4901 富士フイルム 2019-12-18 15:00:00
日立製作所の画像診断関連事業買収に関するお知らせ [pdf]
2019 年 12 月 18 日
各 位
会 社 名 富士フイルムホールディングス株式会社
代 表 者 名 代表取締役社長 助野 健児
( コ ー ド 番 号 : 4 9 0 1 東 証 第 一 部 )
問 合 せ 先 経営企画部
コーポレートコミュニケーション室長
吉澤 ちさと
(TEL:03-6271-1111)
日立製作所の画像診断関連事業買収に関するお知らせ
当社の完全子会社である富士フイルム株式会社は、ヘルスケア領域の更なる事業拡大に向けて、株式会社
日立製作所(以下「日立製作所」といいます。
)の画像診断関連事業(以下「対象事業」といいます。
)を買
収いたします。本買収にあたり、日立製作所は新会社を設立し、対象事業を承継します。当社は新会社の全
株式を取得する株式譲渡契約を、日立製作所と本日締結いたしました。なお、買収完了は、所要の競争法規
制当局のクリアランスの取得等を条件とします。買収金額は、約 1,790 億円※の見込みです。
富士フイルムは、対象事業の買収によってメディカルシステム事業のさらなる拡大を実現します。当社の
画像処理技術・AI 技術を対象事業の幅広い製品ラインアップに搭載し、新たな付加価値を創出することによ
り、医療の質の向上に貢献していきます。さらに、強力な販売ネットワークを活用し、これらの価値をグロ
ーバルに提供していきます。
日立製作所は、1953 年に X 線撮影装置を製品化して以来、画像診断システムをはじめ、IT を活用したサー
ビス、電子カルテなど、医療の質向上と効率化を実現するソリューションを提供しています。画像診断シス
テムにおいては、CT、MRI、X 線診断装置、超音波診断装置など幅広い製品ポートフォリオを保有しており、
安定的な収益基盤と更なる成長ポテンシャルの双方を兼ね備え、グローバルで高いプレゼンスを確立してい
ます。特に超音波診断装置では、世界トップを目指し、高画質で快適な操作性を実現する幅広いラインアッ
プを展開しています。
富士フイルムは、ヘルスケア領域を成長の柱と位置付け、化粧品やサプリメントなどの「予防」、画像診断
システムや医療 IT などの「診断」
、再生医療やバイオ医薬品などの「治療」をすべてカバーするトータル・
ヘルスケア・カンパニーを目指し、積極的に経営資源を投入しています。中でも「診断」を担うメディカル
システム事業は、ヘルスケア領域での成長を牽引するコア事業として注力しており、医療 IT を核に据え、X
線診断装置、内視鏡、超音波診断装置、体外診断システムなど幅広い医療機器ラインアップを展開し、総合
的なソリューションをグローバルに提供しています。医療 IT においては、これまで蓄積してきた独自の画像
処理技術に加え、“REiLI(レイリ)”というブランド名称のもと、医療現場のワークフローを支援する AI 技
術の開発と実用化を進めています。
本買収により、これまで以上に質の高い豊富なソリューションを提供し、医療の質の向上に向けて先進的
な役割を果たすとともに、世界屈指の「ヘルスケア・カンパニー」としての事業基盤を確立します。
<具体的なシナジー>
(1)製品ラインアップの拡充によるワンストップでのトータルソリューションを提供
富士フイルムと対象事業の製品ラインアップを組み合わせることで、CT、MRI も含めた画像診断システ
ムと医療 IT に加え、体外診断システム、内視鏡を有するヘルスケア・カンパニーとして、ワンストップ
でのトータルソリューションの提供が可能となり、病院への提案力を飛躍的に高めることができます。
また、当社の医薬・再生医療領域のシナジーなど、
「診断」だけでなく「治療」ソリューションまで提供
する富士フイルムならではの新たなビジネスを構築できます。
(2)当社画像処理技術、AI 技術と製品を組み合わせ、革新的なソリューションを提供
世界で高い評価を受けている当社の医用画像情報システム(PACS)などに活用している、画像処理技術
や AI 技術などを対象事業の製品に組み合わせることで、さらに付加価値の高いソリューションの提供が
実現可能になります。例えば、CT 撮影に AI 技術を活用することで、ノイズを除去し、低線量での撮影
を実現することができます。また、幅広い製品ポートフォリオを通じて、医療機関や専門医とこれまで
に以上に強固な関係を構築し、良質な診断画像データや稼働データにアクセスすることが可能となるた
め、これらデータの分析、活用を通じて「AI 診断支援」や「AI 保守」など、今後新たなビジネスを展開
できます。
(3)販売チャネルの相互活用による営業力強化
富士フイルムと対象事業はグローバルにビジネスを展開しており、販売チャネルを相互活用することに
よって、さらなる拡販を図ります。
なお、本件は競争法規制当局のクリアランスの取得等を前提とし、2020 年 7 月の買収完了を予定しており
ます。本件が 2020 年 3 月期の連結業績に与える影響はありません。
※
買収金額は、買収完了時点の対象事業の現預金、有利子負債及び運転資本等を考慮し確定するため、変動
する可能性があります。
【対象事業の概要】
事業内容 画像診断システム(CT、MRI、X 線診断装置、超音波診断装置等)、電子カルテ等の研究開発・
製造・販売・保守サービス
【富士フイルム株式会社の概要】
(1) 名 称 富士フイルム株式会社
(2) 所 在 地 東京都港区西麻布二丁目 26 番 30 号
(3) 代表者の役職・氏名 代表取締役社長 助野 健児
イメージング ソリューション(カラーフィルム、デジタルカメラ、
光学デバイス、写真プリント用カラーペーパー・サービス・機器、
インスタントフォトシステム等)、ヘルスケア&マテリアルズ ソリ
(4) 事 業 内 容
ューション(メディカルシステム機材、ライフサイエンス製品、医
薬品、グラフィックシステム機材、ディスプレイ材料、記録メディ
ア、電子材料等)の開発、製造、販売、サービス
(5) 資 本 金 40,000 百万円(2019 年 3 月 31 日現在)
以 上