4881 M-ファンペップ 2021-11-26 15:40:00
上場調達資金の充当予定時期等変更に関するお知らせ [pdf]
2021 年 11 月 26 日
各 位
会 社 名 株式会社ファンペップ
代表者名 代表取締役社長 三好 稔美
(コード番号:4881 東証マザーズ)
問合せ先 取締役管理部長兼 CFO 林 毅俊
(TEL. 03-5315-4200)
上場調達資金の充当予定時期等変更に関するお知らせ
当社は、2021年11月26日開催の取締役会において、2020年11月20日付「有価証券届出書」
、2020年12月9
日付及び2020年12月17日付「有価証券届出書の訂正届出書」における、2020年12月25日の新規上場にて調
達した資金(以下、「上場調達資金」)の充当予定時期等の一部を変更することを決議いたしましたので、
下記のとおりお知らせいたします。
記
1.変更の理由
当社は、2020年12月に株式上場して以降、上場調達資金を活用して、2021年6月に機能性ペプチドSR-
0379の日本での第Ⅲ相臨床試験を開始するなど既存プロジェクトを推進し、 更に2021年1月から当社独自
の創薬プラットフォーム技術により創生した抗体誘導ペプチドの新規開発品FPP005の開発を開始し、 研究
開発パイプラインの拡充を進めております。
このような研究開発の進捗状況、本日公表した資金調達(本日付公表資料「第9回新株予約権(行使価
額修正条項付)の第三者割当てによる発行に関するお知らせ」を御参照下さい)により得られる資金の充
当計画もあわせて検討する中、 上記各提出書類に記載した上場調達資金の充当予定時期等の一部を変更い
たしました。
<具体的な資金使途>
③ 抗体誘導ペプチドFPP004
FPP004は、標的タンパク質IgEに対する抗体誘導ペプチドの開発化合物です。
前述のとおり既存プロジェクトの進展やパイプラインの追加により研究開発パイプラインの拡充が進
む中、当社では、前臨床試験等の人的リソースをFPP005等に優先的に投下し、FPP004に関しては、当面の
間、バックアップ化合物等の探索研究を進めていくことにいたしました。
FPP004の前臨床試験は、FPP005の臨床試験開始に目途が付く予定の2023年12月期から実施する計画に変
更しており、上場調達資金の充当予定時期も変更しております。
④ 抗体誘導ペプチド 新規開発品
新規開発品は、2021年1月に標的タンパク質IL-23に対する抗体誘導ペプチドFPP005に決定いたしまし
た。FPP005の開発計画に沿って資金計画を見直した結果、上場調達資金の充当予定時期を変更しておりま
す。
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⑤ 抗体誘導ペプチド 新規製剤技術
当社は、抗体誘導ペプチドの効果を最適に発揮させるために新規製剤技術の研究開発を進めております。
株式会社メドレックスと共同研究中のマイクロニードル製剤技術や、免疫反応増強作用を持つアジュバン
ト製剤技術の研究開発計画に沿って資金計画を見直した結果、上場調達資金の充当予定時期を変更してお
ります。
⑥ 研究費、⑦ 人件費
当初の計画と比較して、2021年12月期の抗体誘導ペプチドの探索研究中のテーマに対する研究費、研究
開発部門の人件費への充当金額が未達となる見込みとなったため、 上場調達資金の充当予定時期を2022年
12月期までに延長しております。
2.変更の内容
上場調達資金の充当予定時期は次ページの表のとおりです。変更箇所には下線を付しております。
なお、上場調達資金の合計金額は、2021年1月22日付公表資料「第三者割当増資の結果に関するお知ら
せ」の通り株式上場時のオーバーアロットメントによる売出しに関連した第三者割当増資の割当株数が減
少したこと等により減少しております。
3.今後の見通し
本件資金充当予定時期等の変更が当社業績に与える影響は軽微です。
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(変更前)
具体的な使途 金額 充当予定時期
(千円)
① 機能性ペプチド 皮膚潰瘍を対象とする臨床試験費用等の開 856,077 2021 年 12 月 期 ~ 2022 年
SR-0379 発費 12月期
② 抗体誘導ペプチド 尋常性乾癬及び強直性脊椎炎を対象とする 361,889 2021 年 12 月 期 ~ 2022 年
FPP003 臨床試験費用等の開発費 12月期
③ 抗体誘導ペプチド 花粉症を対象とする前臨床試験費用等の開 176,191 2021年12月期
FPP004 発費
④ 抗体誘導ペプチド 前臨床試験費用等の開発費 165,337 2021年12月期
新規開発品
⑤ 抗体誘導ペプチド 新規製剤技術の開発費 105,200 2021年12月期
新規製剤技術
⑥ 研究費 探索研究中のテーマに対する研究費 85,000 2021年12月期
⑦ 人件費 上記研究開発を実施するための人件費 114,364 2021年12月期
合計 1,864,058
(注)1.表中の「新規開発品」は、標的タンパク質IL-23に対する抗体誘導ペプチドFPP005に決定いたしました。
2.前臨床試験や臨床試験等の開発又は探索研究中のテーマに対する研究は一般的に複数年度に渡って実施す
るため、重要性の観点から年度毎の金額ではなく充当予定期間の合計金額により記載しております。
(変更後)
具体的な使途 金額(注) 充当予定時期
(千円)
① 機能性ペプチド 皮膚潰瘍を対象とする臨床試験費用等の開 856,077 2021年12月期~2022年
SR-0379 発費 (219,638) 12月期
② 抗体誘導ペプチド 尋常性乾癬及び強直性脊椎炎を対象とする 361,889 2021年12月期~2022年
FPP003 臨床試験費用等の開発費 ( 74,000) 12月期
③ 抗体誘導ペプチド 花粉症を対象とする前臨床試験費用等の開 176,191 2023年12月期~2024年
FPP004 発費 ( - ) 12月期
④ 抗体誘導ペプチド 前臨床試験費用等の開発費 165,337 2021年12月期~2022年
FPP005 (23,786) 12月期
⑤ 抗体誘導ペプチド 新規製剤技術の開発費 105,200 2021年12月期~2023年
新規製剤技術 ( 1,936) 12月期
⑥ 研究費 探索研究中のテーマに対する研究費 85,000 2021年12月期~2022年
( 48,316) 12月期
⑦ 人件費 上記研究開発を実施するための人件費 106,084 2021年12月期~2022年
( 47,174) 12月期
合計 1,855,778
(414,851)
(注)金額欄の括弧内は、2021年9月末までの充当金額を記載しております。
以上
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