3 2020/3 除く
通期業績 通期業績 前期比 前期比 通期業績 通期業績 前期比 前期比
日 本 677 700 ＋3.4% － 25 4 △84.3% －
米 州 329 330 +0.3％ +2.3％ △1 1 － －
欧 州 255 260 +2.1％ +10.2％ 17 12 △28.5％ △23.6％
アジア 245 270 ＋13.8％ +13.7% 14 11 △22.5％ △20.0％
調 整 － － 3 △3 － －
合 計 1505 1560 +3.6% － 58 25 △57.2% －
※ 通期予想は、2019/3期決算発表（2019/５/23）公表時と変更ありません。
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営業利益増減分析
[単位：億円]
売上増による 原料価格の上昇等に伴う
増益 減益
売上総利益の増加 売上総利益の減少
+4 減価償却費 販売
の増加 管理費
△27 の増加等
為替影響
△2
△5 △3
58
25
19/3期 20/3期
通期 通期
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設備投資・減価償却費・研究開発費
[単位：億円]
2020/3 主要投資案件
2019/3 2020/3
実績 予想 ［日本］
・プロセス開発設備増強 9億円
設 備 投 資 45 88 （総額16億円 残額は、来年度支払予定）
［アジア］
・インドネシア工場建設 16億円
減価償却費 62 64
（2019/3期に15億円支払済 総工費31億円）
・広州子会社 生産能力拡充 4億円
研 究 開 発 費 122 119 （総額11億円 残額は来年度以降支払予定）
売上高研究開発費率 8.1％ 7.6％
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Ⅲ. 資本政策
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資本政策の考え方
成長分野への BS 財務基盤の
投資 維持・強化
有利子負債
事業資産 • 財務健全性を保ちな
• 資本コストを考慮した
投資の実施 がら、財務レバレッ
ジも考慮
非事業資産の 自己資本
非事業資産
圧縮
• 政策保有株式の見直し
株主還元
• 安定配当政策を継続
• 資金状況を勘案し
自己株式取得も実施
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株主還元
1株当たり配当金
中間配当 期末配当 記念配当 [単位：円]
70
60 15
50
40
30 35 30 25
30 20 25
20
10 20 20 20 20 20 25
0
2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 予想
自己株式の取得
時期 株数 金額
2017年3月期 98千株 3億円
2020年3月期 154千株 4.5億円
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Ⅳ.事業別戦略
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各事業の特徴
アロマイングリ ファイン
フレーバー フレグランス
ディエンツ ケミカル
香料の原料 医薬品中間体、
飲料、製菓、スープ、 衣料用洗剤・柔軟剤、
製品用途 デザート等食品全般 化粧品、芳香剤等
(フレーバー、フレ 機能性材料、触媒、
グランス) 農薬中間体
日用品メーカー 医薬品メーカー
主要顧客 食品メーカー
化粧品メーカー
同業他社、自社使用
電機電子メーカー
香料・化学メーカー、
競合先 香料会社(同業)等 香料会社(同業)等 天然品市場(メン 化学メーカー等
トール)
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事業別売上高構成
2020年3月期 第2四半期売上高
ファインケミカル事業 その他
4% 1%
アロマイングリ
ディエンツ事業
8%
総売上高
フレグランス事業 778億円
フレーバー事業
26%
61%
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フレーバー事業 事業環境
地域別 フレーバー市場予想 地域別 当社売上実績
単位：million $
10000
9000 +36％
8000
7000
+21％
16%
+23％
6000 14%
5000 57%
13%
4000
3000
2000
1000
0 日本 米州 欧州 アジア
米州 欧州 アジア
2017年 2022年
(日本を含む) ※2020年3月期第2四半期
Global Overview of the Flavours & Fragrances Market(July,2018)
IALコンサルタントより
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フレーバー事業 事業戦略
販売戦略 研究開発戦略
■地域別対応 ■ナチュラル素材開発
［日本・アジア］ ・CIT社買収（独自のバイオ技術による新素材開発）
国・カテゴリー別対応 ・シトラスリサーチセンター、バニラリサーチ
あ
宗教、習慣、嗜好に合わせた対応 あ
センターで競争力のある素材の研究・開発
［米州・欧州］ ■自社スペシャリティ
ナチュラルフレーバー対応 ・センソーラルセンターでアプリケーションの
シトラス、バニラ、ミント等 研究・開発
トピックス
・インドネシア工場竣工 あ
・当第2四半期は、シンガポール子会社の飲料向けが好調
売上高の推移 1000 841 821 833
907
433 431 427 464 478
500
第2四半期 通期
0
3/2016 3/2017 3/2018 3/2019 3/2020
単位：億円
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フレグランス事業 事業環境
地域別 フレグランス市場予想 地域別 当社売上実績
単位：million $
10000
9000
8000
+37％
7000 25% 19%
6000 +19％
+20％
5000
23% 33%
4000
3000
2000
1000
0 日本 米州 欧州 アジア
米州 欧州 アジア
2017年 2022年 (日本を含む) ※2020年3月期第2四半期
Global Overview of the Flavours & Fragrances Market(July,2018)
IALコンサルタントより
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フレグランス事業 事業戦略
販売戦略 研究開発戦略
■製品カテゴリー別対応 ■製品カテゴリーを支える技術の強化
［エアケア］得意分野 シェア維持 ・悪臭抑制技術
［パーソナルウォッシュ］新興成長市場開拓 ・生理心理技術的アプローチ
あ
［ファブリック］大口顧客への販売強化 あ
・環境対応原料等による香料開発
［ファインフレグランス］ブランディング強化 ・カプセル化による香りのデリバリーコントロール
マルチナショナル顧客、主要ローカル顧客へ展開
トピックス
・インドネシア工場竣工 あ
・当第2四半期は、米国子会社の芳香剤向けが好調
売上高の推移 400
387
359 382 391
300
199 182 186 194 198
200
第2四半期 通期 100
0
3/2016 3/2017 3/2018 3/2019 3/2020
単位：億円
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アロマイングリディエンツ事業 事業環境
L-メントールのグローバル市場予想 カテゴリー別 当社売上実績
1500 (Million US$)
1200
18%
7% 43%
900 12%
20%
600
300 メントール
スペシャリティ
センセート
0
2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024 2025
コモディティ
その他
Global L-Menthol Market Insights, Forecast to 2025
(Aug. 2019) QYResearch より
※2020年3月期第2四半期
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アロマイングリディエンツ事業 事業戦略
販売戦略 研究開発戦略
■製品カテゴリー別対応 ■差別化のための新製品開発
［メントール］ ・サステナブル＆リニューアブルな製品開発
天然由来製法による差別化 (天然由来原料・再生可能原料)
あ
［スペシャリティ・センセート］ あ
付加価値の高い当該品目の強化
（コモデティからスペシャリティへ）
新規顧客の開拓
トピックス
・当第2四半期は、メントール在庫調整のため減収 あ
売上高の推移 150 128
114 105 114
100 69
57 57 56 65
50
第2四半期 通期
0
3/2016 3/2017 3/2018 3/2019 3/2020
単位：億円
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ファインケミカル事業 事業環境
医薬品市場予想 カテゴリー別 当社売上実績
(兆円)
¥140
¥120
10%
¥100
7%
11% 44%
¥80
28%
¥60
¥40
¥20 海外医薬品中間体
国内医薬品中間体
¥0 機能性材料
2018 2019 2020 2021 2022 2023 2024
触媒
バイオ 低分子
その他
Evaluate (June 2019)、 くすりの適正使用協議会より
※2020年3月期第2四半期
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ファインケミカル事業 事業戦略
販売戦略 研究開発戦略
■顧客ポートフォリオ ■技術ポートフォリオ
得意先の開拓 プロセスイノベーションの具現化、
「強み」の融合による差別化、提案
■製品ポートフォリオあ あ
後期開発案件の獲得、次期主力商材の立上げ 「触媒」＋「連続フロー技術・設備」＋
用途の分散 「自動化・省力化」
トピックス
あ
・小型連続反応槽設備導入及び連続フローによる還元反応のGMP製造に成功
・当第2四半期は、医薬品中間体において一部得意先の在庫調整のため減収
売上高の推移 80 68 72
65
60
60
39 35
40 31 30
25
第2四半期 通期 20
0
3/2016 3/2017 3/2018 3/2019 3/2020
単位：億円
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Ⅴ.原料価格高騰への対応
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原料価格の推移
1200% 160%
グレープフルーツ メントール原料
140%
1000%
120%
800%
100%
600% 80%
60%
400%
40%
200%
20%
0% 0%
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原料価格高騰への対応策
短期的対応 中長期的対応
• 処方の改良 • 既存サプライヤーとの関係強化
• 原料の見直し • 新規サプライヤーの開拓
• コストベースの価格設定 • 購買手法の進化
• 長期契約
• スケールメリット
• 複数社購買
• 他産地・新規原料の開拓
• ロジスティックス効率化
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Ⅵ.トピックス
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インドネシア工場竣工
PT. Takasago International Indonesia
・11月4日 竣工式開催
・所在地： 西ジャワ州チカラン
・敷地面積： 15,828㎡
・フレーバー棟: 3 階建て
・フレグランス棟: 2 階建て
・迅速な供給体制によるリードタイムの短縮
・東南・南アジアを広くカバーする生産・販売体制
・地域の嗜好性を捉えた香料の開発
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フロリダ グレープフルーツ 植樹プロジェクトに参画
植樹契約
The Scotts
TAKASAGO Family
Companies
精油の 果実の
価格・数量 価格・数量
安定 安定
Peace River
Citrus Products
サステナブルな調達を目指す
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