4883 M-モダリス 2021-08-05 15:00:00
MDL-206の共同研究開発契約期間の満了と自社モデルパイプラインへ追加するお知らせ [pdf]
2021 年8月5日
各 位
会 社 名 株式会社 モダリス
代表者名 代表取締役社長 森田 晴彦
(コード:4883、東証マザーズ)
問合せ先 執行役員 CFO 小林 直樹
(TEL.03-6822-4584)
MDL-206 の共同研究開発契約期間の満了と自社モデルパイプラインへ追加するお知らせ
当社は、本日付でアステラス製薬株式会社(以下、アステラス製薬といいます。)より、2020 年から進めて
いた MDL-206 の共同研究開発契約を延長しない旨の通知を受領しました。また、本日開催の取締役会におい
て、自社モデルパイプラインとして新規に MDL-206 を追加することを決定いたしましたので、お知らせいたし
ます。
当社は、当社のパートナーであるアステラス製薬より、MDL-206 の共同研究開発契約期間の満了に当たっ
て、共同研究開発契約の延長及び当該パイプラインに関するライセンス契約の交渉権の行使を戦略上の理由に
より行わないとの通知を受領しました。
一方で、1)エンジェルマン症候群を対象とし CRISPR-GNDM®技術によって創製された分子がマウス in vivo
試験において Proof-of-Concept を確認していること、2)現状では他社においても他に有効な治療法も後期ス
テージのパイプラインも無いことから、当社は競争力をもって取り組めるターゲットであると考えておりま
す。上記の理由により、MDL-206 の開発を継続する意義及び価値は高いと考え、当社として独自に開発を継続
する決断をして自社モデルパイプラインに追加することといたしました。MDL-206 は引き続き他の自社モデル
パイプラインと同様に当社独自で研究開発を継続的に進めつつ、並行して新たなパートナー企業を探していく
所存であります。
上記の MDL-206 を自社モデルパイプラインに加えることで、当社の自社モデルパイプラインは4品となり、
協業モデルパイプラインの4品と併せて合計8品のパイプラインを有することになります。
なお、本件による、2021 年 12 月期の当社連結業績への影響は、軽微であると見込んでおります。
疾患名 初期開発/前臨床 臨床試験
コード パートナー ストラクチャー
/疾患領域*1 探索/研究/前臨床 IND 第I相 第II相 第III相
MDL-201 筋⾁ アステラス製薬 ライセンス
MDL-202 筋⾁ アステラス製薬 ライセンス
協業モデル
MDL-204 中枢神経 アステラス製薬 共同研究開発
MDL-205 中枢神経 エーザイ 共同研究開発
MDL-101 MDC1A*2 ⾃社 ⾃社
MDL-102 中枢神経 ⾃社 ⾃社
⾃社モデル
MDL-104 タウオパチー*3 ⾃社 ⾃社
エンジェルマン
MDL-206 ⾃社 ⾃社
症候群
パイプラインの拡張
*1: 具体的な適応疾患名は、出願した特許が公開されるまでは競争上の理由から⾮開⽰とする戦略を採⽤しており、また協業モデルパイプランは契約上で
原則⾮開⽰とされているため、記載していません
*2: MDC1A=先天性筋ジストロフィー1A型
*3: タウタンパク質による神経原線維変化。アルツハイマー病との相関が⽰唆されている。
以 上