4883 M-モダリス 2021-08-05 15:00:00
2021年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年8月5日
上 場 会 社 名 株式会社モダリス 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 4883 URL https://www.modalistx.com/jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 森田 晴彦
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員CFO (氏名) 小林 直樹 (TEL) 03-6822-4584
四半期報告書提出予定日 2021年8月13日 配当支払開始予定日 ー
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :有 ( 機関投資家・アナリスト向け )
(百万円未満切捨て)
1.2021年12月期第2四半期の連結業績(2021年1月1日~2021年6月30日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年12月期第2四半期 1 △99.7 △477 - △464 - 17 △34.1
2020年12月期第2四半期 337 - 38 - 29 - 26 -
(注) 包括利益 2021年12月期第2四半期 22百万円( △15.6%) 2020年12月期第2四半期 26百万円( -%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2021年12月期第2四半期 0.62 0.59
2020年12月期第2四半期 1.07 -
(注)1.当社では、四半期連結損益計算書において事業収益として記載しているものを売上高と読み替えて表示し
ております。
2.潜在株式調整後1株当たり四半期純利益については、2020年12月期第2四半期は潜在株式は存在するもの
の、当社株式は非上場であり、期中平均株価が把握出来ないため記載しておりません。
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2021年12月期第2四半期 6,697 6,286 93.9
2020年12月期 6,277 6,206 98.9
(参考) 自己資本 2021年12月期第2四半期 6,286百万円 2020年12月期 6,206百万円
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年12月期 - 0.00 - 0.00 0.00
2021年12月期 - 0.00
2021年12月期(予想) - 0.00 0.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2021年12月期の連結業績予想(2021年1月1日~2021年12月31日)
2021年12月期の業績予想につきましては、現時点で合理的な業績予想の算定ができないことから、記載しておりま
せん。なお、当該理由等は、添付資料P3「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想など将来予測
情報に関する説明」をご覧下さい。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 -社 (社名) 、 除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年12月期2Q 28,805,200株 2020年12月期 28,515,600株
② 期末自己株式数 2021年12月期2Q -株 2020年12月期 -株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年12月期2Q 28,625,482株 2020年12月期2Q 25,100,000株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績
等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。なお、業績予想に関する事項は、添付資料P3をご覧くだ
さい。
株式会社モダリス(4883) 2021年12月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………5
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………7
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………8
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株式会社モダリス(4883) 2021年12月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
当第2四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い経済活動及び社会生
活が引き続き制限されている中で、先行きの不透明な状況が続いております。
このような状況下において、当社グループは、「Every Life Deserves Attention(すべての命に、光を)」を経営理
念として掲げ、そのほとんどが希少疾患に属する遺伝子疾患に対して画期的な新薬を提供することを目標とし、2016年
の設立から6期目に当たる当第2四半期連結累計期間におきましても、技術的基盤となるCRISPR-GNDM®プラットフォー
ムの強みを生かし、「幅のある開発」と「バリューチェーンの補完」を目指し、パートナーに技術プラットフォームで
あるCRISPR-GNDM®技術を開放してパートナーの選定したターゲットに対してパートナーの資金で治療薬の開発を行う
「協業モデルパイプライン」と自社でCRISPR-GNDM®技術を用いてターゲットの選定から行い、自己資金で治療薬の開発
を行う「自社モデルパイプライン」の2種類を組み合わせたハイブリッド型ビジネスモデルにより遺伝子疾患治療薬の
創出を実現すべく取り組みました。なお、当第2四半期連結累計期間の経営成績等において新型コロナウイルス感染症
による影響は限定的と考えております。
当第2四半期連結累計期間においては、協業モデルパイプライン及び自社モデルパイプラインの研究開発を進めてま
いりました。自社モデルパイプラインのうち、リードプログラムであるMDL-101はサル試験の詳細解析に加えてマウス病
態モデルの試験を実施し、マウス版MDL-101の投与によって機能改善が用量依存的に見られることを確認いたしました。
また製造の専門家を採用し、臨床試験開始に向けた準備を本格化いたしました。これと並行して複数のパートナーと契
約に向けたディスカッションを継続しております。
MDL-206はエンジェルマン症候群(Angelman Syndrome)を対象疾患としてパートナーであるアステラス製薬とこれまで
共同研究を行って参りましたが、当第2四半期後において、共同研究期間の満了に伴い、同社は延長及びライセンスの
オプションを行使しませんでした。当社は同プログラムが動物モデルにおいてもProof-of-conceptが取れている点、他
の開発に向けた取り組みに対して差別化されかつ優位性があるとの判断に基づき、同プログラムの開発権を再取得し、
継続して開発していく判断を行いました。これによりMDL-206は協業モデルパイプラインから自社モデルパイプラインに
参入させることになります。他の自社及び協業モデルパイプラインは計画に基づき継続して研究を行っております。
なお、当第2四半期において、MDL-201及びMDL-202に関してアステラス製薬との間でCRISPR/Cas9基本特許のサブライ
センス契約を締結しました。これは2019年に同社との間で締結済みのライセンス契約の中で検討されていたものであり、
既にこの効果を織り込んだ業績管理を行っておりますが、これによってアステラ製薬は当社からライセンスアウトされ
た2つのプログラムの開発をさらに進展させられます。
また、当社の大株主であった片山晃氏(以下、片山氏といいます。)の有価証券上場規程及び有価証券上場規程施行
規則に基づく確約書に違反して制度ロックアップ期間中に当社株式を売却したことに関し、当該事項の対応策として、
当社は片山氏から特別利益として485,881千円を受領しております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、事業収益1,100千円(前年同四半期比99.7%減少)、営業損失477,318
千円(前年同四半期は営業利益38,823千円)、経常損失464,982千円(前年同四半期は経常利益29,869千円)、親会社株
主に帰属する四半期純利益17,702千円(前年同四半期比34.1%減少)となりました。
なお、当社グループは、遺伝子治療薬開発事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しておりま
す。
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株式会社モダリス(4883) 2021年12月期 第2四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
①資産、負債及び純資産の状況
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末の流動資産の残高は、前連結会計年度末に比べて398,336千円増加し、5,846,883千円と
なりました。これは主に、現金及び預金が363,103千円増加したためであります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末の固定資産の残高は、前連結会計年度末に比べて22,008千円増加し、850,479千円となり
ました。これは主に、投資その他の資産が49,720千円増加したためであります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末の流動負債の残高は、前連結会計年度末に比べて33,351千円増加し、91,618千円となり
ました。これは主に、その他流動負債が33,341千円増加したためであります。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末の固定負債の残高は、前連結会計年度末に比べて307,443千円増加し、319,336千円とな
りました。これは主に、その他固定負債が304,650千円増加したためであります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べて79,551千円増加し、6,286,408千円となりま
した。これは主に、親会社株主に帰属する四半期純利益発生に伴い利益剰余金が17,702千円、新株予約権の行使に伴い
資本金及び資本剰余金がそれぞれ28,615千円増加したためであります。
②キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、5,784,579千円(前連結会計年
度は5,421,476千円)となり、前連結会計年度末に比べて363,103千円増加いたしました。当第2四半期連結累計期間に
おける各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における営業活動によって獲得した資金は、18,377千円(前年同四半期使用した資金は
304,310千円)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益20,899千円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における投資活動によって獲得した資金は、275,022千円(前年同四半期使用した資金は
814,728千円)となりました。これは主に、特許実施権負担金受入による収入329,670千円の計上によるものでありま
す。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当第2四半期連結累計期間における財務活動によって獲得した資金は、56,436千円(前年同四半期使用した資金1,827
千円)となりました。これは、新株予約権の行使による株式の発行による収入56,436千円の計上によるものでありま
す。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
当社の事業はパートナーとの交渉により進捗すること、ライセンスの契約一時金の事業収益によって当社の業績が大
きく変動すること、新たなパートナーとの提携の可能性や新規のパイプラインの獲得の可能性等、当社の事業上の特性
として現時点では業績に与える未確定な要素が多いことから、今後の見通しについては、適正かつ合理的な数値を算出
することが困難であると考えており、業績予想は開示を見合わせることにしました。なお、今後の事業進捗を踏まえて、
合理的な開示が可能となりましたら速やかに開示いたします。
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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2020年12月31日) (2021年6月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 5,421,476 5,784,579
その他 27,070 62,304
流動資産合計 5,448,546 5,846,883
固定資産
有形固定資産 49,774 53,462
無形固定資産
特許実施権 767,445 736,087
その他 374 331
無形固定資産合計 767,819 736,419
投資その他の資産 10,876 60,597
固定資産合計 828,470 850,479
資産合計 6,277,017 6,697,362
負債の部
流動負債
未払法人税等 21,619 21,628
その他 36,647 69,989
流動負債合計 58,266 91,618
固定負債
繰延税金負債 11,893 14,685
その他 - 304,650
固定負債合計 11,893 319,336
負債合計 70,160 410,954
純資産の部
株主資本
資本金 2,707,320 2,735,935
資本剰余金 4,029,055 4,057,670
利益剰余金 △527,519 △509,816
株主資本合計 6,208,855 6,283,788
その他の包括利益累計額
為替換算調整勘定 △1,998 2,620
その他の包括利益累計額合計 △1,998 2,620
純資産合計 6,206,857 6,286,408
負債純資産合計 6,277,017 6,697,362
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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
事業収益 337,000 1,100
事業費用
研究開発費 204,083 349,005
販売費及び一般管理費 94,093 129,412
事業費用合計 298,176 478,418
営業利益又は営業損失(△) 38,823 △477,318
営業外収益
受取利息 19 27
補助金収入 79 205
為替差益 - 12,834
その他 3 63
営業外収益合計 101 13,129
営業外費用
上場関連費用 5,414 -
為替差損 3,580 -
株式交付費 - 793
その他 60 -
営業外費用合計 9,055 793
経常利益又は経常損失(△) 29,869 △464,982
特別利益
受取賠償金 - 485,881
特別利益合計 - 485,881
税金等調整前四半期純利益 29,869 20,899
法人税、住民税及び事業税 477 1,269
法人税等調整額 2,525 1,927
法人税等合計 3,003 3,196
四半期純利益 26,865 17,702
親会社株主に帰属する四半期純利益 26,865 17,702
5
株式会社モダリス(4883) 2021年12月期 第2四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
四半期純利益 26,865 17,702
その他の包括利益
為替換算調整勘定 △412 4,618
その他の包括利益合計 △412 4,618
四半期包括利益 26,453 22,321
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 26,453 22,321
6
株式会社モダリス(4883) 2021年12月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2020年1月1日 (自 2021年1月1日
至 2020年6月30日) 至 2021年6月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 29,869 20,899
減価償却費 19,814 36,622
受取利息及び受取配当金 △19 △27
為替差損益(△は益) - △6,128
補助金収入 △79 △205
株式交付費 - 793
上場関連費用 5,414 -
受取賠償金 - △485,881
売上債権の増減額(△は増加) △338,800 -
未払金の増減額(△は減少) 24,925 △3,013
未払費用の増減額(△は減少) 55 5,528
未収消費税等の増減額(△は増加) - △1,725
未払消費税等の増減額(△は減少) △25,130 -
その他 △19,481 △33,389
小計 △303,431 △466,527
利息及び配当金の受取額 19 27
補助金の受取額 79 205
法人税等の支払額 △977 △1,210
賠償金の受取額 - 485,881
営業活動によるキャッシュ・フロー △304,310 18,377
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △242 △5,620
無形固定資産の取得による支出 △814,481 -
特許実施権負担金受入による収入 - 329,670
敷金の差入による支出 - △49,346
その他 △5 319
投資活動によるキャッシュ・フロー △814,728 275,022
財務活動によるキャッシュ・フロー
新株予約権の行使による株式の発行による収入 - 56,436
上場関連費用の支出 △1,766 -
その他 △60 -
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,827 56,436
現金及び現金同等物に係る換算差額 △766 13,267
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △1,121,633 363,103
現金及び現金同等物の期首残高 3,857,235 5,421,476
現金及び現金同等物の四半期末残高 2,735,601 5,784,579
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株式会社モダリス(4883) 2021年12月期 第2四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
当第2四半期連結累計期間において、新株予約権の行使に伴い、資本金が28,615千円、資本剰余金が28,615千円
増加しております。これにより、当第2四半期連結会計期間末の資本金は2,735,935千円、資本剰余金は4,057,670
千円となっております。
(セグメント情報等)
当社グループは、遺伝子治療薬開発事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しておりま
す。
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