高砂香料工業株式会社
証券コード:4914
2021年3月期 決算説明会
2021年5月25日
Since 1920
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目次
I. 2021年３月期 通期業績
II. 2022年３月期 通期業績予想
III. 資本政策
Appendix
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I. 2021年３月期 通期業績
indispensable company
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2021年３月期 通期業績
[単位：億円]
2020/3 2021/3 2021/3 為替影響除く
通期業績 通期予想 通期業績 前期比 前期比
（2020/11/19時点）
売 上 高 1,525 1,480 1,504 △1.4% △0.1％
売 上 総 利 益 426 － 451 +5.7% －
売上総利益率 28.0% 30.0% +2.0P －
販 売 管 理 費 400 － 388 △3.0% －
営 業 利 益 27 50 63 +136.4% +132.8％
営業利益率 1.7% 3.4% 4.2% +2.5P －
当 期 純 利 益 34 50 72 +109.9% －
期中平均為替レート
USD： 109円 107円 107円 △2円
EUR： 122円 121円 122円 0円
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地域セグメント
[単位：億円]
売 上 高 営 業 利 益
為替影響 為替影響
2020/3 2021/3 除く 2020/3 2021/3 除く
通期業績 通期業績 前期比 前期比 通期業績 通期業績 前期比 前期比
日 本 689 653 △5.3% － △0 6 － －
米 州 327 351 +7.3% +11.7％ 4 24 +547.3% +477.5%
欧 州 253 251 △0.7% △0.5％ 9 9 △5.8% △5.6％
ア ジ ア 255 249 △2.5% △0.2％ 14 22 +64.0% +66.0％
調 整 － － 0 3 － －
合 計 1,525 1,504 △1.4% △0.1％ 27 63 +136.4% +132.8％
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営業利益の増減分析
原料価格の低下及びプロダク
トミックス改善等に伴う売上 [単位：億円]
総利益の増加 増益 減益
+10 販売管理費
の減少等 為替影響
+12 △1
売上減による
売上総利益の
減少 +30 63
△5
27
20/3期 21/3期
通期業績 通期業績
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コロナ禍の影響 営業利益増減分析
芳香剤、ハンドソー 原料価格の低下及びプロダ [単位：億円]
プ、洗剤、調理食品 クトミックス改善等に伴う
向け香料等の需要増 売上総利益の増加 コロナ 増益 減益
飲料、香 為替影響 その他
販売管理費
の減少 水向け香
料等の需 △1 △７
要減
+30
+12 △16
+18
63
27
20/3期 21/3期
通期業績 通期業績
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II. 2022年３月期 通期業績予想
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為替の前提、感応度
◼ 為替の前提
2021/3 2022/3
通期実績 通期予想 前期比
ＵＳD 107円 104円 △3円
E U R 122円 122円 0円
経理部試算中
• 為替感応度（1円円高/円安のケース）
• 売上高に対する影響 ◆ 営業利益に対する影響
• USD ＝約4億円減収/増収 ⚫ USD ＝約32百万円減益/増益
• EUR ＝約2億円減収/増収 ⚫ EUR ＝約4百万円減益/増益
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2022年３月期 通期予想
[単位：億円]
2021/3 2022/3
通期業績 通期予想 前期比
売 上 高 1,504 1,510 +0.4%
営 業 利 益 63 50 △20.5%
営業利益率 4.2% 3.3% △0.9P
経 常 利 益 73 53 △27.2%
当 期 純 利 益 72 48 △32.9％
期中平均為替レート
USD： 107円 104円 △3円
EUR： 122円 122円 0円
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2022年3月期地域セグメント別予想
[単位：億円]
売 上 高 営 業 利 益
為替影響 為替影響
2021/3 2022/3 除く2021/3 2022/3 除く
通期業績 通期予想 前期比 前期比 通期業績 通期予想 前期比 前期比
日 本 653 658 +0.8% － 6 3 △39.1% －
米 州 351 339 △3.3％ △0.5％ 24 22 △6.0％ △3.5％
欧 州 251 255 +1.5％ +1.4％ 9 6 △31.7％ △31.8％
アジア 249 258 +3.7％ +4.7% 22 19 △17.1％ △12.0％
調 整 － － 3 0 － －
合 計 1,504 1,510 +0.4% － 63 50 △20.5% －
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営業利益増減分析
[単位：億円]
原料価格の上
売上増による 昇等による売 増益 減益
売上総利益 上総利益の減
の増加 少 販売管理費の
増加等
+10 その他
+2 △1
△20 +6
63
50
21/3期 22/3期
通期業績 通期予想
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コロナ禍の影響 営業利益増減分析
飲料、香水向け香 [単位：億円]
料等の需要復調 コロナ 増益 減益
芳香剤、ハンドソープ・洗剤、
調理食品向け香料等の需要平常化
販売管理
+4
△5 費の増加 その他
△8 +3
△12 +5
販売管理 海外売上
費の増加 等の増加
63
50
21/3期 22/3期
通期業績 通期予想
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設備投資・減価償却費・研究開発費
[単位：億円]
2021/3 2022/3
実績 予想
設 備 投 資 73 60
減 価 償 却 費 66 64
研 究 開 発 費 117 122
売 上 高 研 究 開 発 費 率 7.8％ 8.1％
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III.資本政策
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New Global Plan【NGP-1】 2021年度～2023年度
3つの基本方針 5つの柱 7つの重点課題
グローバル経営基盤の整備
顧客満足度向上
海外拠点事業部門強化のための
仕組み作り
事業成長戦略推進
合成事業生産体制の再構築
海外の成長促進
国内の利益改善 技術革新 FL・FR製品生産効率性の追求
サステナビリティの推進
海外拠点と日本を繋ぐ安定し
た人材の開発
利益体質改善
先端科学による競争力のある技術
の創成
人材開発
SDGsへの貢献を意識した製品の開発
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7つの重点課題と主な施策（成長分野への投資等）
7つの重点課題 主な施策等
・グローバルでの基幹システム等の整備
グローバル経営基盤の整備 ・サプライヤーとの関係強化等
・成長領域である海外拠点・事業部門の機能・組織の検討等
海外拠点事業部門強化のための仕組み作り
・大規模修繕と生産体制の再構築等の検討
合成事業生産体制の再構築
フレーバー・フレグランス製品 ・大規模修繕と生産能力配置等の検討
生産効率性の追求
・グローバル人材の育成プログラムの推進
海外拠点と日本を繋ぐ安定した人材の開発
・エモーション等のヒューマンサイエンス分野の研究強化
先端科学による競争力のある技術の創成 ・レセプターアッセイ等のバイオサイエンス分野の研究強化
・生分解性の高いアロマイングリディエンツ等の開発強化
SDGsへの貢献を意識した製品の開発 ・CO2排出量の多い分離工程の代替技術の開発強化
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配当政策
配当 記念配当
◆一株当たり配当金推移 [単位：円]
70
60
15
50
40
30
55 55
50 50 50 50
45
20 40 40 40 40
10
0
2012年3月期 2013年3月期 2014年3月期 2015年3月期 2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期 2021年3月期 2022年3月期
予想
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キャッシュフロー・バランスシート
主なキャッシュフロー [単位：億円]
キャッシ キャッシュ
ュイン アウト
投資有価証 投資有価証 投資有価証
券売却 券売却 券売却
14 5～10 5～10
設備投資等
設備投資等 設備投資等
設備投資等 100～200
69 50～80
128 営業CF 営業CF 営業CF
営業CF 記念配3
101 137 80～140 80～140
配当10 配当10
配当8 配当10
以上 以上
バランスシート
現預金 現預金 現預金
現預金 109 有利子負債 有利子負債
有利子負債 100 100 有利子負債
192 437 400～500
554 550～700
D/Eレシオ D/Eレシオ D/Eレシオ
D/Eレシオ
0.71 0.44 0.4～0.5
0.5～0.7
2015年3月期実績 2021年3月期実績 NGP-1期間前半のイメージ NGP-1期間後半～次期中期経営計画
期間のイメージ
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本日は、ありがとうございました。
※注意事項
本資料は、2021年5月25日現在の当社グループの事業内容、経営戦略、業績に関す
る情報の提供を目的としたものであり、当社が発行する有価証券の投資を勧誘すること
を目的としたものでありません。
本資料に記載した意見や予測等は資料作成時点の当社の判断であり、その情報の正確
性、完全性を保証し又は約束するものではなく、また今後、予告なしに変更されること
があります。
問合せ先：IR/広報室
TEL: 03-5744-0523 FAX:03-5744-0512
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E-mail: ir@takasago.com
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Appendix
indispensable company
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創業精神・企業理念・Vision 2040
創業精神
技術立脚の精神に則り社会に貢献する
企業理念
香りを原点とする革新的な技術を通して、
新しい価値を創造し続ける
Vision 2040
人にやさしく、環境にやさしく
1. 多様な価値観を尊重する
2. 自然と共生し、人々の生活に彩りを与える
3. 夢と誇りを持って未知の世界へ挑戦する
4. 常に高い技術を追求する、かけがえのない会社
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New Global Plan【NGP-1】 2021年度～2023年度
3つの基本方針 5つの柱 7つの重点課題
グローバル経営基盤の整備
顧客満足度向上
海外拠点事業部門強化のための
仕組み作り
事業成長戦略推進
合成事業生産体制の再構築
海外の成長促進
国内の利益改善 技術革新 FL・FR製品生産効率性の追求
サステナビリティの推進
海外拠点と日本を繋ぐ安定し
た人材の開発
利益体質改善
先端科学による競争力のある技術
の創成
人材開発
SDGsへの貢献を意識した製品の開発
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NGP-1期間 : 定量目標
[単位：億円]
2021/3 2022/3 2023/3 2024/3
通期業績 通期予想 通期目標 通期目標
売 上 高 1,504 1,510 1,570 1,700
営 業 利 益 63 50 45 75
営業利益率 4.2% 3.3% 2.9% 4.4％
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各事業の特徴
アロマ ファイン
フレーバー フレグランス
イングリディエンツ ケミカル
香料の原料 医薬品中間体、
飲料、製菓、スープ、 衣料用洗剤・柔軟剤、
製品用途 デザート等食品全般 化粧品、芳香剤等
(フレーバー、 機能性材料、触媒、
フレグランス) 農薬中間体
日用品メーカー 医薬品メーカー
主要顧客 食品メーカー
化粧品メーカー
同業他社、自社使用
電機電子メーカー
香料・化学メーカー、
競合先 香料会社(同業)等 香料会社(同業)等
天然品市場(メントール)
化学メーカー等
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事業別売上高構成
ファインケミカル事業
4％ その他
アロマイングリディエンツ事業 1％
7％
総売上高 フレーバー事業
1,504億円 59％
フレグランス事業
29％
2021年3月期 売上高
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フレーバー事業 事業環境
フレーバー事業 事業環境
地域別 フレーバー市場予想 地域別 当社売上実績
単位：million $
10000
+26％
9000
8000 15%
7000
+17％ +15％ 14%
57%
6000 14%
5000
4000
3000
2000
1000 日本 米州 欧州 アジア
0
米州 欧州 アジア
※2021年3月期
(日本を含む)
2019年 2024年
民間調査会社の調査結果に基づく当社推計
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フレーバー事業 事業環境
NGP-1 フレーバー事業 :課題・施策
課題
• アジア・フォーカス
あ
• フレーバーを超えたフレーバー ”Beyond Flavor”の開発
• 天然素材ポートフォリオ拡充
施策
• フォーカスする地域、フォーカスする顧客でのプロジェクト獲得のため、リソースの集中
• 健康志向の高まる市場に対応し、減塩、減糖、代替肉製品を”KOKU”やマスキング等の技
術を活かしたソリューションの提供 あ
• 天然素材製造のための既存設備の増強及び新規設備投資の実施
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フレーバー事業 事業環境
フレグランス事業 事業環境
地域別 フレグランス市場予想 地域別 当社売上実績
単位：million $
10000
9000
8000 24% 16%
+27％
7000
+13％
6000 +11％ 22% 38%
5000
4000
3000
2000
日本 米州 欧州 アジア
1000
0
米州 欧州 アジア ※2021年3月期
2019年 2024年 (日本を含む)
民間調査会社の調査結果に基づく当社推計
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フレーバー事業 事業環境
NGP-1 フレグランス事業 :課題・施策
課題
• 事業成長戦略推進（製品・顧客・地域）
あ
• 利益体質改善
• 香りの付加価値を高める技術の活用
施策
• ターゲットカテゴリー「エアケア」「パーソナルケア」「ファブリックケア」及びマルチナショナル・主要
ローカル顧客へのリソースの集中
• 販売価格の適正化及びコスト削減施策による利益体質改善 あ
• Well-being(心身の健康)・Hygiene(衛生)に繋がる香り周辺技術や、サステナビリティ・SDGs
等に配慮した高付加価値香料開発による競争力強化
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アロマイングリディエンツ事業
フレーバー事業 事業環境 事業環境
・アロマイングリディエンツは主にフレーバー、フレグランスの原料となる。両市場が成長すればアロマイングリ
ディエンツ市場も成長する
・メントールの売上を出来るだけ確保しつつスペシャリティ、センセート、コスメティックを推進していく
グローバルアロマケミカル市場予想 カテゴリー別 当社売上実績
単位：million $
7000 +36％
6000
5% 7%
5000 20% 47%
4000 8%
13%
3000
2000
メントール スペシャリティ
1000
センセート コモディティ
0 コスメティック その他
2021 2028
民間調査会社の調査結果に基づく当社推計 ※2021年3月期
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フレーバー事業 事業環境
NGP-1 アロマイングリディエンツ事業 :課題・施策
課題
• サステナブル、循環社会への対応強化 あ
• スペシャリティーによる製品ポートフォリオの拡充
施策
• 既存AI品目のバイオスイッチ（プロセス等の変更による）や自然由来AI品の開発
• 害虫忌避剤等の新規市場への展開 あ
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ファインケミカル事業 事業環境
・低分子医薬品市場は今後も伸長予想
・当社の売上に関しては、医薬品中間体ビジネス中心を継続
医薬品市場予想 カテゴリー別 当社売上実績
(兆円)
¥160
¥140 7% 10%
¥120
11% 50%
¥100
22%
¥80
¥60
海外医薬品中間体
¥40
国内医薬品中間体
¥20 機能性材料
¥0 触媒
2020 2021 2022 2023 2024 2025 2026 その他
バイオ 低分子
民間調査会社の調査結果に基づく当社推計
※2021年3月期
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フレーバー事業 事業環境
NGP-1 ファインケミカル事業 :課題・施策
課題
• ポートフォリオ（顧客、製品、技術）の拡充あ
施策
• ビジネス強化のための製造キャパシティ増強及び触媒製造体制の効率化
• 連続フロー技術の深化及び触媒技術との融合による合成技術の差別化
あ
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フレーバー事業研究開発 基本方針
NGP-1 事業環境 :課題・施策
課題
• 先端科学による競争力のある技術の創成 あ
• SDGsへの貢献を意識した製品開発
施策
• オープンイノベーション推進による最新技術の確立・活用
• 生理心理・官能評価技術、計算科学・人工知能等を活用した独自性の高い情報資産創
出の加速 あ
• 環境負荷軽減、エネルギー効率に配慮したプロセス開発
• 再生可能資源や未利用資源を利用した素材・製品開発
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