4902 コニカミノルタ 2020-02-03 15:00:00
2020年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年2月3日
上場会社名 コニカミノルタ株式会社 上場取引所 東
コード番号 4902 URL http://konicaminolta.jp
代表者 (役職名) 代表執行役社長兼CEO (氏名)山名 昌衛
問合せ先責任者 (役職名) 経理部長 (氏名)田中 亨 TEL 03-6250-2100
四半期報告書提出予定日 2020年2月7日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の
四半期包括利益
売上高 営業利益 税引前利益 四半期利益 所有者に帰属する
合計額
四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 747,036 △3.9 10,579 △79.1 5,559 △88.4 2,110 △93.7 2,173 △93.6 △8,071 -
2019年3月期第3四半期 777,578 3.6 50,509 73.6 47,957 76.7 33,671 82.1 33,743 81.2 37,159 △8.8
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 4.39 4.38
2019年3月期第3四半期 68.23 68.00
(注)「基本的1株当たり四半期利益」及び「希薄化後1株当たり四半期利益」は、「親会社の所有者に帰属する四半期利益」を基に算定して
おります。
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
2020年3月期第3四半期 1,304,330 542,987 533,406 40.9
2019年3月期 1,218,986 565,983 555,689 45.6
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 15.00 - 15.00 30.00
2020年3月期 - 15.00 -
2020年3月期(予想) 15.00 30.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上高 営業利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 1,045,000 △1.3 20,000 △68.0 7,500 △82.0 15.16
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)、除外 -社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 502,664,337株 2019年3月期 502,664,337株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 7,840,897株 2019年3月期 8,008,984株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 494,764,963株 2019年3月期3Q 494,551,619株
当社は、役員報酬BIP(Board Incentive Plan)信託を設定しており、当該信託に係る信託口が所有する当社株式(2020年3月期3Q末
1,184,094株及び2019年3月期末1,250,538株)を自己株式として処理しております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等
は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての
注意事項等については、添付資料8ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予
測情報に関する説明」をご覧ください。
(四半期決算補足説明資料及び四半期決算説明会内容の入手方法)
当社は2020年2月3日(月)に機関投資家向けに決算説明会を開催する予定です。その模様及び説明内容について
は、当日使用する決算説明資料とともに、開催後速やかに当社ホームページに掲載する予定です。
コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………… 6
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………… 8
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………… 9
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ……………………………………………………………… 9
(2)要約四半期連結損益計算書 …………………………………………………………………… 11
(3)要約四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………………… 13
(4)要約四半期連結持分変動計算書 ……………………………………………………………… 15
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………… 16
(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………… 18
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………… 18
(会計方針の変更) ……………………………………………………………………………… 18
(その他の費用) ………………………………………………………………………………… 19
(セグメント情報) ……………………………………………………………………………… 19
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コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
① 業績全般の概況
前第3四半期 当第3四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
(自2018.4.1 (自2019.4.1
至2018.12.31) 至2019.12.31)
億円 億円 億円 %
売上高 7,775 7,470 △305 △3.9
売上総利益 3,776 3,545 △231 △6.1
営業利益 505 105 △399 △79.1
税引前四半期利益 479 55 △423 △88.4
親会社の所有者に帰属する四半期利益 337 21 △315 △93.6
円 円 円 %
基本的1株当たり四半期利益 68.23 4.39 △63.84 △93.6
億円 億円 億円 %
設備投資額 334 342 8 2.4
減価償却費及び償却費 440 574 133 30.4
研究開発費 593 570 △22 △3.9
億円 億円 億円 %
フリー・キャッシュ・フロー 168 △265 △434 -
人 人 人 %
連結従業員数 44,158 44,767 609 1.4
為替レート 円 円 円 %
米ドル 111.14 108.67 △2.47 △2.2
ユーロ 129.49 121.05 △8.44 △6.5
当第3四半期連結累計期間(以下「当期間」)における当社グループの連結売上高は、7,470億円
(前年同期比3.9%減)となりました。米中貿易摩擦や中国経済の減速、欧州景気の不透明感継続に
より顧客の投資が抑制されている影響や、円高の影響を受け、オフィス事業、プロフェッショナルプ
リント事業で減収となりました。また、産業用材料・機器事業の産業用光学システム分野では需要の
端境期の影響を受け減収、材料・コンポーネント分野は需給調整の影響もありやや減収となりまし
た。一方、ヘルスケア事業は増収、新規分野においても遺伝子診断の新サービスが好調なバイオヘル
スケア分野を中心に増収となりました。
利益面では、減収による影響に加え、2019年9月に米中貿易摩擦に起因する追加関税が発動された
こと、オフィス事業やプロフェッショナルプリント事業において製造原価低減が遅れたことや、一時
的に販売構成比が低中速機にシフトしたことなどにより、売上総利益率が低下しました。また、前年
同期に資産流動化による収益202億円が計上されていたこともあり、当期間の営業利益は大幅減益の
105億円(前年同期比79.1%減)となりました。
税引前四半期利益は、55億円(前年同期比88.4%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は21
億円(同93.6%減)となりました。
中長期での持続的な成長を目指す取組みとして将来の収益の柱にすべく投資を継続している新規分
野では、当社の提供するエッジIoTプラットフォームである「Workplace Hub(ワークプレイス ハ
ブ)」の販売地域を当期間を通じて9カ国から23カ国に拡大させ、販売活動を強化し顧客数を拡大し
ています。バイオヘルスケア分野では、遺伝子診断の精度を飛躍的に向上させるために世界で初めて
商用化した生殖細胞系列遺伝子変異を評価するRNA検査が医療機関から高い評価を受け、遺伝子検査
の受託数を増加させています。また、更なる事業拡大を目指して、検診機関向けのサービスを本格展
開するための準備を進めました。こういった新規分野での投資を継続する一方、業容転換と収益性向
上を加速するため、既存分野においては構造改革に着手しました。
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コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
② 主要セグメントの状況
前第3四半期 当第3四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
(自2018.4.1 (自2019.4.1
至2018.12.31) 至2019.12.31)
億円 億円 億円 %
オフィス事業 売上高 4,364 4,121 △242 △5.6
営業利益 343 225 △117 △34.3
プロフェッショナル 売上高 1,650 1,587 △63 △3.9
プリント事業 営業利益 87 50 △37 △42.4
ヘルスケア事業 売上高 611 631 20 3.4
営業利益 11 5 △5 △50.0
産業用材料・機器事業 売上高 884 829 △54 △6.2
営業利益 170 153 △16 △9.9
小計 売上高 7,510 7,170 △340 △4.5
営業利益 612 435 △177 △29.0
「その他」及び調整額 売上高 264 300 35 13.3
(注2) 営業利益 △107 △329 △221 -
要約四半期 売上高 7,775 7,470 △305 △3.9
連結損益計算書計上額 営業利益 505 105 △399 △79.1
(注1)売上高は外部顧客への売上高であります。
(注2)売上高は「2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記(6)要約四半期連結財務諸表に関する
注記事項(セグメント情報)」に記載の「その他」の外部顧客への売上高、営業利益は同記載
の「その他」と調整額の合計であります。
1)オフィス事業
オフィスユニットでは、A3複合機の販売台数が、カラー機、モノクロ機共に減少しました。カラー
低中速機では7年ぶりの新製品として新設計エンジンや業界初の強固なセキュリティ機能などを搭載
した「bizhub-i(ビズハブ アイ)シリーズ」の販売を開始しましたが、旧製品から新製品への切り
替えに時間を要したことや、高速機は2020年1月に新製品の発売を予定しているため需要が伸び悩ん
だことで、全体としても販売台数が減少しました。なお、当第3四半期連結会計期間では新製品効果
でカラー機の販売台数が増加に転じています。
ITサービスユニットでは、採算向上のため一部のITサービスのメニューを絞り込んだこともあり一
時的に売上が伸び悩みましたが、サービスサポートの標準化・自動化により更なる収益性向上を図っ
ています。
上記に加え、円高の影響や米中貿易摩擦に起因する関税の影響も受けた結果、当事業の売上高は
4,121億円(前年同期比5.6%減)、営業利益は225億円(同34.3%減)となりました。
2)プロフェッショナルプリント事業
プロダクションプリントユニットでは、カラー機、モノクロ機共に販売台数が減少しましたが、当
第3四半期連結会計期間では、印刷の出力調整を自動化する品質最適化ユニット「IQ-501」による価
値訴求効果や北米での販売復調もありカラー機の販売台数が増加に転じました。特に米欧では主力の
低中速機が堅調でした。成長国ではASEANで大幅増加となりましたが、中国やインドでは中速機の販
売台数が減少しました。モノクロ機の販売台数は前年同期にあった欧州での大口需要の反動や中国で
の需要後退により減少しました。
産業印刷ユニットでは、インクジェットデジタル印刷機の「AccurioJet(アキュリオジェット)KM
-1」の販売は直販で大きく伸長しました。ラベル印刷機とデジタル加飾印刷機の販売は新製品や販売
能力増強の効果で大幅に伸長し、ターゲットとする市場でトップクラスのシェアを継続し、増収をけ
ん引しました。
マーケティングサービスユニットでは、高付加価値サービスへのシフトを継続し、米国やアジアが
けん引して販売は拡大しましたが、円高の影響により減収となりました。
上記に加え、円高の影響や米中貿易摩擦に起因する関税の影響も受けた結果、当事業の売上高は
1,587億円(前年同期比3.9%減)、営業利益は50億円(同42.4%減)となりました。
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コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
3)ヘルスケア事業
ヘルスケアユニットでは、DR(デジタルラジオグラフィー)は、日本での病院向けの販売が好調を
維持し、アジアや欧州においても販売数量が増加しました。米国では、病院向け販売の低調が続きま
したが、クリニック向けは堅調に推移し当第3四半期連結会計期間では回復基調に転じました。超音
波診断装置は日本では産科向け新製品の効果と内科向けに当社ブランドが浸透したことで販売数量が
順調に増加し、海外でも欧米を中心に販売を伸ばしました。その結果、ヘルスケアユニットは増収と
なりました。
医療ITユニットでは、北米でPACS(医用画像保管・管理システム)の大型案件を受注し、日本でも
PACSの販売が堅調に推移したことで増収となりました。
これらの結果、当事業の売上高は631億円(前年同期比3.4%増)、営業利益は子会社の拠点売却に
係る固定資産評価減を5億円計上したことにより5億円(同50.0%減)となりました。
4)産業用材料・機器事業
材料・コンポーネント分野では、機能材料ユニットで高付加価値製品の販売が伸びましたが、顧客
の在庫調整の影響により、全体の販売面積が減少したため減収となりました。光学コンポーネントユ
ニットは景気減速の影響が続き、やや減収となりました。IJコンポーネントユニットはアジア地域の
販売が堅調で増収となりましたが、材料・コンポーネント分野全体としてはやや減収となりました。
産業用光学システム分野では、計測機器ユニットの物体色向けが景気減速の影響を受け販売が伸び
悩み、光源色向けはディスプレイ製品の多様化による需要が前年同期比で減少したため、ユニット全
体として減収となりましたが、当第3四半期連結会計期間では中国や韓国の顧客からの受注増加もあ
り販売が持ち直しつつあります。
これらの結果、当事業の売上高は829億円(前年同期比6.2%減)、営業利益は153億円(同9.9%
減)となりました。
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コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(参考)第3四半期連結会計期間の状況
前第3四半期 当第3四半期
増減
連結会計期間 連結会計期間
(自2018.10.1 (自2019.10.1
至2018.12.31) 至2019.12.31)
億円 億円 億円 %
売上高 2,604 2,495 △109 △4.2
売上総利益 1,261 1,177 △84 △6.7
営業利益 159 51 △107 △67.6
税引前四半期利益 148 39 △108 △73.0
親会社の所有者に帰属する四半期利益 104 20 △83 △80.1
円 円 円 %
基本的1株当たり四半期利益 21.05 4.18 △16.87 △80.1
億円 億円 億円 %
設備投資額 138 100 △38 △27.9
減価償却費及び償却費 149 194 45 30.4
研究開発費 196 184 △12 △6.2
億円 億円 億円 %
フリー・キャッシュ・フロー 58 △80 △138 -
為替レート 円 円 円 %
米ドル 112.90 108.76 △4.14 △3.7
ユーロ 128.78 120.32 △8.46 △6.6
主要セグメントの状況
前第3四半期 当第3四半期
増減
連結会計期間 連結会計期間
(自2018.10.1 (自2019.10.1
至2018.12.31) 至2019.12.31)
億円 億円 億円 %
オフィス事業 売上高 1,457 1,389 △67 △4.6
営業利益 116 54 △62 △53.4
プロフェッショナル 売上高 558 554 △4 △0.7
プリント事業 営業利益 33 29 △3 △11.4
ヘルスケア事業 売上高 208 181 △27 △13.2
営業利益 3 2 △1 △41.3
産業用材料・機器事業 売上高 288 268 △19 △6.7
営業利益 55 56 0 1.0
小計 売上高 2,512 2,394 △118 △4.7
営業利益 209 142 △66 △32.0
「その他」及び調整額 売上高 92 101 8 9.7
(注2) 営業利益 △50 △90 △40 -
要約四半期 売上高 2,604 2,495 △109 △4.2
連結損益計算書計上額 営業利益 159 51 △107 △67.6
(注1)売上高は外部顧客への売上高であります。
(注2)売上高は「2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記(6)要約四半期連結財務諸表に関する
注記事項(セグメント情報)」に記載の「その他」の外部顧客への売上高、営業利益は同記載
の「その他」と調整額の合計であります。
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コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
① 財政状態の状況
当第3四半期
前連結会計年度末 増減
連結会計期間末
資産合計 (億円) 12,189 13,043 853
負債合計 (億円) 6,530 7,613 1,083
資本合計 (億円) 5,659 5,429 △229
親会社の所有者に帰属する持分合計(億円) 5,556 5,334 △222
親会社所有者帰属持分比率 (%) 45.6 40.9 △4.7
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前期末比853億円(7.0%)増加し1兆3,043億円とな
りました。これは主に、IFRS第16号「リース」(以下「IFRS第16号」)適用等による有形固定資産の
増加1,015億円、棚卸資産の増加289億円、その他の流動資産の増加70億円、現金及び現金同等物の減
少376億円、営業債権及びその他の債権の減少66億円、のれん及び無形資産の減少60億円によるもの
であります。
負債合計については、前期末比1,083億円(16.6%)増加し7,613億円となりました。これは主に、
IFRS第16号適用によるリース負債の増加1,133億円、社債及び借入金の増加138億円、未払法人所得税
の減少75億円によるものであります。
資本合計については、前期末比229億円(4.1%)減少し5,429億円となりました。
親会社の所有者に帰属する持分合計は、前期末比222億円(4.0%)減少し5,334億円となりまし
た。これは主に、剰余金の配当による減少148億円、その他の資本の構成要素(主に在外営業活動体
の換算差額)の減少91億円によるものであります。
これらの結果、親会社所有者帰属持分比率は、4.7ポイント減少の40.9%となりました。
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コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
② キャッシュ・フローの状況
(単位:億円)
前第3四半期 当第3四半期
増減
連結累計期間 連結累計期間
営業活動によるキャッシュ・フロー 368 116 △252
投資活動によるキャッシュ・フロー △199 △382 △182
計
168 △265 △434
(フリー・キャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フロー △391 △91 299
当第3四半期連結累計期間の連結キャッシュ・フローの状況は、営業活動によるキャッシュ・フロ
ー116億円の収入と、投資活動によるキャッシュ・フロー382億円の支出の結果、営業活動によるキャ
ッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合計したフリー・キャッシュ・フローは265
億円のマイナスとなりました。
また、財務活動によるキャッシュ・フローは91億円の支出となりました。
そのほかに、現金及び現金同等物に係る為替変動の影響額等があり、当第3四半期連結会計期間末
の現金及び現金同等物の残高は、前期末比376億円減少の872億円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
税引前四半期利益55億円、減価償却費及び償却費574億円、営業債権及びその他の債権の減少によ
る増加13億円等によるキャッシュ・フローの増加と、棚卸資産の増加による減少310億円、法人所得
税の支払118億円等によるキャッシュ・フローの減少により、営業活動によるキャッシュ・フローは
116億円の収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
有形固定資産の取得による支出259億円、無形資産の取得による支出84億円、子会社株式の取得に
よる支出42億円等があり、投資活動によるキャッシュ・フローは382億円の支出となりました。
この結果、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合計したフ
リー・キャッシュ・フローは265億円のマイナス(前年同期は168億円のプラス)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
短期借入金の純増加額253億円等の収入と、社債の償還及び長期借入金の返済83億円、リース負債
の返済140億円、配当金の支払147億円等の支出により、財務活動によるキャッシュ・フローは91億円
の支出(前年同期は391億円の支出)となりました。
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コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
通期の業績予想につきましては、第3四半期連結累計期間の進捗を考慮し、2019年11月1日に公
表した業績予想を据え置くことといたします。
なお、業績予想の前提となる第4四半期連結会計期間の為替レートについても、2019年11月1日
に公表した[米ドル=105円、ユーロ=118円]を据え置きます。
※上記業績予想は、本資料の発表日現在における将来に関する前提・見通し・計画に基づく予想で
あり、リスクや不確定要素を含んだものであります。実際の業績は当社を取り巻く経済情勢、市
場の動向、為替レートの変動など様々な重要な要素により、これら業績予想とは大きく異なる可
能性があります。
「1.当四半期決算に関する定性的情報」における記載金額は、表示単位未満を切り捨てて表示
しております。
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コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 124,830 87,222
営業債権及びその他の債権 275,563 268,902
棚卸資産 144,703 173,691
未収法人所得税 3,305 2,067
その他の金融資産 3,406 1,091
その他の流動資産 27,128 34,189
流動資産合計 578,937 567,165
非流動資産
有形固定資産 207,138 308,650
のれん及び無形資産 346,133 340,060
持分法で会計処理されている投資 913 738
その他の金融資産 46,711 48,432
繰延税金資産 32,505 33,427
その他の非流動資産 6,647 5,855
非流動資産合計 640,048 737,164
資産合計 1,218,986 1,304,330
- 9 -
コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務 175,268 171,190
社債及び借入金 24,648 68,788
リース負債 - 12,508
未払法人所得税 7,875 299
引当金 12,260 11,225
その他の金融負債 463 2,107
その他の流動負債 50,857 46,034
流動負債合計 271,374 312,154
非流動負債
社債及び借入金 249,088 218,820
リース負債 - 100,870
退職給付に係る負債 38,457 40,035
引当金 15,540 15,335
その他の金融負債 58,284 55,764
繰延税金負債 12,497 11,708
その他の非流動負債 7,760 6,652
非流動負債合計 381,628 449,188
負債合計 653,002 761,342
資本
資本金 37,519 37,519
資本剰余金 188,333 188,932
利益剰余金 324,628 310,735
自己株式 △9,979 △9,784
新株予約権 836 772
その他の資本の構成要素 14,350 5,231
親会社の所有者に帰属する持分合計 555,689 533,406
非支配持分 10,294 9,581
資本合計 565,983 542,987
負債及び資本合計 1,218,986 1,304,330
- 10 -
コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)要約四半期連結損益計算書
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 777,578 747,036
売上原価 399,903 392,476
売上総利益 377,675 354,559
その他の収益 23,468 2,872
販売費及び一般管理費 342,908 336,031
その他の費用 7,725 10,821
営業利益 50,509 10,579
金融収益 3,591 3,982
金融費用 5,662 8,851
持分法による投資損益(△は損失) △480 △151
税引前四半期利益 47,957 5,559
法人所得税費用 14,286 3,448
四半期利益 33,671 2,110
四半期利益の帰属
親会社の所有者 33,743 2,173
非支配持分 △72 △63
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 68.23 4.39
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 68.00 4.38
- 11 -
コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
【第3四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 260,491 249,547
売上原価 134,347 131,843
売上総利益 126,143 117,703
その他の収益 6,944 1,720
販売費及び一般管理費 114,681 111,477
その他の費用 2,502 2,800
営業利益 15,904 5,146
金融収益 1,152 1,459
金融費用 2,065 2,563
持分法による投資損益(△は損失) △190 △44
税引前四半期利益 14,800 3,997
法人所得税費用 4,397 1,898
四半期利益 10,403 2,099
四半期利益の帰属
親会社の所有者 10,409 2,067
非支配持分 △6 32
1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 21.05 4.18
希薄化後1株当たり四半期利益(円) 20.98 4.16
- 12 -
コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(3)要約四半期連結包括利益計算書
【第3四半期連結累計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期利益 33,671 2,110
その他の包括利益
損益に振り替えられることのない項目
確定給付制度の再測定(税引後) 261 △427
公正価値で測定する金融資産の純変動
△1,997 1,012
(税引後)
持分法適用会社におけるその他の
△0 -
包括利益に対する持分(税引後)
損益に振り替えられることのない項目
△1,736 584
合計
損益に振り替えられる可能性のある項目
キャッシュ・フロー・ヘッジの
1,177 △858
公正価値の純変動(税引後)
在外営業活動体の換算差額(税引後) 4,059 △9,884
持分法適用会社におけるその他の
△11 △23
包括利益に対する持分(税引後)
損益に振り替えられる可能性のある項目
5,225 △10,766
合計
その他の包括利益合計 3,488 △10,181
四半期包括利益合計 37,159 △8,071
四半期包括利益合計額の帰属先
親会社の所有者 37,604 △7,350
非支配持分 △444 △720
- 13 -
コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
【第3四半期連結会計期間】
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
(自 2018年10月1日 (自 2019年10月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期利益 10,403 2,099
その他の包括利益
損益に振り替えられることのない項目
確定給付制度の再測定(税引後) △17 △20
公正価値で測定する金融資産の純変動
△2,000 1,311
(税引後)
持分法適用会社におけるその他の
△0 -
包括利益に対する持分(税引後)
損益に振り替えられることのない項目
△2,017 1,290
合計
損益に振り替えられる可能性のある項目
キャッシュ・フロー・ヘッジの
1,603 257
公正価値の純変動(税引後)
在外営業活動体の換算差額(税引後) △12,541 11,014
持分法適用会社におけるその他の
9 △7
包括利益に対する持分(税引後)
損益に振り替えられる可能性のある項目
△10,928 11,264
合計
その他の包括利益合計 △12,946 12,555
四半期包括利益合計 △2,543 14,654
四半期包括利益合計額の帰属先
親会社の所有者 △2,615 14,869
非支配持分 72 △215
- 14 -
コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(4)要約四半期連結持分変動計算書
(単位:百万円)
親会社の
その他の
資本 利益 新株 所有者に 非支配
資本金
剰余金 剰余金
自己株式
予約権
資本の
帰属する 持分
資本合計
構成要素
持分合計
2018年4月1日時点の残高 37,519 184,841 298,366 △10,189 934 13,041 524,513 11,075 535,588
会計方針の変更の影響 - - 188 - - - 188 - 188
修正再表示後残高 37,519 184,841 298,554 △10,189 934 13,041 524,701 11,075 535,776
四半期利益 - - 33,743 - - - 33,743 △72 33,671
その他の包括利益 - - - - - 3,860 3,860 △371 3,488
四半期包括利益合計 - - 33,743 - - 3,860 37,604 △444 37,159
剰余金の配当 - - △14,836 - - - △14,836 △23 △14,859
自己株式の取得及び処分 - - △43 123 - - 79 - 79
株式報酬取引 - 272 - - △59 - 213 - 213
子会社の異動による
- - - - - - - 20 20
非支配持分の変動額
非支配株主へ付与された
- △1,348 - - - - △1,348 - △1,348
プット・オプション
その他の資本の構成要素から
- - 271 - - △271 - - -
利益剰余金への振替
所有者との取引額合計 - △1,076 △14,607 123 △59 △271 △15,891 △3 △15,895
2018年12月31日時点の残高 37,519 183,765 317,690 △10,066 875 16,630 546,414 10,626 557,041
(単位:百万円)
親会社の
その他の
資本 利益 新株 所有者に 非支配
資本金
剰余金 剰余金
自己株式
予約権
資本の
帰属する 持分
資本合計
構成要素
持分合計
2019年4月1日時点の残高 37,519 188,333 324,628 △9,979 836 14,350 555,689 10,294 565,983
会計方針の変更の影響 - - △744 - - - △744 - △744
修正再表示後残高 37,519 188,333 323,884 △9,979 836 14,350 554,944 10,294 565,238
四半期利益 - - 2,173 - - - 2,173 △63 2,110
その他の包括利益 - - - - - △9,523 △9,523 △657 △10,181
四半期包括利益合計 - - 2,173 - - △9,523 △7,350 △720 △8,071
剰余金の配当 - - △14,842 - - - △14,842 - △14,842
自己株式の取得及び処分 - - △75 194 - - 119 - 119
株式報酬取引 - 45 - - △63 - △18 - △18
子会社の異動による
- - - - - - - 7 7
非支配持分の変動額
非支配株主との資本取引等 - △24 - - - - △24 △0 △24
非支配株主へ付与された
- 577 - - - - 577 - 577
プット・オプション
その他の資本の構成要素から
- - △404 - - 404 - - -
利益剰余金への振替
所有者との取引額合計 - 598 △15,322 194 △63 404 △14,187 7 △14,180
2019年12月31日時点の残高 37,519 188,932 310,735 △9,784 772 5,231 533,406 9,581 542,987
- 15 -
コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(5)要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 47,957 5,559
減価償却費及び償却費 44,054 57,442
減損損失及びその戻入益 298 534
持分法による投資損益(△は益) 480 151
受取利息及び受取配当金 △3,430 △3,728
支払利息 4,993 6,622
有形固定資産及び無形資産除売却損益
△18,562 3,213
(△は益)
営業債権及びその他の債権の増減
6,728 1,364
(△は増加)
棚卸資産の増減(△は増加) △19,371 △31,064
営業債務及びその他の債務の増減
△530 △106
(△は減少)
賃貸用資産の振替による減少 △4,607 △5,292
退職給付に係る負債の増減(△は減少) △735 1,433
その他 △10,663 △9,415
小計 46,611 26,713
配当金の受取額 632 665
利息の受取額 2,827 3,252
利息の支払額 △5,461 △7,162
法人所得税の支払額又は還付額 △7,761 △11,861
営業活動によるキャッシュ・フロー 36,848 11,606
- 16 -
コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △23,894 △25,956
無形資産の取得による支出 △10,628 △8,435
有形固定資産及び無形資産の売却による
21,393 928
収入
子会社株式の取得による支出 △1,979 △4,216
投資有価証券の取得による支出 △143 △207
投資有価証券の売却による収入 44 117
貸付による支出 △98 △60
貸付金の回収による収入 21 16
事業譲受による支出 △2,585 △307
その他 △2,127 △80
投資活動によるキャッシュ・フロー △19,997 △38,203
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 1,559 25,344
社債の発行及び長期借入れによる収入 0 2,543
社債の償還及び長期借入金の返済による
△26,005 △8,328
支出
リース負債の返済による支出 - △14,028
自己株式の取得による支出 △4 △2
配当金の支払による支出 △14,659 △14,700
非支配株主への配当金の支払による支出 △23 -
その他 0 0
財務活動によるキャッシュ・フロー △39,132 △9,172
現金及び現金同等物に係る為替変動の影響
36 △1,840
額
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △22,246 △37,608
現金及び現金同等物の期首残高 149,913 124,830
現金及び現金同等物の四半期末残高 127,667 87,222
- 17 -
コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(6)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
当社グループの要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下を除いて、前
連結会計年度の連結財務諸表において適用した会計方針から変更はありません。
(IFRS第16号「リース」の適用)
当社グループは、第1四半期連結会計期間より、IFRS第16号「リース」(2016年1月公表)(以
下「IFRS第16号」)を適用しております。
借手のリース取引においては、短期リース又は少額資産リースを除き、リース開始日に使用権資
産及びリース負債を認識しております。
リース負債は、リース開始日における未決済のリース料をリースの計算利子率を用いて割り引い
た現在価値で測定しております。リースの計算利子率が容易に算定できない場合は、借手の追加借
入利子率を使用しております。
使用権資産は、リース負債の当初測定額に当初直接コスト等を調整し、原状回復コスト等を加え
た金額で測定しております。当初測定後の測定においては、取得原価から減価償却累計額及び減損
損失累計額を控除した価額で表示しております。取得原価は、見積耐用年数とリース期間のいずれ
か短い年数にわたって、定額法で減価償却を行っております。
短期リース及び少額資産リースに係るリース料は、リース期間にわたって定額法により費用とし
て認識しております。
IFRS第16号の適用にあたっては、経過措置に従ってIFRS第16号を遡及適用し、適用開始の累積的
影響を第1四半期連結会計期間の利益剰余金期首残高の修正として認識しており、要約四半期連結
財務諸表に含まれる比較情報の修正再表示は行っておりません。契約にリースが含まれるか否かに
ついては、IFRS第16号の実務上の便法を選択し、IAS第17号「リース」(以下「IAS第17号」)及び
IFRIC第4号「契約にリースが含まれているか否かの判断」のもとでの判断を引き継いでおりま
す。
IFRS第16号の適用に伴い、従来IAS第17号を適用してオペレーティング・リースに分類していた
リースについて、短期リース又は少額資産リースを除き、IFRS第16号の適用開始日に使用権資産及
びリース負債を認識しております。リース負債は、残存リース料を適用開始日における借手の追加
借入利子率を用いて割り引いた現在価値で測定しております。使用権資産は、以下のいずれかの方
法で測定しております。
・リース開始時点からIFRS第16号を適用していたと仮定して算定した帳簿価額。ただし、割引率
については、適用開始日における借手の追加借入利子率を用いる。
・リース負債と同額。ただし、前払リース料又は未払リース料を調整した金額。
なお、従来IAS第17号を適用してオペレーティング・リースに分類していたリースへのIFRS第16
号の適用に際しては、以下のIFRS第16号の実務上の便法を適用しております。
・減損レビューを実施することの代替として、リースが適用開始日直前においてIAS第37号「引
当金、偶発負債及び偶発資産」を適用して不利であるかどうかの評価に依拠。
・適用開始日から12ヶ月以内にリース期間が終了するリースについて、短期リースと同じ方法で
会計処理。
・当初直接コストを適用開始日現在の使用権資産の測定から除外。
この結果、従前の会計基準を適用した場合と比較して、第1四半期連結会計期間の期首の要約四
半期連結財政状態計算書において、有形固定資産に含まれる使用権資産が110,923百万円、リース
負債が111,979百万円増加し、利益剰余金が744百万円減少しております。リース負債の測定に適用
している追加借入利子率の加重平均は、2.44%であります。なお、前連結会計年度末時点でIAS第
17号を適用して開示した解約不能オペレーティング・リース契約に基づく最低支払リース料と、
IFRS第16号適用開始時に認識したリース負債の差額は、主として建物及び土地の解約不能期間を超
える期間のリース負債を認識したことによるものです。
貸手のリース取引については、従前の会計基準を適用した会計方針から重要な変更はありませ
ん。
- 18 -
コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(その他の費用)
その他の費用の内訳は、以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
有形固定資産及び無形資産除売却損 1,902 3,361
事業構造改善費用 1,986 2,301
その他 3,837 5,158
合計 7,725 10,821
(セグメント情報)
(1)報告セグメント
当社グループの事業セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手
可能であり、経営者が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対
象となっているものであります。当社グループは製品・サービス別の事業部門を置き、各事業部
門は取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開し
ております。当社グループは、事業部門を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成さ
れており、これらの事業セグメントを基礎に製品の市場における主要用途及び事業の類似性を勘
案し、「オフィス事業」、「プロフェッショナルプリント事業」、「ヘルスケア事業」及び「産
業用材料・機器事業」の4事業を報告セグメントとしております。なお、「その他」にはこれら
の報告セグメントに含まれない新規分野(バイオヘルスケア分野等)が含まれております。
各報告セグメントの事業内容は以下のとおりであります。
事業内容
複合機及び関連消耗品の開発・製造・販売、関連ソリューショ
オフィス事業 ン・サービスの提供
デジタル印刷システム・関連消耗品の開発・製造・販売、各種
プロフェッショナルプリント事業 印刷サービス・ソリューション・サービスの提供
画像診断システム(デジタルX線画像診断、超音波診断システ
ム等)の開発・製造・販売・サービスの提供、医療のデジタル
ヘルスケア事業
化・ネットワーク化・ソリューション・サービスの提供
<材料・コンポーネント分野>
ディスプレイに使用される機能性フィルム、有機EL照明、産業
用インクジェットヘッド、産業・プロ用レンズ等の開発・製造・
販売
産業用材料・機器事業
<産業用光学システム分野>
計測機器等の開発・製造・販売
- 19 -
コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
(2)報告セグメント情報
当社グループの報告セグメントごとの情報は以下のとおりであります。なお、セグメント利益
は営業利益であります。
前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 要約四半期
調整額 連結
オフィス プロフェッ ヘルスケア 産業用材 その他 (注2) 財務諸表
事業 ショナルプ 事業 料・機器 計 (注3)
リント事業 事業 計上額
売上高
外部顧客への売上高 436,480 165,090 61,105 88,416 751,092 26,486 - 777,578
セグメント間の内部
1,846 252 594 4,208 6,900 14,527 △21,428 -
売上高(注1)
計 438,326 165,342 61,699 92,624 757,992 41,013 △21,428 777,578
セグメント利益
34,338 8,740 1,175 17,037 61,292 △12,974 2,192 50,509
(△損失)
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 要約四半期
調整額 連結
オフィス プロフェッ ヘルスケア 産業用材 その他 (注2) 財務諸表
事業 ショナルプ 事業 料・機器 計 (注3)
リント事業 事業 計上額
売上高
外部顧客への売上高 412,186 158,727 63,195 82,921 717,030 30,005 - 747,036
セグメント間の内部
1,445 384 471 2,523 4,825 12,465 △17,291 -
売上高(注1)
計 413,631 159,112 63,667 85,444 721,856 42,471 △17,291 747,036
セグメント利益
22,551 5,036 587 15,354 43,530 △15,170 △17,779 10,579
(△損失)
(注1)セグメント間の内部売上高は市場価格等に基づいております。
(注2)売上高の調整額はセグメント間取引消去であります。
(注3)セグメント利益の調整額はセグメント間取引消去及び報告セグメントに帰属しない一般管理費
及び基礎的研究費からなる全社費用であります。なお、報告セグメントに帰属しないその他の
収益及びその他の費用を含めております。
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コニカミノルタ(株) (4902) 2020年3月期 第3四半期決算短信
前第3四半期連結会計期間(自 2018年10月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
調整額 要約四半期
プロフェッ 産業用材 その他 (注2) 連結
オフィス ショナルプ ヘルスケア 料・機器 計 財務諸表
事業 事業 (注3)
リント事業 事業 計上額
売上高
外部顧客への売上高 145,711 55,846 20,872 28,832 251,263 9,228 - 260,491
セグメント間の内部
968 45 180 1,565 2,759 4,917 △7,677 -
売上高(注1)
計 146,679 55,891 21,053 30,398 254,022 14,145 △7,677 260,491
セグメント利益
11,649 3,328 342 5,590 20,910 △5,090 84 15,904
(△損失)
当第3四半期連結会計期間(自 2019年10月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
調整額 要約四半期
プロフェッ 産業用材 その他 (注2) 連結
オフィス ショナルプ ヘルスケア 料・機器
事業 事業
計 (注3) 財務諸表
リント事業 事業 計上額
売上高
外部顧客への売上高 138,971 55,428 18,127 26,894 239,421 10,125 - 249,547
セグメント間の内部
707 55 176 858 1,798 4,036 △5,835 -
売上高(注1)
計 139,679 55,484 18,304 27,752 241,220 14,161 △5,835 249,547
セグメント利益
5,423 2,947 200 5,644 14,216 △3,594 △5,475 5,146
(△損失)
(注1)セグメント間の内部売上高は市場価格等に基づいております。
(注2)売上高の調整額はセグメント間取引消去であります。
(注3)セグメント利益の調整額はセグメント間取引消去及び報告セグメントに帰属しない一般管理費
及び基礎的研究費からなる全社費用であります。なお、報告セグメントに帰属しないその他の
収益及びその他の費用を含めております。
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