4882 M-ペルセウス 2021-09-14 15:05:00
PPMX-T003:国内での真性多血症(PV)患者さんによる第I相試験開始のお知らせ [pdf]
2021 年 9 月 14 日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 ペルセウスプロテオミクス
代表者名 代表取締役社長 執行役員 横川 拓哉
(コード番号:4882 東証マザーズ)
問 合 せ先 取締役執行役員 管理部長 鈴川 信一
(TEL. 03-5738-1705)
PPMX-T003:国内での真性多血症(PV)患者さんによる第 I 相試験開始のお知らせ
当社が開発中の抗トランスフェリン受容体抗体 PPMX-T003 につきまして、PV 患者さんによる第 I 相試
験を開始いたしますのでお知らせいたします。
本試験の目的は、赤血球が異常に増殖する疾患である PV の患者さんを対象に、PPMX-T003 の投与
における安全性及び体内薬物動態を確認することです。当社は 2021 年 5 月 31 日に独立行政法人医薬
品医療機器総合機構(PMDA)に本試験の治験計画書を提出し、所定の調査を経て受理されました。こ
のたび、本試験を実施する病院施設の一つと治験実施契約を締結したため、今後は被験者登録の後、
順次 PV 患者さんへの投与が実施される予定です。なお、今回の試験の概要は jRCT にて公開されてお
ります。
■PPMX-T003 について:
PPMX-T003 は、細胞における鉄の取り込みに関与するトランスフェリン受容体(TfR)を標的としていま
す。TfR は、通常の細胞よりも多くの鉄を必要とする細胞に極めて多数発現しており、赤血球の元である
赤芽球細胞に多く見られます。PPMX-T003 が TfR に結合すると、赤芽球細胞内への鉄の取り込みを阻
害することで、赤芽球細胞の増殖を抑制します。このため、赤血球が異常に増える疾患である PV に対し
て、赤血球数を正常化する効果が期待されます。
また、TfR は増殖が盛んながん細胞にも多く発現しています。PPMX-T003 は、がん細胞についても、
同様の鉄の取り込み阻害能により、その増殖を抑制します。PPMX-T003 は、その増殖抑制効果の高さか
ら、急性骨髄性白血病(AML)等、様々ながんに対する治療効果が期待できると考えられ、鋭意開発を進
めております。
本件による今期業績予想への影響はございません。
以上
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