4875 J-メディシノバ 2019-06-06 08:00:00
筋萎縮性側索硬化症(ALS)におけるMN-166(イブジラスト)のフェーズ2b/3臨床治験キックオフミーティングの開催に関するお知らせ [pdf]

                                                    2019 年 6 月 6 日




各   位

                                                  MediciNova, Inc.
                                              代表取締役社長兼 CEO
                                                        岩城 裕一
                               コード番号:          4875 東証 JASDAQ
                               問合わせ先: 東 京 事 務 所 代 表 副 社 長
                                         兼最高医学責任者(CMO)
                                                        松田 和子
                                電話番号:               03-3519-5010
                                 E-mail: infojapan@medicinova.com




         筋萎縮性側索硬化症(ALS)における MN-166(イブジラスト)の
        フェーズ 2b/3 臨床治験キックオフミーティングの開催に関するお知らせ


2019 年 6 月 6 日 米国 ラ・ホイヤ発 - メディシノバ(MediciNova, Inc.)
                                                  (米国カリフォルニ
ア州 ラ・ホイヤ、代表取締役社長兼 CEO:岩城裕一)         (以下「当社」   )は、ALS(筋萎縮性側
索硬化症)を対象とした MN-166(イブジラスト)のフェーズ 2b/3 臨床治験のためのキック
オフミーティングが、       アメリカ時間の 6 月 5 日に当社本社オフィスにて開催されたことをお知
らせします。

本臨床治験の概要につきましては、2019 年 4 月 16 日付公表の「MN-166(イブジラスト)の
ALS(筋萎縮性側索硬化症)を適応とするフェーズ 2b/3 臨床治験プロトコルの FDA 審査完
了のお知らせ」をご参照ください。

当社代表取締役社長兼 CEO の岩城裕一は次のようにコメントしています。
「とても重要なマイルストーンであるキックオフミーティングが行われたことを嬉しく思い、
患者登録が開始されることを楽しみにしています。  」

なお、本件が当社の 2019 年 12 月期の業績に与える影響は軽微と考えております。

                                                              以上

ALS(筋萎縮性側索硬化症)について
ALS(筋萎縮性側索硬化症)   、またの名をルー・ゲーリック病(著名な大リーグ野球選手が罹
患したことから)と呼ばれるこの疾病は、脳及び脊椎の神経細胞にダメージを及ぼす進行性の
神経変性疾患です。このダメージにより特定の筋肉への指令が届かなくなり、筋肉が萎縮し弱
まっていきます。その結果、随意運動が不自由となり、病状末期には全身の運動麻痺に至り人
工呼吸器などの補助が必要になります。    診断されてからの生存期間は通常 2 年から 5 年と言わ
れています。米国 ALS 協会によると、現在米国にはおおよそ 20,000 人の ALS 患者がおり、
毎年約 6,000 人が新たに診断されております。

MN-166(イブジラスト)について
MN-166 はファースト・イン・クラスの経口摂取可能な小分子化合物で、マクロファージ遊走
阻止因子(MIF)阻害剤、ホスホジエステラーゼ-4 及び-10 の阻害剤で、炎症促進作用のある
サイトカイン、IL-1β、TNF-a、IL-6 などを阻害する働きを有しており、また、反炎症性のサ
イトカイン、IL-10、神経栄養因子及びグリア細胞株由来神経栄養因子を活性化する働きも認
められています。グリア細胞の活性化を減衰し、ある種の神経症状を緩和することがわかって
います。前臨床研究および臨床研究において抗神経炎症作用及び神経保護作用を有することが
確認されており、 これらの作用が MN-166 の神経変性疾患  (進行型多発性硬化症、ALS など)
                                                  、
各種依存症、慢性神経因性疼痛などに対する治療効果の根拠と考えられております。当社は、
進行型多発性硬化症、ALS、変性性頸椎脊椎症、神経膠芽腫、および各種薬物依存症を適応と
する新薬として開発しており、進行型多発性硬化症、ALS、神経膠芽腫、薬物依存などを含む
さまざまな疾患治療をカバーする特許のポートフォリオを有しております。

メディシノバについて
メディシノバ(MediciNova, Inc.)は、有望な低分子化合物を様々な領域の疾患の治療薬とし
て新規医薬品の開発を行う日米両株式市場に上場する製薬企業です。現在当社は、進行型多発
性硬化症、ALS、薬物依存(メタンフェタミン依存、オピオイド依存など)              、グリオブラスト
ーマをはじめとする多様な神経系疾患を適応とする MN-166(イブジラスト)及び NASH、
肺線維症など線維症疾患を適応とする MN-001(タイペルカスト)に経営資源を集中しており
ます。ほかには MN-221(ベドラドリン)及び MN-029(デニブリン)も当社のパイプライン
の一部です。  当社詳細につきましては https://medicinova.jp/をご覧下さい。メディシノバの所
在地はアメリカ合衆国 カリフォルニア州 ラ・ホイヤ、スイート 300、エグゼクティブ・スク
エア 4275(電話 1858-373-1500)です。


このプレスリリースには、         1995 年米国民事証券訴訟改革法(The Private Securities Litigation
Reform Act of 1995)に規定される意味での「将来の見通しに関する記述」が含まれている可
能性があります。これらの記述には、MN-166、MN-001、MN-221 及び MN-029 の治療法の
将来における開発や効果に関する記述などが含まれます。これらの「将来の見通しに関する記
述」には、そこに記述され、示されたものとは大きく違う結果または事象に導く多数のリスク
または不確定要素が含まれます。かかる要素としては、MN-166、MN-001、MN-221、また
は MN-029 を開発するための提携先または助成金を得る可能性、当社の事業または臨床開発
を行うために十分な資金を調達する可能性、将来の臨床治験のタイミング、費用、計画など、
臨床治験、製品開発および商品化に付随するリスクや不確定要素、FDA に対して書類を提出
するタイミング、臨床開発及び商品化のリスク、現段階の臨床治験の結果が必ずしもその後の
製品開発の行方を確定するものではない可能性、当局の承認取得の遅延または失敗の可能性、
臨床治験の資金を第三者機関に頼ることによるリスク、            商品候補に対する知的財産権に関する
リスク及びかかる権利の防御・執行能力に関するリスク、製品候補の臨床治験または製造を依
頼している第三者機関が当社の期待通りに履行できない可能性、さらに臨床治験の開始、患者
登録、完了または解析、臨床治験計画の妥当性または実施に関連する重大な問題、規制当局へ
の書類提出のタイミング、         第三者機関との提携またはタイムリーな資金調達の可否などに起因
する遅延及び費用増大に加え、当社が米国証券取引委員会に提出した 2018 年 12 月期の
Form10K 及びその後の 10Q、8K など届出書に記載されているものも含め、しかしそれに限
定されないその他のリスクや不確定要素があります。したがって、               「将来の見通しに関する記
述」はその時点における当社の状況を述べているにとどまり、実際の結果または成り行きは、
必ずしも予想通りにはならない可能性があることにご留意下さい。また当社には、この記述に
関して、情報の修正または更新を行う義務はありません。